JPH05258346A - 光学的記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
光学的記録媒体及びその製造方法Info
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- JPH05258346A JPH05258346A JP4052866A JP5286692A JPH05258346A JP H05258346 A JPH05258346 A JP H05258346A JP 4052866 A JP4052866 A JP 4052866A JP 5286692 A JP5286692 A JP 5286692A JP H05258346 A JPH05258346 A JP H05258346A
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- Japan
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- dye
- coating
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- recording medium
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 色素を溶剤に溶解して調製した記録層形成用
塗布液を窒素雰囲気または乾燥空気雰囲気で基板上に塗
布し乾燥して記録層を形成することを特徴とする光学的
記録媒体の製造方法であり、該方法により提供される光
学的記録媒体を開示する。 【効果】 本発明の製造方法によれば、結晶析出が発生
せず、ノイズの少ない、耐久性に優れた光学的記録媒体
を提供することができる。
塗布液を窒素雰囲気または乾燥空気雰囲気で基板上に塗
布し乾燥して記録層を形成することを特徴とする光学的
記録媒体の製造方法であり、該方法により提供される光
学的記録媒体を開示する。 【効果】 本発明の製造方法によれば、結晶析出が発生
せず、ノイズの少ない、耐久性に優れた光学的記録媒体
を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的記録媒体及びそ
の製造方法に関し、特に光ディスクまたは光カード技術
に用い得る記録層の形成方法及び保存安定性を向上させ
た光学的記録媒体に関する。
の製造方法に関し、特に光ディスクまたは光カード技術
に用い得る記録層の形成方法及び保存安定性を向上させ
た光学的記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、社会の情報化が進み、多種多様の
情報を効率良く取り扱う手段として、光ディスク、光カ
ード、光テープ等の光学的に情報の記録または再生を行
う情報記録媒体及び情報の記録・再生装置が数多く提案
されている。前記情報記録媒体には、二値化された情報
が反射率の変化、ピット(穴)の有無のような表面形成
の変化に伴う反射光の強度の変化に交換して検出できる
ものがある。
情報を効率良く取り扱う手段として、光ディスク、光カ
ード、光テープ等の光学的に情報の記録または再生を行
う情報記録媒体及び情報の記録・再生装置が数多く提案
されている。前記情報記録媒体には、二値化された情報
が反射率の変化、ピット(穴)の有無のような表面形成
の変化に伴う反射光の強度の変化に交換して検出できる
ものがある。
【0003】光学的反射率の変化に依る記録媒体として
は、記録層にレーザービームなどのエネルギービームを
スポット状に照射して記録層の一部を状態変化させて記
録する、いわゆるヒートモード記録材料が提案されてい
る。これらの記録材料は情報の書き込み後、現像処理な
どの必要が無く、「書いた後直読する」事のできる、い
わゆるDRAW(ダイレクト リード アフター ライ
ト(direct read after write))媒体であって、高密
度記録が可能であり、追加書き込みも可能である。
は、記録層にレーザービームなどのエネルギービームを
スポット状に照射して記録層の一部を状態変化させて記
録する、いわゆるヒートモード記録材料が提案されてい
る。これらの記録材料は情報の書き込み後、現像処理な
どの必要が無く、「書いた後直読する」事のできる、い
わゆるDRAW(ダイレクト リード アフター ライ
ト(direct read after write))媒体であって、高密
度記録が可能であり、追加書き込みも可能である。
【0004】また、反射率の高い金属光沢性のある有機
系色素を使用し、塗布法により作製した記録層を有する
光学的情報記録媒体が、数多く提案されている。これら
有機色素は、吸収極大波長付近で高い反射率を有し、吸
収係数も大きいものが知られている。この用な有機系色
素を用いた媒体は、金属等の記録材料を用いた場合に比
べて高感度であるなど、記録媒体自体の特性において長
所を有する他に、真空系を用いずに記録層を塗布法によ
り簡単に形成することができるという製造上の大きな利
点をも有している。
系色素を使用し、塗布法により作製した記録層を有する
光学的情報記録媒体が、数多く提案されている。これら
有機色素は、吸収極大波長付近で高い反射率を有し、吸
収係数も大きいものが知られている。この用な有機系色
素を用いた媒体は、金属等の記録材料を用いた場合に比
べて高感度であるなど、記録媒体自体の特性において長
所を有する他に、真空系を用いずに記録層を塗布法によ
り簡単に形成することができるという製造上の大きな利
点をも有している。
【0005】しかしながら、ポリメチン系、シアニン
系、アズレン系、フタロシアニン系などのうち、大多数
の色素は、一般的に溶解性が十分ではなく、溶解度限界
ぎりぎりで使用しているのが現状である。溶解性の比較
的悪い、結晶性の高い高純度の色素の場合は、塗布時に
結晶の析出が起こることがある。特に水溶性の極性溶媒
を用いた場合には、乾燥させる際に気化熱により冷却さ
れて、空気中の湿気を取り込んで(結露して)、色素の
結晶化が起こり易くなっている。また高温あるいは高温
高湿下での環境試験においても、塗布時にフィルターを
すり抜けた微小の結晶核が記録層の無定形被膜の中に存
在して結晶化を促進してしまうことが多かった。
系、アズレン系、フタロシアニン系などのうち、大多数
の色素は、一般的に溶解性が十分ではなく、溶解度限界
ぎりぎりで使用しているのが現状である。溶解性の比較
的悪い、結晶性の高い高純度の色素の場合は、塗布時に
結晶の析出が起こることがある。特に水溶性の極性溶媒
を用いた場合には、乾燥させる際に気化熱により冷却さ
れて、空気中の湿気を取り込んで(結露して)、色素の
結晶化が起こり易くなっている。また高温あるいは高温
高湿下での環境試験においても、塗布時にフィルターを
すり抜けた微小の結晶核が記録層の無定形被膜の中に存
在して結晶化を促進してしまうことが多かった。
【0006】記録層が結晶化すると、結晶粒界が存在す
るために反射率ムラとなって現われ、ノイズが増加する
ので、記録媒体のC/N(キャリア/ノイズ)比、エラ
ーレート等の特性を損なう原因となっていた。
るために反射率ムラとなって現われ、ノイズが増加する
ので、記録媒体のC/N(キャリア/ノイズ)比、エラ
ーレート等の特性を損なう原因となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の問題点に鑑みなされたものであって、記録層形成時の
結晶析出を防止し、保存安定性に優れた光学的記録媒体
及びその製造方法を提供することにある。
の問題点に鑑みなされたものであって、記録層形成時の
結晶析出を防止し、保存安定性に優れた光学的記録媒体
及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、レーザー
光により情報の記録または再生が可能な色素を含む記録
層が設けられた光学的記録媒体の製造方法において、該
色素を溶剤に溶解して調製した記録層形成用塗布液を窒
素雰囲気または乾燥空気雰囲気で基板上に塗布し乾燥し
て記録層を形成することを特徴とする光学的記録媒体の
製造方法であり、該方法により作製される光学的記録媒
体である。
光により情報の記録または再生が可能な色素を含む記録
層が設けられた光学的記録媒体の製造方法において、該
色素を溶剤に溶解して調製した記録層形成用塗布液を窒
素雰囲気または乾燥空気雰囲気で基板上に塗布し乾燥し
て記録層を形成することを特徴とする光学的記録媒体の
製造方法であり、該方法により作製される光学的記録媒
体である。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明において使用する基板は、従来の情
報記録媒体の基板として用いられている各種の材料から
任意に選択することができる。基板の光学的特性、平面
性、加工性、取扱性、経時安定性及び製造コストなどの
点から、基板材料としてはガラスの他に、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリアクリル系樹脂、非晶質ポリオレフィン
樹脂、及びエポキシ樹脂などのプラスチック材料をセル
キャスティング、射出成型、押出し成型などの一般的に
知られた方法によって製造されるものが使用される。こ
れらの基板上に更に紫外線硬化樹脂を用いてプレグルー
ブを形成しても構わない(2P法)。
報記録媒体の基板として用いられている各種の材料から
任意に選択することができる。基板の光学的特性、平面
性、加工性、取扱性、経時安定性及び製造コストなどの
点から、基板材料としてはガラスの他に、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリアクリル系樹脂、非晶質ポリオレフィン
樹脂、及びエポキシ樹脂などのプラスチック材料をセル
キャスティング、射出成型、押出し成型などの一般的に
知られた方法によって製造されるものが使用される。こ
れらの基板上に更に紫外線硬化樹脂を用いてプレグルー
ブを形成しても構わない(2P法)。
【0011】本発明において記録層に含まれる色素とし
ては、ポリメチン系色素、シアニン系色素、フタロシア
ニン/ナフタロシアニン系色素、アズレン系色素、ピリ
リウム系色素、スクアリリウム系色素、クロコニウム系
色素、ナフトキノン/アントラキノン系色素、インドフ
ェノール系色素、インドアニリン系色素、トリフェニル
メタン系色素、アミニウム/ジイモニウム系色素、Ni
などの金属錯体系色素などを挙げることができる。
ては、ポリメチン系色素、シアニン系色素、フタロシア
ニン/ナフタロシアニン系色素、アズレン系色素、ピリ
リウム系色素、スクアリリウム系色素、クロコニウム系
色素、ナフトキノン/アントラキノン系色素、インドフ
ェノール系色素、インドアニリン系色素、トリフェニル
メタン系色素、アミニウム/ジイモニウム系色素、Ni
などの金属錯体系色素などを挙げることができる。
【0012】上記の色素のうち、700〜900nmの
近赤外領域の光に吸収を持つ色素が半導体レーザーの利
用が可能となるために好ましい。
近赤外領域の光に吸収を持つ色素が半導体レーザーの利
用が可能となるために好ましい。
【0013】より具体的には以下に例示するものが挙げ
られる。
られる。
【0014】1)ポリメチン系色素
【0015】
【化1】
【0016】
【化2】
【0017】
【化3】
【0018】
【化4】
【0019】
【化5】 上記式中、R11,R12,R13,R14,R15,R16,
R17,R18及びR19は各々独立に水素原子、ハロゲン原
子、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未
置換のアリール基、置換もしくは未置換のスチリル基、
または置換もしくは未置換の複素環基を示す。ただし、
R11,R12,R13及びR14の少なくとも1つはジアルキ
ルアミノ置換アリール基である。m1は0または1であ
り、n1は0、1または2である。
R17,R18及びR19は各々独立に水素原子、ハロゲン原
子、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未
置換のアリール基、置換もしくは未置換のスチリル基、
または置換もしくは未置換の複素環基を示す。ただし、
R11,R12,R13及びR14の少なくとも1つはジアルキ
ルアミノ置換アリール基である。m1は0または1であ
り、n1は0、1または2である。
【0020】A,B,D及びEは、水素原子、ハロゲン
原子、置換もしくは未置換のアルキル基、アルケニル
基、置換または未置換のアラルキル基、置換または未置
換のアリール基を示す。ただし、A,B,D及びEの少
なくとも1つはジアルキルアミノ置換アリール基であ
る。m2、n2は0、1または2である。Yは5員環また
は6員環を完成するのに必要な原子群を有する2価の残
基を示す。
原子、置換もしくは未置換のアルキル基、アルケニル
基、置換または未置換のアラルキル基、置換または未置
換のアリール基を示す。ただし、A,B,D及びEの少
なくとも1つはジアルキルアミノ置換アリール基であ
る。m2、n2は0、1または2である。Yは5員環また
は6員環を完成するのに必要な原子群を有する2価の残
基を示す。
【0021】Z-は
【0022】
【化6】 を示す。
【0023】X-は陰イオンを示す。
【0024】2)シアニン系色素
【0025】
【化7】
【0026】
【化8】
【0027】
【化9】 (式中A-は
【0028】
【化10】 を示す。R1及びR2は、置換もしくは未置換のアルキル
基、置換もしくは未置換のアラルキル基、またはアルケ
ニル基を示す。Z1及びZ2は、置換または未置換の複素
環を完成するに必要な原子群を示す。Z3は、置換もし
くは未置換の5員環または6員環を完成するに必要な原
子群を示し、また前記5員環もしくは6員環は芳香族環
と縮合していても良い。R3は、水素原子またはハロゲ
ン原子を示す。R4及、びR5は、水素原子、ハロゲン原
子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルキル基、置換
もしくは未置換のアリール基、またはアシルオキシ基を
示す。X-は、酸アニオンを示す。p,q及びrは0ま
たは1である。
基、置換もしくは未置換のアラルキル基、またはアルケ
ニル基を示す。Z1及びZ2は、置換または未置換の複素
環を完成するに必要な原子群を示す。Z3は、置換もし
くは未置換の5員環または6員環を完成するに必要な原
子群を示し、また前記5員環もしくは6員環は芳香族環
と縮合していても良い。R3は、水素原子またはハロゲ
ン原子を示す。R4及、びR5は、水素原子、ハロゲン原
子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルキル基、置換
もしくは未置換のアリール基、またはアシルオキシ基を
示す。X-は、酸アニオンを示す。p,q及びrは0ま
たは1である。
【0029】3)フタロシアニン/ナフタロシアニン系
色素
色素
【0030】
【化11】 式中、Mは、金属、金属の酸化物、または金属のハロゲ
ン化物を表わし、L1,L2,L3及びL4は未置換または
1つ以上の一価の置換基Zを有するベンゼン環、ナフタ
レン環、アントラセン環または含窒素複素環を表わす。
Yは有機置換基を表わし、nは1または2の整数を表わ
す。ただしZは以下の置換基からなる群より選択され
る。ニトロ基、シアノ基、スルホン酸基、−R1,−O
R2,−SiR3R4R5,−SR6,−COR7,−COO
R8,−CONHR9,−NR10R11,−R12OR13,−
R14X,−SO2NR15R16,−NHCOR17,−N=
NR18,−N=CHR19(式中、Rは水素原子、置換ま
たは未置換のアルキル基、アリール基、複素環残基、ア
シル基、シクロアルキル基またはポリエーテル基を表わ
す。Xはハロゲン原子を表わす。) 4)アズレン系色素
ン化物を表わし、L1,L2,L3及びL4は未置換または
1つ以上の一価の置換基Zを有するベンゼン環、ナフタ
レン環、アントラセン環または含窒素複素環を表わす。
Yは有機置換基を表わし、nは1または2の整数を表わ
す。ただしZは以下の置換基からなる群より選択され
る。ニトロ基、シアノ基、スルホン酸基、−R1,−O
R2,−SiR3R4R5,−SR6,−COR7,−COO
R8,−CONHR9,−NR10R11,−R12OR13,−
R14X,−SO2NR15R16,−NHCOR17,−N=
NR18,−N=CHR19(式中、Rは水素原子、置換ま
たは未置換のアルキル基、アリール基、複素環残基、ア
シル基、シクロアルキル基またはポリエーテル基を表わ
す。Xはハロゲン原子を表わす。) 4)アズレン系色素
【0031】
【化12】
【0032】
【化13】
【0033】
【化14】 ただし、一般式[4−1],[4−2]及び[4−3]
において、R1,R2,R3,R4,R5,R6及びR7は水
素原子、ハロゲン原子または1価の有機残基を表わし、
またR1とR2,R3とR4,R4とR5,R5とR6及びR6
とR7の組合せのうち、少なくとも1つの組合せで置換
または未置換の芳香族環を形成しても良い。Aは2重結
合によって結合した2価の有機残基を表わす。Z-はア
ニオン残基を表わす。尚、アズレン環を構成する少なく
とも1つの炭素原子が窒素原子で置き換えられてアザア
ズレン環となっていても良い。
において、R1,R2,R3,R4,R5,R6及びR7は水
素原子、ハロゲン原子または1価の有機残基を表わし、
またR1とR2,R3とR4,R4とR5,R5とR6及びR6
とR7の組合せのうち、少なくとも1つの組合せで置換
または未置換の芳香族環を形成しても良い。Aは2重結
合によって結合した2価の有機残基を表わす。Z-はア
ニオン残基を表わす。尚、アズレン環を構成する少なく
とも1つの炭素原子が窒素原子で置き換えられてアザア
ズレン環となっていても良い。
【0034】5)ピリリウム系色素
【0035】
【化15】
【0036】
【化16】 (式中、A-は
【0037】
【化17】 を示す。 X1及びX2:硫黄原子、酸素原子またはセレン原子を示
す。 Z1:置換されても良いピリリウム、チオピリリウム、
セレナピリリウム、ベンゾピリリウム、ベンゾチオピリ
リウム、ベンゾセレナピリリウム、ナフトピリリウム、
ナフトチオピリリウムまたはナフトセレナピリリウムを
完成するに必要な原子群からなる炭化水素基を示す。 Z2:置換されても良いピラン、チオピラン、セレナピ
ラン、ベンゾピラン、ベンゾチオピラン、ベンゾセレナ
ピラン、ナフトピラン、ナフトチオピランまたはナフト
セレナピランを完成するに必要な原子群からなる炭化水
素基を示す。R1,R2,R3及びR4:水素原子、置換も
しくは未置換のアルキル基または置換もしくは未置換の
アリール基を示す。 R5,R6及びR7:水素原子、ハロゲン原子、置換もし
くは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアリー
ル基または置換もしくは未置換のアラルキル基を示す。 t及びs:1または2を示す。 u:0、1または2を示す。ただし、uが2の時、R5
はそれぞれ同一であっても良くまた異なっていても良
い。またR6はそれぞれ同一であっても良くまた異なっ
ていても良い。
す。 Z1:置換されても良いピリリウム、チオピリリウム、
セレナピリリウム、ベンゾピリリウム、ベンゾチオピリ
リウム、ベンゾセレナピリリウム、ナフトピリリウム、
ナフトチオピリリウムまたはナフトセレナピリリウムを
完成するに必要な原子群からなる炭化水素基を示す。 Z2:置換されても良いピラン、チオピラン、セレナピ
ラン、ベンゾピラン、ベンゾチオピラン、ベンゾセレナ
ピラン、ナフトピラン、ナフトチオピランまたはナフト
セレナピランを完成するに必要な原子群からなる炭化水
素基を示す。R1,R2,R3及びR4:水素原子、置換も
しくは未置換のアルキル基または置換もしくは未置換の
アリール基を示す。 R5,R6及びR7:水素原子、ハロゲン原子、置換もし
くは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアリー
ル基または置換もしくは未置換のアラルキル基を示す。 t及びs:1または2を示す。 u:0、1または2を示す。ただし、uが2の時、R5
はそれぞれ同一であっても良くまた異なっていても良
い。またR6はそれぞれ同一であっても良くまた異なっ
ていても良い。
【0038】6)ナフトキノン/アントラキノン系色素
【0039】
【化18】 (ただし、Rは水素原子、アルキル基、アリル基、アミ
ノ基または置換アミノ基である。)
ノ基または置換アミノ基である。)
【0040】
【化19】 (ただし、Rは水素原子、アルキル基、アリル基、アミ
ノ基または置換アミノ基である。)
ノ基または置換アミノ基である。)
【0041】
【化20】 (ただし、Rは水素原子、アルキル基、アリル基、アミ
ノ基または置換アミノ基である。)
ノ基または置換アミノ基である。)
【0042】
【化21】 (ただし、Xはハロゲン原子であり、nは0〜10の整
数である。)
数である。)
【0043】
【化22】 (ただし、Xはハロゲン原子である。)
【0044】
【化23】 などを挙げることができる。
【0045】7)インドフェノール系色素
【0046】
【化24】 (ただし、X及びYはそれぞれ水素原子、アルキル基、
アシルアミノ基、アルコキシ基またはハロゲン原子であ
り、R1,R2及びR3はそれぞれ水素原子、C1〜C20の
置換または未置換のアルキル基、アリール基、複素環ま
たはシクロヘキシル基であり、Aは−NHCO−または
−CONH−である。) 8)アミニウム/ジイモニウム系色素
アシルアミノ基、アルコキシ基またはハロゲン原子であ
り、R1,R2及びR3はそれぞれ水素原子、C1〜C20の
置換または未置換のアルキル基、アリール基、複素環ま
たはシクロヘキシル基であり、Aは−NHCO−または
−CONH−である。) 8)アミニウム/ジイモニウム系色素
【0047】
【化25】
【0048】
【化26】 (式中、Aは
【0049】
【化27】 を示し、アルキル基、ハロゲン原子、アルコキシ基で置
換されていても良い。X-は陰イオンを示す。R1〜R8
は炭素数1〜8の置換基であり、アルキル基、アルコキ
シアルキル基、アルケニル基、アルキニル基を示し、あ
るいはR1とR2、R3とR4、R5とR6、R7とR8でシク
ロ環を形成しても良い。) 9)金属錯塩系色素
換されていても良い。X-は陰イオンを示す。R1〜R8
は炭素数1〜8の置換基であり、アルキル基、アルコキ
シアルキル基、アルケニル基、アルキニル基を示し、あ
るいはR1とR2、R3とR4、R5とR6、R7とR8でシク
ロ環を形成しても良い。) 9)金属錯塩系色素
【0050】
【化28】 (ただし、R1〜R4はそれぞれアルキル基またはアリー
ル基であり、Mは二価の遷移金属原子である。)
ル基であり、Mは二価の遷移金属原子である。)
【0051】
【化29】 (ただし、R1及びR2はそれぞれアルキル基またはハロ
ゲン原子であり、Mは二価の遷移金属原子である。)
ゲン原子であり、Mは二価の遷移金属原子である。)
【0052】
【化30】 (ただし、R1及びR2はそれぞれ置換または未置換のア
ルキル基またはアリール基であり、R3はハロゲン原子
または−NR4R5(ここで、R4及びR5はそれぞれ置換
または未置換のアルキル基またはアリール基である)で
あり、Mは二価の遷移金属原子であり、nは0〜3の整
数である。)
ルキル基またはアリール基であり、R3はハロゲン原子
または−NR4R5(ここで、R4及びR5はそれぞれ置換
または未置換のアルキル基またはアリール基である)で
あり、Mは二価の遷移金属原子であり、nは0〜3の整
数である。)
【0053】
【化31】 (ただし、[Cat]は錯塩を中性にならしめる為に必要な
陽イオンであり、MはNi,Cu,Co,PdまたはP
tであり、nは1または2である。)
陽イオンであり、MはNi,Cu,Co,PdまたはP
tであり、nは1または2である。)
【0054】
【化32】 (ただし、[Cat]は錯塩を中性にならしめる為に必要な
陽イオンであり、MはNi,Cu,Co,PdまたはP
tであり、nは1または2である。)
陽イオンであり、MはNi,Cu,Co,PdまたはP
tであり、nは1または2である。)
【0055】
【化33】 (ただし、Xは水素原子、塩素原子、臭素原子またはメ
チル基であり、nは1〜4の整数であり、Aは第四級ア
ンモニウム基である。)
チル基であり、nは1〜4の整数であり、Aは第四級ア
ンモニウム基である。)
【0056】
【化34】 (ただし、X1及びX2はそれぞれニトロ基及び/または
ハロゲン原子であり、n 1及びn2はそれぞれ1〜3の整
数であり、R1及びR2はそれぞれアミノ基、モノアルキ
ルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アセチルアミノ基、
ベンゾイルアミノ基(置換ベンゾイルアミノ基を含む)
であり、X1とX2、n1とn2及びR1とR2はそれぞれ互
いに同じであっても異なっていても良い。MはCrまた
はCo原子である。Yは水素、ナトリウム、カリウム、
アンモニウム、脂肪族アンモニウム(置換脂肪族アンモ
ニウムを含む)または脂環族アンモニウムである。) これらの色素のうちで、本発明の方法を溶くに好ましく
適用できるものは、ポリメチン系色素、シアニン系色
素、フタロシアニン/ナフタロシアニン系色素である。
尚、これらの色素は単独でもあるいは2種以上の混合物
として用いても良い。また、ポリメチン系色素、シアニ
ン系色素を用いる場合には、上記アミニウム/ジイモニ
ウム系色素を耐光安定剤として用いても良い。
ハロゲン原子であり、n 1及びn2はそれぞれ1〜3の整
数であり、R1及びR2はそれぞれアミノ基、モノアルキ
ルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アセチルアミノ基、
ベンゾイルアミノ基(置換ベンゾイルアミノ基を含む)
であり、X1とX2、n1とn2及びR1とR2はそれぞれ互
いに同じであっても異なっていても良い。MはCrまた
はCo原子である。Yは水素、ナトリウム、カリウム、
アンモニウム、脂肪族アンモニウム(置換脂肪族アンモ
ニウムを含む)または脂環族アンモニウムである。) これらの色素のうちで、本発明の方法を溶くに好ましく
適用できるものは、ポリメチン系色素、シアニン系色
素、フタロシアニン/ナフタロシアニン系色素である。
尚、これらの色素は単独でもあるいは2種以上の混合物
として用いても良い。また、ポリメチン系色素、シアニ
ン系色素を用いる場合には、上記アミニウム/ジイモニ
ウム系色素を耐光安定剤として用いても良い。
【0057】記録層の形成は、上記色素、更に所望によ
りバインダーを溶剤に溶解して記録層形成用塗布液を調
製し、次いでこの塗布液を窒素または乾燥空気雰囲気下
で基板表面に塗布して塗布液層を形成し、これを窒素ま
たは乾燥空気雰囲気下で乾燥させることにより記録層用
塗膜を形成させる。
りバインダーを溶剤に溶解して記録層形成用塗布液を調
製し、次いでこの塗布液を窒素または乾燥空気雰囲気下
で基板表面に塗布して塗布液層を形成し、これを窒素ま
たは乾燥空気雰囲気下で乾燥させることにより記録層用
塗膜を形成させる。
【0058】上記記録層形成用塗布液を調製するための
溶剤としては、エタノール、n−プロパノール、イソプ
ロパノール、n−ブタノール等のアルコール類、2,
2,3,3−テトラフルオロプロパノール、2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロパノール、2,2,
3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンタノー
ル、2,2,2−トリフルオロエタノール等のフッ素化
アルコール類、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコール等の
ケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン等の芳香
族類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロ
ロホルム等のハロゲン化炭化水素類、エチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、エピクロルヒドリン
等のエーテル類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、
ジメチルスルホキシド等のイオウ化合物、エチレングリ
コールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチ
レングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソル
ブ)、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、メトキシメトキシエタノール、エチレングリコール
モノアセテート、エチレングリコールイソプロピルエー
テル、1−ブトキシエトキシプロパノール等の多価アル
コールとその誘導体などを挙げることができる。
溶剤としては、エタノール、n−プロパノール、イソプ
ロパノール、n−ブタノール等のアルコール類、2,
2,3,3−テトラフルオロプロパノール、2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロパノール、2,2,
3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンタノー
ル、2,2,2−トリフルオロエタノール等のフッ素化
アルコール類、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコール等の
ケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン等の芳香
族類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロ
ロホルム等のハロゲン化炭化水素類、エチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、エピクロルヒドリン
等のエーテル類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、
ジメチルスルホキシド等のイオウ化合物、エチレングリ
コールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチ
レングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソル
ブ)、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、メトキシメトキシエタノール、エチレングリコール
モノアセテート、エチレングリコールイソプロピルエー
テル、1−ブトキシエトキシプロパノール等の多価アル
コールとその誘導体などを挙げることができる。
【0059】これらの溶剤は単独または混合して使用す
ることができる。
ることができる。
【0060】これらの溶剤の中でも特に、エチレングリ
コールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチ
レングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソル
ブ)、ジアセトンアルコール、2,2,3,3−テトラ
フルオロプロパノールなどの極性溶剤が好適な結果が得
られるために好ましい。
コールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチ
レングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソル
ブ)、ジアセトンアルコール、2,2,3,3−テトラ
フルオロプロパノールなどの極性溶剤が好適な結果が得
られるために好ましい。
【0061】塗布液中には更に酸化防止剤、UV吸収
剤、分散剤などの添加剤を目的に応じて加えても良い。
剤、分散剤などの添加剤を目的に応じて加えても良い。
【0062】バインダーを用いる場合は、バインダーと
してニトロセルロース、リン酸セルロース、硫酸セルロ
ース、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸
セルロース、ミリスチン酸セルロース、パルミチン酸セ
ルロース、酢酸・プロピオン酸セルロース、酢酸・酪酸
セルロースなどのセルロースエステル類、メチルセルロ
ース、エチルセルロース、プロピルセルロース、ブチル
セルロースなどのセルロースエーテル類、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチ
ラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドンなどのビニル樹脂類、スチレ
ン−ブタジエンコポリマー、スチレン−アクリロニトリ
ルコポリマー、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリ
ルコポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマーなど
の共重合樹脂類、ポリメチルメタクリレート、ポリメチ
ルアクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリアクリ
ル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリア
クリルニトリルなどのアクリル樹脂類、ポリエチレンテ
レフタレートなどのポリエステル類、ポリ(4,4’−
イソプロピリデンジフェニレン−コ−1,4’−シクロ
ヘキシレンジメチレンカーボネート)、ポリ(エチレン
ジオキシ−3,3’−フェニレンチオカーボネート)、
ポリ(4,4’−イソプロピリデンジフェニレンカーボ
ネート−コ−テレフタレート)、ポリ(4,4’−イソ
プロピリデンジフェニレンカーボネート)、ポリ(4,
4’−sec−ブチリデンジフェニレンカーボネー
ト)、ポリ(4,4’−イソプロピリデンジフェニレン
カーボネート−ブロック−オキシエチレン)などのポリ
アクリレート樹脂類、a−Si類はポリアミド類、ポリ
イミド類、エポキシ樹脂類、フェノール樹脂類、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレンなどのポ
リオレフィン類などを用いることができる。
してニトロセルロース、リン酸セルロース、硫酸セルロ
ース、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸
セルロース、ミリスチン酸セルロース、パルミチン酸セ
ルロース、酢酸・プロピオン酸セルロース、酢酸・酪酸
セルロースなどのセルロースエステル類、メチルセルロ
ース、エチルセルロース、プロピルセルロース、ブチル
セルロースなどのセルロースエーテル類、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチ
ラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドンなどのビニル樹脂類、スチレ
ン−ブタジエンコポリマー、スチレン−アクリロニトリ
ルコポリマー、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリ
ルコポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマーなど
の共重合樹脂類、ポリメチルメタクリレート、ポリメチ
ルアクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリアクリ
ル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリア
クリルニトリルなどのアクリル樹脂類、ポリエチレンテ
レフタレートなどのポリエステル類、ポリ(4,4’−
イソプロピリデンジフェニレン−コ−1,4’−シクロ
ヘキシレンジメチレンカーボネート)、ポリ(エチレン
ジオキシ−3,3’−フェニレンチオカーボネート)、
ポリ(4,4’−イソプロピリデンジフェニレンカーボ
ネート−コ−テレフタレート)、ポリ(4,4’−イソ
プロピリデンジフェニレンカーボネート)、ポリ(4,
4’−sec−ブチリデンジフェニレンカーボネー
ト)、ポリ(4,4’−イソプロピリデンジフェニレン
カーボネート−ブロック−オキシエチレン)などのポリ
アクリレート樹脂類、a−Si類はポリアミド類、ポリ
イミド類、エポキシ樹脂類、フェノール樹脂類、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレンなどのポ
リオレフィン類などを用いることができる。
【0063】記録層形成のための塗布方法としては、ス
ピンコート、ディップコート、ロールコート、カーテン
コート、ブレードコート、バーコート、グラビアコー
ト、ナイフコート、スプレーコート、スクリーン印刷等
の公知の方法で薄膜とすることができ、その膜厚は30
0Å〜2000Åである。更に溶剤乾燥のために、オー
ブンまたは乾燥炉を設けても良い。
ピンコート、ディップコート、ロールコート、カーテン
コート、ブレードコート、バーコート、グラビアコー
ト、ナイフコート、スプレーコート、スクリーン印刷等
の公知の方法で薄膜とすることができ、その膜厚は30
0Å〜2000Åである。更に溶剤乾燥のために、オー
ブンまたは乾燥炉を設けても良い。
【0064】窒素ガスは、基板の塗布面に直接吹き出し
口が向かないようにしてコーターあるいは印刷機内へ導
入して窒素雰囲気とするのが好ましく、コーターあるい
は印刷機内は外気よりも陽圧状態に保つことが望まし
い。ただし、スピンコート以外のコーティング方法の場
合には、塗布と乾燥は基本的に同時に行われないので、
少なくとも乾燥炉において指触乾燥するまでは窒素雰囲
気を保つことが必要である。
口が向かないようにしてコーターあるいは印刷機内へ導
入して窒素雰囲気とするのが好ましく、コーターあるい
は印刷機内は外気よりも陽圧状態に保つことが望まし
い。ただし、スピンコート以外のコーティング方法の場
合には、塗布と乾燥は基本的に同時に行われないので、
少なくとも乾燥炉において指触乾燥するまでは窒素雰囲
気を保つことが必要である。
【0065】また、窒素ガスも基板塗布面で層流となる
ようにすれば直接吹き付けても構わない。
ようにすれば直接吹き付けても構わない。
【0066】上記窒素ガスの代わりに乾燥空気を用いて
も、またそれらの混合ガスでも構わない。これらのガス
には環境条件下程度の湿分は含まれてはならない。
も、またそれらの混合ガスでも構わない。これらのガス
には環境条件下程度の湿分は含まれてはならない。
【0067】図1、図2に塗布装置の一例を示す。図1
はスピンコートの、図2はロールコートのための装置の
一例を示すものである。図1において1はスピナー本
体、2は基板である。窒素ガスは基板外周部あるいは上
方から供給する。図2において3は押出し成形機であ
る。ホッパから投入した樹脂ペレットを溶融押出しして
成形ロールによりシートとする。ロールに光記録媒体用
のスタンパーを取り付けておくかあるいは成形された平
シートに2P法を用いて紫外線硬化樹脂によりプレグル
ーブを設けることができる。次いでロールコーター5に
より記録層を塗布し乾燥させる。コーター及び乾燥炉は
窒素ブース4により囲まれ、窒素の陽圧状態に保つ。
はスピンコートの、図2はロールコートのための装置の
一例を示すものである。図1において1はスピナー本
体、2は基板である。窒素ガスは基板外周部あるいは上
方から供給する。図2において3は押出し成形機であ
る。ホッパから投入した樹脂ペレットを溶融押出しして
成形ロールによりシートとする。ロールに光記録媒体用
のスタンパーを取り付けておくかあるいは成形された平
シートに2P法を用いて紫外線硬化樹脂によりプレグル
ーブを設けることができる。次いでロールコーター5に
より記録層を塗布し乾燥させる。コーター及び乾燥炉は
窒素ブース4により囲まれ、窒素の陽圧状態に保つ。
【0068】塗布乾燥時の条件は、常温、常圧付近の条
件であれば特に限定されず、乾燥時には基板の熱変形、
溶剤によるアタックが起こらない範囲であれば100℃
程度まで加熱しても構わない。また、記録層と基板との
間に下引層を、記録層の上に保護層を設けても良い。
件であれば特に限定されず、乾燥時には基板の熱変形、
溶剤によるアタックが起こらない範囲であれば100℃
程度まで加熱しても構わない。また、記録層と基板との
間に下引層を、記録層の上に保護層を設けても良い。
【0069】下引層としては、耐溶剤性付与、反射率向
上、繰り返し再生の向上、あるいはプレグルーブ形成の
ために用いられる。保護層は、キズ、ホコリ、汚れなど
からの保護、及び記録層の環境安定性のために用いられ
る。
上、繰り返し再生の向上、あるいはプレグルーブ形成の
ために用いられる。保護層は、キズ、ホコリ、汚れなど
からの保護、及び記録層の環境安定性のために用いられ
る。
【0070】これらに使用される材料は、無機化合物、
金属あるいは有機高分子化合物が主に用いられる。無機
化合物としては例えば、SiO2,MgF2,SiO,T
iO 2,ZnO,TiN,SiN,SnO2など、金属と
しては例えば、Zn,Cu,Ni,Al,Cr,Ge,
Se,Cdなどを、有機高分子化合物としては、熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化性樹脂が挙げられ、具
体的には、アイオノマー樹脂、ポリアミド系樹脂、ビニ
ル系樹脂、天然高分子、エポキシ樹脂、ポリエステル系
樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、シリコーンゴム、
フッ素ゴムなどが用いられる。
金属あるいは有機高分子化合物が主に用いられる。無機
化合物としては例えば、SiO2,MgF2,SiO,T
iO 2,ZnO,TiN,SiN,SnO2など、金属と
しては例えば、Zn,Cu,Ni,Al,Cr,Ge,
Se,Cdなどを、有機高分子化合物としては、熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化性樹脂が挙げられ、具
体的には、アイオノマー樹脂、ポリアミド系樹脂、ビニ
ル系樹脂、天然高分子、エポキシ樹脂、ポリエステル系
樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、シリコーンゴム、
フッ素ゴムなどが用いられる。
【0071】熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などを適当な
溶剤に溶解して塗布液を調製した後、この塗布液を塗
布、乾燥させて形成することができる。UV硬化性樹脂
の場合は、そのまま、もしくは適当な溶剤に溶解して塗
布液を調製した後、この塗布液を塗布して、UV光を照
射して硬化させることにより形成することができる。U
V硬化性樹脂としては、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリレートのオリゴマ
ー類、(メタ)アクリル酸エステル等のモノマー類等、
更に光重合開始剤等を含んだ通常のUV硬化樹脂組成物
を使用することができる。これらの塗布液中には、更に
帯電防止剤、酸化防止剤、UV吸収剤等、添加剤を加え
ても良い。
溶剤に溶解して塗布液を調製した後、この塗布液を塗
布、乾燥させて形成することができる。UV硬化性樹脂
の場合は、そのまま、もしくは適当な溶剤に溶解して塗
布液を調製した後、この塗布液を塗布して、UV光を照
射して硬化させることにより形成することができる。U
V硬化性樹脂としては、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリレートのオリゴマ
ー類、(メタ)アクリル酸エステル等のモノマー類等、
更に光重合開始剤等を含んだ通常のUV硬化樹脂組成物
を使用することができる。これらの塗布液中には、更に
帯電防止剤、酸化防止剤、UV吸収剤等、添加剤を加え
ても良い。
【0072】保護層の層厚は塗布型では一般に0.1〜
100μmに形成する。
100μmに形成する。
【0073】上記以外にも、プラスチックの押出し成形
シートあるいはフィルムをホットメルト系接着層を介し
て記録層の上にラミネートすることにより保護層を形成
することができる。
シートあるいはフィルムをホットメルト系接着層を介し
て記録層の上にラミネートすることにより保護層を形成
することができる。
【0074】無機化合物あるいは金属の場合は、真空蒸
着、スパッタリングによって形成することができる。
着、スパッタリングによって形成することができる。
【0075】光ディスクの場合には、2枚の基板をスペ
ーサーを介して張り合わせ、エアーサンドイッチ構造と
しても構わない。
ーサーを介して張り合わせ、エアーサンドイッチ構造と
しても構わない。
【0076】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるもので
はない。
明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるもので
はない。
【0077】実施例1 直径130mmφ、厚さ1.2mmのインジェクション
成形によりプレグルーブを設けたポリカーボネート基板
をスピンコーターにセットし、スピンコーター内部に基
板外周側から窒素ガスを流し、完全に窒素置換状態とし
た。更に窒素ガスを1l/minの流量で流し続けた。
押出されたエアーと窒素ガスはスピナー上蓋の中心付近
より外へ逃げるようにした。次いで、下記構造式の化合
物(1)のナフタロシアニン色素3重量部をエチルセロ
ソルブ97重量部に溶解した塗布液を0.2μmのフィ
ルターで瀘過しながら基板上に滴下し、スピンコーティ
ング法により塗布、乾燥して800Åの色素記録膜を得
た。この時のスピナー(クリーンルーム)内の温度は2
2℃であった。
成形によりプレグルーブを設けたポリカーボネート基板
をスピンコーターにセットし、スピンコーター内部に基
板外周側から窒素ガスを流し、完全に窒素置換状態とし
た。更に窒素ガスを1l/minの流量で流し続けた。
押出されたエアーと窒素ガスはスピナー上蓋の中心付近
より外へ逃げるようにした。次いで、下記構造式の化合
物(1)のナフタロシアニン色素3重量部をエチルセロ
ソルブ97重量部に溶解した塗布液を0.2μmのフィ
ルターで瀘過しながら基板上に滴下し、スピンコーティ
ング法により塗布、乾燥して800Åの色素記録膜を得
た。この時のスピナー(クリーンルーム)内の温度は2
2℃であった。
【0078】
【化35】 このようにして作製した記録層を顕微鏡(600倍)で
観察したところ、結晶析出の無い無定形薄膜であること
が確認された。
観察したところ、結晶析出の無い無定形薄膜であること
が確認された。
【0079】更にこのようにして作製した光学的記録媒
体を0.3mmのスペーサーを介して1.2mm厚のポ
リカーボネート裏基板とイオン重合型UV硬化接着剤を
用いて貼り合わせ、エアーサンドイッチ構造の光ディス
クを得た。この光ディスクをターンテーブル上に取り付
け、ターンテーブルをモーターで1800rpmで回転
させて、発振波長830nmの半導体レーザーを用い
て、基板側より記録層にスポットサイズ1.5μmφ、
記録パワー8mW、記録周波数3MHzで情報を書き込
み、読み出しパワー0.4mWで再生し、その再生波形
をスペクトル解析(スキャンニングフィルター、バンド
幅30kHz)してC/N比を測定した。さらに前記条
件で作製した同一の記録媒体を、85℃、ドライの条件
下で1000時間放置して、環境保存安定性試験を行っ
た後の反射率(830nm測定)及びC/N比を測定し
た。その結果を表1に示す。
体を0.3mmのスペーサーを介して1.2mm厚のポ
リカーボネート裏基板とイオン重合型UV硬化接着剤を
用いて貼り合わせ、エアーサンドイッチ構造の光ディス
クを得た。この光ディスクをターンテーブル上に取り付
け、ターンテーブルをモーターで1800rpmで回転
させて、発振波長830nmの半導体レーザーを用い
て、基板側より記録層にスポットサイズ1.5μmφ、
記録パワー8mW、記録周波数3MHzで情報を書き込
み、読み出しパワー0.4mWで再生し、その再生波形
をスペクトル解析(スキャンニングフィルター、バンド
幅30kHz)してC/N比を測定した。さらに前記条
件で作製した同一の記録媒体を、85℃、ドライの条件
下で1000時間放置して、環境保存安定性試験を行っ
た後の反射率(830nm測定)及びC/N比を測定し
た。その結果を表1に示す。
【0080】比較例1 塗布、乾燥時の条件を22℃、40%RHとし、窒素置
換を行わない以外は実施例1と同様の方法で光学的記録
媒体を作製し、同様に評価した。結果を表1に示す。
換を行わない以外は実施例1と同様の方法で光学的記録
媒体を作製し、同様に評価した。結果を表1に示す。
【0081】比較例2 塗布、乾燥時の条件を22℃、50%RHとし、窒素置
換を行わない以外は実施例1と同様の方法で光学的記録
媒体を作製し、同様に評価した。結果を表1に示す。
換を行わない以外は実施例1と同様の方法で光学的記録
媒体を作製し、同様に評価した。結果を表1に示す。
【0082】
【表1】 実施例2〜8 実施例1で用いた化合物(1)を下記構造式の化合物
(2)〜(8)に代えて、表2に示す溶剤との組合せで
実施例1と同様の方法でそれぞれ光学的記録媒体を作製
した。
(2)〜(8)に代えて、表2に示す溶剤との組合せで
実施例1と同様の方法でそれぞれ光学的記録媒体を作製
した。
【0083】これらの実施例2〜8の光学的記録媒体を
実施例1と同様の方法で評価した。その結果を表2に示
す。
実施例1と同様の方法で評価した。その結果を表2に示
す。
【0084】
【化36】
【0085】
【化37】
【0086】
【化38】
【0087】
【化39】
【0088】
【化40】
【0089】
【化41】
【0090】
【化42】 比較例3〜9 塗布、乾燥時の条件を22℃、50%RHとし、窒素置
換を行わない以外は実施例2〜8とそれぞれ同様の方法
で光学的記録媒体を作製し、同様に評価した。結果を表
2に示す。
換を行わない以外は実施例2〜8とそれぞれ同様の方法
で光学的記録媒体を作製し、同様に評価した。結果を表
2に示す。
【0091】
【表2】 実施例9 ウォーレットサイズの厚さ0.4mmのポリカーボネー
ト基板上に熱プレス法によりプレグルーブを設け、ダイ
レクトグラビア印刷機のステージに取り付け、グラビア
印刷機を覆っているクリーンブース内に窒素ガスを流
し、完全に窒素置換状態とした。更に窒素ガスを1l/
minの流量で流し続けた。グラビア印刷機に続く乾燥
ブース内も窒素のダウンフローとなる様にした。この
時、印刷機と乾燥ブースの温度は22℃であった。
ト基板上に熱プレス法によりプレグルーブを設け、ダイ
レクトグラビア印刷機のステージに取り付け、グラビア
印刷機を覆っているクリーンブース内に窒素ガスを流
し、完全に窒素置換状態とした。更に窒素ガスを1l/
minの流量で流し続けた。グラビア印刷機に続く乾燥
ブース内も窒素のダウンフローとなる様にした。この
時、印刷機と乾燥ブースの温度は22℃であった。
【0092】次いで、下記構造式の化合物(9)のナフ
タロシアニン系色素3重量部をエチルセロソルブ97重
量部に溶解した塗布液を基板上にダイレクトグラビア塗
布し、乾燥して800Åの色素記録膜を得た。さらにオ
ーブンで90℃、5分間乾燥させた。
タロシアニン系色素3重量部をエチルセロソルブ97重
量部に溶解した塗布液を基板上にダイレクトグラビア塗
布し、乾燥して800Åの色素記録膜を得た。さらにオ
ーブンで90℃、5分間乾燥させた。
【0093】
【化43】 このようにして作製した記録層を顕微鏡(600倍)で
観察したところ、結晶析出の無い無定形薄膜であること
が確認された。
観察したところ、結晶析出の無い無定形薄膜であること
が確認された。
【0094】更にこのようにして作製した光学的記録媒
体をアクリル酸エステル系ホットメルト接着剤ドライフ
ィルムを介してウォーレットサイズの0.3mm厚のポ
リカーボネート基板と熱ロール法によりラミネートして
密着構造の光カードを作製した。
体をアクリル酸エステル系ホットメルト接着剤ドライフ
ィルムを介してウォーレットサイズの0.3mm厚のポ
リカーボネート基板と熱ロール法によりラミネートして
密着構造の光カードを作製した。
【0095】この光カードをX−Y方向に駆動するステ
ージ上に取り付け、発振波長830nmの半導体レーザ
ーを用いて、厚さ0.4mmのポリカーボネート基板側
より記録層にスポットサイズ3μmφ、記録パワー10
mW、記録周波数150kHzでY軸方向に情報を記録
し、読み出しパワー0.5mWで再生し、その再生波形
をスペクトル解析(スキャンニングフィルター、バンド
幅1kHz)してC/N比を測定した。
ージ上に取り付け、発振波長830nmの半導体レーザ
ーを用いて、厚さ0.4mmのポリカーボネート基板側
より記録層にスポットサイズ3μmφ、記録パワー10
mW、記録周波数150kHzでY軸方向に情報を記録
し、読み出しパワー0.5mWで再生し、その再生波形
をスペクトル解析(スキャンニングフィルター、バンド
幅1kHz)してC/N比を測定した。
【0096】さらに前記条件で作製した同一の記録媒体
を、85℃、ドライの条件下で1000時間放置して、
環境保存安定性試験を行った後の反射率(830nm測
定)及びC/N比を測定した。その結果を表3に示す。
を、85℃、ドライの条件下で1000時間放置して、
環境保存安定性試験を行った後の反射率(830nm測
定)及びC/N比を測定した。その結果を表3に示す。
【0097】比較例10 塗布、乾燥時の条件を22℃、50%RHとし、窒素置
換を行わない以外は実施例9と同様の方法で光学的記録
媒体を作製し、同様に評価した。結果を表3に示す。
換を行わない以外は実施例9と同様の方法で光学的記録
媒体を作製し、同様に評価した。結果を表3に示す。
【0098】
【表3】 実施例10〜16 実施例9で用いた化合物(9)を下記構造式の化合物
(10)〜(16)に代えて、表4に示す溶剤との組合
せで実施例9と同様の方法でそれぞれ光学的記録媒体を
作製した。
(10)〜(16)に代えて、表4に示す溶剤との組合
せで実施例9と同様の方法でそれぞれ光学的記録媒体を
作製した。
【0099】これらの実施例10〜16の光学的記録媒
体を実施例9と同様の方法で評価した。その結果を表4
に示す。
体を実施例9と同様の方法で評価した。その結果を表4
に示す。
【0100】
【化44】
【0101】
【化45】
【0102】
【化46】
【0103】
【化47】
【0104】
【化48】
【0105】
【化49】
【0106】
【化50】 比較例11〜17 塗布、乾燥時の条件を22℃、50%RHとし、窒素置
換を行わない以外は実施例10〜16とそれぞれ同様の
方法で光学的記録媒体を作製し、同様に評価した。結果
を表4に示す。
換を行わない以外は実施例10〜16とそれぞれ同様の
方法で光学的記録媒体を作製し、同様に評価した。結果
を表4に示す。
【0107】
【表4】
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製造方法
によれば、結晶析出が発生せず、ノイズの少ない、耐久
性に優れた光学的記録媒体を提供することができる。
によれば、結晶析出が発生せず、ノイズの少ない、耐久
性に優れた光学的記録媒体を提供することができる。
【図1】本発明で使用するスピンコーターの一例の模式
図である。
図である。
【図2】本発明で使用するロールコーターの一例の模式
図である。
図である。
1 スピナー本体 2 基板 3 押出し成形機 4 窒素ブース 5 ロールコーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅田 裕之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大久保 幸俊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 レーザー光により情報の記録または再生
が可能な色素を含む記録層が設けられた光学的記録媒体
において、該記録層が色素を溶剤に溶解して調製した記
録層形成用塗布液を窒素雰囲気または乾燥空気雰囲気で
基板上に塗布し乾燥して形成したものであることを特徴
とする光学的記録媒体。 - 【請求項2】 前記色素が、ポリメチン系色素、シアニ
ン系色素、フタロシアニン/ナフタロシアニン系色素で
あることを特徴とする請求項1の光学的記録媒体。 - 【請求項3】 前記溶剤が、エチルセロソルブ、メチル
セロソルブ、ジアセトンアルコール、2,2,3,3−
テトラフルオロプロパノールであることを特徴とする請
求項1の光学的記録媒体。 - 【請求項4】 レーザー光により情報の記録または再生
が可能な色素を含む記録層が設けられた光学的記録媒体
の製造方法において、該色素を溶剤に溶解して調製した
記録層形成用塗布液を窒素雰囲気または乾燥空気雰囲気
で基板上に塗布し乾燥して記録層を形成することを特徴
とする光学的記録媒体の製造方法。 - 【請求項5】 前記色素が、ポリメチン系色素、シアニ
ン系色素、フタロシアニン/ナフタロシアニン系色素で
あることを特徴とする請求項4の光学的記録媒体の製造
方法。 - 【請求項6】 前記溶剤が、エチルセロソルブ、メチル
セロソルブ、ジアセトンアルコール、2,2,3,3−
テトラフルオロプロパノールであることを特徴とする請
求項4の光学的記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4052866A JPH05258346A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 光学的記録媒体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4052866A JPH05258346A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 光学的記録媒体及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05258346A true JPH05258346A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=12926795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4052866A Pending JPH05258346A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 光学的記録媒体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05258346A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1014354A1 (en) * | 1998-05-27 | 2000-06-28 | TDK Corporation | Method for producing optical recording medium and optical recording medium |
US6294704B1 (en) | 1999-03-15 | 2001-09-25 | Daikin Industries, Ltd. | Method for manufacturing fluoroalcohol |
EP1191009A1 (en) * | 1999-06-30 | 2002-03-27 | Asahi Glass Company Ltd. | Process for producing fluoroalkanol |
US6392105B1 (en) | 1998-12-28 | 2002-05-21 | Daikin Industries, Ltd. | Process for production of fluoroalcohol |
US6994892B2 (en) | 2002-02-28 | 2006-02-07 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method of manufacturing optical recording medium |
US7125644B2 (en) * | 2003-08-11 | 2006-10-24 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Systems and methods for storing data on an optical disk |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP4052866A patent/JPH05258346A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1014354A1 (en) * | 1998-05-27 | 2000-06-28 | TDK Corporation | Method for producing optical recording medium and optical recording medium |
EP1014354A4 (en) * | 1998-05-27 | 2008-05-21 | Tdk Corp | METHOD FOR PRODUCING OPTICAL RECORDING MEDIUM, AND OPTICAL RECORDING MEDIUM |
US6392105B1 (en) | 1998-12-28 | 2002-05-21 | Daikin Industries, Ltd. | Process for production of fluoroalcohol |
US6294704B1 (en) | 1999-03-15 | 2001-09-25 | Daikin Industries, Ltd. | Method for manufacturing fluoroalcohol |
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EP1191009A4 (en) * | 1999-06-30 | 2002-11-20 | Asahi Glass Co Ltd | METHOD FOR PRODUCING FLUORAL CANOL |
US6994892B2 (en) | 2002-02-28 | 2006-02-07 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method of manufacturing optical recording medium |
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