JPH052571U - 車両用交流発電機 - Google Patents
車両用交流発電機Info
- Publication number
- JPH052571U JPH052571U JP5276091U JP5276091U JPH052571U JP H052571 U JPH052571 U JP H052571U JP 5276091 U JP5276091 U JP 5276091U JP 5276091 U JP5276091 U JP 5276091U JP H052571 U JPH052571 U JP H052571U
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- Japan
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- fan
- rotor
- rear bracket
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転子の励磁コイル部の冷却を向上し、出力
を増加する。 【構成】 後ブラケットに、整流器、電圧調整器を避け
て複数の導風管を軸方向に設け、外方の冷却風をファン
の吸込側に導き、磁極鉄心部に流通させ、励磁コイル部
を冷却する。
を増加する。 【構成】 後ブラケットに、整流器、電圧調整器を避け
て複数の導風管を軸方向に設け、外方の冷却風をファン
の吸込側に導き、磁極鉄心部に流通させ、励磁コイル部
を冷却する。
Description
【0001】
この考案は、ブラケット支持形の回転子のファンにより通風冷却するようにし た、車両用交流発電機に関し、特に通風の改良にかかわる。
【0002】
図3は従来の車両用交流発電機の断面図である。図において、1は固定子で、 固定子鉄心2と、固定子コイル3とからなる。4は回転子で、次のように構成さ れている。5及び6は異極性の磁極鉄心で、双方の磁極歯部が円周方向に対し交 互に出されている。7は双方の磁極鉄心5、6間に保持された励磁コイル、8は 磁極鉄心5、6を固着した回転軸、9は回転軸8に絶縁スリーブを介し固定され た1対のスリップリング、10及び11は磁極鉄心5及び6に固着されたファンであ る。
【0003】 次に、12及び13は前ブラケット及び後ブラケットで、締付けボルト14により固 定子鉄心2を結合している。前ブラケット12には通風のため、複数宛の吸気孔12a と排気孔12bとが設けられている。また、後ブラケット13に通風のため、複数宛 の吸気孔13aと排気孔13bとが設けられている。回転軸8は軸受15及び16を介し、 前ブラケット12及び後ブラケット13に支持されている。17は回転軸8に固定され たプーリで、機関の回転がベルトを介し伝えられ、回転軸8を回転させる。
【0004】 18は固定子コイル3に誘導された交流電圧による交流電流を直流電流に整流す る整流器、19は発電機電圧を検出し、磁励電流を制御し端子電圧を所定値に調整 する電圧調整器である。20はブラシ保持器で、保持したブラシ21をスリップリン グ9に圧接されている。
【0005】 上記交流発電機において、回転子4が回転されると、固定子コイル3に交流電 圧が誘導され電力を供給し発熱する。ファン10、11の回転による通風で、固定子 1部及び回転子4部を冷却する。
【0006】 ファン10の回転による冷却風は、前ブラケット12の吸気孔12aから吸入され、 回転子4部、固定子1部を冷却し排気孔12bから排出される。ファン11の回転に よる冷却風は、後ブラケット13の吸気孔13aから吸入され、整流器18、電圧調整 器19、集電装置部、回転子4部、固定子1部を冷却し、排気孔13bから排出され る。
【0007】
上記のような従来の車両用交流発電機では、回転子4の回転でファン10、11に より、冷却風を機内に流通させ冷却するが、機内に冷却風のよどみが生じる箇所 があり、冷却作用が不十分となっていた。また、整流器18、電圧調整器9を冷却 し温度上昇した冷却風が励磁コイル7部を冷却することになり、好ましくないと いう問題点があった。発電機の出力は励磁コイル7の温度と相関し、例えば励磁 コイル7が温度10℃上昇すると、出力が2%低下することになる。
【0008】 この考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、磁極の励磁 コイル部の冷却を向上し、温度上昇を低減した車両用交流発電機を得ることを目 的としている。
【0009】
この考案にかかる車両用交流発電機は、後ブラケットに外方から冷却風をファ ンの吸込み側に導く導風管を軸方向に設けたものである。
【0010】
この考案においては、後ブラケットの外方の冷却風の一部が導風管に導かれ、 整流器、電圧調整器を避けてファンに吸込まれ、冷却風が磁極鉄心部を流通し、 励磁コイルを冷却する。
【0011】
【実施例】 図1はこの考案による車両用交流発電機の一実施例の断面図であり、1〜21、 12a、12b、13a、13bは図2と同様である。30は後ブラケット13に、整流器18、電 圧調整器19を避けた位置に軸方向に設けられ、外方の冷却風をファン11の吸込み 側に導く複数(例えば3箇所)の導風管である。
【0012】 導風管30により外方の冷却風が直接ファン11に導かれ、磁極鉄心6部を流通し 、励磁コイル7を冷却する。
【0013】
以上のように、この考案によれば、後ブラケットに導風管を設け、外方の冷却 風を直接ファンの吸込み側に導くようにしたので、励磁コイル部の温度上昇が低 下され、励磁コイルの容量を大きくすることなく発電機の出力増加ができる。
【提出日】平成4年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
この考案は、ブラケット支持形の回転子のファンにより通風冷却するようにし た、車両用交流発電機に関し、特に通風の改良にかかわる。
【0002】
図2は従来の車両用交流発電機の断面図である。図において、1は固定子で、 固定子鉄心2と、固定子コイル3とからなる。4は回転子で、次のように構成さ れている。5及び6は異極性の磁極鉄心で、双方の磁極歯部が円周方向に対し交 互に出されている。7は双方の磁極鉄心5、6間に保持された励磁コイル、8は 磁極鉄心5、6を固着した回転軸、9は回転軸8に絶縁スリーブを介し固定され た1対のスリップリング、10及び11は磁極鉄心5及び6に固着されたファンであ る。
【0003】 次に、12及び13は前ブラケット及び後ブラケットで、締付けボルト14により固 定子鉄心2を結合している。前ブラケット12には通風のため、複数個の吸気孔12a と排気孔12bとが設けられている。また、後ブラケット13に通風のため、複数個 の吸気孔13aと排気孔13bとが設けられている。回転軸8は軸受15及び16を介し、 前ブラケット12及び後ブラケット13に支持されている。17は回転軸8に固定され たプーリで、機関の回転がベルトを介し伝えられ、回転軸8を回転させる。
【0004】 18は固定子コイル3に誘導された交流電圧による交流電流を直流電流に整流す る整流器、19は発電機電圧を検出し、磁励電流を制御し端子電圧を所定値に調整 する電圧調整器である。20はブラシ保持器で、保持したブラシ21をスリップリン グ9に圧接されている。
【0005】 上記交流発電機において、回転子4が回転されると、固定子コイル3に交流電 圧が誘導され電力を供給し発熱する。ファン10、11の回転による通風で、固定子 1部及び回転子4部を冷却する。
【0006】 ファン10の回転による冷却風は、前ブラケット12の吸気孔12aから吸入され、 回転子4部、固定子1部を冷却し排気孔12bから排出される。ファン11の回転に よる冷却風は、後ブラケット13の吸気孔13aから吸入され、整流器18、電圧調整 器19、集電装置部、回転子4部、固定子1部を冷却し、排気孔13bから排出され る。
【0007】
上記のような従来の車両用交流発電機では、回転子4の回転でファン10、11に より、冷却風を機内に流通させ冷却するが、機内に冷却風のよどみが生じる箇所 があり、冷却作用が不十分となっていた。また、整流器18、電圧調整器9を冷却 し温度上昇した冷却風が励磁コイル7部を冷却することになり、好ましくないと いう問題点があった。発電機の出力は励磁コイル7の温度と相関し、例えば励磁 コイル7が温度10℃上昇すると、出力が2%低下することになる。
【0008】 この考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、磁極の励磁 コイル部の冷却を向上し、温度上昇を低減した車両用交流発電機を得ることを目 的としている。
【0009】
この考案にかかる車両用交流発電機は、後ブラケットに外方から冷却風をファ ンの吸込み側に導く導風管を軸方向に設けたものである。
【0010】
この考案においては、後ブラケットの外方の冷却風の一部が導風管に導かれ、 整流器、電圧調整器を避けてファンに吸込まれ、冷却風が磁極鉄心部を流通し、 励磁コイルを冷却する。
【0011】
図1はこの考案による車両用交流発電機の一実施例の断面図であり、1〜21、 12a、12b、13a、13bは図2と同様である。30は後ブラケット13に、整流器18、電 圧調整器19を避けた位置に軸方向に設けられ、外方の冷却風をファン11の吸込み 側に導く複数(例えば3箇所)の導風管である。
【0012】 導風管30により外方の冷却風が直接ファン11に導かれ、磁極鉄心6部を流通し 、励磁コイル7を冷却する。
【0013】
【考案の効果】 以上のように、この考案によれば、後ブラケットに導風管を設け、外方の冷却 風を直接ファンの吸込み側に導くようにしたので、励磁コイル部の温度上昇が低 下され、励磁コイルの容量を大きくすることなく発電機の出力増加ができる。
【図1】この考案による車両用交流発電機の一実施例の
断面図である。
断面図である。
【図2】従来の車両用交流発電機の断面図である。
1 固定子 4 回転子 5、6 磁極鉄心 7 励磁コイル 10、11 ファン 12 前ブラケット 12a 吸気孔 12b 排気孔 13 後ブラケット 13a 吸気孔 13b 排気孔 15、16 軸受 18 整流器 19 電圧調整器 30 導風管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 車両用交流発電機
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による車両用交流発電機の一実施例の
断面図である。
断面図である。
【図2】従来の車両用交流発電機の断面図である。
【符号の説明】 1 固定子 4 回転子 5、6 磁極鉄心 7 励磁コイル 10、11 ファン 12 前ブラケット 12a 吸気孔 12b 排気孔 13 後ブラケット 13a 吸気孔 13b 排気孔 15、16 軸受 18 整流器 19 電圧調整器 30 導風管
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 前ブラケットと後ブラケットに結合され
た固定子と、上記双方のブラケットに軸受を介し支持さ
れた回転軸に固定され、軸方向に合わされ励磁コイルを
保持した異極性の1対の磁極鉄心を有し、各磁極鉄心の
外側端にファンが固着された回転子と、上記後ブラケッ
ト内に取付けられた整流器及び電圧調整器とを備え、上
記各ブラケットには端部に複数の吸気孔が設けられ、外
周部に複数の排気孔が設けられており、回転子の回転で
上記ファンにより機内を通風冷却するようにした交流発
電機において、上記後ブラケットに上記整流器及び電圧
調整器を避けた位置に複数の導風管を軸方向に設け、外
方から冷却風を上記ファンの吸込み側に導くようにした
ことを特徴とする車両用交流発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5276091U JPH052571U (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 車両用交流発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5276091U JPH052571U (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 車両用交流発電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052571U true JPH052571U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=12923840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5276091U Pending JPH052571U (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 車両用交流発電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052571U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5685134U (ja) * | 1979-11-30 | 1981-07-08 | ||
US8400028B2 (en) | 2009-10-30 | 2013-03-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Brushless rotary electric machine |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP5276091U patent/JPH052571U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5685134U (ja) * | 1979-11-30 | 1981-07-08 | ||
US8400028B2 (en) | 2009-10-30 | 2013-03-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Brushless rotary electric machine |
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