JPH0525708Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0525708Y2 JPH0525708Y2 JP1988124299U JP12429988U JPH0525708Y2 JP H0525708 Y2 JPH0525708 Y2 JP H0525708Y2 JP 1988124299 U JP1988124299 U JP 1988124299U JP 12429988 U JP12429988 U JP 12429988U JP H0525708 Y2 JPH0525708 Y2 JP H0525708Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- opening
- processing chamber
- air supply
- port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Ventilation (AREA)
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、ドラフトチヤンバーに係り、さらに
詳しくは、本体内に設けた処理室への空気の供給
とその排出とを担当する流路系の構造の改善を図
つたドラフトチヤンバーに関する。
詳しくは、本体内に設けた処理室への空気の供給
とその排出とを担当する流路系の構造の改善を図
つたドラフトチヤンバーに関する。
[従来の技術]
ドラフトチヤンバーは、作業者の安全衛生を確
保する必要から化学実験室などに設置される装置
であり、この装置の処理室内で行なわれる各種の
化学実験等によつて生ずる臭気や有毒ガスなどを
その前面に設けた作業用の開口部から実験室内に
漏出拡散させることなく、室外に効率よく排出さ
せることを意図して開発されたものである。
保する必要から化学実験室などに設置される装置
であり、この装置の処理室内で行なわれる各種の
化学実験等によつて生ずる臭気や有毒ガスなどを
その前面に設けた作業用の開口部から実験室内に
漏出拡散させることなく、室外に効率よく排出さ
せることを意図して開発されたものである。
このような目的で用いられる上記ドラフトチヤ
ンバーについては、臭気や有毒ガスなどの実験室
内への漏出を阻止するため、前記処理室内を常に
陰圧にしておく必要がある。しかし、処理室内を
陰圧にしておくということは、結果的に実験室内
に供給されるコストの高い空調空気をも同時に大
量に引き込んでしまうことを意味しており、経済
性の点で改善の余地があるものであつた。
ンバーについては、臭気や有毒ガスなどの実験室
内への漏出を阻止するため、前記処理室内を常に
陰圧にしておく必要がある。しかし、処理室内を
陰圧にしておくということは、結果的に実験室内
に供給されるコストの高い空調空気をも同時に大
量に引き込んでしまうことを意味しており、経済
性の点で改善の余地があるものであつた。
このような不都合の解消を図るべく、本出願人
は、既に実願昭55−22219号(実開昭56−126241
号)として第3図及び第4図に示すドラフトチヤ
ンバーを提案している。
は、既に実願昭55−22219号(実開昭56−126241
号)として第3図及び第4図に示すドラフトチヤ
ンバーを提案している。
これによれば、本体31内に固設されている作
業台34の上方には、前面に作業用の開口部33
を有する処理室32が周壁41を介して区画形成
されている。この処理室32における前記開口部
33の上側には、下方に向けて空気を圧送するた
めの送気口40が前記開口部33の横幅に対応さ
せた開口幅を有し、かつ、送気路42と連通させ
て開設されている。しかも、この送気路42内に
は、垂設されたダクト46から供給される空気を
送気口40に対し均等に拡散させて送るため風向
調整用ダンパー43が配設されている。
業台34の上方には、前面に作業用の開口部33
を有する処理室32が周壁41を介して区画形成
されている。この処理室32における前記開口部
33の上側には、下方に向けて空気を圧送するた
めの送気口40が前記開口部33の横幅に対応さ
せた開口幅を有し、かつ、送気路42と連通させ
て開設されている。しかも、この送気路42内に
は、垂設されたダクト46から供給される空気を
送気口40に対し均等に拡散させて送るため風向
調整用ダンパー43が配設されている。
一方、前記開口部33の下側には、前記送気口
40から下方に向けて圧送された空気を強制的に
吸い込ませるための吸気口35が吸気路38を介
して排気路44と連通する状態のもとで開設され
ている。
40から下方に向けて圧送された空気を強制的に
吸い込ませるための吸気口35が吸気路38を介
して排気路44と連通する状態のもとで開設され
ている。
このため、この吸気口35と前記送気口40との
間に形成されるエアーカーテンにより処理室32
の前記開口部33を確実に遮蔽することができ
(以下、プツシユプルタイプという)、実験室内に
供給される高価な空調空気が前記開口部33を介
して処理室32内へと不必要に流入して排出され
てしまうのを効果的に防止することができ、装置
本来の機能に加えて、経済性の点においても優れ
た効果を有するものであつた。
間に形成されるエアーカーテンにより処理室32
の前記開口部33を確実に遮蔽することができ
(以下、プツシユプルタイプという)、実験室内に
供給される高価な空調空気が前記開口部33を介
して処理室32内へと不必要に流入して排出され
てしまうのを効果的に防止することができ、装置
本来の機能に加えて、経済性の点においても優れ
た効果を有するものであつた。
[考案の解決しようとする問題点]
ところで、上記プツシユプルタイプのドラフト
チヤンバーは、送気路42内に風量調節を兼ねた
風向調整用ダンパー43を配設することで、送気
口40への送気量を均等化するための調整をも行
なう必要があつた。また、処理室32内に供給さ
れた空気は、開設された上側排気口45と前記吸
気口35とを介することで排出されるものであつ
た。
チヤンバーは、送気路42内に風量調節を兼ねた
風向調整用ダンパー43を配設することで、送気
口40への送気量を均等化するための調整をも行
なう必要があつた。また、処理室32内に供給さ
れた空気は、開設された上側排気口45と前記吸
気口35とを介することで排出されるものであつ
た。
しかし、送気路42内に風量調節を兼ねた前記
風向調整用ダンパー43を別途に配設しなければ
ならないため、ダクト46の口径を大きくした
り、複数個のダンパー43が必要になるなど構造
的に複雑化してコスト上昇をもたらすのみなら
ず、その調整が作業的に煩雑であるという不都合
もあつた。また、処理室内32の空気の排出も上
側排気口45と吸気口35とで行なうのみで、例
えば、実験の結果、処理室32内で発生した比較
的重いガスを安全、かつ、円滑に排出させるため
には必ずしも十分であるとはいえない状況にあつ
た。
風向調整用ダンパー43を別途に配設しなければ
ならないため、ダクト46の口径を大きくした
り、複数個のダンパー43が必要になるなど構造
的に複雑化してコスト上昇をもたらすのみなら
ず、その調整が作業的に煩雑であるという不都合
もあつた。また、処理室内32の空気の排出も上
側排気口45と吸気口35とで行なうのみで、例
えば、実験の結果、処理室32内で発生した比較
的重いガスを安全、かつ、円滑に排出させるため
には必ずしも十分であるとはいえない状況にあつ
た。
[問題点を解決するための手段]
本考案は、プツシユプルタイプの従来装置にみ
られた上記課題に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、送気路の構造を簡素化し、かつ、処理
室内の汚染空気の排出を円滑に行なうことができ
るプツシユプルタイプのドラフトチヤンバーを提
供することにある。
られた上記課題に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、送気路の構造を簡素化し、かつ、処理
室内の汚染空気の排出を円滑に行なうことができ
るプツシユプルタイプのドラフトチヤンバーを提
供することにある。
すなわち、本考案の構造上の特徴は、本体内に
配置された作業台上方に区画形成される処理室の
前面に前面扉による遮蔽を自在とした作業用の開
口部を設け、この開口部の上側に配設され、か
つ、送気路と連通させた送気口から下方に向けて
圧送される空気を下側に設けた吸気口からこれと
連通させた吸気路を介して排気路へと強制的に吸
引させることで前記開口部にエアーカーテンの形
成を可能としたドラフトチヤンバーにおいて、前
記送気路は、垂設されたダクトを介して供給され
る空気の垂直流をその下方にて阻止するようにし
てその拡散を可能とした水平障壁部と、前記開口
部の横幅に対応させて開設された前記送気口に対
し拡散された空気の流れを垂直方向に流下するよ
うに整流して送気可能とした垂直案内部とを設け
て形成するとともに、処理室の開口部にエアーカ
ーテンを形成する前記送気口と吸気口とは、前面
扉の内側に配設し、作業台近傍にて前記処理室を
区画する周壁には、前記排気路と連通させた下側
排気口をその開口量を調節可能としたダンパーを
付設して開設したことにある。
配置された作業台上方に区画形成される処理室の
前面に前面扉による遮蔽を自在とした作業用の開
口部を設け、この開口部の上側に配設され、か
つ、送気路と連通させた送気口から下方に向けて
圧送される空気を下側に設けた吸気口からこれと
連通させた吸気路を介して排気路へと強制的に吸
引させることで前記開口部にエアーカーテンの形
成を可能としたドラフトチヤンバーにおいて、前
記送気路は、垂設されたダクトを介して供給され
る空気の垂直流をその下方にて阻止するようにし
てその拡散を可能とした水平障壁部と、前記開口
部の横幅に対応させて開設された前記送気口に対
し拡散された空気の流れを垂直方向に流下するよ
うに整流して送気可能とした垂直案内部とを設け
て形成するとともに、処理室の開口部にエアーカ
ーテンを形成する前記送気口と吸気口とは、前面
扉の内側に配設し、作業台近傍にて前記処理室を
区画する周壁には、前記排気路と連通させた下側
排気口をその開口量を調節可能としたダンパーを
付設して開設したことにある。
[作用]
このため、ダクトを介して送気路内に圧送して
供給される空気は、送気路内に設けた水平障壁部
にてその垂直方向への流れが阻止され、その水平
障壁部に沿わせて全方位方向へとことを拡散する
ことができる。また、この水平障壁部の下方に位
置する送気路には、水平障壁部の前方から空気流
を取り込む垂直収束部を設けてあるので、前記開
口部の横幅に沿わせて開設された前記送気口に対
し、拡散された空気の流れを再度収束して均等な
風量となつて送気することができ、前記開口部か
らその開口幅に沿わせてその全面にわたり下方へ
と空気を圧送することができる。
供給される空気は、送気路内に設けた水平障壁部
にてその垂直方向への流れが阻止され、その水平
障壁部に沿わせて全方位方向へとことを拡散する
ことができる。また、この水平障壁部の下方に位
置する送気路には、水平障壁部の前方から空気流
を取り込む垂直収束部を設けてあるので、前記開
口部の横幅に沿わせて開設された前記送気口に対
し、拡散された空気の流れを再度収束して均等な
風量となつて送気することができ、前記開口部か
らその開口幅に沿わせてその全面にわたり下方へ
と空気を圧送することができる。
また、処理室内には、下側排気口を設けたこと
で、実験により生ずる比較的重いガスであつて
も、全体の空気流に乗せて円滑に排気路へと送出
させることができる。
で、実験により生ずる比較的重いガスであつて
も、全体の空気流に乗せて円滑に排気路へと送出
させることができる。
[実施例]
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
る。
第1図は、本考案に係る一実施例としてドラフ
トチヤンバーの概略構成を示す断面図であり、本
体1内には、周壁4と作業台3とで区画され、か
つ、前面に作業用の開口部5を有する処理室2が
形成されている。
トチヤンバーの概略構成を示す断面図であり、本
体1内には、周壁4と作業台3とで区画され、か
つ、前面に作業用の開口部5を有する処理室2が
形成されている。
また、この処理室2の前面に位置する前記開口
部5の上側には、図示しない送風機により送気路
6内を圧送されてくる空気を下方に向けて噴出さ
せるための送気口7が開設されている。この場
合、前記送気路6は、垂設されたダクト8を介し
て供給される空気の垂直流をその下方にて阻止し
て全方位方向への拡散を可能とした水平障壁部9
と、前記開口部5の横幅に対応させて開設されて
いる前記送気口7に対し、拡散された空気の流れ
を垂直方向に流下するように整流して送気可能と
して水平障壁部9の前方から空気を取り込む垂直
案内部10とを設けて形成されている。
部5の上側には、図示しない送風機により送気路
6内を圧送されてくる空気を下方に向けて噴出さ
せるための送気口7が開設されている。この場
合、前記送気路6は、垂設されたダクト8を介し
て供給される空気の垂直流をその下方にて阻止し
て全方位方向への拡散を可能とした水平障壁部9
と、前記開口部5の横幅に対応させて開設されて
いる前記送気口7に対し、拡散された空気の流れ
を垂直方向に流下するように整流して送気可能と
して水平障壁部9の前方から空気を取り込む垂直
案内部10とを設けて形成されている。
なお、この送気路6内における前記送気口7近
傍には、空気流の整流と浄化のためフイルター1
1を配設しておくのが望ましい。また、必要によ
り、処理室2に空気を直接送り込むための給気口
12を付設したダンパー13により開口量の調節
を可能にして開設しておくこともできる。
傍には、空気流の整流と浄化のためフイルター1
1を配設しておくのが望ましい。また、必要によ
り、処理室2に空気を直接送り込むための給気口
12を付設したダンパー13により開口量の調節
を可能にして開設しておくこともできる。
一方、前記処理室2には、この処理室2内で発
生する比較的軽いガスを主に排出するための上側
排気口16のほか、処理室2内で発生する比較的
重いガスを主に排出するための下側排気口14が
作業台3近傍にて排気路21と連通させて開設さ
れており、この下側排気口14には、その開口量
を調節可能としたダンパー15が付設されてい
る。
生する比較的軽いガスを主に排出するための上側
排気口16のほか、処理室2内で発生する比較的
重いガスを主に排出するための下側排気口14が
作業台3近傍にて排気路21と連通させて開設さ
れており、この下側排気口14には、その開口量
を調節可能としたダンパー15が付設されてい
る。
なお、図中の符号17は、上側排気口16に付
設されたダンパーを、18は、前記送気口7から
下方に向けて圧送された空気を強制的に吸い込ま
せるための吸気口を、19は前記送気口7と吸気
口18とにより処理室2の開口部5に形成される
エアーカーテンの前側に開口部5の遮断を自在に
して配設される前面扉を、20は吸気路を、22
は排気路21を介して外部に排出する空気量を調
節するためのダンパーをそれぞれ示す。
設されたダンパーを、18は、前記送気口7から
下方に向けて圧送された空気を強制的に吸い込ま
せるための吸気口を、19は前記送気口7と吸気
口18とにより処理室2の開口部5に形成される
エアーカーテンの前側に開口部5の遮断を自在に
して配設される前面扉を、20は吸気路を、22
は排気路21を介して外部に排出する空気量を調
節するためのダンパーをそれぞれ示す。
本考案は、このようにして構成されているの
で、吸気口18の近傍に到達した送気口7からの
噴出空気を効率よく吸気口18から吸い込ませる
ことができるので、処理室2の前面に位置し、エ
アーカーテンにより遮断されている開口部5を介
することで、本体1が設置されている実験室等の
外部空間と処理室2との間の空気の出入を効果的
にエアーロツクすることができ、実験室内の空調
された高価な空気を不必要に外部に排出すること
を防止することができる。
で、吸気口18の近傍に到達した送気口7からの
噴出空気を効率よく吸気口18から吸い込ませる
ことができるので、処理室2の前面に位置し、エ
アーカーテンにより遮断されている開口部5を介
することで、本体1が設置されている実験室等の
外部空間と処理室2との間の空気の出入を効果的
にエアーロツクすることができ、実験室内の空調
された高価な空気を不必要に外部に排出すること
を防止することができる。
この際、ダクト8を介して送気路6内に供給さ
れる空気流は、この送気路6内に設けた水平障壁
部9にてその垂直流の流下を阻止することで、全
方位方向へとこれを拡散することができるので、
ダクト8の口径を比較的小径のものとし、風向を
調整するためのダンパーを不要とすることができ
る。また、この水平障壁部9の下方に位置する送
気路6には、垂直案内部10を設けてあるので、
前記開口部5の横幅に沿わせて開設された前記送
気口7に対し、拡散された空気の流れを再度垂直
方向に流下するように整流しながら送気すること
ができ、前記開口部5からその開口幅に沿わせて
均等な風量で下方へと空気を圧送することができ
る。
れる空気流は、この送気路6内に設けた水平障壁
部9にてその垂直流の流下を阻止することで、全
方位方向へとこれを拡散することができるので、
ダクト8の口径を比較的小径のものとし、風向を
調整するためのダンパーを不要とすることができ
る。また、この水平障壁部9の下方に位置する送
気路6には、垂直案内部10を設けてあるので、
前記開口部5の横幅に沿わせて開設された前記送
気口7に対し、拡散された空気の流れを再度垂直
方向に流下するように整流しながら送気すること
ができ、前記開口部5からその開口幅に沿わせて
均等な風量で下方へと空気を圧送することができ
る。
また、処理室2の開口部5にエアーカーテンを
形成する前記送気口7と吸気口18とは、前面扉
19の内側に配設されているので、空調された実
験室などの室内空気の取込み量をそれだけ少なく
することで、処理室内が室内温度や室内湿度など
の影響を受けることを少なくすることができるほ
か、送気口7から吸気口18に向けて下方に噴出
される空気を作業者が頭からかぶつてしまうとい
つた不具合も解消することができる。
形成する前記送気口7と吸気口18とは、前面扉
19の内側に配設されているので、空調された実
験室などの室内空気の取込み量をそれだけ少なく
することで、処理室内が室内温度や室内湿度など
の影響を受けることを少なくすることができるほ
か、送気口7から吸気口18に向けて下方に噴出
される空気を作業者が頭からかぶつてしまうとい
つた不具合も解消することができる。
しかも、処理室2を区画する作業台3に近接す
る周壁4の適宜の位置には、下側排気口14を設
けてあるので、実験により生ずる比較的重いガス
であつても、ダンパー15を調整しつつ円滑に排
気路21へと送出させることができ、作業の安全
性等を確保するうえから好ましい空気流を形成す
ることができる。
る周壁4の適宜の位置には、下側排気口14を設
けてあるので、実験により生ずる比較的重いガス
であつても、ダンパー15を調整しつつ円滑に排
気路21へと送出させることができ、作業の安全
性等を確保するうえから好ましい空気流を形成す
ることができる。
[考案の効果]
以上述べたように本考案によれば、ダクトを介
して送気路内に供給される空気流は、送気路内に
設けた水平障壁部にてその垂直流の流下を阻止す
ることで、全方位方向へとこれを拡散することが
でき、構造を簡素化することができる。また、こ
の水平障壁部の下方に位置する送気路には、垂直
案内部を設けてあるので、前記開口部の横幅に沿
わせて開設された前記送気口に対し、拡散された
空気の流れを再度垂直方向に流下するように整流
しながら送気することができ、前記開口部からそ
の開口幅に沿わせて均等な風量で下方へと空気を
圧送することができる。
して送気路内に供給される空気流は、送気路内に
設けた水平障壁部にてその垂直流の流下を阻止す
ることで、全方位方向へとこれを拡散することが
でき、構造を簡素化することができる。また、こ
の水平障壁部の下方に位置する送気路には、垂直
案内部を設けてあるので、前記開口部の横幅に沿
わせて開設された前記送気口に対し、拡散された
空気の流れを再度垂直方向に流下するように整流
しながら送気することができ、前記開口部からそ
の開口幅に沿わせて均等な風量で下方へと空気を
圧送することができる。
しかも、処理室の開口部にエアーカーテンを形
成する送気口と吸気口とは、前面扉の内側に配設
されているので、空調された実験室などの室内空
気の取込み量をそれだけ少なくすることで、処理
室内が室内温度や室内湿度などの影響を受けるこ
とを少なくすることができるほか、送気口から吸
気口に向けて下方に噴出される空気を作業者が頭
からかぶつてしまうといつた不具合も解消するこ
とができる。
成する送気口と吸気口とは、前面扉の内側に配設
されているので、空調された実験室などの室内空
気の取込み量をそれだけ少なくすることで、処理
室内が室内温度や室内湿度などの影響を受けるこ
とを少なくすることができるほか、送気口から吸
気口に向けて下方に噴出される空気を作業者が頭
からかぶつてしまうといつた不具合も解消するこ
とができる。
また、処理室内には、下側排気口を設けたこと
で、実験により生ずる比較的重いガスであつて
も、円滑に排気路へと送出させることができる。
で、実験により生ずる比較的重いガスであつて
も、円滑に排気路へと送出させることができる。
第1図は、本考案の一例としての概略構成を示
す縦側断面図、第2図、本考案による場合の空気
流を模式的に示す説明図、第3図は、従来装置の
概略構成を示す説明図、第4図は、これを正面側
からみた場合の説明図である。 1……本体、2……処理室、3……作業台、4
……周壁、5……開口部、6……送気路、7……
送気口、8……ダクト、9……水平障壁部、10
……垂直案内部、14……下側排気口、15……
ダンパー、18……吸気口、20……吸気路、2
1……排気路。
す縦側断面図、第2図、本考案による場合の空気
流を模式的に示す説明図、第3図は、従来装置の
概略構成を示す説明図、第4図は、これを正面側
からみた場合の説明図である。 1……本体、2……処理室、3……作業台、4
……周壁、5……開口部、6……送気路、7……
送気口、8……ダクト、9……水平障壁部、10
……垂直案内部、14……下側排気口、15……
ダンパー、18……吸気口、20……吸気路、2
1……排気路。
Claims (1)
- 本体内に設置された作業台上方に区画形成され
る処理室の前面に前面扉による遮蔽を自在とした
作業用の開口部を設け、この開口部の上側に配設
され、かつ、送気路と連通させた送気口から下方
に向けて圧送される空気を下側に設けた吸気口か
らこれと連通させた吸気路を介して排気路へと強
制的に吸引させることで前記開口部にエアーカー
テンの形成を可能としたドラフトチヤンバーにお
いて、前記送気路は、垂設されたダクトを介して
供給される空気の垂直流をその下方にて阻止する
ようにしてその拡散を可能とした水平障壁部と、
前記開口部の横幅に対応させて開設された前記送
気口に対し拡散された空気の流れを垂直方向に流
下するように整流して送気可能とした垂直案内部
とを設けて形成するとともに、処理室の開口部に
エアーカーテンを形成する前記送気口と吸気口と
は、前面扉の内側に配設し、作業台近傍にて前記
処理室を区画する周壁には、前記排気路と連通さ
せた下側排気口をその開口量を調節可能としたダ
ンパーを付設して開設したことを特徴とするドラ
フトチヤンバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988124299U JPH0525708Y2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988124299U JPH0525708Y2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0245140U JPH0245140U (ja) | 1990-03-28 |
JPH0525708Y2 true JPH0525708Y2 (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=31373913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988124299U Expired - Lifetime JPH0525708Y2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525708Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0220041Y2 (ja) * | 1985-02-27 | 1990-06-01 |
-
1988
- 1988-09-22 JP JP1988124299U patent/JPH0525708Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0245140U (ja) | 1990-03-28 |
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