JPH05257042A - 光結合構造 - Google Patents

光結合構造

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JPH05257042A
JPH05257042A JP5476692A JP5476692A JPH05257042A JP H05257042 A JPH05257042 A JP H05257042A JP 5476692 A JP5476692 A JP 5476692A JP 5476692 A JP5476692 A JP 5476692A JP H05257042 A JPH05257042 A JP H05257042A
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JP
Japan
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optical fiber
guide
optical
array
hole
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JP5476692A
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Fumio Yuki
文夫 結城
Takeshi Kato
猛 加藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光ファイバアレイのガイド安定性に優れ、高効
率光結合が可能な光結合構造を提供する。 【構成】光素子アレイ101はサブマウント102に固
定され、サブマウント102がマウント103に固定さ
れている。光ファイバアレイ104は光素子アレイ10
1と光結合しており、ガイド105とV溝ガイド106
により支持されている。光ファイバアレイ104はV溝
ガイド106に配列固定され、光ファイバアレイ104
の先端部分は先球レンズ加工されており、ガイド105
に設けたテーパ状の貫通孔に嵌合されている。マウント
103とガイド105,マウント103とパッケージ1
07,V溝ガイド106とパッケージ107はそれぞれ
固定材108,109,110により固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバと光素子を
安定性良く光結合するためのガイド構造に係り、特に、
光ファイバアレイのガイド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光結合構造は、例えば、特開昭63
−226607号公報に記載のように、光ファイバを位置決め
するガイドにファイバ外径より最小口径が小さいテーパ
状の貫通孔を設け、先端がテーパ状に尖った先球レンズ
付き光ファイバを貫通孔に嵌合させて光結合させてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光素子の高集積化に伴
って、光ファイバをアレイ化する必要がある。光ファイ
バアレイは通常、樹脂の被覆によってテープ状に成形さ
れ供給される。このようなテープ状光ファイバアレイで
は、外径125μmの光ファイバ心線が250μmピッ
チで並んでいるので、到底研削などの機械的加工方法で
はテーパ状にできない。したがって、従来技術のよう
に、テーパ状光ファイバによる光結合構造では、テープ
状光ファイバアレイに対応できない。
【0004】ところで光素子と光ファイバの光結合効率
を高めるには、光ファイバアレイの先端部分に半径数十
μm以下のレンズを形成する必要がある。光ファイバア
レイの先端部分のレンズ加工には、加工制御性・生産性
の面から、光ファイバアレイの先端を、まず、エッチン
グにより円筒形状のまま細径化加工し、次に、その先端
を加熱溶融して先球レンズ加工する方法が考えられる。
ただし加工した光ファイバアレイの先端は、従来構造と
違い、細い円柱形状の先端に微小レンズが付いている構
造となっている。
【0005】光ファイバアレイの位置決めに用いるガイ
ドは、加工精度や生産性の観点から通常Siが用いられ
る。先端をレンズ加工した光ファイバアレイをガイドに
挿入嵌合する際、光ファイバアレイのレンズ部がガイド
のテーパ部分に接するようになる。
【0006】上記従来構造では、先端をレンズ加工した
光ファイバアレイとガイドの機械強度,寸法制限,結合
効率についての考慮が足りなかった。つまり、ガイドの
最小口径の寸法に制限があり、最小口径が2R・cosθ
より大き過ぎると充分な保持部がないため光ファイバア
レイを安定に保持できない。また、光ファイバのコアよ
り最小口径が小さ過ぎると光が遮断され光結合効率が低
下する。また、光軸方向の光結合効率は発光素子と光フ
ァイバアレイの距離に依存しており、小さすぎても大き
すぎても効率は低下する。さらに発光素子と光ファイバ
の距離は、光ファイバを嵌合するガイドが光軸に対して
垂直に固定されるため発光素子の固定位置によって決定
する。つまり、この固定位置が光ファイバからD/(2
・tanφ)以上離れている時光ファイバを近づけられず
効率が低下するため、所定の距離以下で固定する必要が
ある。さらに、ガイドの光ファイバアレイの接触部は点
接触になり応力が集中しガイドの破壊を招く。光ファイ
バの細径化された端部と通常の直径の周辺部との段差部
に応力が集中しガイドに嵌合した時の荷重で光ファイバ
の先端が折れる。
【0007】本発明の目的は、光ファイバアレイのガイ
ド安定性に優れ且つ高効率光結合が可能な光結合構造を
提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、光ファイバアレイの
レンズ加工部及びガイドの光ファイバ接触部における機
械強度の安定性に優れた光結合構造を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、光ファイバの端部を円柱形状に細径化し、この円柱
の先端を半径Rの半球面形状に加工し、ガイドに開口角
度θのテーパ形状の貫通孔を加工し、この貫通孔の最小
口径Dが2R・cosθ より小さく、この貫通孔と前記円
柱の先端が接するように貫通孔に光ファイバを嵌合させ
たものである。望ましくは、光ファイバのコア直径より
Dを大きくしたものである。さらに望ましくは、出射ビ
ームの半値半角φの発光素子とガイドの距離LをD/
(2・tanφ)より小さくしたものである。
【0010】上記他の目的を達成するために、貫通孔の
内面を延性材によってコーティングしたものである。ま
た、光ファイバの細径化した端部と通常の直径の周辺部
との段差部の近傍に支持体を設けたものである。
【0011】
【作用】レンズ加工した光ファイバを最小口径Dを2R
・cosθ より小さく加工した貫通孔に嵌合させることに
より、ガイドのテーパ部分に光ファイバのレンズ面が接
するため、貫通孔を光ファイバが突き抜けることなく安
定にガイドすることができる。
【0012】光ファイバのコア直径より貫通孔の最小口
径Dを大きくすることにより、光ファイバに光素子から
の入射または出射してくる光を遮断することなく効率よ
く光結合させることができる。
【0013】出射ビームの半値半角φの発光素子とガイ
ドの距離LをD/(2・tanφ)より小さくすることによ
り、発光素子とガイドの距離の離れ過ぎによる結合効率
の低下を防止でき、光軸方向の結合効率の向上を実現で
きる。
【0014】貫通孔の内面を延性材によってコーティン
グすることにより、光ファイバとの接触を点接触から面
接触にすることができ、応力の分散効果からガイドの破
壊を防止でき機械的に安定なガイドを得ることができ
る。
【0015】光ファイバの細径化した端部と通常の直径
の周辺部との段差部の近傍に支持体を設けることによ
り、光ファイバの段差部に加わる応力を緩和することが
できガイドに嵌合したときの荷重で光ファイバの先端が
折れることがなくなり機械的に安定な光ファイバを得る
ことができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の説明図で、基本
的な光素子アレイと光ファイバアレイの光結合構造の断
面図である。
【0017】図1において、光素子アレイ101はサブ
マウント102に固定され、サブマウント102がマウ
ント103に固定されている。光ファイバアレイ104
は光素子アレイ101と光結合しており、ガイド105
とV溝ガイド106により支持されている。光ファイバ
アレイ104はV溝ガイド106に配列固定され、光フ
ァイバアレイ104の先端部分は先球レンズ加工されて
おり、ガイド105に設けたテーパ状の貫通孔に嵌合さ
れている。マウント103とガイド105,マウント1
03とパッケージ107,V溝ガイド106とパッケー
ジ107はそれぞれ固定材108,109,110によ
り固定されている。光素子アレイ101は発振波長1.
3μm のInGaAsP/InP半導体レーザアレイ
である。光素子の電極やリード線は省略し図示していな
い。
【0018】光ファイバアレイ104は外径125μm
の単一モード光ファイバアレイである。その先端部分に
は先球レンズ111が形成してある。緩衝フッ酸液の中
に先端部分を浸して等方性エッチングにより円柱形状の
まま細径化加工し、その後、加熱溶融させて半径R=2
0μmの微小レンズを形成させた。本実施例の先球レン
ズ半径では、光素子アレイ101と先球レンズ111と
の間隔が約24μmで最適の光結合が行われる。光軸方
向の許容位置ずれ誤差は±5μm、光軸に垂直な方向の
それは±1μmである。先端部分以外の光ファイバアレ
イ104の表面には半田固定のためにAu/Niのメタ
ライズを施した。また、光ファイバの細径化した端部と
通常の直径の周辺部との段差部の近傍に樹脂112を塗
布し補強した。ここでは、樹脂を用いたがSiのV溝で
もよい。
【0019】ガイド105の材質はSiであり、ガイド
105に設けた貫通孔はSi(100)面のKOH水溶液に
よる異方性エッチングを利用して加工した。四角錐状の
貫通孔のテーパ角度は70.6° である。ここで、光フ
ァイバ先端の半径R,貫通孔の開口角度θとした時、貫
通孔の最小口径は23μmであり、光ファイバのコア直
径10μmよりも大きく、2R・cosθ よりも小さい。
ガイド105のテーパ面上に厚さ4μmのNiメッキを
施した。また、ガイド105がマウント103と半田固
定される部分だけにAu/Ni/Tiを蒸着により被着
した。固定材108には半田を用いた。
【0020】V溝ガイド106の材質はSiであり、ガ
イド105に設けたV溝はSi(100)面のKOH水
溶液による異方性エッチングを利用して加工した。V溝
のテーパ角度は70.6° である。V溝はガイド105
の貫通孔と同ピッチで加工した。光ファイバアレイ10
4はこのV溝に配列され、その上面に同じV溝ガイド1
06を光ファイバアレイ104を覆うように配置し半田
で固定した。V溝ガイド106の表面,裏面ともに半田
固定するためAu/Ni/Tiを蒸着により被着した。
【0021】なお、マウント103とパッケージ107
の材料は熱膨張係数の小さいコバール合金を選び、それ
らの表面には半田固定のためにAu/Niメッキを施し
た。また、サブマウント102の材料は光素子アレイ1
01と熱膨張係数が近いSiCを選び、その裏面には半田
固定のためにAu/Niメッキを施し、表面には光素子
アレイ101が接続する部分だけにAu/Niメッキを
施した。固定材113には半田を用いた。
【0022】次に図2は本発明の第1実施例の基本的な
光素子アレイと光ファイバアレイの光結合プロセス図で
ある。各プロセスを図2に従って述べる。図2にはプロ
セスの流れ図と各プロセスにおける構造の断面図を示し
た。
【0023】(1)光素子マウント工程 光素子アレイ101はサブマウント102に、サブマウ
ント102はマウント103にそれぞれ固定する。光素
子アレイ101が固定されているサブマウント102の
固定位置は、光軸方向のマウント103エッヂ部分から
の距離を測定し前後にずらして調節する。なお、発光素
子の出射ビームの半値半角φ、ガイド105の最小口径
Dとした時、その時の距離はD/(2・tanφ)より小さ
くする。
【0024】(2)光軸調整用ファイバ挿入工程 光素子アレイ101を固定したマウント103とガイド
105をそれぞれ保持し、そのガイド105の貫通孔に
光軸調整用の光ファイバアレイ104を挿入する。その
時の挿入荷重は実験結果から35gf以下となる。挿入
した光ファイバアレイ104はガイド105と同様に保
持する。
【0025】(3)光軸調整・固定工程 貫通孔の光素子アレイ101に対する光軸調整を行い、
調整後ガイド105をマウント103に固定材108に
よって固定する。光軸調整は貫通孔に挿入した光ファイ
バアレイ104と光素子アレイ101を実際に光結合さ
せて行う。その際、半田は溶融状態のまま調整を行う。
【0026】(4)光素子マウント固定工程 光軸調整用光ファイバアレイ104を一担ガイド105
の貫通孔からはずし、光素子アレイ101とガイド10
5が固定されているマウント103をパッケージ107
に固定材109によって固定する。
【0027】(5)ファイバ再挿入固定工程 予めパッケージ107に固定されているガイド105の
貫通孔に再び光ファイバアレイ104を挿入し、パッケ
ージ107に固定材110によって固定する。
【0028】本実施例によれば、貫通孔の最小口径を2
3μmと2R・cosθの23.1μmより小さくすること
で貫通孔のテーパ部と光ファイバのレンズ部が接点で接
しており、保持領域が充分なことから安定にガイドされ
ている。このことから、先端をレンズ加工した光ファイ
バアレイ104を最小口径Dが2R・cosθ より小さい
貫通孔に嵌合させたことはガイド安定性に優れた効果が
ある。
【0029】貫通孔の最小口径が23μmで光ファイバ
のコア直径10μmより充分大きくすることで光素子か
らの入出射光を遮断することなく光ファイバのコア部に
取り入れることができるため結合効率が低下しなかっ
た。このことから、光ファイバのコア直径よりガイド1
05の最小口径Dを大きくしたことは高効率光結合を可
能にする効果がある。
【0030】出射ビームの半値半角φの発光素子とガイ
ド105の距離LをD/(2・tanφ)より小さくしたこと
は結合効率の向上に効果がある。
【0031】ガイド105のテーパ面上に厚さ4μmの
Niメッキを施すことにより光ファイバとの接触面積が
約2桁増加し、点接触による応力集中を面接触により応
力を緩和でき機械強度が2桁増加した。このことによ
り、貫通孔の内面を延性材によってコーティングしたこ
とはガイド105のファイバとの接触部分の機械強度を
向上させる効果がある。
【0032】光ファイバの細径化した端部と通常の直径
の周辺部との段差部の近傍に樹脂を塗布したことにより
段差部の応力集中を緩和でき、ガイド105に嵌合して
も挿入荷重35gfに充分耐えきれなかった。このこと
により、光ファイバの細径化した端部と通常の直径の周
辺部との段差部の近傍に支持体112を設けたことは応
力が集中する段差部の機械強度を向上させる上で効果が
ある。
【0033】光素子アレイ101とガイド105の貫通
孔に嵌合した光ファイバアレイ104の光軸調整・固定プ
ロセスにおいて、マウント103とガイド105が半田
108により固定されるが、その際に発生する熱収縮によ
る光軸のずれが、光軸方向にしか発生しないため結合効
率の低下を防ぐことができる。また、光ファイバアレイ
104をV溝ガイド106により配列・固定しているの
で、貫通孔へ挿入する際、先端が不揃いになることがな
いので一括して挿入できる。したがって生産性の向上に
効果がある。
【0034】図3は本発明の第2実施例の説明図で、光
導波路アレイと光ファイバアレイとの光結合構造の平面
図である。図3において、光導波路アレイ301が光フ
ァイバアレイ104と光結合している。光導波路アレイ
301はマウント303上に固定されている。光ファイ
バアレイ104はV溝ガイド106により配列されてお
り、光ファイバアレイ104の先端部分はガイド105の
貫通孔に嵌合している。ガイド105とマウント30
3,マウント303とパッケージ304,V溝ガイド1
06とパッケージ304はそれぞれ固定材により固定さ
れている。
【0035】光導波路アレイ301は、光スイッチ30
2の入出力端部分である。光スイッチ302上の4本の
光導波路アレイ301のアレイ間隔が250μmで形成
されている。光スイッチ302はInPからなる。光導
波路アレイ301は、導波路幅4μm厚さ2μmのリッ
ジ形InGaAsP光導波路であり、波長1.15μmの
光を単一モード伝搬する。光導波路の作成には半導体プ
ロセス技術を利用した。
【0036】光ファイバアレイ104は外径125μm
の単一モード光ファイバアレイである。その先端部分に
は先球レンズ111が形成してある。緩衝フッ酸液の中
に先端部分を浸して等方性エッチングにより円柱形状の
まま細径化加工し、その後、加熱溶融させて半径R=2
0μmの微小レンズを形成する。光軸方向の許容位置ず
れ誤差は±5μm、光軸に垂直な方向のそれは±1μm
である。光ファイバアレイ104のアレイ間隔は250
μmである。
【0037】ガイド105とV溝ガイド106の材質は
Siであり、ガイド105とV溝ガイド106に設けた
四つの貫通孔はSi(100)面のKOH水溶液による異
方性エッチングを利用して加工した。四角錐状の貫通孔
とV溝のテーパ角度は70.6°である。このとき貫通孔と
V溝形成用のエッチングマスクのパターン間隔を、光導
波路アレイ301作成用のエッチングマスクのパターン
間隔に等しくしておけば、貫通孔とV溝のアレイ間隔は
光導波路アレイ301のアレイ間隔250μmと正確に
サブミクロン以下の精度で等しくなる。また、異方性エ
ッチング加工によると、貫通孔とV溝の形状の精度も非
常によい。以上から、貫通孔とV溝の加工精度は、十分
光ファイバアレイ104の許容位置ずれ誤差範囲内にあ
る。
【0038】マウント303とパッケージ304の材料
は熱膨張係数の小さいコバール合金を選び、それらの表
面には半田固定のためにAu/Niメッキを施してあ
る。
【0039】光導波路アレイ301とマウント303,
マウント303とガイド105,マウント303とパッ
ケージ304,V溝ガイド106とパッケージ304の
間はすべて半田108,109,110で固定してあ
る。光導波路アレイ301,ガイド105,V溝ガイド
106の半田固定面には、予めAu/Ni/Tiをメタ
ライズしておいた。
【0040】次に第3の実施例の光結合プロセスの概略
を説明する。基本的には第2の実施例の光結合プロセス
と同様である。まず、光導波路アレイ301はマウント
303に固定する。光導波路アレイ301の固定位置
は、光軸方向のマウント303エッヂ部分からの距離を
測定し前後にずらして調節する。次に、光導波路アレイ
301を固定したマウント303とガイド105をそれぞ
れ保持し、そのガイド105の貫通孔に光軸調整用の光
ファイバアレイ104を挿入する。挿入した光ファイバ
アレイ104はガイド105と同様に保持する。その時
の光ファイバアレイ104はV溝ガイド106により貫
通孔の配列ピッチと同様のピッチで配列されている。そ
して、貫通孔の光導波路アレイ301に対する光軸調整
を行い、調整後ガイド105をマウント303に固定材
108によって固定する。
【0041】光軸調整は貫通孔に挿入した光ファイバア
レイ104と光導波路アレイ301を実際に光結合させ
て行う。その際、半田は溶融状態のまま調整を行う。そ
の後、光軸調整用光ファイバアレイ104を、一旦、ガ
イド105の貫通孔からはずし、光導波路アレイ301
とガイド105が固定されているマウント303をパッ
ケージ304に固定材109によって固定する。最後
に、予めパッケージ304に固定されているガイド105
の貫通孔に、再び、光ファイバアレイ104を挿入し、
パッケージ304に固定材110によって固定する。
【0042】本実施例によれば、第1実施例と同様に貫
通孔のガイド安定性に優れ、結合効率を向上させ、ガイ
ド105の光ファイバ接触部及び光ファイバの段差部の
機械強度を向上させる効果がある。
【0043】さらに、光導波路アレイ301を固定して
いるマウント303及び光ファイバアレイ104を配列
・固定しているV溝ガイド106を、直接、パッケージ
304に固定しているので、特に高さ方向の大きさを従来
よりも3mm程度小さくできパッケージ304の大きさを
40mm×15mm×5mmにすることができた。また、光フ
ァイバアレイ104を再挿入・固定する工程において、
従来、貫通孔の数の光ファイバを一本一本貫通孔に挿入
し全部挿入してから固定していたが、光ファイバアレイ
104をV溝ガイド106により配列・固定することで
一括して貫通孔に挿入することができるようになった。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、先端をレンズ加工した
光ファイバアレイを最小口径Dが2R・cosθ より小さ
い貫通孔に嵌合させたためガイド安定性に優れた効果が
ある。
【0045】光ファイバのコア直径よりガイドの最小口
径Dを大きくしたので高効率光結合を可能にする。
【0046】出射ビームの半値半角φの発光素子とガイ
ドの距離LをD/(2・tanφ)より小さくしたため結合
効率が向上する。
【0047】貫通孔の内面を延性材によってコーティン
グしたためガイドのファイバとの接触部分の機械強度が
向上する。
【0048】また、光ファイバの細径化した端部と通常
の直径の周辺部との段差部の近傍に支持体を設けたので
応力が集中する段差部の機械強度を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例を示す光結合構造の断
面図。
【図2】本発明の第1実施例の光結合プロセス工程の説
明図。
【図3】本発明の第3実施例を示す光導波路アレイと光
ファイバアレイ光結合の断面図。
【符号の説明】
101…光素子アレイ、102…サブマウント、103
…マウント、104…光ファイバアレイ、105…ガイ
ド、106…V溝ガイド、107…パッケージ、10
8,109,110,113…固定材、111…先球レ
ンズ、112…支持体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光素子と光ファイバと前記光ファイバを位
    置決めするガイドから成る光結合構造において、前記光
    ファイバの端部が円柱形状に細径化され、前記円柱の先
    端が半径Rの半球面形状に加工され、ガイドに開口角度
    θのテーパ形状の貫通孔が加工され、前記貫通孔の最小
    口径Dが2R・cosθ より小さく、前記貫通孔と前記円
    柱の先端が接するように前記貫通孔に光ファイバが嵌合
    されていることを特徴とする光結合構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記光ファイバのコア
    直径よりDが大きい光結合構造。
  3. 【請求項3】請求項1において、出射ビームの半値半角
    φの発光素子を有し、前記発光素子と前記ガイドの距離
    LがD/(2・tanφ)より小さい光結合構造。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記貫通孔の内面が延
    性材によってコーティングされている光結合構造。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記光ファイバの細径
    化された端部と通常の直径の周辺部との段差部の近傍に
    支持体を有する光結合構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007256665A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体レーザモジュール
US10670819B2 (en) 2016-02-04 2020-06-02 Furukawa Electric Co., Ltd. Optical coupling structure between optical fiber and semiconductor laser

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007256665A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体レーザモジュール
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