JPH05256592A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH05256592A JPH05256592A JP5362892A JP5362892A JPH05256592A JP H05256592 A JPH05256592 A JP H05256592A JP 5362892 A JP5362892 A JP 5362892A JP 5362892 A JP5362892 A JP 5362892A JP H05256592 A JPH05256592 A JP H05256592A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- shell
- seal plate
- plate
- sealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の伝熱管を配置した熱交換器において、
管外流体の流路を形成するバッフル板とシェルのすき間
をシールするシール板の熱膨張を容易にすると共にシー
ル性を損うことがないようにする。 【構成】 流体の通路中に複数の伝熱管を配置した熱交
換器において、管外流体の流路を形成するバッフル板と
シェルのすき間をシールするシール板６を分割して重ね
合わせると共に、シール板６の外周に内方へ切欠いた凹
状の部分１３を設けた。
管外流体の流路を形成するバッフル板とシェルのすき間
をシールするシール板の熱膨張を容易にすると共にシー
ル性を損うことがないようにする。 【構成】 流体の通路中に複数の伝熱管を配置した熱交
換器において、管外流体の流路を形成するバッフル板と
シェルのすき間をシールするシール板６を分割して重ね
合わせると共に、シール板６の外周に内方へ切欠いた凹
状の部分１３を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の通路に多数の伝
熱管を配置してなる熱交換器に関する。
熱管を配置してなる熱交換器に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は、流体通路に多数の伝熱管を配置
してなる従来のシェルアンドチューブ型の熱交換器の一
例を示す縦断面図である。熱交換器のシェル１の内部に
は多数の伝熱管４が配置され、同伝熱管４の両端は管板
２，３に取り付けられ、矢印で示すように入口１０から
入り出口１１から出ていく管内流体Ａの流路となる。ま
た、図４に示すように、支持金具１２を介してシェル１
に取りつけられたバッフル板５が、前記伝熱管４を支持
するとともに、図３において矢印で示すように入口８か
ら流れ込み、出口９から出ていく管外流体Ｂの流路を形
成している。また、図５に示す一体型のシール板６′
は、図４に示すように、その外周がシェル１に接触して
支持金具１２とバッフル板５を挟むように配置されてい
て、シェル１とバッフル板５のすき間をシールしてい
る。なお、７はシェル１の内面に取付けられた断熱材で
ある。
してなる従来のシェルアンドチューブ型の熱交換器の一
例を示す縦断面図である。熱交換器のシェル１の内部に
は多数の伝熱管４が配置され、同伝熱管４の両端は管板
２，３に取り付けられ、矢印で示すように入口１０から
入り出口１１から出ていく管内流体Ａの流路となる。ま
た、図４に示すように、支持金具１２を介してシェル１
に取りつけられたバッフル板５が、前記伝熱管４を支持
するとともに、図３において矢印で示すように入口８か
ら流れ込み、出口９から出ていく管外流体Ｂの流路を形
成している。また、図５に示す一体型のシール板６′
は、図４に示すように、その外周がシェル１に接触して
支持金具１２とバッフル板５を挟むように配置されてい
て、シェル１とバッフル板５のすき間をシールしてい
る。なお、７はシェル１の内面に取付けられた断熱材で
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の熱交換器に
は以下のような問題点があった。すなわち、管外流体Ｂ
の温度がシェル外の温度に比べて著しく高い場合には、
図５に示すようなシール板では、内側と外側に著しい温
度差がつき、シール板の内側が熱膨張により上方向へ反
ってシールの役目をはたさなくなり、熱交換器の性能が
落ちる。また、最悪の場合には、外側が低温であるため
にシール板の熱膨張を拘束してしまいシール板が破壊し
てしまう可能性がある。
は以下のような問題点があった。すなわち、管外流体Ｂ
の温度がシェル外の温度に比べて著しく高い場合には、
図５に示すようなシール板では、内側と外側に著しい温
度差がつき、シール板の内側が熱膨張により上方向へ反
ってシールの役目をはたさなくなり、熱交換器の性能が
落ちる。また、最悪の場合には、外側が低温であるため
にシール板の熱膨張を拘束してしまいシール板が破壊し
てしまう可能性がある。
【０００４】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる熱交換器を提供しようとするものである。
できる熱交換器を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、流体の通路中
に複数の伝熱管を配置してなる熱交換器において、シェ
ルとバッフル板のすき間をシールするシール板を分割し
て重ね合わせると共に、シール板の外周に内方へ切欠い
た凹状の部分を設けシェルへの接触面を小さくしたこと
を特徴とする。
に複数の伝熱管を配置してなる熱交換器において、シェ
ルとバッフル板のすき間をシールするシール板を分割し
て重ね合わせると共に、シール板の外周に内方へ切欠い
た凹状の部分を設けシェルへの接触面を小さくしたこと
を特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明においては、シェルとバッフル板をシー
ルするシール板を分割して重ねあわせ、かつ、シール板
の外周に内方へ切欠いた凹状の部分を設けて外側のシェ
ルとの接触面積を大きくカットしたので、内側が高温と
なり熱膨張をおこしても、分割された各シール板の伸び
を自由に逃すことが可能となり、シール板の健全性を保
ちシール性を確保することができる。
ルするシール板を分割して重ねあわせ、かつ、シール板
の外周に内方へ切欠いた凹状の部分を設けて外側のシェ
ルとの接触面積を大きくカットしたので、内側が高温と
なり熱膨張をおこしても、分割された各シール板の伸び
を自由に逃すことが可能となり、シール板の健全性を保
ちシール性を確保することができる。
【０００７】
【実施例】図１は本考案の一実施例のシール板の正面
図、図２は第１図のII−II断面図である。本実施例は、
図３ないし図５に示す熱交換器のシール板５を以下述べ
るように改良したものであり、図１及び図２において同
一の部分は図３ないし図５におけると同一の符号が付せ
られている。
図、図２は第１図のII−II断面図である。本実施例は、
図３ないし図５に示す熱交換器のシール板５を以下述べ
るように改良したものであり、図１及び図２において同
一の部分は図３ないし図５におけると同一の符号が付せ
られている。
【０００８】すなわち、本実施例では、従来の熱交換器
の一体型のシール板を、放射方向に分割して複数のシー
ル板６とした。また、図２に示すように、隣接するシー
ル板６の互いに対向する端部においては、平坦な面をな
して突出する突部６ａを互い違いに設け、この突部６
ａ，６ａを重ね合わせるようにしている。更に、各シー
ル板６の外周には、図１に示すように、内方へ切欠いて
（カットして）ゆるやかな曲線をなして内方へ向って湾
曲する凹状の部分１３を設けると共に一部に外方へ突出
する部分１４を形成し、この部分１４においてシェルの
内面に接触するようにしている。
の一体型のシール板を、放射方向に分割して複数のシー
ル板６とした。また、図２に示すように、隣接するシー
ル板６の互いに対向する端部においては、平坦な面をな
して突出する突部６ａを互い違いに設け、この突部６
ａ，６ａを重ね合わせるようにしている。更に、各シー
ル板６の外周には、図１に示すように、内方へ切欠いて
（カットして）ゆるやかな曲線をなして内方へ向って湾
曲する凹状の部分１３を設けると共に一部に外方へ突出
する部分１４を形成し、この部分１４においてシェルの
内面に接触するようにしている。
【０００９】以上のように構成された本実施例では、分
割されたシール板６は、両端が突部６ａによって隣接す
るシール板６に重ね合わされているために、熱膨張を逃
がすと共にバッフル板との間のシール性を確保すること
ができる。また、シール板６は外側の低温部分であるシ
ェルと外周の一部である前記部分１４で接合しており、
外周の他の部分は向方へ向って湾曲する部分１３となっ
ているために、内側の熱膨張を拘束する部分が減少し、
かつ、同部分１３はゆるやかな曲線をなしているために
応力集中が発生することがなく、これによってクラック
の発生を防止することができる。
割されたシール板６は、両端が突部６ａによって隣接す
るシール板６に重ね合わされているために、熱膨張を逃
がすと共にバッフル板との間のシール性を確保すること
ができる。また、シール板６は外側の低温部分であるシ
ェルと外周の一部である前記部分１４で接合しており、
外周の他の部分は向方へ向って湾曲する部分１３となっ
ているために、内側の熱膨張を拘束する部分が減少し、
かつ、同部分１３はゆるやかな曲線をなしているために
応力集中が発生することがなく、これによってクラック
の発生を防止することができる。
【００１０】
【発明の効果】本発明においては、熱交換器のバッフル
板とシェルのすき間をシールするシール板を分割して重
ね合わせると共に、シール板外周に内方へ切欠いた凹状
の部分を設けシェルへの接触面積を小さくしたために、
シール板のシール性を保ちながらシール板の熱膨張を逃
して、シール板に発生する熱応力を低減することができ
る。
板とシェルのすき間をシールするシール板を分割して重
ね合わせると共に、シール板外周に内方へ切欠いた凹状
の部分を設けシェルへの接触面積を小さくしたために、
シール板のシール性を保ちながらシール板の熱膨張を逃
して、シール板に発生する熱応力を低減することができ
る。
【図１】本発明の第１実施例に係るシール板の正面図で
ある。
ある。
【図２】図１のII−II断面図である。
【図３】従来のシェルアンドチューブ型熱交換器の一例
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図４】図３の線IVで囲まれた部分の拡大図である。
【図５】従来のシール板の正面図である。
１ シェル ２，３ 管板 ４ 伝熱管 ５ バッフル板 ６，６′ シール板 ６ａ シール板の突部 ７ 断熱材 １２ 支持金具 １３ シール板の凹状の部分 １４ シール板の突出する部分 Ａ 管内流体 Ｂ 管外流体
Claims (1)
- 【請求項１】 流体の通路中に複数の伝熱管を配置して
なる熱交換器において、管外流体の流路を形成するバッ
フル板とシェルとのすき間をシールするシール板を分割
して重ね合わせると共に、シール板の外周に内方へ切欠
いた凹状の部分を設けシェルへの接触面を小さくしたこ
とを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5362892A JPH05256592A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5362892A JPH05256592A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05256592A true JPH05256592A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=12948177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5362892A Withdrawn JPH05256592A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05256592A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007526433A (ja) * | 2004-03-04 | 2007-09-13 | エイチ２ジーイーエヌ・イノベーションズ・インコーポレイテッド | 複数の管の配列を有する熱交換器 |
| CN105202962A (zh) * | 2015-10-27 | 2015-12-30 | 苏州天沃科技股份有限公司 | 管式换热器壳程筒体内换热管束的支撑机构 |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP5362892A patent/JPH05256592A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007526433A (ja) * | 2004-03-04 | 2007-09-13 | エイチ２ジーイーエヌ・イノベーションズ・インコーポレイテッド | 複数の管の配列を有する熱交換器 |
| CN105202962A (zh) * | 2015-10-27 | 2015-12-30 | 苏州天沃科技股份有限公司 | 管式换热器壳程筒体内换热管束的支撑机构 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |