JPH05256468A - 清浄空気の供給方法及び供給装置 - Google Patents
清浄空気の供給方法及び供給装置Info
- Publication number
- JPH05256468A JPH05256468A JP4052500A JP5250092A JPH05256468A JP H05256468 A JPH05256468 A JP H05256468A JP 4052500 A JP4052500 A JP 4052500A JP 5250092 A JP5250092 A JP 5250092A JP H05256468 A JPH05256468 A JP H05256468A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- tank
- clean
- temperature
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は清浄空気の供給方法及び供給装置に
関し、メンテナンスに手数を要さず、且つ従来のフィル
タでは除去しきれない0.05μm以下の粒子を除去す
ることができる清浄空気の供給方法及び供給装置を実現
することを目的とする。 【構成】 水蒸気発生器24と冷却槽25とを有し、該
水蒸気発生器24で発生させた水蒸気を清浄化すべき空
気と混合させ、その後冷却することにより凝結した水滴
と共にダストを除去し空気を清浄化するように構成す
る。
関し、メンテナンスに手数を要さず、且つ従来のフィル
タでは除去しきれない0.05μm以下の粒子を除去す
ることができる清浄空気の供給方法及び供給装置を実現
することを目的とする。 【構成】 水蒸気発生器24と冷却槽25とを有し、該
水蒸気発生器24で発生させた水蒸気を清浄化すべき空
気と混合させ、その後冷却することにより凝結した水滴
と共にダストを除去し空気を清浄化するように構成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は清浄空気の供給方法及び
供給装置に関する。詳しくは、半導体装置製造用のクリ
ーンルーム等へ清浄な空気を供給する方法及び装置に関
する。
供給装置に関する。詳しくは、半導体装置製造用のクリ
ーンルーム等へ清浄な空気を供給する方法及び装置に関
する。
【0002】現在、半導体製造プロセスを行う場所、即
ち、クリーンルームにおいては、どんなに微細な粒子で
あっても存在してはならない。しかしながら、高性能フ
ィルタのみでは超微粒子は捕促できないのが現状であ
る。現在の、所謂、スーパークリーンルームでさえも、
0.1μm粒子が1m3 中に1個程度存在している。こ
のため、プロセスで要求されている許容粒子(0.05
μm粒子)以下まで捕捉する方法が要求されている。
ち、クリーンルームにおいては、どんなに微細な粒子で
あっても存在してはならない。しかしながら、高性能フ
ィルタのみでは超微粒子は捕促できないのが現状であ
る。現在の、所謂、スーパークリーンルームでさえも、
0.1μm粒子が1m3 中に1個程度存在している。こ
のため、プロセスで要求されている許容粒子(0.05
μm粒子)以下まで捕捉する方法が要求されている。
【0003】
【従来の技術】図3は従来の清浄空気供給方法を示す図
である。これは先ず供給空気を目の粗いプレフィルタ1
を通し、その後に中間フィルタ2を、次いで目の細い最
終段のHEPAフィルタ3を通過させてクリーンルーム
4に供給するようになっている。
である。これは先ず供給空気を目の粗いプレフィルタ1
を通し、その後に中間フィルタ2を、次いで目の細い最
終段のHEPAフィルタ3を通過させてクリーンルーム
4に供給するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の清浄空気供
給方法では、3段にフィルタを使用しているため、頻繁
なメンテナンスが必要であり、また0.05μm以下の
粒子を除去できないという問題があった。
給方法では、3段にフィルタを使用しているため、頻繁
なメンテナンスが必要であり、また0.05μm以下の
粒子を除去できないという問題があった。
【0005】本発明は、メンテナンスに手数を要さず、
且つ従来のフィルタでは除去しきれない0.05μm以
下の粒子を除去することができる清浄空気の供給方法及
び供給装置を実現しようとする。
且つ従来のフィルタでは除去しきれない0.05μm以
下の粒子を除去することができる清浄空気の供給方法及
び供給装置を実現しようとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の清浄空気供給方
法に於いては、水蒸気発生器24と冷却槽25とを有
し、該水蒸気発生器24で発生させた水蒸気を清浄化す
べき空気と混合させ、その後冷却することにより凝結し
た水滴と共にダストを除去し空気を清浄化することを特
徴とする。
法に於いては、水蒸気発生器24と冷却槽25とを有
し、該水蒸気発生器24で発生させた水蒸気を清浄化す
べき空気と混合させ、その後冷却することにより凝結し
た水滴と共にダストを除去し空気を清浄化することを特
徴とする。
【0007】また本発明の清浄空気供給装置に於いて
は、空気取入手段と、水蒸気発生器24と、該水蒸気発
生器24で発生させた水蒸気と空気とを混合させる混合
槽20と、該混合槽20に接続した冷却槽25とを少な
くとも具備して成ることを特徴とする。この構成を採る
ことにより、メンテナンスに手数を要さず、且つ従来の
フィルタでは除去しきれない0.05μm以下の粒子を
除去することができる清浄空気の供給方法及び供給装置
が得られる。
は、空気取入手段と、水蒸気発生器24と、該水蒸気発
生器24で発生させた水蒸気と空気とを混合させる混合
槽20と、該混合槽20に接続した冷却槽25とを少な
くとも具備して成ることを特徴とする。この構成を採る
ことにより、メンテナンスに手数を要さず、且つ従来の
フィルタでは除去しきれない0.05μm以下の粒子を
除去することができる清浄空気の供給方法及び供給装置
が得られる。
【0008】
【作用】図1は本発明の原理説明図であり、(a)図に
おいて10は捕捉しようとする微粒子、11は水蒸気の
凝結した粒子である。本発明ではこの水蒸気の粒子11
が(b)図に示す如く微粒子10を捕え、この粒子12
が(c)図の如く冷却体13に当たると、その他の水蒸
気とともに水滴に変わり、外部に排除される。同時に高
温の水蒸気により滅菌、脱塩、過剰なCO2 の除去も行
なわれ、空気を清浄化することができる。
おいて10は捕捉しようとする微粒子、11は水蒸気の
凝結した粒子である。本発明ではこの水蒸気の粒子11
が(b)図に示す如く微粒子10を捕え、この粒子12
が(c)図の如く冷却体13に当たると、その他の水蒸
気とともに水滴に変わり、外部に排除される。同時に高
温の水蒸気により滅菌、脱塩、過剰なCO2 の除去も行
なわれ、空気を清浄化することができる。
【0009】
【実施例】図2は本発明の実施例を示すブロック図であ
る。同図において、20は混合槽であり、その一方には
空気取入口21、前段フィルタ22、コンプレッサ23
が接続され、他方に水蒸気発生器24が接続されてい
る。また25は冷却槽であり、その一方を混合槽20
に、他方を清浄空気供給対象に接続している。またこの
冷却槽25は熱交換器26を内蔵しており、該熱交換器
26には冷媒を供給する冷却器27が接続されている。
また28は冷却槽に接続された排出槽、29は露点計、
30は湿度制御器、31は加熱器である。
る。同図において、20は混合槽であり、その一方には
空気取入口21、前段フィルタ22、コンプレッサ23
が接続され、他方に水蒸気発生器24が接続されてい
る。また25は冷却槽であり、その一方を混合槽20
に、他方を清浄空気供給対象に接続している。またこの
冷却槽25は熱交換器26を内蔵しており、該熱交換器
26には冷媒を供給する冷却器27が接続されている。
また28は冷却槽に接続された排出槽、29は露点計、
30は湿度制御器、31は加熱器である。
【0010】このように構成された本実施例装置を用い
た清浄空気供給方法を説明する。先ず図2において、前
段フィルタ22を通過した空気はコンプレッサ23によ
って加圧され、混合槽20に導かれる。混合槽20で
は、水蒸気発生器24で超純水から発生させた水蒸気で
満たされており、ここで供給空気と混合される。
た清浄空気供給方法を説明する。先ず図2において、前
段フィルタ22を通過した空気はコンプレッサ23によ
って加圧され、混合槽20に導かれる。混合槽20で
は、水蒸気発生器24で超純水から発生させた水蒸気で
満たされており、ここで供給空気と混合される。
【0011】この混合空気は、更に配管で導かれ冷却槽
25を通過する。この時冷却槽25の温度は、精製空気
の温度と湿度の関係によって制御される。例えば半導体
製造プロセスに必要な温度と湿度の場合、温度約22
℃、湿度約40%であるが、この場合の露点を逆算し、
冷却槽25の温度を制御すれば良い。また、氷結しない
程度まで冷却を行い、その後、露点計29と湿度制御器
30で水蒸気発生器24からの水蒸気を導入して湿度を
制御することもできる。
25を通過する。この時冷却槽25の温度は、精製空気
の温度と湿度の関係によって制御される。例えば半導体
製造プロセスに必要な温度と湿度の場合、温度約22
℃、湿度約40%であるが、この場合の露点を逆算し、
冷却槽25の温度を制御すれば良い。また、氷結しない
程度まで冷却を行い、その後、露点計29と湿度制御器
30で水蒸気発生器24からの水蒸気を導入して湿度を
制御することもできる。
【0012】この冷却槽25を通過する際、水蒸気に捕
らえられていた微粒子は、水滴とともに排出される。こ
の水滴は一旦排出槽28に集められ、ここからポンプに
よって排出される。冷却槽25を通過した空気は徐々に
上に登っていき、温度制御された加熱器31を通過し、
温度22℃、湿度40%の空気として供給対象に供給さ
れる。
らえられていた微粒子は、水滴とともに排出される。こ
の水滴は一旦排出槽28に集められ、ここからポンプに
よって排出される。冷却槽25を通過した空気は徐々に
上に登っていき、温度制御された加熱器31を通過し、
温度22℃、湿度40%の空気として供給対象に供給さ
れる。
【0013】本実施例の清浄空気供給方法及び供給装置
によれば、フィルタが1段ですみ、メンテナンスが容
易である。蒸気を通過する際に、塩分や微粒子が除去
される。フィルタが1段であるため圧力損失が少な
い。蒸気を用いるために、空気中のバクテリア等を死
滅させ殺菌することができる。また過剰なCO2 を除
去することができる。等の利点を有する。
によれば、フィルタが1段ですみ、メンテナンスが容
易である。蒸気を通過する際に、塩分や微粒子が除去
される。フィルタが1段であるため圧力損失が少な
い。蒸気を用いるために、空気中のバクテリア等を死
滅させ殺菌することができる。また過剰なCO2 を除
去することができる。等の利点を有する。
【0014】
【発明の効果】本発明に依れば、供給空気を水蒸気と混
合した後、冷却することにより、微粒子を水蒸気により
捕捉することができ、従来のフィルタでは除去しきれな
い0.05μm以下の粒子を除去することができる。ま
た同時に塩分、過剰なCO2 等の除去及び殺菌ができ
る。さらにフィルタが1段ですむためメンテナンスが容
易になる。これらにより清浄空気の安定供給が可能とな
り、従来以上の清浄化が実現されるため、半導体プロセ
スに用いた場合、微粒子の混入などによる歩留りの低下
を防止でき、品質及び生産性の向上に寄与することがで
きる。
合した後、冷却することにより、微粒子を水蒸気により
捕捉することができ、従来のフィルタでは除去しきれな
い0.05μm以下の粒子を除去することができる。ま
た同時に塩分、過剰なCO2 等の除去及び殺菌ができ
る。さらにフィルタが1段ですむためメンテナンスが容
易になる。これらにより清浄空気の安定供給が可能とな
り、従来以上の清浄化が実現されるため、半導体プロセ
スに用いた場合、微粒子の混入などによる歩留りの低下
を防止でき、品質及び生産性の向上に寄与することがで
きる。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の清浄空気供給装置の実施例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】従来の清浄空気供給方法を示す図である。
10…微粒子 11…水蒸気 12…微粒子を捕捉した水蒸気 13…冷却体 20…混合槽 21…空気取入口 22…前段フィルタ 23…コンプレッサ 24…水蒸気発生器 25…冷却槽 26…熱交換器 27…冷却器 28…排出槽 29…露点計 30…湿度制御器 31…加熱器
Claims (2)
- 【請求項1】 水蒸気発生器(24)と冷却槽(25)
とを有し、該水蒸気発生器(24)で発生させた水蒸気
を清浄化すべき空気と混合させ、その後冷却することに
より凝結した水滴と共にダストを除去し空気を清浄化す
ることを特徴とする清浄空気の供給方法。 - 【請求項2】 空気取入手段と、水蒸気発生器(24)
と、該水蒸気発生器(24)で発生させた水蒸気と空気
とを混合させる混合槽(20)と、該混合槽(20)に
接続した冷却槽(25)とを少なくとも具備して成るこ
とを特徴とする清浄空気供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4052500A JPH05256468A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 清浄空気の供給方法及び供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4052500A JPH05256468A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 清浄空気の供給方法及び供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05256468A true JPH05256468A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=12916448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4052500A Withdrawn JPH05256468A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 清浄空気の供給方法及び供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05256468A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6040120A (en) * | 1997-01-31 | 2000-03-21 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Thermal processing apparatus |
US6787254B2 (en) | 2000-07-28 | 2004-09-07 | Hydrogenics Corporation | Method and apparatus for humidification and temperature control of incoming fuel cell process gas |
US6966364B1 (en) * | 1999-02-12 | 2005-11-22 | Asml Holding N.V. | Systems and methods for controlling local environment |
US7052791B2 (en) * | 2000-07-28 | 2006-05-30 | Hydrogenics Corporation | Apparatus for humidification and temperature control of incoming fuel cell process gas |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP4052500A patent/JPH05256468A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6040120A (en) * | 1997-01-31 | 2000-03-21 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Thermal processing apparatus |
US6966364B1 (en) * | 1999-02-12 | 2005-11-22 | Asml Holding N.V. | Systems and methods for controlling local environment |
US7389813B2 (en) * | 1999-02-12 | 2008-06-24 | Asml Holding N.V. | Systems and methods for controlling local environment |
US6787254B2 (en) | 2000-07-28 | 2004-09-07 | Hydrogenics Corporation | Method and apparatus for humidification and temperature control of incoming fuel cell process gas |
US7051801B1 (en) | 2000-07-28 | 2006-05-30 | Hydrogenics Corporation | Method and apparatus for humidification and temperature control of incoming fuel cell process gas |
US7052791B2 (en) * | 2000-07-28 | 2006-05-30 | Hydrogenics Corporation | Apparatus for humidification and temperature control of incoming fuel cell process gas |
US7261150B2 (en) * | 2000-07-28 | 2007-08-28 | Hydrogenics Corporation | Apparatus for humidification and temperature control of incoming fuel cell process gas |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3073466B2 (ja) | 半導体清浄室用の空気調和システム | |
JP4124665B2 (ja) | 清浄空気ダクト及び清浄室用空気提供装置 | |
TWI255331B (en) | A air purification system and the air purification method thereof | |
TW392057B (en) | Clean room | |
JP2006322616A (ja) | 空気浄化装置 | |
JPH05256468A (ja) | 清浄空気の供給方法及び供給装置 | |
JPS6268515A (ja) | 超微細水滴の製造方法 | |
CN105381661B (zh) | 雾收集装置 | |
JPH0768194A (ja) | 汚染空気の清浄処理装置及びこの装置を用いた汚染空気の清浄処理方法 | |
JP2004181455A (ja) | 汚染制御装置、及びこれを利用した基板処理設備の空調システム、外気空調システム、ならびに空気制御方法 | |
JP3220181B2 (ja) | 空気清浄方法及びその装置 | |
JPH0325702B2 (ja) | ||
JP3393211B2 (ja) | 空気清浄化方法とその装置 | |
JPS63221822A (ja) | 液滴生成による空気浄化方法及び装置 | |
US6810100B2 (en) | Method for treating power plant heater drain water | |
JP2004245438A (ja) | 冷水塔 | |
JP2000317240A (ja) | 水を利用した空気清浄装置 | |
JPS6138644A (ja) | 集塵装置 | |
JPS6342715A (ja) | 空気等の気体の清浄化方法とその装置 | |
CN110075647A (zh) | 一种大气雾霾治理用除尘系统 | |
JPH04114712A (ja) | 空気清浄機 | |
JP7254136B2 (ja) | 気流循環システム及びこれを備えた仕上げ研磨装置 | |
JPH074497B2 (ja) | 空調方法および空調装置 | |
JPH0757299B2 (ja) | 集塵装置 | |
US11311831B1 (en) | Air purification method based on cloud physics |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |