JPH05256307A - パワーシリンダ - Google Patents

パワーシリンダ

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Publication number
JPH05256307A
JPH05256307A JP5260192A JP5260192A JPH05256307A JP H05256307 A JPH05256307 A JP H05256307A JP 5260192 A JP5260192 A JP 5260192A JP 5260192 A JP5260192 A JP 5260192A JP H05256307 A JPH05256307 A JP H05256307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
piston rod
cylinder
spring
lock nut
Prior art date
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Pending
Application number
JP5260192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hirayama
弘 平山
Mamoru Narita
守 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
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Publication of JPH05256307A publication Critical patent/JPH05256307A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でがたつきのないピストンとピス
トンロッドの結合構造を実現する。 【構成】 ピストンロッド3に形成した環状溝15にリ
ング13を嵌合し、ピストンロッド3の外周に嵌合する
ロックナット14とピストン2とをこのリング13を挟
んで螺合させる。また、ピストン2によるスプリングシ
ートBの支持をロックナット14を介して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作動油の供給に応じて
伸縮するパワーシリンダの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】作動油の供給に応じて伸縮するパワーシ
リンダは従来例えば図3のように構成されている。
【0003】すなわち、シリンダ1の内部にピストン2
に画成された2つの油室6と7を設け、ピストン2に結
合するピストンロッド3の基端をガイド4を介してシリ
ンダ1から外側へ摺動自由に突出させている。
【0004】油室6内においてピストンロッド3の外周
にスプリングシートAとBが嵌合し、これらの間にスプ
リング11が挟持される。スプリングシートAはリング
9によりピストンロッド3に支持される。スプリングシ
ートBはピストンロッド3の外周に嵌合するカラー31
を介してピストン3により支持される。スプリングシー
トAとBはさらにガイド4とシリンダ1に形成したスト
ッパ5とにより離間方向の一定以上の変位を規制され
る。
【0005】この図においては、スプリングシートAと
Bがガイド4とストッパ5にそれぞれ当接し、スプリン
グ11は最も伸長状態にある。この位置からピストン2
がいずれの方向へ摺動してもスプリングシートAまたは
Bを介してスプリング11は収縮する。したがって、油
室6または7に高圧作動油が供給されない状態ではピス
トン2はこの中立位置に弾性的に保持される。
【0006】一方、油室6と7のいずれかに高圧作動油
を供給し、他方をタンクに接続するとピストン2はスプ
リング11を押し縮めながら摺動し、スプリングシート
AとBが当接するまでピストンロッド3を伸長または収
縮側へ駆動する。
【0007】
【発明の課題】ところで、このパワーシリンダにおいて
ピストン2とピストンロッド3との結合は、図4に示す
ようにまずピストンロッド3の外周に環状に形成した環
状溝15にリング13を嵌合させ、ピストン2をピスト
ンロッド3の外周に嵌合させた後に、別の溝32にリン
グ33を嵌合させ、最後にピストン2の先端部2Aをこ
のリング33に向けてかしめることで行われる。
【0008】ところが、ピストン2の伸縮動作によりか
しめ部分に繰り返し荷重が作用すると、かしめが緩んで
ピストン2とピストンロッド3の間にがたつきが生じ、
ピストンロッド3の駆動力が低下する恐れがあった。ま
た、カラー31をピストンロッド3に固定しておかない
とピストン2が収縮側に作動した時にカラー31が軸方
向に変位して騒音を発生する恐れがあった。
【0009】本発明は、以上の問題点を解決すべくなさ
れたもので、簡単な構造でがたつきのないピストンとピ
ストンロッドの結合構造を実現することを目的とする。
【0010】
【課題を達成するための手段】本発明は、シリンダに摺
動自由に収装したピストンによりシリンダ内部に2つの
油室を画成し、ピストンに結合したピストンロッドをシ
リンダ先端から外側に摺動自由に突出させ、ピストンロ
ッドによりピストン方向に支持されたスプリングシート
Aと、これに相対してピストンに支持されたスプリング
シートBとの間にスプリングを挟持し、スプリングシー
トAとBの離間方向の一定以上の変位を規制するストッ
パをシリンダに設けたパワーシリンダにおいて、ピスト
ンロッドに形成した環状溝にリングを嵌合し、ピストン
ロッドの外周に嵌合するロックナットと前記ピストンと
をこのリングを挟んで螺合させるとともに、ピストンに
よる前記スプリングシートBの支持をこのロックナット
を介して行っている。
【0011】
【作用】ピストンをピストンロッドの溝に嵌合したリン
グを挟んでロックナットに螺合させることにより、ピス
トンとピストンロッドとロックナットとが一体に堅固に
結合する。また、ピストンがロックナットを介してスプ
リングシートBを支持するので、専用の支持部材が不要
になる。
【0012】
【実施例】図1と図2に本発明の実施例を示す。
【0013】図1において、1はシリンダ、2はシリン
ダ1に摺動自由に収装したピストン、3はピストン2に
結合したピストンロッドである。
【0014】シリンダ1の内部は、ピストン2により油
室6と7に画成される。油室6と7にはそれぞれポート
6Aと7Aが設けられる。
【0015】ピストンロッド3の一端はシリンダ1の先
端に固定したガイド4から外側に摺動自由に突出する。
【0016】ピストン2はピストンロッド3に対して図
2に示すようにロックナット14とリング13を介して
結合する。
【0017】ロックナット14はピストンロッド3の外
周に嵌合し、ピストン2の基端に形成されたカラー2B
の内周に螺合する。ピストン2とロックナット14の間
にはピストンロッド3の外周に形成された環状溝15に
嵌合するリング13が挟持され、ロックナット14をカ
ラー2Bに締め込むことによりピストン2はロックナッ
ト14との間でリング13を挟みつけるようにしてピス
トンロッド3に固定される。また螺合部分の緩み止めの
ためにカラー2Bの端部がロックナット14に向けてか
しめられる。
【0018】油室6の内側にはスプリングシートAとB
に挟持されたスプリング11が収装される。スプリング
シートAとBはピストンロッド3の外周に摺動自由に嵌
合しスプリング11により離間方向に付勢される。スプ
リングシートAはリング9を介してピストンロッド2に
支持される。また、スプリングシートBはロックナット
14を介してピストン3に支持される。なお、ロックナ
ット14は図1と2に示すピストン2の中立位置におい
て基端をスプリングシートBに当接する長さを備える。
さらに、スプリングシートBはシリンダ1の内周に形成
されたストッパ5に当接することによりスプリングシー
トAから離間方向への変位を規制される。スプリングシ
ートAについてはガイド4がストッパとして機能し、ス
プリングシートAはガイド4に当接することでスプリン
グシートBから離間方向への一定以上の変位を規制され
る。
【0019】このパワーシリンダの組み立て時において
はピストン2はピストンロッド3にあらかじめ結合した
上でシリンダ1に挿入されるが、結合時にロックナット
14をピストン2に十分に締め付けるために、ピストン
2とロックナット14に工具用の穴16と17が形成さ
れる。
【0020】次に作用を説明する。
【0021】油室6と7のいずれにも高圧作動油が供給
されない状態ではスプリング11は図1のように最も伸
長し、スプリングシートAとBをガイド4とストッパ5
にそれぞれ当接させている。ピストン2がこの位置から
いずれの方向に摺動してもスプリングシートAまたはB
を介してスプリング11が圧縮されることになるので、
結果として外部からの荷重の負荷のない状態では、ピス
トン3はスプリング11によりこの中立位置に弾性保持
される。
【0022】ポート6Aを介して油室6に高圧作動油を
供給すると、ピストン2はピストンロッド3とスプリン
グシートAを介してスプリング11を圧縮しながらスプ
リングシートAとBが当接するまで図1の右方向に摺動
する。
【0023】また、ポート7Aを介して油室7に高圧作
動油を供給するとピストン2はロックナット14とスプ
リングシートBを介してスプリング11を圧縮しながら
スプリングシートAとBが当接するまで図の左方向に摺
動する。
【0024】このようにして、ピストン2は高圧作動油
の供給方向に応じて摺動し、ピストンロッド3を軸方向
に駆動する。作動中にピストン2には軸方向の荷重が作
用するが、ロックナット14とピストン2はリング13
を挟んで十分な力で締め付けられており、ピストン2が
がたつく恐れはない。また、カラー2Bのかしめ部分は
ロックナット14の緩み止めのみを行い、軸方向荷重を
負担しないので、軸方向荷重によってかしめ部分が拡が
る恐れもない。このため、長期間に渡る使用においても
良好な作動状態が維持される。また、ピストン2の分解
と組み立ても容易に行える。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、ピストンロッド
の外周に嵌合するロックナットとピストンとをリングを
挟んで螺合させるとともに、ピストンがロックナットの
基端を介してスプリングシートを支持するようにしたの
で、ピストンがピストンロッドに強固に固定され、長期
間に渡って良好な作動状態が得られる。また、構造が簡
易で分解組み立ても容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すパワーシリンダの縦断面
図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】従来例を示すパワーシリンダの縦断面図であ
る。
【図4】図3の要部の拡大図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストン 3 ピストンロッド 4 ガイド 5 ストッパ 6,7 油室 13 リング 14 ロックナット 15 環状溝 A,B スプリングシート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダに摺動自由に収装したピストン
    によりシリンダ内部に2つの油室を画成し、ピストンに
    結合したピストンロッドをシリンダ先端から外側に摺動
    自由に突出させ、ピストンロッドによりピストン方向に
    支持されたスプリングシートAと、ピストンによりピス
    トンロッド方向に支持されたスプリングシートBとの間
    にスプリングを挟持し、スプリングシートAとBの離間
    方向の一定以上の変位を規制するストッパをシリンダに
    設けたパワーシリンダにおいて、ピストンロッドに形成
    した環状溝にリングを嵌合し、ピストンロッドの外周に
    嵌合するロックナットと前記ピストンとをこのリングを
    挟んで螺合させるとともに、ピストンによる前記スプリ
    ングシートBの支持をこのロックナットを介して行うこ
    とを特徴とするパワーシリンダ。
JP5260192A 1992-03-11 1992-03-11 パワーシリンダ Pending JPH05256307A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5260192A JPH05256307A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 パワーシリンダ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5260192A JPH05256307A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 パワーシリンダ

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Publication Number Publication Date
JPH05256307A true JPH05256307A (ja) 1993-10-05

Family

ID=12919309

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5260192A Pending JPH05256307A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 パワーシリンダ

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JP (1) JPH05256307A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017198345A (ja) * 2014-06-26 2017-11-02 株式会社小松製作所 油圧シリンダ及びクイックカプラ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017198345A (ja) * 2014-06-26 2017-11-02 株式会社小松製作所 油圧シリンダ及びクイックカプラ
US9903091B2 (en) 2014-06-26 2018-02-27 Komatsu Ltd. Quick coupler

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