JPH05256012A - ユニットタイルの接続方法 - Google Patents
ユニットタイルの接続方法Info
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- JPH05256012A JPH05256012A JP8779192A JP8779192A JPH05256012A JP H05256012 A JPH05256012 A JP H05256012A JP 8779192 A JP8779192 A JP 8779192A JP 8779192 A JP8779192 A JP 8779192A JP H05256012 A JPH05256012 A JP H05256012A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- joint material
- tile
- tiles
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 寸法調整のためのクッション性を生かしつ
つ、ユニットタイル同士を接続するための作業能率の向
上を図り得るユニットタイルの接続方法を提供する。 【構成】 同一面上に複数枚のタイル1を配列したタイ
ル群の少なくとも2辺に目地材2を配置し、前記タイル
群と目地材2とを、粘着剤層4を有するシート3の前記
粘着剤層4を介して接合し、スキンパックすることから
なるユニットタイルの接続方法。
つ、ユニットタイル同士を接続するための作業能率の向
上を図り得るユニットタイルの接続方法を提供する。 【構成】 同一面上に複数枚のタイル1を配列したタイ
ル群の少なくとも2辺に目地材2を配置し、前記タイル
群と目地材2とを、粘着剤層4を有するシート3の前記
粘着剤層4を介して接合し、スキンパックすることから
なるユニットタイルの接続方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーテンウォール等に
使用されるPC加工板であるユニットタイルの接続方法
に関する。
使用されるPC加工板であるユニットタイルの接続方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数枚のタイルを配列し、このタ
イル群の一面に、粘着剤層を有するシートを被せ、前記
粘着剤層を介して接続し、スキンパックしたユニットタ
イルが開発されている。そして、前記複数枚のユニット
タイル同士を同一面上で接続し、大番のPC加工板を形
成し、そのPC加工板をカーテンウォール等に使用して
いる。
イル群の一面に、粘着剤層を有するシートを被せ、前記
粘着剤層を介して接続し、スキンパックしたユニットタ
イルが開発されている。そして、前記複数枚のユニット
タイル同士を同一面上で接続し、大番のPC加工板を形
成し、そのPC加工板をカーテンウォール等に使用して
いる。
【0003】ところで、従来前記ユニットタイル同士を
接続するには、図4に示すように、互いに接続すべき一
方のユニットタイル8および他方のユニットタイル8
を、それぞれの端部でシート7をカットし、ユニットタ
イル8,8同士の間にウレタンフォーム等の発泡材9を
介装し、結合させていた。
接続するには、図4に示すように、互いに接続すべき一
方のユニットタイル8および他方のユニットタイル8
を、それぞれの端部でシート7をカットし、ユニットタ
イル8,8同士の間にウレタンフォーム等の発泡材9を
介装し、結合させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術におい
ては、接続すべきユニットタイル8,8間同士の間に発
泡材9を介装し、接着するようにしているため、PC加
工によりユニットタイル同士を接続する際、若干の寸法
調整を行い得る利点があるが、PC加工の作業現場での
細かい作業が必要となり、作業能率が悪いという問題が
ある。
ては、接続すべきユニットタイル8,8間同士の間に発
泡材9を介装し、接着するようにしているため、PC加
工によりユニットタイル同士を接続する際、若干の寸法
調整を行い得る利点があるが、PC加工の作業現場での
細かい作業が必要となり、作業能率が悪いという問題が
ある。
【0005】これに対して、本発明の目的は、寸法調整
のためのクッション性を生かし、かつ、ユニットタイル
同士を接続するための作業能率の向上を図り得るユニッ
トタイルの接続方法を提供することにある。
のためのクッション性を生かし、かつ、ユニットタイル
同士を接続するための作業能率の向上を図り得るユニッ
トタイルの接続方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の方法においては、同一面上に複数枚のタイ
ルを配列したタイル群の少なくとも2辺に目地材を配置
し、前記タイル群と目地材とを、粘着剤層を有するシー
トの前記粘着剤層を介して接合し、スキンパックするも
のである。
め、本発明の方法においては、同一面上に複数枚のタイ
ルを配列したタイル群の少なくとも2辺に目地材を配置
し、前記タイル群と目地材とを、粘着剤層を有するシー
トの前記粘着剤層を介して接合し、スキンパックするも
のである。
【0007】本発明のユニットタイルの接続方法を、図
1〜図3に基づいてさらに詳細に説明する。
1〜図3に基づいてさらに詳細に説明する。
【0008】これらの図に示す方法では、図1および図
2に示すように、まず成形用型である第1の型枠10内
にタイル1を並べ、複数枚のタイル1を同一面上に配列
し、さらにタイル群の少なくとも隣合う2辺に目地材2
を配置する。前記第1の型枠10は、例えば、アルミニ
ウムまたはフェノール樹脂等による硬化型樹脂で形成さ
れている。前記第1の型枠10の内部には、目地の幅に
相当する厚さの凸部11が設けられており、この凸部1
1により、タイル1を収容し配列するための凹部12
が、例えば縦6列,横6列,合計36個形成されてい
る。また、第1の型枠10の内部における少なくとも隣
合う2辺には、目地材用の空隙13が形成されている。
そして、前記各凹部12の底部には、脱気用の穴14が
設けられている。
2に示すように、まず成形用型である第1の型枠10内
にタイル1を並べ、複数枚のタイル1を同一面上に配列
し、さらにタイル群の少なくとも隣合う2辺に目地材2
を配置する。前記第1の型枠10は、例えば、アルミニ
ウムまたはフェノール樹脂等による硬化型樹脂で形成さ
れている。前記第1の型枠10の内部には、目地の幅に
相当する厚さの凸部11が設けられており、この凸部1
1により、タイル1を収容し配列するための凹部12
が、例えば縦6列,横6列,合計36個形成されてい
る。また、第1の型枠10の内部における少なくとも隣
合う2辺には、目地材用の空隙13が形成されている。
そして、前記各凹部12の底部には、脱気用の穴14が
設けられている。
【0009】前記第1の型枠10内に形成された複数個
の凹部12に、それぞれ表面を上側に向けてタイル1を
収容し、同一面上に配列し、さらに第1の型枠10の内
部に少なくとも隣合う2辺に形成された空隙13に目地
材12を収容し、配置する。次いで、タイル群とこれの
少なくとも2辺に配置された目地材12の表面にわたっ
て、シート3を被せる。
の凹部12に、それぞれ表面を上側に向けてタイル1を
収容し、同一面上に配列し、さらに第1の型枠10の内
部に少なくとも隣合う2辺に形成された空隙13に目地
材12を収容し、配置する。次いで、タイル群とこれの
少なくとも2辺に配置された目地材12の表面にわたっ
て、シート3を被せる。
【0010】前記目地材2は、発泡材やゴム等のクッシ
ョン性を有する材料で形成されており、例えば、ポリエ
チレンフォーム,ウレタンフォーム等を使用し得る。こ
の発泡材は、発泡倍率が従来の目地材として使用してい
るものに比較して、やや低めのものの方が望ましい。前
記目地材2の幅は、例えば5mm等、隣接するタイル1
間の目地とほぼ同じ寸法にし、目地材2の厚さは、タイ
ル1の厚さの範囲内とする。
ョン性を有する材料で形成されており、例えば、ポリエ
チレンフォーム,ウレタンフォーム等を使用し得る。こ
の発泡材は、発泡倍率が従来の目地材として使用してい
るものに比較して、やや低めのものの方が望ましい。前
記目地材2の幅は、例えば5mm等、隣接するタイル1
間の目地とほぼ同じ寸法にし、目地材2の厚さは、タイ
ル1の厚さの範囲内とする。
【0011】前記シート3には、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂(PET),ポリ塩化ビニル樹脂,ポリオレ
フィン樹脂,ポリエチレン樹脂等による厚さ0.2〜
0.8mmのプラスチックシートが利用される。このシ
ート3の一方の面には、予め粘着剤層(図示省略)が形
成されている。この粘着剤層は、たとえばアクリル樹脂
系感圧粘着剤を20〜50μ程度の厚さにコーティング
加工して形成される。
レート樹脂(PET),ポリ塩化ビニル樹脂,ポリオレ
フィン樹脂,ポリエチレン樹脂等による厚さ0.2〜
0.8mmのプラスチックシートが利用される。このシ
ート3の一方の面には、予め粘着剤層(図示省略)が形
成されている。この粘着剤層は、たとえばアクリル樹脂
系感圧粘着剤を20〜50μ程度の厚さにコーティング
加工して形成される。
【0012】前記粘着剤層を有するシート3を、その粘
着剤層がタイル群と目地材2の表面側接当するようにし
て被せたのち、第1の型枠10と、これの内部に配列さ
れたタイル群の少なくとも隣合う2辺に配置された目地
材2と、これらタイル群および目地材2上に被せられた
シート3とを一緒に、平行に、定位置まで上昇させ、そ
の位置に設置されているクランプ(図示省略)により、
シート3の端部を押さえる。続いて、第1の型枠10の
各凹部12に設けられた脱気用の穴14を通じて真空引
きを行い、タイル1および目地材2とシート3間の空気
を抜き、タイル1および目地材2の表面に、感圧性の粘
着剤層4を介してシート3を接着させる。
着剤層がタイル群と目地材2の表面側接当するようにし
て被せたのち、第1の型枠10と、これの内部に配列さ
れたタイル群の少なくとも隣合う2辺に配置された目地
材2と、これらタイル群および目地材2上に被せられた
シート3とを一緒に、平行に、定位置まで上昇させ、そ
の位置に設置されているクランプ(図示省略)により、
シート3の端部を押さえる。続いて、第1の型枠10の
各凹部12に設けられた脱気用の穴14を通じて真空引
きを行い、タイル1および目地材2とシート3間の空気
を抜き、タイル1および目地材2の表面に、感圧性の粘
着剤層4を介してシート3を接着させる。
【0013】次いで、前記シート3の上側よりヒータ
(図示省略)により加熱し、引き続き真空引きを行い、
隣合うタイル1同士の間に目地を成形し、タイル群およ
び目地材2を単一のシート3によりスキンパックする。
(図示省略)により加熱し、引き続き真空引きを行い、
隣合うタイル1同士の間に目地を成形し、タイル群およ
び目地材2を単一のシート3によりスキンパックする。
【0014】前記タイル群および目地材2をシート3で
スキンパックしたのち、真空引きを停止させ、十分に冷
却させた後、第1の型枠10と、タイル群および目地材
2ならびにシート3の組とを下降させ、クランプによる
シート3の把持を解き、第1の型枠10と、タイル群お
よび目地材2ならびにシート3の組とを原位置に戻す。
スキンパックしたのち、真空引きを停止させ、十分に冷
却させた後、第1の型枠10と、タイル群および目地材
2ならびにシート3の組とを下降させ、クランプによる
シート3の把持を解き、第1の型枠10と、タイル群お
よび目地材2ならびにシート3の組とを原位置に戻す。
【0015】しかる後に、前記シート3を、スキンパッ
クされたタイル群の端部に合わせて切断し、目地材2側
の2辺では、たとえば3〜7mm程度の接合片5を残し
て切断し、1枚のユニットタイル6を形成する。なお、
前記接合片5の粘着剤層には、必要により離型紙を貼り
付けておく。
クされたタイル群の端部に合わせて切断し、目地材2側
の2辺では、たとえば3〜7mm程度の接合片5を残し
て切断し、1枚のユニットタイル6を形成する。なお、
前記接合片5の粘着剤層には、必要により離型紙を貼り
付けておく。
【0016】次に、図3に示すPC加工用型である第2
の型枠15内に、前記ユニットタイル6を、シート3側
を下側に向けて同一面上に例えば縦,横とも2枚ずつ配
置する。
の型枠15内に、前記ユニットタイル6を、シート3側
を下側に向けて同一面上に例えば縦,横とも2枚ずつ配
置する。
【0017】前記第2の型枠15には、鉄製のものを使
用し、前記第2の型枠15内で、図4に示すように、互
いに接続すべき一方のユニットタイル6の目地材2側に
形成されている接合片5を、その粘着剤層を介して相手
方のユニットタイル6のシート3の表面側に接着し、例
えば、前記縦,横とも2枚ずつ合計4枚のユニットタイ
ル6を一体に接続し、カーテンウォール等に使用する大
番のPC加工板が得られる。
用し、前記第2の型枠15内で、図4に示すように、互
いに接続すべき一方のユニットタイル6の目地材2側に
形成されている接合片5を、その粘着剤層を介して相手
方のユニットタイル6のシート3の表面側に接着し、例
えば、前記縦,横とも2枚ずつ合計4枚のユニットタイ
ル6を一体に接続し、カーテンウォール等に使用する大
番のPC加工板が得られる。
【0018】
【作用】本発明のユニットタイルの接続方法では、互い
に接続すべきユニットタイル6の少なくとも隣合う2辺
に目地材2を配置し、タイル群と目地材2とを、粘着剤
層4を有するシート3の前記粘着剤層4を介して接合
し、スキンパックするものであり、目地材2としてクッ
ション性を有する材料を自由に使用できるので、寸法調
整するためのクッション性を生かしつつ、PC加工によ
りユニットタイル6同士を接続するための作業能率を高
めることが可能となる。
に接続すべきユニットタイル6の少なくとも隣合う2辺
に目地材2を配置し、タイル群と目地材2とを、粘着剤
層4を有するシート3の前記粘着剤層4を介して接合
し、スキンパックするものであり、目地材2としてクッ
ション性を有する材料を自由に使用できるので、寸法調
整するためのクッション性を生かしつつ、PC加工によ
りユニットタイル6同士を接続するための作業能率を高
めることが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明のユニットタイルの接続方法の
具体的な構成を実施例について説明する。
具体的な構成を実施例について説明する。
【0020】<実施例1>タイル1として、縦9mm,
横45mm,厚さ7mmのものを用いた。
横45mm,厚さ7mmのものを用いた。
【0021】目地材2として、ポリエチレンフォーム
(INOAC製 PEライトA8 発泡倍率15倍)
を、形成すべき1枚のユニットタイル6につき2本宛用
意した。1本の目地材は、厚さ5mm,幅2mm,長さ
600mmとし、他の1本の目地材は、厚さ5mm,幅
2mm,長さ295mmに形成した。
(INOAC製 PEライトA8 発泡倍率15倍)
を、形成すべき1枚のユニットタイル6につき2本宛用
意した。1本の目地材は、厚さ5mm,幅2mm,長さ
600mmとし、他の1本の目地材は、厚さ5mm,幅
2mm,長さ295mmに形成した。
【0022】シート3として、厚さ0.2mm,縦65
0mm,横450mmのPETシートを用いた。このシ
ート3の一方の面に、アクリル樹脂系感圧粘着剤をコー
ティング加工により厚さ50μにコーティングし、感圧
性の粘着剤層4を形成した。
0mm,横450mmのPETシートを用いた。このシ
ート3の一方の面に、アクリル樹脂系感圧粘着剤をコー
ティング加工により厚さ50μにコーティングし、感圧
性の粘着剤層4を形成した。
【0023】また、第1の型枠10として、フェノール
樹脂製のものを用いた。この第1の型枠10の内部に
は、凸部11を介してタイル1を収容するための凹部1
2を縦,横とも6個ずつ、合計36個形成した。前記凸
部11の幅は、タイル1間の目地に相当する4.75m
mにした。前記凹部12の1個の大きさは、縦95.5
mm,横45.5mm,深さ3.0mmとした。なお、
各凹部12に直径8mmの脱気用の穴14を設けた。ま
た、前記凹部12の列の隣合う2辺に、目地材2を収容
するための溝状の空隙13を形成した。この空隙13の
1本は、深さ5mm,幅2.5mm,長さ602mmと
し、他の1本は、深さ5mm,幅2.5mm,長さ29
7mmとした。
樹脂製のものを用いた。この第1の型枠10の内部に
は、凸部11を介してタイル1を収容するための凹部1
2を縦,横とも6個ずつ、合計36個形成した。前記凸
部11の幅は、タイル1間の目地に相当する4.75m
mにした。前記凹部12の1個の大きさは、縦95.5
mm,横45.5mm,深さ3.0mmとした。なお、
各凹部12に直径8mmの脱気用の穴14を設けた。ま
た、前記凹部12の列の隣合う2辺に、目地材2を収容
するための溝状の空隙13を形成した。この空隙13の
1本は、深さ5mm,幅2.5mm,長さ602mmと
し、他の1本は、深さ5mm,幅2.5mm,長さ29
7mmとした。
【0024】前記第1の型枠10の各凹部12にタイル
1を1個ずつ、表面を上側に向けてセットし、凹部12
の列の2辺に形成された空隙13には、ポリエチレンフ
ォーム製の目地材2をセットした。
1を1個ずつ、表面を上側に向けてセットし、凹部12
の列の2辺に形成された空隙13には、ポリエチレンフ
ォーム製の目地材2をセットした。
【0025】次に、タイル群と目地材2の表面にわたっ
て、前記粘着剤層4を下側に配してシート3を被せた。
て、前記粘着剤層4を下側に配してシート3を被せた。
【0026】続いて、前記第1の型枠10と、タイル群
および目地材2ならびにシート3の組を予め決められた
位置にセットし、この位置から定位置まで上昇させ、こ
の定位置に設置されているクランプによりシート3の端
部を押さえた。この状態から脱気用の穴14を通じて真
空引きを行い、タイル群と目地材2の表面にシート3を
密着させ、感圧性の粘着剤層4を介して接着させた。更
に、シート3の表面に、400Wで36個のヒータを接
近させ、約12秒間加熱し、その間引き続き真空引きを
行い、シート3をタイル1,1間の凸部11に添わせて
目地を成形すると同時に、前記タイル群と目地材2とを
単一のシート3により、スキンパックした。
および目地材2ならびにシート3の組を予め決められた
位置にセットし、この位置から定位置まで上昇させ、こ
の定位置に設置されているクランプによりシート3の端
部を押さえた。この状態から脱気用の穴14を通じて真
空引きを行い、タイル群と目地材2の表面にシート3を
密着させ、感圧性の粘着剤層4を介して接着させた。更
に、シート3の表面に、400Wで36個のヒータを接
近させ、約12秒間加熱し、その間引き続き真空引きを
行い、シート3をタイル1,1間の凸部11に添わせて
目地を成形すると同時に、前記タイル群と目地材2とを
単一のシート3により、スキンパックした。
【0027】前記タイル群と目地材2をスキンパックし
たのち、ヒータを定位置に上昇させ、真空引きを停止さ
せ、前記第1の型枠10と、タイル群および目地材2な
らびにシート3の組を一緒に下降させ、クランプによる
シート3の把持を解き、さらに、前記第1の型枠10
と、タイル群および目地材2ならびにシート3の組を原
位置に戻した。
たのち、ヒータを定位置に上昇させ、真空引きを停止さ
せ、前記第1の型枠10と、タイル群および目地材2な
らびにシート3の組を一緒に下降させ、クランプによる
シート3の把持を解き、さらに、前記第1の型枠10
と、タイル群および目地材2ならびにシート3の組を原
位置に戻した。
【0028】その後、タイル群および目地材2とこれら
をスキンパックしているシート3とを十分に冷却したの
ち、前記シート3を、スキンパックされたタイル群と目
地材2におけるタイル群側の2辺では、タイル群の端部
に合わせて切断し、目地材2側の2辺では、タイル群の
端縁部の位置から5mmを残して切断し、接合片5を形
成した。以上の工程により、4枚のユニットタイル6を
形成した。
をスキンパックしているシート3とを十分に冷却したの
ち、前記シート3を、スキンパックされたタイル群と目
地材2におけるタイル群側の2辺では、タイル群の端部
に合わせて切断し、目地材2側の2辺では、タイル群の
端縁部の位置から5mmを残して切断し、接合片5を形
成した。以上の工程により、4枚のユニットタイル6を
形成した。
【0029】次に、PC加工用型である鉄製の第2の型
枠15を用いて、前記ユニットタイル6のPC加工を行
った。この第2の型枠15は、縦,横2枚ずつユニット
タイル6を収容すべく、内のりで縦1200mm,横6
00mmに形成した。
枠15を用いて、前記ユニットタイル6のPC加工を行
った。この第2の型枠15は、縦,横2枚ずつユニット
タイル6を収容すべく、内のりで縦1200mm,横6
00mmに形成した。
【0030】前記第2の型枠15内に、縦,横とも2枚
ずつユニットタイル6を、シート3を下側に向けてセッ
トした。このとき、互いに接続すべき一方のユニットタ
イル6の目地材2側に形成されている接合片5の部分
に、他方のユニットタイル6のタイル群側の端部を重ね
合わせて押さえ付け、接合片5に施されている粘着剤層
4を介して他方のユニットタイル6のシート3の表面を
接着し、4枚のユニットタイル6を一体に接続し、PC
加工板を得た。
ずつユニットタイル6を、シート3を下側に向けてセッ
トした。このとき、互いに接続すべき一方のユニットタ
イル6の目地材2側に形成されている接合片5の部分
に、他方のユニットタイル6のタイル群側の端部を重ね
合わせて押さえ付け、接合片5に施されている粘着剤層
4を介して他方のユニットタイル6のシート3の表面を
接着し、4枚のユニットタイル6を一体に接続し、PC
加工板を得た。
【0031】而して、この実施例では、互いに接続すべ
きユニットタイル6の少なくとも隣合う2辺に目地材2
を配置し、タイル群と目地材2とを、粘着剤層4を有す
るシート3の前記粘着剤層4を介して接合してスキンパ
ックしており、PC加工に際して、タイル群に目地材を
その都度接着する手数を省略することができた。また、
目地材2にはクッション性を有するポリエチレンフォー
ムを用いているので、タイル1や目地材2と第1の型枠
10の各部の製作誤差を吸収することができ、ユニット
タイル6と第2の型枠15間の製作誤差を吸収すること
ができることにより、ユニットタイル6の成形時および
PC加工時とも寸法調整を行うことができた。
きユニットタイル6の少なくとも隣合う2辺に目地材2
を配置し、タイル群と目地材2とを、粘着剤層4を有す
るシート3の前記粘着剤層4を介して接合してスキンパ
ックしており、PC加工に際して、タイル群に目地材を
その都度接着する手数を省略することができた。また、
目地材2にはクッション性を有するポリエチレンフォー
ムを用いているので、タイル1や目地材2と第1の型枠
10の各部の製作誤差を吸収することができ、ユニット
タイル6と第2の型枠15間の製作誤差を吸収すること
ができることにより、ユニットタイル6の成形時および
PC加工時とも寸法調整を行うことができた。
【0032】<実施例2>前記目地材2として、目地材
としての発泡材とシート3との接着力を上げるために、
発泡材の表面が易接着加工されているものを利用した。
としての発泡材とシート3との接着力を上げるために、
発泡材の表面が易接着加工されているものを利用した。
【0033】また、シート3に粘着剤層4を形成するほ
か、発泡材側に両面粘着テープを貼り付けてもよい。
か、発泡材側に両面粘着テープを貼り付けてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のユニットタ
イルの接続方法では、同一面上に複数枚のタイルを配列
したタイル群の少なくとも2辺に目地材を配置し、前記
タイル群と目地材とを、粘着剤を有するシートの前記粘
着剤を介して接合し、スキンパックすることからなるも
のであり、目地材2としてクッション性を有する材料を
自由に使用できるので、寸法調整するためのクッション
性を生かしつつ、PC加工によりユニットタイル同士を
接続するための作業能率を高め得る効果がある。
イルの接続方法では、同一面上に複数枚のタイルを配列
したタイル群の少なくとも2辺に目地材を配置し、前記
タイル群と目地材とを、粘着剤を有するシートの前記粘
着剤を介して接合し、スキンパックすることからなるも
のであり、目地材2としてクッション性を有する材料を
自由に使用できるので、寸法調整するためのクッション
性を生かしつつ、PC加工によりユニットタイル同士を
接続するための作業能率を高め得る効果がある。
【図1】本発明のユニットタイルの接続方法の一実施例
を説明する平面図である。
を説明する平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明方法で得られたユニットタイルを用いて
PC加工板を形成する状態を示す平面図である。
PC加工板を形成する状態を示す平面図である。
【図4】本発明方法で得られたユニットタイル同士の結
合状態を示す一部拡大断面図である。
合状態を示す一部拡大断面図である。
【図5】従来のユニットタイルの接続方法例を示す断面
図である。
図である。
1…タイル 2…目地材 3…シート 4…粘着剤層 5…接合片 6…ユニットタイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 ところで、従来前記ユニットタイル同士
を接続するには、図5に示すように、互いに接続すべき
一方のユニットタイル8および他方のユニットタイル8
を、それぞれの端部でシート7をカットし、ユニットタ
イル8,8同士の間にウレタンフォーム等の発泡材9を
介装し、結合させていた。
を接続するには、図5に示すように、互いに接続すべき
一方のユニットタイル8および他方のユニットタイル8
を、それぞれの端部でシート7をカットし、ユニットタ
イル8,8同士の間にウレタンフォーム等の発泡材9を
介装し、結合させていた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 前記第1の型枠10内に形成された複数
個の凹部12に、それぞれ表面を上側に向けてタイル1
を収容し、同一面上に配列し、さらに第1の型枠10の
内部に少なくとも隣合う2辺に形成された空隙13に目
地材2を収容し、配置する。次いで、タイル群とこれの
少なくとも2辺に配置された目地材2の表面にわたっ
て、シート3を被せる。
個の凹部12に、それぞれ表面を上側に向けてタイル1
を収容し、同一面上に配列し、さらに第1の型枠10の
内部に少なくとも隣合う2辺に形成された空隙13に目
地材2を収容し、配置する。次いで、タイル群とこれの
少なくとも2辺に配置された目地材2の表面にわたっ
て、シート3を被せる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 <実施例1>タイル1として、縦95m
m,横45mm,厚さ7mmのものを用いた。
m,横45mm,厚さ7mmのものを用いた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 目地材2として、ポリエチレンフォーム
(INOAC製PEライトA8 発泡倍率15倍)を、
形成すべき1枚のユニットタイル6につき2本宛用意し
た。1本の目地材は、幅5mm,厚さ2mm,長さ60
0mmとし、他の1本の目地材は、幅5mm,厚さ2m
m,長さ295mmに形成した。
(INOAC製PEライトA8 発泡倍率15倍)を、
形成すべき1枚のユニットタイル6につき2本宛用意し
た。1本の目地材は、幅5mm,厚さ2mm,長さ60
0mmとし、他の1本の目地材は、幅5mm,厚さ2m
m,長さ295mmに形成した。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 また、第1の型枠10として、フェノー
ル樹脂製のものを用いた。この第1の型枠10の内部に
は、凸部11を介してタイル1を収容するための凹部1
2を縦,横とも6個ずつ、合計36個形成した。前記凸
部11の幅は、タイル1間の目地に相当する4.75m
mにした。前記凹部12の1個の大きさは、縦95.5
mm,横45.5mm,深さ3.0mmとした。なお、
各凹部12に直径8mmの脱気用の穴14を設けた。ま
た、前記凹部12の列の隣合う2辺に、目地材2を収容
するための溝状の空隙13を形成した。この空隙13の
1本は、幅5mm,深さ2.5mm,長さ602mmと
し、他の1本は、幅5mm,深さ2.5mm,長さ29
7mmとした。
ル樹脂製のものを用いた。この第1の型枠10の内部に
は、凸部11を介してタイル1を収容するための凹部1
2を縦,横とも6個ずつ、合計36個形成した。前記凸
部11の幅は、タイル1間の目地に相当する4.75m
mにした。前記凹部12の1個の大きさは、縦95.5
mm,横45.5mm,深さ3.0mmとした。なお、
各凹部12に直径8mmの脱気用の穴14を設けた。ま
た、前記凹部12の列の隣合う2辺に、目地材2を収容
するための溝状の空隙13を形成した。この空隙13の
1本は、幅5mm,深さ2.5mm,長さ602mmと
し、他の1本は、幅5mm,深さ2.5mm,長さ29
7mmとした。
Claims (1)
- 【請求項1】 同一面上に複数枚のタイルを配列したタ
イル群の少なくとも隣合う2辺に目地材を配置し、前記
タイル群と目地材とを粘着剤層を有するシートの前記粘
着剤層を介して接合させ、スキンパックすることを特徴
とするユニットタイルの接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8779192A JPH05256012A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | ユニットタイルの接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8779192A JPH05256012A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | ユニットタイルの接続方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05256012A true JPH05256012A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=13924808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8779192A Pending JPH05256012A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | ユニットタイルの接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05256012A (ja) |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP8779192A patent/JPH05256012A/ja active Pending
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