JPH05255955A - 建設機械の走行速度制御装置 - Google Patents

建設機械の走行速度制御装置

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JPH05255955A
JPH05255955A JP4088195A JP8819592A JPH05255955A JP H05255955 A JPH05255955 A JP H05255955A JP 4088195 A JP4088195 A JP 4088195A JP 8819592 A JP8819592 A JP 8819592A JP H05255955 A JPH05255955 A JP H05255955A
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JP
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pilot
traveling
travel
lever
traveling speed
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JP4088195A
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English (en)
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Koichiro Niwada
孝一郎 庭田
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Yutani Heavy Industries Ltd
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 油圧ショベルが狭隘地、足場の悪い現場で走
行する場合に従来技術では、走行レバーの操作角度を微
操作域に保持するか、又はエンジン回転数を低回転に下
げていた。そして次に作業アタッチメントの作動速度を
速くしたいときには、再びエンジン回転数を上げてい
た。上記の操作方法は、操作しづらい上にわずらわしか
った。本発明は、上記の問題点を解決する。 [構成] 本発明の走行速度制御装置では、建設機械の
走行レバーの操作量検出手段と、走行速度調整設定手段
と、走行用パイロット切換弁のパイロット圧受圧部へ作
用せしめる電磁比例弁用パイロット二次圧作用手段をそ
なえ、上記走行速度調整設定手段を所要の走行速度に設
定して走行レバーを前後進のいずれか一方向に傾動操作
したとき、走行用パイロット切換弁内スプールのスロト
ーク移動量を規制するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてクローラ式油
圧ショベルなど建設機械,作業車両の走行速度制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、油圧ショベルの従来技術の走行
速度制御回路図である。図において、1L,1Rは左右
一対の走行用油圧リモコン弁(以下、リモコン弁とい
う)、2F,2Rはリモコン弁1Lのそれぞれ前進用,
後進用パイロット弁、3は走行レバー、4F,4Rはリ
モコン弁1Rのそれぞれ前進用,後進用パイロット弁、
5は走行レバー、6L,6Rは左右の走行モータ、7
L,7Rは走行モータ6L,6R制御用のそれぞれ走行
用パイロット切換弁(以下、走行弁という)、8F,8
Rは走行弁7Lのそれぞれ前進側,後進側パイロット圧
受圧部、9F,9Rは走行弁7Rのそれぞれ前進側,後
進側パイロット圧受圧部、10,11は可変ポンプであ
る第1,第2ポンプ、12はパイロットポンプ、13は
油タンク、14はエンジン、15はエンジン14のガバ
ナ、16はコントローラ、17はアクセルレバー装置、
18はアクセルレバー装置17のアクセルレバー、19
はアクセルレバー18の操作位置を検出するポテンショ
メータ、20はガバナ15を調整駆動する制御モータで
あるステッピングモータである。なおアクセルレバー1
8を矢印Lの方向に操作するとエンジン14はローアイ
ドル回転となり、矢印Hの方向に操作するとハイアイド
リング回転となる。
【0003】図5における従来技術の走行速度制御回路
では、走行レバー3,5を操作することによりパイロッ
ト弁(2F,2R,4F,4Rのうちいずれかのパイロ
ット弁)からリモコン用パイロット二次圧を導出せしめ
て走行弁7L,7Rを切換制御し、走行モータ6L,6
Rを作動するようにしている。また油圧ショベルの作業
時に、作業状況に応じてアクセルレバー装置17のアク
セルレバー18を所要の位置に操作する。アクセルレバ
ー18の操作位置信号がポテンショメータ19よりコン
トローラ16に入力され、コントローラ16では上記操
作位置信号に基づき判断し、ステッピングモータ20に
対して指令信号を出力する。ステッピングモータ20が
回転作動してガバナ15を調整するので、エンジン14
を高速回転あるいは低速回転に設定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】クローラ式油圧ショベ
ルが狭隘地,あるいは足場の悪い現場で移動するときに
は、安全を全うするために低速走行を行わなければなら
ない。この低速走行を行う場合にエンジンをハイアイド
リング回転状態にしていると、従来技術の油圧ショベル
では、走行レバーの操作角度を中間操作域,あるいは微
操作域に保持する必要がある。この状態の走行レバーで
はその操作制御範囲が小さいので、走行レバーの傾動操
作は、非常に操作しにくい。そのためにエンジンをロー
アイドル回転に下げて走行を行うと、次に油圧ショベル
の作業アタッチメント(図示しない)を操作するときに
は、作業アタッチメントの動作速度を上げるために再び
エンジン回転数をハイアイドリング回転に上げていた。
このような操作方法,手順は操作しづらい上にその手間
がわずらわしかった。本発明は、上記の問題点を解決で
きる走行速度制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の走行速度制御装
置では、走行レバーの操作量検出手段と、走行速度調整
設定手段と、走行用パイロット切換弁のパイロット圧受
圧部へ作用せしめる電磁比例弁用パイロット二次圧作用
手段をそなえ、上記走行速度調整設定手段を所要の走行
速度に設定して走行レバーを前後進のいずれか一方向に
傾動操作したとき、その走行レバー操作により導出され
るリモコン用パイロット二次圧が作用する走行用パイロ
ット切換弁のパイロット圧受圧部と反対側のパイロット
圧受圧部に対して電磁比例弁用パイロット二次圧を作用
せしめることにより、走行用パイロット切換弁内スプー
ルのストローク移動量を規制するようにした。また上記
コントローラでは走行速度調整手段の調整設定により定
まる設定走行速度の最高走行速度に対する速度比率を演
算し、また走行レバー操作により入力される圧力センサ
からの電圧信号に基づき、上記速度比率を乗じて演算処
理し、コントローラよりパイロット圧指令信号を電油変
換器を介して上記反対側のパイロット圧受圧部に対して
出力するようにした。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の第1実施例走行速度制御
装置を示す回路図である。図において、従来技術と同一
構成要素を使用しているものに対しては同符号を付す。
21L,21Rは左右に配設した電磁切換弁、22F,
22Rは電磁切換弁21Lのそれぞれ前進時通電用,後
進時通電用ソレノイド、23F,23Rは電磁切換弁2
1Rのそれぞれ前進時通電用,後進時通電用ソレノイ
ド、24L,24Rは左右に配設した電油変換器である
電磁比例減圧弁、25,26は電磁比例減圧弁24L,
24Rのそれぞれソレノイド、27,28,29,30
はパイロット二次圧の高圧選択を行うそれぞれシャトル
弁、31はコントローラ、32,33は走行レバー3の
操作量検出手段である圧力センサ、34,35は走行レ
バー5の操作量検出手段である圧力センサ、36は走行
速度調整手段としての走行速度設定操作部である。なお
上記走行速度設定操作部36は、所要の走行速度を無段
階(ボリューム操作式の無段階)的、あるいは段階的に
調整設定できるものである。また上記圧力センサ32,
〜,35を用いる代わりに、ポテンショメータ(図示し
ない)などの操作量検出手段を走行レバー3,5に対し
て設けるようにしてもよい。
【0007】次に、本発明の第1実施例走行速度制御装
置の構成を図1について述べる。なおこの走行速度制御
装置の回路構成は、左の走行モータ6L側と、右の走行
モータ6Rとが同じ機能を発揮できるように対称的に構
成されているので、代表として左の走行モータ6L側に
ついて説明する。図1に示す走行速度制御装置では、走
行レバー3の操作量検出手段として圧力センサ32,3
3を設け、また走行速度調整手段として走行速度設定操
作部36を設け、また走行用パイロット切換弁7Lのパ
イロット圧受圧部8F,8Rへ作用せしめる電磁比例弁
用パイロット二次圧作用手段として電磁切換弁21L及
び電磁比例減圧弁24Lを配設せしめた。そして上記走
行速度設定操作部36を所要の走行速度に設定して走行
レバー3を前後進のいずれか一方向に傾動操作したと
き、その走行レバー(3)操作により導出されるリモコ
ン用パイロット二次圧が作用する走行用パイロット切換
弁7Lのパイロット圧受圧部と反対側のパイロット受圧
部に対して、電磁比例減圧弁24Lから導出される電磁
比例弁用パイロット二次圧を、電磁切換弁21Lを介し
て作用せしめるように構成した。
【0008】次に、本発明の第1実施例走行速度制御装
置の作用について述べる。油圧ショベルを所要の速度で
走行を行いたいときには、走行速度設定操作部36を手
動(手指で動かす)で回して調整し、所要の走行速度を
設定する。走行速度設定操作部36からの走行速度調整
信号は、予めコントローラ31に入力される。またアク
セルレバー18は、ハイアイドリング位置Hに設定して
おく。そして走行レバー3を操作(前進操作と後進操作
とがあるが説明の都合上、走行レバー3を前方に傾動し
て前進を行う場合を例にする)すると、前進用パイロッ
ト弁2Fから導出されるリモコン用パイロット二次圧
は、管路37、38、シャトル弁27、管路39を経
て、前進用パイロット圧受圧部8Fに作用する。走行用
パイロット切換弁7L内のスプール(図示しない)はス
トローク移動して走行用パイロット切換弁7Lを前進用
位置イに切換作動させようとする。一方それと同時に管
路37−38内のリモコン用パイロット二次圧は、管路
40を通じて圧力センサ32に作用する。圧力センサ3
2からの操作量検出信号は、コントローラ31に入力さ
れる。コントローラ31では、上記走行速度設定操作部
36からの走行速度調整信号,ポテンショメータ19か
らのアクセルレバー操作位置信号,圧力センサ32から
の走行レバー操作量検出信号に基づき判断し、前進時通
電用ソレノイド22F及びソレノイド25に指令信号を
出力する。電磁切換弁21Lがロ位置に切換わるととも
に、電磁比例減圧弁24Lは調整作動する。パイロット
ポンプ12からのパイロット一次圧は、電磁比例減圧弁
24Lより電磁比例弁用パイロット二次圧として導出さ
れ、管路41、電磁切換弁21Lのロ位置、管路42、
シャトル弁28、管路43を経て、パイロット圧受圧部
8Rに作用する。それにより走行用パイロット切換弁7
Lが前進用位置イに切換作動しようとするときのスプー
ルのストローク移動量を規制するので、第1ポンプ10
からのメイン圧油が走行用パイロット切換弁7Lにて規
制されて走行モータ6Lに供給される。したがって、エ
ンジン14をハイアイドリング回転させて、また走行レ
バー3を微小操作することなしに、所要の設定速度で走
行することができる。なお後進の場合には、走行レバー
1Lを後方に操作すると、後進用パイロット弁2Rから
導出されるリモコン用パイロット二次圧が走行用パイロ
ット切換弁7Lの後進用パイロット圧受圧部8Rに作用
し、コントローラ31の指令に基づく電磁比例弁用パイ
ロット二次圧はパイロット圧受圧部8Fに作用する。し
たがって後進の場合も、前進の場合と同様に、走行用パ
イロット切換弁7が切換作動しようとするときにそのス
プールのストローク移動量は規制される。
【0009】
【発明の効果】また本発明の走行速度制御装置では、走
行速度設定操作部36の調整操作をしたときその走行速
度調整信号がコントローラ31に入力されると、コント
ローラ31では設定走行速度の最高走行速度に対する速
度比率を演算する。そして走行レバー操作により入力さ
れる圧力センサからの電圧信号に基づき、上記速度比率
を乗じて演算処理を行う。すなわち本発明では予め設定
された走行速度設定操作部36の調整位置により定まる
速度比率と、走行レバーを操作することで生じるリモコ
ン用パイロット二次圧を、圧力センサにより電圧化した
値の積により、制御圧力として電磁比例弁用パイロット
二次圧を生じさせ、操作している走行用パイロット切換
弁の反対側のパイロット圧受圧部(たとえば前進操作時
には後進側パイロット圧受圧部)へ上記電磁比例弁用パ
イロット二次圧を印加させるようにした。図2は、走行
用パイロット切換弁7Lの前進側パイロット圧受圧部8
Fに作用するリモコン用パイロット二次圧と、後進側パ
イロット圧受圧部8Rに作用する電磁比例弁用パイロッ
ト二次圧とを示す図表である。図2における電磁比例弁
用パイロット二次圧の線(一点鎖線で示す)の傾きは、
同じリモコン用パイロット二次圧の変化に対し、走行速
度設定操作部36の調整位置で定まる。上記のようにし
て、走行レバーの操作により導出されるリモコン用パイ
ロット二次圧は電磁比例弁用パイロット二次圧の作用で
相対的に減少され、走行用パイロット切換弁7L内スプ
ールのストローク移動量が規制される。その結果、走行
モータ6L,6Rへ供給される圧油流量が制限されるの
で、油圧ショベルを所要の設定速度で走行させることが
できる。
【0010】次に図3は、本発明の第2実施例走行速度
制御装置を示す回路図である。図において、第1実施例
走行速度制御装置(図1に示す)と同一構成要素を使用
しているものに対しては同符号を付す。44L,44R
は左右に配設したパイロット切換弁、45F,45Rは
パイロット切換弁44Lのそれぞれ前進時用,後進時用
パイロットポート、46F,46Rはパイロット切換弁
44Rのそれぞれ前進時用,後進時用パイロットポー
ト、31aはコントローラである。この図3における第
2実施例走行速度制御装置では、第1実施例走行速度制
御装置(図1に示す)における電磁切換弁21L,21
Rの代わりに、パイロット切換弁44L,44Rを配設
した。それでたとえば走行レバー3を前方へ傾動操作す
ると、前進用パイロット弁2Fから導出されるリモコン
用パイロット二次圧は、管路37、38a、38b、シ
ャトル弁27、管路39を経て、前進用パイロット圧受
圧部8Fに作用する。走行用パイロット切換弁7L内の
スプール(図示しない)はストローク移動して走行用パ
イロット切換弁7Lを前進用位置イに切換作動させよう
とする。一方それと同時に管路38a−38b内のリモ
コン用パイロット圧は、管路47を通じてパイロットポ
ート45Fに作用する。パイロット切換弁44Lは、中
立位置よりロ’位置に切換わる。また上記と同時に管路
37−38a内のリモコン用パイロット二次圧は、管路
40を通じて圧力センサ32に作用する。圧力センサ3
2からの操作量検出信号は、コントローラ31aに入力
される。コントローラ31aでは、上記走行速度設定操
作部36からの走行速度調整信号,ポテンショメータ1
9からのアクセルレバー操作位置信号,圧力センサ32
からの走行レバー操作量検出信号に基づき判断し、ソレ
ノイド25に指令信号を出力する。電磁比例減圧弁24
Lが調整作動し、その電磁比例減圧弁24Lから導出さ
れる電磁比例弁用パイロット二次圧は、管路41、パイ
ロット切換弁44Lのロ’位置、管路42、シャトル弁
28、管路43を経て、パイロット圧受圧部8Rに作用
する。それにより走行用パイロット切換弁7Lが前進用
位置イに切換作動しようとするときのスプールのストロ
ーク移動量を規制するので、第1ポンプ10からのメイ
ン圧油が走行用パイロット切換弁7Lにて規制されて走
行モータ6Lに供給される。それにより、エンジン14
をハイアイドリング回転させて、また走行レバー3を微
小操作することなしに、所要の設定速度で走行すること
ができる。したがって図3に示す第2実施例走行速度制
御装置の作用機能は、第1実施例走行速度制御装置の場
合と同様である。
【0011】次に図4は、本発明の第3実施例走行速度
制御装置を示す回路図である。図において、第1実施例
走行速度制御装置(図1に示す)と同一構成要素を使用
しているものに対しては同符号を付す。48,49,5
0,51はシャトル弁27,28,29,30にそれぞ
れ接続する電磁比例減圧弁、52,53,54,55は
電磁比例減圧弁48,〜,51のそれぞれソレノイド、
31bはコントローラである。この図4における第3実
施例走行速度制御装置は、図1における電磁切換弁21
L,21R、あるいはまた図3におけるパイロット切換
弁44L,44Rを不要にした装置である。それでたと
えば走行レバー3を前方へ傾動操作すると、前進用パイ
ロット弁2Fから導出されるリモコン用パイロット二次
圧は、管路37、38、シャトル弁27、管路39を経
て、前進用パイロット圧受圧部8Fに作用する。走行用
パイロット切換弁7L内のスプール(図示しない)はス
トローク移動して走行用パイロット切換弁7Lを前進用
位置イに切換作動させようとする。一方それと同時に管
路37−38内のリモコン用パイロット二次圧は、管路
40を通じて圧力センサ32に作用する。圧力センサ3
2からの操作量検出信号は、コントローラ31bに入力
される。コントローラ31bでは、上記走行速度設定操
作部36からの走行速度調整信号,ポテンショメータ1
9からのアクセルレバー操作位置信号,圧力センサ32
からの走行レバー操作量検出信号に基づき判断し、ソレ
ノイド53に指令信号を出力する。電磁比例減圧弁49
が調整作動し、その電磁比例減圧弁49から導出される
電磁比例弁用パイロット二次圧は、管路56、シャトル
弁28、管路43を経て、パイロット圧受圧部8Rに作
用する。それにより走行用パイロット切換弁7Lが前進
用位置イに切換作動しようとするときのスプールのスト
ローク移動量を規制するので、第1ポンプ10からのメ
イン圧油が走行用パイロット切換弁7Lにて規制されて
走行モータ6Lに供給される。したがって図4に示す第
3実施例走行速度制御装置の作用機能も、第1実施例走
行速度制御装置の場合と同様である。
【0012】
【発明の効果】油圧ショベルが狭隘地、あるいは足場の
悪い現場で走行する場合に従来技術では、走行レバーの
操作角度を微操作域に保持するか、又はエンジン回転数
を低回転に下げていた。そして次に作業アタッチメント
の作動速度を速くしたいときには、再びエンジン回転数
を上げていた。上記の操作方法は、操作しづらい上にわ
ずらわしかった。しかし本発明の走行速度制御装置で
は、走行レバーの操作量検出手段と、走行速度調整設定
手段と、走行用パイロット切換弁のパイロット圧受圧部
へ作用せしめる電磁比例弁用パイロット二次圧作用手段
をそなえ、上記走行速度調整設定手段を所要の走行速度
に設定して走行レバーを前後進のいずれか一方向に傾動
操作したとき、その走行レバー操作により導出されるリ
モコン用パイロット二次圧が作用する走行用パイロット
切換弁のパイロット圧受圧部と反対側のパイロット圧受
圧部に対して電磁比例弁用パイロット二次圧を作用せし
めることにより、走行用パイロット切換弁内スプールの
ストローク移動量を規制するようにした。また本発明で
は予め設定された走行速度設定操作部の調整位置により
定まる速度比率と、走行レバーを操作することで生じる
リモコン用パイロット二次圧を、圧力センサにより電圧
化した値の積により、制御圧力として電磁比例弁用パイ
ロット二次圧を生じさせ、操作している走行用パイロッ
ト切換弁の反対側のパイロット圧受圧部(たとえば前進
操作時には後進側パイロット圧受圧部)へ上記電磁比例
弁用パイロット二次圧を印加させるようにした。それに
より、走行レバーの操作により導出されるリモコン用パ
イロット二次圧は電磁比例弁用パイロット二次圧の作用
で相対的に減少され、走行用パイロット切換弁内スプー
ルのストローク移動量が規制される。その結果走行モー
タへ供給される圧油流量が制限されるので、油圧ショベ
ルを所要の設定速度で走行させることができる。したが
って本発明の走行速度制御装置をそなえた建設機械で
は、予め所要の走行速度を走行速度設定操作部にて設定
しておけば、エンジンを高速回転状態にしていても、設
定速度の遅速にかかわらず走行レバーをほぼ同じ操作角
度量で操作して所要の設定速度で走行できるので、走行
用操作性及び安全性と、建設機械の作業性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例走行速度制御装置を示す回
路図である。
【図2】本発明における走行用パイロット切換弁に作用
するリモコン用パイロット二次圧と電磁比例弁用パイロ
ット二次圧とを示す図表である。
【図3】本発明の第2実施例走行速度制御装置を示す回
路図である。
【図4】本発明の第3実施例走行速度制御装置を示す回
路図である。
【図5】油圧ショベルの従来技術の走行速度制御回路図
である。
【符号の説明】
3,5 走行レバー 6L,6R 走行モータ 7L,7R 走行用パイロット切換弁 8F,8R,9F,9R パイロット圧受圧部 10,11 第1,第2ポンプ 12 パイロットポンプ 14 エンジン 16,31,31a,31b コントローラ 18 アクセルレバー 21L,21R 電磁切換弁 24L,24R,48,〜,51 電磁比例減圧弁 32,〜,35 圧力センサ 36 走行速度設定操作部 44L,44R パイロット切換弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン及びそのエンジンによって駆動
    される可変ポンプを装備し、また走行レバーを操作する
    ことにより走行用パイロット切換弁を介して走行モータ
    を制御するようにした走行速度制御回路において、走行
    レバーの操作量検出手段と、走行速度調整設定手段と、
    走行用パイロット切換弁のパイロット圧受圧部へ作用せ
    しめる電磁比例弁用パイロット二次圧作用手段をそな
    え、上記走行速度調整設定手段を所要の走行速度に設定
    して走行レバーを前後進のいずれか一方向に傾動操作し
    たとき、その走行レバー操作により導出されるリモコン
    用パイロット二次圧が作用する走行用パイロット切換弁
    のパイロット圧受圧部と反対側のパイロット圧受圧部に
    対して電磁比例弁用パイロット二次圧を作用せしめるこ
    とにより、走行用パイロット切換弁内スプールのストロ
    ーク移動量を規制するようにしたことを特徴とする建設
    機械の走行速度制御装置。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    の走行速度制御装置において、コントローラでは走行速
    度調整手段の調整設定により定まる設定走行速度の最高
    走行速度に対する速度比率を演算し、また走行レバー操
    作により入力される圧力センサからの電圧信号に基づ
    き、上記速度比率を乗じて演算処理し、コントローラよ
    りパイロット圧指令信号を電油変換器を介して上記反対
    側のパイロット圧受圧部に対して出力するようにしたこ
    とを特徴とする建設機械の走行速度制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012162956A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Nippo Corp 作業機械の走行規制装置
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US10316496B2 (en) 2014-09-30 2019-06-11 Kubota Corporation Hydraulic system for work machine, and work machine

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