JPH10246204A - 油圧ポンプのカットオフ装置 - Google Patents

油圧ポンプのカットオフ装置

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JPH10246204A
JPH10246204A JP5269397A JP5269397A JPH10246204A JP H10246204 A JPH10246204 A JP H10246204A JP 5269397 A JP5269397 A JP 5269397A JP 5269397 A JP5269397 A JP 5269397A JP H10246204 A JPH10246204 A JP H10246204A
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hydraulic pump
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和則 中村
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詠 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リリーフ弁の動作に同期してカットオフ制御
を行わせ、作業性を向上することができる油圧ポンプの
カットオフ装置を提供する。 【解決手段】 本発明の油圧ポンプのカットオフ装置
は、リリーフ弁4の下流に位置する絞り5と、リリーフ
弁4と絞り5との間から分岐しリリーフ弁4の排出圧力
をシャトル弁22に導く管路6と、管路6に設けられ、
管路6を連通する第1位置と遮断する第2位置とに切り
換え可能な電磁弁23と、管路31,32,34にそれ
ぞれ設けられ、それぞれのパイロット圧を検出する圧力
センサ50〜52と、オペレータにより操作されカット
オフ制御をするか否かを指示する入力スイッチ28と、
圧力センサ50〜52及び入力スイッチ28からの信号
により電磁弁23を切り換える切換信号を生成し、電磁
弁23に出力するコントローラ26とで構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ポンプの吐出回
路の圧力が所定の圧力になると油圧ポンプの吐出流量を
減少させるカットオフ制御を行う油圧ポンプのカットオ
フ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカットオフ制御を行う油圧ポンプ
のカットオフ装置は、一例として、特開平5−3025
75号公報や特開平5−172107号公報に記載のも
のがある。これら従来の油圧ポンプのカットオフ装置
は、油圧ポンプ、この油圧ポンプにより駆動される油圧
アクチュエータ及び油圧ポンプの吐出回路の最大圧力を
決定するリリーフ弁を有する油圧駆動装置に設けられて
おり、油圧ポンプの吐出回路の圧力(以下、回路圧力と
いう)を検出する圧力センサと、圧力センサからの信号
により油圧ポンプの吐出流量を制御するコントローラ及
びレギュレータとを有している。
【0003】これら従来の油圧ポンプのカットオフ装置
によれば、圧力センサにより検出された回路圧力が、リ
リーフ弁の設定圧付近のコントローラに予め設定された
圧力(以下、カットオフ圧力という)以上になると、油
圧ポンプの吐出流量を減少させるカットオフ制御が行わ
れ、回路圧力がリリーフ設定圧に達してリリーフ弁が動
作したときのエネルギロスを低減し、経済性を向上して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には次のような問題がある。
【0005】一般的に、リリーフ弁の設定圧の大きさは
製品毎にある程度バラツキがある。また、圧力センサの
精度にも製品毎にバラツキがある。このようなバラツキ
のため、従来のカットオフ制御では、コントローラに設
定されるカットオフ圧力は、リリーフ弁の設計上のリリ
ーフ圧(以下、リリーフ圧の設計値という)よりも低い
値に設定されている。
【0006】すなわち、上記カットオフ制御が機能する
ためには、回路圧力がカットオフ圧力に達する必要があ
る。しかし、カットオフ圧力をリリーフ圧の設計値に等
しく設定すると、リリーフ弁の設定圧のバラツキにより
リリーフ弁の設定圧がリリーフ圧の設計値よりも低い場
合があり、この場合は回路圧力がリリーフ圧の設計値に
達する前にリリーフ弁が動作するので、回路圧力がリリ
ーフ圧の設計値まで上昇せず、カットオフ制御が機能し
なくなる。また、圧力センサの検出精度のバラツキによ
っても同様の事態が生じる。このようなことから、カッ
トオフ制御を確実に機能させるためには、リリーフ弁の
設定圧のバラツキと圧力センサの検出精度のバラツキを
考慮し、これらバラツキの最大幅に余裕を加味した分、
カットオフ圧力をリリーフ圧の設計値より低く設定する
必要がある。
【0007】例えば、リリーフ弁のリリーフ圧の設計値
を350kg/cm2とした場合、リリーフ弁の設定圧
や圧力センサの検出精度のバラツキの最大幅の合計を1
5kg/cm2とすれば、5kg/cm2の余裕を加味し
て、カットオフ圧力は330kg/cm2に設定され
る。
【0008】このような設定のため、上記従来技術で
は、回路圧力がリリーフ弁の設定圧に達し、リリーフ弁
が動作する前にカットオフ制御が機能し、油圧ポンプの
吐出流量を減少させるので、リリーフ弁の動作前に油圧
アクチュエータの速度が急に遅くなり、作業性が低下す
る。
【0009】本発明の目的は、リリーフ弁の動作に同期
してカットオフ制御を行わせ、作業性を向上することが
できる油圧ポンプのカットオフ装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、上記目的を達成するために、可変容量
型の油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出回路の最大圧
力を決定するリリーフ弁と、前記油圧ポンプにより駆動
される複数の油圧アクチュエータと、前記油圧ポンプか
ら前記複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流
量及び方向を制御する複数の方向切換弁と、前記油圧ポ
ンプの吐出回路から分岐してタンクに至るバイパスライ
ンに設けられた圧力発生手段と、この圧力発生手段で発
生した圧力がネガティブ制御信号として導かれ、前記油
圧ポンプの吐出流量を調整するネガティブ制御用のレギ
ュレータとを備える油圧駆動装置における油圧ポンプの
カットオフ装置において、前記リリーフ弁の下流に設け
られた絞りと、前記リリーフ弁から排出された圧油によ
りリリーフ弁と絞りの間の圧力が上昇すると、前記油圧
ポンプの吐出流量が減少するよう前記レギュレータを動
作させるカットオフ制御手段とを有するものとする。
【0011】以上のように構成した本発明においては、
油圧ポンプの吐出回路の圧力がリリーフ弁の設定圧に達
してリリーフ弁が動作すると、リリーフ弁から排出され
た圧油によりリリーフ弁と絞りの間の圧力が上昇し、カ
ットオフ制御手段により油圧ポンプの吐出流量が減少す
るようレギュレータを動作させるので、リリーフ弁の設
定圧のバラツキに係わらず、リリーフ弁の動作に同期し
てカットオフ制御を行うことができ、作業性を向上する
ことができる。
【0012】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記カットオフ制御手段は、前記リリーフ弁と絞りの間
の圧力を前記レギュレータに流量減少方向の信号圧とし
て導く手段である。
【0013】(3)また、上記(1)において、好まし
くは、前記カットオフ制御手段は、前記ネガティブ制御
信号を前記レギュレータに導く管路に設けられ、この管
路を遮断し前記油圧ポンプからの吐出圧力を前記レギュ
レータに導く第1位置と前記管路を連通する第2位置と
に切り換え可能な切換弁と、前記リリーフ弁と絞りの間
の圧力を前記切換弁の切換圧力として前記切換弁に導
き、前記リリーフ弁と絞りの間の圧力が上昇すると、前
記切換弁を前記第2位置から第1位置に切り換える手段
とを有するものとする。
【0014】(4)更に、上記(1)において、好まし
くは、前記カットオフ制御手段を機能させるかどうかを
選択する選択手段を更に有するものとする。
【0015】これにより、作業内容に応じて、油圧ポン
プの吐出回路の圧力がリリーフ弁の設定圧に達してリリ
ーフ弁が動作してもカットオフ制御が行われないように
することができ、作業に力強さが必要な走行やアーム引
き操作で力強い作業を行うことができる。
【0016】(5)上記(4)において、好ましくは、
前記選択手段は、前記リリーフ弁と絞りの間の圧力を前
記レギュレータに流量減少方向の信号圧として導く管路
に設けられ、この管路を連通する第1位置と管路を遮断
する第2位置とに切り換え可能な電磁弁と、この電磁弁
を前記第1位置と第2位置のいずれかに切り換える切換
手段を有するものとする。
【0017】(6)また、上記(4)において、好まし
くは、前記選択手段は、前記リリーフ弁と前記絞りの間
を前記絞りとパラレルにタンクに接続する管路に設けら
れ、この管路を遮断する第1位置と管路を連通する第2
位置とに切り換え可能な電磁弁と、この電磁弁を前記第
1位置と第2位置のいずれかに切り換える切換手段を有
するものとする。
【0018】これにより、選択手段でカットオフ制御手
段を機能させないときに、リリーフ弁が動作すると、リ
リーフ弁から排出された圧油は絞りを介さずにタンクに
戻るため、リリーフ弁が絞りで生じる背圧分だけ設定圧
より高い圧力で動作することが防止され、油圧ポンプの
吐出圧力の上昇によるエネルギロスを低減することがで
きる。
【0019】(7)上記(5)又は(6)において、好
ましくは、前記切換手段は、オペレータにより操作され
る入力スイッチを有するものとする。
【0020】これにより、カットオフ制御を常時行わな
いようにもすることができ、常時、力強さが必要な作業
にも対応できる。
【0021】(8)また、上記(5)又は(6)におい
て、好ましくは、前記切換手段は、前記複数の操作装置
の操作信号を検出する検出手段と、この検出手段の検出
結果に応じて前記電磁弁を前記第1位置と第2位置とに
切り換える切換信号を出力するコントローラとを有する
ものとする。
【0022】これにより、力強さが必要な作業が行われ
ているときに、自動的にカットオフ制御が行われないよ
うにでき、操作性を向上できる。
【0023】(9)上記(8)において、好ましくは、
前記複数の操作装置は、油圧ショベルの走行を指示する
第1操作装置と、前記油圧ショベルのアーム操作を指示
する第2操作装置とを含み、前記コントローラは、前記
検出手段により走行を指示する前記第1操作装置の操作
信号とアーム引き操作を指示する第2操作装置の操作信
号が共に検出されないと、前記電磁弁を前記第2位置か
ら第1位置に切り換える切換信号を出力し、前記検出手
段により走行を指示する前記第1操作装置の操作信号と
アーム引き操作を指示する第2操作装置の操作信号のい
ずれかが検出されると、前記電磁弁を前記第2位置から
第1位置に切り換える切換信号を出力しない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0025】本発明の第1の実施形態を図1〜図3を用
いて説明する。図1において、本実施形態における油圧
駆動装置は、可変容量型の油圧ポンプ1と、油圧ポンプ
1の吐出回路の最大圧力を決定するリリーフ弁4と、油
圧ポンプ1から供給される圧油により駆動され、図示し
ない油圧ショベルの下部走行体を駆動する走行モータ6
1、図示しない油圧ショベルのアームを回動するアーム
シリンダ62を含む複数の油圧アクチュエータと、油圧
ポンプ1から走行モータ61とアームシリンダ62とを
含む複数の油圧アクチュエータにそれぞれ供給される圧
油の流量及び方向をそれぞれ制御する方向切換弁10,
12を含む複数の方向切換弁と、パイロット圧を発生
し、方向切換弁10,12をそれぞれ切り換え操作する
操作装置91,92を含む複数の操作装置と、油圧ポン
プ1の吐出回路の管路35から分岐し、複数の方向切換
弁を介してタンク20に至るバイパスライン18と、複
数の方向切換弁とタンク20との間に設けられた絞り1
7と、絞り17で発生した圧力がネガティブ制御信号と
して導かれ、油圧ポンプ1の吐出流量を調整するネガテ
ィブ制御用のレギュレータ3とを有している。
【0026】なお、図1では、上記複数の油圧アクチュ
エータのうち走行モータ61とアームシリンダ62を除
く油圧アクチュエータ、上記複数の方向切換弁のうち方
向切換弁10,12を除く方向切換弁、上記複数の操作
装置のうち操作装置91,92を除く操作装置、これら
に関連する管路については、図示を省略し、一点鎖線の
囲み部11により一括して表示している。
【0027】操作装置91の操作ペダル91aを操作す
ると、その操作方向が前進の場合は、操作装置91で発
生したパイロット圧が管路31を通り方向切換弁10の
駆動部10aに導かれ、後進の場合は管路32を通り方
向切換弁10の駆動部10bに導かれ、それぞれ方向切
換弁10が切り換わり、油圧ポンプ1から走行モータ6
2に圧油が供給され、油圧ショベルが前進方向又は後進
方向に走行する。一方、操作装置92の操作レバー92
aをアーム押し方向に操作すると、操作装置92で発生
したパイロット圧は、管路33を通り方向切換弁12の
駆動部12aに導かれ、方向切換弁12が切り換わり、
油圧ポンプ1からアームシリンダ62のロッド側に圧油
が供給され、アームが押し方向に回動する。また、操作
装置92の操作レバー92aをアーム引き方向に操作す
ると、操作装置92で発生したパイロット圧は、管路3
4を通り方向切換弁12の駆動部12bに導かれ、方向
切換弁12が切り換わり、油圧ポンプ1からアームシリ
ンダ61のボトム側に圧油が供給され、アームが引き方
向に回動する。
【0028】また、油圧ポンプ1から複数の方向切換弁
を通りタンク20に導かれる圧油の流量は、複数の方向
切換弁の中立位置からの切り換え量が多くなるほど減少
する。すなわち、複数の操作装置が全て操作されていな
いときにはその圧油の流量が最大となり、複数の操作装
置の操作量が増大するとともにその圧油の流量は減少す
る。このため、絞り17で発生する圧力(以下、ネガテ
ィブ制御圧という)も複数の操作装置の操作量が増大す
るとともに減少する。
【0029】リリーフ弁4は、油圧ポンプ1と方向切換
弁10,12を含む複数の方向切換弁とを接続する吐出
回路の管路35から分岐しタンク37に至る管路36に
設けられ、油圧ポンプ1の吐出回路の圧力(以下、回路
圧力という)がリリーフ弁4の設定圧に達すると動作し
て油圧ポンプ1からの圧油を絞り5を介してタンク37
に戻す。
【0030】レギュレータ3は、ピストン3aを有して
おり、ピストン3aが図示右方に移動すると、油圧ポン
プ1からの吐出流量が減少するよう油圧ポンプ1の傾転
角を変え、ピストン3aが図示左方に移動すると、油圧
ポンプ1からの吐出流量が増大するよう油圧ポンプ1の
傾転角を変える。また、レギュレータ3のボトム側に
は、ネガティブ制御圧とリリーフ弁4から排出された圧
油の圧力のうち高い方の圧力がシャトル弁22を介して
導かれている。このため、回路圧力がリリーフ弁4の設
定圧に達せずリリーフ弁4が動作していないときは、管
路7を介してシャトル弁22に導かれるネガティブ制御
圧がレギュレータ3のボトム側に導かれることになり、
図2に示すように、ネガティブ制御圧が増大すると、ピ
ストン3aが図示右方に移動して油圧ポンプ1の吐出流
量を減少させる。つまり、油圧ポンプ1はネガティブ制
御圧に応じて吐出流量を制御するネガティブ制御により
吐出流量が制御されており、複数の操作装置の操作量が
大きくなり、ネガティブ制御圧が減少するほど油圧ポン
プ1の吐出流量は増大する。
【0031】以上のような油圧駆動装置に本発明の油圧
ポンプのカットオフ装置が設けられている。このカット
オフ装置は、リリーフ弁4の下流に位置する絞り5と、
リリーフ弁4から排出された圧油によりリリーフ弁4と
絞り5との間の圧力(以下、リリーフ弁4の排出圧力と
いう)が上昇すると油圧ポンプ1の吐出流量が減少する
ようレギュレータ3を動作させるカットオフ制御装置2
1とを有している。
【0032】カットオフ制御装置21は、リリーフ弁4
と絞り5との間から分岐し、リリーフ弁4の排出圧力を
シャトル弁22に導く管路6と、管路6に設けられ、管
路6を連通する第1位置と遮断する第2位置とに切り換
え可能な電磁弁23と、管路31,32,34にそれぞ
れ設けられ、それぞれのパイロット圧を検出する圧力セ
ンサ50〜52と、オペレータにより操作されカットオ
フ制御をするか否かを指示する入力スイッチ28と、圧
力センサ50〜52及び入力スイッチ28からの信号に
より電磁弁23を切り換える切換信号を生成し、電磁弁
23に出力するコントローラ26とで構成されている。
【0033】電磁弁23は、コントローラ26から切換
信号が与えられないときは、管路6を遮断する図示の第
2位置にあり、コントローラ26から切換信号が与えら
れると、管路6を連通する第1位置に切り換わる。
【0034】入力スイッチ28は、位置A,B,Cの3
位置を有しており、位置Aを選択すると、油圧ショベル
が走行するときのみカットオフ制御をしないようにコン
トローラ26に指示し、位置Bを選択するとアームを引
く動作をするときのみカットオフ制御をしないようにコ
ントローラ26に指示し、位置Cを選択すると常にカッ
トオフ制御をしないようにコントローラ26に指示す
る。
【0035】コントローラ26での処理内容について図
3のフローチャートを用いて以下に説明する。まず、入
力スイッチ28及び圧力センサ50〜52の信号が入力
されると(ステップ100)、入力スイッチ28の位置
Aが選択されているかどうかが判定される(ステップ1
01)。そして、位置Aが選択されていると判定されれ
ば、次に、操作装置91により油圧ショベルの走行が指
示されているかどうか、つまり圧力センサ50又は51
から信号があるかどうかが判定され(ステップ10
2)、圧力センサ50又は51から信号があれば、電磁
弁23へ切換信号を出力せず(ステップ106)、圧力
センサ50又は51から信号がなければ、電磁弁23へ
切換信号を出力する(ステップ105)。一方、ステッ
プ101で、位置Aが選択されていないと判定されれ
ば、次に、入力スイッチ28の位置Bが選択されている
かどうかが判定され(ステップ103)、位置Bが選択
されていると判定されれば、操作装置92によりアーム
引きが指示されているかどうか、つまり圧力センサ52
から信号があるかどうかが判定され(ステップ10
4)、圧力センサ52から信号があれば、電磁弁23へ
切換信号を出力せず(ステップ106)、圧力センサ5
2から信号がなければ、電磁弁23へ切換信号を出力す
る(ステップ105)。また、ステップ103で、位置
Bが選択されていないと判定されれば、つまり位置Cが
選択されているときは、圧力センサ50〜52からの信
号の有無に係わらず電磁弁23へ切換信号を出力しない
(ステップ106)。
【0036】次に、以上のように構成した本実施形態の
動作を説明する。
【0037】オペレータが操作装置91,92を含む複
数の操作装置の少なくとも1つを操作すると、対応する
方向切換弁が中立位置から切り換えられ、ネガティブ制
御圧が減少し、この減少したネガティブ制御圧がシャト
ル弁22で選択されてレギュレータ3に導かれ、レギュ
レータ3のピストン3aが図示左方に動き、油圧ポンプ
1の吐出流量を増加するようポンプ傾転を増大させ、こ
の増加した流量の圧油が切り換えられた方向切換弁に対
応する油圧アクチュエータに供給される。
【0038】このとき、入力スイッチ28が位置Aにあ
りかつ操作ペダル91aが操作されていない場合、又は
入力スイッチ28が位置Bにありかつ操作レバー92a
がアーム引き方向に操作されていない場合には、コント
ローラ26から電磁弁23へ切換信号が出力され、電磁
弁23は管路6を連通する第1位置に切り換わる。この
ため、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達してリリー
フ弁4が動作するとリリーフ弁4の排出圧力が上昇し、
この上昇したリリーフ弁4の排出圧力がシャトル弁22
により選択されてレギュレータ3のボトム側に導かれ、
レギュレータ3のピストン3aが図示右方に移動して油
圧ポンプ1の吐出流量を減少させる。つまり、これらの
場合にはカットオフ制御が行われることになる。
【0039】このように、回路圧力がリリーフ弁4の設
定圧に達してリリーフ弁4が動作し、リリーフ弁4と絞
り5との間の圧力が上昇すると、カットオフ制御装置2
1によりカットオフ制御を行わせることにより、リリー
フ弁4の設定圧のバラツキに係わらず、リリーフ弁4の
動作に同期してカットオフ制御を行わせることができ、
リリーフ弁4が動作する前にカットオフ制御が行われて
油圧アクチュエータの速度が急に遅くなってしまうこと
がなく、作業性を向上することができる。
【0040】一方、入力スイッチ28が位置Aにありか
つ操作ペダル91aが操作されている場合、入力スイッ
チ28で位置Bにありかつ操作レバー92aがアーム引
き方向に操作されている場合、又は入力スイッチ28が
位置Cにある場合には、コントローラ26から電磁弁2
3へ切換信号が出力されず、電磁弁23は管路6を遮断
する第2位置に切り換わる。このため、回路圧力がリリ
ーフ弁4の設定圧に達してリリーフ弁4が動作するとリ
リーフ弁4の排出圧力は上昇するが、この上昇した排出
圧力はシャトル弁22に導かれず、ネガティブ制御圧が
シャトル弁22により選択されてレギュレータ3のボト
ム側に導かれることになり、油圧ポンプ1の吐出流量は
減少しない。つまり、これらの場合にはカットオフ制御
は行われない。
【0041】従って、油圧ショベルを走行している場合
やアーム引き操作をしている場合のように作業に力強さ
が必要な場合には、入力スイッチ28を位置A又はBに
切り換えることにより、回路圧力がリリーフ弁4の設定
圧に達してリリーフ弁4が動作しても、カットオフ制御
が行われないので、走行及びアーム引きの作業性を向上
できる。
【0042】以上のように本実施形態によれば、リリー
フ弁4の設定圧のバラツキに係わらず、リリーフ弁4の
動作に同期してカットオフ制御を行わせ、作業性を向上
することができる。
【0043】また、入力スイッチ28の切り換えによ
り、作業内容に応じて回路圧力がリリーフ弁4の設定圧
に達してリリーフ弁4が動作しても、カットオフ制御が
行われないようにすることができ、走行やアーム引きで
力強い作業を行うことができる。
【0044】更に、入力スイッチ28の切り換えによ
り、カットオフ制御を常時行わないようにすることがで
き、常時力強さが必要な作業にも対応できる。
【0045】本発明の第2の実施形態を図4を用いて説
明する。図中、図1に示す部材と同様な部材については
同じ符号を付し、説明を省略する。本実施形態における
油圧ポンプのカットオフ装置は、第1の実施形態におけ
る入力スイッチ28をとり、コントローラ26の処理機
能を変えたものてあり、その他の構成は第1の実施形態
と同じである。
【0046】本実施形態におけるコントローラ26の処
理内容について図4のフローチャートを用いて以下に説
明する。まず、圧力センサ50〜52の信号が入力され
ると(ステップ110)、操作装置91により走行が指
示されているかどうか、つまり圧力センサ50又は51
から信号があるかどうかが判定され(ステップ11
1)、圧力センサ50又は51から信号があれば、電磁
弁23へ切換信号を出力せず(ステップ114)、圧力
センサ50又は51から信号がなければ、操作装置92
によりアーム引きが指示されているかどうか、つまり圧
力センサ52から信号があるかどうかが判定される(ス
テップ112)。そして、圧力センサ52から信号があ
れば、電磁弁23へ切換信号を出力せず(ステップ11
4)、圧力センサ52から信号がなければ、電磁弁23
へ切換信号を出力する(ステップ113)。
【0047】このように構成した本実施形態において
は、操作ペダル91aが操作されておらず、かつ操作レ
バー92aがアーム引き方向に操作されていない場合に
は、コントローラ26Aから電磁弁23へ切換信号が出
力され、電磁弁23は管路6を連通する第1位置に切り
換わり、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達すると、
第1の実施形態と同様にしてカットオフ制御が行われ
る。
【0048】一方、操作ペダル91aが操作されている
か、操作レバー92aがアーム引き方向に操作されてい
る場合には、コントローラ26Aから電磁弁23へ切換
信号が出力されず、電磁弁23は管路6を遮断する第2
位置に切り換わり、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に
達しても、第1の実施形態と同様にしてカットオフ制御
は行われない。
【0049】従って、本実施形態においても第1の実施
形態と同様に、リリーフ弁4の設定圧のバラツキに係わ
らず、リリーフ弁4の動作に同期してカットオフ制御を
行うことができ、作業性を向上することができる。
【0050】また、作業に力強さが必要な油圧ショベル
を走行している場合やアーム引き操作をしている場合に
は、スイッチを切り換えなくても自動的にカットオフ制
御が行われないようになり、操作性を向上できる。
【0051】本発明の第3の実施形態を図5を用いて説
明する。図中、図1に示す部材と同様な部材については
同じ符号を付し、説明を省略する。図5において、本実
施形態における油圧ポンプのカットオフ装置は、第1の
実施形態におけるカットオフ制御装置21と構成の異な
るカットオフ制御装置21Aを有するものであり、その
他の構成は第1の実施形態と同じである。
【0052】カットオフ制御装置21Aは、カットオフ
制御装置21における電磁弁23をとり、リリーフ弁4
と絞り5との間から分岐して絞り5とパラレルにタンク
38に接続する管路39と、管路39に設けられ、コン
トローラ26からの切換信号に応じて、管路39を遮断
する第1位置と連通する第2位置とに切り換え可能な電
磁弁23Aとを更に有するものであり、その他の構成は
カットオフ制御装置21と同じである。
【0053】電磁弁23Aは、コントローラ26から切
換信号が与えられないときは、管路39を連通する図示
の第2位置にあり、コントローラ26から切換信号が与
えられると、管路39を遮断する第1位置に切り換わ
る。
【0054】このように構成した本実施形態では、コン
トローラ26から電磁弁23Aへ切換信号が出力される
と、電磁弁23Aは、管路39を遮断する第1位置に切
り換わる。このため、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧
に達してリリーフ弁4が動作すると、管路6によりシャ
トル弁22に導かれるリリーフ弁4の排出圧力が上昇
し、第1の実施形態と同様にしてカットオフ制御が行わ
れる。
【0055】一方、コントローラ26から電磁弁23A
に切換信号が出力されなれば、電磁弁23Aは、管路3
9を連通する第2位置に切り換わる。このため、回路圧
力がリリーフ弁4の設定圧に達しリリーフ弁4が動作し
ても、リリーフ弁4から排出される圧油は管路39を通
ってタンク38に戻ってしまい、管路6によりシャトル
弁22に導かれるリリーフ弁4の排出圧力は上昇せず、
第1の実施形態と同様にしてカットオフ制御は行われな
い。
【0056】従って、本実施形態においても、リリーフ
弁4の設定圧のバラツキに係わらず、リリーフ弁4の動
作に同期してカットオフ制御が行われ、作業性を向上す
ることができるなど、第1の実施形態と同様の効果が得
られる。
【0057】また、走行時、アーム引き作業時等カット
オフ制御を行わないときは、リリーフ弁4から排出され
た圧油は絞りを介さずにタンク38に戻るため、リリー
フ弁4が絞りで生じる背圧分だけ設定圧よりも高い圧力
で動作することが防止され、油圧ポンプ1の吐出圧力の
上昇によるエネルギロスを低減することができる。
【0058】本発明の第4の実施形態を図6を用いて説
明する。図中、図1及び図5に示す部材と同様な部材に
ついては同じ符号を付し、説明を省略する。図6におい
て、本実施形態における油圧ポンプのカットオフ装置
は、第3の実施形態におけるカットオフ制御装置21A
と構成の異なるカットオフ制御装置21Bを有するもの
であり、その他の構成は第3の実施形態と同じである。
【0059】カットオフ制御装置21Bは、カットオフ
制御装置21Aにおける圧力センサ50〜52、コント
ローラ23A及び入力スイッチ28をとり、電磁弁23
Aに代えて、管路31,32,34からのパイロット圧
のうち最大のパイロット圧により、管路39を遮断する
第1位置と連通する第2位置とに切り換え可能な切換弁
23Bを有しており、その他の構成はカットオフ制御装
置21Aと同じである。
【0060】切換弁23Bは、管路31,32,34全
てにパイロット圧が発生していなければ、管路39を遮
断する図示の第1位置にあり、管路31,32,34の
いずれかにパイロット圧が発生していれば、管路39を
連通する第2位置に切り換わる。
【0061】このように構成した本実施形態では、操作
ペダル91aが操作されておらず、かつ操作レバー92
aがアーム引き方向に操作されていない場合は、操作手
段91,92から管路31,32,34に導かれるパイ
ロット圧はなく、切換弁23Bは管路39を遮断する第
1位置にあり、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達す
ると、第3の実施形態と同様にしてカットオフ制御が行
われる。
【0062】一方、操作ペダル91aが操作されている
か、操作レバー92aがアーム引き方向に操作されてい
る場合は、操作手段91,92から管路31,32,3
4にパイロット圧が導かれて、切換弁23Bは管路39
を連通する第2位置に切り換わり、回路圧力がリリーフ
弁4の設定圧に達しても、第3の実施形態と同様にカッ
トオフ制御は行われない。
【0063】従って、本実施形態によれば、第2の実施
形態と同様、カットオフ制御の同期実施による作業性の
向上及び作業内容に応じたカットオフ制御の選択実施の
効果が得られると共に、第3の実施形態と同様、絞り5
により発生するエネルギロスの防止の効果が得られる。
【0064】また、本実施形態によれば、油圧ポンプの
カットオフ制御装置をコントローラを使わずに純油圧的
に構成できる。
【0065】本発明の第5の実施形態を図7を用いて説
明する。図中、図1、図5及び図6に示す部材と同様な
部材については同じ符号を付し、説明を省略する。図7
において、本実施形態における油圧ポンプのカットオフ
装置は、第4の実施形態におけるカットオフ制御装置2
1Bと構成の異なるカットオフ制御装置21Cを有する
ものであり、その他の構成は第4の実施形態と同じであ
る。
【0066】カットオフ制御装置21Cは、カットオフ
制御装置21Bにおける切換弁23Bに代えて、電源4
1と、電源41からの電流により管路39を遮断する第
1位置と連通する第2位置と切り換え可能な電磁弁23
Cと、電源41から電磁弁23Cへの電流を遮断、連通
する入力スイッチ40とを有しており、その他の構成は
カットオフ制御装置21Bと同じである。
【0067】電磁弁23Cは、入力スイッチ40がオフ
のときは、管路39を遮断する図示の第1位置にあり、
入力スイッチ40をオンにすると、管路39を連通する
第2位置に切り換わる。
【0068】このように構成した本実施形態では、入力
スイッチ40がオフのときは、電磁弁23Cは管路39
を遮断する第1位置に切り換わり、回路圧力がリリーフ
弁4の設定圧に達すると、第4の実施形態と同様にして
カットオフ制御が行われる。
【0069】一方、入力スイッチ40をオンにすると、
電磁弁23Cは管路39を連通する第2位置に切り換わ
り、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達しても、第4
の実施形態と同様にしてカットオフ制御は行われない。
【0070】従って、本実施形態においても、第1の実
施形態と同様、カットオフ制御の同期実施による作業性
の向上の効果が得られ、かつ第3の実施形態と同様、絞
り5により発生するエネルギロスの防止の効果が得られ
る。
【0071】また、作業に力強さが必要な場合に入力ス
イッチ40をオンにすると、カットオフ制御が行われな
くなるので、オペレータの判断でカットオフ制御を選択
的に実施できる。
【0072】本発明の第6の実施形態を図8を用いて説
明する。図中、図1及び図5に示す部材と同様な部材に
ついては同じ符号を付し、説明を省略する。図8におい
て、本実施形態における油圧ポンプのカットオフ装置
は、第3の実施形態におけるカットオフ制御装置21A
と構成の異なるカットオフ制御装置21Dを有するもの
であり、その他の構成は第3の実施形態と同じである。
【0073】カットオフ制御装置21Dは、カットオフ
制御装置21Aにおけるシャトル弁22、リリーフ弁4
の排出圧力をシャトル弁22に導く管路6をとり、ネガ
ティブ制御圧をレギュレータ3のボトム側に導く管路7
Aに、リリーフ弁4の排出圧力により、管路7Aを遮断
し油圧ポンプ1からの吐出圧力をレギュレータ3のボト
ム側に導く第1位置と管路7Aを連通する第2位置とに
切り換え可能な切換弁24を有しており、その他の構成
はカットオフ制御装置21Aと同じである。
【0074】切換弁24は、回路圧力がリリーフ弁4の
設定圧より低くリリーフ弁4が動作していないときは、
管路7Aを連通する図示の第2位置にあり、回路圧力が
リリーフ弁4の設定圧に達してリリーフ弁4が動作し、
リリーフ弁4の排出圧力が上昇すると、管路7Aを遮断
し油圧ポンプ1からの吐出圧力をレギュレータ3のボト
ム側に導く第1位置に切り換わる。
【0075】このように構成した本実施形態では、コン
トローラ26から電磁弁23Aに切換信号が出力される
と、電磁弁23Aは、管路39を遮断する第1位置に切
り換わる。このため、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧
に達してリリーフ弁4が動作すると、リリーフ弁4の排
出圧力が上昇し、切換弁24は第1位置に切り換わり、
油圧ポンプ1からの吐出圧力がレギュレータ3のボトム
側に導かれ、ピストン3aが図示左方に動き、油圧ポン
プ1の吐出流量が減少する。つまり、このときにはカッ
トオフ制御が行われることになる。
【0076】一方、コントローラ26から電磁弁23A
に切換信号が出力されないと、電磁弁23Aは管路39
を連通する第2位置に切り換わる。このため、回路圧力
がリリーフ弁4の設定圧に達してリリーフ弁4が動作し
ても、第3の実施形態と同様にリリーフ弁4の排出圧力
が上昇せず、切換弁24は管路7を連通する第2位置に
切り換わり、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達する
前と同様にネガティブ制御圧がレギュレータ3に導かれ
る状態となり、ネガティブ制御圧が変わらなければ、油
圧ポンプ1の吐出流量は変わらない。つまり、このとき
にはカットオフ制御は行われないことになる。
【0077】従って、本実施形態においても第3の実施
形態と同様な効果が得られる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、リリーフ弁の下流に絞
りを設け、リリーフ弁と絞りとの間の圧力が上昇する
と、油圧ポンプの吐出流量が減少するようにレギュレー
タが動作するので、リリーフ弁の動作に同期してカット
オフ制御を行わせることができ、作業性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における油圧ポンプの
カットオフ装置の油圧制御回路を示す図である。
【図2】ネガティブ制御圧とポンプの吐出流量との関係
を示す図である。
【図3】コントローラの処理内容を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるコントローラ
の処理内容を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施形態における油圧ポンプの
カットオフ装置の油圧制御回路を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態における油圧ポンプの
カットオフ装置の油圧制御回路を示す図である。
【図7】本発明の第5の実施形態における油圧ポンプの
カットオフ装置の油圧制御回路を示す図である。
【図8】本発明の第6の実施形態における油圧ポンプの
カットオフ装置の油圧制御回路を示す図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 3 レギュレータ 4 リリーフ弁 5 絞り 10,12 方向切換弁 17 絞り 22 シャトル弁 23,23A,23C 電磁弁 23B 切換弁 24 切換弁 26 コントローラ 28,40 入力スイッチ 41 電源 50〜52 圧力センサ 61 走行モータ 62 アームシリンダ 91,92 操作装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポン
    プの吐出回路の最大圧力を決定するリリーフ弁と、前記
    油圧ポンプにより駆動される複数の油圧アクチュエータ
    と、前記油圧ポンプから前記複数の油圧アクチュエータ
    に供給される圧油の流量及び方向を制御する複数の方向
    切換弁と、前記油圧ポンプの吐出回路から分岐してタン
    クに至るバイパスラインに設けられた圧力発生手段と、
    この圧力発生手段で発生した圧力がネガティブ制御信号
    として導かれ、前記油圧ポンプの吐出流量を調整するネ
    ガティブ制御用のレギュレータとを備える油圧駆動装置
    における油圧ポンプのカットオフ装置において、 前記リリーフ弁の下流に設けられた絞りと、前記リリー
    フ弁から排出された圧油によりリリーフ弁と絞りの間の
    圧力が上昇すると、前記油圧ポンプの吐出流量が減少す
    るよう前記レギュレータを動作させるカットオフ制御手
    段とを有することを特徴とする油圧ポンプのカットオフ
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の油圧ポンプのカットオフ装
    置において、前記カットオフ制御手段は、前記リリーフ
    弁と絞りの間の圧力を前記レギュレータに流量減少方向
    の信号圧として導く手段であることを特徴とする油圧ポ
    ンプのカットオフ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の油圧ポンプのカットオフ装
    置において、前記カットオフ制御手段は、前記ネガティ
    ブ制御信号を前記レギュレータに導く管路に設けられ、
    この管路を遮断し前記油圧ポンプからの吐出圧力を前記
    レギュレータに導く第1位置と前記管路を連通する第2
    位置とに切り換え可能な切換弁と、前記リリーフ弁と絞
    りの間の圧力を前記切換弁の切換圧力として前記切換弁
    に導き、前記リリーフ弁と絞りの間の圧力が上昇する
    と、前記切換弁を前記第2位置から第1位置に切り換え
    る手段とを有することを特徴とする油圧ポンプのカット
    オフ装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の油圧ポンプのカットオフ装
    置において、前記カットオフ制御手段を機能させるかど
    うかを選択する選択手段を更に有することを特徴とする
    油圧ポンプのカットオフ装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の油圧ポンプのカットオフ装
    置において、前記選択手段は、前記リリーフ弁と絞りの
    間の圧力を前記レギュレータに流量減少方向の信号圧と
    して導く管路に設けられ、この管路を連通する第1位置
    と管路を遮断する第2位置とに切り換え可能な電磁弁
    と、この電磁弁を前記第1位置と第2位置のいずれかに
    切り換える切換手段を有することを特徴とする油圧ポン
    プのカットオフ装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の油圧ポンプのカットオフ装
    置において、前記選択手段は、前記リリーフ弁と前記絞
    りの間を前記絞りとパラレルにタンクに接続する管路に
    設けられ、この管路を遮断する第1位置と管路を連通す
    る第2位置とに切り換え可能な電磁弁と、この電磁弁を
    前記第1位置と第2位置のいずれかに切り換える切換手
    段を有することを特徴とする油圧ポンプのカットオフ装
    置。
  7. 【請求項7】請求項5又は6記載の油圧ポンプのカット
    オフ装置において、前記切換手段は、オペレータにより
    操作される入力スイッチを有することを特徴とする油圧
    ポンプのカットオフ装置。
  8. 【請求項8】請求項5又は6記載の油圧ポンプのカット
    オフ装置において、前記切換手段は、前記複数の操作装
    置の操作信号を検出する検出手段と、この検出手段の検
    出結果に応じて前記電磁弁を前記第1位置と第2位置の
    いずれかに切り換える切換信号を出力するコントローラ
    とを有することを特徴とする油圧ポンプのカットオフ装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の油圧ポンプのカットオフ装
    置において、前記複数の操作装置は、油圧ショベルの走
    行を指示する第1操作装置と、前記油圧ショベルのアー
    ム操作を指示する第2操作装置とを含み、前記コントロ
    ーラは、前記検出手段により走行を指示する前記第1操
    作装置の操作信号とアーム引き操作を指示する第2操作
    装置の操作信号が共に検出されないと、前記電磁弁を前
    記第2位置から第1位置に切り換える切換信号を出力
    し、前記検出手段により走行を指示する前記第1操作装
    置の操作信号とアーム引き操作を指示する第2操作装置
    の操作信号のいずれかが検出されると、前記電磁弁を前
    記第2位置から第1位置に切り換える切換信号を出力し
    ないことを特徴とする油圧ポンプのカットオフ装置。
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