JPH0525592U - 侵入警報装置 - Google Patents

侵入警報装置

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JPH0525592U
JPH0525592U JP8104891U JP8104891U JPH0525592U JP H0525592 U JPH0525592 U JP H0525592U JP 8104891 U JP8104891 U JP 8104891U JP 8104891 U JP8104891 U JP 8104891U JP H0525592 U JPH0525592 U JP H0525592U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 侵入警報装置において,テストモード終了
後,テストモードスイッチを通常モードに復帰すること
を忘れたままカバーを取りつけた場合でもそのテストモ
ードを自動的に復帰させる。 【構成】 保守時,投光装置1の筐体10からカバー2
1を外すとタンパー防止スイッチ16が開成し発振回路
17からのLED駆動回路11への信号が遮断され,L
ED18からの投光が停止する。テストモードスイッチ
15が操作されて閉成状態になると,このスイッチ15
を介して発振回路17からの信号がLED駆動回路11
に印加されLED18は付勢され,テストが行える。テ
ストモードスイッチ15がテストモードに設定されると
タイマ回路12が起動され,そのタイマ切れで接点12
aは開成する。したがって,テストモードスイッチ15
の通常モードへの復帰を忘れたままカバー21を取りつ
けた場合でも,テストモードが自動的に復帰する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は光学的に侵入者を検出して警報を出力する侵入警報装置に関するもの であり,特に,保守作業時,侵入警報装置を構成する投光装置および受光装置の 前面に配設されているカバーを外して筐体内部に配設されているテストモードス イッチを操作し,それらの装置の機能を調整した後,テストモードスイッチの復 帰忘れに対処する機能を有する侵入警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学的に侵入者を検出する侵入警報装置は,警戒空間を挟んで投光装置と受光 装置を有し,投光装置からの光が受光装置に投光され,警戒空間を侵入者が横切 って投光装置と受光装置との間に形成されている光路をしゃ断したとき受光装置 で投光装置からの光が受光されないことを検出して警報を出力し,警戒空間に侵 入した侵入者を検出する。
【0003】 上記侵入警報装置の投光装置と受光装置のそれぞれの前面には保護カバーが取 りつけられている。 いたずらで保護カバーを外したり,あるいは,侵入者などが故意に投光装置ま たは受光装置の保護カバーを外して,投光装置または受光装置の内部回路に細工 を行って上記侵入者検出機能を無能化させることが考えられる。 かかる行為を防止するため,投光装置のカバーが外されると,自動的にタンパ ー(いたずら)検出スイッチが作動して,投光装置から投光を停止する機能が設 けられている。投光装置からの投光が停止すると,受光装置では警戒空間に侵入 者が侵入して光路をしゃ断したと同様に警報を出力する。 また,受光装置のカバーが外されると,受光装置内のタンパー検出スイッチが 作動して,受光装置から警報が出力される。
【0004】 上記投光装置,受光装置の内部回路の動作チェック,光軸調整などの内部保守 作業を行うことがある。 かかる保守作業時は,保守員が上記カバーを外して保守作業を行う。 投光装置のカバーを外して投光が停止されたままになると,受光装置側の保守 動作ができない。そのため,投光装置の内部にテストモードスイッチが配設され ている。投光装置のカバーを外してその内部のテストモードスイッチをテストモ ードに設定すると,投光装置のカバーが外された状態でも投光が行われる。 また受光装置のカバーを外した後,テストモードスイッチを動作させて受光装 置の内部回路の動作条件を変更して,通常動作の受光感度(利得)よりも受光感 度を低下させて動作確認も行うこともできる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
保守作業終了後,通常は,保守員は投光装置のテストモードスイッチを通常動 作モードに復帰させた後カバーを取りつける。しかしながら,保守員がテストモ ードスイッチを通常動作モードに復帰させることを忘れたままカバーを取りつけ たり,侵入者がカバーを外してタンパー検出スイッチが作動しても投光が停止せ ず警報を出力しない,テストモードが継続したままになるという問題がある。 同様に,保守作業終了後,保守員が受光装置のテストモードスイッチをテスト モードにしたまま,カバーを取りつけると,タンパー防止スイッチは動作するが ,テストモードのままであるから,受光装置の内部回路はテストモード動作条件 のままであるという問題がある。 また,保守員がテストモードスイッチをテストモードにしたまま,カバーを取 り付け忘れて放置するという問題がある。 したがって,本考案の目的は,投光装置のテストモードスイッチを通常動作モ ードへの復帰忘れを検出可能な侵入警報装置を提供することを目的とする。 また本考案の他の目的は,受光装置のテストモードスイッチを通常動作モード へ復帰させることを忘れた場合に適切に対応可能な侵入警報装置を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記問題を解決するため,光軸上に対向して配設された投光装置と該投光装置 からの光の有無を検出する受光装置とを有し,投光装置にはカバーおよび該カバ ーを外して操作するテストモードスイッチが設けられ,投光装置はカバーが外さ れたときスイッチが動作して受光装置への投光を停止する一方,テストモードス イッチが操作されたテストモードにおいて投光を行うように構成されている,侵 入警報装置において,投光装置に,上記テストモードスイッチがテストモードに 設定された後,所定時間経過後にテストモードを終了させる手段を設けた。 また上記問題を解決するため,光軸上に対向して配設された投光装置と該投光 装置からの光の有無を検出する受光装置とを有し,受光装置にはカバーおよび該 カバーを外して操作するテストモードスイッチが設けられ,受光装置はカバーが 外されテストモードスイッチが操作されてテストモードに設定されたときその内 部回路の動作条件を変更してテストを行うように構成されている侵入警報装置に おいて,受光装置に,上記テストモードスイッチがテストモードに設定された後 ,所定時間経過後にテストモードを終了して内部回路の動作条件を通常動作条件 に復帰させる手段を設けた。 好適には,本考案の侵入警報装置は上記手段を有する構成の投光装置と受光装 置とからなる。
【0007】
【作用】
投光装置に設けた,テストモードスイッチを操作後,所定時間経過後,そのテ ストモードを終了させ通常動作モードに復帰させる手段をによって,テストモー ドスイッチを復帰させずにカバーを取りつけたとき,テストモードが自動的に終 了して投光装置は通常動作状態となる。 また受光装置に設けた,テストモードスイッチを操作後所定時間経過後にテス トモードから通常動作モードに復帰させて受光装置の内部回路を通常動作状態に 復帰させる手段によって,受光装置は通常動作状態で警報処理が再開できる。
【0008】
【実施例】
本考案の侵入警報装置の実施例を図1および図2を参照して述べる。 図1は本考案の実施例の侵入警報装置の全体構成図である。図2に図1に示し た受光装置3の回路構成図である。 侵入警報装置は,警戒空間5を挟んで対向して配設された投光装置1と受光装 置3とからなる。投光装置1と受光装置3との間には光路が規定されている。 通常の動作モードにおいて,投光装置1から警戒空間5を介して受光装置3に 光が放射されている。したがって,侵入者が警戒空間5を所定時間横切ると上記 光路がしゃ断され,受光装置3が侵入警報を出力する。
【0009】 上記侵入者検出を行う回路構成とその動作について述べる。 投光装置1は,投光装置筐体10と,この筐体10内に収容されている発光ダ イオード(LED)駆動回路11,テストモード終了タイマ回路12,このタイ マ回路12の接点12a,筐体10内に設けられているテストモードスイッチ1 5,筐体10からカバー21を外すと動作するタンパー検出スイッチ16,発振 回路17,上記LED駆動回路11によって駆動されるLED18,および,L ED18からの光を平行光にするレンズ19を有している。 発振回路17は,LED駆動回路11を介してLED18を付勢させる発振信 号を発生する。その発振周波数は後述する受光装置3内の警報検出タイマ回路5 2のタイマよりも短い。 投光装置筐体10には,レンズ19の前面に透光部21aを有するカバー21 が取りつけられている。 カバー21は透光部21aが透光性部材,たとえば,ガラスなどが構成されて おり,その他の部分は不透明のプラスチックあるいは不透明の金属で形成されて いる。なお,このカバー21としては,前面が全体的にアクリルなどの透明材料 で形成されていてもよい。
【0010】 受光装置3は図1に示した構成では,受光装置筐体30と,この筐体30内に 収容されているレンズ31a,フォトダイオード(またはフォトトランジスタ) 32a,受光回路33a,増幅回路34a,および,警報回路35aを有してい る。 受光装置筐体30には,レンズ31aの前方に透光部61aを有するカバー6 1が取りつけられている。 カバー61および透光部61aは,上述したカバー21および透光部21aと 同様に製造されている。
【0011】 上記図1に示したフォトトランジスタ32a,受光回路33a,増幅回路34 aおよび警報回路35a全体をより正確に表現した受光装置3の内部の信号処理 回路3Aのより詳細な回路構成を図2に示す。 受光装置3の内部信号処理回路3Aは,バイアス制御回路31,フォトトラン ジスタ32,プリアンプ33を有する。 また受光装置3の内部信号処理回路3Aは,選択共振回路38,可変増幅回路 42,検波回路48,増幅回路49,トーンデコーダ51,警報検出タイマ回路 52,自動利得制御(AGC)回路50,および,感度切換回路43を有する。 さらに受光装置3の内部信号処理回路3Aは,チャネル選択スイッチ回路39 ,共振切換回路40を有する。 また受光装置3の内部信号処理回路3Aは,タンパー検出スイッチ44,テス トモードスイッチ56,テストモード終了タイマ回路57,その接点57a,制 御回路46,リレー駆動制御回路53,リレー54,および,警報出力部55を 有する。 可変増幅回路42,感度切換回路43,制御回路46は利得切換回路41を構 成している。この利得切換回路41は通常モードとテストモードでは可変増幅回 路42の利得を変化させる。
【0012】 通常動作モードにおいて,投光装置1内のテストモード終了タイマ回路12は タイマ切れ状態となっており,その接点12aは図示破線で示した開成状態にあ る。 またテストモードスイッチ15はテストモード状態でないとき消勢状態にあり ,その接点は図示破線で示した開成位置にある。 さらにタンパー検出スイッチ16はカバー21が投光装置筐体10に取りつけ られているとき,図示実線で示した閉成状態にある。したがって,カバー21が 取りつけられている通常動作モードにおいて,タンパー検出スイッチ16は閉成 しており,発振回路17からの発振信号がLED駆動回路11に印加され,LE D駆動回路11は発振回路17からの発振信号に応答してLED18を付勢させ る。 LED18はLED駆動回路11からの駆動信号に応答して発光し,その光出 力がレンズ19で平行光にされて,カバー21の透光部21aを介して警戒空間 5に放射される。
【0013】 警戒空間5を介して,投光装置1内のレンズ19と受光装置3内のレンズ31 aとは対向しており,これらの間に光路が規定されている。 レンズ19からの光は受光装置3の前面に配設されているカバー61の透光部 61aを介してレンズ31aで受光される。 受光された光は,実際は図2に示すフォトトランジスタ32に入射され,電気 信号に変換される。 フォトトランジスタ32からの電気信号は,バイアス制御回路31でバイアス されており,フォトトランジスタ32で光電変換された電気信号が,プリアンプ 33で増幅され,選択共振回路38に入力される。
【0014】 選択共振回路38に印加された信号は,チャネル選択スイッチ回路39で選択 されたチャネルに応答して共振周波数を切り換える共振切換回路40からの共振 信号信号S40Aに応答して選択共振される。 選択共振回路38の共振信号は可変増幅回路42で増幅され,投光装置1から の投光信号に相当する信号を検出する検波回路48で検波され,その検波信号が 増幅回路49で増幅される。 可変増幅回路42〜増幅回路49で構成される直列回路と並列にAGC回路5 0と感度切換回路43との直列回路が設けられており,検波信号に自動利得調整 される。 増幅回路49からの出力はトーンデコーダ51に印加され,トーンデコーダ5 1で侵入者の有無が解読(判別)され,その判別信号が警報検出タイマ回路52 に印加される。
【0015】 正常動作においては,投光装置1からの投光が受光装置3内の検波回路48で 検出され,トーンデコーダ51がその投光の存在から警報検出タイマ回路52を 駆動する。 警報検出タイマ回路52は駆動されたときから所定時間経過後,たとえば,0 .01秒〜0.1秒程度の時間経過後,そのタイマ切れでタイマ切れ信号S52 を出力する。 侵入者が警戒空間5に侵入して,警報検出タイマ回路52のタイマを越える時 間警戒空間5に侵入しているとき,投光装置1からの投光が受光装置3において 受光されず,警報検出タイマ回路52がタイマ切れとなり,タイマ切れ信号S5 2が制御回路46に出力される。制御回路46はリレー駆動制御回路53を起動 してリレー54を駆動し,警報出力部55内の対応する警報回路を駆動して警報 を出力する。
【0016】 受光装置3における保守作業について述べる。 カバー61が受光装置筐体30から外されたときタンパー検出スイッチ44が 動作してその接点を開成状態にする。この開成信号が制御回路46に入力される と,制御回路46はリレー駆動制御回路53を起動し,リレー54を駆動して警 報出力部55に信号入力する。しかし,保守作業時には事前に警報出力部55を 解除状態に設定しておくのでこの警報が警備センタに通報されることはない。 テストモードスイッチ56は通常動作モードにおいては図示実線に示す開成状 態になっているが,保守員が操作してテストモードに設定されると閉成状態にな る。このテストモードスイッチ56がテストモード状態に設定されたことでテス トモード終了検出タイマ回路57が起動され,テストモード作業時間に余裕時間 を加えた所定時間経過後,たとえば,10分経過後にそのタイマ切れで接点57 aが開成する。 テストモードスイッチ56がテストモード状態に設定されたとき,その設定状 態を制御回路46で検出し,制御回路46はタンパー検出スイッチ44の動作に よる警報を停止する。また制御装置46は,感度切換回路43を介して,可変増 幅回路42の感度を低下させる。この感度低下は保守作業時は特に,感度を低下 させた条件の悪い状態で投光装置1からの投光を受光装置3で検出可能なことを 試験するために行う。
【0017】 通常動作モードにおいて,侵入者が警戒空間5に侵入しない場合は,投光装置 1と受光装置3との間の光路がしゃ断されないから,レンズ31aは投光装置1 からの投光を受光する。したがって,選択共振回路38で共振させた信号が検波 回路48で検波され,トーンデコーダ51で侵入者が存在しないことが解読され る。トーンデコーダ51から所定周期で警報検出タイマ回路52が駆動され,タ イマ切れとはならずタイマ切れ信号S52は出力されないから,警報出力部55 から警報が出力されない。 一方,何らかの原因で,受光装置3内のレンズ31aで受光される光がなくな ると,トーンデコーダ51が侵入者が警戒空間5に侵入したと判断して警報検出 タイマ回路52を駆動せず,タイマ回路52のタイマ切れで警報出力部55から 警報が出力される。
【0018】 図1における全体的な保守動作について述べる。 保守員がまず,投光装置筐体10からカバー21を取り外す。 このとき,テストモードスイッチ15はまだ図示破線状態の開成位置にあるか ら,発振回路17からLED駆動回路11への発振信号が途絶える。その結果, LED18は消勢される。 LED18の消勢により,投光装置1から受光装置3への投光が途絶えるので ,図2に示した検波回路48において,検波されるべき信号が存在せず,トーン デコーダ51が「受光なし」状態を決定し,タイマ回路52を起動しない。その 結果,タイマ回路52のタイマが上述した所定時間経過後にタイマ切れとなり, 警報出力部55に信号入力される。 しかし,保守作業時には事前に警報出力部55を解除状態に設定しておくので ,警報が警備センタに通報されることはない。
【0019】 カバー21を外した直後,保守員はテストモードスイッチ15を操作してテス トモードに設定する。これにより,発振回路17からテストモードスイッチ15 および接点12aを介してLED駆動回路11に発振信号が印加され,LED1 8が駆動され,レンズ19から光が受光装置3に放射される。 これにより,受光装置3における受光が再開され,テストモードにおける種々 の試験,調整を行うことができる。 上記テストモードスイッチ15をテストモードに設定した状態で,保守員が種 々の保守作業,たとえば,LED駆動回路11の利得調整などの作業を行う。 テストモード終了検出タイマ回路12はテストモードスイッチ15がテストモ ードに設定された時からそのタイマを起動させる。 所定時間経過後もテストモードスイッチ15がテストモードのままのとき,テ ストモード終了検出タイマ回路12の上記タイマはタイマ切れとなる。そのタイ マ切れでテストモード終了検出タイマ回路12の接点12aが図示破線で示した 開成状態になる。その結果,発振回路17からLED駆動回路11に至る信号経 路がしゃ断されて,LED18が消勢する。
【0020】 テストモード終了検出タイマ回路12のタイマ切れ時間はテストモードを実施 する通常の所要時間に余裕を持たせた時間,たとえば,10分程度に設計されて いる。 保守員は保守作業が長時間にわたり,テストモード終了検出タイマ回路12の タイマ切れ時間を超過するような場合には,警報が出力されること防止するため ,一旦,テストモードスイッチ15を通常動作モードに復帰させてテストモード 終了タイマ回路12をリセットし,再びテストモードスイッチ15をテストモー ドに設定することができる。
【0021】 保守作業終了後は,保守員はまず,テストモードスイッチ15を図示破線位置 に復帰させて,カバー21を取りつける。 テストモードスイッチ15の通常動作モードへの復帰動作により,テストモー ド終了検出タイマ回路12はリセットされ,接点12aは図示実線の位置のまま である。
【0022】 一方,保守員がテストモードスイッチ15の通常動作モードへの復帰を忘れた ままカバー21を取りつけても,タンパー検出スイッチ16は閉成状態になり, タンパー検出スイッチ16の経路で発振回路17からLED駆動回路11に発振 信号が印加される。 タイマ回路12のタイマは上記所定時間経過後タイマ切れとなり,接点12a は開成状態になるが,タンパー検出スイッチ16の経路で発振信号がLED駆動 回路11に供給されているので,LED18は点灯しつづける。 また,保守員がテストモードスイッチ15の通常動作モードへの復帰を忘れ, かつカバー12の取り付けを忘れて放置した場合は,タンパー検出スイッチ16 が開成状態のままでテストモード終了タイマ回路12が所定時間経過後にタイマ 切れとなり接点12aが開成状態となり,発振回路17からLED駆動回路11 に発振信号が印加されなくなり発光が停止する。従って,受光装置3において受 光されず警報を出力し,カバーの付け忘れを検出することができる。
【0023】 受光装置3の保守作業のときは,保守員はまず受光装置筐体30からカバー6 1を取り外す。これにより,タンパー検出スイッチ44が図2の図示破線で示し た閉成状態から実線で示した閉成状態になり,制御回路46は警報を出力する。 保守員がその直後テストモードスイッチ56をテストモードに設定する。これ により,テストモード終了検出タイマ回路57が起動され,制御回路46は警報 を停止し,感度切換回路43を介して可変増幅回路42の感度を低下させる。 保守員はこの感度低下状態で保守作業を行う。
【0024】 保守作業が終了すると,保守員はまずテストモードスイッチ56をテストモー ドから通常モードに復帰させる。これにより,信号S56は「ロー」レベルとな る。このテストモードスイッチ56の通常モードへの復帰によって,テストモー ド終了検出タイマ回路57は停止する。したがって,テストモード終了検出タイ マ回路57の接点57aは図示実線に示した状態のままである。 制御回路46はかかるテストモードから通常モードへの復帰に応答して,感度 切換回路43を介して可変増幅回路42の利得を通常モードの利得に復帰させる 。したがって,それ以降は通常動作における高い利得で可変増幅回路42が増幅 を行う。
【0025】 もし保守員がテストモードスイッチ56を通常モードに復帰することを忘れた まま受光装置筐体30にカバー61を取りつけた場合,テストモードスイッチ5 6がテストモードに設定した後所定時間経過後にテストモード終了検出タイマ回 路57がタイマ切れとなり,接点57aが自動的に開成状態となるから,制御回 路46は可変増幅回路42の利得を通常動作状態の利得に復帰させる。 これにより,受光装置3内の可変増幅回路42は通常の利得で増幅動作を行う 。
【0026】 上述したように,テストモードスイッチ56を通常モードに復帰させることを 忘れたまま,カバー61を受光装置筐体30に取りつけても,所定時間経過後に テストモードは自動的に復帰される。
【0027】 本考案を実施するには上述した構成の他,他に上述した機能と同等の機能を遂 行する他の構成要素を用いて,たとえば,上述した処理と同等の処理を行うマイ クロコンピュータを用いて,種々の変形形態をとることができる。 また上述した実施例は,光を用いて侵入者検出を行う例について述べたが,本 実施例は光学式侵入者検出に限らず,無線電波を用いる侵入者検出方式,超音波 を用いる侵入者検出方式など,他の検出方式にも適用できる。
【0028】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば,投光装置,受光装置のいずれにおけるテス トモードスイッチの通常モード復帰処理忘れがあっても,所定時間経過後にテス トモードが自動的に復帰される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の侵入警報装置の全体構成図で
ある。
【図2】図1に示した侵入警報装置の受光装置内の第1
実施例の信号処理回路構成図である。
【符号の説明】
1・・投光装置,3・・受光装置,5・・警戒空間,1
0・・投光装置筐体,11・・LED駆動回路,12・
・テストモード終了検出タイマ回路,15・・テストモ
ードスイッチ16・・タンパー検出スイッチ,17・・
発振回路,18・・LED,19・・レンズ,21・・
カバー,21a・・透光部,30・・受光装置筐体,3
1a・・レンズ,32a・・フォトトランジスタ33a
・・受光回路,34a・・増幅回路,35a・・警報回
路,3A・・受光装置の内部信号処理回路,31・・バ
イアス制御回路,32・・フォトトランジスタ,33・
・プリアンプ,38・・選択共振回路,39・・チャネ
ル選択スイッチ回路,40・・共振切換回路,41・・
利得切換回路,42・・可変増幅回路,43・・感度切
換回路,44・・タンパー検出スイッチ,45・・タン
パー検出タイマ回路,46・・制御回路,48・・検波
回路,49・・増幅回路,50・・AGC回路,51・
・トーンデコーダ,52・・警報検出タイマ回路,53
・・リレー駆動制御回路,54・・リレー,55・・警
報出力部,56・・テストモードスイッチ,57・・テ
ストモード終了タイマ回路,61・・カバー,61a・
・透光部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸上に対向して配設された投光装置と
    該投光装置からの光の有無を検出する受光装置とを有
    し,投光装置にはカバーおよび該カバーを外して操作す
    るテストモードスイッチが設けられ,投光装置はカバー
    が外されたときスイッチが動作して受光装置への投光を
    停止する一方,テストモードスイッチが操作されたテス
    トモードにおいて投光を行うように構成されている,侵
    入警報装置において, 投光装置に,上記テストモードスイッチがテストモード
    に設定された後所定時間経過後に上記テストモードを終
    了させる手段を設けたことを特徴とする侵入警報装置。
  2. 【請求項2】 上記受光装置にはカバーおよび該カバー
    を外して操作するテストモードスイッチが設けられ,受
    光装置はカバーが外されテストモードスイッチを操作し
    てテストモードに設定されたときその内部回路の動作条
    件を変更してテストを行うように構成され, 受光装置は,上記テストモードスイッチがテストモード
    に設定された後,所定時間経過後テストモードを終了し
    て上記内部回路の動作条件を通常動作条件に復帰させる
    手段を有する請求項1記載の侵入警報装置。
  3. 【請求項3】 光軸上に対向して配設された投光装置と
    該投光装置からの光の有無を検出する受光装置とを有
    し,受光装置にはカバーおよび該カバーを外して操作す
    るテストモードスイッチが設けられ,受光装置はカバー
    が外されテストモードスイッチが操作されてテストモー
    ドに設定されたときその内部回路の動作条件を変更して
    テストを行うように構成されている侵入警報装置におい
    て, 受光装置に,上記テストモードスイッチがテストモード
    に設定された後,所定時間経過後,テストモードを終了
    して内部回路の動作条件を通常動作条件に復帰させる手
    段を設けたことを特徴とする侵入警報装置。
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