JPH05255172A - 3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセトフエノンの製造法 - Google Patents

3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセトフエノンの製造法

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JPH05255172A
JPH05255172A JP4058043A JP5804392A JPH05255172A JP H05255172 A JPH05255172 A JP H05255172A JP 4058043 A JP4058043 A JP 4058043A JP 5804392 A JP5804392 A JP 5804392A JP H05255172 A JPH05255172 A JP H05255172A
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Japan
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dichlorophenol
dichloro
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hydroxyacetophenone
lewis acid
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JP4058043A
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Toshihiko Maeda
敏彦 前田
S Yeats Frank
フランク・エス・イエイツ
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2,5−ジクロルフエノールから高い収率で
3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセトフエノンを得
る。 【構成】 2,5−ジクロルフエノールとモル過剰のハ
ロゲン化アセチルとを有機溶媒中でルイス酸の存在下に
加熱してなる、3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセ
トフエノンの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品、農薬等の中間
体として有用な、3,6−ジクロル−2−ヒドロキシア
セトフエノンの製造法に関する。
【0002】
【従来技術】従来知られた3,6−ジクロル−2−ヒド
ロキシアセトフエノンの製造法としては、次のようなも
のがある。(1) 特公平2−1823号、(2) 特開昭50
−52070号、(3) 特開昭62−45549号、(4)
特公平2−16740号及び(5) Prezem.Che
m.,58/10,533(1979)等。以下、これ
らの各々について、その特徴を概説する。
【0003】従来例(1) の技術は、1−アセトキシ−
2,5−ジクロルベンゼンを出発物質として、ニトロベ
ンゼン中、塩化アルミニウムの存在下で加熱していると
ころ、該出発物質をどのようにして得たかについては述
べられていない。フリース転位の粗収率は46%で、低
い。また、近年塩化アルミニウムが環境に悪影響を及ぼ
すと指摘されつつあるが、その使用量に関しても不明な
点がある。
【0004】従来例(2) の技術は、2,5−ジクロルフ
ェノールにアセチレンジカルボン酸ジメチルエステルを
反応させる段階を含む3工程から成るが、工程数が長く
全収率が35%と低い。また、試剤として使用するアセ
チレンジカルボン酸ジメチルエステルは高価である。
【0005】従来例(3) の技術は、3,6−ジクロルク
ロモン類を加水分解する段階を含む複数工程から成る。
出発原料は2,5−ジクロルフェノールであるが、工程
数が長いために全収率が極めて低い。
【0006】従来例(4) の技術は、3,6−ジクロル−
2−メトキシ安息香酸(dicamba )から出発して、得ら
れた3,6−ジクロル−2−メトキシアセトフェノンを
エーテル開裂させるものである。全部で3工程を必要と
するばかりか、3,6−ジクロル−2−メトキシ安息香
酸アルキルエステルにメチルカルバニオン試薬を作用さ
せる際に−50℃から0℃の条件を要するため、冷凍設
備付きの反応器によらざるを得ないという制限がある。
【0007】最後に従来例(5) の技術は、2,5−ジク
ロルフェノールをアセトキシ化し、次いで得られた1−
アセトキシ−2,5−ジクロルベンゼンを塩化アルミニ
ウムの存在下に、155〜165℃で1.5時間反応さ
せる。アセトキシ化反応及びフリース転位反応は相互に
独立しており、フリース転位反応は無溶媒で行なわれて
いるが、この転位は激しい発熱を伴うため、かかる条件
は工業的に推奨できない。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の如き
状況に鑑みなされたものであって、医薬品、農薬等の重
要な中間体である3,6−ジクロル−2−ヒドロキシア
セトフェノンを、工業的に入手容易な2,5−ジクロル
フェノールから出発して簡便に収率よく製造する方法を
提供することを目的とする。
【0009】本発明はまた、アセトキシ化反応及びフリ
ース転位反応の2段階を、単一の反応器で少なくとも2
段階に加熱して逐次的に進行させ、簡便且つ収率よく工
業的に3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセトフェノ
ンを製造する方法を提供することを目的とする。
【0010】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは上記問題
点の存在に鑑み本化合物の工業的に有利な製造法を鋭意
検討し、2,5−ジクロルフエノールとモル過剰のハロ
ゲン化アセチルとを有機溶媒中でルイス酸の存在下に加
熱してなる、3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセト
フエノンの製造法を見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【0011】本発明の最も好ましい態様、即ち不活性ガ
スの雰囲気下、有機溶媒中、2,5−ジクロルフェノー
ルのモル数の1.0倍から1.2倍の塩化アルミニウム
の存在下、2,5−ジクロルフェノールと塩化アルミニ
ウムのモル数の1.1倍から2.3倍の塩化アセチルと
を2段階に加熱する際にあっては、驚くべきことに過剰
量の塩化アセチルを用いるにもかかわらず、目的とする
3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセトフェノンの選
択率が向上するばかりか、2段階目のフリース転位反応
の速度が向上する。
【0012】本発明反応を不活性ガスの雰囲気下で行な
う場合、不活性ガスは工業的に入手容易な窒素又はヘリ
ウムがよい。必要に応じ、この不活性ガスはモレキュラ
ーシーブ等で乾燥する。
【0013】本発明に用いる好ましい有機溶媒は、1個
又はそれ以上のニトロ又は塩素で置換されることのある
芳香族炭化水素から選ばれる。具体的にはニトロベンゼ
ン、ジクロルベンゼン、クロルベンゼン、キシレン、ト
ルエン、ベンゼン等が挙げられるが、3,6−ジクロル
−2−ヒドロキシアセトフェノンの収率及びフリース転
位反応の反応速度を著しく増大させる点でニトロベンゼ
ンが特に好ましい。
【0014】本反応に用いるルイス酸としては、塩化鉄
(III) 、塩化チタン(IV)、塩化アルミニウム、三弗化硼
素エーテラート等が用いられる。中でも所望の異性体の
収率及びフリース転位速度を著しく増大させる点で、塩
化アルミニウムが好ましい。ルイス酸の使用量は、使用
する2,5−ジクロルフェノールのモル数の1.0〜
1.2倍でよい。添加の時期は最初からとするのが便利
だが、場合によっては最初の低温反応段階が実質的に終
了してからルイス酸を加えてもよい。
【0015】本発明に用いるハロゲン化アセチルとして
は、塩化アセチル、臭化アセチル、沃化アセチル等があ
るが、塩化アセチルが好ましい。使用量は使用するルイ
ス酸に比べモル基準で1.01〜2.5倍、好ましくは
1.1〜2.3倍、さらに好ましくは約2倍が使用され
る。1.1倍未満及び2.3倍を超えると、フリース転
位速度が低下するとともに、3,6−ジクロル−2−ヒ
ドロキシアセトフェノン選択率(転化した2,5−ジク
ロルフェノールを基準としたガスクロピーク面積に基づ
く存在比)も低下する。
【0016】本発明の好ましい実施態様、即ち2段階で
反応する場合にあっては、まず1段目の反応温度として
室温から80℃、好ましくは、40〜60℃の範囲が選
ばれる。1段目の反応温度が60℃を超えると、1−ア
セトキシ−2,5−ジクロルベンゼンの選択率が低下す
る。また、1段目の反応温度が40℃以下となると、反
応液が凝固して撹拌に不都合をきたす。2段目の反応温
度は90〜200℃の間、好ましくは110〜150℃
の間が選ばれる。2段目の反応温度が150℃を超える
と、次第に1−アセトキシ−2,5−ジクロルベンゼン
が分解して出発原料の2,5−ジクロルフェノールに戻
る傾向があるので好ましくない。2段目の反応温度が1
10℃以下では、フリース転位反応が著しく遅くなるば
かりか所望異性体の選択率も向上しない。
【0017】本反応の反応時間は、反応温度、ルイス
酸、2,5−ジクロルフェノール及びハロゲン化アセチ
ルの各存在比等に依存する。後に目的化合物の3,6−
ジクロル−2−ヒドロキシアセトフェノンを中間体の1
−アセトキシ−2,5−ジクロルベンゼン及び原料の
2,5−ジクロルフェノールから蒸留分離する際の便宜
を考慮すれば、1−アセトキシ−2,5−ジクロルベン
ゼンの選択率が5%未満に低下するまで反応を継続する
ことが好ましい。1段目の反応温度から2段目の反応温
度までの昇温速度は特に定めないが、好ましくは1〜5
℃/分の範囲が選ばれる。この際、前段の終了後、生成
物を単離することなく昇温して後段に移るのが可能であ
ることは当業者には理解できよう。かかる好ましい実施
態様によれば、両反応は単一の反応器内で途中で仕込み
取出しすることなく進行できる点で便利である。
【0018】反応の停止には、まず反応液を室温まで冷
却し、これを撹拌しながら水を加えるか、激しく撹拌さ
れた水中に反応液を添加する。この操作により塩化アル
ミニウム等のルイス酸は分解される。生成物の分離方法
は、水によって停止された反応液を静置後、有機層を分
離すると共に、水層からはトルエン又は塩化メチレン等
の有機溶媒を用いて溶存生成物を抽出回収する。これら
の有機層を集め、減圧蒸留操作によって目的化合物であ
る3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセトフェノンが
単離される。目的化合物の純度を上げるためには、必要
に応じてメタノール又はエタノール等のアルコール類か
ら再結晶する。
【0019】また、蒸留回収された2,5−ジクロルフ
ェノールは、再び反応に用いることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、工業的に入手容易な
2,5−ジクロルフェノールから出発して、目的化合物
である3,5−ジクロル−2−ヒドロキシアセトフェノ
ンを2段階で得る反応を、単に2段階に加熱することで
単一の反応器内で進めることができる。さらにモル過剰
でハロゲン化アセチルを用いることによって、後段のフ
リース転位反応を加速させると共に、所望の3,6−ジ
クロル−2−ヒドロキシアセトフェノンの選択率を向上
させる。このようにして、目的とする3,6−ジクロル
−2−ヒドロキシアセトフェノンを、工業的に簡便且つ
収率良く製造することが可能となった。
【0021】
【実施例】以下、実施例によって本発明方法を説明す
る。
【0022】実施例1 撹拌器、不活性ガス導入管、パージ管及び還流器を備え
た200mlの3つ口フラスコに、室温で2,5−ジク
ロルフェノール16g(0.098モル)、塩化アセチ
ル16g(0.20モル)、ニトロベンゼン40g及び
無水塩化アルミニウム13g(0.098モル)を乾燥
窒素の雰囲気下で仕込む。乾燥窒素の雰囲気下で撹拌し
ながらオイルバスを用いて60℃に加温する。1時間
後、反応液をサンプリンクしてガスクロ分析すると、
2,5−ジクロルフェノールの転化率は96%で、1−
アセトキシ−2,5−ジクロルベンゼンの選択率は98
%であった。
【0023】フラスコを3℃/分で130℃まで昇温
し、6時間撹拌した。この反応液を分析すると、2,5
−ジクロルフェノール(出発物質)の転化率は逆反応の
ため75%に低下しており、1−アセトキシ−2,5−
ジクロルベンゼン(未反応中間体)の選択率は5%、
3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセトフェノン(目
的物質)のそれは76%、2,5−ジクロル−4−ヒド
ロキシアセトフェノン(副生異性体)は16%であっ
た。
【0024】反応液を室温まで冷却し、撹拌しながら1
50mlの水を加えた。30分撹拌した後、静置して有
機層を分離した。水層は、50mlのトルエンを用いて
抽出した。有機層及びトルエン層を蒸留釜へ仕込み、ト
ルエン及び大部分のニトロベンゼンをアスピレーターを
用いて減圧除去し、真空ポンプによる4Torrの減圧
に切り替え、減圧蒸留を行なった。この圧力で沸点が7
0〜116℃となる初留分を4.5g取得した。また、
沸点が117〜120℃のものを主留分として採取し、
11.4gの黄色固体を得た(粗収率57%)。この黄
色固体はガスクロ及び核磁気共鳴分析により、純度95
%の3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセトフェノン
1 HNMR(200MHz,CDCl3 ):δ2.8
4(s,3H),6.94(d,J=8.0Hz,1
H),7.41(d,J=8.0Hz,1H)]である
ことがわかった。また、初留分をガスクロ分析すると、
0.9gのニトロベンゼン、3.2gの2,5−ジクロ
ルフェノール及び0.3gの1−アセトキシ−2,5−
ジクロルベンゼン及び0.1gの3,6−ジクロル−2
−ヒドロキシアセトフェノンが存在していた。
【0025】実施例2 実施例1と同じ装置を用い、塩化アセチル添加量を8g
(0.10モル)とした以外は、実施例1と同条件で
2,5−ジクロルフェノール、ニトロベンゼン及び無水
塩化アルミニウムを反応器に仕込んだ。実施例1と同様
に60℃で1時間反応後、反応液をサンプリングしてガ
スクロ分析すると、2,5−ジクロルフェノールの転化
率は94%で、1−アセトキシ−2,5−ジクロルベン
ゼンの選択率は99%であった。反応器を3℃/分で昇
温し、130℃で6時間反応した。反応液を分析する
と、2,5−ジクロルフェノールの転化率は75%であ
り、1−アセトキシ−2,5−ジクロルベンゼンの選択
率は15%、3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセト
フェノンのそれは67%、2,5−ジクロル−4−ヒド
ロキシアセトフェノンは18%であった。
【0026】実施例3 実施例1と同じ反応を用い、塩化アセチル10g(0.
13モル)を反応器に仕込む以外は実施例1と同量の
2,5−ジクロルフェノール、ニトロベンゼン及び無水
塩化アルミニウムを反応器に仕込んだ。1時間撹拌後の
反応液をサンプリングしてガスクロ分析すると、2,5
−ジクロルフェノールの転化率は93%であり、1−ア
セトキシ−2,5−ジクロルベンゼンの選択率は99%
であった。この反応液を3℃/分で昇温し、150℃で
2時間反応させた。この反応液をガスクロ分析すると、
2,5−ジクロルフェノールの転化率は79%であっ
た。また、1−アセトキシ−2,5−ジクロルベンゼン
の選択率は1%、3,6−ジクロル−2−ヒドロキシア
セトフェノンのそれは79%、2,5−ジクロル−4−
ヒドロキシアセトフェノンは15%であった。
【0027】実施例4 塩化アセチル24g(0.30モル)を反応器に仕込む
以外は実施例1と同量の2,5−ジクロルフェノール、
ニトロベンゼン及び無水塩化アルミニウムを反応器に仕
込んだ。1時間反応後の反応液をガスクロ分析すると、
2,5−ジクロルフェノールの転化率は95%であり、
1−アセトキシ−2,5−ジクロルベンゼンの選択率は
99%であった。反応器を3℃/分で昇温し、130℃
で6時間反応させた。反応液をガスクロ分析すると、
2,5−ジクロルフェノールの転化率は72%であり、
1−アセトキシ−2,5−ジクロルベンゼンの選択率は
28%、3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセトフェ
ノンのそれは53%、2,5−ジクロル−4−ヒドロキ
シアセトフェノンは12%であった。
【0028】実施例5 実施例1と同じ反応装置を用い、実施例2と同量の塩化
アセチル、2,5−ジクロルフェノール、ニトロベンゼ
ン及び無水塩化アルミニウムを反応器に仕込んだ。1時
間後の反応液をガスクロ分析すると、2,5−ジクロル
フェノールの転化率は95%であり、1−アセトキシ−
2,5−ジクロルベンゼンの選択率は99%であった。
反応器を3℃/分で昇温し、200℃で1時間反応させ
た。反応液をガスクロ分析すると、2,5−ジクロルフ
ェノールの転化率は15%であった。また、1−アセト
キシ−2,5−ジクロルベンゼンの選択率は2%、3,
6−ジクロル−2−ヒドロキシアセトフェノンのそれは
81%、2,5−ジクロル−4−ヒドロキシアセトフェ
ノンは2%であった。
【0029】(表の簡単な説明)反応温度、反応時間を
同一条件にした場合において、使用する塩化アセチルと
塩化アルミニウムのモル比率と生成物の分析結果を表1
にまとめた。また、各モル比率に対応するフリース転位
反応の速度が、表中の1A25DCBの選択率のデータ
から示される。表2は、反応温度と2,5−ジクロルフ
ェノールの転化率の関係をまとめたものである。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2,5−ジクロルフエノールとモル過剰
    のハロゲン化アセチルとを有機溶媒中でルイス酸の存在
    下に加熱してなる、3,6−ジクロル−2−ヒドロキシ
    アセトフエノンの製造法。
  2. 【請求項2】 反応が不活性ガス雰囲気の下で行なわれ
    る請求項1に記載の製造法。
  3. 【請求項3】 ルイス酸が2,5−ジクロルフエノール
    に比べ1.0〜1.2倍モル存在する請求項1又は2に
    記載の製造法。
  4. 【請求項4】 ルイス酸が塩化アルミニウムである請求
    項1乃至3のいずれかに記載の製造法。
  5. 【請求項5】 モル過剰のハロゲン化アセチルが使用す
    るルイス酸に比べ1.1〜2.3倍モルである請求項1
    乃至4のいずれかに記載の製造法。
  6. 【請求項6】 モル過剰のハロゲン化アセチルが使用す
    るルイス酸に比べ約2倍モルである請求項5に記載の製
    造法。
  7. 【請求項7】 ハロゲン化アセチルが塩化アセチルであ
    る請求項1乃至6のいずれかに記載の製造法。
  8. 【請求項8】 加熱を少なくとも2段階とし、各段の加
    熱温度を次第に高くする請求項1乃至7のいずれかに記
    載の製造法。
  9. 【請求項9】 最初の段の加熱温度を40〜60℃、最
    終段の加熱温度を110〜150℃とする請求項8に記
    載の製造法。
  10. 【請求項10】 最初の段が実質的に終了してからルイ
    ス酸を加える請求項9に記載の製造法。
  11. 【請求項11】 加熱を2段階とする請求項8乃至10
    のいずれかに記載の製造法。
  12. 【請求項12】 前段の終了後、生成物を単離すること
    なく昇温して後段に移る請求項11に記載の製造法。
  13. 【請求項13】 有機溶媒が1個又はそれ以上のニトロ
    又は塩素で置換されることのある芳香族炭化水素から選
    ばれる請求項1乃至12のいずれかに記載の製造法。
  14. 【請求項14】 有機溶媒がニトロベンゼンである請求
    項13に記載の製造法。
JP4058043A 1992-03-16 1992-03-16 3,6−ジクロル−2−ヒドロキシアセトフエノンの製造法 Pending JPH05255172A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005090318A1 (en) * 2004-03-23 2005-09-29 Astrazeneca Ab Novel amination process
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