JPH05254470A - 自動2輪車のウインドスクリーン装置 - Google Patents

自動2輪車のウインドスクリーン装置

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JPH05254470A
JPH05254470A JP5387692A JP5387692A JPH05254470A JP H05254470 A JPH05254470 A JP H05254470A JP 5387692 A JP5387692 A JP 5387692A JP 5387692 A JP5387692 A JP 5387692A JP H05254470 A JPH05254470 A JP H05254470A
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windscreen
motorcycle
window screen
cylinder
snap ring
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JP5387692A
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Kazumi Inaba
一美 稲葉
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でかつ構造的スペースをとらず、
しかもウインドスクリーン本体を安定的に保持できるウ
インドスクリーンの昇降装置を有する自動2輪車のウイ
ンドスクリーン装置を提供にする。 【構成】 車体フレーム3に取り付けられた左右一対の
外筒6の中にウインドスクリーン21 を装着した内筒1
0が昇降自在に挿嵌されている。外筒6内にこのウイン
ドスクリーン21 を所定位置に係止する係止装置として
上部溝7,下部溝8,及びスナップリング16等を有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動2輪車走行中にラ
イダーが受ける走行風を防ぐ自動2輪車のウインドスク
リーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より存在する昇降自在の自動2輪車
のウインドスクリーン装置としては歯車機構を使用して
モータを駆動することによってカウリング前部背面に敷
設した縦方向のスクリーンガイドに沿ってウインドスク
リーンを上下に昇降するようにしたもの(例えば、実公
平3−43912号公報参照)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の昇降自在のウインドスクリーン装置は、動力
としてモータを使用し、歯車機構を介してウインドスク
リーンの昇降を行っている都合上、どうしてもそのよう
な動力源、歯車機構の重量の影響を受けるだけでなく、
そのようなものを配設するスペースを確保しなければな
らず、また構造的にも複雑であり、ウインドスクリーン
の安定した支持という点でも難点がある等の問題があっ
た。
【0004】本発明は、そのような問題点を解消するた
めに創案されたものであり、その目的とするところは、
簡単な構造でかつ構造的スペースをとらず、しかもウイ
ンドスクリーン本体を安定的に保持できる自動2輪車の
昇降自在のウインドスクリーン装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動2輪車のウインドスクリーン装置にお
いては、車体フレームに取り付けられた左右一対の外筒
内にウインドスクリーンを装着した内筒を摺動自在に挿
嵌してウインドスクリーンを昇降自在に構成するととも
に、このウインドスクリーンを所定位置に係止する係止
手段を設けたことを特徴とするものが提供される。
【0006】
【作用】上記のように構成された自動2輪車のウインド
スクリーン装置は、ウインドスクリーンが大徑な外筒に
よって車体フレームに固定され、左右一対の外筒及び内
筒によって広いスパンで前方を視認しやすいようにかつ
安定的に支持されている。一方、そのウインドスクリー
ンは、外筒に対して内筒を上下に摺動させた後、所定位
置において係止手段により保持される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の実施例の自動2輪車の概略全体構
成図である。図2は本発明の実施例の自動2輪車のウイ
ンドスクリーン装置の車体への取付状態を示す側面図で
ある。図3、図4及び図5は本発明の実施例のウインド
スクリーンの昇降装置を示す図である。図6は本発明の
実施例の前面図である。
【0008】1は本発明のウインドスクリーン装置2が
装着された自動2輪車で、車体フレームの前部に固定さ
れたステー3にブラケット4を介して前面からみて横長
の断面コ字状板5が取着されている。その断面コ字状板
5の左右端部に一対の外筒6が立設しており、その外筒
6の内面には上下に対称の2個の溝からなる上部溝7及
び下部溝8が配設されている。この上部溝7と下部溝8
は互いに90゜ずれて設けられている。
【0009】断面コ字状板5の下側の板51 の外筒6に
対応する部分には水抜き孔24が設けられている。その
断面コ字状板5の上下の板51 ,52 の内縁部分は前方
に向かって凹んだ図3(b) のような曲線状の形をしてい
て、ヘルメットを収納することこができるような広いス
ペースを採ることができるようになっている。外筒6内
には下端にピストン17を有する内筒10がブッシュ1
2を介して上下摺動自在に挿入され、外筒6の上端には
オイルシール13が設けられサークリップ14で止めら
れている。内筒10内には、操作筒9が回動自在に設け
られ、この操作筒9の下端の段付き鍔部材15には、ス
ナップリング16がその上半部152 の切欠部(X)を
挟持して下半部152 上に載置されており、その上面に
ワッシャー29があって、スナップリング16が操作筒
9とともに回動できるように支持されている。さらに、
そのワッシャー29の上にはブッシュ30を介して内筒
10が載置され、操作筒9を被嵌した状態で配置されて
いる。内筒10の上端にもブッシュ19が設けられ、操
作筒9の上端は内筒より上方に延出され、この延出部分
31は縮徑されるとともに、ねじが切られている。内筒
10上端にはウインドスクリーン21 が固着された筒部
材181 が載置され、この筒部材181 上にワッシャー
20を載置して、ナット21を操作筒9に軽く締め付け
ている。そのナット21を覆うように握り部22を有す
るレバー23が操作筒9にキー止めされている。これに
よりレバー23と操作筒9が一体に回転するようになっ
ている。レバー23はワッシャーを介してサークリップ
26で抜け止めされる。なお、25はキャップである。
左右の筒部材181 同志は連結板182 で連結され、筒
部材181 には、ウインドスクリーン21 が固着される
支持部183 が設けられ、これらは合成樹脂で一体成形
されている。ナット21とワッシャー20の間は若干の
隙間があり、そのために操作筒9は内筒10に対して相
対的に回動できる。スナップリング16は、内筒10及
び操作筒9が上昇位置にあって、その膨出部(Y)が上
部溝7と対応する位置にあると、上部溝7に膨出部
(Y)が係合してウインドスクリーン21 を上昇位置に
保持する。操作筒9を回動すると、スナップリング16
も共に回動し、これによりスナップリング16の膨出部
(Y)が上部溝7から離脱し、外筒6の内面に当接して
縮徑する。この操作筒9を90゜回動させた状態で、軽
く押し下げてやると、操作筒9は内筒10とともに落下
して、スナップリング16は、外筒6の下部溝8の位置
で拡開してその下部溝8に膨出部(Y)が係合し、ウイ
ンドスクリーン装置2は下降位置で保持されることにな
る。
【0010】ウインドスクリーン21 が上昇位置にある
とき、操作筒9と外筒6の間には、操作筒9等の重量と
バランスする柔らかなスプリング28が嵌入されてお
り、操作筒9を90゜回動させ、軽く押し下げてやる
と、操作筒9は内筒10とともに下降し、操作筒9の下
端のワッシャー29と鍔部材15で支持されたスナップ
リング16は外筒6の下部溝8と係合するようになって
いる。またウインドスクリーン21 を上昇位置まで上げ
るときには操作筒9を元の方向に90゜回動して持ち上
げて上昇させるようにしてある。
【0011】また、ハンドル32の中央部が取り付けら
れている操向軸33は図6のように右方(前方から見
て)に弯曲した後、下端がアンダーブラケット34の左
端に取り付けられていて、ハンドル32の回動に伴いア
ンダーブラケット34の回動支点となる軸35を中心と
して回動して操舵を行う。アンダーブラケット34には
一対のフロントフォーク36が取着されており、それら
操向軸33、アンダーブラケット34、フロントフォー
ク36及び内外筒6、10は車体カバー37で覆われて
いる。そしてウインドスクリーン21 を装着した内筒1
0の上部は車体カバー37から突き出ている。
【0012】上記のように構成されているので、この実
施例では内筒10は外筒6内に収納でき、その結果、無
駄なスペースがいらず、その空間を他用途に利用でき
る。◎また、実施例では、係止手段をスナップリング1
6が係合する溝を上下二段に設けたものとしているが、
この係止手段はこの実施例のもののよう二段に限定され
るものではなく、複数段のものであってもよいし、作用
効果が変わらない限りにおいて無段階のものであっても
よい。
【0013】このようなウインドスクリーン装置におい
ては、必要時に、まず、ウインドスクリーン装置2のウ
インドスクリーン21 をは上昇位置に保持して、走行風
を直接ライダーが受けるのを防止する。また、不要時に
は、ウインドスクリーン装置2のウインドスクリーン2
1 を下降して走行する。その場合に、ウインドスクリー
ン装置のウインドスクリーン21 を降ろすには、まず操
作筒9のレバー23についている握り部22を握り、9
0゜回動する。これにより、スナプリング16は外筒の
上部溝7から離脱しながら外筒内面に当接して縮徑し、
操作筒9は内筒10とともに降下可能となる。その後押
し下げてやると、スナップリング16が外筒6の下部溝
8の位置に来ると、拡開してその下部溝8にスナップリ
ング16は係合してウインドスクリーン21 は下部位置
に固定される。その状態からウインドスクリーン21
上昇させるときには、握り部22をライダーが握って操
作筒9を元の方向へ90゜回動させて持ち上げると、ス
プリング28の作用で軽々と持ち上がり、スナップリン
グ16が外筒6の上部溝7の位置に来ると、今まで縮ん
でいたスナップリング16は拡開して上部溝7と係合し
てウインドスクリーン21 の上昇位置に固定される。な
お、11はエンジンである。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自動2輪
車のウインドスクリーン装置は構成されているので、従
来のこの種のもののように複雑な構造を必要とせず、簡
単な構造のため、故障も少なく操作も簡単に行うことが
できるだけでなく、コスト的にも安価に製造することが
できるなどの効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動2輪車の概略全体構造図
である。
【図2】本発明の実施例の自動2輪車のウインドスクリ
ーン装置の取付状態を示す側面図である。
【図3】(a) は本発明の実施例の自動2輪車のウインド
スクリーン装置の昇降装置の横断面図である。(b) は本
発明の実施例の自動2輪車のウインドスクリーン装置の
昇降装置の断面コ字状板の下面図である。
【図4】(a) は本発明の実施例の自動2輪車のウインド
スクリーン装置における昇降装置の図3(a)のA−A断
面辺りの拡大図である。(b) は本発明の実施例の自動二
輪車のウインドスクリーン装置における昇降装置の図4
(a) のA−A断面図である。
【図5】本発明の実施例の自動二輪車のウインドスクリ
ーン装置における昇降装置の縦断面図である。
【図6】本発明の実施例の自動二輪車のウインドスクリ
ーン装置の前面図である。
【符号の説明】
1 自動2輪車 2 ウインドスクリーン装置 21 ウインドスクリーン 3 ステー 4 ブラケット 5 断面コ字状板 6 外筒 7 上部溝 8 下部溝 9 操作筒 10 内筒 11 エンジン 12 ブッシュ 13 オイルシール 14 サークリップ 15 鍔部材 16 スナップリング 17 ピストン 182 連結板 183 ブラケット 19 ブッシュ 20 ワッシャー 21 ナット 22 握り部 23 レバー 24 水抜き孔 25 キャップ 26 サークリップ 28 スプリング 29 ワッシャー 30 ブッシュ 31 延出部分 32 ハンドル 33 操向軸 34 アンダーブラケット 35 アンダーブラケット34の回動支点軸 36 フロントフォーク 37 車体カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームに取り付けられた左右一対
    の外筒内にウインドスクリーンを装着した内筒を摺動自
    在に挿嵌してウインドスクリーンを昇降自在に構成する
    とともに、このウインドスクリーンを所定位置に係止す
    る係止手段を設けたことを特徴とする自動2輪車のウイ
    ンドスクリーン装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6641196B1 (en) * 2002-07-11 2003-11-04 Corbin Pacific, Inc. Adjustable fairing for vehicle
US7458626B1 (en) * 2006-10-31 2008-12-02 Mark Stadnyk Motorcycle and windshield mount system
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