JPH05254419A - 車両用abs試験装置 - Google Patents

車両用abs試験装置

Info

Publication number
JPH05254419A
JPH05254419A JP4088280A JP8828092A JPH05254419A JP H05254419 A JPH05254419 A JP H05254419A JP 4088280 A JP4088280 A JP 4088280A JP 8828092 A JP8828092 A JP 8828092A JP H05254419 A JPH05254419 A JP H05254419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
wheel
vehicle
roller
rollers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4088280A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Yoshida
田 文 男 吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altia Co Ltd
Original Assignee
Nissan Altia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Altia Co Ltd filed Critical Nissan Altia Co Ltd
Priority to JP4088280A priority Critical patent/JPH05254419A/ja
Publication of JPH05254419A publication Critical patent/JPH05254419A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ABS作動試験を容易かつ迅速に行なえると
ともに、各車輪の試験を任意選択的に行なえる。 【構成】 被験車両35の車輪36,37を載置する原
動ローラ3a,4a,5a,6aと、従動ローラ3b,
4b,5b,6bとからなるローラユニット3,4,
5,6を複数設ける。ローラユニット3,4,5,6を
被験車両35の前後方向へ移動可能にするとともに、被
験車輪36,37の試験時に対応するローラユニット
3,4,5,6を選択的に移動可能に設ける。原動ロー
ラ3a,4a,5a,6aに対する被験車輪36,37
の荷重を従動ローラ3b,4b,5b,6b側よりも低
下させ、原動ローラ3a,4a,5a,6aと被験車輪
36,37との間の接触面圧力を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はABS作動試験を容易か
つ迅速に行なえるとともに、各車輪の試験を任意選択的
に行なえるようにした車両用ABS試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、急ブレーキ時の車輪ロックを防止
するブレーキシステムを備えた、いわゆるABS車両が
生産されるようになり、これに伴なってこの種車両に対
するABS(アンチロック・ブレーキシステム)作動試
験装置が必要になってきた。
【0003】従来、この種試験装置のうち、実車のまま
台上で走行試験を行なうものとして、例えば各車輪を載
置可能な一対のローラと、該ローラの一方を駆動回転さ
せるモータと、試験時に被験車輪に近接する車体を押し
上げ、該車輪をスリップさせ易くするリフトを備えたも
のがある。
【0004】しかし、この試験装置は各車輪の試験毎に
リフトの昇降操作を要し、作業が煩雑で手間が掛かる一
方、リフトを省略する場合には大能力のモータを要し
て、設備費が高価になるという問題があった。
【0005】また、特開平2ー21234号公報の試験
装置は、各車輪を載置可能な一対のローラと、一方のロ
ーラと同動する検出軸の端部に設けた等価慣性ローラ
と、検出軸の捩れを検出する歪ゲージと、前後のローラ
間に動力を伝達するシャフトと、各ローラへの動力を断
続するクラッチとを備え、試験時に全てのクラッチを切
離し、かつ各ローラを自由回転可能にさせた状態でブレ
ーキ操作し、その際等価慣性ローラで形成される検出軸
の捩れを歪ゲージで検出し、急激な減速状態の感知に呼
応して被験車両をABS作動させ、当該作動の合否を判
定するようにしている。
【0006】しかし、この装置は、検出軸に歪ゲージと
スリップリング、更には等価慣性ローラ等の取付けを要
し、構成が複雑になるうえに検出軸の長尺化を助長し
て、装置が大型化するとともに、各車輪を任意選択的に
試験できないという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、ABS作動試験を容易かつ迅速に行なえる
とともに、各車輪の試験を任意選択的に行なえるように
した車両用ABS試験装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の車両
用ABS試験装置は、被験車両の車輪を載置する原動ロ
ーラと従動ローラとからなるローラユニットを複数備え
た車両用ABS試験装置において、前記ローラユニット
を被験車両の前後方向へ移動可能にするとともに、被験
車輪の試験時に対応するローラユニットを選択的に移動
可能に設け、原動ローラに対する被験車輪の荷重を従動
ローラ側よりも低下させ、原動ローラと被験車輪との間
の接触面圧力を低下させて、被験車輪をスリップないし
ロックさせ易くし、ABS作動試験を容易かつ迅速に行
なえるとともに、各車輪の試験を任意選択的に行なえる
ようにしたことを特徴としている。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図1乃至図4は後車輪のABS作動試験を目的と
した試験装置で、該装置において1は床面2に設けたピ
ットで、該ピット1内に四組のローラユニット3,4,
5,6が設けられ、これらは各一対のローラ3a,3
b、4a,4b、5a,5b、6a,6bを離間して配
設している。
【0010】これらのローラ3a〜6bは、軸受7,
8,9,10を介して回転可能に軸支され、このうち従
動側の回動軸11,12,13,14の外側端部に、回
転センサ15,16,17,18を取り付け、また原動
側の回動軸19,20,21,22の外側端部に、プー
リ23,24,25,26を取り付けている。
【0011】回動軸11,12および19,20は同軸
上に配置され、このうち原動側の回動軸19,20はカ
ップリング27を介して、同期回転可能に連結され、そ
の一端をモータまたはフライホイール等の動力手段28
に連係している。すなわち、動力手段28は、被験車両
を自走させる場合はフライホイールが採用され、原動ロ
ーラ3b〜6bを駆動回転させる場合はモータが採用さ
れる。
【0012】これらプーリ23,25および24,26
の間には、プーリ29,30が上下に移動可能に設けら
れ、該プーリ29とプーリ23,25間、およびプーリ
30とプーリ24,26間に、ベルト31,32および
33,34が巻き掛けられている。
【0013】ローラ3a,3bと4a,4bには、被験
車両35であるABS付き車両の前車輪36,36が載
置され、またローラ5a,5bと6a,6bには、被験
車両35の後車輪37,37が載置されている。
【0014】後車輪側のローラ5a〜6bの下方には、
軸受9,10を固定した架台38,39が設けられ、該
架台38,39が各一対のガイドレール40,41に沿
って摺動可能に装着されている。
【0015】ガイドレール40,41はローラ5a〜6
bと直交して配置され、それらの間にスクリューシャフ
ト42,43が平行に配設され、これらのシャフト4
2,43は架台38,39の下部と螺合して軸方向に延
び、その軸端部をモータ44,45の出力軸に連結して
いる。
【0016】この他、46はピット1の開口部を閉塞す
る踏板、47はローラユニット3〜6に配設した車輪脱
出用リフトである。
【0017】図5は本発明の他の実施例を示し、前述の
実施例と対応する構成部分には同一の符号を用いてい
る。この実施例では、上述のような後車輪37を対象に
した試験装置の代わりに、前後車輪36,37に対する
試験も可能にし、各車輪36,37を載置するローラ3
a〜6bを同時および選択的に移動可能にしている。
【0018】すなわち、ローラ3a,3bおよび4a,
4bの下方に、一対のガイドレール48,49を前記ガ
イドレール40,41と同方向に平行に架設し、これら
に軸受7,8を固定した架台50,51を摺動可能に装
着するとともに、架台50,51にスクリューシャフト
52,53を螺合し、その軸端をモータ54,55の出
力軸に連結している。
【0019】そして、原動ローラ3b,4bの回動軸1
9,20をユニバーサルジョイント56で連結し、何れ
か一方の架台50,51を移動して試験する際、回動軸
19,20の偏位を許容し、ローラ3b,4b間の動力
の伝達を可能にさせている。
【0020】したがって、この実施例では全車輪に対し
てABS作動試験が可能になるとともに、被験車両35
の進入方向が正逆何れの場合でも対応可能にしている。
【0021】なお、これらの実施例ではローラ3b,4
bからローラ5b,6bへ動力を伝達しているが、この
逆であってもよく、また動力伝達手段としてベルトおよ
びプーリを用いているが、回動軸19,20および2
1,22間に駆動軸を架設し、該軸と回動軸19,20
とをベベルギヤを介して連係させてもよく、そのように
することでピット1の浅底化を図れる。
【0022】更に、この実施例ではローラ3,4を駆動
させて試験を行なっているが、被験車両35を自走させ
てもよく、その場合は前述のように動力手段28とし
て、モータの代わりにフライホイールを用いればよい。
【0023】
【作用】このように構成した車両用ABS試験装置は、
従来のようなローラへの負荷調整用リフトや、ローラの
外側に配置する等価慣性ローラ、更には歪ゲージ等を要
しないから、構成が簡潔でコンパクトになり、また後述
のように各車輪のABS試験を任意選択的に行なえる。
【0024】次に図1および図2に示す試験装置を用い
てABS付き車両の作動を試験する場合は、モータ4
4,45を駆動して架台38,39を移動し、ローラ5
a,5bおよびローラ6a,6bと、ローラ3a,3b
およびローラ4a,4bとの軸間距離を、被験車両35
のホイールベースに調整して置く。この場合、プーリ2
9,30は架台38,39の変位に応じて上下動し、架
台38,39の変位を許容する。
【0025】そして、被験車両35を試験場に入場し、
その前後輪36,37をローラ3a〜6b上に移動させ
たところで、車両35を停止する。この後、被験車輪で
ある後車輪37の一方に対応するモータ、例えばモータ
45を僅かに駆動し、架台39を後方へ移動させる。
【0026】このようにすると、ローラユニット6が架
台39と一体に移動し、内側に位置する従動ローラ6a
が後車輪37の下方に潜り込んで、該車輪37との接触
面圧力を増強し、一方、外側に位置する原動ローラ6b
が後車輪37の下方から抜け出て、該車輪37との接触
面圧力を低下する。図4はこのような状況を示してい
る。
【0027】このような状況の下でモータ28を駆動す
ると、その動力が回動軸20,19に伝達され、またプ
ーリ24,23からプーリ30,29,26,25を経
て、回動軸22,21に伝達され、これら回動軸20,
19,22,21と一体的な原動ローラ3b〜6bが回
転するとともに、これらと各従動ローラ3a〜6aに載
置した前後車輪36,37が回転する。
【0028】図2はこのような状況を示し、被験車両3
5の通常走行状態が再現される。この場合、プーリ2
4,23から回動軸21,22への動力の伝達経路は、
互いに分離独立し、また回動軸21,22が分離してい
るから、前述のように原動ローラ6bが後方へ偏位して
も、動力の伝達に支障はない。
【0029】また、原動ローラ6bと後車輪37との接
触面圧力は、他のローラ3b〜5bと車輪36,37に
比べて、若干低いまま回転する。
【0030】このような状況の下で被験車両35をブレ
ーキ操作すると、前後車輪36,37を介して、その制
動力がローラ3a〜6bに作用する。このうち、被験車
輪37は他の車輪36,37に比べて、原動ローラ6b
との接触面圧力が若干低いから、スリップ状態になり易
く、他の車輪36,37との回転速度差が顕著になっ
て、車輪37がロックし易くなる。
【0031】したがって、被験車両35のABS作動が
正常であれば、上記車輪37のロック状態を検出および
判断して、ブレーキ油圧の制御信号を出力し、ブレーキ
油圧を減圧する。
【0032】この結果、制動力が低下し、これが原動ロ
ーラ6bのトルク以下になると、該ローラ6bが上記制
動力に打ち勝って回転する。そして、後車輪37が回転
し車輪ロックが解消されると、今度はブレーキ油圧が増
圧されて、制動力が増強される。
【0033】このようなABS作動は繰り返し行なわ
れ、その作動はブレーキペダルのキックバックや、被験
車輪37の回転状態を表示するモニタ、或いは回転セン
サ15〜18の信号によって確認される。こうして、後
車輪37に対する試験終了後、他の後車輪37について
も前述と同様の要領で試験する。
【0034】このように本発明では、被験車輪と接触す
る一対のローラユニットを選択的に移動して、被験車輪
と原動ローラとの接触を低下させ、被験車輪のロックを
発生し易くしたものである。
【0035】したがって、リフトを上げ下げして上記の
状態を設定する従来の方法に比べて、作業を容易かつ迅
速に行なえるとともに、被験車輪の移動量を精密かつ広
範囲に調整できるから、この種試験精度を向上し得る。
しかも、試験時には被験車輪と原動ローラとの接触面圧
力が軽減されるから、被験車輪の摩耗を抑制する。
【0036】
【発明の効果】本発明の車両用ABS試験装置は以上の
ように、ローラユニットを被験車両の前後方向へ移動可
能にするとともに、被験車輪の試験時に対応するローラ
ユニットを選択的に移動可能に設け、原動ローラに対す
る被験車輪の荷重を従動ローラ側よりも低下させ、原動
ローラと被験車輪との間の接触面圧力を低下させて、被
験車輪をスリップないしロックさせ易くしたから、リフ
トを用いた従来の方法に比べて、この種の作業を容易か
つ迅速に行なえるとともに、各車輪のABS試験を任意
選択的に行なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図で、ピットを開
蓋して図示している。
【図2】本発明による試験状態を示す断面図である。
【図3】本発明の試験状態を示す平面図である。
【図4】本発明による被験車輪の試験状態を示す説明図
である。
【図5】本発明の他の実施例を示す平面図で、ピットを
開蓋して図示している。
【符号の説明】
3,4,5,6 ローラユニット 3a,4a,5a,6a 従動ローラ 3b,4b,5b,6b 原動ローラ 35 被験車両 36,37 被験車輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験車両の車輪を載置する原動ローラと
    従動ローラとからなるローラユニットを複数備えた車両
    用ABS試験装置において、前記ローラユニットを被験
    車両の前後方向へ移動可能にするとともに、被験車輪の
    試験時に対応するローラユニットを選択的に移動可能に
    設け、原動ローラに対する被験車輪の荷重を従動ローラ
    側よりも低下させ、原動ローラと被験車輪との間の接触
    面圧力を低下させたことを特徴とする車両用ABS試験
    装置。
JP4088280A 1992-03-13 1992-03-13 車両用abs試験装置 Withdrawn JPH05254419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4088280A JPH05254419A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 車両用abs試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4088280A JPH05254419A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 車両用abs試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05254419A true JPH05254419A (ja) 1993-10-05

Family

ID=13938494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4088280A Withdrawn JPH05254419A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 車両用abs試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05254419A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3108481A (en) Forward and reverse belt drive
JP4607988B2 (ja) 乗客コンベアのハンドレール駆動力監視装置
US4062234A (en) Dynamometer test stand
CN214200649U (zh) 一种轴距可调的四驱柴油车排放检测试验台
US4182166A (en) Dynamometer test stand
JPH05312688A (ja) 車両の性能検査装置,およびその性能検査方法
JPH0679855A (ja) 引込みローラ対
JPH05254419A (ja) 車両用abs試験装置
CA2078495A1 (en) Method of Inspecting Limited Slip Differential for Vehicle
US5465616A (en) Method of inspecting various control functions of a motorcar
JPH05254418A (ja) 車両用abs試験装置
US5859369A (en) Snowmobile dynamometer
JPH05238376A (ja) 車両の制動性能診断装置
JPH10232186A (ja) すべり制限差動装置のトルク分配比測定装置
JPH08122219A (ja) 車両性能の多機能試験装置
US4161227A (en) Transmission gear for a vehicle of the type having a swivelling upper structure with respect to an undercarriage
JPH08152380A (ja) シャシダイナモメータ用のピットカバー
US2828624A (en) Truck dynamometers
JPH0348514Y2 (ja)
JP3335066B2 (ja) 車両検査設備
CN110261103B (zh) 一种基于数控系统的可变中心距齿轮接触疲劳试验台
JPH07243946A (ja) 車両の制動性能測定装置
JPH01101433A (ja) シャシダイナモメータ
SU1495665A1 (ru) Способ испытаний колесной машины
JPH01262435A (ja) ドライブシャフトの検査方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518