JPH052542Y2 - - Google Patents

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JPH052542Y2
JPH052542Y2 JP16868287U JP16868287U JPH052542Y2 JP H052542 Y2 JPH052542 Y2 JP H052542Y2 JP 16868287 U JP16868287 U JP 16868287U JP 16868287 U JP16868287 U JP 16868287U JP H052542 Y2 JPH052542 Y2 JP H052542Y2
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boom
link
lower boom
pin
crane
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、移動式クレーンが路上輸送する際
に、クレーンブームを畳むことができるようにし
たクレーンブームに関するものである。
[従来の技術] 移動式クレーンで作業を行う場合には、作業半
径を大きくする為ブームを継足して長くする必要
があるが、路上輸送する際には車両長さ制限を超
えないように、クレーンブームを短くしなければ
ならない。このためクレーンブームを分解する必
要があつたが、分解に要する時間および労力を軽
減するため、クレーンブームを折り畳めるように
したものが実公昭58−15433号公報に示されてい
る。
これを第6図ないし第8図について説明する
と、第6図に示すように移動式クレーンの旋回体
aには下ブームbが起伏自在に取付けてあつて、
下ブームbの先端には、上ブームcの基端がジヨ
イント手段dを介して接続してある。下ブームb
は、基端側ブームeに中継ぎブームfを結合して
構成し、上ブームcは、先端側ブームgに中継ぎ
ブームfを結合して構成している。
従来使用されているジヨイント手段dは、第7
図、第8図に示すようになつている。
下ブームb側の中継ぎブームfの先端両側に突
出したフオーク形ブラケツトh,iを設け、上ブ
ームc側の中継ぎブームfの基端両側に、突出し
たアイ形ブラケツトj,kを設けてあつて、フオ
ーク形ブラケツトhとアイ形ブラケツトjに穿設
してあるピン孔に着脱用連結ピンlを挿通し、フ
オーク形ブラケツトiとアイ形ブラケツトkには
回動用連結ピンmを挿通して下ブームbと上ブー
ムcとを連結している。また下ブームb、上ブー
ムcそれぞれの中継ぎブームfの一側には、回動
用連結ピンmからそれぞれ等距離のところに、係
止ブラケツトnが取付けてある。
以上のように構成されたクレーンブームを作業
姿勢から輸送姿勢にするには、着脱用連結ピンl
を取り外し、上ブームcを回動用連結ピンmを支
点として回動し、第7図に鎖線で示すように下ブ
ームbの一側部側へ折り畳み、係止ブラケツト
n,nにピンを挿通して折畳状態を保つようにす
る。
[考案が解決しようとする問題点] 上述した従来のジヨイント手段dは、上ブーム
cを下ブームbの一側部側へ折り畳んだときに、
上ブームcと下ブームbとが干渉しないように、
支点となる回動用連結ピンmがブームの一側から
外側に突出した位置に設けられるようにしてい
る。
このため、ブーム軸方向の偏心荷重に対抗する
だけの強度を持つように、ジヨイント手段dは強
大で重厚な材料で成形しなければならず、従来の
ブームに比較して重量が増加し、この重量の増加
によるクレーン吊上げ能力の低下と材料費が割高
となる問題があつた。
本考案はこのような問題を解決し、重量増にな
らない折り畳み機構を備えたクレーンブームを提
供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、移動式クレーン本体に起伏自在に下
ブームを取付け、該下ブームの一側先端にリンク
を枢着し、該リンクの先端に上ブームの一側基端
を枢着し、前記リンクが下ブームの一側と一直線
の位置にあるとき前記リンクを下ブームに固定可
能とし、前記下ブームの一側と前記リンクと前記
上ブームの一側とが一直線の位置にあるとき前記
下ブームの他側先端と前記上ブームの他側基端と
を結合可能とし、前記リンクの固定を解除し、前
記上ブームの一側を前記下ブームの一側に沿わせ
た状態で前記上ブームの一側を前記下ブームの一
側に連結可能としたことを特徴とするクレーンブ
ームとしたものである。
[作用] クレーンブームが作業姿勢のときは、上ブーム
の一側とリンクと下ブームの一側とは一直線に固
定され、輸送姿勢のときは、下ブームの他側先端
と上ブームの他側基端とを結合している結合装置
を切り離し、リンク及び上ブームを回動し、上ブ
ームを下ブームの一側に折り畳み、路上輸送可能
な短い状態にする。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第5図に示すように移動式クレーンの旋回体1
には下ブーム2が起伏自在に取付けてあつて、下
ブーム2の先端には上ブーム3の基端が、次に詳
述する装置を介して取付けてある。下ブーム2
は、基端側ブーム4に中継ぎブーム5を結合して
構成し、上ブーム3は、先端側ブーム6に中継ぎ
ブーム7を結合して構成し、下ブーム2、上ブー
ム3の長さが長くなるようにしてあるが、基端側
ブーム4、先端側ブーム6のみで長さが十分なと
きは、中継ぎブーム5,7を結合しなくてもよ
く、あるいは一方のみを結合するだけでよい。図
中8は起伏用ロープであり、該起伏用ロープ8は
ペンダント22で分割可能となつている。
第1図、第2図に示すように、下ブーム2の一
側10の先端には、リンク11の基端がピン12
によつて枢着されており、リンク11の先端に
は、上ブーム3の一側13の基端がピン14によ
つて枢着されている。リンク11は第2図で明ら
かなように、ボツクス型に作られている。リンク
11の基端側の内方には、第1図、第3図に示す
ようにブラケツト15が突設してあり、下ブーム
2の先端の斜材9にもブラケツト16が突設して
ある。リンク11が下ブーム2の一側10と一直
線の位置にあるとき、ブラケツト15の先端とブ
ラケツト16の先端とは第1図に示すように重な
つて、ピン17を挿通することができるようにな
つている。これらのブラケツト15,16、ピン
17は、リンク11を下ブーム2の一側10と一
直線になつた位置で下ブーム2に固定するための
固定装置になつている。
リンク11がブラケツト15,16およびピン
17により、下ブーム2の一側10と一直線にな
つた位置固定された状態ではリンク11の先端の
ブーム長手方向の位置と下ブーム2の他側先端の
ブーム長手方向の位置が一致し、上ブーム3を下
ブーム2に対して延長せしめた状態で第1図に示
すように下ブーム2の他側先端と上ブーム3の他
側基端との間にピン18を挿通すれば、下ブーム
2と上ブーム3とをピン18で結合することがで
きるようになつている。
第1図ないし第3図に示すように、下ブーム2
の一側10には連結ブラケツト19が突設されて
おり、また上ブーム3の一側13にも連結ブラケ
ツト20が突設されている。そして連結ブラケツ
ト19、ピン12間の距離と、連結ブラケツト2
0、ピン14間の距離とは、同じ長さになつてお
り、上ブーム3を折畳んだ状態で連結ブラケツト
19,20が重合し、両ブラケツト間にピン21
を挿通可能となつている。
第2図に示すように、下ブーム2の上側先端近
くには繋止用ブラケツト24が突設されており、
上ブーム3の上側基端近くにも繋止用ブラケツト
25が突設されている。
上述した装置でクレーン作業を行うときには、
クレーン本体を作業場所の近くに移動し、次にブ
ームの伸長作業をする。ピン21を抜脱し、第1
図に示すようにリンク11を下ブーム2の一側1
0と一直線の位置になるようにして、ブラケツト
15,16の先端にピン17を挿通し、リンク1
1を下ブーム2に固定する。また上ブーム3の一
側13もリンク11および下ブーム2の一側10
に対して一直線の位置になるようにして、下ブー
ム2の他側先端と上ブーム3の他側基端とを、ピ
ン18で結合する。この作業姿勢のときに、リン
ク11には圧縮等の軸力が働くが、リンク11は
下ブーム2の一側10および上ブーム3の一側1
3と一直線になつているので、下ブーム2、上ブ
ーム3の桁部材と同程度の強度を持つていればよ
く、特に強大で重厚な材料にする必要はない。
移動式クレーン本体1を路上輸送するときに
は、第2図に示すブーム起伏用ロープ8をペンダ
ント22の部分で分割し、鎖線で示すようにそれ
ぞれ繋止用ブラケツト24,25に繋止する。次
に第1図に示すピン18を抜き取つて、下ブーム
2の他側先端と上ブーム3の他側基端との結合を
外し、またピン17も抜き取つてリンク11の固
定も解除する。そしてリンク11をピン12を中
心として外側に回動すると共に、上ブーム3もピ
ン14を中心として同方向に回動し、第3図に示
すように上ブーム3の一側13を下ブーム2の一
側に沿わせるように折り畳み、ブームの全長を短
くする。このようにした輸送姿勢のとき、下ブー
ム2の一側10と上ブーム3の一側13とは、リ
ンク11両端のピン12,14間の距離だけ隔て
られて折り畳まれることになるので、互に干渉す
ることがない。そしてピン12,14から同じ距
離にある連結ブラケツト19,20が第3図、第
4図に示すように重なるので、連結ブラケツト1
9,20間に第4図に示すようにピン21を挿通
し、折畳状態を保持する。
[考案の効果] 本考案は、下ブームの一側と上ブームの一側と
を折畳み可能に連結しているリンクが、下ブーム
の一側および上ブームの一側と一直線となり、固
定装置でその状態に固定されるので作業中に偏心
荷重が作用することなく、リンクをブーム桁材よ
りも重厚にする必要がなくなり、重量増加による
クレーン吊上能力が低下せず、材料費も軽減され
る。
また路上輸送の姿勢では、上ブームと下ブーム
とが干渉することがなく、連結装置によつて折畳
み状態を確実に保持して、安全を保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のブーム全体を示す
平面図、第2図は第1図の側面図、第3図は折畳
み状態を示す平面図、第4図は第3図の−拡
大断面図、第5図は本考案のクレーンブームを備
えた移動式クレーン本体の側面図、第6図は従来
のクレーンブームを備えた移動式クレーン本体の
側面図、第7図は従来のクレーンブームの要部を
示す平面図、第8図は第7図の側面図である。 1は移動式クレーン本体、2は下ブーム、3は
上ブーム、10は一側、11はリンク、12はピ
ン、13は一側、14はピン、15,16はブラ
ケツト、17,18はピン、19,20は連結ブ
ラケツト、21はピンを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 移動式クレーン本体に起伏自在に下ブームを取
    付け、該下ブームの一側先端にリンクを枢着し、
    該リンクの先端に上ブームの一側基端を枢着し、
    前記リンクが下ブームの一側と一直線の位置にあ
    るとき前記リンクを下ブームに固定可能とし、前
    記下ブームの一側と前記リンクと前記上ブームの
    一側とが一直線の位置にあるとき前記下ブームの
    他側先端と前記上ブームの他側基端とを結合可能
    とし、前記リンクの固定を解除し、前記上ブーム
    の一側を前記下ブームの一側に沿わせた状態で前
    記上ブームの一側を前記下ブームの一側に連結可
    能としたことを特徴とするクレーンブーム。
JP16868287U 1987-11-04 1987-11-04 Expired - Lifetime JPH052542Y2 (ja)

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JPH0172587U JPH0172587U (ja) 1989-05-16
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