JPH052538U - 電力ケーブル用終端接続部のシール構造 - Google Patents

電力ケーブル用終端接続部のシール構造

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JPH052538U
JPH052538U JP5578991U JP5578991U JPH052538U JP H052538 U JPH052538 U JP H052538U JP 5578991 U JP5578991 U JP 5578991U JP 5578991 U JP5578991 U JP 5578991U JP H052538 U JPH052538 U JP H052538U
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JP
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power cable
cone
cable
seal structure
porcelain
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JP5578991U
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Inventor
井 則 明 今
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル端末における碍管内の絶縁油や絶縁
ガスの漏出を防止する。 【構成】 電力ケーブル1の端末の絶縁層2の周囲にコ
ンデンサコーン3を設け、このコンデンサコーン3に碍
管5に連続するフランジ4の内縁を埋設し、碍管5内に
絶縁油13又は絶縁ガスを充填する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電力ケーブルの終端部に設け、絶縁油又は絶縁ガスを充填した碍管 の密閉を良好にするための電力ケーブル用終端接続部のシール構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
ケーブル終端部においては、ケーブル外部遮蔽層端の電気的ストレスを緩和し 、かつ所定の沿面絶縁強度を付与するために、ケーブルコア端末にストレスコー ンやコンデンサコーン等の成型絶縁補強体を挿通し、このケーブル端末部をケー ブル終端碍管で包囲し、碍管内に絶縁油又は絶縁ガスを充填している。この場合 に、碍管内の絶縁油等がケーブルシースとケーブルコアとの間に浸入しないよう に、モールド或いはテープ巻き等により十分なシールを施すことが必要となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このシール作業には相当の時間を必要とし、なお確実なシール を行うことは相当な技術的熟練性を要する。
【0004】 本考案の目的は、ケーブル終端部における碍管のシールを、容易にかつ確実に 行い得る電力ケーブル用終端接続部のシール構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案に係る電力ケーブル用終端接続部のシール 構造は、電力ケーブルの終端部の絶縁体周囲に紡錘型のコンデンサコーンを取り 付け、該コンデンサコーンの周囲を碍管で包囲し、該碍管内に絶縁油又は絶縁ガ スを充填する場合において、前記コンデンサコーン内に前記碍管と連続するフラ ンジ部の内縁を埋設したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
上述の構成を有する電力ケーブル用終端接続部のシール構造は、碍管と連続す るフランジ部をコンデンサコーン中に埋設しているために、シールが完全となる 。
【0007】
【実施例】
本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は電力ケーブル端末部の一部と切欠した側面図、図2は要部拡大断面図で ある。電力ケーブル1の端末部においてはケーブル絶縁層2が露出されており、 この絶縁層2にゴム製のコンデンサコーン3が挿着されている。コンデンサコー ン3内には金属製のフランジ4の内縁が埋設されており、このフランジ4は碍管 5の底部となり、台板6に固定されている。なお、フランジ4のコンデンサコー ン3内の先端部には、図2に示すように抜け出し防止のためにリング状突起4a が形成されている。碍管5の下部は台板6に固定され、上部は引き出し導体7に 密着する別のフランジ8により密閉されている。なお、台板6とフランジ4、碍 管5との接続部には必要に応じてOリングが介在されている。また、碍管5内の 絶縁層2と導体9の境界部周辺にはテープ巻き等によるシール10が施されてい る。そして、コンデンサコーン3の下部の絶縁層2の境界部には同様にテープ巻 き等によるシール11が施され、更にこの部分は別の保護管12により覆われて いる。
【0008】 このように、コンデンサコーン3の内部にフランジ4が埋設されているために 、碍管5内の絶縁油13や絶縁ガスはコンデンサコーン3の外側を通って、ケー ブル1側に洩れ出る虞れはない。また、導体9中の間隙に対してもシール10に より封止されており、下部保護管12内及びケーブル絶縁層2とコンデンサコー ン3の間は別のシール11によって封止されているので、この部分からの絶縁油 13等が洩れ出ることもない。
【0009】 従って、従来では保護管12の下端のシール14及びケーブルコア〜シース間 15のシールにおいては、現場モールドを行うか或いは厳重に絶縁テープを巻回 しなければならなかったが、本考案によればこの部分のシールは簡単に済む。
【0010】 なお、実施例のようなフランジ4の先端に突起4aを形成する代りに、フラン ジ4の抜け出しを防止するために、コンデンサコーン3内に挿入された部分の表 面をサンドブラストによる表面加工を行うことも好適である。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る電力ケーブル用終端接続部のシール構造は、 碍管に連続するフランジ部をコンデンサコーン中に埋め込んでいるために、碍管 の密閉性は完全であり、電力ケーブルへ碍管内の絶縁油や絶縁ガスが洩出する虞 れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠した側面図である。
【図2】要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 電力ケーブル 2 ケーブル絶縁層 3 コンデンサコーン 4 フランジ 5 碍管 9 導体 10、11、14 シール 13 絶縁油

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 電力ケーブルの終端部の絶縁体周囲に紡
    錘型のコンデンサコーンを取り付け、該コンデンサコー
    ンの周囲を碍管で包囲し、該碍管内に絶縁油又は絶縁ガ
    スを充填する場合において、前記コンデンサコーン内に
    前記碍管と連続するフランジ部の内縁を埋設したことを
    特徴とする電力ケーブル用終端接続部のシール構造。
JP5578991U 1991-06-21 1991-06-21 電力ケーブル用終端接続部のシール構造 Pending JPH052538U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159271A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Viscas Corp 電力ケーブル終端接続装置

Cited By (1)

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JP2007159271A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Viscas Corp 電力ケーブル終端接続装置

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