JPH052537A - 電子機器のデータ保護装置 - Google Patents

電子機器のデータ保護装置

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Publication number
JPH052537A
JPH052537A JP3275542A JP27554291A JPH052537A JP H052537 A JPH052537 A JP H052537A JP 3275542 A JP3275542 A JP 3275542A JP 27554291 A JP27554291 A JP 27554291A JP H052537 A JPH052537 A JP H052537A
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JP
Japan
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data
update
file
memory
ram
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Application number
JP3275542A
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English (en)
Inventor
Masuo Kinoshita
益男 木下
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源バックアップされたRAMのデータを煩
雑な操作を必要とすることなく確実に保護し、たとえ主
電源のオフ時にRAMのデータが破壊され消失したとし
ても容易に復元できるようにする。 【構成】 RAMのデータが更新される毎にその更新デ
ータをハードディスク装置の更新データ用ファイルに記
録する。ただし、その都度ハードディスク装置の空き容
量を調査し、所定値以下になったときにはRAMの内容
をハードディスク装置のRAMバックアップ用ファイル
に保存し、更新データ用ファイルのデータをクリアして
ハードディスク装置の空き容量を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源バックアップされ
たメモリ部、例えばRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)のデータ破壊からデータを保護する電子機器のデー
タ保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電源バックアップされたメモリ部のデー
タは、通常、装置の主電源がオフされてもバックアップ
用バッテリによってバックアップされているが、バッテ
リーの容量には限界があり、容量不足等によって破壊さ
れ消失することがあった。このため、長時間に亙って主
電源をオフするような場合には、利用者は主電源をオフ
する前にキー操作等を行ってメモリ部内のデータをフロ
ッピーディスク等の記憶媒体に保存してデータの保護を
はかっていた。こうすることにより、主電源オン時、た
とえメモリ部内のデータが破壊され消失していたとして
も、キー操作等を行い記憶媒体に保存されているデータ
をメモリ部に呼出すことによって主電源をオフする前の
状態に復元することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
主電源をオフする前にメモリ部のデータを記憶媒体に保
存させるためのキー操作が必要で面倒であった上、その
キー操作を忘れてしまうと上記データをメモリ部に復元
できなかった。また主電源オン時、記憶媒体に保存して
おいたデータをメモリ部に復元させる場合にもキー操作
が必要となり能率が悪かった。
【0004】そこで本発明は、電源バックアップされた
メモリ部のデータを煩雑な操作を必要とすることなく確
実に保護でき、たとえ主電源がオフされている間にメモ
リ部のデータが破壊され消失しても容易に復元できる電
子機器のデータ保護装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】また、主電源がオフされている間にメモリ
部のデータが破壊され消失しても、主電源をオンするこ
とにより自動的に復元できる電子機器のデータ保護装置
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プロセッサ
部、このプロセッサ部により制御される電源バックアッ
プされたメモリ部、プロセッサ部及びメモリ部等に電源
供給を行う電源回路を備えた電子機器のデータ保護装置
において、次のような手段を講じたものである。
【0007】すなわち請求項1対応の発明は、少なくと
もメモリバックアップ用ファイル及び更新データ用ファ
イルが予め作成された不揮発性の記憶装置と、メモリ部
の内容を更新するデータが発生する毎にその更新データ
を更新データ用ファイルに記録する更新データ記録手段
と、この記録手段により更新データ用ファイルに更新デ
ータが記録される毎に記憶装置の空き容量を調査する空
き容量調査手段と、この調査手段により記憶装置の空き
容量が所定値以下になるとメモリ部内のデータをメモリ
バックアップ用ファイルに保存するとともに更新データ
用ファイルのデータをクリアするメモリデータ保存手段
とを備えたものである。
【0008】また請求項2対応の発明は、日時を計時す
る時計回路と、少なくともメモリバックアップ用ファイ
ル,更新データ用ファイル及び更新発生履歴ファイルが
予め作成された不揮発性の記憶装置と、メモリ部の内容
を更新するデータが発生する毎にその更新データを更新
データ用ファイルに記録する更新データ記録手段と、メ
モリ部の内容を更新するデータが発生する毎に時計回路
から日時データを読出し更新発生の履歴データとして更
新発生履歴ファイルに記録する履歴データ記録手段と、
更新発生履歴ファイルに集計された履歴データからメモ
リ部の更新頻度が減少方向となる時間帯を調査する更新
頻度調査手段と、この調査手段により取得した時間帯で
最初の更新データが発生する毎にメモリ部内のデータを
メモリバックアップ用ファイルに保存するとともに更新
データ用ファイルのデータをクリアするメモリデータ保
存手段とを備えたものである。
【0009】そして、いずれの場合においても、電子機
器の主電源オンによりメモリ部のデータが破壊されてい
るか否かを調査するデータ破壊調査手段と、この調査手
段によりデータの破壊が検出されるとメモリバックアッ
プ用ファイルのデータをメモリ部に書込み、次いで更新
データ用ファイルのデータでメモリ部の内容を更新して
メモリ部を主電源がオフされる前の状態に復元するデー
タ復元手段とを設けることが望ましい。
【0010】
【作用】請求項1対応の発明においては、メモリ部の内
容を更新するデータが発生する毎にその更新データが更
新データ用ファイルに記録される。ただし、記憶装置の
空き容量が所定値以下になるとメモリ部内のデータがメ
モリバックアップ用ファイルに保存され、更新データ用
ファイルのデータがクリアされる。
【0011】従って主電源がオフされたとき、メモリバ
ックアップ用ファイルには記憶装置の空き容量が所定値
以下になった時点でのメモリ部のデータが保存されてお
り、更新データ用ファイルにはそれ以後主電源がオフさ
れるまでの間にメモリ部を更新したデータが保存され
る。よって、主電源がオフされている間にメモリ部のデ
ータが破壊された場合には、先ずメモリバックアップ用
ファイルのデータをメモリ部に書込み、次いで更新デー
タ用ファイルのデータでメモリ部の内容を更新すること
によって、メモリ部を主電源オフ前の状態に復元でき
る。
【0012】また請求項2対応の発明においては、メモ
リ部の内容を更新するデータが発生する毎にその更新デ
ータが更新データ用ファイルに記録されるとともに、そ
のときの日時データが更新発生の履歴データとして更新
発生履歴ファイルに記録される。そして、この更新発生
履歴ファイルに集計された履歴データからメモリ部の更
新頻度が減少方向となる時間帯が調査され、その時間帯
で最初の更新データが発生する毎にメモリ部内のデータ
がメモリバックアップ用ファイルに保存され、更新デー
タ用ファイルのデータがクリアされる。
【0013】従って主電源がオフされたとき、メモリバ
ックアップ用ファイルにはメモリ部の更新頻度が減少方
向となる直前の時間帯までのメモリ部のデータが保存さ
れており、更新データ用ファイルにはメモリ部の更新頻
度が減少方向となった以後から主電源がオフされるまで
の間にメモリ部を更新したデータが保存される。よっ
て、請求項1対応の発明の場合と同様にしてメモリ部を
主電源オフ前の状態に復元できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。なお、この実施例では本発明を電子式キャッ
シュレジスタに適用した場合について述べる。
【0015】図2は電子式キャッシュレジスタの外観図
で、筐体1の前面に販売商品のコードや値段等を入力す
るためのキーボード2が設けられており、上面にキー入
力された商品の値段や合計金額等を表示するオペレータ
用表示器3及び客用表示器4が設けられている。筐体1
の内部にはレシート及びジャーナルに印字を行うための
プリンタ5が取付けられており、下面には現金等を収納
するためのドロワ6が設置されている。なお、図中7は
電源プラグ、8は主電源の電源スイッチである。
【0016】図1は電子式キャッシュレジスタの制御回
路を示すブロック図で、制御部本体を構成するCPU
(中央処理装置)11に、バスライン12を介して、R
OM13及びRAM14の各メモリが接続されている。
【0017】ROM13には上記CPU11が各部を制
御するためのプログラムデータやキャラクタジェネレー
タデータ等の固定的データが記憶されている。一方、R
AM14には販売登録された商品の売上データを累計す
るためのメモリエリア等、上記CPU1の制御により書
き替えられるデータを記憶するための各種メモリエリア
が形成されている。そしてこのRAM14は、バッテリ
15によって電源がバックアップされており、主電源オ
フ時にもバッテリ15の容量が限界になるまでデータを
安定に保持できるようになっている。
【0018】また、日時(年月日時分秒)を計時する時
計回路16や、不揮発性の記憶装置であるハードディス
ク装置17に対してデータの読み書きを制御するディス
クコントローラ18、前記キーボード2を制御するキー
ボードコントローラ19、前記各表示器3,4を制御す
る表示器コントローラ20、前記プリンタ5を制御する
プリンタコントローラ21及び前記ドロワ6の開閉を制
御するドロワコントローラ22の各コントローラ部が、
前記バスライン12を介してCPU11に接続されてお
り、該CPU11の制御により動作するようになってい
る。
【0019】図中23は電子式キャッシュレジスタの主
電源を形成する電源回路であって、前記電源スイッチ8
のオン操作により商用交流電源24に接続されると交流
から直流を取出し、直流電源を前記CPU11、ROM
13、RAM14及び各コントローラ部に供給する。こ
の電源供給により前記CPU11、ROM13、RAM
14及び各コントローラ部は動作可能となる。
【0020】前記ハードディスク装置17には、その記
憶容量の範囲内で予め更新データ用ファイル17a、R
AMバックアップ用ファイル17b等の各種データファ
イルが作成されている。これらデータファイルの容量は
データの登録件数によって可変し、それに応じてハード
ディスク装置17の空き容量も変化する。
【0021】上記更新データ用ファイル17aは、図3
に示すように更新データを順次記録するための更新デー
タエリア31と、該エリア31に記録されたデータの件
数をカウントするための登録件数エリア32とで構成さ
れる。
【0022】上記更新データエリア31に記録される更
新データのフォーマットは、図4に示すように実際のデ
ータ41及びそのレングス42と、当該データ41のR
AM14における更新先アドレスである復元用メモリア
ドレス43とからなる。しかして、前記CPU11は主
電源オンにより図5に示す制御を実行するようにプログ
ラム設定されている。
【0023】すなわち、主電源がオンされると、始めに
バッテリ15によって電源がバックアップされていたは
ずのRAM14のデータが破壊されているか否かを調査
する。この調査は例えばRAM14の所定エリアに書込
まれたデータのチェックサム値を電源オフ前にハードデ
ィスク装置17のその他のデータファイルに記録してお
き、該当エリアにおける電源オン後のチェックサム値と
比較することによって行う。(データ破壊調査手段)そ
して、データが破壊されていないと判断された場合には
電子式キャッシュレジスタとしての通常の処理に移行す
る。
【0024】これに対し、データが破壊されていると判
断された場合には、先ずハードディスク装置17のRA
Mバックアップ用ファイル17bに保存されているデー
タをディスクコントローラ18を介して読込み、RAM
14に書込む。次いで、上記ハードディスク装置17の
更新データ用ファイル17aに記録されている全更新デ
ータをディスクコントローラ18を介して読込み、1デ
ータずつ解析して、復元用メモリアドレス43で指定さ
れたRAM14の内容をデータ41に従い更新する。こ
うして、全更新データについて解析を終了すると、RA
M14が電源オフ前の状態に復元されることになる。
(データ復元手段) しかる後、電子式キャッシュレジスタとしての通常の処
理に移行する。
【0025】この通常の処理においては、図6に示すよ
うに、RAM14の内容を更新するデータが発生する毎
に、図4に示すフォーマットの更新データを編集して、
更新データ用ファイル17aの更新データエリア31に
順次記録する。(更新データ記録手段) 次いで、ハードディスク装置17の空き容量を調査す
る。(空き容量調査手段)
【0026】ここで、空き容量が予め設定されている所
定値以下であるときには、RAM14内のデータを前記
RAMバックアップ用ファイル17bに保存するととも
に、上記更新データ用ファイル17aの更新データエリ
ア31をクリアし、かつ登録件数エリア32を“0”に
リセットして、次の処理に移る。(メモリデータ保存手
段)
【0027】ハードディスク装置17の空き容量が所定
値以上ある場合には、更新データ用ファイル17aにお
ける登録件数エリア32のカウント値を「+1」だけ更
新する。そして、更新後の登録件数が予め設定された制
限件数以上になると、上記と同様にしてRAM14内の
データを前記RAMバックアップ用ファイル17bに保
存するとともに、上記更新データ用ファイル17aの更
新データエリア31をクリアし、かつ登録件数エリア3
2を“0”にリセットして、次の処理に移る。更新後の
登録件数が制限件数に満たない場合には、直ちに次の処
理に移る。そして、この通常の処理を実行中に主電源の
停電が発生すると、CPU11は図5に示す制御を終了
する。
【0028】このように構成された本実施例の電子式キ
ャッシュレジスタにおいては、例えばキーボード2のキ
ー入力により商品の販売登録を行うと、その登録商品の
売上金額がRAM14に累計される。このとき、RAM
14の内容を更新した売上金額データが更新データとし
て更新データ用ファイル17aの更新データエリア31
に記録される。
【0029】ただし、この更新データ用ファイル17a
へのデータ登録によってハードディスク装置17の空き
容量が予め設定されている所定値以下になると、RAM
14内のデータがRAMバックアップ用ファイル17b
に保存される。また、上記更新データ用ファイル17a
の更新データエリア31がクリアされるとともに、登録
件数エリア32が“0”にリセットされる。
【0030】その後、再度、キーボード2のキー入力に
より商品の販売登録を行うと、やはりその登録商品の売
上金額がRAM14に累計されるとともに、RAM14
の内容を更新した売上金額データが更新データとして更
新データ用ファイル17aの更新データエリア31に記
録される。
【0031】このときには更新データエリア31がクリ
アされているのでハードディスク装置17の空き容量が
所定値以上である。従って、RAM14内のデータがR
AMバックアップ用ファイル17bに保存されることは
なく、単に更新データ用ファイル17aの登録件数エリ
ア32が「+1」される。
【0032】こうして、上記更新データエリア31にR
AM14への更新データが順次書き込まれ、再度ハード
ディスク装置17の空き容量が所定値以下になると、同
様にRAM14内のデータがRAMバックアップ用ファ
イル17bに保存されるとともに、上記更新データ用フ
ァイル17aの更新データエリア31がクリアされ、か
つ登録件数エリア32が“0”にリセットされる。
【0033】また、ハードディスク装置17の空き容量
が所定値以下になるより前に更新データ用ファイル17
aの登録件数エリア32の値が予め設定されている制限
件数に達した場合にも、上記と同様にRAM14内のデ
ータがRAMバックアップ用ファイル17bに保存され
るとともに、上記更新データ用ファイル17aの更新デ
ータエリア31がクリアされ、かつ登録件数エリア32
が“0”にリセットされる。
【0034】従って、主電源がオフされたとき、RAM
バックアップ用ファイル17bにはハードディスク装置
17の空き容量が所定値以下になった時点でのRAM1
4のデータが保存されており、更新データ用ファイル1
7aにはそれ以後主電源がオフされるまでの間にRAM
14を更新したデータが保存される。その結果、データ
を保存するための煩雑なキー操作を要することなく、R
AM14のデータをハードディスク装置17のRAMバ
ックアップ用ファイル17bと更新データ用ファイル1
7aとによって確実に保護できる。
【0035】この場合において、更新データ用ファイル
17aが満杯になることがないので、同ファイル17a
の満杯によりその後発生した更新データを保存できず消
してしまう不具合も起こり得ない。
【0036】また主電源をオンすると、RAM14内の
データが破壊されているか否かが調査される。そして、
破壊されている場合には先ずRAMバックアップ用ファ
イル17bの内容がRAM14に転送される。次いで、
更新データ用ファイル17aに記録されている更新デー
タに基づいてRAM14の内容が更新される。
【0037】従って、たとえ主電源がオフされている間
にバッテリ15の容量不足等によりRAM14のデータ
が破壊されても、主電源をオンするだけでRAM14の
内容が自動的にオフ前の状態に復元されるので、データ
復元のための特別なキー操作等が不要であり、オペレー
タはRAM14がバックアップされているか否かを意識
する必要もなく能率を向上できる。
【0038】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。なお、この他の実施例でも前記実施例と同様に本発
明を電子式キャッシュレジスタに適用した場合の例であ
り、前記実施例で使用した図面と同一部分には同一符号
を付して詳しい説明は省略する。
【0039】すなわち、この他の実施例が前記実施例と
異なる点は、図7に示すようにハードディスク装置17
に更新履歴発生ファイル17cを予め作成した点にあ
り、それ以外のブロック構成は図1に示す前記実施例の
ものと同様である。
【0040】上記更新履歴発生ファイル17cは、図8
に示すようにRAM14の内容を更新するデータが発生
した日時を更新発生履歴データとして記録する更新発生
履歴エリア51と、前記RAM14の内容を更新する頻
度が減少方向となる時間帯の情報を保存時間帯データと
して記録する保存時間帯エリア52とからなる。しかし
て、CPU11は主電源オンにより図9に示す制御を実
行するようにプログラム設定されている。
【0041】すなわち、主電源がオンされると、始めに
前記RAM14の内容を更新する頻度が減少方向となる
時間帯を抽出するために更新頻度調査処理を実行する。
この更新頻度調査処理は図10に示す手順で行なわれ
る。先ず、前記更新発生履歴ファイル17cの更新発生
履歴エリア51から7日前の履歴データを全て抽出す
る。なお、抽出したデータは上記更新発生履歴エリア5
1から削除される。
【0042】次いで、1時間単位の時間帯で抽出した履
歴データの件数を集計する。そしてその時間帯別の履歴
データ件数が設定件数「500」以上の時間帯を全て検
索する。なお、この設定件数は店の販売状況等によって
適宜設定されるものである。
【0043】かくして、時間帯別履歴データ件数が設定
件数「500」以上の時間帯があった場合、その時間帯
の次の時間帯で履歴データ件数が設定件数「500」未
満の時間帯を調査し、その設定件数「500」未満の時
間帯を前記更新発生履歴ファイル17cの保存時間帯エ
リア52に全て記録する。(更新頻度調査手段)
【0044】しかる後、前記実施例と同様のRAM破壊
調査処理を実行する。そして、データが破壊されていな
いと判断された場合には電子式キャッシュレジスタとし
ての通常の処理に移行する。これに対し、データが破壊
されていると判断された場合には、前記実施例と同様に
してRAM14のデータを復元した後、通常処理に移行
する。
【0045】この通常処理においては、図11に示すよ
うにRAM14の内容を更新するデータが発生する毎に
更新データを編集して、更新データ用ファイル17aの
更新データエリア31に順次記録する。(更新データ記
録手段)
【0046】また、時計回路16にて計時されている日
時(年月日時分秒)を読出し、RAM内容更新データの
発生履歴データとして前記更新発生履歴ファイル17c
の更新発生履歴エリア51に記録する。(履歴データ記
録手段)
【0047】次に、上記時計回路16から読出した日時
の時間帯が前記更新発生履歴ファイル17cの保存時間
帯エリア52に保存時間帯データとして記録されている
か否かを判断する。そして、保存時間帯として記録され
ている場合には、上記保存時間帯エリア52からその保
存時間帯データを削除する。また、RAM14内のデー
タを前記RAMバックアップ用ファイル17bに保存す
るとともに、上記更新データ用ファイル17aの更新デ
ータエリア31をクリアし、かつ登録件数エリア32を
“0”にリセットして、次の処理に移る。(メモリデー
タ保存手段)
【0048】上記時計回路16から読出した日時の時間
帯が保存時間帯として記録されていない場合には、前記
実施例と同様のハードディスク装置17の空き容量調査
処理を実行する。それ以後の処理は前記実施例と同様で
あるので、ここでの説明は省略する。
【0049】このような構成の他の実施例においては、
RAM14の内容が更新される毎にその更新発生の日時
を示す履歴データが更新発生履歴ファイル17cの更新
発生履歴エリア51に収集される。そして、1日の業務
開始により主電源をオンすると、7日前つまり先週の同
一曜日におけるRAM内容の更新発生回数が時間帯別に
集計され、設定件数「500」以上の時間帯の直後で設
定件数未満の時間帯、すなわちRAM14の更新頻度が
減少方向となる時間帯が調査され、その全てが保存時間
帯データとして更新発生履歴ファイル17cの保存時間
帯エリア52に記録される。
【0050】なお、更新発生履歴エリア51から抽出さ
れた7日前の履歴データは同エリアより削除され、更新
発生履歴エリア51には常に1週間分の履歴データが保
存されることになる。
【0051】その後、通常処理として例えば商品の販売
登録が行われ、RAM14の内容が更新されると、その
更新時点の時間帯が調査される。そして、その時間帯が
前記保存時間帯エリア52に記録されている時間帯であ
った場合、RAM14内のデータがRAMバックアップ
用ファイル17bに保存される。また、上記更新データ
用ファイル17aの更新データエリア31がクリアされ
るとともに、登録件数エリア32が“0”にリセットさ
れる。
【0052】このとき、前記保存時間帯エリア52から
該当時間帯のデータが削除される。従って、上述したR
AMバックアップ用ファイル17bへのデータ保存処理
及び更新データ用ファイル17aのクリア処理は、前記
保存時間帯エリア52に記録されている時間帯で最初の
更新データが登録されたときに限られる。
【0053】従って、主電源がオフされたとき、RAM
バックアップ用ファイル17bには保存時間帯となる直
前の時刻までのRAM14のデータが保存されており、
更新データ用ファイル17aには保存時間帯となってか
ら主電源がオフされるまでの間にRAM14を更新した
データが保存される。その結果、前記実施例と同様な効
果を奏し得る。
【0054】また、主電源がオフされたとき更新データ
用ファイル17aには保存時間帯となってから主電源が
オフされるまでの間にRAM14を更新したデータが保
存されるので比較的登録件数が少なく、電源オン時のR
AM復元処理に要する時間が短縮される。なお、本発明
は電子式キャッシュレジスタに限定されるものではな
く、電源バックアップされたRAMを有する電子機器全
般に適用できるものである。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
源バックアップされたメモリ部のデータを煩雑な操作を
必要とすることなく確実に保護でき、たとえ主電源のオ
フ時にメモリ部のデータが破壊され消失しても容易に復
元できる電子機器のデータ保護装置を提供できる。
【0056】また請求項2対応の発明によれば、メモリ
部の復元を短時間で行えるようになり、通常業務への影
響を極力なくすことができる電子機器のデータ保護装置
を提供できる。
【0057】さらに請求項3対応の発明によれば、主電
源のオフ時にデータが破壊され消失したメモリ部を、主
電源の投入により確実にしかも自動的に復元できる電子
機器のデータ保護装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である電子式キャッシュレ
ジスタの制御回路を示すブロック図。
【図2】 同実施例における電子式キャッシュレジスタ
の外観図。
【図3】 同実施例における更新データ用ファイルの構
成を示す図。
【図4】 同実施例における更新データのフォーマット
を示す図。
【図5】 同実施例におけるCPUのメイン処理を示す
流れ図。
【図6】 図5における通常処理の要部を具体的に示す
流れ図。
【図7】 本発明の他の実施例におけるハードディスク
装置の内容を示す図。
【図8】 他の実施例における更新発生履歴ファイルの
構成を示す図。
【図9】 他の実施例におけるCPUのメイン処理を示
す流れ図。
【図10】図9における更新頻度調査処理を具体的に示
す流れ図。
【図11】図9における通常処理の要部を具体的に示す
流れ図。
【符号の説明】 11…CPU、14…RAM、17…ハードディスク装
置、16…時計回路、17a…更新データ用ファイル、
17b…RAMバックアップ用ファイル、17c…更新
発生履歴ファイル、23…電源回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサ部、このプロセッサ部により
    制御される電源バックアップされたメモリ部、前記プロ
    セッサ部及びメモリ部等に電源供給を行う電源回路を備
    えた電子機器のデータ保護装置において、少なくともメ
    モリバックアップ用ファイル及び更新データ用ファイル
    が予め作成された不揮発性の記憶装置と、前記メモリ部
    の内容を更新するデータが発生する毎にその更新データ
    を前記更新データ用ファイルに記録する更新データ記録
    手段と、この記録手段により前記更新データ用ファイル
    に更新データが記録される毎に前記記憶装置の空き容量
    を調査する空き容量調査手段と、この調査手段により前
    記記憶装置の空き容量が所定値以下になると前記メモリ
    部内のデータを前記メモリバックアップ用ファイルに保
    存するとともに前記更新データ用ファイルのデータをク
    リアするメモリデータ保存手段と、を具備したことを特
    徴とする電子機器のデータ保護装置。
  2. 【請求項2】 プロセッサ部、このプロセッサ部により
    制御される電源バックアップされたメモリ部、前記プロ
    セッサ部及びメモリ部等に電源供給を行う電源回路を備
    えた電子機器のデータ保護装置において、日時を計時す
    る時計回路と、少なくともメモリバックアップ用ファイ
    ル,更新データ用ファイル及び更新発生履歴ファイルが
    予め作成された不揮発性の記憶装置と、前記メモリ部の
    内容を更新するデータが発生する毎にその更新データを
    前記更新データ用ファイルに記録する更新データ記録手
    段と、前記メモリ部の内容を更新するデータが発生する
    毎に前記時計回路から日時データを読出し更新発生の履
    歴データとして前記更新発生履歴ファイルに記録する履
    歴データ記録手段と、前記更新発生履歴ファイルに集計
    された履歴データから前記メモリ部の更新頻度が減少方
    向となる時間帯を調査する更新頻度調査手段と、この調
    査手段により取得した時間帯で最初の更新データが発生
    する毎に前記メモリ部内のデータを前記メモリバックア
    ップ用ファイルに保存するとともに前記更新データ用フ
    ァイルのデータをクリアするメモリデータ保存手段と、
    を具備したことを特徴とする電子機器のデータ保護装
    置。
  3. 【請求項3】 電子機器の主電源オンにより前記電源バ
    ックアップされたメモリ部のデータが破壊されているか
    否かを調査するデータ破壊調査手段と、この調査手段に
    よりデータの破壊が検出されると前記メモリバックアッ
    プ用ファイルのデータを前記メモリ部に書込み、次いで
    前記更新データ用ファイルのデータで前記メモリ部の内
    容を更新して前記メモリ部を前記主電源がオフされる前
    の状態に復元するデータ復元手段と、を設けたことを特
    徴とする請求項1または2記載の電子機器のデータ保護
    装置。
JP3275542A 1991-04-18 1991-10-23 電子機器のデータ保護装置 Pending JPH052537A (ja)

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JP8692791 1991-04-18
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003042840A1 (fr) * 2001-11-12 2003-05-22 Legend (Beijing) Limited Procede de sauvegarde et de recuperation de donnees dans un disque dur
JP2011175379A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Toshiba Corp マイクロコンピュータ及び車両

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003042840A1 (fr) * 2001-11-12 2003-05-22 Legend (Beijing) Limited Procede de sauvegarde et de recuperation de donnees dans un disque dur
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