JPH05253053A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH05253053A
JPH05253053A JP4057835A JP5783592A JPH05253053A JP H05253053 A JPH05253053 A JP H05253053A JP 4057835 A JP4057835 A JP 4057835A JP 5783592 A JP5783592 A JP 5783592A JP H05253053 A JPH05253053 A JP H05253053A
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rice
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pot
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春生 石川
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隆 小塩
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鍋内に自動給水する炊飯器において、前炊き
工程時間を短縮し、前炊きから炊飯終了までの時間を短
縮することを目的とする。 【構成】 制御手段52は水タンク26内の水を第2の
加熱コイル36で加熱し、この加熱で昇温した湯水をモ
ータ29を駆動して鍋14内に供給する。鍋14内に湯
水が供給された後、制御手段52は第1の加熱コイル2
1を動作させて鍋14を加熱し、鍋14内を前炊き温度
に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は米を収納した鍋に水を自
動供給する水供給装置を備えた炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の炊飯器は、例えば、特開
平2−215413号公報に示す構造のものが知られて
いる。
【0003】すなわち、図8に示すように、米を収納す
る鍋1と、この鍋1を加熱するヒータ2を備えた炊飯器
本体をキャビネットの上部に配し、キャビネットの下部
には米びつ3を配している。米びつ3の米送出口には米
計量装置4が配され、この米計量装置4により所定量の
米が研米機5に送り出される。この研米機5で研米され
た米は移送管6を介してキャビネット上部に配した炊飯
器本体に至り、さらに米は炊飯器本体の鍋1内に送り込
まれる。
【0004】炊飯器本体と並設した水タンク7には水道
水が給水弁12を介して給水される。また、水タンク7
に貯水された水はポンプ8により鍋1上方の給水ノズル
10から鍋1内に給水される。11はヒータ2、米計量
装置4、研米機5、ポンプ8および給水弁12の動作を
制御する制御手段である。
【0005】上記制御手段11は、まず米計量装置4で
使用者が設定した米量、例えば、4合の米を計量し、研
米機5に送り込む。研米機5では米を洗米するのと同様
に、米の表面の糠を除去する。研米機5で糠除去が終了
した米は、移送管6を介して鍋1内に送り込まれる。次
に、給水弁12を開き、水タンク7内に水を貯水する。
給水弁12の閉じる時点は、鍋1内の米量に応じた水量
が水タンク7内に貯水された時点である。水タンク7内
に貯水された水はポンプ8を動作させて鍋1内に供給さ
れ、この水供給後、ヒータ2への通電を開始して、前炊
き、炊飯工程を実行していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の構成
では、水道水を単に水タンク7内に貯水し、この冷たい
水を鍋1内に給水するので、この給水後に実行される前
炊き工程に要する時間が長くなるという課題を有してい
た。すなわち、前炊き工程では、米の吸水を促進させる
ために、鍋1内の温度を前炊き温度(45〜65℃程
度)に維持するが、上記のように鍋1内に低温の水道水
を供給すると、鍋1内の温度を前炊きの温度にするまで
時間を要し、前炊き時間を長くしていたのである。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、前炊き工程の時
間を短縮し、前炊きから炊飯終了するまでの時間を短縮
することを第1の目的とする。
【0008】第2の目的は、前炊き工程の時間を短縮す
ることに加え、米量に合った適切な水量で炊飯すること
にある。
【0009】第3の目的は、前炊き工程時間を短縮しつ
つ、最適な前炊き温度で前炊き工程を実行することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための本発明の第1の手段は、鍋を加熱する鍋加熱手
段と、水を貯水する水タンクと、この水タンクの水を前
記鍋に供給する水供給装置と、この水供給装置から前記
鍋に給水される水を加熱する給水加熱手段と、給水、前
炊き、炊飯工程の制御内容を記憶させた工程記憶手段
と、この工程記憶手段の制御内容にしたがって前記鍋加
熱手段、水供給装置、給水加熱手段を制御する制御手段
とを備え、前記制御手段は前炊き工程の開始前に前記水
供給装置、給水加熱手段を動作させ、湯水を前記鍋に供
給する構成としたものである。
【0011】上記第2の目的を達成するための本発明の
第2の手段は、上記第1の手段に加え、鍋内の米量を検
出する米量検出手段と、水供給装置から鍋に給水される
給水量を検出する給水量検出手段と、前記米量検出手段
の検出米量に応じて鍋に供給する給水量を決定する給水
量決定手段とを備え、制御手段は前記給水量決定手段の
決定給水量に応じて前記水供給装置の動作を制御する構
成としたものである。
【0012】上記第3の目的を達成するための本発明の
第3の手段は、上記第1の手段に加え、鍋内の米量を検
出する米量検出手段と、水供給装置から鍋に給水される
水の温度を検出する給水温度検出手段と、前記米量検出
手段の検出米量に応じて鍋に供給する水の給水温度を決
定する給水温度決定手段とを備え、制御手段は前記給水
温度決定手段の決定給水温度と前記給水温度検出手段の
検出温度とを比較し、給水加熱手段の加熱動作を制御す
る構成としたものである。
【0013】
【作用】上記第1の手段によれば、給水加熱手段で鍋に
供給される水の温度を昇温させて湯水とし、この湯水で
鍋内の温度を高めるので、湯水の給水後に実行される前
炊き工程において、鍋内の温度を前炊き温度に昇温する
のに短時間で済む。
【0014】上記第2の手段によれば、米量検出手段で
鍋内の米量を検出し、この米量検出手段の検出米量に応
じて鍋へ供給する給水水量を決定し、この決定給水水量
の水を鍋内に供給するので、米量に合った量の湯水を鍋
に供給することとなる。
【0015】上記第3の手段によれば、米量検出手段の
検出米量に応じて鍋へ供給する水の給水温度を決定す
る、例えば、鍋内に多くの量の米がある場合には給水温
度を高めた湯水を供給する。よって、鍋内の米の量が多
くてその供給した湯水の温度低下が大きい場合にも、湯
水を供給した後の鍋内の温度が前炊き温度を大幅に下回
ることがない。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1〜図5により説
明する。
【0017】まず、本実施例の炊飯器の全体構成を図2
により説明する。図において、13は炊飯器本体で、内
部に鍋14を収納する鍋収納部15を設けている。鍋収
納部15はその下部を非磁性材料、例えば耐熱合成樹脂
からなる保護枠16で形成し、上部を金属板からなる円
筒状の側部材17で形成している。鍋14の上部には開
閉自在な蓋18が配され、蓋18の内部に配された蓋ヒ
ータ19により内蓋20が加熱される構成である。ま
た、保護枠16の外側にはドーナツ状の第1の加熱コイ
ル21を配し、鍋14の底部を誘導加熱する構成とし、
側部材17には側部ヒータ22を取り付け、鍋14の側
部を加熱する構成としている。
【0018】炊飯器本体13の前方には着脱自在な水タ
ンク26が配され、その水タンク26の下部には流出口
27を設けている。流出口27はモータ29により駆動
されるポンプ28の流入口側に連結される。ポンプ28
の流出口側には送水管30が接続され、送水管30の途
中には切替え弁31を配し、この切替え弁31により水
タンク26の上部に設けた流入口32側流路と鍋14内
に臨む鍋流出口33側流路とに水の流れを切り替える。
水タンク26の流入口32には浄水器34が取り付けら
れ、流入口32からの水を浄水するようにしている。水
タンク26の内底部には磁性材料からなる発熱体35を
配し、発熱体35は水タンク26の下方に配した第2の
加熱コイル36により誘導加熱される。
【0019】上記第2の加熱コイル36、さらに第1の
加熱コイル21はインバータ回路25から高周波電流が
供給され、高周波磁界を発生するが、特に第1の加熱コ
イル21からの磁束が下方に漏れるのを防止するため、
第1の加熱コイル21の下方にはフェライト棒37を配
している。また、鍋温度センサ23は保護枠16に設け
た貫通口24を通って鍋収納部15内に位置し、鍋14
の底部に当接し、鍋14内の温度を検出する。38は水
タンク26から供給される給水温度を検出する給水温度
センサ38で、ポンプ28の流出口側の送水管30に取
り付けている。
【0020】次に、上記炊飯器の回路構成を図1により
説明する。図において、39は電源スイッチで、交流電
源40と全波整流器41との間に接続されている。全波
整流器41で全波整流された波形はチョークコイル4
2、平滑コンデンサ43に供給される。平滑コンデンサ
43は全波整流波形を平滑して直流化し、インバータ回
路25に供給する。チョークコイル42はインバータ回
路25からの高周波電流が交流電源側に漏れるのを抑制
する。インバータ回路25は共振コンデンサ44、スイ
ッチング素子であるトランジスタ45、さらにトランジ
スタ45と並列接続したダイオード46から構成され
る。
【0021】インバータ回路25の共振コンデンサ44
と並列に第1の加熱コイル21、第2の加熱コイル36
が接続され、しかも第1、第2の加熱コイル21,36
への通電を第1のリレー接点47により切り替える構成
である。蓋ヒータ19と側部ヒータ22への通電制御は
第2のリレー接点48を開閉することで行う。上記第
1、第2のリレー接点47,48はリレー駆動手段49
により開閉駆動される。ポンプ28を駆動するモータ2
9はモータ駆動手段50により駆動され、切替え弁31
は切替え弁駆動手段51により駆動される。
【0022】制御手段52はマイクロコンピュータ等で
構成されており、各種検出手段の信号を入力している。
鍋温度検出手段53は鍋温度センサ23の検出値を電気
信号に変換し、検出した鍋14内の温度を電気信号とし
て出力する。給水温度検出手段54は給水温度センサ3
8の検出値を電気信号に変換し、検出給水温度を電気信
号として出力する。
【0023】米量検出手段55は鍋14内の米量を検出
するもので、その一例を図3に示す。図において、56
は保護枠16の貫通口24を通って鍋収納部内に出没す
る移動部材で、その移動部材56上面には鍋温度センサ
23を配し、鍋14の底部と当接する構成としている。
移動部材56はばね57により常に上方、すなわち鍋1
4の底部側に付勢されており、鍋14の底部に必ず当接
する構成である。移動部材56の下端部58は軸59を
中心として回転する回転部材60の左側に当接し、回転
部材60の右端側の突出部61は歪み量測定部材62に
当接する。
【0024】上記構成の米量検出手段は、鍋14及び鍋
14内の米の重さを移動部材56で受け、その受けた力
は下端部58、回転部材60、突出部61を介して歪み
量測定装置62に加えられる。よって、歪み量測定装置
62は鍋14内の米の量が多くなるに従って、歪み量測
定装置の歪み量が増し、この歪み量を測定することで、
鍋14内の米の量を検出している。
【0025】他の検出手段である給水量検出手段63は
鍋14内に供給する給水量を検出するもので、その一例
を図4に示す。図において、64は水タンク26の内底
部に配設した第1の電極板で、この第1の電極板64は
第2の加熱コイル36により誘導加熱される発熱体35
と兼用させても良い。また、水タンク26の内側面にも
上下方向に延びた第2の電極板65を配設している。第
1の電極板64、第2の電極板65、さらに両電極板6
4,65間の水及び空気の誘電体によりコンデンサを構
成する。コンデンサを構成する第2の電極板65は飽和
特性の良い電圧比較器66の反転入力端子に接続され、
電圧比較器66はその他に各抵抗を接続し、無安定マル
チバイブレータを構成する。無安定マルチバイブレータ
の出力側には波形整形回路67が接続され、波形整形回
路67は無安定マルチバイブレータの出力波形を矩形波
に整形し、カウンタ68に出力する。カウンタ68は波
形整形回路67からの矩形波をカウントする。カウンタ
68のリセット端子Rにはクロックパルス発生手段69
が接続され、クロックパルス発生手段69から一定期間
毎に出力される信号によりカウントデータがリセットさ
れる。
【0026】上記水量検出手段の動作を説明すると、ポ
ンプ28により鍋14内に水タンク26内の水を供給す
ると、水タンク26内の水位は低下する。よって、コン
デンサの誘電体の誘電率が変化(水と空気との比率が変
化)し、コンデンサの容量が変化する。従って、無安定
マルチバイブレータの発振周波数が変化し、クロックパ
ルス発生手段69の一定周期内にカウンタ68がカウン
トするカウント数が変化する。よって、このカウンタ6
8のカウント数により水タンク26内の水位が検出で
き、鍋内14に供給した給水量も検出できる。
【0027】また、図1に戻り説明をする。上述した各
種検出手段以外に制御手段52は工程記憶手段70を入
力している。工程記憶手段70は米量検出、給水、前炊
き、炊飯といった各種工程の制御内容を記憶している。
工程記憶手段70は制御手段52内の工程制御手段71
に出力する。工程制御手段71は鍋加熱制御手段72、
給水加熱手段73、給水量加熱手段74の動作制御を行
い、工程記憶手段70の各種制御内容に従った制御を行
う。
【0028】鍋加熱手段72はリレー駆動手段49、発
振回路75の動作を制御する。発振回路75はトランジ
スタ45をオン、オフ駆動するスイッチ駆動手段76を
制御し、発振回路75の所定の発振周波数(例えば、2
0kHz)でトランジスタ45をオン、オフし、インバー
タ回路25に所定の周波数の高周波電流を流す。リレー
駆動手段49は第1の接点47が接点NC側に切り替
え、第1の加熱コイル21にインバータ回路25の高周
波電流を供給し、鍋14を加熱する。また、鍋加熱制御
手段72は鍋温度検出手段53の検出温度を入力し、工
程制御手段71からの制御指令温度で発振回路75の動
作を制御し、第1の加熱コイル21の加熱動作を制御す
る。
【0029】給水加熱制御手段73は発振回路75、リ
レー駆動手段49の他に、モータ制御手段76、切替え
弁制御手段77の動作を制御する。モータ制御手段76
はモータ駆動手段50を介してモータ29の動作を制御
し、ポンプ28の運転、停止が行える。切替え弁制御手
段97は切替え弁駆動手段51を介して切替え弁31を
動作させ、流路の切替えが行われる。また、第1のリレ
ー駆動手段49を動作させて第1の接点47を接点NO
側に切り替え、第2の加熱コイル36にインバータ回路
25の高周波電流を供給し、水タンク26の水を加熱す
る。また、給水加熱制御手段73は給水温度決定手段7
8および給水温度検出手段54を入力する。給水温度決
定手段54は米量検出手段55からの米量に応じた給水
温度を決定し、この決定給水温度を給水加熱制御手段7
3に出力し、給水加熱制御手段73は給水温度検出手段
54の検出温度と決定した給水温度とを比較し、発振回
路76の動作、停止を行う。
【0030】給水量制御手段94は給水量検出手段79
および給水量検出手段68を入力し、モータ制御手段7
6および切替え弁制御手段77の動作を制御する。給水
量決定手段79は米量検出手段55の検出米量に応じて
給水量を決定し、給水量制御手段74に出力する。給水
量制御手段74は給水量検出手段63の検出給水量と決
定した給水量とを比較し、モータ制御手段76がモータ
29の動作期間を制御する。また、給水量制御手段74
は鍋14内に水タンク26内の水を供給するため、切替
え弁制御手段77によって切替え弁31の流路を切替
え、鍋14内に水タンク26から水が供給されるように
している。
【0031】次に上記制御手段の制御内容を図5,図6
により説明する。まず、図5のステップ80において、
米量検出手段55から米量mを入力する。入力した米量
mが2合未満であると判断すると(ステップ81)、ス
テップ82において、鍋14内に供給する湯水の給水温
度T1を52℃に設定する。ステップ81で米量mが2
合以上とされると、ステップ83において米量mが2合
以上4合未満であるか判断される。米量mが2合以上4
合未満であれば、ステップ84において給水温度T1を
54℃に設定する。上記と同様にステップ85では、米
量mが4合以上6合未満であれば、ステップ86で給水
温度T1を56℃に設定し、また、ステップ87で米量
mが6合以上8合未満であると、ステップ88で給水温
度T1を58℃に設定し、ステップ87で米量mが8合
以上と判断されれば、ステップ89で給水温度T1を6
0℃に設定する。
【0032】以上のように米量mに応じて鍋14内に供
給する湯水の給水温度T1を設定するので、米量mが多
くて米に吸収される熱が多い場合には、鍋14に供給す
る湯水の給水温度を高め、湯水と米とが混じり合った状
態で前炊き温度、例えば、50℃より鍋14内の温度が
大幅に低下するのを防止している。
【0033】次に、ステップ90で、鍋14内に供給す
る湯水の給水量Qを演算する。この給水量Qは米量検出
手段55の検出米量mにより決定しているもので、具体
的にはQ=m*a+b(a、bは定数)なる演算で給水
量Qを決定している。ステップ91では給水温度検出手
段54の検出給水温度Tを入力し、ステップ92におい
て、検出給水温度Tが米量mにより設定した給水温度T
1を越えたか否かを判断する。検出給水温度Tが設定し
た給水温度T1に達していなければ、ステップ93で切
替え弁31の流路を水タンク26側に切り替えるととも
に、第1の接点47をNO側に切替え、さらにモータ2
9及びインバータ回路25を駆動する。
【0034】そして、モータ29がポンプ28を駆動
し、水タンク26内の水は流水口27、送水管30、切
替え弁31、流入口32を介して再び水タンク26内に
送り込まれる、いわゆる循環動作を行う。一方、第1の
接点47を介してインバータ回路25の高周波電流が第
2の加熱コイル36に供給されるので、第2の加熱コイ
ル36が水タンク26底部の発熱体35を誘導加熱し、
水タンク26内の水温を上昇させる。この発熱体35に
よる加熱期間、水タンク26内の水は循環しているの
で、水タンク26内の水の温度分布が均一となり、上部
と下部との温度差を小さくし、安定した温度の湯水を鍋
14内に供給できる。
【0035】ステップ92で検出給水温度Tが設定給水
温度T1を越えたと判断されれば、図6に示すステップ
93を実行する。ステップ93では、切替え弁31の流
路を鍋14側に切替えるとともに、インバータ回路25
及びモータ29をオフする。ステップ94で所定時間、
例えば、3秒の遅延時間を設け、水タンク26内の水面
が安定するのを待機する。この遅延時間で水タンク26
内の水面が安定するので、水タンク26の水量を正確に
検出でき、給水量検出手段63を図4で示す構成とした
場合には、その検出精度を大幅に高めることができる。
【0036】上記遅延時間が経過した後には、ステップ
95で給水量検出手段63の検出給水量Qを入力すると
ともに、モータ29を駆動する。よって、水タンク26
内の湯水は流水口27、ポンプ28、切替え弁31、鍋
流水口33を介して鍋14内に供給される。この湯水の
供給は、ステップ96で検出給水量Qがステップ90で
演算した給水量Q1を越えるまで行われる。この湯水の
給水が終了すると、ステップ97でモータ29を停止
し、ポンプ28の動作を停止するとともに、第1の接点
47をNC側に切替え、第1の加熱コイル21に通電可
能状態としておく。このように、鍋14内への湯水供給
は米量mに応じた給水量であるので、米量に適した水で
おいしく御飯を炊き上げることになる。
【0037】次に、ステップ98で、鍋温度検出手段5
3の検出鍋温度T′を入力する。ステップ99で、入力
した検出鍋温度T′が前炊き温度、例えば、50℃を越
えたか否かを判断する。前炊き温度を越えれば、ステッ
プ100でインバータ回路25の発振動作を停止し、第
1の接点47を介して第1の加熱コイル21にインバー
タ回路25の高周波電流が流れないようにする。検出温
度T′が前炊き温度以下となれば、ステップ101にお
いてインバータ回路25を動作させ、第1の加熱コイル
21に高周波電流を供給し、鍋14の底部を誘導加熱す
る。そして上記動作を前炊き時間が経過するまで実行す
る(ステップ102)。
【0038】前炊き工程が終了すると、炊飯工程に移る
が、まず、ステップ103でインバータ回路25を動作
させて第1の加熱コイル21に高周波電流を流すととも
に、第2の接点48を閉じ、交流電源40の電圧を蓋ヒ
ータ19及び側部ヒータ22に印加する。よって、鍋1
4はその底部を第1の加熱コイル21で誘導加熱され、
鍋14側部を側部ヒータ22で、内蓋20を蓋ヒータ1
9でそれぞれ加熱される。ステップ104で、鍋温度検
出手段53の検出鍋温度T′を入力し、ステップ105
で、検出鍋温度T′が炊き上げ終了温度、例えば、12
0℃を越えたと判断すれば、ステップ106でインバー
タ回路25の動作を停止し、第1の加熱コイル21によ
る加熱動作を終了する(炊飯工程の終了)。
【0039】炊飯工程を終了すると、保温工程を実行す
る。すなわち、ステップ107で、鍋温度検出手段53
の検出鍋温度T′を入力し、ステップ108で入力した
検出鍋温度T′が保温温度、例えば、80℃を越えたと
判断すれば、ステップ109で第2の接点48を開き、
蓋ヒータ19及び側部ヒータ22の加熱を停止し、一
方、ステップ108で検出鍋温度T′が80℃以下と判
断すれば、ステップ110で第2の接点48を閉じ、蓋
ヒータ19及び側部ヒータ22の加熱を行う。このよう
に、保温工程では、蓋ヒータ19及び側部ヒータ22の
加熱、停止を繰り返し、保温温度を維持する。
【0040】以上のように、本実施例では、図6に示す
歪み量測定装置62を用いて米量を検出したが、米量検
出手段としては、使用者が炊飯する米量を入力部から入
力し、入力部からその米量を検出するようにしても良
く、また、鍋内の米量を物理的に検出あるいは使用者に
より入力されて、鍋内の米量が認識できるものであれば
良い。
【0041】また、給水量検出手段として図4に示す構
成のものを示したが、この他に、ポンプ28を駆動する
モータ29の駆動時間を計時して、この計時時間により
鍋内に供給した給水量を検出することもできる。説明を
加えると、ポンプ28の単位時間当たりの送水能力が一
定であるとすれば、ポンプ28を駆動した時間でポンプ
28より送り出された水量、すなわち給水量を検出する
ことができる。また、上記2例の給水量検出手段に限定
されるものでなく、物理的に給水量を検出できるもので
あれば良い。
【0042】また、鍋14を加熱する手段は第1の加熱
コイル21に限定されるものでなく、例えば、ヒータ、
ガス燃焼器であっても良く、要は、鍋14を加熱し得る
ものであれば良い。
【0043】さらに、給水加熱手段として第2の加熱コ
イル36を用い、着脱自在な水タンク26内の水を加熱
したが、例えば、図7に示すようにポンプ28の流出側
に接続した送水管30の外周にヒータ111を巻回し、
送水巻30内を通過する水を加熱する構成であっても良
く、要は、鍋14内に供給される水を加熱する構成であ
れば良い。
【0044】
【発明の効果】以上の実施例から明らかな通り、本発明
は給水加熱手段で鍋に供給される水を湯水とし、この湯
水で鍋内の温度を高めるので、湯水の給水後に実行され
る前炊き工程において、鍋内の温度を前炊き温度まで昇
温するのに単時間で済み、前炊き工程時間の短縮を図る
ことができるとともに、前炊き工程における米の吸水む
らが少なくなり、ご飯の炊きむらを少なくできる。
【0045】また、米量検出手段で鍋内の米量を検出
し、この検出米量に応じて鍋への給水量を決定するの
で、米量に合った湯水を鍋内に供給でき、おいしい御飯
を炊き上げることができる。
【0046】さらに、鍋内の米量に応じて鍋への給水温
度を決定するので、鍋内の米量が多い場合にも、湯水を
供給した後の鍋内の温度が前炊き温度を大幅に下回るこ
とがなく、よって、米量による影響で前炊き工程時間が
長くなるのを最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における炊飯器の回路構成を
示すブロック図
【図2】同炊飯器の断面図
【図3】同米量検出手段の一例を示す断面図
【図4】同給水量検出手段の一例を示すブロック図
【図5】同制御手段の制御内容を示すフローチャート
【図6】同制御手段の制御内容を示すフローチャート
【図7】本発明の他の実施例の炊飯器の要部断面図
【図8】従来の炊飯器の断面図
【符号の説明】
14 鍋 21 第1の加熱コイル(鍋加熱手段) 26 水タンク 28 ポンプ(水供給装置) 36 第2の加熱コイル(給水加熱手段) 52 制御手段 53 鍋温度検出手段 54 給水温度検出手段 55 米量検出手段 63 給水量検出手段 70 工程記憶手段 78 給水温度決定手段 79 給水量決定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍋を加熱する鍋加熱手段と、水を貯水する
    水タンクと、この水タンクの水を前記鍋に供給する水供
    給装置と、この水供給装置から前記鍋に給水される水を
    加熱する給水加熱手段と、給水、前炊き、炊飯工程の制
    御内容を記憶させた工程記憶手段と、この工程記憶手段
    の制御内容にしたがって前記鍋加熱手段、水供給装置、
    給水加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手
    段は前炊き工程の開始前に前記水供給装置、給水加熱手
    段を動作させ、湯水を前記鍋に供給する構成とした炊飯
    器。
  2. 【請求項2】鍋内の米量を検出する米量検出手段と、水
    供給装置から鍋に給水される給水量を検出する給水量検
    出手段と、前記米量検出手段の検出米量に応じて鍋に供
    給する給水量を決定する給水量決定手段とを備え、制御
    手段は前記給水量決定手段の決定給水量に応じて前記水
    供給装置の動作を制御する構成とした請求項1記載の炊
    飯器。
  3. 【請求項3】鍋内の米量を検出する米量検出手段と、水
    供給装置から鍋に給水される水の温度を検出する給水温
    度検出手段と、前記米量検出手段の検出米量に応じて鍋
    に供給する水の給水温度を決定する給水温度決定手段と
    を備え、制御手段は前記給水温度決定手段の決定給水温
    度と前記給水温度検出手段の検出温度とを比較し、給水
    加熱手段の加熱動作を制御する構成とした請求項1記載
    の炊飯器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60249002A (ja) * 1984-05-25 1985-12-09 Kubota Ltd 移動距離センサ−
JPS6333405U (ja) * 1986-08-22 1988-03-03

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