JPH05261017A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH05261017A
JPH05261017A JP5996792A JP5996792A JPH05261017A JP H05261017 A JPH05261017 A JP H05261017A JP 5996792 A JP5996792 A JP 5996792A JP 5996792 A JP5996792 A JP 5996792A JP H05261017 A JPH05261017 A JP H05261017A
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JP
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water
pot
heating
water supply
water tank
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JP5996792A
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Haruo Ishikawa
春生 石川
Machiko Miyai
真千子 宮井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鍋に自動的に水を供給する炊飯器において、
鍋に供給する水の水質を改善し、おいしい御飯を炊き上
げることを目的とする。 【構成】 水を貯水する水タンク26の水をモータ29
でポンプを駆動して切替え弁31に送り出す。切替え弁
31はその流路を水タンク側と鍋内側に切替える。水タ
ンク26内の水質を変換する工程では切替え弁31を水
タンク26側に切替え、水タンク26内の水を循環させ
る。水が循環することで水質変換装置の浄水器を何度も
通過し、水タンク26内の水に含まれる不純物を除去す
る。水を循環させる間第2の加熱コイル36に通電し、
水タンク26内の水を加熱し、浄水器の性能を高めると
共に、水に含まれるカルキ成分を効果的に除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は米を収納した鍋に水を自
動供給する水供給装置を備えた炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の炊飯器は、例えば、特開
平2−215413号公報に示す構造のものが知られて
いる。
【0003】すなわち、図7に示すように、米を収納す
る鍋1と、この鍋1を加熱するヒータ2を備えた炊飯器
本体をキャビネットの上部に配し、キャビネットの下部
には米びつ3を配している。米びつ3の米送出口には米
計量装置4が配され、この米計量装置4により所定量の
米が研米機5に送り出される。この研米機5で研米され
た米は移送管6を介してキャビネット上部に配した炊飯
器本体に至り、さらに米は炊飯器本体の鍋1内に送り込
まれる。
【0004】炊飯器本体と並設した水タンク7には水道
水が給水弁12を介して給水される。また、水タンク7
に貯水された水はポンプ8により鍋1上方の給水ノズル
10から鍋1内に給水される。11はヒータ2、米計量
装置4、研米機5、ポンプ8および給水弁12の動作を
制御する制御手段である。
【0005】上記制御手段11は、まず米計量装置4で
使用者が設定した米量、例えば、4合の米を計量し、研
米機5に送り込む。研米機5では米を洗米するのと同様
に、米の表面の糠を除去する。研米機5で糠除去が終了
した米は、移送管6を介して鍋1内に送り込まれる。次
に、給水弁12を開き、水タンク7内に水を貯水する。
給水弁12の閉じる時点は、鍋1内の米量に応じた水量
が水タンク7内に貯水された時点である。水タンク7内
に貯水された水はポンプ8を動作させて鍋1内に供給さ
れ、この水供給後、ヒータ2への通電を開始して、前炊
き、炊飯工程を実行していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の構成
では、水道水を単に水タンク7内に貯水し、この水道水
を直接、鍋1内に給水し、この水道水を使って御飯を炊
き上げていたため、水道水中に含まれるカルキ、カビ、
トリハロメタン等の成分が御飯の炊き上げに悪影響を及
ぼすという課題を有していた。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、水道水の不純物
を除去あるいはその不純物の悪影響を受けにくいように
水道水の水質を変換し、おいしい御飯を炊き上げること
を第1の目的とする。
【0008】第2の目的は、水道水の水質変換を促進
し、よりおいしい御飯を炊き上げることにある。
【0009】第3の目的は、水道水中のカルキを効果的
に除去し、おいしい御飯を炊き上げることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための本発明の第1の手段は、鍋を加熱する鍋加熱手
段と、前記鍋に水を供給する水供給装置と、前記水供給
装置により前記鍋に給水される水の水質を変換する水質
変換装置と、給水工程、炊飯工程に対応した水供給装
置、鍋加熱手段の制御内容を記憶した記憶手段と、この
記憶手段の制御内容にしたがって前記鍋加熱手段、水供
給装置の動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手
段は、前記水質変換装置で水質を変換後、前記水供給装
置を動作させる構成としたものである。
【0011】上記第2の目的を達成するための本発明の
第2の手段は、鍋を加熱する鍋加熱手段と、水を貯水す
る水タンクと、この水タンクの水を前記鍋に供給する水
供給装置と、前記水タンクから前記鍋に給水される水の
水質を変換する水質変換装置と、前記水タンクの水を前
記水質変換装置に供給し、再び前記水タンクに戻す水循
環装置と、水質変換工程、給水工程、炊飯工程に対応し
た水循環装置、水供給装置、鍋加熱手段の制御内容を記
憶した記憶手段と、この記憶手段の制御内容にしたがっ
て前記水循環装置、水供給装置、鍋加熱手段の動作を制
御する制御手段とを備え、前記制御手段は水質変換工程
において、前記水循環装置を動作させる構成としたもの
である。
【0012】上記第3の目的を達成するための本発明の
第3の手段は、鍋を加熱する鍋加熱手段と、水を貯水す
る水タンクと、この水タンクの水を前記鍋に供給する水
供給装置と、前記水タンクから前記鍋に給水される水の
水質を変換する水質変換装置と、前記水タンクの水を前
記水質変換装置に供給し、再び前記水タンクに戻す水循
環装置と、前記水タンク内の水を加熱する給水加熱手段
と、水質変換工程、給水工程、炊飯工程に対応した水循
環装置、給水加熱手段、水供給装置、鍋加熱手段の制御
内容を記憶した記憶手段と、この記憶手段の制御内容に
したがって前記水循環装置、水供給装置、鍋加熱手段の
動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は水質
変換工程において、前記水循環装置および給水加熱手段
を動作させる構成としたものである。
【0013】
【作用】上記第1の手段によれば、水質変換装置により
水供給装置から鍋内に供給される水の水質を変換、例え
ば、カルキ、カビ等を除去したり、水自体をミネラル化
し、この変換した水で御飯を炊き上げて、上記カルキ、
カビ等の悪影響を抑制する。
【0014】上記第2の手段によれば、水循環装置を動
作させ、水質変換装置に水タンク内の水を循環させるの
で、水タンク内の水を何度も水質変換装置内を通過させ
ることができ、水タンク内の水の不純物除去あるいはミ
ネラル化を促進する。
【0015】上記第3の手段によれば、水循環装置およ
び給水加熱手段を動作させ、水質変換装置に水タンク内
の水を循環させるとともに、循環させる水を加熱するの
で、水質変換装置での不純物除去、ミネラル化を促進す
るとともに、水タンク内の水のカルキを加熱で効果的に
除去する。
【0016】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を図1〜図3によ
り説明する。
【0017】まず、本実施例の炊飯器の全体構成を図2
により説明する。図において、13は炊飯器本体で、内
部に鍋14を収納する鍋収納部15を設けている。鍋収
納部15はその下部を非磁性材料、例えば耐熱合成樹脂
からなる保護枠16で形成し、上部を金属板からなる円
筒状の側部材17で形成している。鍋14の上部には開
閉自在な蓋18が配され、蓋18の内部に配された蓋ヒ
ータ19により内蓋20が加熱される構成である。ま
た、保護枠16の外側にはドーナツ状の第1の加熱コイ
ル21を配し、鍋14の底部を誘導加熱する構成とし、
側部材17には側部ヒータ22を取り付け、鍋14の側
部を加熱する構成としている。
【0018】炊飯器本体13の前方には水タンク26が
配され、その水タンク26の下部には流出口27を設け
ている。この流出口27は、モータ29により駆動され
るポンプ28の流入口側に連結される。ポンプ28の流
出口側には送水管30が接続され、送水管30の途中に
は切替え弁31を配し、この切替え弁31により水タン
ク26の上部に設けた流入口32側流路と鍋14内に臨
む鍋流出口33側流路とに水の流れを切り替える。水タ
ンク26の流入口32には水質変換装置の一種である浄
水器34が取り付けられ、流入口32からの水を浄水す
るようにしている。水タンク26の内底部には磁性材料
からなる発熱体35を配し、発熱体35は水タンク26
の下方に配した第2の加熱コイル36により誘導加熱さ
れる。
【0019】上記第2の加熱コイル36、さらに第1の
加熱コイル21はインバータ回路25から高周波電流が
供給され、高周波磁界を発生するが、特に第1の加熱コ
イル21からの磁束が下方に漏れるのを防止するため、
第1の加熱コイル21の下方にはフェライト棒37を配
している。また、鍋温度センサ23は保護枠16に設け
た貫通口24を通って鍋収納部15内に位置し、鍋14
の底部に当接し、鍋14内の温度を検出する。38は水
タンク26から供給される給水温度を検出する給水温度
センサ38で、ポンプ28の流出口側の送水管30に取
り付けている。
【0020】また、鍋温度センサ23は鍋14の底部に
当接し、鍋14の重量14および鍋14内の米の重量を
受ける。この鍋14および米の重量による力は回転部材
52で方向変換され、回転部材52の右端が当接する歪
み量測定装置53に加えられ、この歪み量測定装置53
の歪み量から鍋14および米の重量を検出している。歪
み量測定装置53の検出歪み量を用いれば、鍋14内の
米の重量、すなわち米量を検出できることとなる。
【0021】次に、上記炊飯器の回路構成を図1により
説明する。図において、39は電源スイッチで、交流電
源40と全波整流器41との間に接続されている。交流
電源40の波形は全波整流器41で全波整流され、チョ
ークコイル42、平滑コンデンサ43に供給される。平
滑コンデンサ43は全波整流波形を平滑して直流化し、
インバータ回路25に供給する。チョークコイル42は
インバータ回路25からの高周波電流が交流電源側に漏
れるのを抑制する。インバータ回路25は共振コンデン
サ44、スイッチング素子であるトランジスタ45、さ
らにトランジスタ45と並列接続したダイオード46か
ら構成される。
【0022】インバータ回路25の共振コンデンサ44
と並列に第1の加熱コイル21、第2の加熱コイル36
が接続され、しかも第1,第2の加熱コイル21,36
への通電を第1のリレー接点47により切り替える構成
である。蓋ヒータ19と側部ヒータ22への通電制御は
第2のリレー接点48を開閉することで行う。上記第
1,第2のリレー接点47,48はリレー駆動手段49
により開閉駆動される。ポンプ28を駆動するモータ2
9はモータ駆動手段50により駆動され、切替え弁31
は切替え弁駆動手段51により駆動される。
【0023】制御手段54はマイクロコンピュータ等で
構成されており、各種検出手段の信号を入力している。
鍋温度検出手段55は鍋温度センサ23の検出値を電気
信号に変換し、検出した鍋14内の温度を電気信号とし
て出力する。給水温度検出手段56は給水温度センサ3
8の検出値を電気信号に変換し、検出給水温度を電気信
号として出力する。
【0024】米量検出手段57は鍋14内の米量を検出
するもので、歪み量測定装置53の歪み量を入力するこ
とで、鍋14内の米の量を検出している。給水量検出手
段58は鍋14内に供給する給水量を検出するもので、
例えば、水タンク26内の水位を検出する水位センサを
設け、この水位センサの検出水位から給水量を検出する
構成としたり、また、ポンプ28の単位時間当たりの送
水能力が一定であれば、このポンプ28の送水時間、す
なわち、ポンプ28を駆動するモータ29の駆動時間を
測定することでも給水量を検出する構成としても良い。
【0025】また、図1に戻り説明をする。上述した各
種検出手段以外に制御手段54は記憶手段59を入力し
ている。記憶手段59は米量検出、給水、前炊き、炊飯
といった各種工程の制御内容を記憶している。記憶手段
59は制御手段54内の工程制御手段60に出力する。
工程制御手段60は鍋加熱制御手段61、給水加熱制御
手段62、給水量制御手段63および水循環制御手段6
4の動作制御を行い、記憶手段59の各種制御内容に従
った制御を行う。
【0026】鍋加熱制御手段61はリレー駆動手段4
9、発振回路66の動作を制御する。発振回路66はト
ランジスタ45をオン、オフ駆動するスイッチ駆動手段
67を制御し、発振回路66の所定の発振周波数(例え
ば、20KHz)でトランジスタ45をオン、オフし、イ
ンバータ回路25に所定の周波数の高周波電流を流す。
リレー駆動手段49は第1の接点47を接点NC側に切
り替え、第1の加熱コイル21にインバータ回路25の
高周波電流を供給し、鍋14を加熱する。また、鍋加熱
制御手段61は鍋温度検出手段55の検出鍋温度を入力
し、工程制御手段60からの設定鍋温度と前記検出鍋温
度とを比較して、発振回路66の動作を制御し、第1の
加熱コイル21の加熱動作を制御する。
【0027】給水加熱制御手段62は、発振回路66、
リレー駆動手段49の動作を制御する。まず、給水加熱
制御手段62は、リレー駆動手段49を動作させて第1
の接点47を接点NO側に切り替え、第2の加熱コイル
36にインバータ回路25の高周波電流を供給し、水タ
ンク26の水を加熱する。また、給水加熱制御手段62
は給水温度検出手段54の検出給水温度を入力し、工程
制御手段60からの設定給水温度と前記検出給水温度と
を比較し、発振回路66の動作、停止を行う。
【0028】給水量制御手段63は給水量決定手段65
および給水量検出手段58を入力し、モータ駆動制御手
段68および切替え弁駆動制御手段69の動作を制御す
る。給水量決定手段65は米量検出手段57の検出米量
に応じて給水量を決定し、給水量制御手段63に出力す
る。給水量制御手段63は給水量検出手段58の検出給
水量と決定した給水量とを比較し、モータ29の動作期
間を制御する。すなわち、給水量制御手段63はモータ
駆動制御手段68によりモータ駆動手段50の動作を制
御し、モータ29の動作、停止を制御する。また、給水
量制御手段63は鍋14内に水タンク26内の水を供給
するため、切替え弁駆動制御手段69に信号を出力し、
切替え弁駆動手段51を介して切替え弁31の流路を鍋
側に切替え、鍋14内に水タンク26内の水を供給可能
とする。
【0029】水循環制御手段64は水タンク26内の水
を循環させ、浄水器34に水タンク26内の水を何度も
通過させ、水タンク26内の水に含まれる不純物を除去
する。具体的には、水循環制御手段64はモータ駆動制
御手段68および切替え弁駆動制御手段69により、モ
ータ29を駆動してポンプ28を駆動るとともに、切替
え弁31の流路を水タンク26側に切り替え、水タンク
26内の水を循環させるようにしている。
【0030】次に上記制御手段54の制御内容を図3に
より説明する。ステップ70において、水循環制御手段
64は切替え弁駆動制御手段69を制御して、切替え弁
31の流路を水タンク側に切り替え、ステップ71でモ
ータ駆動制御手段68を制御して、モータ29を動作さ
せ、水タンク26内の水を循環させる。ステップ72で
は、給水加熱制御手段62がリレー駆動手段49を制御
して、第1の接点47をNO側に切り替え、第2の加熱
コイル36による水タンク26内の水加熱開始状態とす
る。ステップ73で給水加熱制御手段62は給水温度検
出手段56の検出給水温度Tを入力し、検出給水温度T
が所定温度Ta(例えば、80℃)を越えているか否か
を判断する(ステップ74)。検出給水温度Tが所定温
度Taを越えていれば、ステップ75で発振回路66を
停止し、インバータ回路25による加熱動作を停止す
る。一方、検出給水温度Tが所定温度Taを越えていな
ければ、ステップ76で発振回路66を駆動し、インバ
ータ回路25による加熱動作を行う。上記制御により、
水タンク26内の水を所定温度Taまで高めるととも
に、水タンク26内の水を循環させることができる。
【0031】次に、ステップ77において、工程制御手
段60は鍋14内に給水する時間になるまで給水加熱制
御手段62、水循環制御手段64を動作させ、給水開始
時間になると、ステップ78で給水加熱制御手段62は
発振回路66を停止し、インバータ回路25を停止させ
る。ステップ79では、水循環制御装置64はモータ駆
動制御手段68によるモータ29の駆動を停止し、水循
環工程を終了する。ステップ80では、給水量制御手段
63が切替え弁駆動制御手段69を制御して、切替え弁
31の流路を鍋側に切り替える。ステップ81で、給水
量決定手段65は米量検出手段57の検出米量mを入力
し、次いで、ステップ82で検出米量mに対応した給水
量Q1を決定する。例えば、給水量Q1=a*m+b
(a,bは定数)なる演算を行い、給水量Q1を決定す
る。
【0032】給水量制御手段63はステップ83で給水
量検出手段58の検出給水量Qを入力し、ステップ84
でモータ駆動制御手段68を制御してモータ29を動作
させる。次いで、給水量制御手段63は給水量検出手段
58の検出給水量Qが給水量決定手段65で決定した給
水量Q1を越えたか否かを判断する(ステップ85)。
給水量制御手段63は検出給水量Qが決定した給水量Q
1を越えれば、モータ駆動制御手段68を制御してモー
タ20の動作を停止し、鍋14への水供給を停止する
(ステップ86)。
【0033】次にステップ87において、工程制御手段
60は鍋加熱制御手段61を動作させ前炊き工程を実行
する。具体的には、リレー駆動手段49で第1の接点4
7をNC側に切り替え、第1の加熱コイル21にインバ
ータ回路25の高周波電流が供給されるようにするとと
もに、発振回路66によりインバータ回路25を駆動さ
せ、第1の加熱コイル21による鍋14の加熱を開始す
る。この前炊き工程の加熱において、鍋加熱制御手段6
1は鍋温度検出手段55の検出鍋温度を入力し、鍋14
内の温度が前炊き温度、例えば50℃になるように加熱
出力制御する。
【0034】次のステップ88では、鍋加熱制御手段6
1はリレー駆動手段49で第2の接点48を閉じ、蓋ヒ
ータ19および側部ヒータ22に通電を行う炊飯工程を
実行する。この炊飯工程では、蓋ヒータ19および側部
ヒータ22による加熱と第1の加熱コイル21による加
熱で、鍋14全体を加熱する。そして、加熱が進行して
鍋14内の温度が炊飯終了温度、例えば、120℃に達
すると、全ての加熱を停止し、次のステップ89に移行
する。ステップ89の保温工程では、鍋加熱制御手段6
1は発振回路66を停止し、第1の加熱コイル21によ
る加熱を停止するが、蓋ヒータ19および側部ヒータ2
2による加熱は行い、鍋14内の温度を保温温度、例え
ば、80℃に保つ。
【0035】以上のように第1の実施例では、水タンク
16を炊飯器本体13に取り付けた構成としたが、例え
ば、図4に示すように水タンクを着脱自在な構成として
も良い。図4は本発明の第2の実施例を示す炊飯器の要
部断面図で、水タンク90の底部に設けた流出口91に
開閉弁93を配している。開閉弁93はばね等の弾性部
材94で流出口91を閉じるようになっており、また、
炊飯器本体13に水タンク90を取り付ければ、突出部
95が開閉弁93を上方に移動させ、流出口91からポ
ンプ28の流入口に水が流れこむ構成である。浄水器3
4はその内部に活性炭を収納し、この活性炭により水タ
ンク90内の水の不純物を除去する。
【0036】図5に本発明の第3の実施例を示すが、こ
の実施例では、浄水器96を水タンク90の下部に位置
させ、流出口91を覆うように構成している。また、浄
水器96は水タンク90の外底部に配した第2の加熱コ
イル36で加熱される構成なので、浄水器の浄水性能を
促進することができる。さらに、浄水器をミネラル化を
行う水質変換装置としても良く、この場合、水質変換装
置は常時水タンク90内の水に水没しているので、あえ
て、水循環装置(ポンプ28、切替え弁31)を駆動し
なくても十分に水の水質を変換することができる。
【0037】次に、図6に本発明の第6の実施例を示
す。この実施例では、浄水器97をポンプ28の流出側
に配している。すなわち、ポンプ28の流出側に浄水器
収納部99を接続し、この浄水器収納部99の内面に給
水加熱手段であるヒータ99を配し、さらに、ヒータ9
9の内側に浄水器を配した構成である。この構成によ
り、浄水器97をヒータ99で加熱するとともに、その
浄水器収納部99を通過する水を加熱でき、上記第3の
実施例と同様に給水加熱と浄水器の浄水性能の促進を図
ることができる。
【0038】なお、上述した各実施例では、浄水器を用
いた例を示したが、浄水器に代え、ミネラル化を行う水
質変換装置としても良く、また、水タンク内の水を加熱
する例を示したが、この加熱では、水に含まれるカルキ
成分を除去するのを促進できるという効果があるが、こ
の加熱を行わなくとも浄水器、ミネラル化を行う水質変
換装置で水の不純物を除去、あるいはその水質を御飯を
炊くのに適したものに変換できる。また、水タンク内の
水を鍋内に供給する構成としたが、直接、水道水と直結
して水を鍋内に供給する構成としてもよく、この場合に
は鍋内に水が供給されるまでに水質変換装置を通過させ
るようにし、鍋内には不純物除去、あるいはミネラル化
した水を供給するようにする。
【0039】
【発明の効果】上記実施例から明らかな通り、本発明に
よれば、鍋内に供給する水の水質を、鍋内に供給するま
でに水質変換装置により変換、例えば、カルキ、カビ等
を除去したり、水自体をミネラル化した後、この変換し
た水で御飯を炊き上げるので、上記カルキ、カビ等が御
飯の炊き上げに悪影響を及ぼすのを防止できる。
【0040】また、水循環装置を動作させ、水質変換装
置に水タンク内の水を循環させるので、水タンク内の水
を何度も水質変換装置内を通過させることができ、水タ
ンク内の水の不純物除去あるいはミネラル化を促進する
ことができる。
【0041】さらに、水循環装置および給水加熱手段を
動作させ、水質変換装置に水タンク内の水を循環させる
とともに、循環させる水を加熱するので、水質変換装置
での不純物除去、ミネラル化を促進するとともに、水タ
ンク内の水のカルキを加熱で効果的に除去することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す炊飯器の回路構成
ブロック図
【図2】同炊飯器の断面図
【図3】同炊飯器の制御手段の制御内容を示すフローチ
ャート
【図4】本発明の第2の実施例を示す炊飯器の要部断面
【図5】本発明の第3の実施例を示す炊飯器の要部断面
【図6】本発明の第4の実施例を示す炊飯器の要部断面
【図7】従来の炊飯器の断面図
【符号の説明】
21 第1の加熱コイル(鍋加熱手段) 26 水タンク 28 ポンプ(水供給装置) 29 モータ(水供給装置) 31 切替え弁(水循環装置) 34 浄水器(水質変換装置) 36 第2の加熱コイル(給水加熱手段) 54 制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋に水を
    供給する水供給装置と、前記水供給装置により前記鍋に
    給水される水の水質を変換する水質変換装置と、給水工
    程、炊飯工程に対応した水供給装置、鍋加熱手段の制御
    内容を記憶した記憶手段と、この記憶手段の制御内容に
    したがって前記鍋加熱手段、水供給装置の動作を制御す
    る制御手段とを備え、前記制御手段は、前記水質変換装
    置で水質を変換後、前記水供給装置を動作させる構成と
    した炊飯器。
  2. 【請求項2】鍋を加熱する鍋加熱手段と、水を貯水する
    水タンクと、この水タンクの水を前記鍋に供給する水供
    給装置と、前記水タンクから前記鍋に給水される水の水
    質を変換する水質変換装置と、前記水タンクの水を前記
    水質変換装置に供給し、再び前記水タンクに戻す水循環
    装置と、水質変換工程、給水工程、炊飯工程に対応した
    水循環装置、水供給装置、鍋加熱手段の制御内容を記憶
    した記憶手段と、この記憶手段の制御内容にしたがって
    前記水循環装置、水供給装置、鍋加熱手段の動作を制御
    する制御手段とを備え、前記制御手段は水質変換工程に
    おいて、前記水循環装置を動作させる構成とした炊飯
    器。
  3. 【請求項3】鍋を加熱する鍋加熱手段と、水を貯水する
    水タンクと、この水タンクの水を前記鍋に供給する水供
    給装置と、前記水タンクから前記鍋に給水される水の水
    質を変換する水質変換装置と、前記水タンクの水を前記
    水質変換装置に供給し、再び前記水タンクに戻す水循環
    装置と、前記水タンク内の水を加熱する給水加熱手段
    と、水質変換工程、給水工程、炊飯工程に対応した水循
    環装置、給水加熱手段、水供給装置、鍋加熱手段の制御
    内容を記憶した記憶手段と、この記憶手段の制御内容に
    従って前記水循環装置、水供給装置、鍋加熱手段の動作
    を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は水質変換
    工程において、前記水循環装置および給水加熱手段を動
    作させる構成とした炊飯器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06129A (ja) * 1992-06-19 1994-01-11 Rinnai Corp 炊飯方法及びこれを実施する炊飯装置
JP2003325316A (ja) * 2002-05-10 2003-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 炊飯器及び自動炊飯器
WO2007131410A1 (fr) * 2006-05-15 2007-11-22 Eternal (Guangdong) Electric Holding Ltd. Casserole électrique pour le riz
CN113142970A (zh) * 2020-01-23 2021-07-23 松下知识产权经营株式会社 煮饭器
JP2021115167A (ja) * 2020-01-23 2021-08-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 炊飯器

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