JPH0525201B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0525201B2
JPH0525201B2 JP59125394A JP12539484A JPH0525201B2 JP H0525201 B2 JPH0525201 B2 JP H0525201B2 JP 59125394 A JP59125394 A JP 59125394A JP 12539484 A JP12539484 A JP 12539484A JP H0525201 B2 JPH0525201 B2 JP H0525201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
transistor
voltage
collector
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59125394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6014510A (ja
Inventor
Shiifuinku Efueruto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPS6014510A publication Critical patent/JPS6014510A/ja
Publication of JPH0525201B2 publication Critical patent/JPH0525201B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/52Circuit arrangements for protecting such amplifiers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トランジスタを過負荷から保護する
保護回路であつて、前記トランジスタに接続さ
れ、このトランジスタのコレクタ電流に比例する
第1信号を発生する第1手段と、前記トランジス
タに接続された第2手段であつて、この第2手段
は、このトランジスタのコレクターエミツタ電圧
が予め定められたニー電圧よりも低い場合にこの
コレクターエミツタ電圧に比例しこのコレクター
エミツタ電圧がこのニー電圧よりも高い場合に一
定値となる第2信号を発生する出力端子を有する
当該第2手段と、前記トランジスタのベースに結
合された出力端子を有する第3手段であつて、前
記第1信号および前記第2信号の合成が予め定め
られたしきい値を超える場合に前記トランジスタ
のコレクタ電流を制限する当該第3手段とを具え
るトランジスタ保護回路に関するものである。
このような保護回路は、例えばオーデイオ装置
のための集積電力増幅器に用いることができる。
このような電力増幅器の出力トランジスタは、ト
ランジスタが過負荷により損傷するのを防止する
ために安全動作領域定格〔Safe OperatingArea
Rating(SOAR)〕内で動作されなければならな
い。
このような保護回路は、例えば、フイリツプ
ス・データハンドブツク「集積回路」(1983年1
月)に記載されている集積オーデイオ増幅器
TDA1520に用いられている。このデータハ
ンドブツクに記載されている保護回路において、
第1手段は、トランジスタのコレクタまたはエミ
ツタのリード線に含まれる第1抵抗を具えてい
る。第1信号は、この抵抗の両端間の電圧から取
り出され、したがつてトランジスタTを流れる電
流に比例している。第2手段は、第2および第3
抵抗により形成され且つトランジスタのコレクタ
とエミツタとの間に設けられた分圧器を具えてい
る。第2信号は、第2抵抗の両端間の電圧から取
り出され、したがつてトランジスタのコレクター
エミツタ電圧に比例している。一定のコレクター
エミツタ電圧すなわちニー電圧(特性曲線上の屈
曲点電圧)と称されている電圧より大きい場合、
第2抵抗の両端間の電圧は、第2抵抗に並列に設
けられたツエナーダイオードによつて制限される
ので、第2信号はニー電圧より大きいコレクター
エミツタ電圧領域で一定値を有している。
第1および第2信号は加算され、その和信号は
しきい値と比較される。和信号がしきい値よりも
大きくなると、トランジスタが導通し、これによ
り出力トランジスタからベース電流を分流して、
出力トランジスタを流れる電流を制限している。
保護回路が動作すると、第1および第2信号の
和が、しきい値に等しくなるように制御されると
いう事実から、出力トランジスタを流れる電流の
制限値は、しきい値に比例する一定電流とトラン
ジスタのコレクターエミツタ電圧に比例する可変
電流との間の差に等しいことがわかる。
非常に小さいコレクターエミツタ電圧では、第
2信号は無視できるほど小さい。この場合、コレ
クタ電流に比例する第1信号がしきい値よりも大
きくなると、保護回路が動作する。このことは、
出力トランジスタを流れる最大電流がしきい値に
比例することを意味している。
第2抵抗の両端間の電圧はツエナーダイオード
によつて制限されるので、コレクターエミツタ電
圧がニー電圧より大きい場合に、小さい残留電流
が出力トランジスタを流れ続ける。この残留電流
は、負荷例えば拡声器がコンデンサを経て出力ト
ランジスタの出力端子に結合されているので、保
護回路が電源電圧の供給時に正確に動作できるよ
うにするために必要である。スイツチオンのと
き、このコンデンサを充電するためにある電流が
必要とされる。残留電流は、また、大きい電圧揺
動の場合に、出力信号の歪みを防止するために必
要とされる。この残留電流は、しきい値に比例す
るトランジスタを流れる最大電流とニー電流に比
例する一定電流との間の差に等しい。
残留電流は、出力トランジスタを流れる最大電
流よりも非常に小さい、例えば1/20である。した
がつて、残留電流は、残留電流よりもそれぞれ十
分大きい、本実施例ではそれぞれ例えば20倍およ
び19倍大きい2つの電流間の差によつて形成され
ている。その結果、残留電は、これら電流の変化
にかなり依存することとなる。これら電流の一方
における例えば5%の変化は、残留電流に100%
の変化を生じさせる。正確には、コレクターエミ
ツタ電圧が高くなるニー電圧より大きい領域で
は、過度の残留電流が、出力トランジスタに容易
に損傷を生じさせる。残留電流が非常に小さい
と、電圧揺動が大きい場合に出力信号は歪み、あ
るいは保護回路が電源電圧の供給時に適切な動作
を確立することができないという結果を生じる。
したがつて、本発明の目的は、高いコレクター
エミツタ電圧において改善された保護が得られる
保護回路を提供することにある。
本発明は、トランジスタを過負荷から保護する
保護回路であつて、前記トランジスタに接続さ
れ、このトランジスタのコレクタ電流に比例する
第1信号を発生する第1手段と、前記トランジス
タに接続された第2手段であつて、この第2手段
は、このトランジスタのコレクターエミツタ電圧
が予め定められたニー電圧よりも低い場合にこの
コレクターエミツタ電圧に比例しこのコレクター
エミツタ電圧がこのニー電圧よりも高い場合に一
定値となる第2信号を発生する出力端子を有する
当該第2手段と、前記トランジスタのベースに結
合された出力端子を有する第3手段であつて、前
記第1信号および前記第2信号の合成が予め定め
られたしきい値を超える場合に前記トランジスタ
のコレクタ電流を制限する当該第3手段とを具え
るトランジスタ保護回路において、前記第2手段
は、前記コレクターエミツタ電圧を前記ニー電圧
と比較してこれらコレクターエミツタ電圧および
ニー電圧間の差に比例する中間信号を生じる手段
と、前記コレクターエミツタ電圧が前記ニー電圧
よりも低い場合に前記中間信号を前記第2手段の
出力端子に供給し、前記コレクターエミツタ電圧
が前記ニー電圧よりも高い場合に前記第2段の出
力端子への前記中間信号の供給を阻止する手段と
を有し、前記第3手段は、前記第1信号および前
記第2信号間の差に応答して差信号を発生する手
段と、の差信号をしきい値信号と比較する手段
と、この差信号がしきい値信号を超える場合に前
記トランジスタのコレクタ電流を制限する制限信
号を前記第3手段の出力端子に生ぜしめる手段と
を有していることを特徴とする。
本発明は、保護回路が動作するときに、出力ト
ランジスタを流れる電流を、一定電流とコレクタ
ーエミツタ電圧に依存する可変電流との間の差に
等しくなるように制御する必要はなく、一定電流
とコレクタ−エミツタ電圧に依存する可変電流と
の和に等しくし得る(これは、ニー電圧以上では
可変電流が0に等しくなるということが必要条件
である)という認識に基づいてなしたものであ
る。したがつて、出力トランジスタを流れる残留
電流は、変化依存度がかなり小さい一定電流に等
しくなる。これは、本発明による手段を用いるこ
とによつて実現される。第2信号は、ニー電圧よ
り大きいコレクターエミツタ電圧領域で0に等し
い。保護回路が、ニー電圧より大きいコレクター
エミツタ電圧で動作するとき、第1信号がしきい
値に等しくなつて、残留電流がしきい値に比例す
るように制御される。
このようなトランジスタ保護回路は、さらに、
前記第1手段が、前記トランジスタのコレクタあ
るいはエミツタのリード線に含まれる第1抵抗
と、この第1抵抗の両端間の電圧をこの電圧に比
例する電流に変換する第1電圧−電流変換器とを
具え、前記第2手段が、前記コレクターエミツタ
電圧と前記ニー電圧との間の差をこの差に比例す
る電流に変換する第2電圧−電流変換器を具え、
前記第3手段が、前記第1電圧−電流変換器の出
旅電流と前記第2電圧−電流変換器の出力電流と
の間の差が電流源によつて供給されるしきい値電
流に等しくなるように前記トランジスタを流れる
電流を制限する制御増幅器を具えることを特徴と
するものである。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明トランジスタ保護回路の一実
施例の基本的回路を示している。保護すべき出力
トランジスタT1のコレクタは、負荷インピーダ
ンス4がコンデンサ3を経て結合される保護回路
の出力端子2に接続されている。トランジスタ
T1のエミツタは、抵抗R1を経て、負電源端子5
の場合には大地に接続されている。抵抗R1は、
例えば0.03Ωの非常に小さい抵抗値を有してお
り、このような抵抗値は、トランジスタT1のエ
ミツタと負電源端子5との間のワイヤ接続によつ
て構成することができる。トランジスタT1は、
極端に高い電圧と組合わされるあるいは組合わせ
れない極端に大きい電流による過負荷によつてこ
のトランジスタT1が損傷するのを防止するため
に、いわゆるSOAR内で動作しなければならな
い。SOAR範囲内での動作を確保するためには、
回路を保護しなければならない。このためには、
トランジスタT1のエミツタ電流IEを抵抗R1によ
つて電圧に変換する。この電圧は、電圧−電流変
換器6の非反転入力端子7に供給される。電圧−
電流変換器6の反転入力端子8は、大地に接続さ
れている。したがつて、電圧−電流変換器6の出
力電流I1は、I1=aIEとなり、ここに、aはV/I
変換器6の相互コンダンクタンスおよび抵抗R1
の抵抗値によつて決定される定数である。
トランジスタT1のコレクタ−エミツタ電圧VCE
は電圧−電流変換器9の反転入力端子10に供給
される。V/I変換器9の非反転入力端子11に
は、定電圧VKNいわゆるニー電圧が供給される。
したがつて、V/I変換器9の出力電流I2は、I2
=b(VKN−VCE)に等しくなる。ここに、bは
V/I変換器9の相互コンダクタンスによつて決
定される定数である。出力電流I2が反転する瞬
間、すなわちコレクターエミツタ電圧VCEがニー
電圧VKNよりも大きくなる瞬間に遮断されるダイ
オード12が、V/I変換器9の出力リード線中
に設けられている。したがつて、V/I変換器9
は、ニー電圧VKNよりも大きいコレクターエミツ
タ電圧VCEに対して、出力電流を発生しない。
V/I変換器6および9の出力リード線は、共
通点13に接続されており、この共通点は、電流
IDを供給する電流源14に結合され、さらにダイ
オード15を経て、制御増幅器16の反転入力端
子17に接続されている。制御増幅器16の非反
転入力端子18には、出力トランジスタT1の駆
動信号が供給される。増幅器16の出力端子は、
出力トランジスタT1のベースに結合されている。
V/I変換器9の出力電流I2の方向は、V/I変
換器6からの電流I1の方向とは反対である。した
がつて、これら出力電流の間の差電流IM=I1−I2
が、共通点13に得られる。この電流IMは、電流
源14によつて供給される電流IDと比較される。
電流IMが電流IDより小さいならば、保護回路は動
作しない。この場合、電流IMとIDとの間の差電流
は、保護回路が動作するとすぐにスイツチオフさ
れる電流供給手段(図面を簡単にするために図示
していない)によつて供給される。電流IMが電流
IDよりも大きくなると、保護回路は動作する。こ
の場合、これら電流間の差電流は、制御増幅器1
6の反転入力端子17を経て流れる。この制御増
幅器16は、電流IMが電流IDと等しくなるように
出力トランジスタT1を制御する。この場合、 VCE<VKNに対して ID=aIE−b(VKN−VCE) (1a) となり、 VCEVKNに対して ID=aIE (1b) となる。このことから、コレクタ−エミツタ電圧
VCEの関数としての電流IEは、 VCE<VKNに対して IE=ID/a+b/a(VKN−VCE) (2a) となり、 VCEVKNに対して IE=ID/a (2b) となる。
第2図は、式2aおよび2bによつて決定される
IE/VCE特性を示している。非常に小さいVCEに対
して、電流IEは最大電流 IEmax=ID/a+b/aVKN に制限される。電流IEの制限値は、VCEが増加す
るにつれて直線状に減少する。ニー電圧VNKを超
えると、式2bによつて定められる小さい残留電
流が、トランジスタT1を流れ続ける。この残留
電流は、電源がスイツチオンされる際の零入力設
定に必要な電流を供給できるようにする。このた
めには、電源電圧がスイツチオンしたときに、小
さい電流が流れて、コンデンサ3(第1図参照)
を充電することが特に必要である。また、大電圧
揺動の場合に、トランジスタT1が無電流になる
という事実によつて生じる歪みを防止するため
に、小さい残留電流が流れなければならない。残
留電流は、従来の保護回路のように2つの比較的
大きい電流の間の差によつて形成されず、しきい
値電流IDによつて直接に決定される。したがつ
て、残留電流の大きさは変化依存度がかなり小さ
く、その結果出力トランジスタT1が高いコレク
タ−エミツタ電圧での過負荷によつて損傷を受け
るという可能性がかなり減少する。
次に、特定の保護回路を、第3図に基づいてよ
り詳細に説明する。ここに、T1は保護すべきト
ランジスタであり、そのコレクタは出力端子2に
接続され、そのエミツタは抵抗R1を経て接地さ
れている。抵抗R1は、第1電圧−電流変換器を
形成する電流ミラー回路の一部を形成している。
電流ミラー回路は、電流源20とダイオード接続
トランジスタT2とトランジスタT3と抵抗R1とを
含む第1電流路と、トランジスタT4,T5と抵抗
R2とを含む第2電流路とを具えている。トラン
ジスタT2およびT4は共通ベースを有し、トラン
ジスタT3のベースはトランジスタT5のコレクタ
に接続され、トランジスタT5のベースはトラン
ジスタT3のコレクタに接続されている。トラン
ジスタT4のコレクタ電流はトランジスタT5のコ
レクタ電流にほぼ等しく、トランジスタT2のコ
レクタ電流はトランジスタT3のコレクタ電流に
ほぼ等しいので、トランジスタT3のベース−エ
ミツタ電圧とトランジスタT4のベース−エミツ
タ電圧との和は、トランジスタT2のベース−エ
ミツタ電圧とトランジスタT5のベース−エミツ
タ電圧との和に等しい。したがつて、トランジス
タT4のコレクタ電流は、抵抗R1の両端間電圧と
抵抗R2の両端間電圧とがほぼ等しくなるような
電流である。電流源20による設定直流電流成分
を無視し、およびトランジスタT9のコレクタ電
流を無視すると、トランジスタT1のエミツタ電
流IEに応じて、 R1/R2・IE に等しい電流がトランジスタT4のコレクタ回路
に流れる。前記直流電流成分は、電流源25によ
つて供給される電流中の同様に大きい直流成分に
よつて補償されるが、保護回路の動作には関与せ
ず、したがつて後述する計算からは省略されてい
る。
トランジスタT1のコレクタは、抵抗R3および
ダイオード21を経て、トランジスタT7,T8
よびT9によつて形成される電流ミラー回路の入
力端子に結合されている。さらに、電流kIDを供
給する電流源22が、電流ミラーの入力端子に結
合されている。トランジスタT7,T8の共通エミ
ツタは、トランジスタT10のエミツタに接続され
ており、トランジスタT10のベースには基準電圧
VZが供給される。電流ミラー回路T7,T8,T9
出力電流は、抵抗R2に供給される。
ダイオード21のカソードの電圧は、ほぼVZ
−3VBEである。ここにVBEはトランジスタT8
T9およびT10のベース−エミツタ電圧である。し
たがつて、ダイオード21は、VZ−2VBEより小
さい入力端子2の電圧に対して非導通となる。こ
のような場合、電流ミラー回路T7,T8,T9から
抵抗R2に供給される電流は、電流源22によつ
て供給される電流kIDに正確に等くなる。したが
つて、トランジスタT4の全コレクタ電流IMは、 IM=R1/R2・IE+kID に等しくなる。この電流は、初めに、トラジスタ
T11およびT12を具える電流ミラー回路によつて
再生され、その後に電流源25によつて供給され
る電流IDと比較される。電流源25は、本実施例
では、ダイオード26を経て制御増幅器27にさ
らに結合されている。電流IMが電流IDよりも大き
くなると、保護回路が動作し、制御増幅器27は
電流IMが電流IDに等しくなるように出力トランジ
スタT1を流れる電流IEを制御する。これにより電
流IEは最大値 IEmax=R2/R1(1+k)ID に制限される。
VZ−2VBEより大きい出力端子2の電圧に対し
て、ダイオード21が導通し始め、トランジスタ
T1のコレクタ−エミツタ電圧VCEが増加すると、
電流kIDの一部が抵抗R3を経て流れる。その結
果、エミツタ電流IEの制限値は、コレクターエミ
ツタ電圧VCEが増加するに従つて直線的に減少す
る。
出力端子2の電圧がニー電圧VKN=VZ−2VBE
kIDR3の値に達すると、電流源22によつて供給
される電流kIDの全部が抵抗R3を経て流れ、電流
ミラー回路T7,T8,T9は無電流になる。このと
き、電流IMは、 IM=R1/R2・IE に等しくなり、その結果、電流IEは、 IE=R1/R2・ID に等しい残留値に制限される。
以上の説明の理解を助けるために、第4図に
は、関連するIE−VCE特性を特性値と共に示して
いる。
第5図は、本発明保護回路を具える増幅器回路
を示す。この増幅器は、電圧−電流変換器の特性
を示す初段30を具え、1対のトランジスタT15
およびT16を具えている。これらトランジスタ
は、差動増幅器として接続され、これらトランジ
スタのベース電極は、反転入力端子および非反転
入力端子を構成している。トランジスタT15およ
びT16のエミツタは、電流源31を経て正の電源
端子32に接続されている。トランジスタT15
T16のコレクタは、トランジスタT17,T18,T19
抵抗33,34および電流源35を具える電流ミ
ラー回路を経て初段30の出力端子36に接続さ
れている。出力端子36は、同時に、電流−電圧
変換器の特性を有するミラー段40の入力端子3
6を形成している。入力端子36は、さらに、補
償コンデンサ46を経て、出力端子2に接続され
ている。このミラー段40は、エミツタ抵抗42
を有する制御トランジスタT20を具えている。こ
の制御トランジスタは、トランジスタT21および
電流源41によつて形成されるエミツタホロワ構
造によつて駆動される。制御トランジスタT20
コレクタは、ダイオード42,43,44と電流
源45とを経て正の電流端子32に接続されてい
る。この出力段は、NPN出力トランジスタT1
よびT25を有する準相補出力段として構成されて
いる。NPN出力トランジスタT1およびT25は、
それぞれ、NPNトランジスタT26およびT27とダ
ーリントントランジスタを形成している。準相補
動作は、第5図に示すように、PNPトランジス
タT28およびT29を付加することによつて得られ
る。出力トランジスタT1は、第3図の保護回路
と完全に同一の回路50によつて保護される。こ
の回路50において、第3図の保護回路の要素と
同一の要素には同じ番号を付して示している。
電流源25によつて供給される電流IDと比較さ
れる前に、電流IMが、トランジスタT30,T31
よび抵抗51,52を具える電流ミラー回路によ
つて再生される。電流IMとIDとの間の差電流は、
抵抗53とコンデンサ54との直列回路に供給さ
れる。この直列回路の両端間の電圧は、エミツタ
ホロワとして接続されるトランジスタT32を経て
抵抗55に供給される。トランジスタT1を駆動
するためには、トランジスタT32のエミツタ電流
は、制御段の入力端子36へ供給される前に反転
させなければならない。これは、電流ミラー回路
T17,T18,T19の入力端子に抵抗55を接続し、
この電流ミラー回路が、入力端子36にトランジ
スタT32のエミツタ電が供給される前に、このエ
ミツタ電流を反転させることによつて達成され
る。
保護回路50によつて、トランジスタT32のベ
ースは、基準電圧VRが供給される点にトランジ
スタT33によつてクランプされる。この手段の目
的は、保護回路50を動作させる必要のないとき
に、保護回路が動作するのを防止することであ
る。この場合、電流IMは、電流源25によつて供
給される電流IDよりも小さい。このとき、トラン
ジスタT33は電流源25からの余分の電流によつ
て導通状態に保持される。したがつて、基準電圧
VRは、保護回路が動作しないときにトランジス
タT32が導通しないような電圧である。トランジ
スタT33は、保護回路が動作し、トランジスタ
T32が導通し始める瞬間に非導通にされる。
出力トランジスタT25は、保護回路50Aによ
つて、同じように保護される。この保護回路50
Aは、保護回路50とほとんど同一であり、同一
の要素には添字Aを付した同一の番号を用いてい
る。回路50Aの動作モードは、電流ミラー回路
のトランジスタT2A〜T5AおよびT7A〜T10Aが反対
導電形であるという点を除いて、回路50の動作
モードと同一である。その結果、電流IMは、トラ
ンジスタT32Aのベースに供給される前に、電流
ミラー回路によつて反転されてはならない。トラ
ンジスタT25の相補駆動のために、抵抗55A
は、制御増幅器T20,T21の入力端子36に直接
に接続される。
本発明は、上述した実施例に限定されるもので
はなく本発明の範囲内で所望の機能を実現するこ
とのできる多くの実施例が可能であることは明ら
かである。したがつて、当業者であれば、第1お
よび第2電圧−電流変換器および可変利得増幅器
について多くの変形例を考えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明トランジスタ保護回路の一実
施例の基本的回路を示す図、第2図は、第1図の
保護回路のエミツタ電流/コレクターエミツタ電
圧特性を示す図、第3図は、本発明による特定の
保護回路の詳細な構造を示す図、第4図は、第3
図に示された回路に関連する〔エミツタ〕電流/
コレクターエミツタ電圧特性を示す図、第5図
は、本発明保護回路を具える増幅器回路を示す図
である。 2……トランジスタ保護回路の出力端子、3…
…コンデンサ、4……負荷インピーダンス、5…
…負電源端子、6,9……電圧−電流変換器、
7,11,18……非反転入力端子、8,10,
17……反転入力端子、12,15……ダイオー
ド、13……共通点、14……電流源、16……
制御増幅器、30……初段、40……ミラー段、
50,50A……トランジスタ保護回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トランジスタを過負荷から保護する保護回路
    であつて、 前記トランジスタに接続され、このトランジス
    タのコレクタ電流に比例する第1信号を発生する
    第1手段と、 前記トランジスタに接続された第2手段であつ
    て、この第2手段は、このトランジスタのコレク
    ターエミツタ電圧が予め定められたニー電圧より
    も低い場合にこのコレクターエミツタ電圧に比例
    しこのコレクターエミツタ電圧がこのニー電圧よ
    りも高い場合に一定値となる第2信号を発生する
    出力端子を有する当該第2手段と、 前記トランジスタのベースに結合された出力端
    子を有する第3手段であつて、前記第1信号およ
    び前記第2信号の合成が予め定められたしきい値
    を超える場合に前記トランジスタのコレクタ電流
    を制限する当該第3手段と を具えるトランジスタ保護回路において、 前記第2手段は、前記コレクターエミツタ電圧
    を前記ニー電圧と比較してこれらコレクタ−エミ
    ツタ電圧およびニー電圧間の差に比例する中間信
    号を生じる手段と、前記コレクターエミツタ電圧
    が前記ニー電圧よりも低い場合に前記中間信号を
    前記第2手段の出力端子に供給し、前記コレクタ
    ーエミツタ電圧が前記ニー電圧よりも高い場合に
    前記第2手段の出力端子への前記中間信号の供給
    を阻止する手段とを有し、 前記第3手段は、前記第1信号および前記第2
    信号間の差に応答して差信号を発生する手段と、
    この差信号をしきい値信号と比較する手段と、こ
    の差信号がしきい値信号を超える場合に前記トラ
    ンジスタのコレクタ電流を制限する制限信号を前
    記第3手段の出力端子に生ぜしめる手段とを有し
    ていることを特徴とするトランジスタ保護回路。 2 特許請求の範囲第1項に記載のトランジスタ
    保護回路において、前記第1手段が、前記トラン
    ジスタのコレクタあるいはエミツタのリード線に
    含まれる第1抵抗と、この第1抵抗の両端間の電
    圧をこの電圧に比例する電流に変換する第1電圧
    −電流変換器とを具え、前記第2手段が、前記コ
    レクタ−エミツタ電圧と前記ニー電圧との間の差
    をこの差に比例する電流に変換する第2電圧−電
    流変換器を具え、前記第3手段が、前記第1電圧
    −電流変換器の出力電流と前記第2電圧−電流変
    換器の出力電流との間の差が電流源によつて供給
    されるしきい値電流に等しくなるように前記トラ
    ンジスタを流れる電流を制限する制御増幅器を具
    えることを特徴とするトランジスタ保護回路。 3 特許請求の範囲第2項に記載のトランジスタ
    保護回路において、前記第1電圧−電流変換器
    を、少なくとも電流源、第2トランジスタおよび
    前記第1抵抗の直列回路を具える入力回路と、少
    なくとも第3トランジスタおよび第2抵抗の直列
    回路を具える出力回路とを有する第1電流ミラー
    回路によつて形成し、前記第2電圧−電流変換器
    を、少なくとも電流源および第4トランジスタの
    直列回路を具える入力回路と、少なくとも第5ト
    ランジスタを具える出力回路とを有する第2電流
    ミラー回路によつて形成し、前記第2電流ミラー
    回路の入力回路および出力回路は、制御電極に基
    準電圧が供給される共通の第6トラジスタを有
    し、前記第2電流ミラー回路の入力回路を、さら
    に、ダイオードおよび第3抵抗の直列回路を経
    て、保護すべきトランジスタのコレクタあるいは
    エミツタに結合し、前記第2電流ミラー回路の出
    力回路を、さらに前記第1電流ミラー回路の出力
    回路の前記第2抵抗に結合したことを特徴とする
    トランジスタ保護回路。
JP59125394A 1983-06-21 1984-06-20 トランジスタ保護回路 Granted JPS6014510A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL8302197 1983-06-21
NL8302197A NL8302197A (nl) 1983-06-21 1983-06-21 Beveiligingsschakeling.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6014510A JPS6014510A (ja) 1985-01-25
JPH0525201B2 true JPH0525201B2 (ja) 1993-04-12

Family

ID=19842040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59125394A Granted JPS6014510A (ja) 1983-06-21 1984-06-20 トランジスタ保護回路

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4599578A (ja)
EP (1) EP0132863B1 (ja)
JP (1) JPS6014510A (ja)
CA (1) CA1214524A (ja)
DE (1) DE3470262D1 (ja)
HK (1) HK82391A (ja)
NL (1) NL8302197A (ja)
SG (1) SG50490G (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1214614B (it) * 1985-06-12 1990-01-18 Ates Componenti Elettron Dispositivo di protezione contro i cortocircuiti dello stadio finale di un amplificatore di potenza.
EP0406967B1 (en) * 1989-07-06 1995-11-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Amplifier arrangement
IT1244209B (it) * 1990-12-20 1994-07-08 Sgs Thomson Microelectronics Circuito di controllo di caratteristiche tensione/corrente particolarmente per la protezione di transistori di potenza
JPH07113130A (ja) * 1993-10-18 1995-05-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 金属Na封入中空体の処理方法及び装置
DE69431521T2 (de) * 1994-10-27 2003-06-05 Co.Ri.M.Me. Consorzio Per La Ricerca Sulla Microelettronica Nel Mezzogiorno, Catania Verfahren und Schaltungsanordnung zum Transistorschutz gegen Ausschaltung und Spannungsregler der dieses Verfahren anwendet
EP1061427B1 (en) 1999-06-15 2002-09-11 STMicroelectronics S.r.l. Controlled current, voltage mode driving stage
FR2815196B1 (fr) * 2000-10-06 2003-03-21 St Microelectronics Sa Amplificateur d'erreur integre
SE532467C2 (sv) * 2007-12-27 2010-01-26 Numat As Implantatrengöringsverktyg för rengöring av ett metalliskt implantat
US8841888B2 (en) * 2011-06-16 2014-09-23 02Micro, Inc. Individual cell voltage detection circuit for charge and discharge control in a battery pack

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1222118B (de) * 1965-02-20 1966-08-04 Licentia Gmbh Begrenzungsregelung der Ausgangsleistung von Leistungstransistoren
DE2637270C2 (de) * 1976-08-19 1978-05-03 Standard Elektrik Lorenz Ag, 7000 Stuttgart Überlastungsschutzeinrichtung
NL8001116A (nl) * 1980-02-25 1981-09-16 Philips Nv Versterkerschakeling.
US4355341A (en) * 1980-06-30 1982-10-19 Rca Corporation Power protection circuit for transistors
JPS6223131Y2 (ja) * 1981-05-29 1987-06-12

Also Published As

Publication number Publication date
SG50490G (en) 1990-08-31
EP0132863A1 (en) 1985-02-13
CA1214524A (en) 1986-11-25
NL8302197A (nl) 1985-01-16
EP0132863B1 (en) 1988-03-30
JPS6014510A (ja) 1985-01-25
DE3470262D1 (en) 1988-05-05
HK82391A (en) 1991-11-01
US4599578A (en) 1986-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3904972A (en) Acoustic amplifier
EP0463857B1 (en) Emitter-grounded amplifier circuit with bias circuit
US4339677A (en) Electrically variable impedance circuit with feedback compensation
US4431874A (en) Balanced current multiplier circuit for a subscriber loop interface circuit
JPH0226883B2 (ja)
JPH0525201B2 (ja)
EP0095774B1 (en) A switching circuit operable as an amplifier and a muting circuit
US4367419A (en) Analog switch
GB2027307A (en) Transistor power amplifier protection circuit
US4568840A (en) Variable resistance circuit
US5382919A (en) Wideband constant impedance amplifiers
JPS596549B2 (ja) 電話機用3端子電源回路
JPS6135058A (ja) 電流特性整形回路
US4661781A (en) Amplifier with floating inverting and non-inverting inputs and stabilized direct output voltage level
US4058775A (en) Over-current prevention circuitry for transistor amplifiers
US5010303A (en) Balanced integrated circuit differential amplifier
US5394080A (en) Universal signal converter using multiple current mirrors
US4340869A (en) Amplifier for use in a line circuit
JPS6051806B2 (ja) 可聴周波増幅器
US3435365A (en) Monolithically fabricated operational amplifier device with self-drive
JPS6228887B2 (ja)
US4260955A (en) Current amplifier with regenerative latch switch
JPH06276037A (ja) オーディオ用パワーアンプ
JPH0519323B2 (ja)
US5708393A (en) High voltage operational amplifier output stage