JPH052518Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH052518Y2
JPH052518Y2 JP12023288U JP12023288U JPH052518Y2 JP H052518 Y2 JPH052518 Y2 JP H052518Y2 JP 12023288 U JP12023288 U JP 12023288U JP 12023288 U JP12023288 U JP 12023288U JP H052518 Y2 JPH052518 Y2 JP H052518Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
continuous sheet
air
conveyance
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12023288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0240748U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12023288U priority Critical patent/JPH052518Y2/ja
Publication of JPH0240748U publication Critical patent/JPH0240748U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH052518Y2 publication Critical patent/JPH052518Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、連続シートの搬送をガイドするエア
ーフローテイングロールに係り、特に厚みが薄い
連続シートの搬送をガイドするのに好適なエアー
フローテイングロールに関する。
「従来の技術」 一般に、印刷機やその他の各種加工機に連続シ
ート1を繰り入れる場合は、第5図に示す如くガ
イドロール2で受けて搬送させている。又、第6
図に示す如きガイドロール3で連続シート1の片
面のみを受けて搬送のガイドをさせる場合もあ
る。ガイドロール2、3は、連続シート1との接
触抵抗により、該連続シート1の搬送に追従して
回転するようになつている。しかしながら、単に
ガイドロール2,3を連続シート1の搬送に追従
させて回転させようとすると、特に厚みが薄く強
度の弱い連続シートの搬送をガイドする場合は、
ガイドロール2,3が良好に追従回転しないと、
蛇行の原因にもなる。定速運転時に、ガイドロー
ル2,3を軸承するベアリングの摩擦抵抗や連続
シート1の駆動系の回転むらで、連続シート1の
搬送速度とガイドロール2,3の周速の不一致に
よりスリツプが生じて連続シート1に傷が付くな
どの不具合が生ずる。
これを解消すべく、従来より各種の装置が提案
されている。例えば、第7図に示す如く、ガイド
ロール4のシヤフト5を軸受6で回転自在に支承
させると共に、プーリ7,8及びベルト9等の動
力伝達機構10を介してモータ11によりガイド
ロール4を、連続シート1の搬送速度と同期させ
て回転させる装置や、第8図に示す如く、ガイド
ロール4とシヤフト5との間にベアリング12を
介在させたものが知られるところである。第8図
に示す装置は、モータ11によるシヤフト5の回
転をベアリング12の摩擦抵抗でガイドロール4
に伝達させて、該ガイドロール4を連続シート1
の搬送方向と同一の向きに回転させ、連続シート
1の搬送中において不用意に搬送速度が変化する
などの原因で逆にガイドロール4から連続シート
1への反作用力をモータ11によるガイドロール
4の回転とベアリング12による自由回転とで吸
収させるようにしたものである。
「考案が解決しようとする課題」 しかし、第7図に示す装置ではモータ11によ
るガイドロール4の回転数を連続シート1の搬送
速度に同期させることは容易でなく、複雑な制御
系を必要とするばかりか、同期がとれていない
と、連続シート1に不用意な力が加わり、又連続
シート1とガイドロール4との間にスリツプが生
じて損傷する原因にもなつている。一方、第8図
に示す装置ではシヤフト5とガイドロール4との
間にベアリング12を介在させているために、フ
ライホイール効果(g・D2)を軽減するための
モータ11によるシヤフト5の回転がガイドロー
ル4に充分に伝達されず、又ベアリング12の付
設のために重量の軽減もさほど期待できない。駆
動されない自由回転のガイドロールは、連続シー
トのテンシヨン力が該連続シートとの間の摩擦抵
抗でのみ伝達されるから、ベアリング12の摩擦
抵抗があると、特に大きい程、通常回転でも、低
テンシヨンの状態では、追従回転せずにスリツプ
が発生し、連続シートが損傷するといつた不具合
が依然として存在する。従つて、厚みが極めて薄
く伸縮に対する強度も極めて弱い連続シート1を
搬送する装置としては、フライホイール効果
(g・D2)を充分に軽減できず、又追従回転時の
回転トクルも3〜5gと大きく、連続シートの搬
送速度のむらなどによつて、連続シート1を不用
意に損傷させるなどといつた不具合の発生を解消
するには至つていない。
そこで、本考案は、上記事情に鑑み、回転トル
クを低減させ、かつスラスト方向の不用意な移動
もなく、連続シートの搬送時に損傷を与えること
なく支承しガイドできるエアーフローテイングロ
ールを提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段並びに作用」 本考案は、上記事情に鑑み、請求項(1)では、ロ
ールの部分をエアーにより支軸から浮かして自由
に回転できるようにすると共に、マグネツトの反
発力を利用してロールがスラスト方向に不用意に
移動しないようにしたものである。請求項(2)で
は、請求項(1)のロールに付加した吸引孔で搬送物
を吸着保持させるようにしたものである。
「実施例」 以下に、本考案に係るエアーフローテイングロ
ールの実施例を図面に基づき説明する。まず、第
1図に示す第1実施例について説明すれば、図中
21は、支持台22,23に架設し固設した支軸
である。該支軸21は内部が中ぐりされてエアー
供給路24が形成されている。支軸21には適宜
間隔をおいて止めリング25,26を固設し、か
つ該止めリング25,26に内筒27の両端を固
設する。支軸21と内筒27との間には空域が形
成されて、該空域をチヤンバー28としてあり、
上記エアー供給路24をチヤンバー28に向けて
開口させてある。内筒27には、複数のエアー噴
出孔29を有している。止めリング25,26よ
り端部側の位置の支軸21には、止めリング2
5,26及び支軸21との間に適宜間隔を持たせ
て回転自在に非磁性の支持リング30,31を装
着する。支持リング30,31間には、上記内筒
27に対して適宜の間隙を持たせて筒状のロール
32を固設する。ロール32は、極めて軽量な材
質の部材で形成されて、フライホイール効果を激
減させてある。支持リング30,31の端面に
は、リング上のマグネツト33,34を付設させ
てある。支軸21には、支持リング30,31の
端面に対して適宜間隔を持たせて非磁性の押えリ
ング35,36を固設する。押えリング35,3
6の端面には、上記マグネツト33,34と同一
極性で対向するマグネツト37,38を付設させ
てある。
次に、上記第1実施例のエアーフローテイング
ロールの動作について説明する。まず、コンプレ
ツサ等からエアー供給路24を経てチヤンバー2
8内に圧縮空気を供給すれば、このチヤンバー2
8内のエアーがエアー噴出孔29から内筒27と
ロール32との間に噴出されて、該ロール32を
内筒27に対して何等接触させることなく自由回
転が可能に浮上させる。内筒27とロール32と
の間のエアーは、止めリング25,26と支持リ
ング30,31との間の間隙、支持リング30,
31と支軸21との間の間隙、及び支持リング3
0,31と押えリング35,36との間の間隙を
経て外部に放出される。従つて、上記ロール32
はもとより支持リング30,31も、支軸21、
止めリング25,26、及び押えリング35,3
6などの他の部材と何等接触することなく自由回
転が可能に浮上する。紙や合成樹脂などから成る
連続シートの搬送をロール32が受けてガイドす
ると、該ロール32は連続シートの搬送に追従し
て回転する。この時、ロール32は、フライホイ
ール効果(g・D2)が極めて小さいために、回
転に必要とするトルクが0.1g以下となつて極めて
小さく、従つて連続シートの搬送開始、乃至は連
続シートの搬送速度が変動するなどによつて、逆
にロール32から連続シートに反作用力が加わつ
ても、この反作用力が極めて小さく、斯様な反作
用力を受けて連続シートが不用意に伸び、又は縮
小して、更には切断するといつた損傷の発生がな
い。一方、ロール32が連続シートの搬送をガイ
ドしている時に、何等かの原因でロール32に対
してスラスト方向に力が加わつても、互いに同極
性で対向するマグネツト33,34,37,38
の反発力で、ロール32のスラスト方向の移動を
押えて、スラスト方向のふらつきを阻止する。
第2図乃至第4図は、第2実施例を示すもの
で、上記第1実施例のチヤンバー28の中央部
に、仕切り壁39,40で画成されたサクシヨン
用チヤンバー41を形成したものである。従つ
て、第1実施例のチヤンバー28は、サクシヨン
用チヤンバー41の形成に伴い2室28a,28
bに分離されるが、一方のチヤンバー28aに
は、上記エアー供給路24を開口させ、各チヤン
バー28a,28b間は複数の連絡パイプ42で
相互間を連通させておく。各チヤンバー28a,
28bを画成する内筒27の部分に、エアー噴出
孔29を有していることは、上記第1実施例と同
様である。連絡パイプ42はその端部を上記仕切
り壁39,40に支持させておく。仕切り壁3
9,40は支軸21に固設する。サクシヨン用チ
ヤンバー41は、支軸21を中ぐりして形成させ
た吸引路43から1個若しくは複数の通路43a
〜43cを介して連通させる。吸引路43を通じ
てサクシヨン装置によりサクシヨン用チヤンバー
41内を負圧にすべく吸引できるようになつてい
る。サクシヨン用チヤンバー41を画成する内筒
27には、連続シートを吸着し保持すべき領域に
見合う範囲の窓孔44を形成する。一方、ロール
32には、その回転で、順次内筒27の窓孔44
と連通する小径な多数の吸引孔45を穿設してお
く。
次に、上記の第2実施例のエアーフローテイン
グロールの動作について説明すれば、コンプレツ
サ等からエアー供給路24を経て一方のチヤンバ
ー28a内にエアーを供給し、又該チヤンバー2
8aから連絡パイプ42を介して他方のチヤンバ
ー28b内にエアーを供給し、各チヤンバー28
a,28b内のエアーをエアー噴出孔29から噴
出させれば、該エアーが内筒27とロール32と
の間、支持リング30,31と支軸21との間、
及び支持リング30,31と押えリング35,3
6との間の各間隙内に流入した後、外部に放出さ
れることから、ロール32及び支持リング30,
31が他の部材に何等接触することなく自由回転
が可能に浮上することは、上記第1実施例と同様
である。又、マグネツト33,34,37,38
の反発力を利用してロール32のスラスト方向の
ふらつきの発生を防止することも上記第1実施例
と同様である。内筒27の窓孔44は、予めロー
ル32が連続シートを受けるべく接触する位置に
対向するように位置決めしておき、サクシヨン装
置によりサクシヨン用チヤンバー41内を吸引す
る。ロール32が連続シートの搬送に追従して回
転しながらガイドしている時に、ロール32の多
数の吸引孔45の一部が内筒27の窓孔44と一
致し連通すると、該窓孔44を介して吸引孔45
が連続シートを吸着して保持しながら、連続シー
トの搬送をガイドする。
従つて、第2実施例のエアーフローテイングロ
ールは、第5図に示す如く、連続シートの両面を
ロール32が交互に受けて搬送時のガイドをする
ことが可能であることはもとより、特に、吸着し
保持すべき孔幅の窓孔44及び吸引孔45を介し
て吸着し保持する機能を有することから、第6図
に示す如く、連続シートの片面のみを受けて搬送
のガイドをさせるのに頗る好適である。
「考案の効果」 以上の如く、本考案に係るエアーフローテイン
グロールによれば、搬送物のガイド時に、搬送速
度の僅かな変動などによる反作用力で搬送物が損
傷することがないばかりか、ロールが不用意にス
ラスト方向にふらつくといつたこともない。又、
搬送物を確実に保持して搬送のガイドをすること
ができるために、搬送物の片面のみを支持してガ
イドするにも頗る好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るエアーフローテイング
ロールの第1実施例を示す縦断面図、第2図は第
2実施例を示すエアーフローテイングロールの縦
断面図、第3図は第2図の−線断面図、第4
図は第2図の−線断面図、第5図及び第6図
は従来より実施されている連続シートのガイド方
法を示す説明図、第7図及び第8図は従来の厚み
が薄い連続シートを支承するガイドロールの構成
図である。 21……支軸、24……エアー供給路、27…
…内筒、28,28a,28b……チヤンバー、
29……エアー噴出孔、32……ロール、33,
34,37,38……マグネツト、41……サク
シヨン用チヤンバー、42……連絡パイプ、43
……吸引路、44……窓孔、45……吸引孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 支軸に対してエアーの介在により非接触で自
    由回転をするロールの両端と支軸等の固定側部
    材とに、互いに同極性で対向するマグネツトを
    付設させたことを特徴とするエアーフローテイ
    ングロール。 (2) 支軸に対してエアーの介在により非接触で自
    由回転をするロールの両端と支軸等の固定側部
    材とに、互いに同極性で対向するマグネツトを
    付設し、上記ロールの中央部には搬送物の吸着
    保持のための吸引孔を設けたことを特徴とする
    エアーフローテイングロール。
JP12023288U 1988-09-13 1988-09-13 Expired - Lifetime JPH052518Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12023288U JPH052518Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12023288U JPH052518Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0240748U JPH0240748U (ja) 1990-03-20
JPH052518Y2 true JPH052518Y2 (ja) 1993-01-21

Family

ID=31366163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12023288U Expired - Lifetime JPH052518Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH052518Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE9116251U1 (ja) * 1991-05-28 1992-07-16 Koenig & Bauer Ag, 8700 Wuerzburg, De

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0240748U (ja) 1990-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5913268A (en) Pneumatic rollers and paper handling arrangements
JP3956264B2 (ja) ウェブ搬送方法及び装置
US20110042886A1 (en) Value device and paper sheet pickup apparatus
US20110227276A1 (en) Flow channel opening and closing device and sheet handling apparatus
RU2038983C1 (ru) Валик для направления полотна
JPH052518Y2 (ja)
JP3273659B2 (ja) 輪転印刷機の折りたたみ装置中の、刷り本案内胴の間で刷り本を案内する装置
JPS6348778B2 (ja)
US20050061846A1 (en) Magnetic roller
JPH0494316A (ja) ワーク反転装置
CA2373321A1 (en) Device for processing strips of forms
JPH0213402Y2 (ja)
JP2958688B2 (ja) 加熱収縮性チューブを被嵌装物に被せる装置
JP2873393B2 (ja) ワイヤカット放電加工機におけるワイヤ搬送装置
CN210655509U (zh) 全轮转十色印刷机自动纠偏机构
JPH10310115A (ja) 加熱収縮性チューブを被嵌装物に被せる装置
JP2006248704A (ja) 給紙装置の制御装置
JPH03102047A (ja) 小質量搬送シャフト
JP6606424B2 (ja) 巻出し装置
JP3652884B2 (ja) 枚葉機の給紙方法及びその装置
JP2002370853A (ja) ウエブ供給方法及びウエブ供給装置
KR940006145B1 (ko) 종이 이송가공장치
JP2000344364A (ja) 紙葉類供給装置
US20050127126A1 (en) Web roller assist drive
JPS6445822A (en) Roller apparatus for textile machine