JPH0525177U - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0525177U
JPH0525177U JP8145291U JP8145291U JPH0525177U JP H0525177 U JPH0525177 U JP H0525177U JP 8145291 U JP8145291 U JP 8145291U JP 8145291 U JP8145291 U JP 8145291U JP H0525177 U JPH0525177 U JP H0525177U
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tube element
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邦彦 西下
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Bosch Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チューブエレメントの熱交換媒体通路の折り
返し流路部の強度を損なうことなくその部位の通路抵抗
を低減し、熱交換率の向上を図る。 【構成】 チューブエレメント1の熱交換媒体通路22
の折り返し流路部25を構成する成形プレート6の折り
返し流路地点27の所定範囲にビード15を形成しない
と共に、該ビード15を形成しない範囲内に熱交換媒体
の流れを円滑に導くガイドビード16を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主に車両用空調装置に用いられる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の熱交換器のチューブエレメントには、該チューブエレメントの 補強及びその熱交換媒体通路内を流れる熱交換媒体に乱流作用を与えるために、 チューブエレメントを構成する成形プレートの所定位置に熱交換媒体通路の内方 に突出する複数のビードを形成するようにしたものが周知である(例えば、特開 昭64−90992号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、チューブエレメントの熱交換媒体通路の折り返し流路部(略U 字状の熱交換媒体通路を流れる熱交換媒体が入口部から出口部に至る間に折り返 しの地点となる部位)にビードを形成すると、該折り返し流路部における通路抵 抗が増大し、熱交換能力を減少させるという欠点を有している。
【0004】 この問題に対処するために、例えば折り返し流路部にビードを形成しないとい う方法が考えられるが、該折り返し流路部にビードを形成しなければその部位の 強度が弱くなり、適切な耐圧性を維持することができなくなる。
【0005】 そこで、この考案は上記問題点に鑑み、折り返し流路部における通路抵抗の減 少と補強との調和点を見出し、適切に通路抵抗を減少させ、且つその部位におけ る強度を確保し、効果的に熱交換率を向上させることができるように図った熱交 換器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る熱交換器は、2枚の成形プレートを 最中合わせに接合して成り、その内部に一端が熱交換媒体の入口部に連通され、 他端が熱交換媒体の出口部に連通する略U字状の熱交換媒体通路を形成すると共 に、各成形プレートに熱交換媒体通路の内方に突出する複数のビードを具備する 複数のチューブエレメントをフィンを介在して多段積層して成る熱交換器であっ て、前記チューブエレメントの熱交換媒体通路の折り返し流路部に設けられるビ ードの数を所定数削減すると共に、該ビードを形成しない範囲内に熱交換媒体の 流れを円滑に導くガイドビードを形成したものである。
【0007】
【作用】
したがって、折り返し流路部に設けられるビードの数を削減して且つ該削減し た範囲に熱交換媒体の流れを円滑に導くガイドビードが形成されるから、このガ イドビードによって折り返し流路部における熱交換媒体の流れがスムーズになさ れ、また、補強を兼ねる役割をなし、もって上記課題が解決されるものである。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0009】 図1において、熱交換器は、チューブエレメント1とコルゲート状のフィン2 とを交互に多段複数積層すると共に、その積層方向の両端に端板3,3を配し、 該端板3の一方に熱交換媒体の出入口パイプ4,5を並設して設け、これらを炉 中で一体にろう付けして組付られている。
【0010】 チューブエレメント1は、図2に詳しく示されている成形プレート6を2枚最 中合わせに接合して構成される。
【0011】 成形プレート6は、略矩形状のもので、長手方向の一端側に補強部7を介して 一対の開口8,8及び9,9が穿設された一対のタンク形成用膨出部10,11 が膨出形成され(紙面後方側に向けて突出)、該タンク形成用膨出部10,11 の間から他端側に向けて突条12が延設されていると共に、該突条12の周縁に 前記タンク形成用膨出部10,11に通じる略U字状の熱交換媒体通路形成用膨 出部13が膨出形成され(紙面後方側に向けて突出)、該熱交換媒体通路形成用 膨出部13の表面には、後述するビード15及びガイドビード16が複数突出形 成されている(紙面前方側に向けて突出)。また、成形プレート6の他端側には 例えば3つのチューブエレメント突当部17が突出形成されている。
【0012】 上記成形プレート6を2枚最中合わせに接合することでチューブエレメント1 が構成され、その一端側では、相対する一対のタンク形成用膨出部10,11か ら熱交換媒体の入口部となるタンク20および出口部となるタンク21が構成さ れ、その内部では、相対する熱交換媒体通路形成用膨出部13から略U字状の熱 交換媒体通路22が構成されると共に、前記タンク20,21は熱交換媒体通路 22を介して連通するようになっている。又、熱交換媒体通路形成用膨出部13 の折り返し地点となる部位には、折り返し流路部25が構成される。
【0013】 ここで、成形プレート6(チューブエレメント1の熱交換媒体通路22)に設 けられるビード15及びガイドビード16について述べる。
【0014】 ビード15は、チューブエレメント1の補強及び該チューブエレメント1の熱 交換媒体通路22を流れる熱交換媒体に乱流作用を与えるためのもので、図2に 詳しく示されているように、成形プレート6の熱交換媒体通路形成用膨出部13 の表面全体に渡って一様な分布で、千鳥状に配列形成されている。該ビード15 は、成形プレート6の接合時に相対する同士が当接するようになっている。
【0015】 しかしながら、このビード15は、図3に示されているように、チューブエレ メント1の熱交換媒体通路22の折り返し流路部25を構成する折り返し流路地 点27には、例えば1つしか形成されておらず、この部位のみ削減された状態に 設定されている。即ち、この設定は、チューブエレメント1の熱交換媒体通路2 2の折り返し流路部25における通路抵抗を低減させるためであり、このビード 15を形成しない範囲は適宜に設定されるものである。
【0016】 ガイドビード16は、チューブエレメント1の熱交換媒体通路22の折り返し 流路部25における熱交換媒体の流れを円滑に導くためのものであり、例えば長 円形状に形成され、上記ビード15を形成しない範囲内に設けられている。この ガイドビード16は、図示矢印に示される如く、熱交換媒体をスムーズに流すガ イドとしての作用をなすと共に、ビード15を形成しない範囲の補強作用も同時 に兼ねるものである。
【0017】 したがって、チューブエレメント1の熱交換媒体通路22の折り返し流路部2 5においては、ビード15を形成しない範囲を設定することにより該折り返し流 路部25における通路抵抗を低減することができ、且つその範囲にガイドビード 16を設けることで、熱交換媒体をスムーズに流すことができ、同時に折り返し 流路部25の補強がなされる。
【0018】 上記構成のチューブエレメント1は、図1に示すように、隣接するチューブエ レメント間で各タンク20,21及びチューブエレメント突当部17を当接して 積層され、その間にフィン2を介在させるようになっている。そして、炉中ろう 付けされ、成形プレート6の接合面、突条12、ビード15、ガイドビード16 同志がろう付けされ、さらに、フィン2もろう付けされ一体化される。このよう にして、積層されたタンク20,21はその各開口8,8及び9,9を介して連 通され、入口タンク30及び出口タンク31を構成する。この入口タンク30及 び出口タンク31はその一端側が一方の端板3に形成の通孔32,33を介して 出入口パイプ4,5に各々連通されると共に、他端側が他方の端板3によって塞 がれるようになっている。
【0019】 上記のように組付られた熱交換器は、一方の出入口パイプ4から入口タンク3 0に流入された熱交換媒体が、各チューブエレメント1の熱交換媒体通路22内 を流れ、その間外部の空気との間で熱交換をなし、出口タンク31に集められ、 他方の出入口パイプ5から排出される(または、逆の経路を流れる)ようになっ ている。なお、各チューブエレメント1の熱交換媒体通路22内を流れる熱交換 媒体は該熱交換媒体通路22に形成されたビード15によって乱流して流れ、熱 交換が効率良く行なわれるようになっている。
【0020】 しかるに、この熱交換器のチューブエレメント1は、上述したように、熱交換 媒体通路22の折り返し流路部25の所定範囲に通路抵抗を増大させるビード1 5を形成しないようにしたから、折り返し流路部25における通路抵抗を低減す ることができ、熱交換媒体を効率良く流すことが可能となっている。
【0021】 また、このビード15を形成しない範囲内にガイドビード16を設ける構造で あるから、該ガイドビード16によって熱交換媒体をスムーズに流すことができ ると共に、ビード15を形成しない範囲を補強することができ、従来構造のチュ ーブエレメントと同等の補強効果を有する。
【0022】 上記構造のチューブエレメント1によって構成される熱交換器の性能曲線を図 4に示すが、この性能曲線から判るように、従来の曲線Bに比して本願構造の熱 交換器の性能は曲線Aに示される如く、熱交換率の性能が大幅に向上している。 これは、上述したように、チューブエレメント1の折り返し流路部25の通路抵 抗が低減されたことにより当然に導かれるものであり、ビード15を形成しない 範囲の設定及びガイドビード16の形成構造によってより効果的な作用が期待さ れるものである。
【0023】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、チューブエレメントの熱交換媒体通路 の折り返し流路部の所定範囲に通路抵抗を増大させる要因となるビードを減少さ せ、且つガイドビードを設けるようにしたので、折り返し流路部の通路抵抗を低 減することができ、熱交換媒体を効率良く流すことが可能であり、熱交換器の熱 交換率を向上させることができる。また、該ガイドビードによって熱交換媒体を スムーズに流すことができると共に、ビードを形成しない範囲を補強することが でき、従来構造のチューブエレメントと同等の補強効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱交換器の斜視図である。
【図2】成形プレートの平面図である。
【図3】成形プレートの要部の拡大図である。
【図4】熱交換器の性能曲線を示すグラフである。
【符号の説明】
1 チューブエレメント 2 フィン 6 成形プレート 15 ビード 16 ガイドビード 22 熱交換媒体通路 25 折り返し流路部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の成形プレートを最中合わせに接合
    して成り、その内部に一端が熱交換媒体の入口部に連通
    され、他端が熱交換媒体の出口部に連通する略U字状の
    熱交換媒体通路を形成すると共に、各成形プレートに熱
    交換媒体通路の内方に突出する複数のビードを具備する
    複数のチューブエレメントをフィンを介在して多段積層
    して成る熱交換器であって、 前記チューブエレメントの熱交換媒体通路の折り返し流
    路部に設けられるビードの数を所定数削減すると共に、
    該ビードを形成しない範囲内に熱交換媒体の流れを円滑
    に導くガイドビードを形成したことを特徴とする熱交換
    器。
JP1991081452U 1991-09-11 1991-09-11 熱交換器 Expired - Lifetime JP2562440Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002277090A (ja) * 2001-03-22 2002-09-25 Tokyo Gas Co Ltd 吸収式冷凍機のプレート式熱交換器
JP2003021486A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Denso Corp 熱交換器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS648062U (ja) * 1987-06-25 1989-01-17
JPH02100077U (ja) * 1989-01-24 1990-08-09

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