JPH0525141U - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JPH0525141U
JPH0525141U JP8066991U JP8066991U JPH0525141U JP H0525141 U JPH0525141 U JP H0525141U JP 8066991 U JP8066991 U JP 8066991U JP 8066991 U JP8066991 U JP 8066991U JP H0525141 U JPH0525141 U JP H0525141U
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JP
Japan
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combustion
exhaust
fan
intake port
combustion device
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Pending
Application number
JP8066991U
Other languages
English (en)
Inventor
重雄 吉田
修 石倉
久志 中村
幸雄 木幡
Original Assignee
東陶機器株式会社
川崎製鉄株式会社
日本ユプロ株式会社
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Publication date
Application filed by 東陶機器株式会社, 川崎製鉄株式会社, 日本ユプロ株式会社 filed Critical 東陶機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼時の共振現象に伴う燃焼装置の排気筒の
長さの制約を受けることがなく、かつ、燃焼用空気を供
給する送風ファンが安定して機能する燃焼装置を提供す
る。 【構成】 ファンケース2bの吸気口2aの近傍に、吸
気口2aに臨んでこの吸気口2aを塞がない位置に、燃
焼バーナが発する燃焼時振動数に共振する振動片4を、
振動と同方向に振動するように取り付ける。振動片4
は、亜鉛メッキ鋼板でなる長方形の薄板を片持ちに支持
される。振動片4の位置は、上記に代えて、燃焼装置の
排気筒の排気側開口を臨む位置に、または吸気口排気口
間を連通する気道中から選択できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ファンによって燃焼用空気を供給する燃焼装置に関し、特に、燃焼 時の共振現象に伴う燃焼装置の排気筒の長さの制約を受けることがなく、安定し た送風機能を有する燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃焼用空気を供給するファンと、燃焼バーナと、燃焼後の排気を導く排気筒と を備えた燃焼装置は、ファンの吸気開口から燃焼用空気を取り込み、この燃焼用 空気は燃焼バーナに送られ、燃焼ガスは排気筒の排気開口から排出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ファンの吸気開口から排気筒の排気開口に至る気道は、両開口 を大気に開放した気柱を形成し、この気柱内で燃焼する燃焼バーナの隣接する炎 が互いに干渉して気柱内に定常波を生じ、この定常波が排気筒の長さ等によって 定まる気柱の共振点またはその整数倍の振動数に近似する場合には、気柱の共振 現象によってエネルギが蓄積されて気柱内圧が増大し、ファンに送風負荷として 作用して送風能力に変動を来し、場合によっては送風不能となって燃焼停止に至 る。 したがって、排気筒は共振のない所定の長さに限定され、設置場所についての 制約を受けざるを得なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、燃焼装置のファンの空気吸入側開口の近傍もしく は同装置の排気筒の排気側開口の近傍に、またはこれら両開口を連通する気道中 に、同装置の燃焼バーナの燃焼時振動数に共振する振動片を設けた。
【0005】
【作用】 燃焼装置のファンの空気吸入側開口と排気筒の排気側開口との間を連通する気 道内に形成された気柱に燃焼バーナによる定常波が生じ、この定常波は、ファン の空気吸入側開口もしくは同装置の排気筒の排気側開口を臨む位置に、またはこ れら両開口を連通する気道中に設けられた振動片を共振させ、この振動片は、上 記気道内の定常波エネルギをその振動エネルギとして吸収するので、燃焼装置が 共振を起こす長さの排気筒を有する場合にも振動エネルギの蓄積が起こらず、上 記ファンは、気道内の定常波の影響を受けることなく、所要送風動力にて送風が 続行される。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。
【0007】 図2は、考案に係る燃焼装置を備えた給湯機の機能断面図である。
【0008】 図2において、給湯機は、燃焼装置1の燃焼バーナ1aとその熱を受ける給湯 用熱交換器1bとを内設し、下部に燃焼用空気を供給するファン2と、上部に燃 焼ガスを排出する排気筒3を備える。
【0009】 ファン2は、シロッコファン等の複数の羽根を持つファンが一般に用いられ、 その吸気口2a近傍にこの吸気口2aに臨んでファンケース2bに固定した振動 片4を備える。この振動片4は、燃焼バーナ1aの炎によって燃焼装置1内に発 生する定常波の振動の方向に振動するように、吸気口2aの近傍にこの吸気口2 aに臨んで取り付けられる。
【0010】 この振動片4を取り付けた燃焼装置1の作用を説明する。
【0011】 ファン2によって吸気口2aから吸入された空気は、燃焼バーナ1aと給湯用 熱交換器1bとを経て、排気筒3から排出される。
【0012】 上記燃焼バーナ1aは、多数の炎が隣接し、その揺らぎによって互いに干渉し 、燃焼装置の機種に応じて特定の周波数の定常振動を生じる。具体的には80ヘ ルツ前後の定常振動が、ある機種における燃焼条件において観測されている。
【0013】 この場合の吸気口2aと排気口3aとの間を連通する気道1c内に形成された 気柱に生じる定常波は、両端開口気筒モデルで近似すると、気筒の長さをL、空 気中の音速をVとすると、その基本振動数Fは、V/(2・L)で表される。
【0014】 空気温度をTとした時の音速は、331.5+0.6・Tであり、200度C において、80ヘルツの基本振動数Fを持つ気筒の長さLを求めると、2.9m 、5.8m、8.6m…が得られる。前記定常振動の倍周波成分に対しては、上 記長さの1/2、1/3…において共振が発生する。
【0015】 気道1c内に形成された気柱に生じる定常波は、上記振動片4を振動させるの で、気道1c内に形成された気柱が共振する場合であっても、上記振動片4は、 気道1c内の定常波エネルギをその振動エネルギとして吸収し、気道1c内のエ ネルギ蓄積が防止されるので、上記ファン2は、気道1c内の定常波エネルギの 影響を受けることなく、所要送風動力にて送風が続行される。
【0016】 振動片4の取付け位置は、吸気口2aの近傍に限らず、その他に、ファン2の 内部、燃焼装置1内部、排気筒3内部、排気口3a近傍から選択することができ る。
【0017】 図1は、考案に係る燃焼装置の要部の詳細斜視図である。
【0018】 振動片4が取り付けられたファン2は、吸気口2aを有するファンケース2b 内に羽根車2cが回転自在に取り付けられ、この羽根車2cには上記吸気口2a の反対側に駆動モータ2dが連結し、送風口のフランジ2eを介して図示せぬ燃 焼部に接続して燃焼バーナに燃焼用空気を供給する。
【0019】 ファンケース2bには、ファンケース2b内に発生する振動と同方向に振動す るように、吸気口2aの近傍に吸気口2aに臨んでこの吸気口2aを塞がない位 置に振動片4を取り付ける。
【0020】 この振動片4は、亜鉛メッキ鋼板でなる長方形の薄板を片持ち支持として設け た例であるが、その他の金属、樹脂等の材質が適用可能であり、燃焼バーナの燃 焼振動に共振する振動片であれば、形状、支持方法も本実施例に限定されず、フ ァンケース等と一体に設けてもよい。
【0021】 また、振動片の取付け位置は、燃焼バーナの燃焼振動の及ぶ位置であって、振 動波の振動方向に振動片の振動方向を合わせて取り付けることにより、本実施例 のファン吸入口近傍に限定されず、排気筒の排気側開口を臨む位置に、またはフ ァンの空気吸入側開口と排気筒の排気側開口とを連通する気道中に設けることに より同等の作用効果を得ることができる。そして、本実施例は燃焼装置を備えた 給湯機であるが、燃焼装置を備えたものであれば、これに限定しない。
【0022】
【考案の効果】
以上に説明したごとく、本考案は、燃焼バーナが発する定常波の及ぶ位置にこ の定常波によって振動する振動片を設けることにより、振動片が定常波の振動エ ネルギを吸収するので、燃焼装置内が燃焼バーナの定常波に共振する場合におい ても、その時の振動エネルギは燃焼装置内に蓄積されることがなく、燃焼用空気 供給ファンは、上記燃焼バーナの定常波エネルギの影響を受けることがなく、所 要送風動力にて燃焼用空気の供給が続行される。
【0023】 したがって、燃焼バーナの定常波に共振するような長さの排気筒を設けた場合 においても、空気供給ファンは支障なく作動するので、燃焼装置の排気筒の長さ を自由に設定することができ、燃焼装置の据付け配置の自由度が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】考案に係る燃焼装置の要部の斜視図
【図2】考案に係る燃焼装置を備えた給湯機の機能断面
【符号の説明】
1 …燃焼装置 1a…燃焼バーナ 1c…気道 2 …燃焼用空気供給ファン 2a…空気吸入側開口 3 …排気筒 3a…排気側開口 4 …振動片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉田 重雄 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日 本ユプロ株式会社内 (72)考案者 石倉 修 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日 本ユプロ株式会社内 (72)考案者 中村 久志 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日 本ユプロ株式会社内 (72)考案者 木幡 幸雄 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日 本ユプロ株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼用空気を供給するファンと、燃焼バ
    ーナと、燃焼後の排気を導く排気筒とを備えた燃焼装置
    において前記燃焼装置のファンの空気吸入側開口もしく
    は同装置の排気筒の排気側開口を臨む位置に、またはこ
    れら両開口を連通する気道中に、同装置の燃焼バーナが
    発する燃焼時振動数に共振する振動片を設けたことを特
    徴とする燃焼装置。
JP8066991U 1991-09-09 1991-09-09 燃焼装置 Pending JPH0525141U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8066991U JPH0525141U (ja) 1991-09-09 1991-09-09 燃焼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8066991U JPH0525141U (ja) 1991-09-09 1991-09-09 燃焼装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0525141U true JPH0525141U (ja) 1993-04-02

Family

ID=13724772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8066991U Pending JPH0525141U (ja) 1991-09-09 1991-09-09 燃焼装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011156883A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空調ユニットの異音低減構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043838B2 (ja) * 1980-03-14 1985-09-30 ヒユメン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 移動する工作物に面圧をかける装置
JPH0229505A (ja) * 1988-04-01 1990-01-31 Rinnai Corp 強制送風式燃焼装置

Patent Citations (2)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980324