JPH0525101A - アニリンの製造方法 - Google Patents

アニリンの製造方法

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JPH0525101A
JPH0525101A JP3344045A JP34404591A JPH0525101A JP H0525101 A JPH0525101 A JP H0525101A JP 3344045 A JP3344045 A JP 3344045A JP 34404591 A JP34404591 A JP 34404591A JP H0525101 A JPH0525101 A JP H0525101A
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JP
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catalyst
nitrobenzene
graphite
aniline
hydrogenation
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JP3344045A
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Otto Immel
オツトー・イメル
Helmut Waldmann
ヘルムート・バルトマン
Rudolf Braden
ルドルフ・ブラデン
Christian Froehlich
クリスチヤン・フレーリツヒ
Gerhard Friedhofen
ゲルハルト・フリートホーフエン
Wilfried Niemeier
ビルフリート・ニーマイアー
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Bayer AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/30Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of nitrogen-to-oxygen or nitrogen-to-nitrogen bonds
    • C07C209/32Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of nitrogen-to-oxygen or nitrogen-to-nitrogen bonds by reduction of nitro groups
    • C07C209/36Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of nitrogen-to-oxygen or nitrogen-to-nitrogen bonds by reduction of nitro groups by reduction of nitro groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings in presence of hydrogen-containing gases and a catalyst
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
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Abstract

(57)【要約】 【構成】貴金属を含有している新規な触媒の存在下にお
けるニトロベンゼンの気相水素化によるアニリンの製造
方法が提供される。この触媒は触媒の全重量を基にして
0.001−1.5重量%のPdを含有している担体とし
てのグラファイトまたは石油コーク上のパラジウムであ
り、Pdの他に0.001−0.5重量%のIrおよび/
または0.001−0.3重量%のRhを含有することも
できる。 【効果】 本発明の触媒は、活性が減少したときに、そ
の場ですなわち水素化反応器中で容易に再生することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ニトロベンゼンの気相接触水素
化によるアニリンの改良された製造方法に関するもので
ある。
【0002】アニリンは、例えば染料およびポリウレタ
ン類の製造用の、重要な中間生成物として専門家に知ら
れている。
【0003】パラジウムを含有している担持触媒は、ニ
トロベンゼンおよび他のニトロ芳香族類の水素化用に知
られている。触媒的に活性な金属の他に、触媒担体とし
て使用される物質も触媒の活性に関して重要である。そ
れらの表面性質のために、これらの担体物質は望ましく
ない副生物の生成をもたらすこともある。完全にまたは
部分的にスピネルに転化された酸化アルミニウムが担体
としてドイツ公開明細書2,135,155およびドイツ
公開明細書2,244,401から知られている。ニトロ
ベンゼンの別の水素化方法はドイツ公開明細書2,84
8,978およびドイツ公開明細書2,849,002か
ら公知である。
【0004】気相でのニトロ芳香族の水素化用に現在知
られている触媒は、化学工業におけるそれらの使用を限
定するような欠点を示している。すなわち、ニトロベン
ゼンからアニリンへの水素化における初期収率は99%
と非常に高いのであるが、公知の触媒は例えば触媒毒に
よりまたはタール状沈澱の沈着によりそれらの活性を急
速に失うため短い使用寿命となる。この場合には、触媒
を再生するために水素化を中断しなければならない。頻
繁な中断および高価な再生性質は大規模な工業プラント
用には不経済である。現在知られている触媒の別の欠点
はそれらの不規則的な活性であり、それはしばしば過剰
反応をもたらして望ましくない副生物を与える。使用寿
命を増大させるために比較的高濃度の貴金属または異な
る元素の種々の組み合わせを使用する場合には、高い貴
金属条件がそのような方法の工業的実施における望まし
くない価格原因となるという影響を有している(ドイツ
公開明細書2,849,002)。多くの元素から製造さ
れたそのような触媒は製造および廃棄に関してさらにや
っかいなものである。
【0005】Pd或いはPdとIrおよび/またはRh
および/またはRuとの組み合わせをグラファイトまた
はグラファイト含有コーク上に含有している担持触媒の
存在下で水素化を行うなら、気相におけるニトロベンゼ
ンの接触水素化によるアニリンの製造を実施することが
できて相当改良された触媒充填量および予期せぬほど長
い使用寿命が得られることを見いだした。
【0006】従って、本発明は貴金属を含有している触
媒の存在下におけるニトロベンゼンの気相水素化による
アニリンの製造方法に関するものであり、該方法は使用
される触媒が触媒の全重量を基にして0.001−1.5
重量%のPdを含有している担体としてのグラファイト
またはグラファイト−含有コーク上のパラジウムであ
り、ここでPdの量に関しては0−40%がIrおよび
/またはRhおよび/またはRuにより置換されていて
もよいことを特徴としている。
【0007】さらに、本発明は担体としてのグラファイ
トまたはグラファイト−含有コーク上に触媒の全重量を
基にして0.001−1.5重量%のPdを含有してお
り、ここでPdの量に関して0−40%がIrおよび/
またはRhおよび/またはRuにより置換されていても
よい触媒にも関するものである。
【0008】本発明に従う触媒は貴金属(類)を担体上
に下記の配列で含有している:Pd自身、Pd/Ir、
Pd/Rh、Pd/Ru、Pd/Ir/Rh、Pd/I
r/Ru、Pd/Rh/RuまたはPd/Ir/Rh/
Ru。多くの場合、上記の二成分組み合わせまたはPd
自身のうちの一方が使用される。
【0009】パラジウムは好適には本発明に従う触媒中
に、触媒の全重量を基にして、0.005−1重量%、
好適には0.05−0.5重量%、の量で存在している。
それらの量に関する他の上記白金族金属類の百分率の下
方限界0は、Pd自身の使用を示している。他の白金族
金属類を使用する場合には、それらの含有量は好適には
白金族金属類の全量に関して合計で好適には10−40
%であり、とりわけ、それらの重量比はそれぞれ二種間
で1:1−3;1である。
【0010】上記の触媒を硫黄−含有または燐−含有、
好適には燐−含有、化合物と共に投与することが有利で
あると証されている。そのような投与剤の追加含有量
は、触媒の全重量を基にして、化学的に結合された形で
0.1−2重量%、好適には0.1−1重量%、の硫黄ま
たは燐、好適には燐、である。本発明に従う触媒を投与
するために挙げられる好適な燐−含有化合物は、燐の酸
素酸であるH3PO4、H3PO3もしくはH3PO2、或い
はそれらのアルカリ金属塩類、例えば燐酸二水素ナトリ
ウム、燐酸ナトリウムもしくはカリウムまたは次亜燐酸
ナトリウム、である。
【0011】本発明に従う触媒は、グラファイト−含有
物質から製造されたそれらの担体により特徴づけられて
いる。該物質はグラファイト自身およびコーク類、例え
ば針状コークまたは石油コーク、である。これらの担体
は0.2−10m2/gのBET表面積を有している。
【0012】本発明に従う触媒を製造するためには、適
当な塩の形状の上記貴金属類および硫黄−含有または燐
−含有化合物を別個の操作条件で直径が約1−10mm
のペレット、ビーズ、押し出し顆粒または片の形状の上
記担体の一種に適用する工程を実施することができ、担
体は各適用後に乾燥される。乾燥は公知の方法で、例え
ば100−140℃および減圧ないし常圧下で、例えば
1−1,000ミリバールにおいて、実施され、ここで
使用可能な減圧は例えば水流ポンプのものである。担体
の含浸用には、水溶液を使用することができる。これは
好適には硫黄−または燐−含有化合物を用いる場合であ
り、その中では水溶性化合物が好ましい。しかしなが
ら、貴金属塩類は好適には有機溶媒、例えば簡単なアル
コール類、ケトン類、環式エーテル類またはニトリル
類、中に溶解されそして適用される。そのような有機溶
媒の例は、メタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、ジオ
キサン、アセトニトリルおよび匹敵する溶媒である。有
機アニオンとの塩類の場合には、塩化メチレンおよび匹
敵する溶媒を使用することもできる。貴金属類の適当な
塩類の例は、それらの塩化物類、硝酸塩類または酢酸塩
類である。
【0013】本発明に従う触媒は、含浸およびその後の
乾燥後に得られる。高温における水素を用いる処理によ
るニトロベンゼン水素化の開始前に、該触媒は好適には
反応器中で活性化される。そのような高温は例えば20
0−450℃の範囲内、好適には220−420℃の範
囲内、である。
【0014】上記触媒はニトロベンゼンの水素化用に顕
著な方法で使用することができてアニリンを与える。そ
のような水素化は気相において減圧から常圧および中程
度にだけ高められた圧力を介して高圧までのそして数値
的には0.5−100バールにより表示することができ
る広い圧力範囲で実施される。従って反応は例えば10
−100バールの如き高圧下でも多分実施することがで
きるが、減圧、常圧または中程度にだけ高められた圧力
下での変法が好ましい。装置の簡素化の理由から、常圧
の使用が特に好適である。250−450℃の、好適に
は350−420℃の、温度が水素化用に設定される。
この温度を設定するためには、例えば循環熱交換媒体ま
たは隣接電気熱板により、反応器の周囲を外部から加熱
することが貢献している。補助的貢献は水素化の発熱で
あり、それは温度水準、基質、並びに特に滞在時間およ
びH2を用いる希釈に従い量が変動する。
【0015】1リットルの触媒当たり毎時0.1−2k
g、好適には0.2−0.9kg、のニトロベンゼンの触
媒充填量が本発明に従う方法用に制定される。
【0016】式
【0017】
【化1】
【0018】[式中、R1およびR2は互いに独立して、
水素、メチル、エチル、プロピルまたはブチル、好適に
はメチルまたはエチル、を表す]のニトロベンゼンが本
発明に従い使用される。
【0019】水素化用の水素は、1gの使用ニトロベン
ゼン当たり、1−100標準リットル、好適には1−5
0標準リットル、の量で使用される。
【0020】本発明に従う触媒の活性が減少したら、触
媒をその場ですなわち水素化反応器中で容易に再生する
ことができる。このためには、触媒を350−440℃
において連続的に水蒸気、窒素/空気混合物または大気
空気および最後に窒素で処理する。水蒸気を用いる処理
は1−3時間にわたり実施することができ、そして空気
または窒素/空気を用いる処理は1−4時間にわたり実
施することができる。200−350℃における水素を
用いる処理の後に、触媒の再生活性化が行われる。その
ような再生は担体としての活性炭上での貴金属触媒を用
いては可能でなく、その理由は活性炭は該再生中に燃焼
し始めるからである。
【0021】
【実施例】実施例1 2−8mmの粒子寸法および4.3m2/gのBET表面
積を有する400gの石油コーク顆粒に1.668gの
酢酸Pdの72gのアセトニトリル中溶液を含浸させそ
して次に100℃で乾燥した。
【0022】この方法で0.2重量%のPdを含浸させ
た50gの石油コークに0.029gのIrCl4.H2
および9gのメタノールから製造された溶液をさらに含
浸させた。含浸させた顆粒を100℃で18時間乾燥し
た。それらは0.03重量%のイリジウムを含有してい
た。
【0023】乾燥後に、15ml(10.1g)のこの
ようにして製造された触媒を17mmの内径および60
cmの長さを有する反応管中に加えた。反応管を、垂直
に配置されておりそして油サーモスタットを用いて30
0℃に保たれている二重壁の鋼管中に挿入した。触媒を
活性化させるためには、水素(30l/時)だけを最初
に触媒上に300℃において4時間にわたり通した。
【0024】次にニトロベンゼンを水素流(30l/
時)に計量された割合で混合し、そして油サーモスタッ
トの温度を300℃に保った。反応生成物は、触媒の操
作時間(時間)に依存して下記の組成を有していた(1
00%にするための残部は副生物であった)。
【0025】
【表1】 時間 充填量 ニトロベンゼン アニリン時間 g/ml.時 % % 303 0.65 0.1 99.6 821 0.78 0.1 99.1 1485 0.67 0.6 99.1 1856 0.65 0.1 99.6 2733 0.64 0.2 99.4 反応水は反応生成物の組成中では考慮されなかった。
【0026】実施例2 0.025%のPdおよび0.05%のRhを含浸させて
ある15.2ml(14.2g)のグラファイト顆粒をニ
トロベンゼン用の触媒として使用した。触媒の4195
操作時間後に、水素化により98.2%のアニリンおよ
び1.6%のニトロベンゼンを含有している反応生成物
が生じた。この反応における触媒充填量は0.5gのニ
トロベンゼン/ml.時であり、そして反応炉中の温度
は300℃であった。触媒を再生するために、水素化を
中断しそして反応管を420℃に加熱した。20lの空
気/時および5gの水/時を次に触媒層の上に5時間に
わたり通した。その後、触媒を最初に水素(30l/
時)を用いて300℃において1時間にわたり活性化
し、その後ニトロベンゼンの水素化を続けた。すると、
水素化により、99.4%のアニリン、0.4%のニトロ
ベンゼンおよび0.2%の副生物を含有している反応生
成物が生じた。反応水は反応生成物の組成中では考慮さ
れなかった。
【0027】実施例3 2−8mmの粒子寸法および4.3m2/gのBET表面
積および630g/lのかさ密度を有する100gの石
油コーク顆粒に0.471gの酢酸Pdの18mlのア
セトニトリル中溶液を含浸させそして次に100℃で乾
燥した。この方法で製造された15mlの触媒を実施例
1中の如きニトロベンゼンの水素化用に使用した。0.
1重量%のPdを含有している触媒を最初に水素を用い
て280℃において3.5時間にわたり還元した。次に
ニトロベンゼンを水素流と計量された割合で混合し、そ
して触媒上で反応させた。68,653gのニトロベン
ゼンを触媒層中に5737時間にわたり通した。これは
0.8g/ml.時の触媒充填量に相当していた。300
℃の加熱温度において、反応生成物は3891時間後に
98.9%のアニリンおよび0.9%のニトロベンゼンを
含有しており、そして5737時間後に98.0%のア
ニリンおよび1.7%のニトロベンゼンを含有していた
(100%にするための残部は副生物であった)。反応
水は反応生成物の組成中では考慮されなかった。
【0028】実施例4 2−6mmの粒子寸法および0.9m2/gのBET表面
積を有する100gのグラファイト顆粒に0.104g
のPd(CH3COO)2および6gのアセトニトリルか
ら製造された溶液を含浸させた。含浸させたグラファイ
ト顆粒を100℃で18時間にわたり乾燥した。15m
l(14.4g)のこの方法で製造された触媒を実施例
1中の如きニトロベンゼンの水素化用に使用した。触媒
に含浸させたPdの量は、触媒の全重量を基にして、
0.05%のPdに相当していた。触媒を活性化させる
ために、毎時30lの水素を最初に触媒上に280℃に
おいて4時間にわたり通した。次にニトロベンゼンの水
素化を開始し、反応炉中の加熱温度は依存として280
℃に保たれていた。
【0029】49,906gのニトロベンゼンを触媒上
に5782時間にわたり通した。これは0.58g/m
lの平均触媒充填量に相当していた。3717時間後
に、反応生成物は99.6%のアニリンおよび0.1%の
ニトロベンゼンを含有しており、実験を5772時間実
施した後には、99.5%のアニリンおよび0.1%のニ
トロベンゼンが反応生成物中で見いだされた。副生物の
含有量は0.3−0.4%であった。
【0030】実施例5 2−6mmの粒子寸法を有する50gの市販の電気グラ
ファイトに0.1045gのPd(CH3COO)2およ
び2.3gのジオキサンから製造された溶液を含浸させ
た。含浸させたグラファイト顆粒を100℃で18時間
にわたり乾燥した。
【0031】30gのこの方法で処理されたグラファイ
ト顆粒に0.1027gのNaH2PO2.H2Oおよび1.
3gのメタノールから製造された溶液を再び含浸させ
た。再び乾燥した後に、10ml(10g)をニトロベ
ンゼンの水素化用に使用した。触媒の全重量を基にし
て、触媒に含浸させたPdの量は0.1%のPdに相当
しておりそして触媒に含浸させた次亜燐酸ナトリウム溶
液の量は0.1重量%のPに相当していた。触媒を活性
化させるために、毎時30lの水素を最初に触媒上に2
80℃で4時間にわたり通した。次にニトロベンゼンの
水素化を開始し、反応炉中の加熱温度は依存として28
0℃に保たれていた。触媒充填量は0.63−0.82g
のニトロベンゼン/mlの触媒×時間に相当していた。
触媒の1958操作時間後に、活性における損失は見い
だせなかった。
【0032】反応生成物は、触媒の操作時間に依存して
下記の組成を有していた(100%にするための残部は
副生物であった)。
【0033】
【表2】 時間 充填量 ニトロベンゼン アニリン(時間) g/ml.時 (%) % 91 0.80 0.1 99.4 854 0.78 0.3 99.4 1361 0.81 0.4 99.4 1450 0.75 0.4 99.4 1958 0.74 0.3 99.4実施例6 1.5−4mmの粒子寸法および0.8−1m2/gのB
ET表面積を有する300gの市販の針状コークに0.
625gの酢酸Pdおよび105gの塩化メチレンから
製造された溶液を含浸させた。100℃における中間生
成物の乾燥後に、100gのPdを含浸させた針状コー
クに0.068gのNaH2PO4.H2Oおよび35gの
メタノールから製造された溶液を再び含浸させた。含浸
させた針状コークを次に100℃で18時間にわたり乾
燥した。
【0034】0.1重量%のPdを含有している10m
l(8.5g)の製造された触媒を17mmの内径およ
び70cmの長さを有する反応管中に加えた。それを垂
直に配置された電気炉の中で280℃に加熱した。触媒
を活性化させるために、水素(30l/時)だけを触媒
中に1時間にわたり通した。水素(30l/時)および
計量された量のニトロベンゼンを次に280℃の加熱温
度において反応させた。反応生成物を冷却し、そしてガ
スクロマトグラフィーにより分析した。反応生成物は、
触媒の操作時間に依存して下記の組成を有していた(1
00%にするための残部は副生物であった)。
【0035】
【表3】 時間 充填量 ニトロベンゼン アニリン(時間) g/ml.時 (%) % 117 0.75 0.1 99.2 487 0.82 0.1 99.3 726 0.96 0.1 99.5 919 0.69 0.1 99.5 1264 0.76 0.1 99.5実施例7 (比較用) 1,200±50m2/gのBET表面積を有する4mm
の押し出し顆粒の形状の100gの市販の活性炭顆粒に
2.09gの酢酸Pdおよび75gのアセトニトリルか
ら製造された溶液を含浸させた。Pdを含浸させた活性
炭顆粒を100℃で18時間にわたり乾燥した。触媒に
含浸させたPdの量は、使用した活性炭を基にして、1
重量%に相当していた。10ml(4.3g)のこの方
法で製造された触媒を17mm幅のガラス管の中に加
え、そして最初に水素流(30l/時)中で280℃に
おいて1時間にわたり活性化した。この工程中に、ガラ
ス管は垂直に配置された電気炉の中にあった。次にニト
ロベンゼンを触媒上に0.71g/mlの触媒×時間の
割合で通し、水素流は30l/時であり、そして反応炉
中の加熱温度は280℃に保たれていた。162時間の
工程中に生じた反応生成物は 96.2%のアニリン、 0.4%のニトロベンゼン、 3.4%の副生物 を含有していた。
【0036】反応水は分析中に考慮されなかった。
【0037】実施例8 0.9m2/gのBET表面積を有するグラファイト顆粒
(2−8mm)および1200±50m2/gのBET
表面積を有する活性炭顆粒(4mmの押し出し顆粒)に
各場合とも0.1重量%のPdを同じ方法で含浸させ
た。各場合とも10gの二種の顆粒を解放るつぼ中で空
気を取り入れながら420℃において各場合とも3時間
にわたり熱処理した。次に下記の重量損失が測定され
た: グラファイト(0.1%のPd): 0.22% 活性炭(0.1%のPd): 10.1%。
【0038】Pd−グラファイトまたはPd−活性炭触
媒の脱活性化の場合には、再生するために380−34
5℃におけるそのような熱処理が必要であった。比較実
験は、Pd/活性炭触媒の再生用の熱処理には非常に高
い損失が伴われたことを示していた。
【0039】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0040】1.貴金属を含有している触媒の存在下に
おけるニトロベンゼンの気相水素化によるアニリンの製
造方法において、使用される触媒が触媒の全重量を基に
して0.001−1.5重量%のPdを含有している担体
としてのグラファイトまたはグラファイト−含有コーク
上のパラジウムであり、ここでPdの量に関しては0−
40%がIrおよび/またはRhおよび/またはRuに
より置換されていてもよいことを特徴とする方法。
【0041】2.担体としてのグラファイトまたはグラ
ファイト−含有コーク上に触媒の全重量を基にして0.
001−1.5重量%のPdを含有しており、ここでP
dの量に関しては0−40%がIrおよび/またはRh
および/またはRuにより置換されていてもよい触媒。
【0042】3.Pdの含有量が0.005−1重量
%、好適には0.05−0.5重量%、であり、ここでそ
れの量に関しては0−40%、好適には10−40%、
がIrおよび/またはRhおよび/またはRuにより置
換されていてもよいことを特徴とする、上記2の触媒。
【0043】4.硫黄または燐、好適には燐、として計
算されそして触媒の全重量を基にして、0.1−2重量
%の、好適には0.1−1重量%の、硫黄−含有または
燐−含有、好適には燐−含有、化合物の追加含有量によ
り特徴づけられている、上記2の触媒。
【0044】5.それが0.5−100バールの圧力下
でそして250−450℃の、好適には350−420
℃の、温度において実施されることを特徴とする、上記
1の方法。
【0045】6.それが常圧下で実施されることを特徴
とする、上記5の方法。
【0046】7.1リットルの触媒当たり毎時0.1−
2kg、好適には0.2−1.0kg、のニトロベンゼン
の触媒充填量が制定されることを特徴とする、上記1の
方法。
【0047】8.式
【0048】
【化2】
【0049】[式中、R1およびR2は互いに独立して、
水素、メチル、エチル、プロピルまたはブチル、好適に
はメチルまたはエチル、を表す]のニトロベンゼンを使
用することを特徴とする、上記1の方法。
【0050】9.1gのニトロベンゼン当たり1−10
0標準リットルのH2、好適には1−50標準リットル
のH2、を使用することを特徴とする、上記1の方法。
【0051】10.触媒の活性が減少した時に、触媒を
350−440℃において水蒸気、N2/空気混合物ま
たは大気空気およびN2を用いる連続的処理により再生
することを特徴とする、上記1の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート・バルトマン ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン1・ヘンリー−テイ−ブイ−ベテイン ガーシユトラーセ15 (72)発明者 ルドルフ・ブラデン ドイツ連邦共和国デー5068オーデンタール −シヨイレン・ノートハウザーフエルト1 (72)発明者 クリスチヤン・フレーリツヒ ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・デルペルホフシユトラーセ14 (72)発明者 ゲルハルト・フリートホーフエン ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・ホルツアプフエルベーク3 (72)発明者 ビルフリート・ニーマイアー ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・ミンクベーク10ベー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貴金属を含有している触媒の存在下にお
    けるニトロベンゼンの気相水素化によるアニリンの製造
    方法において、使用される触媒が触媒の全重量を基にし
    て0.001−1.5重量%のPdを含有している担体と
    してのグラファイトまたはグラファイト−含有コーク上
    のパラジウムであり、ここでPdの量に関しては0−4
    0%がIrおよび/またはRhおよび/またはRuによ
    り置換されていてもよいことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 担体としてのグラファイトまたはグラフ
    ァイト−含有コーク上に触媒の全重量を基にして0.0
    01−1.5重量%のPdを含有しており、ここでPd
    の量に関しては0−40%がIrおよび/またはRhお
    よび/またはRuにより置換されていてもよい触媒。
JP3344045A 1990-12-07 1991-12-03 アニリンの製造方法 Pending JPH0525101A (ja)

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