JPH0525053A - アレルギー性炎症抑制剤用組成物 - Google Patents
アレルギー性炎症抑制剤用組成物Info
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- JPH0525053A JPH0525053A JP3337009A JP33700991A JPH0525053A JP H0525053 A JPH0525053 A JP H0525053A JP 3337009 A JP3337009 A JP 3337009A JP 33700991 A JP33700991 A JP 33700991A JP H0525053 A JPH0525053 A JP H0525053A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原材料として放線菌S.ノビリスを用いてア
レルギー性炎症抑制剤用組成物を得る。 【構成】 アレルギー性炎症抑制剤用組成物は、放線菌
ストレプトマイセス・ノビリス(Streptomyces nobili
s )の培養液またはその乾固物から有機溶剤によって抽
出された物質よりなる。
レルギー性炎症抑制剤用組成物を得る。 【構成】 アレルギー性炎症抑制剤用組成物は、放線菌
ストレプトマイセス・ノビリス(Streptomyces nobili
s )の培養液またはその乾固物から有機溶剤によって抽
出された物質よりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放線菌ストレプトマイ
セス・ノビリス(以下、「S.ノビリス」と略記する)
の培養液またはその乾固物から有機溶剤によって抽出さ
れた物質よりなるアレルギー性炎症抑制剤用組成物に関
する。
セス・ノビリス(以下、「S.ノビリス」と略記する)
の培養液またはその乾固物から有機溶剤によって抽出さ
れた物質よりなるアレルギー性炎症抑制剤用組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】アレルギーは、ある抗原との2度目の接
触の際に生じる免疫反応が、個々人によって過度にある
いは不適当な形で現われる一種の病的症状であって、関
与する抗体の性質の違いからI型、II型、III 型および
IV型の反応に分類されている。これら4つの型のうち、
III 型反応(免疫複合体反応:アルサス反応)およびIV
型反応(細胞性免疫反応:遅延型過敏症反応)に関与す
るアレルギー性炎症反応は慢性関節リウマチのような自
己免疫疾患、更には肝炎、腎炎、感染症のような種々の
炎症性疾患の発症進展に重要な役割を演じていることが
明らかになってきた。
触の際に生じる免疫反応が、個々人によって過度にある
いは不適当な形で現われる一種の病的症状であって、関
与する抗体の性質の違いからI型、II型、III 型および
IV型の反応に分類されている。これら4つの型のうち、
III 型反応(免疫複合体反応:アルサス反応)およびIV
型反応(細胞性免疫反応:遅延型過敏症反応)に関与す
るアレルギー性炎症反応は慢性関節リウマチのような自
己免疫疾患、更には肝炎、腎炎、感染症のような種々の
炎症性疾患の発症進展に重要な役割を演じていることが
明らかになってきた。
【0003】ところで、従来より放線菌培養濾液中には
種々の抗生物質が見つけられており、該培養濾液は生理
活性物質の宝庫と言われている。しかしながら、アレル
ギー性炎症を抑制する物質は、現在までのところ放線菌
培養濾液から見つけられた例がない。
種々の抗生物質が見つけられており、該培養濾液は生理
活性物質の宝庫と言われている。しかしながら、アレル
ギー性炎症を抑制する物質は、現在までのところ放線菌
培養濾液から見つけられた例がない。
【0004】また、従来の抗炎症剤であるアスピリンや
インドメタシンはアレルギー性炎症に対して抑制作用が
極めて弱いという問題点がある。
インドメタシンはアレルギー性炎症に対して抑制作用が
極めて弱いという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような実情から、原材料として放線菌S.ノビリスを用
8て得られるアレルギー性炎症抑制剤用組成物を提供す
るにある。
ような実情から、原材料として放線菌S.ノビリスを用
8て得られるアレルギー性炎症抑制剤用組成物を提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、III 型お
よびIV型アレルギーに対するアレルギー性炎症抑制物質
を見つけ出すために、III 型アレルギー反応の動物モデ
ルであるラット4時間異種受身皮膚アナフィラキシー
(4時間heterologous PCA)反応、IV型アレルギー
反応の動物モデルであるマウス遅延型過敏症(DTH)
反応および慢性関節リウマチのモデルであるアジュバン
ト関節炎を用いてスクリーニングを行った結果、放線菌
S.ノビリスの培養液またはその乾固物の溶剤抽出物に
アレルギー性炎症抑制作用を示す物質が含有されている
という驚くべき事象を見出し、この知見に基づき本発明
を完成するに至った。
よびIV型アレルギーに対するアレルギー性炎症抑制物質
を見つけ出すために、III 型アレルギー反応の動物モデ
ルであるラット4時間異種受身皮膚アナフィラキシー
(4時間heterologous PCA)反応、IV型アレルギー
反応の動物モデルであるマウス遅延型過敏症(DTH)
反応および慢性関節リウマチのモデルであるアジュバン
ト関節炎を用いてスクリーニングを行った結果、放線菌
S.ノビリスの培養液またはその乾固物の溶剤抽出物に
アレルギー性炎症抑制作用を示す物質が含有されている
という驚くべき事象を見出し、この知見に基づき本発明
を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明によるアレルギー性炎症
抑制剤用組成物は、放線菌S.ノビリスの培養液または
その乾固物から有機溶剤によって抽出された物質よりな
るものである。
抑制剤用組成物は、放線菌S.ノビリスの培養液または
その乾固物から有機溶剤によって抽出された物質よりな
るものである。
【0008】本発明組成物の原料である放線菌S.ノビ
リスは、公的保存機関から入手可能であり、たとえば理
化学研究所の保存菌(JCM 4274)(これは米国においてAT
CC19252 およびオランダにおいてCBS 198.65としても保
存)などの菌が使用できる。
リスは、公的保存機関から入手可能であり、たとえば理
化学研究所の保存菌(JCM 4274)(これは米国においてAT
CC19252 およびオランダにおいてCBS 198.65としても保
存)などの菌が使用できる。
【0009】放線菌S.ノビリスの培養は、然るべき栄
養物を含んだ培地を用いて行う。液体培養の場合、その
培地の成分としてはブドウ糖などの糖類、ペプトンや麦
芽エキスなどのタンパク質類、ビタミン類、核酸類、ア
ミノ酸類、複合糖質類の一種または数種を含んだ水溶液
が好適に用いられる。代表的な培地例としては、澱粉 ・アンモニウム系の液体培地(可溶性澱粉、K2 HPO
4 、NH4 Clを含む) が挙げられる。液体培地のpHは5〜9の範囲が好まし
く、培養温度は20〜40℃が好ましい。また液体培養
の好ましい培養時間は3〜14日である。固体培養の場
合、主に上記の液体培養の培地にさらに寒天を含んだも
のを用いるが、固体培養の培養条件も液体培養のそれと
ほぼ同じである。こうして、S.ノビリスを培養した
後、溶剤抽出処理を行う。溶剤抽出は、培養液をそのま
ま溶剤と接触させる方法、または培養液を蒸発乾固させ
乾固物を溶剤と接触させる方法などによって行い、抽出
相からアレルギー性炎症抑制剤の活性成分を取得する。
溶剤抽出処理に際しては、該培養液またはその乾固物中
にS.ノビリス菌体を存在させてもよいし、させなくて
もよい。菌体を存在させずに抽出を行う場合は、培養液
を固液分離し、その分離液相をそのままもしくはこれを
乾固させたものを溶剤抽出処理に使用する。固液分離手
段としては、遠心分離、濾過などが適宜用いられる。
養物を含んだ培地を用いて行う。液体培養の場合、その
培地の成分としてはブドウ糖などの糖類、ペプトンや麦
芽エキスなどのタンパク質類、ビタミン類、核酸類、ア
ミノ酸類、複合糖質類の一種または数種を含んだ水溶液
が好適に用いられる。代表的な培地例としては、澱粉 ・アンモニウム系の液体培地(可溶性澱粉、K2 HPO
4 、NH4 Clを含む) が挙げられる。液体培地のpHは5〜9の範囲が好まし
く、培養温度は20〜40℃が好ましい。また液体培養
の好ましい培養時間は3〜14日である。固体培養の場
合、主に上記の液体培養の培地にさらに寒天を含んだも
のを用いるが、固体培養の培養条件も液体培養のそれと
ほぼ同じである。こうして、S.ノビリスを培養した
後、溶剤抽出処理を行う。溶剤抽出は、培養液をそのま
ま溶剤と接触させる方法、または培養液を蒸発乾固させ
乾固物を溶剤と接触させる方法などによって行い、抽出
相からアレルギー性炎症抑制剤の活性成分を取得する。
溶剤抽出処理に際しては、該培養液またはその乾固物中
にS.ノビリス菌体を存在させてもよいし、させなくて
もよい。菌体を存在させずに抽出を行う場合は、培養液
を固液分離し、その分離液相をそのままもしくはこれを
乾固させたものを溶剤抽出処理に使用する。固液分離手
段としては、遠心分離、濾過などが適宜用いられる。
【0010】アレルギー性炎症抑制活性成分の抽出溶剤
としては有機溶剤が用いられる。この抽出処理用の有機
溶剤の代表例としては、酢酸エチルなどのエステル類;
メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロ
パノール、n−ブタノールなどのアルコール類;エチル
エーテル、ジオキサンなどのエーテル類;アセトン、メ
チルエチルケトンなどのケトン類などが挙げられるが、
使用可能な溶剤はこれらに限定されない。また、上記溶
剤の混合液を用いることもできる。特に好適な溶剤は酢
酸エチル、メタノールなどである。
としては有機溶剤が用いられる。この抽出処理用の有機
溶剤の代表例としては、酢酸エチルなどのエステル類;
メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロ
パノール、n−ブタノールなどのアルコール類;エチル
エーテル、ジオキサンなどのエーテル類;アセトン、メ
チルエチルケトンなどのケトン類などが挙げられるが、
使用可能な溶剤はこれらに限定されない。また、上記溶
剤の混合液を用いることもできる。特に好適な溶剤は酢
酸エチル、メタノールなどである。
【0011】培養液をそのまま用いた抽出の場合、培養
液と溶剤との比率は特に限定されないが、抽出効率およ
び操作の容易さの観点から培養液1容あたり好ましくは
溶剤0.5〜2容の範囲である。培養液の乾固物を用い
た抽出の場合、溶剤の使用量は特に限定されない。溶剤
抽出は室温で行っても加熱下に行ってもよいが、後者の
方が効率的である。加熱は常圧下での溶剤の沸点以下の
温度範囲で行う。抽出時間は溶剤の種類や抽出温度など
によっても異なるが、好ましくは3〜120分の範囲で
ある。また抽出中は液を静置するかまたは時々攪拌しな
がら放置する。好ましくは、同一の培養液またはその乾
固物に対して抽出操作を複数回繰り返す。
液と溶剤との比率は特に限定されないが、抽出効率およ
び操作の容易さの観点から培養液1容あたり好ましくは
溶剤0.5〜2容の範囲である。培養液の乾固物を用い
た抽出の場合、溶剤の使用量は特に限定されない。溶剤
抽出は室温で行っても加熱下に行ってもよいが、後者の
方が効率的である。加熱は常圧下での溶剤の沸点以下の
温度範囲で行う。抽出時間は溶剤の種類や抽出温度など
によっても異なるが、好ましくは3〜120分の範囲で
ある。また抽出中は液を静置するかまたは時々攪拌しな
がら放置する。好ましくは、同一の培養液またはその乾
固物に対して抽出操作を複数回繰り返す。
【0012】本発明組成物をアレルギー性炎症抑制剤に
製剤化するには、通常はこれを製剤用担体と共に製剤組
成物の形態とする。担体としては剤形に応じた薬剤を調
製するのに通常使用される充填剤、崩壊剤、増量剤、結
合剤、付湿剤、表面活性剤、滑沢剤などの稀釈剤あるい
は賦形剤が例示される。また適当な溶剤を選定すること
により、得られた溶剤抽出液ないしはその濃縮物をその
ままの形態で外用液剤として使用することもできる。
製剤化するには、通常はこれを製剤用担体と共に製剤組
成物の形態とする。担体としては剤形に応じた薬剤を調
製するのに通常使用される充填剤、崩壊剤、増量剤、結
合剤、付湿剤、表面活性剤、滑沢剤などの稀釈剤あるい
は賦形剤が例示される。また適当な溶剤を選定すること
により、得られた溶剤抽出液ないしはその濃縮物をその
ままの形態で外用液剤として使用することもできる。
【0013】本発明組成物を用いて製剤化されるアレル
ギー性炎症抑制剤の投与単位形態としては、上記の如き
外用液剤の外、錠剤、丸剤、飲用液剤、散剤、懸濁剤、
乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁
剤など)、軟膏剤などが例示される。
ギー性炎症抑制剤の投与単位形態としては、上記の如き
外用液剤の外、錠剤、丸剤、飲用液剤、散剤、懸濁剤、
乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁
剤など)、軟膏剤などが例示される。
【0014】アレルギー性炎症抑制剤中に含有すべき本
発明組成物の量は、特に限定されず広範囲に適宜選択さ
れるが、好ましくはアレルギー性炎症抑制剤中に0.1
〜50重量%の範囲である。
発明組成物の量は、特に限定されず広範囲に適宜選択さ
れるが、好ましくはアレルギー性炎症抑制剤中に0.1
〜50重量%の範囲である。
【0015】本発明組成物より得られたアレルギー性炎
症抑制剤は、その使用に際し各種形態に応じた方法で投
与される。たとえば上記の如き外用液剤の場合には、こ
れを皮膚ないしは粘膜などの所要部位に直接塗布し、錠
剤、丸剤、飲用液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤およびカプ
セル剤の場合には経口投与され、注射剤の場合には静脈
内、筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内投与され、坐剤
の場合には直腸内投与され、また軟膏剤の場合には塗布
される。
症抑制剤は、その使用に際し各種形態に応じた方法で投
与される。たとえば上記の如き外用液剤の場合には、こ
れを皮膚ないしは粘膜などの所要部位に直接塗布し、錠
剤、丸剤、飲用液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤およびカプ
セル剤の場合には経口投与され、注射剤の場合には静脈
内、筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内投与され、坐剤
の場合には直腸内投与され、また軟膏剤の場合には塗布
される。
【0016】本発明組成物より得られたアレルギー性炎
症抑制剤の投与量は、使用目的、症状などにより適宜選
択されるが、通常は1日当り本発明組成物として0.5
〜100mg/kg程度の範囲である。また上記製剤組
成物を3〜4回/日に別けて投与することももちろん差
し支えない。
症抑制剤の投与量は、使用目的、症状などにより適宜選
択されるが、通常は1日当り本発明組成物として0.5
〜100mg/kg程度の範囲である。また上記製剤組
成物を3〜4回/日に別けて投与することももちろん差
し支えない。
【0017】本発明組成物より得られたアレルギー性炎
症抑制剤のヒトおよび動物に対する安全性については、
後述の毒性試験結果からも明らかなように、全く問題が
ない。
症抑制剤のヒトおよび動物に対する安全性については、
後述の毒性試験結果からも明らかなように、全く問題が
ない。
【0018】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を挙げて、上述した
効果を実証する。
効果を実証する。
【0019】実施例(溶剤抽出物の調製) 理化学研究所から購入した放線菌S.ノビリス (JCM427
4)1白金耳を100mlの澱粉・アンモニウム培地(蒸
留水100ml中に可溶性澱粉を1g、K2 HPO4 を
0.05g、NH4 Clを0.05g含む)に接種し、
30℃で7日間振盪培養した。この培養液を3,000
rpm で20分間遠心分離し、分離した上清液95mlを
得た。この上清液を分液ロートに入れ、これに等量の酢
酸エチルを加え、液全体を10分間振盪した。5分間静
止後、水相と酢酸エチル相を分離した。分離した水相に
等量の酢酸エチルを加え、上述の操作を繰り返し、再度
水相と酢酸エチル相を分離した。分離した水相に等量の
酢酸エチルを加え、上述の操作をもう一度繰り返し、3
回目の抽出を行った。こうして3回の操作で得られた酢
酸エチル相を集めて、集合液をエバポレータで濃縮乾固
し、抽出物20mgを得た。
4)1白金耳を100mlの澱粉・アンモニウム培地(蒸
留水100ml中に可溶性澱粉を1g、K2 HPO4 を
0.05g、NH4 Clを0.05g含む)に接種し、
30℃で7日間振盪培養した。この培養液を3,000
rpm で20分間遠心分離し、分離した上清液95mlを
得た。この上清液を分液ロートに入れ、これに等量の酢
酸エチルを加え、液全体を10分間振盪した。5分間静
止後、水相と酢酸エチル相を分離した。分離した水相に
等量の酢酸エチルを加え、上述の操作を繰り返し、再度
水相と酢酸エチル相を分離した。分離した水相に等量の
酢酸エチルを加え、上述の操作をもう一度繰り返し、3
回目の抽出を行った。こうして3回の操作で得られた酢
酸エチル相を集めて、集合液をエバポレータで濃縮乾固
し、抽出物20mgを得た。
【0020】試験例1( III型アレルギー反応に対する
作用) i) ウサギ抗オボアルブミン (ovalbumin)血清の調製 江田らの方法(日薬理誌、66巻、237頁、1970
年)に準じて、つぎの手法でウサギ抗オボアルブミン血
清を調製した。すなわち、生理的食塩水に溶解したオボ
アルブミン(Sigma 社製)の2mg/ml溶液と完全フ
ロイントアジュバント(Difco 社製)との等量混合乳化
液よりなる抗原液を調製した。この抗原液の0.5ml
ずつを体重約3kgのニュージーランド産ホワイト種の
雄性家兎の左右臀筋内に1週間毎に4回注射した。最終
注射の7日後に頸動脈から採血し、血清のみを分離取得
し、ウサギ抗オボアルブミン血清とした。この抗血清の
ラット4時間異種受身皮膚アナフィラキシー(heterolo
gous PCA)反応の力価は1:32であった。
作用) i) ウサギ抗オボアルブミン (ovalbumin)血清の調製 江田らの方法(日薬理誌、66巻、237頁、1970
年)に準じて、つぎの手法でウサギ抗オボアルブミン血
清を調製した。すなわち、生理的食塩水に溶解したオボ
アルブミン(Sigma 社製)の2mg/ml溶液と完全フ
ロイントアジュバント(Difco 社製)との等量混合乳化
液よりなる抗原液を調製した。この抗原液の0.5ml
ずつを体重約3kgのニュージーランド産ホワイト種の
雄性家兎の左右臀筋内に1週間毎に4回注射した。最終
注射の7日後に頸動脈から採血し、血清のみを分離取得
し、ウサギ抗オボアルブミン血清とした。この抗血清の
ラット4時間異種受身皮膚アナフィラキシー(heterolo
gous PCA)反応の力価は1:32であった。
【0021】 ii) ラット4時間異種PCA反応( III型アレルギー
性皮膚反応)に対する作用 実施例で得られた乾固状の抽出物を、最終濃度が10m
g/mlになるように、5重量%アラビアゴム水溶液に
ジメチルスルホキサイドを5重量%添加してなる溶液に
懸濁した。こうして得られた懸濁液を供試液とした。被
検動物としては体重120〜200gのウイスター雄性
ラットを用いた。
性皮膚反応)に対する作用 実施例で得られた乾固状の抽出物を、最終濃度が10m
g/mlになるように、5重量%アラビアゴム水溶液に
ジメチルスルホキサイドを5重量%添加してなる溶液に
懸濁した。こうして得られた懸濁液を供試液とした。被
検動物としては体重120〜200gのウイスター雄性
ラットを用いた。
【0022】まず、上記供試液をラットに2ml/kg
(抽出物量として20mg/kgラット)で腹腔内投与
しておいた。
(抽出物量として20mg/kgラット)で腹腔内投与
しておいた。
【0023】ついで供試液投与の20時間後に、上記ウ
サギ抗オボアルブミン血清を生理的食塩水で4倍に希釈
してなる注射液0.05mlを、上記ラットの背部皮内
に注射し、ラットを上記抗血清で感作した。
サギ抗オボアルブミン血清を生理的食塩水で4倍に希釈
してなる注射液0.05mlを、上記ラットの背部皮内
に注射し、ラットを上記抗血清で感作した。
【0024】さらに、上記抗血清注射の3時間後に、上
記供試液を感作ラットに2ml/kg(抽出物量として
20mg/kgラット)で再度腹腔内投与した。
記供試液を感作ラットに2ml/kg(抽出物量として
20mg/kgラット)で再度腹腔内投与した。
【0025】つぎに、2回目の供試液投与の1時間後
に、対応する抗原として2mg/mlのオボアルブミン
を含む0.5重量%エバンスブルー生理的食塩水を2.
5ml/kg静脈内注射して、4時間異種PCA反応を
惹起した。
に、対応する抗原として2mg/mlのオボアルブミン
を含む0.5重量%エバンスブルー生理的食塩水を2.
5ml/kg静脈内注射して、4時間異種PCA反応を
惹起した。
【0026】こうして皮内反応を惹起した部位の漏出色
素を、Haradaらの方法 (J.Pharm.Pharmacol. 23巻、218頁、1971年)
に従って抽出定量した。すなわち、抗原注射の1時間後
に動物を屠殺し、4時間異種PCA反応部の皮膚を細切
し、これを0.3%(w/v)Na2 SO4 水溶液3容
とアセトン7容の混合液中に48時間浸漬放置し、漏出
色素を抽出した。こうして抽出した色素を620nmで
比色定量し、漏出色素量を求め、これをウサギ抗オボア
ルブミン血清を注射した部位(site)当たりの漏出色素量
(μg)として表わした。
素を、Haradaらの方法 (J.Pharm.Pharmacol. 23巻、218頁、1971年)
に従って抽出定量した。すなわち、抗原注射の1時間後
に動物を屠殺し、4時間異種PCA反応部の皮膚を細切
し、これを0.3%(w/v)Na2 SO4 水溶液3容
とアセトン7容の混合液中に48時間浸漬放置し、漏出
色素を抽出した。こうして抽出した色素を620nmで
比色定量し、漏出色素量を求め、これをウサギ抗オボア
ルブミン血清を注射した部位(site)当たりの漏出色素量
(μg)として表わした。
【0027】また、供試液として25mg/mlの最終
濃度を有する液を調製し、この供試液のラットへの投与
量を2ml/kg(抽出物量として50mg/kgラッ
ト)とし、その他の点は上記操作と同様に行って漏出色
素量を求めた。
濃度を有する液を調製し、この供試液のラットへの投与
量を2ml/kg(抽出物量として50mg/kgラッ
ト)とし、その他の点は上記操作と同様に行って漏出色
素量を求めた。
【0028】また、10mg/mlの最終濃度を有する
供試液を用いた上記試験において、4時間異種PCA反
応に当たり抗原注射から屠殺までの時間を30分とし、
その他の点は上記操作と同様に行って漏出色素量を求め
た。
供試液を用いた上記試験において、4時間異種PCA反
応に当たり抗原注射から屠殺までの時間を30分とし、
その他の点は上記操作と同様に行って漏出色素量を求め
た。
【0029】この試験のコントロールとして、上記抽出
物含有液の代わりに、上記溶剤抽出物を含まない上記ジ
メチルスルホキサイド含有アラビアゴム水溶液を用い、
その他の点は上記操作と同様に行って漏出色素量を求め
た。
物含有液の代わりに、上記溶剤抽出物を含まない上記ジ
メチルスルホキサイド含有アラビアゴム水溶液を用い、
その他の点は上記操作と同様に行って漏出色素量を求め
た。
【0030】それぞれの試験(投与量20mg/kgラ
ット、投与量50mg/kgラット、投与量20mg/
kgラットとし抗原注射から屠殺までの時間を30分と
した試験、およびコントロール)は、それぞれ5匹のラ
ットを用いて行い、漏出色素量(μg/site)はこれら
ラットについて得られた値の平均値をとった。
ット、投与量50mg/kgラット、投与量20mg/
kgラットとし抗原注射から屠殺までの時間を30分と
した試験、およびコントロール)は、それぞれ5匹のラ
ットを用いて行い、漏出色素量(μg/site)はこれら
ラットについて得られた値の平均値をとった。
【0031】なお、コントロールは上記それぞれの試験
毎にコントロール試験を行った。
毎にコントロール試験を行った。
【0032】この試験結果を図1、図2および図3にそ
れぞれ示す。なお、上記の投与量20mg/kgラット
とし抗原注射から屠殺までの時間を30分とした試験の
結果は、コントロールの漏出色素量に対する、供試液投
与実験の漏出色素量の比率(%)で表わした。
れぞれ示す。なお、上記の投与量20mg/kgラット
とし抗原注射から屠殺までの時間を30分とした試験の
結果は、コントロールの漏出色素量に対する、供試液投
与実験の漏出色素量の比率(%)で表わした。
【0033】これらの図から明らかなように、実施例の
溶剤抽出物を含有する供試液を投与した群では、同抽出
物を含有しない溶液を用いたコントロール群に比べ、ラ
ット4時間異種PCA反応部の皮膚に漏出する色素量が
大幅に減少し、顕著なアレルギー性炎症抑制活性が認め
られる。
溶剤抽出物を含有する供試液を投与した群では、同抽出
物を含有しない溶液を用いたコントロール群に比べ、ラ
ット4時間異種PCA反応部の皮膚に漏出する色素量が
大幅に減少し、顕著なアレルギー性炎症抑制活性が認め
られる。
【0034】試験例2(IV型アレルギー反応に対する作
用) つぎの方法でマウスDTH反応での上記溶剤抽出物の作
用を調べた。
用) つぎの方法でマウスDTH反応での上記溶剤抽出物の作
用を調べた。
【0035】まず、試験例1と同様の操作で濃度10m
g/mlの抽出物含有供試液を調製した。また、被検動
物としては体重40〜50g のICR雄性マウスを用い
た。
g/mlの抽出物含有供試液を調製した。また、被検動
物としては体重40〜50g のICR雄性マウスを用い
た。
【0036】羊赤血球を生理的食塩水で最終濃度が4×
109 個/mlになるように希釈し、この希釈液0.0
5mlをマウスの左足蹠皮内に注射し、マウスを羊赤血
球で感作した。
109 個/mlになるように希釈し、この希釈液0.0
5mlをマウスの左足蹠皮内に注射し、マウスを羊赤血
球で感作した。
【0037】ついで、感作の4日後に、上記供試液0.
1ml(抽出物量として20〜25mg/kgマウス)
を感作マウスに腹腔内投与した。
1ml(抽出物量として20〜25mg/kgマウス)
を感作マウスに腹腔内投与した。
【0038】この供試液投与の直後に、羊赤血球4×1
09 個/mlの0.05mlを感作マウスの右足蹠皮内
に再度注射してDTH反応を誘発した。
09 個/mlの0.05mlを感作マウスの右足蹠皮内
に再度注射してDTH反応を誘発した。
【0039】さらに、上記DTH反応誘発の6時間後
に、上記供試液0.1ml(抽出物量として20〜25
mg/kgマウス)を同マウスに再度腹腔内投与した。
に、上記供試液0.1ml(抽出物量として20〜25
mg/kgマウス)を同マウスに再度腹腔内投与した。
【0040】最後に2回目の供試液投与の18時間後
に、マウスの右足蹠の腫れ度合を肉眼的評点で調べた。
に、マウスの右足蹠の腫れ度合を肉眼的評点で調べた。
【0041】また、最終濃度10mg/mlの上記供試
液のマウスへの投与量を0.2ml(抽出物量として4
0〜50mg/kgマウス)とし、その他の点は上記操
作と同様に行ってマウスの右足蹠の腫れ度合を調べた。
液のマウスへの投与量を0.2ml(抽出物量として4
0〜50mg/kgマウス)とし、その他の点は上記操
作と同様に行ってマウスの右足蹠の腫れ度合を調べた。
【0042】また、最終濃度10mg/mlの上記供試
液のマウスへの投与量を0.1ml(抽出物量として2
0〜25mg/kgマウス)とした上記試験を別にもう
一度行い、マウス右足蹠の厚みを厚みゲージを用いて測
定することにより、マウスの右足蹠の腫れ度合を調べ
た。
液のマウスへの投与量を0.1ml(抽出物量として2
0〜25mg/kgマウス)とした上記試験を別にもう
一度行い、マウス右足蹠の厚みを厚みゲージを用いて測
定することにより、マウスの右足蹠の腫れ度合を調べ
た。
【0043】この試験のコントロールとして、上記抽出
物含有液の代わりに、溶剤抽出物を含まない上記ジメチ
ルスルホキサイド含有アラビアゴム水溶液を用い、その
他の点は上記操作と同様に行って、マウスの右足蹠の腫
れ度合を調べた。
物含有液の代わりに、溶剤抽出物を含まない上記ジメチ
ルスルホキサイド含有アラビアゴム水溶液を用い、その
他の点は上記操作と同様に行って、マウスの右足蹠の腫
れ度合を調べた。
【0044】それぞれの試験(投与量20〜25mg/
kgマウス、投与量40〜50mg/kgマウス、およ
びコントロール)は、それぞれ7匹のマウスを用いて行
い、腫れの度合はこれらマウスについて得られた値の平
均値をとった。
kgマウス、投与量40〜50mg/kgマウス、およ
びコントロール)は、それぞれ7匹のマウスを用いて行
い、腫れの度合はこれらマウスについて得られた値の平
均値をとった。
【0045】なお、コントロールは上記それぞれの試験
毎にコントロール試験を行った。
毎にコントロール試験を行った。
【0046】この試験結果を図4、図5および図6にそ
れぞれ示す。
れぞれ示す。
【0047】これらの図から明らかなように、実施例の
溶剤抽出物を含有する供試液を投与した群では、同抽出
物を含有しない溶液を用いたコントロール群に比べ、右
足蹠の腫れが明らかに抑制され、顕著なアレルギー性炎
症抑制活性が認められる。
溶剤抽出物を含有する供試液を投与した群では、同抽出
物を含有しない溶液を用いたコントロール群に比べ、右
足蹠の腫れが明らかに抑制され、顕著なアレルギー性炎
症抑制活性が認められる。
【0048】試験例3(アジュバント関節炎に対する作
用) つぎの方法でラットアジュバント関節炎に対する上記溶
剤抽出物の効果を調べた。
用) つぎの方法でラットアジュバント関節炎に対する上記溶
剤抽出物の効果を調べた。
【0049】まず、試験例1と同様の方法で25mg/
ml濃度の供試液を調製した。また、被検動物としては
体重200から250gのウイスタールイス雄性ラット
を用いた。
ml濃度の供試液を調製した。また、被検動物としては
体重200から250gのウイスタールイス雄性ラット
を用いた。
【0050】流動パラフィンに0.6重量%の濃度で懸
濁した結核菌体Mycobacteriumtubercurosis H37RA(Dif
co 社製)の菌液アジュバント0.1mlをラットの右
足蹠皮内に投与した。
濁した結核菌体Mycobacteriumtubercurosis H37RA(Dif
co 社製)の菌液アジュバント0.1mlをラットの右
足蹠皮内に投与した。
【0051】その後、上記供試液をラットに2ml/k
g(抽出物量として50mg/kg)の割合で当日より
1日1回22日間、毎日腹腔内投与した。また、アジュ
バント投与日から23日間、毎日ラットの左右後肢の足
蹠の容積をPlethysmometer(Ugo Basile 社製) を用いて
測定し、それらの容積の変化を調べた。
g(抽出物量として50mg/kg)の割合で当日より
1日1回22日間、毎日腹腔内投与した。また、アジュ
バント投与日から23日間、毎日ラットの左右後肢の足
蹠の容積をPlethysmometer(Ugo Basile 社製) を用いて
測定し、それらの容積の変化を調べた。
【0052】この試験のコントロールとして、上記抽出
物含有液の変わりに、溶剤抽出物を含まない上記ジメチ
ルスルホキサイド含有アラビアゴム水溶液を用い、その
ほかの点は上記操作と同様に行って左右後肢の足蹠の容
積の変化を調べた。
物含有液の変わりに、溶剤抽出物を含まない上記ジメチ
ルスルホキサイド含有アラビアゴム水溶液を用い、その
ほかの点は上記操作と同様に行って左右後肢の足蹠の容
積の変化を調べた。
【0053】それぞれの試験(供試液、コントロール)
は、それぞれ5匹のラットを用いて行い、左右後肢の足
蹠の容積はこれらラットについて得られた値の平均値を
とった。
は、それぞれ5匹のラットを用いて行い、左右後肢の足
蹠の容積はこれらラットについて得られた値の平均値を
とった。
【0054】この試験結果を図7および図8に示す。
【0055】これらの図から明らかなように、実施例の
溶剤抽出物を含有する供試液を投与した群では、同抽出
物を含有しない溶液を用いたコントロール群に比べ、左
右後肢の足蹠の容積の増加が明らかに抑制され、アジュ
バント関節炎に対する顕著な有効性が認められる。
溶剤抽出物を含有する供試液を投与した群では、同抽出
物を含有しない溶液を用いたコントロール群に比べ、左
右後肢の足蹠の容積の増加が明らかに抑制され、アジュ
バント関節炎に対する顕著な有効性が認められる。
【0056】試験例4(毒性試験) つぎの方法で上記溶剤抽出物の毒性を調べた。
【0057】まず、実施例で得られた抽出物を、最終濃
度が1000mg/5mlになるように、5重量%アラ
ビアゴム水溶液にジメチルスルホキサイドを5重量%添
加してなる溶液に懸濁した。こうして得られた懸濁液を
供試液とした。被検動物としては体重25〜30gのI
CR雄性マウスを用いた。
度が1000mg/5mlになるように、5重量%アラ
ビアゴム水溶液にジメチルスルホキサイドを5重量%添
加してなる溶液に懸濁した。こうして得られた懸濁液を
供試液とした。被検動物としては体重25〜30gのI
CR雄性マウスを用いた。
【0058】上記供試液をマウスに5ml/kg(試験
例1、2の有効量の20〜50倍量に相当)腹腔内投与
した。その結果、毒性症状は特に認められず、また供試
液投与2週間後の死亡率は0%であった。生存した被検
動物の剖検においても何ら異常は認められなかった。こ
の結果からも明らかなように、実施例で得られた抽出物
は有効量の20〜50倍量で毒性を示さなかった。な
お、この試験は5匹のマウスを用いて行った。
例1、2の有効量の20〜50倍量に相当)腹腔内投与
した。その結果、毒性症状は特に認められず、また供試
液投与2週間後の死亡率は0%であった。生存した被検
動物の剖検においても何ら異常は認められなかった。こ
の結果からも明らかなように、実施例で得られた抽出物
は有効量の20〜50倍量で毒性を示さなかった。な
お、この試験は5匹のマウスを用いて行った。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、放線菌ストレプトマイ
セス・ノビリスの培養液またはその乾固物を有機溶剤に
よって抽出処理することによって、顕著なアレルギー性
炎症抑制作用を示す活性成分を含む組成物を提供するこ
とができる。
セス・ノビリスの培養液またはその乾固物を有機溶剤に
よって抽出処理することによって、顕著なアレルギー性
炎症抑制作用を示す活性成分を含む組成物を提供するこ
とができる。
【図1】S.ノビリス培養液の抽出物含有液(20mg
/kg)とそのコントロールの漏出色素量を示すグラフ
である(抗原注射から屠殺までの時間1時間)。
/kg)とそのコントロールの漏出色素量を示すグラフ
である(抗原注射から屠殺までの時間1時間)。
【図2】図2はS.ノビリス培養液の抽出物含有液(5
0mg/kg)とそのコントロールの漏出色素量を示す
グラフである。
0mg/kg)とそのコントロールの漏出色素量を示す
グラフである。
【図3】S.ノビリス培養液の抽出物含有液(20mg
/kg)とそのコントロールの漏出色素量を示すグラフ
である(抗原注射から屠殺までの時間30分)。
/kg)とそのコントロールの漏出色素量を示すグラフ
である(抗原注射から屠殺までの時間30分)。
【図4】S.ノビリスの抽出物含有液(20〜25mg
/kg)とそのコントロールの右足蹠の腫れ度合を示す
グラフである(肉眼的評価)。
/kg)とそのコントロールの右足蹠の腫れ度合を示す
グラフである(肉眼的評価)。
【図5】S.ノビリスの抽出物含有液(40〜50mg
/kg)とそのコントロールの右足蹠の腫れ度合を示す
グラフである。
/kg)とそのコントロールの右足蹠の腫れ度合を示す
グラフである。
【図6】S.ノビリスの抽出物含有液(20〜25mg
/kg)とそのコントロールの右足蹠の腫れ度合を示す
グラフである(右足蹠の厚みの測定)。
/kg)とそのコントロールの右足蹠の腫れ度合を示す
グラフである(右足蹠の厚みの測定)。
【図7】S.ノビリスの抽出物含有液(50mg/k
g)とそのコントロールの右足蹠の容積を示すグラフで
ある。
g)とそのコントロールの右足蹠の容積を示すグラフで
ある。
【図8】S.ノビリスの抽出物含有液(50mg/k
g)とそのコントロールの左足蹠の容積を示すグラフで
ある。
g)とそのコントロールの左足蹠の容積を示すグラフで
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 放線菌ストレプトマイセス・ノビリス
(Streptomycesnobilis )の培養液またはその乾固物か
ら有機溶剤によって抽出された物質よりなるアレルギー
性炎症抑制剤用組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-405009 | 1990-12-21 | ||
JP40500990 | 1990-12-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525053A true JPH0525053A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=18514649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3337009A Pending JPH0525053A (ja) | 1990-12-21 | 1991-12-19 | アレルギー性炎症抑制剤用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525053A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996012732A1 (fr) * | 1994-10-25 | 1996-05-02 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Nouveau peptide et agent therapeutique |
US7431953B2 (en) | 2002-01-16 | 2008-10-07 | Nihon University | Skin preparation for external use containing Purpuricenus temminckii frass as the active ingredient |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP3337009A patent/JPH0525053A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996012732A1 (fr) * | 1994-10-25 | 1996-05-02 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Nouveau peptide et agent therapeutique |
AU699488B2 (en) * | 1994-10-25 | 1998-12-03 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Novel peptide and therapeutic agent |
US5858971A (en) * | 1994-10-25 | 1999-01-12 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Cyclic peptide and method of making same by culturing a strain of actinomyces S. nobilis |
US7431953B2 (en) | 2002-01-16 | 2008-10-07 | Nihon University | Skin preparation for external use containing Purpuricenus temminckii frass as the active ingredient |
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