JPH05250231A - プログラム動作収集装置 - Google Patents

プログラム動作収集装置

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JPH05250231A
JPH05250231A JP4046894A JP4689492A JPH05250231A JP H05250231 A JPH05250231 A JP H05250231A JP 4046894 A JP4046894 A JP 4046894A JP 4689492 A JP4689492 A JP 4689492A JP H05250231 A JPH05250231 A JP H05250231A
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JP
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program
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memory
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JP4046894A
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Toshio Awaji
俊夫 淡路
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 オンライン多重処理のマルチプロセッシング
方式のプログラム処理装置において、各プログラムの走
行状況を把握し、リアルタイムでのプログラム相互間の
干渉を含むデバックを可能とする。 【構成】 プログラム処理装置内のプロセッサバスをモ
ニタした受信データのアドレス情報がどのプログラム領
域にあるかをプログラム領域判定回路320 〜32n
判定し、その実行プログラムの収集メモリ34に対する
ビット位置指定情報を出力するとともに、プログラム処
理装置のメモリのその時点におけるアクセスアドレスに
対応する収集メモリ34のアドレス情報を読み出すため
の要求を出力し、収集メモリ34の上記アクセスアドレ
スへの新たなビット情報の書き込み要求を収集制御回路
33で出力する。さらに収集制御回路33及び収集メモ
リ34の出力から、その時点における実行プログラムの
アクセス箇所を示す情報を書き込み情報作成手段35で
作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話交換機などにおける
プログラム制御システムにおいて、プログラムデバッグ
を行うためのプログラム動作収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話交換機や電子計算機などのプログラ
ム制御システムにおいては、プログラムのデバッグ(de
bug)を行って、プログラムが正常に動作しているかを確
認するようにしている。
【0003】図5は電話交換機システムにおいて、プロ
グラムデバッグを行うためのプログラム動作収集システ
ムを示す図である。同図において、1は局用交換機であ
り、この局用交換機1は概略的には、通話路装置2、こ
の通話路装置2を制御する通話路制御部3、プログラム
を格納したメインメモリ4、種々の処理を行うCPU
5、ディスプレイやプリンタあるいはファイルメモリな
どの入出力装置(I/O装置)61 、62 を制御するI
/O制御部7、バスモニタ8と、これら通話路制御部
3、メインメモリ4、CPU5、I/O制御部7、バス
モニタ8が接続されるプロセッサバス9などから構成さ
れている。
【0004】また、上記通話路装置2は、加入電話機1
1 〜10n に対応して設けられる加入者回路(Subscr
iber Line Interface Circuit 、略してSLIC)11
1 〜11n 、加入電話機を何台かを1つのグループとし
てまとめる集線装置(Line Concentrator 、略してL
C)12、スイッチ部(SW)13、トランク(TR
K)141 、142 、143 などにより構成され、この
通話路装置2は通常の交換機動作を行うものであり、こ
こではこれら各構成要素の個々の機能などについては省
略する。
【0005】ところで、このように構成された局用交換
機1はその外部にプログラム動作収集装置15が設けら
れ、前記バスモニタ8でモニタしたプログラムの実行状
況を逐次収集している。
【0006】すなわち、局用交換機1では、メインメモ
リ4に格納されたプログラムに基づいてCPU5が各種
の処理を行うが、プロセッサバス9上に現れる処理の実
行状況をバスモニタ8が逐次モニタして、そのモニタし
た内容をプログラム動作収集装置15が収集して、プロ
グラムの動作解析を行ったのち、ディスプレイ画面上な
どに表示するようにしている。
【0007】このプログラム動作収集の具体例を図6、
図7に示す。図6はプログラムの動作を時系列的に収集
する方式で、プログラムを動的な動きとしてそのまま収
集することからダイナミックトレース方式とも呼ばれて
いる。このダイナミックトレース方式によるプログラム
実行結果の収集方式は、同図(a)のようなソースプロ
グラムを同図(b)の如く、CPU5固有の機械命令語
にアセンブリしたものをプログラム実行し、それを同図
(c)のような状態で収集する。
【0008】この図6で示したダイナミックトレースに
よるプログラム実行結果の収集例は、本発明の要旨とは
直接関係するものではないので、収集方法の一例として
示すのみにとどめ、詳細な説明は省略する。
【0009】一方、図7で示すプログラム動作収集例
は、目的とするプログラムが走行した結果、メインメモ
リ4上のアクセスした箇所だけを記録する方式でこれを
上記ダイナミックトレース方式に対してマッピングトレ
ース方式と呼んでいる。
【0010】図7で示すマッピングトレース方式は図6
(b)で示したプログラムに基づいて実行したときのプ
ログラム動作収集例を示すものである。図7において、
斜線を施した部分がプログラムの実行命令部分である。
すなわち図6(b)に示すプログラムは図6(c)でわ
かるように、ヘキサデシマルの100番地(デシマルで
は256番地)から始まっているので、ヘキサデシマル
の100番地から105番地までを繰り返して実行した
ことを示し、また、図6(b)におけるMOVRB、D
ATA─B#RAのプログラムは、ヘキサデシマルの1
000番地から100F番地(デシマルに直すと、40
96番地から+15番地)のデータをヘキサデシマルの
2200番地から220F番地へコピーしたことを示し
ている。
【0011】このようにマッピングトレース方式による
プログラム動作収集方式では、プログラムが走行した結
果、メモリ上のアクセスした箇所だけが記録される。上
記した2つのトレース方式、つまり、ダイナミックトレ
ース方式とマッピングトレース方式において、ダイナミ
ックトレース方式は、プログラムが所定通りに走行して
いるかを確認するのに有効な方式であり、一方、マッピ
ングトレース方式は、プログラムが所定の領域のみにア
クセスしているか、領域外のアクセスが無いかの収集が
行える点、およびプログラムが走行したアドレスやメモ
リアクセスした領域、箇所が判るため、該当プログラム
のデバッグの進み具合の把握に有効な方式である。
【0012】ここでは、上記2つのトレース方式のう
ち、本発明に関係するマッピングトレース方式について
さらに説明する。図8はマッピングトレース方式を行う
ための従来のプログラム動作収集装置の構成図である。
図8において、プログラム動作収集装置15は、前記図
5で示したように、局用交換機1内に設けられたバスモ
ニタ8に接続されている。このバスモニタ8は、メイン
メモリ4、CPU5、I/O制御部7とともにプロセッ
サバス9に接続され、メインメモリ4に格納されたプロ
グラムに基づいて実行される処理動作をモニタして、そ
のモニタした内容をプログラム動作収集装置15に送る
ものである。
【0013】このバスモニタ8は、プロセッサバス9上
に現れる信号、つまりアドレスストローブ信号(AD
S)、メインメモリ4にアクセスするかI/O制御部7
にアクセスするかを示す信号(M/IO)、リードライ
ト信号(R/W)、命令かオペランドかを示す信号(I
P)、アドレス情報(AD)などをモニタする。
【0014】図9(a)〜(g)はこれら各信号のタイ
ムチャートを示すものである。情報M/IO信号は、そ
の信号がハイレベル(“H”)のときメインメモリ4が
アクセスされ、ローレベル(“L”)のときI/O制御
部がアクセスされることを示し、またR/W信号は、そ
の信号が“H”のときリードサイクル、“L”のときラ
イトサイクルであることを示している。なお、同図にお
いてack 信号はacknawlege信号であり、アクセスが終了
したことを示す信号である。
【0015】上記バスモニタ8にはプロセッサバス9か
ら図9(a)〜(g)のようなタイミングで信号が入っ
てくる。そして、バスモニタ8のコントローラ16はメ
インメモリ4から読み出したというアドレス情報または
メインメモリ4に書き込んだというアドレス情報を、ア
ドレスバッファ17にラッチするとともに、同期信号S
YNを作る。
【0016】一方、プログラム動作収集装置15は、主
としてデータ受信部18と、データバス19に接続され
たプログラム領域判定回路20、収集制御回路21、収
集メモリ22から構成され、さらに上記データバス19
にマルチプロセッサユニット(MPU)23、I/O制
御部24などが接続された構成となっている。
【0017】そして、上記データ受信部18では、バス
モニタ8からの同期信号SYNに同期して、R/W信号
をフリップフロップ25、IP信号をフリップフロップ
26、アドレス情報をアドレスレジスタ27にそれぞれ
取り込む。取り込まれたこれらの信号はプログラム領域
判定回路20に与えられ、所定のプログラム領域内での
アクセスであるか否かの判定が行われ、所定の領域内の
アクセスである場合、その判定出力を収集制御回路21
に送る。これにより収集制御回路21は、収集メモリ2
2に対して、収集メモリ22の所定アドレス(メインメ
モリ4のアクセスアドレスに対応するアドレス)のビッ
トを“0”から“1”とする。
【0018】上記収集メモリ22は局用交換機のメイン
メモリ4と同等のアドレス空間を持つもので、ここで
は、1メガワード(MW)×1bit の容量を持ってい
る。このようにして、プログラム領域判定回路20で目
的のプログラムの走行が検出されると、そのプログラム
のメモリアクセス(命令読み出し、データの書き込みな
ど)番地に対応する収集メモリ22のアドレス位置のデ
ータが“0”から“1”にセットされる。
【0019】これを図10により説明する。図10はマ
ッピングトレース方式における収集例の概要を示すもの
で、収集対象となるプログラムの動きに対する収集メモ
リ22の内容を示すものである。同図において、まず収
集メモリ22は上記したように、1MW×1bit の容量
であり、1Wにつき1ビットのメモリである。これをま
ず、オールクリアして初期値をオール“0”とする。そ
してたとえば命令読み出しがヘキサデシマルの100番
地から始まるとすれば、この100番地に対応する収集
メモリのアドレスビットを“0”から“1”とする。同
様にデータリードやデータストアされたアドレスに対応
する収集メモリのアドレスビットを“0”から“1”と
する。
【0020】このようにプログラムが走行して、アクセ
スされた箇所に対応する収集メモリ22のアドレスビッ
トが“0”から“1”にセットされて行く。これにより
収集メモリ22の内容を読み出してディスプレイ画面上
に表示させれば、メインメモリ4上のアクセスした箇所
が判り、該当プログラムの進み具合の把握を行うことが
できる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のマッピ
ングトレース方式では、1つのプログラムにおけるプロ
グラム動作収集においては有効である。
【0022】しかしながら、交換機などにおいては、オ
ンライン多重処理を行っており、いくつものプログラム
を実行管理プログラムに基づいて選択して動作させるの
が一般的である。
【0023】たとえば、図11に示すように処理プログ
ラムa、b、・・・nがあって、これを実行管理プログ
ラム(Executive プログラム、略してEXC)の制御
で、ある時点では処理プログラムaを実行して、次に処
理プログラムb、さらに優先順位の高い処理プログラム
があれば、割り込みをかけてそれを実行するというよう
な制御を行う。
【0024】この動作例を示したものが図12である。
同図によれば、ベーシックには実行管理プログラムEX
Cが走行しており、ここで処理プログラムaを起動させ
る要求があると、処理プログラムaを実行し、この処理
プログラムaの実行中に割り込みが入ったとすると、ま
ず一旦、EXCに戻り、このEXCでその割り込み内容
を解析し、それが処理プログラムcの起動要求である
と、処理プログラムcを実行させる。そして、処理プロ
グラムcの実行が終了すると、リターンしてEXCに戻
り、このEXCで後処理を行ったのち、実行を中断して
いた処理プログラムaの続きを行う。この処理プログラ
ムaの実行が終了するとEXCに戻り、次の要求により
たとえば処理プログラムbの実行に入るというような処
理を行う。すなわち、多重処理であっても、制御を行う
CPUは1つであるため、いくつものプログラムを同時
には実行させることはできず、上記のようにある時点で
は処理プログラムaを、次に処理プログラムcをという
ような制御が行われる。しかし、全体としてみれば複数
のプログラムによるオンライン多重処理を行っているこ
とになる。
【0025】このようなオンライン多重処理にあって
は、複数のプログラムが相互に作用しあうため、単一プ
ログラムで走行する場合とは大きく異なった状況が出現
する。このため、従来の単一プログラムのマッピングト
レース方式では充分なデバッグが行うのは困難である。
また複数のプログラムが相互に作用し合う状況でのバグ
(Bug)は検出が困難であり、サービス開始後に問題が発
生するなどの重大な影響を及ぼすことにもなる。
【0026】本発明は、多重処理状況下での各プログラ
ムの走行状況の把握を適確に行え、リアルタイムでのプ
ログラム相互の干渉を含むデバッグを可能とするプログ
ラム動作収集装置を実現することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】図1は本発明原理を説明
するプログラム動作収集装置の構成図である。同図にお
いて、31はデータ受信部でありこれは図8で示したデ
ータ受信部18と同じである。プログラム領域判定回路
320 〜32n は図11で説明した実行管理プログラム
EXCと処理プログラムa、b、・・・、nに対応して
設けられている。
【0028】収集制御回路33は、上記プログラム領域
判定回路320 〜32n からの信号により、現在走行中
である処理プログラムを識別し、その処理プログラムに
対応する収集メモリ34上のビット位置情報を出力す
る。たとえば、処理プログラムaが現在実行中のプログ
ラムであるとすると、プログラム領域判定回路320
32n から、処理プログラムaのみが実行していること
を示す信号を受けてそれに対応するビット位置を指定情
報として、処理プログラムaに対応するビット位置指定
情報を“1”、他の処理プログラムのビット位置指定情
報を“0”として出力する。
【0029】上記収集メモリ34は、この発明が適用さ
れるプログラム処理装置のメインメモリ(たとえば図5
で示したメインメモリ4)と同等のアドレス空間を有
し、図2に示すように、アドレス方向1メガワード(M
W)×ビット方向nビットの容量を有している。すなわ
ち、この収集メモリ34はビット方向において、#0ビ
ットは実行管理プログラムEXCに、#1ビットは処理
プログラムaに、#2ビットは処理プログラムbに・・
・というように、各#0〜#nビットと各プログラムと
を対応付けている。
【0030】また、図1においては、35は上記収集制
御回路33からのビット位置指定情報を受けて、収集メ
モリ34に書き込むための情報、つまりアドレス箇所を
表示する情報を作成する書き込み情報作成手段であり、
メモリデータレジスタ(MDR)36とオア回路37で
構成されている。
【0031】情報MDR36はメインメモリ上のアクセ
スされたアドレスに対応する収集メモリ34のアドレス
の#0〜#nビットのデータを格納するものである。た
とえば、現在実行中のプログラムが処理プログラムiと
し、メインメモリのヘキサデシマル100番地のアドレ
スをアクセスしていたとすると、そのアドレス(100
番地)に対応する収集メモリ34のアドレスの#0〜#
nビットの情報(初期値は「000・・・・0」)を格
納する。
【0032】そして上記収集制御回路33からのビット
位置指定情報とMDR36の出力はオア回路7で倫理和
がとられて収集メモリ34の上記アドレスに書き込まれ
る。つまりこの場合、100番地のアドレスに対応する
収集メモリ34のアドレスにiビット目が“1”となっ
た情報「00・・・010・・・0」が書き込まれる。
【0033】
【作用】情報したように本発明では、複数のプログラム
があって、その複数のプログラムのうち、たとえば処理
プログラムiを実行していたとすると、プログラム領域
判定回路320 〜32n のうち、プログラムiに対応す
るプログラム領域判定回路の出力のみが“1”(他のプ
ログラム領域判定回路出力は“0”)となり、これによ
り収集制御回路33では、ビット位置指定情報として、
#iビット目が“1”となった情報「00・・・010
・・・0」を出力する。
【0034】一方、MDR36にはメインメモリにおけ
るプログラムiの実行アドレス(これを100番地とす
る)に対応する収集メモリのアドレス(100番地)の
#0〜#nビットの情報(初期値はオール“0”)が格
納され、この格納された情報と上記ビット位置指定情報
「00・・・0i0・・・0」とをオア回路37で論理
和をとって、その論理和出力「00・・・010・・・
0」を収集メモリ34の100番地のアドレスに書き込
む。
【0035】これにより、収集メモリ34には、そのと
き走行しているプログラムに対応するビットで、かつメ
インメモリ上の実行アドレスに対応する収集メモリ34
のアドレスに“1”が書き込まれて行く。このようにし
て収集メモリ34に書き込まれた内容をディスプレイ画
面上などに表示することにより多重処理状況下で複数の
プログラムの走行状況の把握が行え、リアルタイムでの
相互の干渉を含むデバッグが可能となる。
【0036】図3は上記のようにして書き込まれた収集
メモリ34の内容の一例を示すもので、同図により、プ
ログラム動作の検証例について説明する。収集メモリ3
4は前記したように、ビット方向においては、#0ビッ
トから#nビットまでを、実行管理プログラムEXCは
#0ビットに、処理プログラムaは#1ビットに、処理
プログラムbは#2ビットに、処理プログラムnは#n
ビットにというように対応付けている。そして、ワード
方向(アドレス方向)は、ここでは同図に示すように、
EXCプログラム領域、処理プログラムa領域、処理プ
ログラムb領域・・・、さらに共通データ領域、EXC
プログラム専用データ領域、処理プログラムa専用デー
タ領域、処理プログラムb専用データ領域・・・という
ように、メインメモリ4のアドレスに対応してアドレス
を分割している。
【0037】ここで、前記したような手段でプログラム
動作収集を行った結果についての検証を行うには、ワー
ド方向のチェック及び同一アドレスのビット方向のチェ
ックの両方を行う。
【0038】まず、ワード方向のチェックは、たとえ
ば、処理プログラムaに着目して、収集メモリ34の#
1に“1”の立っているアドレスを検索すると、(イ)
の部分の“1”は処理プログラムaが自己の領域内での
所定の実行結果を示すものである。また(ロ)の部分の
“1”は処理プログラムaより処理プログラムbをCA
LLしていることを示し、(ハ)の部分の“1”は、本
来CALLされるべきでない処理プログラムZが起動さ
れていることを示している。
【0039】また、専用データ領域においても、所定の
領域以外をアクセスしているか否かの確認が可能であ
る。このようにワード方向のチェックにより、処理プロ
グラムのCALL関係や使用領域の妥当性の検証が行え
る。
【0040】これに対し、同一アドレスのビット方向の
チェックでは、(ニ)の如く処理プログラムiが処理プ
ログラムaの領域をアクセスしていることがわかり専用
データ領域において、所定外のプログラムからのアクセ
スがあったことが即座に判明する。つまりこの同一アド
レスのビット方向のチェックはメモリ割り付けの観点か
らアクセスが正常か否かを容易に検証できる。
【0041】以上説明したように、多重処理状況下で各
プログラムの走行状況が把握され、リアルタイムでのプ
ログラム相互の干渉を含むデバッグが可能となる。
【0042】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図4は同実
施例の構成図であり、図1と同一部分には同一符号が付
されている。なおこの実施例ではプログラム数はP0
1 ,・・・Pn のn+1個のプログラムとし、それに
対応してプログラム領域判定回路も320 ,321 ・・
・32n のn+1個、さらに収集メモリ34のビット方
向のビット数も#0〜#nのn+1ビットとして説明す
る。
【0043】プログラム領域判定回路320 〜32
n は、プログラム領域が予め格納された2つのレジスタ
411 、412 、これらレジスタ411 、412 の内容
とデータ受信部図31からのアドレス情報とを比較する
2つのマグニチュードコンパレータ(以下MGCとい
う)421 、422 、アンド回路43、44、オア回路
45、フリップフロップ46などにより構成されてい
る。
【0044】上記2つのレジスタ411 、412 のう
ち、レジスタ411 にはそのプログラム領域判定回路に
対応するプログラム(たとえばプログラム領域判定回路
321の場合はプログラムP1 )のメインメモリ4上に
おけるプログラム領域の先頭アドレス(たとえば100
番地)が格納されている。これに対してレジスタ412
には、対応するプログラム(たとえばプログラムP1
のメインメモリ4上におけるプログラム領域の終了アド
レス(たとえば200番地)が格納されている。
【0045】また、MGC421 はデータ受信部31か
らのアドレス値(これをADとする)とレジスタ411
に格納された先頭アドレス値(これをAIとする)とを
比較するもので、AD=AIのときは、その比較出力を
オア回路45に送出し、AI<ADのときはその比較出
力をアンド回路44に送出する。一方MGC422 はデ
ータ受信部31からのアドレス値ADとレジスタ412
に格納された終了アドレス値(これをAEとする)とを
比較するもので、AD=AEのときは、その比較出力を
上記オア回路45に送出し、AD<AEのときは、その
比較出力を上記アンド回路44に送出する。
【0046】これにより、データ受信部31からのアド
レス値ADが、AI≦AD≦AEであるとき、オア回路
45から“1”出力が出される。このオア回路45から
の出力は、フリップフロップ46に与えられる。このよ
うにアドレス値ADが領域内の場合、本アドレス情報が
命令アドレスか否かをIP信号と同期信号SYNとをア
ンド回路43により論理積をとることにより識別し、命
令アドレスであれば、その論理積出力によりフリップフ
ロップ46をセットする。このフリップフロップ46は
領域外になるとリセットする。つまり、プログラム領域
判定回路320〜32n のうち、出力が“1”となって
いるプログラム領域判定回路に対応するプログラムがそ
の時点での実行プログラムである。たとえば、プログラ
ム領域判定回路321 からの出力が“1”となっていれ
ば、プログラムP1 が実行中となっている。
【0047】上記各プログラム領域判定回路320 〜3
n の出力は収集制御回路33を介してオア回路37に
送られる。上記収集制御回路33は、フリップフロップ
51、52、アンド回路53、オア回路54などから構
成され、上記フリップフロップ51にはデータ受信部3
1からのSYN信号が与えられるとともに、上記オア回
路54の各入力端子には、各プログラム領域判定回路3
0 〜32n からの出力が与えられる。
【0048】この収集制御回路33では、データ受信部
31からのSNY信号を受信すると、フリップフロップ
51をセットする。これによりMDR36を起動させ、
収集メモリ34の内容をMDR36に格納する。このと
きMDR36に格納される内容は、データ受信部31か
らのアドレス情報に対応する収集メモリ34のアドレス
(このアドレスをここでは100番地とする)の#0〜
#nビットの内容が格納される。つまり初期状態であれ
ば、#0〜#nビットの内容として、「00・・・0」
がMDR36に格納される。
【0049】一方、各プログラム領域判定回路320
32n からの出力は、オア回路37に与えられるが、こ
のとき、プログラムP0 が実行中であったとすると、プ
ログラム領域判定回路320 の出力が“1”で他のプロ
グラム領域判定回路321 〜32n の出力は“0”とな
っている。
【0050】また、上記フリップフロップ51がセット
された後、フリップフロップ52もセットされるが、こ
のフリップフロップ52のセット出力と、オア回路54
からの出力(いずれか1つのプログラム領域判定回路か
らの“1”出力)とをアンド回路53により論理積をと
って、その論理積出力をメモリライト信号として出力す
る。
【0051】これにより、上記MDR36の出力「00
・・・0」と各プログラム領域判定回路320 ,3
1 ,・・・32n からの出力(この場合、「10・・
・0」)とをオア回路36で論理和をとって、その論理
和出力「10・・・0」を上記メモリライト信号により
収集メモリ34の上記アドレス(100番地)に書き込
む。
【0052】したがって、収集メモリ34の上記したア
ドレスには、#0ビットは“1”が書き込まれ、他の#
1〜#nのビットには“0”がそれぞれ書き込まれる。
このようにして、収集メモリ34には、その時点で実行
している各プログラムに対応したビットで、かつメイン
メモリのアクセスアドレスに対応したアドレスに、その
プログラムの動作状況が逐一書き込まれて行く。
【0053】これにより、動作状況が書き込まれた収集
メモリ34の内容をディスプレイ画面上に表示して、前
記本発明原理の項で説明したようなチェック(図3参
照)を行うことにより、プログラムの正常性の検証を行
うことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、プログラムの走行によ
ってメインメモリ上のアクセスした箇所を記録するプロ
グラム動作収集において複数のプログラムに対応付けて
収集メモリのビット数を拡大し、対応するビットに各プ
ログラムの動作状況を記録するようにしたので、多重処
理状況下における各プログラムの動作状況の把握が行
え、リアルタイムでのプログラム相互の干渉を含むデバ
ッグが可能となり、オンラインリアルタイムの多重処理
プログラムの有効なデバッグが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する構成図である。
【図2】本発明による収集メモリの構成を示す図であ
る。
【図3】本発明による収集メモリの具体的な書き込み例
を示す図である。
【図4】本発明の実施例によるプログラム動作収集装置
の構成図である。
【図5】プログラム動作収集を説明する全体のシステム
構成図である。
【図6】プログラム動作収集の一例(ダイナミックトレ
ース方式)を示す図である。
【図7】プログラム動作収集の一例(マッピングトレー
ス方式)を示す図である。
【図8】従来のプログラム動作収集装置の構成図であ
る。
【図9】図8のバスモニタでモニタされる信号のタイム
チャートである。
【図10】従来のプログラム動作収集を説明する図であ
る。
【図11】マルチプロセッサ方式におけるプログラム構
成を説明する図である。
【図12】マルチプロセッサ方式におけるプログラムの
具体的な実行状況を説明する図である。
【符号の説明】
31 データ受信部 320 〜32n プログラム領域判定回路 33 収集制御回路 34 収集メモリ 35 書き込み情報作成手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプログラム領域に対応してそれぞ
    れのプログラム領域にアドレスが分割されたプログラム
    処理装置内のメモリのアクセス箇所を、上記プログラム
    処理装置内のプロセッサバス上に現れるデータをモニタ
    することにより記録するプログラム動作収集装置におい
    て、 プロセッサバスをモニタしたデータを受けるデータ受信
    部(31)と、 このデータ受信部(31)で受けたデータのアドレス情
    報が上記プログラム処理装置のメモリのどのプログラム
    領域にあるかを判定して、その時点における実行プログ
    ラムを示す信号を出力するプログラム領域判定回路(3
    0 〜32n )と、 上記プログラム処理装置内のメモリと同等のアドレス空
    間を有するとともに、各アドレス毎に上記複数のプログ
    ラム数に対応したビット数を有する収集メモリ(34)
    と、 上記プログラム領域判定回路(320 〜32n )からの
    その時点における実行プログラムを示す信号を受けて、
    その実行プログラムの収集メモリ(34)に対するビッ
    ト位置指定情報を出力するとともに、上記プログラム処
    理装置のメモリのその時点におけるアクセスアドレスに
    対応する収集メモリ(34)のアドレスのビット情報を
    読み出すための要求を出力し、さらに収集メモリ(3
    4)の上記アクセスアドレスへの新たなビット情報の書
    き込み要求を出力する収集制御回路(33)と、 この収集制御回路(33)からの上記ビット位置指定情
    報と上記収集メモリ(34)から読み出されたビット情
    報から、新たなビット情報としてその時点で実行プログ
    ラムのアクセス箇所を示す情報を作成する書き込み情報
    作成手段(35)と、 を有したことを特徴とするプログラム動作収集装置。
  2. 【請求項2】 上記プログラム領域判定回路(320
    32n )は、上記プログラム処理装置のメモリに格納さ
    れた複数のプログラムに対応して設けられ、それぞれ対
    応するプログラムの先頭アドレスを格納したレジスタ
    (411 )と、終了アドレスを格納したレジスタ(42
    2 )と、データ受信部(31)を介して送られてくるア
    ドレス情報が上記レジスタ(411 、412 )に格納さ
    れたアドレス値の範囲であるか否かを比較するそれぞれ
    の比較手段(411 、412 )とを設けるとともに、上
    記データ受信部(31)を介して送られてアドレス情報
    が上記設定されたアドレス値の範囲内で、かつそのアド
    レス情報が命令アドレスの場合に活性状態となるフリッ
    プフロップ(46)とを主構成要素とすることを特徴と
    する請求項1記載のプログラム動作収集装置。
  3. 【請求項3】 上記書き込み情報作成手段(35)は、
    レジスタ(36)、オア回路(37)を主構成要素と
    し、上記収集制御回路(33)からのビット情報読み出
    し要求により、上記レジスタ(36)に上記プログラム
    処理装置のメモリのその時点におけるアクセスアドレス
    に対応する収集メモリ(34)のアドレスのビット情報
    を格納し、このレジスタ(36)の内容と上記収集制御
    回路(33)からのビット位置指定情報とを上記オア回
    路(37)で論理和をとって、上記収集制御回路(3
    3)からのビット情報書き込み要求により、その論理和
    出力を収集メモリ(34)の上記アドレスへの書き込み
    情報として出力することを特徴とする請求項1記載のプ
    ログラム動作収集装置。
JP4046894A 1992-03-04 1992-03-04 プログラム動作収集装置 Withdrawn JPH05250231A (ja)

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