JPH05248969A - 感圧センサおよびこの感圧センサを用いた自動車用開閉装置の異物挟み込み検知機構 - Google Patents

感圧センサおよびこの感圧センサを用いた自動車用開閉装置の異物挟み込み検知機構

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JPH05248969A
JPH05248969A JP4081515A JP8151592A JPH05248969A JP H05248969 A JPH05248969 A JP H05248969A JP 4081515 A JP4081515 A JP 4081515A JP 8151592 A JP8151592 A JP 8151592A JP H05248969 A JPH05248969 A JP H05248969A
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JP
Japan
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pressure
sensitive
electrode
sensitive body
opening
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JP4081515A
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Osamu Yaguchi
修 矢口
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Riken Corp
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Riken Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電極12、13間の短絡を防止しながら、感圧
体11の有効感圧領域を大きくする。 【構成】偏平な感圧体11の両側面に第1および第2の
電極12、13をそれぞれ設けた感圧センサ5におい
て、第1の電極12を感圧体5の幅方向における一側縁
11aに片寄らせて配するとともに、第2の電極13を
感圧体5の幅方向における他側縁11bに片寄らせて配
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加わる圧力によって抵
抗値、容量値などの電気特性が変化する偏平で長手状の
感圧体と、この感圧体の両側面の近傍にこの感圧体の長
さ方向に沿ってそれぞれ設けられた一対の電極とを備え
た感圧センサに関し、さらに、自動車のパワーウィン
ド、電動サンルーフなどの自動車用開閉装置において、
開閉部材とこの開閉部材によって開閉される開口部分の
周囲にある枠部との間に異物が挾み込まれたことを検知
する異物挾み込み検知機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のパワーウィンドにおいては、図
7に示すように、ドア1に設けられた窓用開口2を開閉
するための窓ガラス3が駆動モータ(図示せず)によっ
て上下動するように構成されている。そして、窓ガラス
3が閉じた状態においては、この窓ガラス3のの上端部
が窓用開口2の上側周囲においてフレーム4に接触する
ようになっている。また、フレーム4には、この接触部
分に沿って長手状の感圧センサ5が設けられている。な
お、この感圧センサ5は、通常、雨水の侵入を防止する
ために窓用開口2の外周囲に沿って設けられるウェザー
ストリップ部に取付けられる。そして、窓ガラス3の上
端部と窓用開口2の上側周囲にある枠部(フレーム4の
一部)との間に異物が挾み込まれたことを、感圧センサ
5に加わる圧力に基づいてこの感圧センサ5の抵抗値が
変化することにより、検知するようにしている。
【0003】図4〜図6は、本出願人によって特願平3
−292275号において提案された感圧センサを示す
ものであって、この感圧センサは、図7に示す自動車の
パワーウィンドのような自動車用開閉装置において感圧
センサ5として用いるのに好適なものである。
【0004】図4〜図6において、感圧センサ5は、加
わる圧力によって抵抗値が変化し柔軟性を有する平板形
状で長手状の導電性ゴム11と、この導電性ゴム11の
両側面上にそれぞれ接着などにより取り付けられた第1
および第2の電極12、13とを備えている。そして、
導電性ゴム11の一方の面は、この一方の面の外周囲に
その外周囲が接着などにより結合された第1のカバー1
4によって第1の電極12とともに被覆され、他方の面
は、この他方の面の外周囲にその外周囲が接着などによ
り結合された第2のカバー15によって第2の電極13
とともに被覆されている。
【0005】また、第1および第2の電極12、13
は、同一の形状が導電性ゴム11の長さ方向に沿って周
期的に繰り返される波状の線体から成り、図示のような
正弦波状の線体から構成されていてもよいし、三角波
状、矩形波状などの他の波状の線体から構成されていて
もよい。従って、第1および第2の電極12、13は、
その長さ方向、幅方向、その他の任意の方向に曲がり易
いから、図7に示すように窓用開口2の周囲に沿って枠
部にきわめて容易に取付けることができる。
【0006】図4〜図6に示す感圧センサ5において、
第1の電極12と第2の電極13とは、導電性ゴム11
の長さ方向において互い違いになるように互いにほゞ1
80°の位相差を有している。また、第1および第2の
電極12、13は、幅Aを有する導電性ゴム11の幅方
向における両側縁の幅Cの部分を除く幅Bの中央部分に
設けられている。このように、第1および第2の電極1
2、13が導電性ゴム11の長さ方向において互い違い
に配置され、また、両側縁部分に電極12、13が存在
しない幅Cの部分の余裕を持たせているから、感圧セン
サ5に圧力が加わっても、第1の電極12と第2の電極
13とが互いに接触して短絡する恐れはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4〜図6に
示す感圧センサ5においては、第1および第2の電極1
2、13間の短絡を防止するために、導電性ゴム11の
両側縁部分Cにこれらの電極12、13が存在しないよ
うにしたから、幅Aを有する導電性ゴム11の有効感圧
領域の幅はBとなって、導電性ゴム11の有効感圧領域
が狭くなるという問題が生ずる。
【0008】このような問題を是正するために、図8に
示すように、導電性ゴム11の全幅にわたって第1およ
び第2の電極12、13を配すれば、導電性ゴム11の
有効感圧領域を広くすることができる。そして、この場
合、図5の場合と同様に、第1および第2の電極12、
13が導電性ゴム11の長さ方向において互い違いとな
るように互いに180°の位相差を有していれば、両者
間の短絡は一応防止することができる。
【0009】しかし、感圧センサ5の感圧感度を上げる
ためには、第1および第2の電極12、13の正弦波状
などの波状部分の周期をできるだけ短くするのが好まし
い。そして、この場合には、互いに180°の位相差が
あっても、感圧センサ5に圧力が加わって導電性ゴム1
1が圧縮されたときに、第1の電極12と第2の電極1
3とが導電性ゴム11の側縁部分で互いに短絡する恐れ
が生じる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による感圧センサ
は、上述の課題を解決するために発明されたものであっ
て、加わる圧力によって抵抗値、容量値などの電気特性
が変化する偏平で長手状の感圧体と、前記感圧体の一方
の面の近傍にこの感圧体の長さ方向に沿って設けられた
第1の電極と、前記感圧体の他方の面の近傍にこの感圧
体の長さ方向に沿って設けられた第2の電極とをそれぞ
れ備え、前記第1の電極は、前記感圧体の幅方向におけ
る一側縁に片寄らせて配され、前記第2の電極は、前記
感圧体の幅方向における他側縁に片寄らせて配されてい
る。
【0011】
【作用】感圧センサに圧力が加わると、感圧体の電気特
性が変化するから、この変化を第1および第2の電極を
通じて電気的に検知することができる。この場合、扁平
な感圧体の第1および第2の電極のうちの少くとも一方
が配されている領域は、この感圧体の有効感圧領域とし
て機能する。また、第1および第2の電極は、扁平な感
圧体の幅方向において互いに逆の方向に片寄らせて配さ
れているから、両者間の短絡は確実に防止される。
【0012】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1〜図3および
図8を参照して詳述する。
【0013】まず、図1〜図3に示す本発明の感圧セン
サの一実施例について説明する。なお、図1〜図3にお
いて、図4〜図6と共通の部分には、これと同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0014】図1〜図3に示す感圧センサ5において
は、第1の電極12は、平板形状で長手状の導電性ゴム
11の幅方向(図1における矢印21の方向)における
一側縁11aに片寄らせて(好ましくは、第1の電極1
2の一側縁が上記一側縁11aとほゞ一致するように)
配され、また、第2の電極13は、他側縁11bに片寄
らせて(好ましくは、第2の電極13の他側縁が上記他
側縁11bとほゞ一致するように)配されている。
【0015】上述の構成を図3について詳述すると、第
1および第2の電極12、13は、幅Dを有する導電性
ゴム11の幅方向における両側縁の幅FおよびGの部分
を除く幅Eの部分に設けられ、幅Gの部分は幅Fの部分
よりも小さく設定されている。
【0016】上述の構成を具体的数値を挙げて説明する
と、感圧センサ5を図7に示すような自動車用開閉装置
に用いる場合、導電性ゴム11の幅Dは、5〜40mm
であるのが好ましく、10〜30mmであるのがさらに
好ましく、例えば20mmであってよい。また、導電性
ゴム11の厚みは、0.1〜2.0mmであるのが好ま
しく、0.3〜1.0mmであるのがさらに好ましく、
例えば0.5mmであってよい。また、幅Fは、幅Dの
1/4〜1/20であるのが好ましく、1/6〜1/1
5であるのがさらに好ましく、例えば1/10(2m
m)であってよい。幅Gは、幅Fの1/4以下であるの
が好ましく、1/8以下であるのがさらに好ましく、例
えば1/10(0.2mm)であってよいが、必ずしも
プラス値でなくてよく、マイナス値(導電性ゴム11の
側縁11aまたは11bから外方に若干突出している状
態)であってもよい。
【0017】なお、第1および第2のカバー14、15
は、図8に示す感圧センサの場合と同様に、両者の外周
囲が接着などにより互いに結合されることによって、導
電性ゴム11と第1および第2の電極12、13との全
体を包み込むように被覆している。
【0018】図1〜図3に示す感圧センサ5は、図4〜
図6に示す感圧センサの場合と同様に、図7に示す自動
車のパワーウィンド、その他の自動車用開閉装置におい
て感圧センサとして用いるのに好適である。
【0019】この場合、感圧センサ5に圧力が加わって
導電性ゴム11が圧縮されても、図8に示す感圧センサ
の場合とは異なり、第1または第2の電極12、13が
存在しない幅Fの部分が導電性ゴム11の両側面に存在
しているから、第1および第2の電極12、13間が短
絡する恐れはない。
【0020】また、導電性ゴム11の一側縁11aおよ
び他側縁11bの幅Fの部分には、第1および第2の電
極12、13のうちの何れか一方が実質的に存在してい
る。従って、この幅Fの部分においては、導電性ゴム1
1の感圧機能が多少低下するかもしれないが、実用上充
分な感圧機能を有している。従って、図1〜図3に示す
感圧センサは、図4〜図6に示す感圧センサに較べて、
充分大きな有効感圧領域を有し、このために、図8に示
す感圧センサに近い感圧感度を有している。
【0021】なお、上述の実施例においては、偏平な感
圧体として、平板形状の導電性ゴム11を用いたが、必
ずしも平板状でなくてもよく、偏平な楕円形状などであ
ってもよく、また、導電性ゴム以外の各種の感圧体を用
いることができる。
【0022】また、第1および第2の電極12、13と
して、正弦波状、三角波状、矩形波状などの波状の線体
を用いたが、波状の線体以外にも、平網線や板状または
箔状の電極板を用いることができ、さらに、上記波状線
体は必ずしも通常の電線を導電性ゴム11に接着したも
のである必要はなく、プリント配線技術を用いて導電性
ゴム11上にプリントしたものであってもよい。
【0023】また、第1および第2の電極12、13
は、導電性ゴム11の両側面上に取り付けられている
が、これらの両側面の近傍において導電性ゴム11中に
埋設されていてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明は、第1の電極を感圧体の幅方向
における一側縁に片寄らせて配するとともに、第2の電
極を感圧体の幅方向における他側縁に片寄らせて配して
いる。
【0025】従って、感圧センサに圧力が加わって感圧
体が圧縮された場合でも、第1および第2の電極間の短
絡を効果的に防止することができる。
【0026】また、扁平な感圧体の第1および第2の電
極のうちの少くとも一方が配されている領域の幅がこれ
ら第1または第2の電極の幅に較べて大きくなるから、
感圧体の有効感圧領域を大きくすることができ、このた
めに、感圧センサの感圧感度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による感圧センサの一部分の
分解斜視図である。
【図2】図1に示す感圧センサのカバーを省略した状態
における平面図である。
【図3】図1に示す感圧センサの縦断面図である。
【図4】本出願人によって特願平3−292275号に
おいて提案された感圧センサの一部分の分解斜視図であ
る。
【図5】図4に示す感圧センサのカバーを省略した状態
における平面図である。
【図6】図4に示す感圧センサの縦断面図である。
【図7】図1または図4に示す感圧センサを組込んだ自
動車のドアの正面図である。
【図8】図4に示す感圧センサの変形例についての図5
と同様の縦断面図である。
【符号の説明】
5 感圧センサ 11 導電性ゴム 12 第1の電極 13 第2の電極 14 第1のカバー 15 第2のカバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E05F 15/20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加わる圧力によって電気特性が変化する偏
    平で長手状の感圧体と、 前記感圧体の一方の面の近傍にこの感圧体の長さ方向に
    沿って設けられた第1の電極と、 前記感圧体の他方の面の近傍にこの感圧体の長さ方向に
    沿って設けられた第2の電極とをそれぞれ備え、 前記第1の電極は、前記感圧体の幅方向における一側縁
    に片寄らせて配され、 前記第2の電極は、前記感圧体の幅方向における他側縁
    に片寄らせて配されていることを特徴とする感圧セン
    サ。
  2. 【請求項2】前記第1の電極は、同一の形状が前記感圧
    体の長さ方向に沿って周期的に繰り返される波状の線体
    から成り、 前記第2の電極は、前記第1の電極の前記形状とほゞ同
    一の形状が前記感圧体の長さ方向に沿って周期的に繰り
    返される波状の線体から成り、 前記第1の電極と前記第2の電極とが前記感圧体の長さ
    方向において互いにほゞ180°の位相差を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の感圧センサ。
  3. 【請求項3】長手状の感圧センサが自動車用開閉装置の
    開閉部材の端部とこの開閉部材によって開閉される開口
    部分の周囲にある枠部との接触部分に沿って前記枠部に
    設けられ、 前記枠部と前記開閉部材との間に異物が挾みこまれたこ
    とを前記感圧センサに加わる圧力に基づいて検知するよ
    うに構成した自動車用開閉装置の異物挾み込み検知機構
    において、 前記感圧センサが請求項1または2に記載の感圧センサ
    であることを特徴とする検知機構。
JP4081515A 1992-03-03 1992-03-03 感圧センサおよびこの感圧センサを用いた自動車用開閉装置の異物挟み込み検知機構 Pending JPH05248969A (ja)

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