JPH0636922U - 開閉装置の挟み込み検知構造 - Google Patents

開閉装置の挟み込み検知構造

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JPH0636922U
JPH0636922U JP079302U JP7930292U JPH0636922U JP H0636922 U JPH0636922 U JP H0636922U JP 079302 U JP079302 U JP 079302U JP 7930292 U JP7930292 U JP 7930292U JP H0636922 U JPH0636922 U JP H0636922U
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JP
Japan
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pressure
sensor
window
window glass
foreign matter
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Application number
JP079302U
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English (en)
Inventor
修 矢口
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Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】窓枠部5b内の窓用開口2を閉塞する窓ガラス
3bを有する開閉装置において、窓枠部5bの窓ガラス
3bの先部を収納する部分に設けられ、窓ガラス3bの
先部と窓枠5bとの間の異物についてこの異物から加わ
る圧力を感知せず、且つ異物の接触または近接により挟
み込み信号を出力する近接センサ8と、窓枠の窓ガラス
から離間する部分に設けられ、異物の接触圧により挟み
込み信号を出力する感圧センサ7bとを並列に備える。 【効果】窓枠部5bの窓ガラス3bから離間する部分に
感圧センサ7bを設けたため、窓ガラス3bが感圧セン
サ7bを加圧することがなく、従って感圧センサ7bの
誤動作を防止することが出来る。更に、窓枠5bに近接
センサ8を設けたため、窓ガラス3bと窓枠5bとの間
に人の小指等の異物が挟まれるのを防止することが出来
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、枠体内の開口を閉塞する閉塞体を有する開閉装置についての異物の 挟み込みを検知する構造に関し、特に自動車のパワーウィンドウなどの自動開閉 装置において人の指などの異物の挟み込みを検知するセンサに好適なものである 。
【0002】
【従来の技術】
自動車のパワーウィンドウにおいては、図2に示すように、ドア1に設けられ た窓用開口2を開閉するための窓戸である窓ガラス3が、駆動モータ(図示せず )によって上下動するように構成されている。そして、窓ガラス3が閉じた状態 においては、この窓ガラス3の上縁部が、窓用開口2の上側周囲においてドアフ レーム4の窓枠部5に接触するようになっている。また、窓枠部5には、雨水の 侵入を防止するために接触部分に沿って長手状のウェザーストリップ6が設けら れている。そして、このウェザーストリップ6を介して室内側Iと室外側Oとが 区画されている。
【0003】 このようなドアフレーム4には、従来、図3に示すように、異物の挟み込みを 防止するセンサ部として感圧センサ7aが取り付けられている。この感圧センサ 7aは、加わる圧力に応じて抵抗値が変化する導電性ゴムを用いたものである。 そして、感圧センサ7aは、通常、ウェザーストリップ6aの下端部6cに線状 に封入して取り付けられる。そして、窓ガラス3aの上縁部と窓用開口2の上側 周囲にある窓枠部(ドアフレームの一部)5aとの間に異物が挟み込まれたこと を、感圧センサ7aに加わる圧力に基づいてこの感圧センサ7aの抵抗値が変化 することにより、検知するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図4に示すように、曲面状の窓ガラス3bが傾斜配置されている場合 には、ウェザーストリップ6bの下端部6cに図3に示した従来例と同様に感圧 センサ7aを取り付けると、窓ガラス3bが上昇したときの移動誤差により、窓 ガラス3bの上縁部がウェザーストリップ6bの先端部である下端部6cに当接 することがある。そして、窓ガラス3bの上縁部により感圧センサ7aに圧力が 加わり、感圧センサ7aが誤動作する恐れがあった。また、誤動作を避けるには 、ウェザーストリップ6bの下端部6c以外の部分に感圧センサ7aを取り付け なければならず、ドアフレーム4と窓ガラス3bとの間に人の手の小指等を挟む 恐れがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による開閉装置の挟み込み検知構造は、上述の課題を解決するために考 案されたものであって、枠体内の開口を閉塞する閉塞体を有する開閉装置の挟み 込み検知構造において、前記枠体の前記閉塞体の先部を収納する部分に設けられ 、前記閉塞体の先部と前記枠体との間の異物についてこの異物から加わる圧力を 感知せず、且つ前記異物の接触または近接により挟み込み信号を出力する近接セ ンサと、前記枠体の前記閉塞体から離間する部分に設けられ、前記異物の接触圧 により挟み込み信号を出力する感圧センサとを並列に備える。
【0006】
【作用】
枠体の閉塞体から離間する部分に感圧センサを設けたため、窓戸が感圧センサ に当接することがなく、これにより誤動作を防止することが出来るとともに、窓 枠に近接センサを設けたため、小指等が挟まれるのを防止することが出来る。
【0007】 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例による電動開閉装置の挟み込み検知構造を示す断面 図である。なお、図1において、図4と共通の部分には、これと同一の符号を付 してその説明を省略する。
【0009】 この一実施例による電動開閉装置の挟み込み検知構造は、図1に示すように、 近接センサ8と感圧センサ7bとを具備している。
【0010】 本実施例では、近接センサとして静電容量型のタッチセンサ8を用いた。この タッチセンサ8は、タッチセンサ8のアンテナ部8aと車体との間の静電容量が 増加すると挟み込み信号を出力するものであり、圧力を感知しない。そのタッチ センサ8に備える線状のアンテナ部8aは、窓枠5bの閉塞体である窓ガラス3 bの先部が収納される部分の内、本実施例ではウェザーストリップ6bの室内側 Iの下端部6cに、アンテナ部8aの一部を窓ガラス3b側に露出して取り付け られている。なお、このウェザーストリップ6bは、ゴム等の非金属材料から構 成されている。
【0011】 前記タッチセンサ8は、人の手や首等の人体の一部、或いは人体の一部でない 物体でも挟み込み信号を検知出来るように感度調節されている。即ち、ガラスの 比誘電率εg と人体の比誘電率εm との関係は、 εg < εm であるため、タッチセンサ8の感度を、 εg <E<εm の関係を満たす比誘電率Eの物体がアンテナ部8aに接近または接触したときに 挟み込み信号を出力するように設定する。
【0012】 このように設定することにより、タッチセンサ8は、窓ガラス3bがアンテナ 部8aに接近又は接触しても挟み込み信号を出力せず、人体の小指、首等がアン テナ部8aに接近又は接触したときに挟み込み信号を出力することが出来る。ま た、人体以外にも比誘電率が設定した比誘電率Eと同等か或いはより大きい物体 であれば、この物体がアンテナ部8aに接近または接触したときにタッチセンサ 8により挟み込み信号を出力することが出来る。
【0013】 更に、タッチセンサ8は圧力を感知しないため、窓ガラス3bの上縁部がウェ ザーストリップ6bの下端部6cに当接して、タッチセンサ8のアンテナ部8a に圧力を加えても誤動作することがない。
【0014】 前記タッチセンサ8のアンテナ部8aの下方には、感圧センサ7bが配設され ている。この感圧センサ7bは、一対の電極間に挟まれた帯状の導電性ゴム等の 偏平な感圧体(図示せず)を有する。そして、感圧センサ7bは、窓用開口2の 上側周囲にある窓枠部5bの室内側Iに屈曲形成された先部である下端部5cの 窓ガラス3b側にアンテナ部8aと平行に取り付けられている。このように感圧 センサ7bは、窓ガラス3bの通路近傍から離間して配置されている。従って、 窓ガラス3bの移動誤差があっても、窓ガラス3bと感圧センサ7bとは接触し ない。
【0015】 前記タッチセンサ8に基づいて出力される挟み込み信号と、前記感圧センサ7 bに基づいて出力される挟み込み信号とをオア回路の入力ポートにそれぞれ入力 するように並列に構成する。これにより、タッチセンサ8または感圧センサ7b の少なくとも一方から挟み込み信号が出力されたときに、オア回路の出力ポート に出力が現れる。この出力に基づいて窓ガラス3bを適当量だけ下降させること により、人の小指等が窓ガラス3bと窓枠5bとの間に挟み込まれるのを防止す ることが出来る。
【0016】 なお、上述の実施例においては、タッチセンサ8をウェザーストリップ6bに 取り付けた場合について説明したが、ドアフレーム4の窓枠部5bが非金属であ ればタッチセンサ8をドアフレーム4の窓ガラス3bの先部を収納する部分に設 けても良い。 また、静電容量型のタッチセンサ8の代わりに圧力感知型でない他のタッチセ ンサ又は圧力感知型でない近接スイッチ等を用いることができる。
【0017】 更に、上述の実施例においては、本考案を自動車のパワーウィンドウに適用し た場合について説明したが、自動車の電動サンルーフまたは他の電動開閉装置に も容易に適用することが出来る。また、自動車以外の電動開閉装置に適用するこ とも出来る。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係る開閉装置の挟み込み検知構造によれば、枠体の閉塞体から離間す る部分に感圧センサを設けたため、閉塞体が感圧センサを加圧ことがなく、従っ て、感圧センサの誤動作を防止することが出来る。更に、枠体に近接センサを設 けたため、この枠体と閉塞体との間に小指等の異物が挟まれるのを防止すること が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による電動開閉装置の挟み込
み検知構造を示す断面図である。
【図2】図1、図3または図4に示す電動開閉装置の挟
み込み検知構造を組み込む自動車のドアの正面図であ
る。
【図3】従来の電動開閉装置の挟み込み検知構造を示す
断面図である。
【図4】図3と異なる断面形状を有するドアフレームを
示す断面図である。
【符号の説明】
2 開口 3 窓ガラス 3b 窓ガラス(閉塞体) 5 窓枠部 5b 窓枠部 7b 感圧センサ 8 タッチセンサ(近接センサ) 8a アンテナ部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体内の開口を閉塞する閉塞体を有する開
    閉装置の挟み込み検知構造において、 前記枠体の前記閉塞体の先部を収納する部分に設けら
    れ、前記閉塞体の先部と前記枠体との間の異物について
    この異物から加わる圧力を感知せず、且つ前記異物の接
    触または近接により挟み込み信号を出力する近接センサ
    と、前記枠体の前記閉塞体から離間する部分に設けら
    れ、前記異物の接触圧により挟み込み信号を出力する感
    圧センサとを並列に備える開閉装置の挟み込み検知構
    造。
  2. 【請求項2】前記近接センサは静電容量式タッチセンサ
    である請求項1記載の開閉装置の挟み込み検知構造。
JP079302U 1992-10-21 1992-10-21 開閉装置の挟み込み検知構造 Pending JPH0636922U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP079302U JPH0636922U (ja) 1992-10-21 1992-10-21 開閉装置の挟み込み検知構造

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JP079302U JPH0636922U (ja) 1992-10-21 1992-10-21 開閉装置の挟み込み検知構造

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JPH0636922U true JPH0636922U (ja) 1994-05-17

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ID=13686052

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JP079302U Pending JPH0636922U (ja) 1992-10-21 1992-10-21 開閉装置の挟み込み検知構造

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JP (1) JPH0636922U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010151836A (ja) * 2010-03-17 2010-07-08 Asmo Co Ltd 異物検出センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010151836A (ja) * 2010-03-17 2010-07-08 Asmo Co Ltd 異物検出センサ

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