JPH05248701A - 流量制御装置 - Google Patents

流量制御装置

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JPH05248701A
JPH05248701A JP4045367A JP4536792A JPH05248701A JP H05248701 A JPH05248701 A JP H05248701A JP 4045367 A JP4045367 A JP 4045367A JP 4536792 A JP4536792 A JP 4536792A JP H05248701 A JPH05248701 A JP H05248701A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】給湯機への供給水量等を調整する流量制御装置
に関するもので、流量制御装置を構成する弁体の摺動面
等にゴミの咬み込が生じた場合等の障害が生じても、該
障害を解除し得るようにする。 【構成】弁体(20)の開度調整用の駆動源となるモータを
具備する流量制御装置において、モータの回転を開始し
た時点から該モータのトルクが消滅してこれが停止する
までの制御所要時間を測定するタイマーと、弁体(20)が
最小開度状態と最大開度状態の間を移動するのに要する
時間以上にセットされた基準時間を設定する基準時間設
定器と、前者のタイマーが計測する制御所要時間と基準
時間設定器に設定された基準時間を比較して前者の制御
所要時間が後者の基準時間以上になったときに異常信号
を出す異常信号発生装置を設け、該異常信号発生装置か
ら異常信号が出力されたときはモータを反転させるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯機への供給水量等
を調整する流量制御装置に関するもので、該給水量以外
にも前記給湯機へのガス供給量を制御する場合等にも利
用できる。
【0002】
【従来技術及び課題】冬の寒い時期のように外気温が極
めて低い場合には給湯機のガスバーナを能力最大限で燃
焼させても所望温度の湯が沸かせない場合があるが、か
かる場合に給湯量を自動的に絞って所望温度の温水を取
出せるようにした給湯機が普及している。このような給
湯機として概略図4の如く構成されたものがある。
【0003】通水路(1) には、水流の有無を検知する水
流スイッチ(11)と、その通水量を調整する流量制御装置
(2)と、該通水を加熱する熱交換器(3)と、出湯温度を
検知する湯温センサ(31)と、更に出湯蛇口(4) とがこの
順序で配設されている。又、上記熱交換器(3)を加熱す
るガスバーナ(5)へのガス回路(50)にはガス比例弁(51)
が挿入されていると共に、前記出湯蛇口(4) の近傍には
出湯温度を設定する湯温設定器(7)が配設されており、
該湯温設定器(7)や前記ガス比例弁(51)等は制御回路
(6) に電気接続されている。
【0004】通水路(1) に挿入された上記流量制御装置
(2)は、冬の寒い時期等において熱交換器(3)に供給さ
れる水の温度が極めて低温である場合でも湯温設定器
(7)に設定した温度の湯が得られるようにする目的で組
込まれたもので、例えば図5の如く構成されたものがあ
る。モータ(21)で回転せしめられるニードル弁式の弁体
(20)の弁軸(23)はハウジング(26)に螺入されていると共
に、該弁軸(23)の下端は円錐状になって弁頭(25)が形成
されており、更に、該弁頭(25)に対向する位置には弁座
(24)が形成されている。そしてこの場合、給湯器の使用
を開始する際、使用者の出湯蛇口(4) の操作によって通
水量の調整を可能にするためには、流量制御装置(2)の
弁体(20)は全開である方が都合が良く、従って、電源投
入時は弁体(20)を全開にしている。
【0005】図4の給湯機に於いて出湯蛇口(4) を開放
すると、通水路(1) 内の水流を検知する水流スイッチ(1
1)の出力によって図示しない点火装置が作動してガスバ
ーナ(5)が点火せしめられる。そして、湯温設定器(7)
の設定温度と湯温センサ(31)が検知する実際の出湯温度
とを比較しながら、後者の出湯温度が前者の設定温度に
等しくなるようにガス比例弁(51)の開度をコントロール
しながらガスバーナ(5)の燃焼量を制御する。
【0006】そして、熱交換器(3)に供給される水の温
度が極めて低く、ガスバーナ(5)を能力最大限で燃焼さ
せても湯温設定器(7)に設定した温度の湯を沸かすこと
ができない場合には、流量制御装置(2)のモータ(21)で
弁体(20)を回動させて該弁体(20)をハウジング(26)に対
して螺入する方向に移動させる。すると、該弁体(20)の
弁頭(25)がこれに対向する弁座(24)に接近してその開度
が絞られ、これにより熱交換器(3)への給水量が少なく
なる。これにより、極めて低温の水が熱交換器(3)に供
給される場合でも、湯温設定器(7)に設定した温度の湯
が出湯蛇口(4)から取出せることとなる。その後、供給
水の温度上昇或いは設定温度を下げた事等によって、能
力に余裕が出た場合には上記とは逆に弁体(20)の開度は
大きくなり給水量は増加する。
【0007】そして、出湯蛇口(4) を閉じて出湯を停止
すると、上記電源投入時と同様の理由により弁体(20)を
全開にして次回の使用に備える。しかしながら、上記従
来の流量制御装置(2)では、前記弁体(20)の全開動作時
等の際に弁軸(23)とハウジング(26)の螺合部にゴミの咬
み込みの軽微な障害が生じた場合、該流量制御装置その
ものの障害ではないため前記ゴミの除去等によって正常
状態に復帰させ得る可能性があるにも関わらず、該流量
制御装置(2)のその後の動作が完全に停止してしまうと
いう問題があった。
【0008】尚、上記のものでは、ニードル式の弁体(2
0)を使用した流量制御装置について説明したが、中心軸
の回りに回転し得る円錐状の閉子を弁室内に収容すると
共に、該弁室に形成した弁座口の開度を前記回転する閉
子で開度調整する形式のもの使用する場合においても、
上記閉子の摺動面へのゴミの咬み込み等が生じた場合
は、該装置が流量調整機能を果たさなくなるという上記
と同様の不都合がある。
【0009】本発明は上記の点に鑑みて成されたもの
で、『弁体(20)と、該弁体(20)の開度調整用の駆動源と
なるモータを具備する流量制御装置』において、弁体(2
0)の摺動面や該弁体とモータの動力伝達経路内等にゴミ
の咬み込み等の障害が生じて流量制御装置(2)の動作が
停止しても、該障害を解除して正常動作に戻し得るよう
にすることをその課題とする。
【0010】
【手段】上記課題を解決する為の本発明の技術的手段
は、『モータの回転を開始した時点から該モータのトル
クが消滅してこれが停止するまでの制御所要時間を測定
するタイマー(T) と、弁体(20)が最小開度状態と最大開
度状態の間を移動するのに要する時間以上にセットされ
た基準時間を設定する基準時間設定器と、前者のタイマ
ー(T) が計測する制御所要時間と基準時間設定器に設定
された基準時間を比較して前者の制御所要時間が後者の
基準時間以上になったときに異常信号を出す異常信号発
生装置(B) を設け、該異常信号発生装置(B) から異常信
号が出力されたときはモータを反転させるようにした』
ことである。
【0011】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。既述従
来のものと同様にモータを駆動させて弁体(20)の開閉動
作を開始すると、該モータの動作の開始時から動作終了
時までの所要時間をタイマー(T) が計測し始める。
【0012】他方、流量制御装置(2)が最小開度状態と
最大開度状態との間を移動するのに要する時間以上に予
めセットされてある基準時間(基準時間設定器の設定時
間)と上記タイマー(T) によって計測されるモータのト
ルクが消滅するまで(モータが正常停止するまで)の所
要時間は異常信号発生装置(B) で比較されており、後者
の所要時間が前者の基準時間を越えると該異常信号発生
装置(B) から異常信号が出力される。即ち、モータが回
転を開始してからこれが正常に動作停止するまでの時
間、換言すれば、弁体(20)の開閉動作の所要時間が予め
定められた基準時間よりも大きくなって前記モータが極
めて長い時間駆動状態を継続していると判断される場合
には、弁体(20)の開閉動作の途中で弁体の摺動面やこれ
とモータの動力伝達経路部等にゴミの咬み込み等の異常
停止状態が生じたと考えられることから、上記異常信号
発生装置(B) から異常信号が出力されるのである。
【0013】そして、該異常信号によってモータを反転
させその後該異常信号が出されるとモータを反転させる
動作を行う。すると、上記弁体(20)の摺動面等にゴミの
咬み込み等の軽微な障害が生じても、該モータを反転さ
せるだけで該ゴミ等が除去できる場合には、以後、流量
制御装置(2)が正常に動作することとなる。
【0014】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。弁体(20)の
摺動面等にゴミの咬み込み等の異常停止状態が生じても
これを取除くことが可能であるから、該異常発生時でも
流量制御装置を完全停止させなければならない不都合が
回避できる。
【0015】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を記載する。
本発明実施例の流量制御装置は、既述した図4と同様の
構成の給湯機の水回路に組込まれるようになっており、
その弁機構部の具体的構造は図1に示すようになってい
る。
【0016】円筒状のハウジング(26)にはその側壁に流
体入口(261) が穿設されていると共に、該ハウジング(2
6)の先端部には流体出口(262) が形成されており、更に
該ハウジング(26)内にはこれと同軸の弁体(20)が装填さ
れている。上記弁体(20)の先端に形成された弁頭(25)部
分の外周側には、上記した流体入口(261) を挟んで対向
する一対の環状のバルブシート(263) (264) が設けられ
ており、弁体(20)が最小開度位置まで移動したときには
その弁頭(25)の外周部がこれらバルブシート(263) (26
4) に内接して流路を遮断状態にする。又、上記バルブ
シート(263) (264) は円筒状のホルダー(265) 内に装着
保持されており、該ホルダー(265) から突出する弁体(2
0)の弁軸(23)部分にはその外周に雄ネジ(231)が刻設し
てあると共に、更に該弁軸(23)の先端部にはスプライン
(232) が刻設されてこれがギヤドモータ(10)のギヤ(10
1) に回り止め状態に結合されている。
【0017】上記ギヤドモータ(10)としては、ギヤ(10
1) の回転を検知する2つのホールICが組込まれたも
のを使用し、これらホールICの配設部をギヤ(101) に
具備させた1つの磁石が通過するとこれを上記ホールI
Cが検知して該検知信号を制御回路(6) のマイクロコン
ピュータ(以下、単にマイコンと略称する)内に送るよ
うになっている。即ち、図2に示すように、ギヤ(101)
に具備させた磁石(102)が該ギヤ(101) と共に回動して
一方のホールIC(以下、最大開度検知センサ(103) と
いう)の部分を横切ると、該最大開度検知センサ(103)
から最大開度信号が制御回路(6) に送られ、逆に、上記
磁石(102) が他方のホールIC(以下、最小開度検知セ
ンサ(104) という)の部分を横切ると、該最小開度検知
センサ(104) から最小開度信号が制御回路(6) に送られ
るようになっているのである。そして、この実施例で
は、ギヤドモータ(10)のギヤ(101) が270°だけ回転
すると、弁体(20)が最大開度位置から最小開度位置まで
移動するように設定されている。即ち、図2のもので
は、想像線(S) で示す領域が正常制御範囲となるのであ
る。
【0018】上記流量制御装置(2)を組込んだ図4の給
湯装置の給湯動作の実際を記載しながら、弁体(20)の摺
動部やギヤドモータ(10)から弁体(20)への動力伝達経路
としての雄ネジ(231) やスプライン(232) 部分等にゴミ
の咬み込み等が生じた場合の障害回避動作を説明する。
制御回路(6) のマイコン内には図3のフローチャートに
示す内容の制御プログラムが格納されており、図4の給
湯装置の電源コンセントを接続したとき或いは、出湯蛇
口(4) を閉じたときは以下の動作を実行する。尚、この
実施例では、弁体(20)が最大開度位置と最小開度位置と
の間を移動するのに要する時間が30秒に設定された流
量制御装置(2)を使用している。
【0019】電源コンセント(図示せず)を接続する
と、図面符号(70)(71)に示すように、異常発生の回数を
判定する際に使用する異常回数(K) を「0」にセットす
ると共に、流量制御装置(2)の動作時間を監視するため
のタイマー(T) を「0」にセットし、その後、流量制御
装置(2)の弁体(20)を最大開度位置に向けて開放動作さ
せ始める。即ち、ギヤドモータ(10)を開弁方向に回転さ
せ始めるのである。すると、該ギヤドモータ(10)のギヤ
(101) と弁軸(23)のスプライン(232) の結合によって該
弁軸(23)が回動せしめられると共に、該弁軸(23)の胴部
に形成した雄ネジ(231) とハウジング(26)の螺合部の作
用により、弁体(20)が開弁方向に移動せしめられる。
尚、電源接続時に弁体(20)を最大開度位置まで開放する
のは、使用者の出湯蛇口(4) の操作によって通水量の調
整を可能にする為であり、又、該弁体(20)が例えば全閉
状態に成っている場合には、使用者が出湯蛇口(4) を開
放させた際に通水路(1) の水流スイッチ(11)がON動作
せず、該水流スイッチ(11)の水流検知信号に基づいて点
火せしめられるガスバーナ(5)を点火させることができ
ないからである。
【0020】弁体(20)の開動作が始まると図面符号(72)
(73)のステップに示すように、最大開度検知センサ(10
3) の出力を30秒間だけ監視する。そして、該30秒
以内に最大開度検知センサ(103) から最大開度信号が出
力されると、図面符号(75)のステップを実行し、既述し
た異常回数(K) を「0」に改めてセットすると共に、ギ
ヤドモータ(10)を止めて弁体(20)をこの位置に停止さ
せ、以後、図面符号(76)のステップに制御が移されて出
湯蛇口(4) が開放されるのを監視する。即ち、出湯蛇口
(4) が開放されて水流スイッチ(11)がON信号を出すの
を監視するのである。
【0021】他方、上記弁体(20)を最大開度方向に駆動
させた際に該弁体(20)が30秒以内に最大開度状態にな
らず該時間内に最大開度検知センサ(103) から最大開度
信号が出力されない場合(ギヤモータ(10)のトルクが消
失せずこれが動作状態に放置されていると考えられる場
合)、即ち、弁体(20)の雄ネジ(231) 等の部分にゴミが
咬み込んでいる場合或いはマイコンの最大開度信号の検
知ミスの発生等によって異常停止している可能性がある
場合には、図面符号(73)のステップでタイマー(T) が3
0秒経過したことが判断できることとなり、図面符号(7
7)のステップで異常回数(K) の値を「1」だけ増加させ
た後、図面符号(78)のステップで該異常回数(K) の値が
「10」に達していないか否かを判断する。そして、該
異常回数(K) が「10」未満のときは、図面符号(79)の
ステップにおいてギヤドモータ(10)に逆転信号を印加し
て弁体(20)を最大開度検知センサ(103) から最大開度信
号が出されるまで反転させる。即ち、上記雄ネジ(231)
の部分等にゴミが咬み込んでいる場合等異常停止してい
る場合には、該弁体(20)の反転動作によってこれを除去
及び解除することを試みるのである。又、この反転開始
と同時にタイマー(T) を「0」にセットする。
【0022】尚、この実施例では、タイマー(T) の経過
時間と比較するための「30秒」の時間を記憶するため
のマイコン内の機能部が、既述技術的手段の項に記載の
基準時間設定器に対応すると共に、前記タイマー(T) の
経過時間とマイコン内に記憶させた「30秒」の時間を
比較するマイコン内の機能部が既述技術的手段の項に記
載の異常信号発生装置(B) に対応する。
【0023】次に、図面符号(80)のステップに於いて、
最大開度検知センサ(103) の出力を監視して該最大開度
検知センサ(103) から最大開度信号が出力されるのを監
視する。この実施例では上記したように弁体(20)を全閉
方向に動作させるにも関わらず最小開度信号が最小開度
検知センサ(104) から出力されるのを監視せずに、これ
とは逆の最大開度検知センサ(103) からの最大開度信号
を監視するようにしているが、その理由について更に詳
述する。
【0024】例えば、図2の想像線(S) で示す正常制御
範囲において上記ゴミの咬み込み等が生じている場合に
は、ギヤドモータ(10)のギヤ(101) を逆転させて弁体(2
0)を全閉方向に移動させながら最小開度検知センサ(10
4) から最小開度信号が出力されるか否かを監視すれば
良い。ところが、電源コンセントを接続して弁体(20)を
最大開度方向に移動させた際に制御回路(6) のマイコン
がノイズ等で最大開度検知センサ(103) の最大開度信号
を見落した場合には、ギヤ(101) に具備させた磁石(10
2) が図2の点線(R) で示す異常制御範囲に侵入する。
そして、弁体(20)がハウジング(26)の構成壁等に突き当
ってこれ以上移動し得なくなって停止してしまうことと
なる。この停止時に於ける磁石(102) の位置は図2の(Q
1)(以下、衝突点という)で示しており、この衝突点(Q
1)は通常最小開度検知センサ(104) と最大開度検知セン
サ(103) の間の90度区間に設ける事を理想とするが、
組付け上、寸法の誤差等により、最小開度位置を越えた
位置であることが多い。従って、この場合、磁石(102)
が上記衝突点(Q1)まで移動して該部分で停止していると
きは、最小開度検知センサ(104) が最小開度信号を出す
までギヤドモータ(10)を反転させてこれを停止させて
も、該ギヤ(101) に具備させた磁石(102) が想像線(S)
で示す正常制御範囲に戻っておらず、点線(R) で示す異
常制御範囲に入ったままの状態になっている。従って、
かかる場合を考慮し、ギヤドモータ(10)を閉弁方向に反
転させながら、図面符号(80)のステップにおいて最大開
度検知センサ(103) から最大開度信号が出るのを監視す
るのである。
【0025】次に、図面符号(73)のステップで30秒以
内に最大開度検知センサ(103) から最大開度信号が出力
されない場合について、ギヤドモータ(10)に組込まれた
ギヤ(101) の磁石(102) が想像線(S) で示す正常制御範
囲に場合(ゴミ咬みと考えられる場合)と、弁体(20)が
最大開度位置を越えてハウジング(26)の構成壁等に追突
するまで移動した場合(図2において磁石(102) が点線
(R) の領域を通って衝突点(Q1)の位置まで移動している
場合)に場合分けして正常状態に復帰する動作を更に詳
述する。
【0026】[磁石(102) が想像線(S) で示す正常制御
範囲にある場合]電源コンセントを接続して弁体(20)が
最大開度位置に向けて開動作している時にゴミが咬み込
んで30秒以内に最大開度信号が出力されない場合、最
大開度検知センサ(103) が最大開度信号を出すまで(図
面符号(80)のステップ参照)ギヤドモータ(10)を閉方向
に反転させる。すると、弁体(20)は必ず最小開度位置を
越えて更に閉側に移動し、ハウジング(26)の構成壁等に
突き当って停止する。この停止時の磁石(102) の位置は
図2の(Q2)で示され、開方向への反転を開始してから3
0秒以内に最大開度信号が出されないため、異常回数
(K) の値を「1」だけ増加させた後(上記の状態では異
常回数(K) は2となる)に図面符号(99)(71)のステップ
を実行して最大開度信号が出るまで、弁体(20)をさらに
反転(開弁方向へ回転)させる。そして、30秒以内に
最大開度信号が出された場合は図面符号(75)のステップ
に進んで弁体(20)を停止させ、この状態では、ギヤ(10
1) に具備させた磁石(102) は最大開度検知センサ(103)
に対応する位置で停止している。そして、この状態で
出湯蛇口(4) が開放されるのを監視する(図面符号(76)
のステップ参照)。また開弁方向に反転させても30秒
以内に最大開度信号が出力されない場合は、更に異常回
数(K) の値を「1」だけ増加させ(上記の状態では異常
回数(K) は3となる)、更に図面符号(79)(80)のステッ
プを実行し、最大開度信号が出るまでギヤドモータ(10)
を閉方向に反転させる。以後、異常回数(K) が「10」
になるまで繰返し、該異常回数(K) が「10」になると
図面符号(131)のステップを実行してエラー処理を行
う。
【0027】出湯蛇口(4) が開放せしめられて水流スイ
ッチ(11)がON信号を出すと、図面符号(82)のステップ
でガスバーナ(5)を燃焼させ、更に図面符号(83)(84)の
ステップを実行して弁体(20)を閉じる必要があるか否か
を判断する。即ち、通水路(1) に配設した湯温センサ(3
1)が検知する出湯温度を判断し、ガスバーナ(5)へのガ
ス回路(50)に挿入したガス比例弁(51)を最大開度にして
も前記湯温センサ(31)の検知する出湯温度が湯温設定器
(7)の設定温度より低い場合は、図面符号(84)のステッ
プにおいて弁体(20)の現在の開度が適正開度より大きい
と判断する。そして、図面符号(86)のステップを実行し
て弁体(20)の開度を減少させ始め、これに伴って、フィ
ードバック制御されているガス回路(50)のガス比例弁(5
1)は、その開度を調整させることとなる。そして、図面
符号(87)のステップで、湯温センサ(31)の検知温度が湯
温設定器(7)に等しくなった場合、図面符号(89)のステ
ップを実行し、ギヤドモータ(10)を停止させて弁体(20)
の開度を現在の状態に維持する。又、湯温センサ(31)の
検知温度が設定温度になる前に弁体(20)が最小開度状態
に達して最小開度検知センサ(104) から最小開度信号が
出ると、図面符号(90)→(89)と制御動作が移行し、該弁
体(20)は最小開度位置で停止せしめられる。以後、図面
符号(83)のステップに制御動作が戻され、再び弁体(20)
の開度が判断される。
【0028】そして、図面符号(83)のステップを実行し
た際に、弁体(20)の開度が適正開度より小さいと判断し
た場合は該弁体(20)の開度を増加させる動作を行う。即
ち、熱交換器(3)への給水温が上昇したり設定温度を下
げたりして、設定温度より高温の水になると、弁体(20)
の開度が適正開度より小さいと判断し、これにより、図
面符号(85)のステップにおいて弁体(20)の開弁動作を開
始するのである。
【0029】次に、弁体(20)の開度を増加した結果、湯
温センサ(31)が検知する出湯温度が湯温設定器(7)の設
定温度と等しくなると、図面符号(92)のステップを実行
して弁体(20)を現在の開度状態に維持する。又、上記両
温度が等しくなる前に、弁体(20)が最大開度位置に達し
て最大開度検知センサ(103) から信号が出ると、この場
合も、弁体(20)をこの最大開度状態に固定する。そし
て、制御動作は再び、図面符号(83)のステップに戻され
る。
【0030】このように、ギヤドモータ(10)のギヤ(10
1) に具備させた磁石(102) が図2の想像線(S) で示す
正常制御範囲内にある時ににゴミ等が咬み込むと、これ
を除去したうえで湯温設定器(7)で設定した温度の温水
を取り出す給湯制御を行うことができる。尚、電気コン
セントを接続した操作初期の場合だけでなく更に出湯蛇
口(4) を閉めて出湯を停止した後、次回の使用に備えて
弁体(20)を全開にする場合或いは上記給湯動作中に弁体
(20)にゴミ等が咬み込んだ場合でも、上記と同様にして
ギヤモータ(10)を一旦反転させることによって、咬み込
んだゴミ等を除去する。 [磁石(102) が点線(R) で示す異常制御範囲にある場
合]電源コンセントを接続した直後或いは出湯蛇口(4)
を閉じて出湯を停止した後に弁体(20)を最大開度方向に
移動させた結果、これが最大開度位置を越えて更に開動
作した場合、即ち、ギヤドモータ(10)のギヤ(101) に具
備させた磁石(102)が図2の点線(R) で示す異常制御範
囲を時計方向に通過して衝突点(Q1)の部位に来ている場
合には、上記弁体(20)を閉弁方向に移動させながら最大
開度検知センサ(103) からの最大開度信号を検知する動
作を行う。これにより、該異常状態は次のようにして回
避できる。
【0031】磁石(102) が衝突点(Q1)の部分で停止して
いる状態でギヤドモータ(10)を反転(閉動作)させなが
ら最大開度検知センサ(103) からの最大開度信号を探し
ている際に、該最大開度検知センサ(103) の部分まで磁
石(102) が移動すると、図面符号(80)のステップを実行
した際に前記最大開度検知センサ(103) から最大開度信
号が出力される。そして、制御動作は図面符号(75)のス
テップに移されて弁体(20)が停止せしめられる。する
と、弁体(20)は最大開度状態に維持せしめられた状態に
なり、この状態で既述出湯操作が行われるのを監視する
為の図面符号(76)のステップに制御動作が移される。
【0032】即ち、弁体(20)を最大開度方向に移動させ
た際に、該弁体(20)が動作停止せずにハウジング(26)の
構成壁等に追突するまで過剰移動した場合(衝突点(Q1)
の位置まで磁石(102) が移動してしまった場合)でも、
この異常状態を正常な状態に復帰することができるので
ある。尚、図面符号(79)(80)のステップで、ギヤドモー
タ(10)を反転動作(閉動作)させながら最大開度検知セ
ンサ(103) からの最大開度信号を探している時に、該反
転動作の開始時から30秒以内に該最大開度検知センサ
(103) から最大開度信号が出力されないことが図面符号
(97)のステップで確認できると、図面符号(98)(99)のス
テップを実行して異常回数(K) の値を「1」だけ増加さ
せた後に該異常回数(K) の値が「10」になっているか
否かを判断する。即ち、ギヤドモータ(10)を反転させた
ときにノイズ等で再び最大開度検知センサ(103) から最
大開度信号が出力されない場合には、この異常状態の発
生回数を計測する為に異常回数(K) の値を増加させる。
そして、該異常発生回数が「10」未満の場合には、図
面符号(71)のステップを実行し、再びギヤドモータ(10)
を開弁方向へ正転させて30秒の間に最大開度検知セン
サ(103) から最大開度信号が出力されるか否かを監視す
る。そして、正転動作開始から30秒以内に最大開度検
知センサ(103) から最大開度信号が出力されない場合に
は、更に異常回数(K) の値を「1」だけ増加させた上
で、該異常回数(K) の値を判断し、これが「10」未満
の場合には、これが「10」になるまで上記反転動作と
正転動作を交互に繰返す。そして、該異常回数(K) の値
が「10」に達すると、図面符号(131) のステップを実
行して湯温設定器(7)等に設けた図示しない表示装置に
エラー表示を出すと共に、給湯装置を強制停止状態に維
持する。
【0033】尚、上記実施例では、ギヤドモータ(10)を
駆動させた後に基準時間以内で最大開度検知センサ(10
3) や最小開度検知センサ(104) からの信号が出力され
ないか否かを判断することによって、ギヤドモータ(10)
が動作状態に放置されているか否かを識別するようにし
たが、ギヤドモータ(10)に流れる電流を検知してこれが
動作状態にあるか否かを判断しても良い。すなわち、弁
体(20)等にゴミが咬み込んでいたり、衝突点(Q1)(Q2)に
当って異常停止している場合には、上記ギヤードモータ
(10)に流れる電流値が大きくなるから、該ゴミの咬み込
み等が明確に判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に使用する弁装置の断面図
【図2】ギヤドモータに具備させたギヤの回動範囲説明
【図3】本発明を適用した給湯機の動作説明図
【図4】給湯機の水回路及びガス回路の概略説明図
【図5】従来例の説明図
【符号の説明】
(2)・・・流量制御装置 (B) ・・・異常信号発生装置 (T) ・・・タイマー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体(20)と、該弁体(20)の開度調整用の
    駆動源となるモータを具備する流量制御装置において、
    モータの回転を開始した時点から該モータのトルクが消
    滅してこれが停止するまでの制御所要時間を測定するタ
    イマー(T) と、弁体(20)が最小開度状態と最大開度状態
    の間を移動するのに要する時間以上にセットされた基準
    時間を設定する基準時間設定器と、前者のタイマー(T)
    が計測する制御所要時間と基準時間設定器に設定された
    基準時間を比較して前者の制御所要時間が後者の基準時
    間以上になったときに異常信号を出す異常信号発生装置
    (B) を設け、該異常信号発生装置(B) から異常信号が出
    力されたときはモータを反転させるようにした流量制御
    装置。
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