JP2007107685A - 流量調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流量調整弁30の弁本体32を、モータ34と一体回転する回転子35cが正常領域に位置する状態で進退制御して的確な流量調整を行う流量調整装置において、正常領域を規定する各ホール素子に異常状態が発生して、回転子35cが正常領域から異常領域に移行した場合、回転子35cを正常領域への復帰と、異常状態にあるホール素子を容易に確認する。
【解決手段】流量調整装置は、流量調整弁30、流量調整弁30の弁本体32の進退を制御する制御装置20a、および、回転子35cの回転位置表示装置20bを備え、制御装置20aは回転子35cを異常領域から正常領域へ復帰させる手動の駆動手段22,23を備え、回転位置表示装置20bは回転子35cと各ホール素子36b,36cとの現在の位置関係を表示する。
【選択図】図7

Description

本発明は、流量調整装置に関する。
流量調整装置の一形式として、モータの駆動により進退して流路の開口を調整し同流路を流れる流体の流量を調整する弁本体と、前記モータにより回転する回転子の外周に沿って位置し同回転子の一方向への所定量の回転位置を検出する第1の位置検出素子と他方向への所定量の回転位置を検出する第2の位置検出素子を備え、前記第1の位置検出素子と前記第2の位置検出素子間を前記弁本体の通常の進退動作範囲とする形式の流量調整装置がある。
当該形式の流量調整装置においては、供給源から流体の処理装置等に対する供給管路の途中に介装されて、制御装置等により、前記弁本体の進退動作を通常の進退動作範囲内にて制御されて、処理装置等への流体の供給流量を設定された流量(設定流量)に制御すべく機能する。この場合、弁本体は、例えば、回転子の一方向への回転時には後退して流路の開口を拡大し、かつ、回転子の他方向への回転時には前進して流路の開口を縮小し、流量調整装置の流路を通して流通する供給流量を調整する。当該形式の流量調整装置は、例えば、有隔膜電解槽を備える電解水生成装置に装備され、有隔膜電解槽に対する被電解水の供給管路の途中に流量調整弁として介在される。当該流量調整弁においては、その弁本体の進退動作を制御装置によって制御されることにより、被電解水を調整するための原水の供給流量を設定された流量に調整すべく機能する(特許文献1を参照)。
当該形式の流量調整装置においては、各位置検出素子は、回転子の外周に沿って所定の間隔を保持して配設されているもので、回転子が一方向へ回転する場合には、第1の位置検出素子の配設位置から第2の位置検出装置の配設位置に至り、回転子がさらに回転すると、第1の位置検出素子の配設位置に達する。また、回転子が他方向へ回転する場合には、第2の位置検出素子の配設位置から第1の位置検出装置の配設位置に至り、回転子がさらに回転すると、第2の位置検出素子の配設位置に達する。図6には、上記した回転子の回転方向と各位置検出素子の位置関係を展開して示している。
図6に示す位置関係図では、第1の位置検出素子を素子Aとするとともに、第2の位置検出素子を素子Bとし、かつ、回転方向Cを弁本体が後退して流路を拡大する開動作方向とするとともに、回転方向Dを弁本体が前進して流路を縮小する閉動作方向としている。当該位置関係図では、素子A−素子A間は回転子が360度回転する範囲であり、同様に、素子B−素子B間は回転子が360度回転する範囲であり、素子B−素子A−素子B−素子A間の素子A−素子B間(正常領域)が弁本体の通常動作範囲に設定されていて、この通常動作範囲内にて弁本体の進退動作が制御されて、流量の調整がなされる。従って、制御装置は、回転子が素子A位置からC方向へ回転して素子B位置に達した時点ではモータの駆動を停止し、回転子の素子B位置を越えて回転するのを規制するとともに、回転子が素子B位置からD方向へ回転して素子A位置に達した時点ではモータに駆動を停止して、回転子の素子Aを越えて回転するのを規制する。
特開平10−71392号公報
ところで、当該形式の流量調整装置においては、前記弁本体の通常の進退動作範囲を規定する各位置検出素子はホール素子等の電子部品で構成されていて、位置検出信号を制御装置に電気的に出力するものである。従って、各位置検出素子が故障しまたは断線する等、位置検出素子に異常状態が発生して、制御装置に位置検出信号を出力し得なくなった場合には、例えば、図6の位置関係図に示す素子Bに異常状態が発生した場合には、C方向へ回転する回転子はB素子位置を越えて素子A位置に達して異常領域1に至る。この場合には、素子Aは、回転子が素子A位置に達したことを検出して当該検出信号を制御装置に出力しても、制御装置は、回転子をD方向へ回転させる機能を備えていないことから、回転子を、素子B位置を越えて正常領域へ復帰させることは不可能である。
また、例えば、図6の位置関係図に示す素子Aに異常状態が発生した場合には、D方向へ回転する回転子はA素子位置を越えて素子B位置に達して異常領域2に至る。この場合には、素子Bは、回転子が素子B位置に達したことを検出して当該検出信号を制御装置に出力しても、制御装置は、回転子をC方向へ回転させる機能を備えていないことから、回転子を、素子A位置を越えて正常領域へ復帰させることは不可能である。
このように、素子Bに異常状態が発生した場合には、回転子は正常領域を越えて異常領域1に至り、また、素子Aに異常状態が発生した場合には、回転子は正常領域を越えて異常領域2に至る。異常領域1は、流体の流量が多い領域であって、この異常領域1内では的確な流量調整をすることはできない。また、異常領域2は、流体の流量が少ない領域であって、この異常領域2内では的確な流量調整をすることはできない。
従って、当該形式の流量調整装置においては、各位置検出素子の少なくとも1個に異常状態が発生して位置検出が不能に陥った場合には、流量調整装置を装備している装置の運転をただちに停止して、流量調整装置を交換するか、流量調整装置における位置検出素子を点検してその異常を確認し、その故障や断線等を修理しなければならないとう問題がある。当該形式の流量調整装置においては、位置検出素子に故障や断線等の異常状態が発生した場合、これを視認等で確認することは不可能であり、異常状態の発生を確認するのに相当の時間遅れを生じるという問題がある。本発明の目的は、このような問題に対処することにある。
本発明は、流量調整装置に関する。本発明が適用対象とする流量調整装置は、モータの駆動により進退して流路の開口を調整し同流路を流れる流体の流量を調整する弁本体と、前記モータによって回転する回転子の外周に沿って位置し同回転子の一方向への所定量の回転位置を検出する第1の位置検出素子と他方向への所定量の回転位置を検出する第2の位置検出素子を備え、前記第1の位置検出素子と前記第2の位置検出素子間を前記弁本体の通常の進退動作範囲とする形式の流量調整装置である。
しかして、本発明に係る流量調整装置においては、前記回転子が前記第1の位置検出素子側から前記第2の位置検出素子側へ正回転する場合に前記各位置検出素子にて検出される各回転位置を表示する正回転位置表示手段、および、前記回転子が前記第2の位置検出素子側から前記第1の位置検出素子側へ逆回転する場合に前記各位置検出素子にて検出される各回転位置を表示する逆回転位置表示手段を備えるとともに、前記回転子が正回転時に前記第1の位置検出素子の配設位置に達した場合には同回転子を逆方向へ回転させる駆動手段、および、前記回転子が逆回転時に前記第2の位置検出素子の配設位置に達した場合には同回転子を正方向へ回転させる駆動手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る流量調整装置において、前記正回転位置表示手段による表示は、前記第2の位置検出素子位置、前記第1の位置検出素子位置、前記第2の位置検出素子位置、および第1の位置検出素子位置の4箇所位置表示とし、かつ、前記逆回転位置表示手段による表示は、前記第1の位置検出素子位置、前記第2の位置検出素子位置、前記第1の位置検出素子位置、および第2の位置検出素子位置の4箇所位置表示とすることができる。
本発明に係る流量調整装置においては、この種形式の従来の流量調整装置と同様に、第1の位置検出素子および第2の位置検出素子が正常な場合には、モータの駆動により回転する回転子の回転範囲は、正回転では第1の位置検出素子と第2の位置検出素子間に規制され、かつ、逆回転では第2の位置検出素子と第1の位置検出素子間に規制される。これにより、流量調整装置を構成する弁本体の進退は、図6に示す正常領域内で制御され、的確な流量調整がなされる。
しかして、本発明に係る流量調整装置において、この種形式の従来の流量調整装置と同様に、両位置検出素子の少なくとも1個に故障や断線等の異常状態が発生した場合には、回転子は異常状態にある位置検出素子による回転規制を解除されて異常領域内に至る。回転子が正回転している場合に、第2の位置検出素子に異常状態が発生している場合には、回転子は第2の位置検出素子の位置を越えて異常領域1(図6を参照)に至る。また、回転子が逆回転している場合に、第1の位置検出素子に異常状態が発生している場合には、回転子は第1の位置検出素子の位置を越えて異常領域2(図6を参照)に至る。
従来の流量調整装置においては、このような異常状態が発生しても、異常状態を直接確認する手段を備えていないことから異常状態の確認が時間的に遅れることになり、この間、不的確な流量調整が継続されることになって、流量調整された流体の使用者に種々に不具合を与えることになる。また、このような異常状態を確認し得た場合にあっても、異常領域1または異常領域2に位置している回転子を正常領域内に復帰させることはできず、異常状態を確認した後には流量調整装置の使用を停止して、流量調整装置を速やかに正常な流量調整装置と交換するか、異常状態にある位置検出素子を確認する点検を行い、確認後に修理しなければならない。
これに対して、本発明に係る流量調整装置においては、回転子の現在位置を表示する正回転位置表示手段および逆回転位置表示手段を備えていることから、これらの回転位置表示手段に基づいて回転子の現在の回転位置を知って、回転子が異常領域1,2にあるか否かを確認することができ、回転子が異常領域1または異常領域2にある場合には、モータを駆動させる各駆動手段のいずれかを使用して、回転子を、異常領域1から正常領域に、または、異常領域2から正常領域に復帰させることができる。これにより、当該流量調整装置においては、的確な流量調整の機能が復活し、所望の時間、当該流量調整装置の使用を継続することが可能となる。
また、当該流量調整装置においては、回転子の現在位置を視認により確認することができて、異常状態にある位置検出手段を視認によって確認することができる。これにより、当該流量調整装置に使用後に、異常状態にある位置検出素子を、正常な位置検出手素子段に交換する作業を容易に行うことができて、当該流量調整装置の修理を短時間に済ますことがでる利点がある。
本発明は、流量調整装置に関する。本発明に係る流量調整装置は、モータの駆動により進退して流路の開口を調整し同流路を流れる流体の流量を調整する弁本体と、前記モータによって回転する回転子の外周に沿って位置し同回転子の一方向への所定量の回転位置を検出する第1の位置検出素子と他方向への所定量の回転位置を検出する第2の位置検出素子を備え、前記第1の位置検出素子と前記第2の位置検出素子間を前記弁本体の通常の進退動作範囲とする形式の流量調整装置である。図1には、本発明の一実施形態に係る流量調整装置を装備した電解水生成装置を示している。
当該電解水生成装置は、有隔膜電解槽を主体とする公知のもので、有隔膜電解槽10aの各電解室R1,R2に供給する被電解水を調製用原液である濃塩水を貯留する塩水タンク10bを備えている。被電解水を調製する原液である濃塩水は、供給ポンプ11の駆動によって被電解水の供給管路12内に一定の供給流量で継続して供給され、被電解水の調製用原水として給水源から供給管路12内に給水される水道水と混合して所定濃度の希薄塩水となる。供給管路12内にて調製された希薄塩水は、被電解水として、有隔膜電解槽10aの各電解室R1,R2内に供給される。
当該電解水生成装置の電解運転においては、上記したように調製された所定濃度の希薄塩水が被電解水として各電解室R1,R2内に供給されるとともに、各電解室R1,R2内に配設されている各電極13a,13bに、直流電源14から所定の電圧が印加される。これにより、被電解水は各電解室R1,R2内にて電解され、陽極側の電解室では電解生成酸性水が生成され、かつ、陰極側の電解室では電解生成アルカリ性水が生成される。電解室R1内にて生成された一方の電解生成水は導出管路15aを通して系外に導出され、かつ、電解室R2内にて生成された他方の電解生成水は導出管路15bを通して系外に導出される。
なお、図1における符号16aは、被電解水の塩濃度を検出する塩濃度検出センサであり、塩濃度センサ16aは、検出した塩濃度を制御装置20aに出力する。制御装置20aは、入力された塩濃度に基づいて、被電解水の塩濃度をフィードバック制御する。また、符号16bは電流検出センサであり、電解運転時の両電極13a,13b間を流れる電解電流値を検出して、これを制御装置20aに出力する。また、符号17aはチェック弁であり、符号17bは電磁開閉弁である。電磁開閉弁17bは制御装置20aにて開閉制御されるもので、当該電解水生成装置の電解運転に際して開放されて、被電解水の調製用原水である水道水を供給管路12に導入する。当該水道水は、供給管路12の途中に介在させた給水流量調整弁30を通して導入される。給水流量調整弁30は、制御装置20a、および、後述する回転子の位置表示装置20bとともに、本発明の一実施形態に係る流量調整装置を構成する。
当該流量調整装置を構成する給水流量調整弁30は、図2および図3に示すように、弁機構部30aと、弁機構部30aの弁本体を進退させる駆動機構部30bとからなるもので、弁機構部30aを構成する弁ハウジング31内には、図4に示すように流量検出センサ30cが組込まれている。図4は、弁ハウジング31を縦断した状態を示している。
弁機構部30aを構成する弁ハウジング31は、T字状を呈する円筒体であって、内部に三叉路状の内孔(水平状の第1内孔31aと垂直状の第2内孔31b)を有し、第1内孔31aの一端からニードル状の弁本体32がナット33を介して挿入されている。弁本体32は、ナット33内を軸方向へ摺動可能に組付けられていて、後述する駆動機構部30bを構成する電動モータによって、第1内孔31a内を進退可能になっている。弁本体32は、その先端部にキャップ状の弁体32aを備えている。
弁ハウジング31においては、その第1内孔31aが第2内孔31bと交差する交差部の下流側に、円環状の弁部31cを備えている。当該弁部31cは、弁本体32の弁体32aに対向して位置している。これにより、弁ハウジング31の内部は、第2内孔31bから弁部31cを経て第1内孔31aの他端部に至る給水流路になっている。弁本体32の弁体32aは、弁本体32の進退に応じて給水流路内の弁部31cに対して進退し、弁本体32が前進すると給水流路の開口が縮小され、弁本体32が後退すると給水流路の開口が拡大される。弁本体32を進退動作させる駆動機構部30bについては、図5に模式的に示している。
駆動機構部30bは、電動モータ34と、弁本体32の軸部に噛合して弁本体32を進退動作させる駆動ギヤ35aと、駆動ギヤ35aと電動モータ34の駆動軸間に介在する減速ギヤ列35bにて構成されている。駆動ギヤ35aには、回転子35cが同軸的に組付けられている。回転子35cは、その一端側外周にマグネット36aを備え、かつ、モータケース側には、一対のホール素子36b,36cが取付けられている。ホール素子36b,36cは、本発明における位置検出素子に該当するもので、所定間隔を保持して配置されており、駆動ギヤ35aと一体回転する回転子35cが図示矢印C1方向に回転して、マグネット36aホール素子36c側からがホール素子36bに達すると、ホール素子36bはマグネット36aを検知して、電動モータ34のそれ以上の同方向への回転を停止させる。また、回転子35cは、この状態から矢印D1方向へ回転して、マグネット36aがホール素子36cに達すると、ホール素子36cはマグネット36aを検知して、電動モータ34のそれ以上の同方向への回転を停止させる。
すなわち、各ホール素子36b,36cは一対で、駆動ギヤ35aの回転量を規制すべく機能し、電動モータ34の駆動量を、回転子35cのマグネット36aが各ホール素子36bc,36cに達する範囲内に規制している。電動モータ34は、駆動することによって弁本体32を進退させるが、弁本体32の進退量は、回転体35cのマグネット36aが各ホール素子36bc,36cに達する範囲内に規制される。回転子35cの回転方向C1を弁本体32が後退する方向であるとすれば、回転子35cのマグネット36aが各ホール素子36bに達した時点が弁本体32の最大後退状態となって、給水流路の開口を最大限拡大した状態を形成することになる。また、回転子35cの回転方向D1を弁本体32が前進する方向であるとすれば、回転子35cのマグネット36aが各ホール素子36cに達した時点が弁本体32の最大前進状態となって、給水流路の開口を最大限縮小した状態を形成することになる。
当該給水流量調整装置で採用している給水流量調整弁30では、弁本体32が最大限前進して給水流路の開口を最大限縮小した状態では所定の最少流量が確保されるように、かつ、弁本体32が最大限後進して給水流路の開口を最大限拡大した状態では所定の最大流量が確保されるようにそれぞれ設定されている。従って、制御装置20a、当該給水流量調整弁30の弁本体32を、上記の進退範囲内で進退制御して、被電解水の調整用原水である水道水の給水流量のフィードバック制御を行う。
流量検出センサ30cは、弁ハウジング31内の給水流路として機能する第2内孔31b内に組込まれている。流量検出センサ30cは、ケース37a内に回転可能に収容してなるロータ37bと、ロータ37bの回転数を検出する磁性体からなる検出部38にて構成されている。ロータ37bはケース37a内に収容された状態で、弁ハウジング31の内孔31b内に組込まれており、検出部38は、第2内孔31bの壁部の外側に取付けられている。当該流量検出センサ30cにおいては、弁ハウジング31の第2内孔31b内を流れる原水によりロータ37bが回転し、検出部38にてロータ37bの回転数が検出される。検出されたロータ37bの回転数は、制御装置20aに出力される。制御装置20aは、入力された回転数に基づいて給水流量を算出する。
制御装置20aは、流量検出センサ30cにて検出された給水流量(ロータ37bの回転数)に基づいて、弁本体32の進退を制御して、給水源から給水流量調整弁30を通して供給される原水の給水流量を設定給水流量に収斂させるフィードバック制御を行う。
しかして、当該流量調整装置においては、給水流量調整弁30と制御装置20aの他に、回転子35cの回転位置表示装置20bを備えている。制御装置20aは、給水流量調整弁30の駆動機構部30bを構成する電動モータ34を駆動する駆動回路を備えているとともに、当該駆動回路の駆動を指示する3個の第1スイッチ21、第2スイッチ22、第3スイッチ23を備えている。第1スイッチ21は、制御装置20aの動作を開始すべく機能するもので、当該電解水生成装置の電解運転の開始時にスイッチ操作されて、制御装置20aによる電動モータ34の駆動が自動制御可能となる。第2スイッチ22および第3スイッチ23は、電動モータ34の駆動を手動に切替えてスイッチ操作の間だけ、電動モータ34を選択的に正転および逆転すべく機能するものである。第2スイッチ22および第3スイッチ23は、本発明におけるモータの駆動手段に該当する。
回転位置表示装置20bは、各ホール素子36b,36cにより検出される回転子35cの回転位置を、制御装置20aを介して表示するディスプレー装置であって、図7に示すように、正回転位置表示手段[O−X]と逆回転位置表示手段[C−Y]を備えている。正回転位置表示手段[O−X]は、ホール素子36bを起点として、ホール素子36b位置[O−O]、ホール素子36c位置[O−C]、ホール素子36b位置[O−O]、ホール素子36c位置[O−C]の4箇所表示であり、また、逆回転位置表示手段[C−Y]は、ホール素子36cを起点として、ホール素子36c位置[C−C]、ホール素子36b位置[C−O]、ホール素子36c位置[C−C]、ホール素子36b位置[C−O]の4箇所表示である。
当該回転位置表示装置20bにおいては、回転子35cが制御領域中の正常領域にある場合には、[O−C]〜[O−O],[C−C]〜[C−O]表示され、異常領域1にある場合には、[O−O]〜[O−C],[C−O]〜[C−C]表示され、かつ、異常領域2にある場合には、[O−O]〜[O−C],[C−O]〜[C−C]表示される。当該位置表示を視認すれば、回転子35cの現在位置を確認することができる。また、回転子35cが異常領域1に位置している場合には、ホール素子36bに異常が発生していることを確認することがで、かつ、回転子35cが異常領域2に位置している場合には、ホール素子36cに異常が発生していることを確認することができる。
当該流量調整装置においては、給水流量調整弁30を図1に示すように、電解水生成装置の供給管路12に介装されて使用され、制御装置20aは、給水流量調整弁30の弁機構部30aを構成する弁本体32の進退動作を、流量検出センサ30cによる検出流量に基づいて制御して、原水の供給流量を設定流量になるようにフィードバック制御する。当該フィードバック制御は、各ホール素子36b,36cの位置検出機能により、回転子35cが図7に示す正常領域に位置するように規制された範囲で行われる。これにより、制御装置20aは、給水流量調整弁30の弁本体32の進退動作を的確に制御して、原水の給水流量を設定流量に的確に調整する。この間、回転位置表示装置20bは、回転子35cの回転位置を表示する。
ところで、本発明に係る流量調整装置において、この種形式の従来の流量調整装置と同様に、位置検出素子であるホール素子36b,36cの少なくとも1個に故障や断線等の異常状態が発生した場合には、回転子35cは異常状態にあるホール素子による回転規制を解除されて異常領域内に至る。回転子35cが正回転(C1方向)している場合に、ホール素子36bに異常状態が発生している場合には、回転子35cはホール素子36bの位置を越えて異常領域1(図7を参照)に至る。また、回転子35cが逆回転(D1方向)している場合に、ホール素子36cに異常状態が発生している場合には、回転子35cはホール素子36cの位置を越えて異常領域2(図7を参照)に至る。
従来の流量調整装置においては、このような異常状態が発生しても、異常状態を直接確認する手段を備えていないことから、異常状態の確認が時間的に相当遅れることになり、この間、不的確な流量調整が継続して行われることになって、給水流量を設定流量に調整された原水を要請されている電解水生成装置にとっては、生成される電解生成水の特性に大きな影響を及ぼすことになる。
また、このような異常状態を確認し得た場合にあっては、異常領域1または異常領域2に位置している回転子35cを正常領域内に復帰させることはできず、異常状態を確認した後には、給水流量調整弁30の使用を中止して、給水流量調整弁30を速やかに正常な給水流量調整弁に交換するか、弁機構部30aを構成する異常状態にあるホール素子を確認する点検を行い、確認後にこれを修理または交換しなければならない。
これに対して、本発明に係る当該流量調整装置においては、給水流量調整弁30の回転子35cの現在位置が回転位置表示装置20bによって常時表示されていることから、回転位置表示装置20bを視認することにより、異常状態が発生しているホール素子を容易に確認することができる。回転子35cが異常領域1に位置している場合には、ホール素子36bが異常状態にあり、回転子35cが異常領域2に位置している場合には、ホール素子36cが異常状態にあることを確認することができる。回転子35cが異常領域1または異常領域2にある場合には、電動モータ34を手動で駆動させる各駆動スイッチ22,23のいずれかをスイッチ操作する。これにより、電動モータ34は各駆動スイッチ22,23のスイッチ操作の間だけ駆動されて、回転子35cを異常領域1から正常領域に、または、異常領域2から正常領域に復帰させることができる。回転子35cの正常領域への復帰は、回転位置表示装置20bにより確認することができる。当該給水流量調整弁30においては、回転子35cの正常領域への復帰によって的確な流量調整の機能が復活し、所望の時間、給水流量調整弁30の使用を継続することが可能となる。
また、当該流量調整装置においては、給水流量調整弁30の回転子35cの現在位置を確認することにより、異常状態にあるホール素子を容易に確認することができる。これにより、給水流量調整弁30の使用後に、異常状態にあるホール素子を、正常なホール素子に交換する作業を速やかに行うことができて、給水流量調整弁30の修理を短時間に済ますことがでる利点がある。
本発明の一実施形態に係る流量調整装置を装備した電解水生成装置を模式的に示す概略図である。 同流量調整装置を構成する給水流量調整弁の側面図である。 同給水流量調整弁の底面図である。 同給水流量調整弁を構成する弁機構部の縦断側面図である。 同給水流量調整弁を構成する駆動機構部を模式的に示す平面図(a)および側面図(b)である。 同駆動機構部を構成する回転子の回転方向と各ホール素子の位置関係を展開して示す位置関係図である。 同回転子の回転位置を各ホール素子の配設位置と関連して表示する回転位置表示装置の模式図である。
符号の説明
10a…有隔膜電解槽、10b…塩水タンク、11…供給ポンプ、12…供給管路、13a,13b…電極、14…直流電源、15a,15b…導出管路、16a…電流検出センサ、16b…塩濃度検出センサ、17a…チェック弁、17b…電磁開閉弁、R1,R2…電解室、20a…制御装置、20b…回転位置表示装置、21,22,23…スイッチ、30…給水流量調整弁、30a…弁機構部、30b…駆動機構部、30c…流量検出センサ、31…弁ハウジング、31a…第1内孔、31b…第2内孔、32…弁本体、32a…弁体、33…ナット、34…電動モータ、35a…駆動ギヤ、35b…減速ギヤ列、35c…回転体、36a…マグネット、36b,36c…ホール素子、37a…ケース、37b…ロータ、38…検知部。

Claims (2)

  1. モータの駆動により進退して流路の開口を調整し同流路を流れる流体の流量を調整する弁本体と、前記モータによって回転する回転子の外周に沿って位置し同回転子の一方向への所定量の回転位置を検出する第1の位置検出素子と他方向への所定量の回転位置を検出する第2の位置検出素子を備え、前記第1の位置検出素子と前記第2の位置検出素子間を前記弁本体の通常の進退動作範囲とする流量調整装置であり、当該流量調整装置は、前記回転子が前記第1の位置検出素子側から前記第2の位置検出素子側へ正回転する場合に前記各位置検出素子にて検出される各回転位置を表示する正回転位置表示手段、および、前記回転子が前記第2の位置検出素子側から前記第1の位置検出素子側へ逆回転する場合に前記各位置検出素子にて検出される各回転位置を表示する逆回転位置表示手段を備えるとともに、前記回転子が正回転時に前記第1の位置検出素子の配設位置に達した場合には同回転子を逆方向へ回転させる駆動手段、および、前記回転子が逆回転時に前記第2の位置検出素子の配設位置に達した場合には同回転子を正方向へ回転させる駆動手段を備えていることを特徴とする流量調整装置。
  2. 請求項1に記載の流量調整装置において、前記正回転位置表示手段による表示は、前記第2の位置検出素子位置、前記第1の位置検出素子位置、前記第2の位置検出素子位置、および第1の位置検出素子位置の4箇所位置表示であり、かつ、前記逆回転位置表示手段による表示は、前記第1の位置検出素子位置、前記第2の位置検出素子位置、前記第1の位置検出素子位置、および第2の位置検出素子位置の4箇所位置表示であることを特徴とする流量調整装置。
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