JPH0524862Y2 - - Google Patents

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JPH0524862Y2
JPH0524862Y2 JP13332485U JP13332485U JPH0524862Y2 JP H0524862 Y2 JPH0524862 Y2 JP H0524862Y2 JP 13332485 U JP13332485 U JP 13332485U JP 13332485 U JP13332485 U JP 13332485U JP H0524862 Y2 JPH0524862 Y2 JP H0524862Y2
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oil
spool
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hydraulic
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、変速選択用の弁の操作でシフト変速
用のシリンダが駆動操作されるよう、これら弁と
シリンダとの間に油路を形成し、又、シフト変速
用のシリンダの作動に伴つて発生及び消滅するパ
イロツト圧で、ギヤ変速系に直列に設けた油圧ク
ラツチを入り及び切り操作するよう、油圧クラツ
チの操作用油路に介装したパイロツト圧作動式の
切換弁と前記シリンダとの間にパイロツト油路を
形成してあるシフト変速用油圧構造に関し、詳し
くはシフト変速用のシリンダに於けるパイロツト
圧発生構造に関する。
〔従来の技術〕 従来、上記パイロツト圧発生構造としては、例
えば特開昭59−89856号公報に示すように、シフ
トフオークを備えたスプールの外面に一対のドレ
ン用溝を形成すると共に、該スプールを内嵌する
ケーシングに対し、パイロツト圧を取り出すため
の油路を一対形成したものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記引例に示した構成のものは、スプールがい
ずれか一方に操作されると、操作のために供給さ
れた作動油の一部が、いずれか一方の油路に流
れ、又、中立状態に復帰させると、一対の油路か
らの油がドレン用の油路に排出されるよう作動す
る。
しかし、このようにパイロツト圧用の油路を2
つ形成することは、工作面で手間が掛かるばかり
でなく、油路が長くなる結果、油路の抵抗によつ
て、前記切換弁の迅速な作動を妨げやすい問題が
ある。
本考案の目的は、合理的な改造でパイロツト圧
用の油路を形成するための工作が楽に行え、か
つ、パイロツト圧用の油路ができるだけ短く形成
できる構造を得る点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴は冒記構成のシフト変速用油圧構
造に於いて、前記シフト変速用シリンダを、中央
部にピストン部を形成し、かつ、端部にシフトフ
オークを備えたスプールと、該スプールを内装
し、かつ、前記ピストン部を挾んで両側に油室を
形成したケーシングとで構成すると共に、前記両
油室の一方に圧油が供給されてスプールが作動す
ると、圧油が供給された側の油室と連通し、又、
スプールが中立位置に設定されると、ピストン部
を介してケーシング外に至ドレン用の油路と連通
するよう、中立位置のピストン部に対向するケー
シングに、前記パイロツト油路と連通する単一の
パイロツトポートを形成してある点にあり、その
作用、及び効果は次の通りである。
〔作用〕
上記特徴を例えば第1図及び第5図に示すよう
に構成すると、いずれか一方の油室に作動油を供
給してシフトフオーク29をいずれかの入り位置
に操作すると、該油室の作動油の一部がパイロツ
トポート28pを介して切換弁群21に送られ、
又、シフトフオーク29を中立位置に操作する
と、パイロツト油路28の油が、パイロツトポー
ト28p及び環状溝SRを介してドレン油路SDに流
し出される。
〔考案の効果〕
従つて、中立位置のピストン部に対向させて形
成する単一のパイロツトポートを介してパイロツ
ト圧が取出せる構造になるため、パイロツト圧用
の油路が単純化し、比較的簡単な工作で流路抵抗
の少ない短い経路に該油路を形成でき、パイロツ
ト作動式切換弁の作動、特にパイロツト圧消滅時
の復帰作動を迅速に行わせて応答性が向上でき
た。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図及び第3図に示すように、エンジン1か
らの動力を主クラツチ2を介して主変速装置A、
多板式の油圧クラツチ3、副変速装置B、前後進
切換装置Cに順次伝えると共に、該前後進切換装
置Cから動力を後車輪4に対する差動装置4aに
伝え、又、前後進切換装置Cから分岐させた動力
を、前車輪5に対する差動装置5aに伝えるよう
走行伝動系を構成し、又、前記主クラツチ2を介
して伝えられる動力を変速装置6、一方向回転ク
ラツチ7に順次伝えて外動動力取出し軸8を駆動
するよう構成して4輪駆動型の農用トラクタの駆
動系を構成する。
前記主変速装置Aは、2つのシンクロメツシユ
式のギヤ変速機構9,10で成り、4段に変速可
能である。又、前記副変速装置B及び前後進切換
装置Cも同様にシンクロメツシユ式のギヤで成
り、これら両装置B,Cの一部のギヤを共用する
よう、夫々が構成されている。
同図及び第5図に示すように、前記主変速装置
A及び副変速装置Bは夫々2つの油圧シリンダ1
1,12及び1つの油圧シリンダ13でシフト操
作されるよう構成してあり、これら3つの油圧シ
リンダ11,12,13は、走行用の変速弁14
を介して油圧ポンプ15からの圧油が供給される
ことで作動する。
又、前記3つの油圧シリンダ11,12,13
は、その作動部を3位置切換弁に構成してあり、
各々が中立以外の位置に操作されると、パイロツ
ト圧を発生させるよう構成してある。
因に、副変速装置Bに対する油圧シリンダ13
は低速操作位置L及び高速操作位置Hの2位置に
のみ操作可能であり、該シリンダ13の切換弁の
中立位置は操作途中でのみ機能する。
又、前記前後進切換装置Cは、揺動式の操作レ
バー16によつて人為操作され、この人為操作系
には油圧バルブ17を介装してある。つまり、該
油圧バルブ17は、前後進切換装置Cを前進操作
位置Fあるいは後進操作位置Rに設定するとパイ
ロツト圧を発生させるよう構成してある。
前記油圧クラツチ3は圧油が供給されると入り
操作されるよう構成してあり、前記油圧ポンプ1
5と変速弁14との間の油路18から分岐させた
油路19によつて圧油が供給される。
又、該油圧クラツチ3は主変速装置A、副変速
装置B、前後進切換装置Cのいずれかが操作され
る際に、自動的に切り操作されると共に、操作が
終了した場合には、再び自動的に入り操作される
よう構成してあり、前記主クラツチ2を切り操作
することなく変速操作が行えるようになつてい
る。
つまり、前記油路19には、圧力コントロール
用機構20と前記油圧バルブ17及び前記3つの
油圧シリンダ11,12,13夫々からのパイロ
ツト圧で操作される切換弁群21とが介装され、
又、アキユムレータ22が分岐配設されている。
そして、車体を走行させる状態に主変速装置A
を設定すると、切換弁群21が連通状態になり、
油圧クラツチ3は入り状態に維持され、又、車体
を走行させている状態で主変速装置A、副変速装
置B、前後進切換装置Cのいずれかを切換操作す
ると、切換操作の途中で該切換操作系からのパイ
ロツト圧が低下して、切換弁群21が油圧ポンプ
15からの圧油を遮断すると同時に、油圧クラツ
チ3の作動油をドレン油路23に流し出して油圧
クラツチ3を切り操作する。次に切換操作が完了
すると、再び切換弁群21が連通状態に設定さ
れ、油圧クラツチ3を入り操作する。
尚、変速時に於いて、油圧クラツチ3からの排
油ができるだけ迅速にドレン油路23に流れるよ
う、切換弁群21の切換弁夫々のスレツシヨルド
圧を適当なレベルまで高めてある。
第1図及び第4図に示すように、前記主変速装
置Aを操作する油圧シリンダ11,12は、1つ
のケーシング24に内装され、又、夫々とも同一
形状のスプールS,Sを用いている。
つまり、夫々の油圧シリンダ11,12とも、
中央部にピストン部SPを形成したスプールSと、
ピストン部SPのシフト方向の一方側に形成した油
室24aと、この油室24aに対しピストン部SP
を挾んで対向させた側に前記油室24aより大径
に形成した油室24bと、この大径の油室24b
に内嵌し、かつ、スプールSの一端に外嵌する可
動ピストン25とで構成され、又、大径の油室2
4bのピストン部25側には、段部24cが形成
されると共に、ピストン部SPの中央部には、環状
溝SRが形成され、更に、この環状溝SRと連通する
ドレン油路SDがスプールの軸芯に沿わせて穿設さ
れている。
ケーシング24には、スプールSを往復作動さ
せるための2本の油路26a,26b及び可動ピ
ストン25を前記段部24cに接当させる油路2
7が形成され、又、スプールSが中立位置Nにあ
るときに、前記環状溝SRと連通する単一のパイロ
ツトポート28p、及び、これに連通するパイロ
ツト油路28が形成されている。
又、前記可動ピストン25の受圧面積がピスト
ン部SPの受圧面積より大きくなるよう設定され、
スプールSにはシフトフオーク29が取付けられ
て、前記2つの油路26a,26bのうちの一方
にのみ圧油を供給することでシフトフオーク29
が駆動され、又、前記油路27に圧油を供給し
て、前記段部24cに可動ピストン25を接当さ
せると同時に、スプールSを可動ピストン側に駆
動する油路26aに圧油を供給することで、第1
図に示す上部のスプールSのように、可動ピスト
ン25とピストン部SPとの接当でシフトフオーク
29の中立位置Nが保たれるのである。
尚、第1図に示す2つの油圧シリンダ11,1
2は下部のものが1・2速用であり、上部のもの
が3・4速用であり、図示している状態は第3速
に変速操作された場合を表している。
又、前記副変速装置Bを操作する油圧シリンダ
13は、主変速装置Aの油圧シリンダ11,12
と比較して、中立位置を得るための構造を有さな
い点で異なり、スプールSが略同一形状である点
で共通である(図示せず)。
尚、当該油圧シリンダ13のケーシング24に
はスプールSを往復作動させるための2本の油路
26a,26b、及び単一のパイロツトポート2
8pと連通するパイロツト油路28が形成され、
又、スプールSには、前述と同様に環状溝SRとド
レン油路SDとが形成されている。
そして、スプールSが中立以外の位置に操作さ
れると供給された圧油の一部がパイロツト油路2
8を介して、前記切換弁群21に送られ、又、ス
プールSが中立位置に達すると、パイロツト油路
28の油がパイロツトポート28p、環状溝SR
ドレン油路SDを順次流れて排出されるようになつ
ている。
〔別実施例〕
本考案は上記実施例以外に、例えば運搬車の走
行変速系に用いても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図はシフト変速用の油圧シリンダを示す縦
断面図、第2図は農用トラクタの伝動系を示す概
略図、第3図は伝動ケースの縦断側面図、第4図
は伝動ケースの縦断正面図、第5図は変速用の油
圧回路図である。 3……油圧クラツチ、14……速度選択用の
弁、18……油路、19……油路、21……切換
弁、24……ケーシング、24a,24b……油
室、28……パイロツト油路、28p……パイロ
ツトポート、29……シフトフオーク、S……ス
プール、SD……ドレン用の油路、SP……ピストン
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変速選択用の弁14の操作でシフト変速用のシ
    リンダが駆動操作されるよう、これら弁14とシ
    リンダとの間に油路を形成し、又、シフト変速用
    のシリンダの作動に伴つて発生及び消滅するパイ
    ロツト圧で、ギヤ変速系に直列に設けた油圧クラ
    ツチ3を入り及び切り操作するよう、油圧クラツ
    チ3の操作用油路19に介装したパイロツト圧作
    動式の切換弁21と前記シリンダとの間にパイロ
    ツト油路28を形成してあるシフト変速用油圧構
    造であつて、前記シフト変速用シリンダを、中央
    部にピストン部SPを形成し、かつ、端部にシフト
    フオーク29を備えたスプールSと、該スプール
    Sを内装し、かつ、前記ピストン部SPを挾んで両
    側に油室24a,24bを形成したケーシング2
    4とで構成すると共に、前記両油室24a,24
    bの一方に圧油が供給されてスプールSが作動す
    ると、圧油が供給された側の油室と連通し、又、
    スプールSが中立位置に設定されると、ピストン
    部SPを介してケーシング外に至るドレン用の油路
    SDと連通するよう、中立位置のピストン部SPに対
    向するケーシング24に、前記パイロツト油路2
    8と連通する単一のパイロツトポート28pを形
    成してあるシフト変速用油圧構造。
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