JPH05248577A - 締結用シール部材 - Google Patents
締結用シール部材Info
- Publication number
- JPH05248577A JPH05248577A JP4046831A JP4683192A JPH05248577A JP H05248577 A JPH05248577 A JP H05248577A JP 4046831 A JP4046831 A JP 4046831A JP 4683192 A JP4683192 A JP 4683192A JP H05248577 A JPH05248577 A JP H05248577A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- seal ring
- ring
- insertion hole
- fastening
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- Pending
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- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被締結体とボルトとの間のシール効果を、よ
り高くできるようにする。 【構成】 ボルト5に対する第二挿通孔14を形成する
リング状本体13を設けると共に、ボルト5に外嵌自在
な弾性シールリング12を保持する保持部15をリング
状本体13に設け、その保持部15に保持させたシール
リング12を、被締結体4の第一挿通孔10に挿通させ
たボルト5に挿通して、被締結体4に接当させた状態
で、シールリング12に対するボルト5頭部又はそのボ
ルト5に螺合されたナット3と、被締結体4とによる締
め付けによって、ボルト5の径方向における外方へ、シ
ールリング12が弾性変形するのを阻止する変形阻止部
15aを、保持部15に形成する。
り高くできるようにする。 【構成】 ボルト5に対する第二挿通孔14を形成する
リング状本体13を設けると共に、ボルト5に外嵌自在
な弾性シールリング12を保持する保持部15をリング
状本体13に設け、その保持部15に保持させたシール
リング12を、被締結体4の第一挿通孔10に挿通させ
たボルト5に挿通して、被締結体4に接当させた状態
で、シールリング12に対するボルト5頭部又はそのボ
ルト5に螺合されたナット3と、被締結体4とによる締
め付けによって、ボルト5の径方向における外方へ、シ
ールリング12が弾性変形するのを阻止する変形阻止部
15aを、保持部15に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、管のフランジ
継手部における締結用ボルト・ナットと共に用い、締結
した状態のフランジのボルト挿通孔を通した管内流体の
漏洩を阻止し、気密継手を形成する締結用シール部材に
関し、更に詳しく説明すると、被締結体の第一挿通孔に
挿通させたボルトに対する第二挿通孔を形成すると共
に、前記ボルトに前記第二挿通孔を通した状態で、前記
被締結体と前記ボルトとの間をシールする締結用シール
部材に関する。
継手部における締結用ボルト・ナットと共に用い、締結
した状態のフランジのボルト挿通孔を通した管内流体の
漏洩を阻止し、気密継手を形成する締結用シール部材に
関し、更に詳しく説明すると、被締結体の第一挿通孔に
挿通させたボルトに対する第二挿通孔を形成すると共
に、前記ボルトに前記第二挿通孔を通した状態で、前記
被締結体と前記ボルトとの間をシールする締結用シール
部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の締結用シール部材として
は、図4に示すように、被締結体4の第一挿通孔10
(ボルト穴)に挿通させたボルト5の頭部、又はそのボ
ルト5に螺合させたナット3と、被締結体4との間でボ
ルト5に外嵌させた弾性シールリング12を設け、前記
ボルト5又は前記ナット3の螺進に伴って、シールリン
グ12の片方の端面を被締結体4に、内周面をボルト外
周面5aに当接させて、被締結体4とボルト5との間を
シールするものがあった。
は、図4に示すように、被締結体4の第一挿通孔10
(ボルト穴)に挿通させたボルト5の頭部、又はそのボ
ルト5に螺合させたナット3と、被締結体4との間でボ
ルト5に外嵌させた弾性シールリング12を設け、前記
ボルト5又は前記ナット3の螺進に伴って、シールリン
グ12の片方の端面を被締結体4に、内周面をボルト外
周面5aに当接させて、被締結体4とボルト5との間を
シールするものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の締結用
シール部材によれば、ボルトとナットの螺進に伴って、
前記シールリングは、前記ボルトの軸心方向に沿う押圧
力を受けて、前記軸心方向に収縮し、前記ボルトの径方
向には拡大する弾性的な変形をみせる。
シール部材によれば、ボルトとナットの螺進に伴って、
前記シールリングは、前記ボルトの軸心方向に沿う押圧
力を受けて、前記軸心方向に収縮し、前記ボルトの径方
向には拡大する弾性的な変形をみせる。
【0004】即ち、前記押圧力に対するシールリングの
反発力が被締結体に作用して、シールリングの当接面を
強く押し付けた状態となり、シールリングと被締結体と
の合わせ面のシールを行っている。また、ボルト外周面
に対しては、シールリングが径方向に拡大変形すること
でボルトの外周面に当接してシールを行うものである。
反発力が被締結体に作用して、シールリングの当接面を
強く押し付けた状態となり、シールリングと被締結体と
の合わせ面のシールを行っている。また、ボルト外周面
に対しては、シールリングが径方向に拡大変形すること
でボルトの外周面に当接してシールを行うものである。
【0005】しかし、このシールリングの径方向の変形
を利用したボルト周りのシールに関しては、シールリン
グの当接力が弱く、シール効果が低いという問題があ
る。
を利用したボルト周りのシールに関しては、シールリン
グの当接力が弱く、シール効果が低いという問題があ
る。
【0006】即ち、前記押圧力を受けたシールリングの
拡大変形は、径方向での内方並びに外方の両方向へ発生
し、内方でボルトに当接して変形を拘束されると、それ
以後の殆どの変形は、拘束するものが無い外方に発生
し、押圧力を大きくしても、シールリング内周面とボル
ト外周面との当接力を増加させるより、むしろ外方への
変形量を増加させることに、押圧力が主に作用する傾向
が強くなる。
拡大変形は、径方向での内方並びに外方の両方向へ発生
し、内方でボルトに当接して変形を拘束されると、それ
以後の殆どの変形は、拘束するものが無い外方に発生
し、押圧力を大きくしても、シールリング内周面とボル
ト外周面との当接力を増加させるより、むしろ外方への
変形量を増加させることに、押圧力が主に作用する傾向
が強くなる。
【0007】その結果、ボルト・ナットを螺進させて、
前記押圧力を大きくしても、ボルト外周面のシール効果
を著しく増加させることが困難で、例えば、管のフラン
ジ継手においては、管内の流体が、ボルト穴からボルト
を伝って管外へ漏洩するという危険がある。
前記押圧力を大きくしても、ボルト外周面のシール効果
を著しく増加させることが困難で、例えば、管のフラン
ジ継手においては、管内の流体が、ボルト穴からボルト
を伝って管外へ漏洩するという危険がある。
【0008】従って、本発明の目的は、上記問題を解消
し、被締結体とボルトとの間のシールに、より高い効果
を発揮できる締結用シール部材を提供するところにあ
る。
し、被締結体とボルトとの間のシールに、より高い効果
を発揮できる締結用シール部材を提供するところにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明における締結用シール部材の第一の特徴構成
は、ボルトに対する第二挿通孔を形成するリング状本体
を設けると共に、前記ボルトに外嵌自在な弾性シールリ
ングを保持する保持部を前記リング状本体に設け、その
保持部に保持させた前記シールリングを、被締結体の第
一挿通孔に挿通させた前記ボルトに挿通して、前記被締
結体に接当させた状態で、前記シールリングに対する前
記ボルト頭部又はそのボルトに螺合されたナットと、前
記被締結体とによる締め付けによって、前記ボルトの径
方向における外方へ、前記シールリングが弾性変形する
のを阻止する変形阻止部を、前記保持部に形成してある
ところにある。
の本発明における締結用シール部材の第一の特徴構成
は、ボルトに対する第二挿通孔を形成するリング状本体
を設けると共に、前記ボルトに外嵌自在な弾性シールリ
ングを保持する保持部を前記リング状本体に設け、その
保持部に保持させた前記シールリングを、被締結体の第
一挿通孔に挿通させた前記ボルトに挿通して、前記被締
結体に接当させた状態で、前記シールリングに対する前
記ボルト頭部又はそのボルトに螺合されたナットと、前
記被締結体とによる締め付けによって、前記ボルトの径
方向における外方へ、前記シールリングが弾性変形する
のを阻止する変形阻止部を、前記保持部に形成してある
ところにある。
【0010】又、第二の特徴構成は、締結に伴って変形
する前記シールリングが、前記第一挿通孔内の隙間へ進
入するのを阻止する進入阻止部を、締結状態の前記シー
ルリングの前記被締結体がわ端面の一部に設けてあると
ころにある。
する前記シールリングが、前記第一挿通孔内の隙間へ進
入するのを阻止する進入阻止部を、締結状態の前記シー
ルリングの前記被締結体がわ端面の一部に設けてあると
ころにある。
【0011】
【作用】本発明の特徴構成によれば、ボルトに対する第
二挿通孔を形成するリング状本体を設けると共に、ボル
トに外嵌自在な弾性シールリングを保持する保持部をリ
ング状本体に設け、その保持部に保持させたシールリン
グを、被締結体の第一挿通孔に挿通させた前記ボルトに
挿通して、被締結体に接当させた状態で、シールリング
に対するボルト頭部又はそのボルトに螺合されたナット
と、被締結体とによる締め付けによって、ボルトの径方
向における外方へ、シールリングが弾性変形するのを阻
止する変形阻止部を、前記保持部に形成してあるので、
ボルト・ナットの螺進に伴って、シールリングは、押圧
力を受け、ボルト軸心方向に沿う方向、及び、ボルトの
径方向夫々に次のような作用をする。
二挿通孔を形成するリング状本体を設けると共に、ボル
トに外嵌自在な弾性シールリングを保持する保持部をリ
ング状本体に設け、その保持部に保持させたシールリン
グを、被締結体の第一挿通孔に挿通させた前記ボルトに
挿通して、被締結体に接当させた状態で、シールリング
に対するボルト頭部又はそのボルトに螺合されたナット
と、被締結体とによる締め付けによって、ボルトの径方
向における外方へ、シールリングが弾性変形するのを阻
止する変形阻止部を、前記保持部に形成してあるので、
ボルト・ナットの螺進に伴って、シールリングは、押圧
力を受け、ボルト軸心方向に沿う方向、及び、ボルトの
径方向夫々に次のような作用をする。
【0012】ボルト軸心方向に沿う方向においてシール
リングは、押圧力に対する反発力の作用により、被締結
体に当接して、シールリングと被締結体との間に、押圧
力に応じたシール効果をもたらす。
リングは、押圧力に対する反発力の作用により、被締結
体に当接して、シールリングと被締結体との間に、押圧
力に応じたシール効果をもたらす。
【0013】また、ボルト径方向においては、ボルト径
方向での外方で、前記変形阻止部に当接して、それ以後
の外方への変形を拘束されると共に、内方では、ボルト
外周面に当接し、シールリングとボルトとの間に、やは
り、押圧力に応じたシール効果をもたらす。
方向での外方で、前記変形阻止部に当接して、それ以後
の外方への変形を拘束されると共に、内方では、ボルト
外周面に当接し、シールリングとボルトとの間に、やは
り、押圧力に応じたシール効果をもたらす。
【0014】その際、従来のように、押圧力を大きくし
ても、シールリングの外方への変形を助長するだけで、
内周面で当接するボルト間のシール効果が期待できない
という問題は解消され、シールリングの拘束面を増加さ
せたことで、押圧力を効率よくシール効果に反映させる
ことが出来るようになる。
ても、シールリングの外方への変形を助長するだけで、
内周面で当接するボルト間のシール効果が期待できない
という問題は解消され、シールリングの拘束面を増加さ
せたことで、押圧力を効率よくシール効果に反映させる
ことが出来るようになる。
【0015】尚、締結に伴って変形する前記シールリン
グが、前記第一挿通孔内の隙間へ進入するのを阻止する
進入阻止部を、締結状態の前記シールリングの前記被締
結体がわ端面の一部に設けてあれば、シールリングが第
一挿通孔内のボルトとの隙間に変形進入することを防
ぎ、更にシールリングの変形拘束面を増加させてシール
効果を良くすることが可能となる。
グが、前記第一挿通孔内の隙間へ進入するのを阻止する
進入阻止部を、締結状態の前記シールリングの前記被締
結体がわ端面の一部に設けてあれば、シールリングが第
一挿通孔内のボルトとの隙間に変形進入することを防
ぎ、更にシールリングの変形拘束面を増加させてシール
効果を良くすることが可能となる。
【0016】
【発明の効果】従って、本発明の締結用シール部材によ
れば、ボルト・ナットの螺進によるシールリングに対す
る押圧力を、効率よくシール効果に反映させることが出
来るので、少ない押圧力で充分にシールすることが可能
となり、シールリングに無理な変形を与えないので、シ
ールリングの劣化を抑え、長期的なシール効果も期待で
きるようになった。
れば、ボルト・ナットの螺進によるシールリングに対す
る押圧力を、効率よくシール効果に反映させることが出
来るので、少ない押圧力で充分にシールすることが可能
となり、シールリングに無理な変形を与えないので、シ
ールリングの劣化を抑え、長期的なシール効果も期待で
きるようになった。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0018】図2は、ガス導管1のフランジ継手部2に
於て、管内のガスが漏出しないようにガス導管1を連結
してある状況を示している。
於て、管内のガスが漏出しないようにガス導管1を連結
してある状況を示している。
【0019】被締結体の一例であるフランジ4相互を、
ボルト5・ナット3で連結してある前記フランジ継手部
2において、このフランジ4の外周面に、その周長に合
わせて切断したゴムベルト6を、フランジ突合せ面周部
を包むように囲繞して、そのゴムベルト6の周部で、ス
ティールベルト7を前記フランジ突合せ面を挟んだ両側
に各々巻いて、絞め具を用いて締結してある。
ボルト5・ナット3で連結してある前記フランジ継手部
2において、このフランジ4の外周面に、その周長に合
わせて切断したゴムベルト6を、フランジ突合せ面周部
を包むように囲繞して、そのゴムベルト6の周部で、ス
ティールベルト7を前記フランジ突合せ面を挟んだ両側
に各々巻いて、絞め具を用いて締結してある。
【0020】次に図1に、突き合わせたフランジ4に対
する、実施例の締結用シール部材8を介した、ボルト5
・ナット3による接合状況を示す。
する、実施例の締結用シール部材8を介した、ボルト5
・ナット3による接合状況を示す。
【0021】両フランジ4は、パッキン9を介して突き
合わせてあり、それらを幅方向に貫通するボルト5挿通
用の第一挿通孔10を形成してある。この第一挿通孔1
0は、その内径を、前記ボルト5の外径より、やや大き
めに設定して形成してある。
合わせてあり、それらを幅方向に貫通するボルト5挿通
用の第一挿通孔10を形成してある。この第一挿通孔1
0は、その内径を、前記ボルト5の外径より、やや大き
めに設定して形成してある。
【0022】第一挿通孔10に挿通したボルト5には、
進入阻止部の一例であるリング状金属板11と、筒状の
ゴム製シールリング12と、ナット3の締め付け力をシ
ールリング12に伝達するリング状本体13とで構成す
る締結用シール部材8が、外嵌状態に配置され、ナット
3をボルト5に取り付けて軸心P方向に沿って螺進さ
せ、そのナット3と、フランジ4との間で、前記締結用
シール部材8を締め付けて両フランジ4を締結するもの
である。
進入阻止部の一例であるリング状金属板11と、筒状の
ゴム製シールリング12と、ナット3の締め付け力をシ
ールリング12に伝達するリング状本体13とで構成す
る締結用シール部材8が、外嵌状態に配置され、ナット
3をボルト5に取り付けて軸心P方向に沿って螺進さ
せ、そのナット3と、フランジ4との間で、前記締結用
シール部材8を締め付けて両フランジ4を締結するもの
である。
【0023】前記リング状金属板11は、締結用シール
部材8を上述の通り締め付けた状態で、ボルト5外周面
5aと第一挿通孔10との隙間Sに、変形するシールリ
ング12が進入するのを防ぐために、その内径をボルト
5外径と殆ど同じに、且つ、ボルト5に外嵌可能に形成
してある。
部材8を上述の通り締め付けた状態で、ボルト5外周面
5aと第一挿通孔10との隙間Sに、変形するシールリ
ング12が進入するのを防ぐために、その内径をボルト
5外径と殆ど同じに、且つ、ボルト5に外嵌可能に形成
してある。
【0024】前記シールリング12は、ボルト5挿通用
の挿通孔12aを形成してあり、前記ナット3の締め付
けによる押圧力に対して、弾性変形自在に形成してあ
る。
の挿通孔12aを形成してあり、前記ナット3の締め付
けによる押圧力に対して、弾性変形自在に形成してあ
る。
【0025】前記リング状本体13は、ボルト5に外嵌
させるために、第二挿通孔14を形成してあり、シール
リング12の端部側を保持する保持部15を設けて、前
記押圧力を受けることで、ボルト5の径方向での外方へ
変形するシールリング12の外周面に接当し、その変形
を阻止する変形阻止部15aを設けてある。又、前記保
持部15にシールリング12を保持した状態で、変形阻
止部15aのフランジ4側端面を、シールリング12の
フランジ4側端面よりナット3側に位置するように形成
し、シールリング12の収縮を考慮した締め付けしろを
確保できるようにしてある。
させるために、第二挿通孔14を形成してあり、シール
リング12の端部側を保持する保持部15を設けて、前
記押圧力を受けることで、ボルト5の径方向での外方へ
変形するシールリング12の外周面に接当し、その変形
を阻止する変形阻止部15aを設けてある。又、前記保
持部15にシールリング12を保持した状態で、変形阻
止部15aのフランジ4側端面を、シールリング12の
フランジ4側端面よりナット3側に位置するように形成
し、シールリング12の収縮を考慮した締め付けしろを
確保できるようにしてある。
【0026】上述の締結用シール部材8に前記押圧力を
作用させることで、図1(ロ)に示すように、シールリ
ング12が弾性変形を起こし、内周面はボルト5外周面
5aに、フランジ4側端面はフランジ4表面4aに接当
して、ボルト5とフランジ4間をシールすることがで
き、両フランジ4間から第一挿通孔10を通したガス導
管1内のガスの漏洩を防止することが可能となる。
作用させることで、図1(ロ)に示すように、シールリ
ング12が弾性変形を起こし、内周面はボルト5外周面
5aに、フランジ4側端面はフランジ4表面4aに接当
して、ボルト5とフランジ4間をシールすることがで
き、両フランジ4間から第一挿通孔10を通したガス導
管1内のガスの漏洩を防止することが可能となる。
【0027】〔別実施例〕以下に別実施例を説明する。
【0028】〈1〉 リング状本体13に関しては、先
の実施例で説明したシールリング12とナット3間に配
置するものに限るものではなく、例えば、図3に示すよ
うに、シールリング12に外嵌し、且つ、保持部15の
全てが変形阻止部15aとなるように形成してあっても
よい。この場合、リング状本体13内径を、ナット3の
外径より大きく形成してあれば、ナット3の螺進に伴っ
て、そのリング状本体13の被締結体4側の端面が、被
締結体4表面4aに当接した後も、更にナット3を螺進
させる事が可能となり、その螺進によって、より強い押
圧力をシールリング12に作用させて、シール効果を高
めることが出来る。
の実施例で説明したシールリング12とナット3間に配
置するものに限るものではなく、例えば、図3に示すよ
うに、シールリング12に外嵌し、且つ、保持部15の
全てが変形阻止部15aとなるように形成してあっても
よい。この場合、リング状本体13内径を、ナット3の
外径より大きく形成してあれば、ナット3の螺進に伴っ
て、そのリング状本体13の被締結体4側の端面が、被
締結体4表面4aに当接した後も、更にナット3を螺進
させる事が可能となり、その螺進によって、より強い押
圧力をシールリング12に作用させて、シール効果を高
めることが出来る。
【0029】〈2〉 ボルト5・ナット3の構成は、先
の実施例で説明したような、ボルト5の両端にそれぞれ
螺合するナット3を用いたものに限らず、頭部に拡径部
を備えたボルト5と、そのボルト5の先端側に螺合する
ナット3とを用いた構成のものであってもよい。
の実施例で説明したような、ボルト5の両端にそれぞれ
螺合するナット3を用いたものに限らず、頭部に拡径部
を備えたボルト5と、そのボルト5の先端側に螺合する
ナット3とを用いた構成のものであってもよい。
【0030】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】実施例の締結用シール部材を表す断面図
【図2】実施例の管継手部を表す斜視図
【図3】別実施例の締結用シール部材を表す断面図
【図4】従来例の締結用シール部材を表す断面図
3 ナット 4 被締結体 5 ボルト 10 第一挿通孔 11 進入阻止部 12 シールリング 13 リング状本体 14 第二挿通孔 15 保持部 15a 変形阻止部 S 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩川 征夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 黒野 忠治 兵庫県尼崎市武庫豊町3丁目6番1―605
Claims (2)
- 【請求項1】 被締結体(4)の第一挿通孔(10)に
挿通させたボルト(5)に対する第二挿通孔(14)を
形成すると共に、前記ボルト(5)に前記第二挿通孔
(14)を通した状態で前記被締結体(4)と前記ボル
ト(5)との間をシールする締結用シール部材であっ
て、 前記第二挿通孔(14)を形成するリング状本体(1
3)を設けると共に、前記ボルト(5)に外嵌自在な弾
性シールリング(12)を保持する保持部(15)を前
記リング状本体(13)に設け、その保持部(15)に
保持させた前記シールリング(12)を前記ボルト
(5)に挿通して前記被締結体(4)に接当させた状態
で、前記シールリング(12)に対する前記ボルト
(5)頭部又はそのボルト(5)に螺合されたナット
(3)と、前記被締結体(4)とによる締め付けによっ
て、前記ボルト(5)の径方向における外方へ前記シー
ルリング(12)が弾性変形するのを阻止する変形阻止
部(15a)を前記保持部(15)に形成してある締結
用シール部材。 - 【請求項2】 締結に伴って変形する前記弾性シールリ
ング(12)が、前記第一挿通孔(10)内の隙間
(S)へ進入するのを阻止する進入阻止部(11)を、
締結状態の前記シールリング(12)の前記被締結体
(4)がわ端面の一部に設けた請求項1に記載の締結用
シール部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4046831A JPH05248577A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 締結用シール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4046831A JPH05248577A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 締結用シール部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05248577A true JPH05248577A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=12758284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4046831A Pending JPH05248577A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 締結用シール部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05248577A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014181763A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Waterworks Technology Development Organization Co Ltd | 流体機器同士の締結方法、及び締結具 |
CN110319287A (zh) * | 2019-08-16 | 2019-10-11 | 湖北拓宇水电科技股份有限公司 | 一种蝶形密封的水泵管道伸缩节 |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP4046831A patent/JPH05248577A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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