JPH05248420A - 三軸用のクランプ - Google Patents
三軸用のクランプInfo
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- JPH05248420A JPH05248420A JP8165792A JP8165792A JPH05248420A JP H05248420 A JPH05248420 A JP H05248420A JP 8165792 A JP8165792 A JP 8165792A JP 8165792 A JP8165792 A JP 8165792A JP H05248420 A JPH05248420 A JP H05248420A
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- clamp
- metal fittings
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- fittings
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 取り扱い中に破損の恐れがなく、軽量安価に
して三軸の交差部を強固に結合できるクランプを提供す
る。 【構成】 中央部に平面部1を有しその平面部1から1
20度の角度間隔をおいて外方に延びる3個の把持片2
を備えた推進スクリュー状の1対の金具3A、3Bと、その
金具3A、3Bの中央部に止着された三角形のスペーサー4
と、上記1対の金具3A、3Bを対向状態に結合するセット
ボルト5とによってクランプを構成し、上記1対の金具
3A、3B鋼板を切断しプレス加工して形成するとともに、
一方の平面部1の中心部に上記ボルト5が挿通でき中空
ボス軸6A、他方の金具の平面部1の中心部に上記ボルト
5と螺合できる中空のボス軸6Bをそれぞれ立設固定して
この中空ボス軸6A、6Bの各々に上記スペーサ4を嵌合止
着し、三方に延びる上記把持片2、2の先端部を円弧状
に湾曲して各把持片2に結合すべきパイプ材の外周曲面
に沿った湾曲部7、7を形成する。
して三軸の交差部を強固に結合できるクランプを提供す
る。 【構成】 中央部に平面部1を有しその平面部1から1
20度の角度間隔をおいて外方に延びる3個の把持片2
を備えた推進スクリュー状の1対の金具3A、3Bと、その
金具3A、3Bの中央部に止着された三角形のスペーサー4
と、上記1対の金具3A、3Bを対向状態に結合するセット
ボルト5とによってクランプを構成し、上記1対の金具
3A、3B鋼板を切断しプレス加工して形成するとともに、
一方の平面部1の中心部に上記ボルト5が挿通でき中空
ボス軸6A、他方の金具の平面部1の中心部に上記ボルト
5と螺合できる中空のボス軸6Bをそれぞれ立設固定して
この中空ボス軸6A、6Bの各々に上記スペーサ4を嵌合止
着し、三方に延びる上記把持片2、2の先端部を円弧状
に湾曲して各把持片2に結合すべきパイプ材の外周曲面
に沿った湾曲部7、7を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX軸、Y軸およびZ軸の
ように互いに直角方向に交差する三軸のクランプ、特に
病院あるいは各種の研究室において使用される容器や機
器の保管保護のための枠体や棚の組み立てに好適な三軸
用クランプに関するものである。
ように互いに直角方向に交差する三軸のクランプ、特に
病院あるいは各種の研究室において使用される容器や機
器の保管保護のための枠体や棚の組み立てに好適な三軸
用クランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】水平方向に直交する2本の横パイプと、
その交差部分に垂直に配された1本の縦パイプとをその
交差部において結合するための所謂三軸用のクランプの
代表例としては、実開昭63−94255号公報あるい
は実開昭62−203346号公報に記載されているよ
うな三連式クランプを挙げることができる。
その交差部分に垂直に配された1本の縦パイプとをその
交差部において結合するための所謂三軸用のクランプの
代表例としては、実開昭63−94255号公報あるい
は実開昭62−203346号公報に記載されているよ
うな三連式クランプを挙げることができる。
【0003】この従来の三連式クランプは、垂直に配置
される縦パイプを把持するクランプと、水平に配置され
る横パイプを把持するクランプとが直交状態に連結さ
れ、さらに上記横パイプと直交して水平に配置されるパ
イプを把持するためのクランプを上記縦パイプのクラン
プに直交して連結し、各クランプの開口部にそれぞれ締
結手段が設けられた構造を有している。そしてかかる構
造の三軸用のクランプは主として外径が25mm以上のパ
イプ材による野外の組み立て物、例えば、建設工事場の
組み立て足場あるいは温室栽培のハウスなどのような組
み立て物に適用されている。
される縦パイプを把持するクランプと、水平に配置され
る横パイプを把持するクランプとが直交状態に連結さ
れ、さらに上記横パイプと直交して水平に配置されるパ
イプを把持するためのクランプを上記縦パイプのクラン
プに直交して連結し、各クランプの開口部にそれぞれ締
結手段が設けられた構造を有している。そしてかかる構
造の三軸用のクランプは主として外径が25mm以上のパ
イプ材による野外の組み立て物、例えば、建設工事場の
組み立て足場あるいは温室栽培のハウスなどのような組
み立て物に適用されている。
【0004】一方、病院あるいは各種の研究室において
使用される容器や機器の保管保護のための枠体や棚のよ
うに、外径が20mm以下の細いパイプ材によって形成さ
れる組み立て構造物のパイプの結合には、3枚羽根の推
進用のスクリューのような形状をした一対の鋳造クラン
プが好んで用いられ、三軸の交差部の内外側からこのス
クリュー形のクランプを嵌合し、中心部をネジ締めする
ことによって3本のパイプ材の交差部が結合できるよう
になっている。
使用される容器や機器の保管保護のための枠体や棚のよ
うに、外径が20mm以下の細いパイプ材によって形成さ
れる組み立て構造物のパイプの結合には、3枚羽根の推
進用のスクリューのような形状をした一対の鋳造クラン
プが好んで用いられ、三軸の交差部の内外側からこのス
クリュー形のクランプを嵌合し、中心部をネジ締めする
ことによって3本のパイプ材の交差部が結合できるよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記前者
のクランプは、3本のパイプが個々に把持されるためそ
の結合力が大きいという利点を有しているが、構造が複
雑で製作費が高く、またクランプの形態が大きいため結
合部においてクランプが突出し、不体裁となる。したが
ってこの種のクランプは上記したように工事用の組み立
て足場枠に汎用され、室内で使用する枠体のクランプと
しては不向きである。
のクランプは、3本のパイプが個々に把持されるためそ
の結合力が大きいという利点を有しているが、構造が複
雑で製作費が高く、またクランプの形態が大きいため結
合部においてクランプが突出し、不体裁となる。したが
ってこの種のクランプは上記したように工事用の組み立
て足場枠に汎用され、室内で使用する枠体のクランプと
しては不向きである。
【0006】これに対して上記後者のスクリュー形のク
ランプは、構造が簡単であり結合部の体裁もよいことか
ら室内の組み立て枠用として好都合である。ところが従
来のこの種のスクリュー形のクランプは鋳造によって設
策されているため大きさの割りに重く、また鋳造である
ため端縁の薄肉部分が破損し易いという難点があり、さ
らにまた耐蝕性を考慮した材料、例えばステンレスでも
って鋳造したものにおいては、鋳造コストおよび材料費
が嵩み、クランプが高価になることが避けられない。
ランプは、構造が簡単であり結合部の体裁もよいことか
ら室内の組み立て枠用として好都合である。ところが従
来のこの種のスクリュー形のクランプは鋳造によって設
策されているため大きさの割りに重く、また鋳造である
ため端縁の薄肉部分が破損し易いという難点があり、さ
らにまた耐蝕性を考慮した材料、例えばステンレスでも
って鋳造したものにおいては、鋳造コストおよび材料費
が嵩み、クランプが高価になることが避けられない。
【0007】本発明は、上記した後者のスクリュー形の
クランプの上記問題点を改善し、軽量にして安価な三軸
用のクランプを提供することを目的としているものであ
る。
クランプの上記問題点を改善し、軽量にして安価な三軸
用のクランプを提供することを目的としているものであ
る。
【0008】本発明は、三方に把持片を有するスクリュ
ー形のクランプを鋼板でもって形成するとともに直角に
交差した三軸の交差隙間に位置するスペーサーを設ける
ことによって上記課題を解決したものである。
ー形のクランプを鋼板でもって形成するとともに直角に
交差した三軸の交差隙間に位置するスペーサーを設ける
ことによって上記課題を解決したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち本発明の三軸用クラ
ンプは、鋼板を切断しプレス加工によって形成され、中
央部に平面部を有しその平面部から略120度の角度間
隔をおいて外方に延びる3個の把持片を備えた推進スク
リュー状の1対の金具と、その金具の中央部に止着され
た三角形状のスペーサーと、上記1対の金具を対向状態
に結合するボルトからなり、上記1対の金具のそれぞれ
の平面部の中心部には上記ボルトが挿通可能なボス軸が
立設されてこのボス軸の各々に上記スペーサーが嵌合止
着され、1対の金具の平面部からそれぞれ三方に延びる
上記把持片は、その先端部がボス軸側に向かって湾曲さ
れて各把持片に結合すべきパイプ材の外周曲面に沿った
円弧状の湾曲部が形成され、この3個の把持片の各湾曲
部の円弧面が、水平方向に交差した2本の横パイプ材と
この交差位置に垂直方向に当接された1本の縦パイプ材
とによって形成されたデルターコーナー位置における3
本のパイプ材の心軸に沿った傾きを有していることを特
徴としているものである。
ンプは、鋼板を切断しプレス加工によって形成され、中
央部に平面部を有しその平面部から略120度の角度間
隔をおいて外方に延びる3個の把持片を備えた推進スク
リュー状の1対の金具と、その金具の中央部に止着され
た三角形状のスペーサーと、上記1対の金具を対向状態
に結合するボルトからなり、上記1対の金具のそれぞれ
の平面部の中心部には上記ボルトが挿通可能なボス軸が
立設されてこのボス軸の各々に上記スペーサーが嵌合止
着され、1対の金具の平面部からそれぞれ三方に延びる
上記把持片は、その先端部がボス軸側に向かって湾曲さ
れて各把持片に結合すべきパイプ材の外周曲面に沿った
円弧状の湾曲部が形成され、この3個の把持片の各湾曲
部の円弧面が、水平方向に交差した2本の横パイプ材と
この交差位置に垂直方向に当接された1本の縦パイプ材
とによって形成されたデルターコーナー位置における3
本のパイプ材の心軸に沿った傾きを有していることを特
徴としているものである。
【0010】スクリュー状の金具用の鋼板、ボス軸ある
いはセット用のボルトナットには耐蝕性材料、例えばス
テンレス鋼材を用いることが望ましく、スクリュー状の
金具は、厚さ1〜3mmのステンレス鋼を3個の把持片を
形成するための3枚羽根形を有する推進スクリュー状に
裁断し、しかるのち結合すべきパイプ材の直径に対応し
てそれぞれ同一方向に傾きを有する湾曲部を形成すると
よい。
いはセット用のボルトナットには耐蝕性材料、例えばス
テンレス鋼材を用いることが望ましく、スクリュー状の
金具は、厚さ1〜3mmのステンレス鋼を3個の把持片を
形成するための3枚羽根形を有する推進スクリュー状に
裁断し、しかるのち結合すべきパイプ材の直径に対応し
てそれぞれ同一方向に傾きを有する湾曲部を形成すると
よい。
【0011】上記一対の金具の把持片の湾曲部の傾き方
向は、パイプ材による組み立て枠の左側交差部の結合用
と右側交差部の結合用とにおいて逆方向をなし、一対の
左側結合用と一対の右側結合用のクランプをそれぞれ数
対使用することによってパイプ材による組み立て枠が形
成される。
向は、パイプ材による組み立て枠の左側交差部の結合用
と右側交差部の結合用とにおいて逆方向をなし、一対の
左側結合用と一対の右側結合用のクランプをそれぞれ数
対使用することによってパイプ材による組み立て枠が形
成される。
【0012】上記金具のボス軸の各々に嵌合止着される
三角形状のスペーサーは、金属で形成してもよいが、合
成樹脂や硬質のゴムが好適である。このスペーサーは2
本の横パイプ材と1本の縦パイプ材が相互に直角に交差
することによって生じる三角錐状のデルター空隙に嵌入
し、セットボルトの締め付け時にその陵縁を3本のパイ
プの軸線に沿って外周面に当接させ、結合力を強化する
ためのものであることから、パイプ材と当接する陵縁を
平坦にまたはパイプ材の曲面に対応した曲面に縁取りし
ておくと、3本のパイプ材をより強固に且つ安定して結
合することができる。
三角形状のスペーサーは、金属で形成してもよいが、合
成樹脂や硬質のゴムが好適である。このスペーサーは2
本の横パイプ材と1本の縦パイプ材が相互に直角に交差
することによって生じる三角錐状のデルター空隙に嵌入
し、セットボルトの締め付け時にその陵縁を3本のパイ
プの軸線に沿って外周面に当接させ、結合力を強化する
ためのものであることから、パイプ材と当接する陵縁を
平坦にまたはパイプ材の曲面に対応した曲面に縁取りし
ておくと、3本のパイプ材をより強固に且つ安定して結
合することができる。
【0013】上記のようにスペーサーの陵縁をパイプ材
の軸線に沿って当接させるためには、スペーサーの各陵
縁を各把持片間に位置させる必要がある。そのためには
スペーサーを嵌合保持するボス軸の外周軸方向に少なく
とも1つの平坦面を形成してボス軸を断面非円形とな
し、その断面形状と同じ透孔をスペーサーの中心に設
け、嵌合後にスペーサーが回動せずかつその各陵縁が各
把持片間の正位置になるようにセットできるように構成
するとよい。
の軸線に沿って当接させるためには、スペーサーの各陵
縁を各把持片間に位置させる必要がある。そのためには
スペーサーを嵌合保持するボス軸の外周軸方向に少なく
とも1つの平坦面を形成してボス軸を断面非円形とな
し、その断面形状と同じ透孔をスペーサーの中心に設
け、嵌合後にスペーサーが回動せずかつその各陵縁が各
把持片間の正位置になるようにセットできるように構成
するとよい。
【0014】
【作用】水平方向に交差した2本の横パイプ材とこの交
差位置に垂直方向に当接された1本の縦パイプ材とによ
って形成されるデルターコーナー位置の表側と裏側から
クランプ金具を当接し、三角形状のスペーサーをそのデ
ルター空隙に嵌入位置させるとともに三方に延びる把持
片の湾曲部を交差した3本のパイプ材上に当て、しかる
のちセットボルトでもって両金具を相互に引き寄せて結
合させると、両金具の各把持片は3本のパイプ材をそれ
ぞれ直交状態に的確に掴持する。そしてセットボルトの
締め付けによって上記スペーサーの各陵縁が三方に延び
る各パイプ材の外周面に当接し、上記把持片と協働して
交差部の3本のパイプ材を強固に掴持する。
差位置に垂直方向に当接された1本の縦パイプ材とによ
って形成されるデルターコーナー位置の表側と裏側から
クランプ金具を当接し、三角形状のスペーサーをそのデ
ルター空隙に嵌入位置させるとともに三方に延びる把持
片の湾曲部を交差した3本のパイプ材上に当て、しかる
のちセットボルトでもって両金具を相互に引き寄せて結
合させると、両金具の各把持片は3本のパイプ材をそれ
ぞれ直交状態に的確に掴持する。そしてセットボルトの
締め付けによって上記スペーサーの各陵縁が三方に延び
る各パイプ材の外周面に当接し、上記把持片と協働して
交差部の3本のパイプ材を強固に掴持する。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を示している図にもとづ
いてさらに具体的に説明すると、本発明の三軸用のクラ
ンプは、図1に示したように、中央部に平面部1を備え
その平面部1の中心からそれぞれ略120度の角度間隔
をおいて三方に延びる把持片2、2を備えた推進スクリ
ュー状の1対の金具3A、3Bと、その金具3A、3Bの中央部
に止着された正三角形状のスペーサー4と、上記1対の
金具3A、3Bを対向状態に結合するセットボルト5からな
り、本実施例においては、上記1対の金具3A、3Bはステ
ンレス鋼板をプレス形成され、スペーサーピース4は合
成樹脂によって形成されている。
いてさらに具体的に説明すると、本発明の三軸用のクラ
ンプは、図1に示したように、中央部に平面部1を備え
その平面部1の中心からそれぞれ略120度の角度間隔
をおいて三方に延びる把持片2、2を備えた推進スクリ
ュー状の1対の金具3A、3Bと、その金具3A、3Bの中央部
に止着された正三角形状のスペーサー4と、上記1対の
金具3A、3Bを対向状態に結合するセットボルト5からな
り、本実施例においては、上記1対の金具3A、3Bはステ
ンレス鋼板をプレス形成され、スペーサーピース4は合
成樹脂によって形成されている。
【0016】一対の金具3A、3Bの一方の金具3Aの平面部
1の中心部には、、上記ボルト5が挿通できる中空ボス
軸6Aが突設してあり、他方の金具3Bの平面部1の中心部
には上記ボルト5と螺合できるネジ溝を有した中空のボ
ス軸6Bが立設されていて、この中空ボス軸6A、6Bの各々
に上記スペーサー4が嵌合止着されている。なおセット
ボルトはボルトとナットで締付けるようにしてもよい。
1の中心部には、、上記ボルト5が挿通できる中空ボス
軸6Aが突設してあり、他方の金具3Bの平面部1の中心部
には上記ボルト5と螺合できるネジ溝を有した中空のボ
ス軸6Bが立設されていて、この中空ボス軸6A、6Bの各々
に上記スペーサー4が嵌合止着されている。なおセット
ボルトはボルトとナットで締付けるようにしてもよい。
【0017】上記した1対の金具3A、3Bの中心部からそ
れぞれ三方に延びる上記各把持片2、2は、その先端部
が中空ボス軸6A、6B側に向かって円弧上に湾曲されて結
合すべきパイプ材の外周曲面に沿った湾曲部7、7に形
成され、この3個の把持片2、2の各湾曲部7、7の円
弧面は、図2に示しているように、水平方向に交差した
2本の横パイプ材10、11とこの交差位置に垂直方向に当
接された1本の縦パイプ材12によって形成されたデルタ
ーコーナー位置13における3本のパイプ材10、11、12の
軸心に沿った傾きを有していて、図3および図4に示し
ているように、一対の金具3A、3Bを対向させたとき、対
向する各把持片2、2の湾曲部7、7によってデルター
コーナー位置13における3本のパイプ材10、11、12が掴
持されるようになっている。
れぞれ三方に延びる上記各把持片2、2は、その先端部
が中空ボス軸6A、6B側に向かって円弧上に湾曲されて結
合すべきパイプ材の外周曲面に沿った湾曲部7、7に形
成され、この3個の把持片2、2の各湾曲部7、7の円
弧面は、図2に示しているように、水平方向に交差した
2本の横パイプ材10、11とこの交差位置に垂直方向に当
接された1本の縦パイプ材12によって形成されたデルタ
ーコーナー位置13における3本のパイプ材10、11、12の
軸心に沿った傾きを有していて、図3および図4に示し
ているように、一対の金具3A、3Bを対向させたとき、対
向する各把持片2、2の湾曲部7、7によってデルター
コーナー位置13における3本のパイプ材10、11、12が掴
持されるようになっている。
【0018】上記した金具3A、3Bの把持片2、2の湾曲
部7、7の傾き方向は、パイプ材による組み立て枠の左
側交差部の結合用と右側交差部の結合用とにおいて逆方
向をなし、一対の左側結合用と一対の右側結合用のクラ
ンプをそれぞれ数対使用することによってパイプ材10、
11、12による組み立て枠が形成される。図4は左側交差
部用そして図5は右側交差部用一対の金具3A、3Bの対向
状態を示している。
部7、7の傾き方向は、パイプ材による組み立て枠の左
側交差部の結合用と右側交差部の結合用とにおいて逆方
向をなし、一対の左側結合用と一対の右側結合用のクラ
ンプをそれぞれ数対使用することによってパイプ材10、
11、12による組み立て枠が形成される。図4は左側交差
部用そして図5は右側交差部用一対の金具3A、3Bの対向
状態を示している。
【0019】上記金具の平面部の中心に立設固定された
中空のボス軸6A、6Bおよびセットボルト5は金具3A、3B
同様にステンレス鋼材でもって形成され、図6および図
7に示しているように中空ボス軸6A、6Bの周側面の一部
には平坦面8が形成されて断面非円形をなし、この断面
形状に適合した透孔9がスペーサー4の中心に設けられ
ており、又スペーサ4の抜落を防止するためにストッパ
ー14が浅溝4a内にC字状をなしたリングが嵌着されてい
る。
中空のボス軸6A、6Bおよびセットボルト5は金具3A、3B
同様にステンレス鋼材でもって形成され、図6および図
7に示しているように中空ボス軸6A、6Bの周側面の一部
には平坦面8が形成されて断面非円形をなし、この断面
形状に適合した透孔9がスペーサー4の中心に設けられ
ており、又スペーサ4の抜落を防止するためにストッパ
ー14が浅溝4a内にC字状をなしたリングが嵌着されてい
る。
【0020】上記金具3A、3Bの中空ボス軸6A、6Bの各々
に嵌合止着される三角形状のスペーサー4、4は、図8
に示しているように上記非円形の透孔9を中空ボス軸6
A、6Bに嵌合し、ストッパー14で係止して中空ボス軸6
A、6Bに対して回動不能に嵌合止着されている。そして
この嵌合状態において露出している各陵縁には縁取り面
15、15が形成されている。
に嵌合止着される三角形状のスペーサー4、4は、図8
に示しているように上記非円形の透孔9を中空ボス軸6
A、6Bに嵌合し、ストッパー14で係止して中空ボス軸6
A、6Bに対して回動不能に嵌合止着されている。そして
この嵌合状態において露出している各陵縁には縁取り面
15、15が形成されている。
【0021】このスペーサー4は、2本の横パイプ材1
0、11と1本の縦パイプ材12が相互に直角に交差するこ
とによって生じる三角錐状のデルター空隙に嵌入し、セ
ットボルト5に締め付け時にその縁取り面15、15を3本
のパイプ材10、11、12の軸線に沿って外周面に当接さ
せ、結合力を強化するためのものであることから、この
縁取り面15、15は図9あるいは図10に示しているよう
に、パイプ材10、11、12の曲面に対応した湾曲面である
ことがより好ましい。
0、11と1本の縦パイプ材12が相互に直角に交差するこ
とによって生じる三角錐状のデルター空隙に嵌入し、セ
ットボルト5に締め付け時にその縁取り面15、15を3本
のパイプ材10、11、12の軸線に沿って外周面に当接さ
せ、結合力を強化するためのものであることから、この
縁取り面15、15は図9あるいは図10に示しているよう
に、パイプ材10、11、12の曲面に対応した湾曲面である
ことがより好ましい。
【0022】続いて上記した本発明のクランプによるパ
イプ材の組み立て結合要領について説明すると、まず2
本の横パイプ材10、11と1本の縦パイプ材12をそれぞれ
相互に直角に交差させ、この3本のパイプ材10、11、12
の交差によって形成されるデルターコーナー位置の表側
と裏側からクランプ用の金具3A、3Bを当接し、三角形の
スペーサー4をそのデルター空隙に嵌入位置させるとと
もに三方に延びる把持片2、2の湾曲部7、7を交差し
た3本のパイプ材10、11、12上に当て、しかるのちセッ
トボルト5でもって両金具3A、3Bを相互に引き寄せるよ
うに結合させると、交差している3本のパイプ材10、1
1、12は表裏の金具3A、3Bの各把持片2、2によってそ
れぞれ直交状態に挟持され、図11に示した状態に掴持さ
れる。そして同様に他端側において把持片2の湾曲部7
の傾きが逆方向の一対の金具3A、3Bを使用して3本のパ
イプ材10、11、12の交差部を挟持して図12に示した状態
に結合させ、かかる作業を上下4個所の交差部において
行うと、図13のような所望大きさの長方体形の枠体20を
形成することができる。
イプ材の組み立て結合要領について説明すると、まず2
本の横パイプ材10、11と1本の縦パイプ材12をそれぞれ
相互に直角に交差させ、この3本のパイプ材10、11、12
の交差によって形成されるデルターコーナー位置の表側
と裏側からクランプ用の金具3A、3Bを当接し、三角形の
スペーサー4をそのデルター空隙に嵌入位置させるとと
もに三方に延びる把持片2、2の湾曲部7、7を交差し
た3本のパイプ材10、11、12上に当て、しかるのちセッ
トボルト5でもって両金具3A、3Bを相互に引き寄せるよ
うに結合させると、交差している3本のパイプ材10、1
1、12は表裏の金具3A、3Bの各把持片2、2によってそ
れぞれ直交状態に挟持され、図11に示した状態に掴持さ
れる。そして同様に他端側において把持片2の湾曲部7
の傾きが逆方向の一対の金具3A、3Bを使用して3本のパ
イプ材10、11、12の交差部を挟持して図12に示した状態
に結合させ、かかる作業を上下4個所の交差部において
行うと、図13のような所望大きさの長方体形の枠体20を
形成することができる。
【0023】そして最後にセットボルト5を強固に締め
付けると、各把持片2、2によりパイプ材10、11、12が
強く掴持されるとともに、上記スペーサー4の各陵縁の
縁取り面14が3本のパイプ材10、11、12の外周面に当接
し、上記把持片2、2と協働して交差部の3本のパイプ
材10、11、12が強固に掴持されて頑丈な枠体20となすこ
とができる。
付けると、各把持片2、2によりパイプ材10、11、12が
強く掴持されるとともに、上記スペーサー4の各陵縁の
縁取り面14が3本のパイプ材10、11、12の外周面に当接
し、上記把持片2、2と協働して交差部の3本のパイプ
材10、11、12が強固に掴持されて頑丈な枠体20となすこ
とができる。
【0024】なお実施例においては、6本の横パイプ材
と4本の縦パイプ材を係合した単なる枠体20を例示して
いるが、縦パイプ材のの中間位置の前後左右にそれぞれ
横パイプ材を配して結合すれば、棚状の枠体(図示せ
ず)を形成することができる。
と4本の縦パイプ材を係合した単なる枠体20を例示して
いるが、縦パイプ材のの中間位置の前後左右にそれぞれ
横パイプ材を配して結合すれば、棚状の枠体(図示せ
ず)を形成することができる。
【0025】
【発明の効果】このように本発明の三軸用クランプは、
鋼板を切断しプレス加工によって形成され、中央部に平
面部1を有しその平面部1から略120度の角度間隔を
おいて外方に延びる3個の把持片2、2を備えた推進ス
クリュー状の1対の金具3A、3Bと、その金具3A、3Bの中
央部に止着された三角形状のスペーサー4と、上記1対
の金具3A、3Bを対向状態に結合するセットボルト5から
なり、上記1対の金具3A、3Bのそれぞれの平面部1の中
心部には上記ボルト5が挿通可能なボス軸が立設されて
このボス軸6A、6Bの各々に上記スペーサー4が嵌合止着
され、1対の金具3A、3Bの平面部1からそれぞれ三方に
延びる上記把持片2、2は、その先端部がボス軸6A、6B
側に向かって湾曲されて各把持片2、2にに結合すべき
パイプ材の外周曲面に沿った円弧状の湾曲部7、7が形
成され、この3個の把持片2、2の各湾曲部7の円弧面
が、水平方向に交差した2本の横パイプ材10、11とこの
交差位置に垂直方向に当接された1本の縦パイプ材12と
によってデルターコーナー位置における3本のパイプ材
10、11、12の軸心に沿った傾きを有してなるものである
から、直交した三軸の交差部に形成されたデルターコー
ナー位置の表側と裏側からクランプ金具3A、3Bを当接
し、三方に延びる把持片2、2の湾曲部7、7を交差し
た3本のパイプ材10、、11、12上に当て、セットボルト
5でもって両金具3A、3Bを相互に結合させると、両金具3
A、3Bの各把持片7、7は3本のパイプ材10、11、12を
それぞれ直交状態に的確に掴持することがてきるし、ま
た縦、横のパイプ材の長さの範囲において任意の大きさ
の枠体や棚枠を形成することができる。
鋼板を切断しプレス加工によって形成され、中央部に平
面部1を有しその平面部1から略120度の角度間隔を
おいて外方に延びる3個の把持片2、2を備えた推進ス
クリュー状の1対の金具3A、3Bと、その金具3A、3Bの中
央部に止着された三角形状のスペーサー4と、上記1対
の金具3A、3Bを対向状態に結合するセットボルト5から
なり、上記1対の金具3A、3Bのそれぞれの平面部1の中
心部には上記ボルト5が挿通可能なボス軸が立設されて
このボス軸6A、6Bの各々に上記スペーサー4が嵌合止着
され、1対の金具3A、3Bの平面部1からそれぞれ三方に
延びる上記把持片2、2は、その先端部がボス軸6A、6B
側に向かって湾曲されて各把持片2、2にに結合すべき
パイプ材の外周曲面に沿った円弧状の湾曲部7、7が形
成され、この3個の把持片2、2の各湾曲部7の円弧面
が、水平方向に交差した2本の横パイプ材10、11とこの
交差位置に垂直方向に当接された1本の縦パイプ材12と
によってデルターコーナー位置における3本のパイプ材
10、11、12の軸心に沿った傾きを有してなるものである
から、直交した三軸の交差部に形成されたデルターコー
ナー位置の表側と裏側からクランプ金具3A、3Bを当接
し、三方に延びる把持片2、2の湾曲部7、7を交差し
た3本のパイプ材10、、11、12上に当て、セットボルト
5でもって両金具3A、3Bを相互に結合させると、両金具3
A、3Bの各把持片7、7は3本のパイプ材10、11、12を
それぞれ直交状態に的確に掴持することがてきるし、ま
た縦、横のパイプ材の長さの範囲において任意の大きさ
の枠体や棚枠を形成することができる。
【0026】そのうえスクリュー状の一対の金具3A、3B
が鋼板で形成されているから軽量であるとともに破損す
ることがなく、締め付け結合時に鋼板特有の弾性が効果
的に作用し、結合部の緩みのみを防止する。
が鋼板で形成されているから軽量であるとともに破損す
ることがなく、締め付け結合時に鋼板特有の弾性が効果
的に作用し、結合部の緩みのみを防止する。
【0027】さらにに金具3A、3Bの内側中央部に陵縁に
縁取り面15を有した三角形状のスペーサー4を備えてい
るから、結合時にこのスペーサー4が直交した三軸の交
差部のデルター空隙の嵌入位置するとともにセットボル
ト5の締め付けによって上記スペーサー4の各縁取り面
15、15が三方に延びる各パイプ材10、11、12の外周面に
当接し、上記把持片2と協働して交差部の3本のパイプ
を一層強固に掴持することがてきる。
縁取り面15を有した三角形状のスペーサー4を備えてい
るから、結合時にこのスペーサー4が直交した三軸の交
差部のデルター空隙の嵌入位置するとともにセットボル
ト5の締め付けによって上記スペーサー4の各縁取り面
15、15が三方に延びる各パイプ材10、11、12の外周面に
当接し、上記把持片2と協働して交差部の3本のパイプ
を一層強固に掴持することがてきる。
【図1】クランプ金具の分解斜視図
【図2】結合する3本のパイプの交差部の斜視図
【図3】一対の金具を対向させた状態の正面図
【図4】図3の側面図
【図5】湾曲部の傾きが逆方向の一対の金具の対向状態
示す側面図
示す側面図
【図6】金具の内側面の平面図
【図7】スペーサーの平面図
【図8】金具内面斜視図
【図9】スペーサーの他の実施例を示した斜視図
【図10】更にスペーサの変形例を示す拡大平面図
【図11】組み立て枠体の一方の結合部を示した斜視図
【図12】組み立て枠体の他方の結合部を示した斜視図
【図13】組み立て枠体の斜視図
1 平面部 2 把持片 3A 金具 3B 金具 4 スペーサー 5 セットボルト 6A ボス軸 6B ボス軸 10 横パイプ材 11 横パイプ材 12 縦パイプ材
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼板を切断しプレス加工によって形成さ
れ、中央部に平面部を有しその平面部から略120度の
角度間隔をおいて外方に延びる3個の把持片を備えた推
進スクリュー状の1対の金具と、その金具の中央部に止
着された三角形状のスペーサーと、上記1対の金具を対
向状態に結合するセットボルトからなり、上記1対の金
具のそれぞれの平面部の中心部には上記ボルトが挿通可
能なボス軸が立設されてこのボス軸の各々に上記スペー
サーが嵌合止着され、1対の金具の平面部からそれぞれ
三方に延びる上記把持片は、その先端部がボス軸側に向
かって湾曲されて各把持片に結合すべきパイプ材の外周
曲面に沿った円弧状の湾曲部が形成され、この3個の把
持片の各湾曲片の円弧面が、水平方向に交差した2本の
横パイプ材とこの交差位置に垂直方向に当接された1本
の縦パイプ材とによって形成されたデルターコーナーに
おける3本のパイプ材の軸心に沿った傾きを有している
ことを特徴とする三軸用のクランプ。 - 【請求項2】 上記金具の中央部に止着された三角形状
のスペーサーの露出している各陵縁に縁取り面が形成さ
れ、ボス軸に対して回動不能に嵌合止着されていること
を特徴とする請求項1記載の三軸用のクランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8165792A JPH05248420A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 三軸用のクランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8165792A JPH05248420A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 三軸用のクランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05248420A true JPH05248420A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=13752403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8165792A Pending JPH05248420A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 三軸用のクランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05248420A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114381830A (zh) * | 2022-01-14 | 2022-04-22 | 江南大学 | 简易式长丝喂入装置 |
-
1992
- 1992-03-02 JP JP8165792A patent/JPH05248420A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114381830A (zh) * | 2022-01-14 | 2022-04-22 | 江南大学 | 简易式长丝喂入装置 |
CN114381830B (zh) * | 2022-01-14 | 2023-01-17 | 江南大学 | 简易式长丝喂入装置 |
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