JPH05248369A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JPH05248369A JPH05248369A JP4048588A JP4858892A JPH05248369A JP H05248369 A JPH05248369 A JP H05248369A JP 4048588 A JP4048588 A JP 4048588A JP 4858892 A JP4858892 A JP 4858892A JP H05248369 A JPH05248369 A JP H05248369A
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- scrolls
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/023—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where both members are moving
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C17/00—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
- F01C17/06—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
- F01C17/063—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with only rolling movement
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 第１のスクロール１５と第２のスクロール１
８とを駆動軸１０と連結部材２３とで同一軌道上を自転
させずに公転させる。 【構成】 スクロール圧縮機は密閉容器１と、この容器
内に収納されるスクロール圧縮要素３と、このスクロー
ル圧縮要素を駆動させる電動要素４とで構成される。ス
クロール圧縮要素３は鏡板１３にラップ１４を立設させ
た第１のスクロール１５と、同様に鏡板１６にラップ１
７を立設させた第２のスクロール１８と、これらのスク
ロールに嵌合わされたクランク１９，２０を介して電動
要素４の駆動力をスクロール圧縮要素３に伝える駆動軸
１０と、この駆動軸の駆動力を公転運動に変えて第１・
第２のスクロール１５，１８を同一軌道上を自転しない
で公転させる連結部材１７，１８とで構成される。
８とを駆動軸１０と連結部材２３とで同一軌道上を自転
させずに公転させる。 【構成】 スクロール圧縮機は密閉容器１と、この容器
内に収納されるスクロール圧縮要素３と、このスクロー
ル圧縮要素を駆動させる電動要素４とで構成される。ス
クロール圧縮要素３は鏡板１３にラップ１４を立設させ
た第１のスクロール１５と、同様に鏡板１６にラップ１
７を立設させた第２のスクロール１８と、これらのスク
ロールに嵌合わされたクランク１９，２０を介して電動
要素４の駆動力をスクロール圧縮要素３に伝える駆動軸
１０と、この駆動軸の駆動力を公転運動に変えて第１・
第２のスクロール１５，１８を同一軌道上を自転しない
で公転させる連結部材１７，１８とで構成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は両スクロールを互いに
旋回させて圧縮を行うスクロール圧縮機に関する。
旋回させて圧縮を行うスクロール圧縮機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機は、密閉容器に
固定スクロールを固定し、この固定スクロールの中心の
回りに旋回スクロールを旋回運動させるように構成され
ている。
固定スクロールを固定し、この固定スクロールの中心の
回りに旋回スクロールを旋回運動させるように構成され
ている。
【０００３】しかし、前記従来のものは、旋回スクロー
ルの駆動軸が片持ち構造となっているので、高速回転用
のものでは振動が大きくなる。また、大型用のものでは
旋回スクロールの遠心力が非常に大きくなり、旋回スク
ロールの背部に設けられた軸受に作用する荷重が増大
し、効率の低下や信頼性の低下を招く恐れがあった。
ルの駆動軸が片持ち構造となっているので、高速回転用
のものでは振動が大きくなる。また、大型用のものでは
旋回スクロールの遠心力が非常に大きくなり、旋回スク
ロールの背部に設けられた軸受に作用する荷重が増大
し、効率の低下や信頼性の低下を招く恐れがあった。
【０００４】一方、高速回転用のスクロール圧縮機とし
て、特公昭５７−４９７２１号公報に、両スクロールが
回転し、さらに一方のスクロールに対して他方のスクロ
ールを旋回する型式のものが示されている。
て、特公昭５７−４９７２１号公報に、両スクロールが
回転し、さらに一方のスクロールに対して他方のスクロ
ールを旋回する型式のものが示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この型
式のものは次のような問題があった。すなわち、旋回ス
クロールを駆動軸に対して揺動させるようにしているの
で、高速回転時、旋回スクロールが激しく振動する恐れ
があり、しかも、両スクロールが回転するため、ラップ
に遠心力が作用し、このラップの強度を補ってやらなけ
ればならず、高速回転用のスクロール圧縮機として必ず
しも満足すべきものではなかった。
式のものは次のような問題があった。すなわち、旋回ス
クロールを駆動軸に対して揺動させるようにしているの
で、高速回転時、旋回スクロールが激しく振動する恐れ
があり、しかも、両スクロールが回転するため、ラップ
に遠心力が作用し、このラップの強度を補ってやらなけ
ればならず、高速回転用のスクロール圧縮機として必ず
しも満足すべきものではなかった。
【０００６】この発明は上記の問題を解決するもので、
スクロールのラップの強度を補うことなく大型で、しか
も高速回転に適したスクロール圧縮機を提供することを
目的としたものである。
スクロールのラップの強度を補うことなく大型で、しか
も高速回転に適したスクロール圧縮機を提供することを
目的としたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明はスクロール圧
縮要素とこのスクロール圧縮要素を駆動する電動要素と
を備え、前記スクロール圧縮要素を、鏡板とこの鏡板に
立設される渦巻き状のラップとを有する第１のスクロー
ルと、鏡板とこの鏡板に立設される渦巻き状のラップと
を有する第２のスクロールと、これらのスクロールの鏡
板に嵌合わされて電動要素の回転力を伝える駆動軸と、
前記第１・第２のスクロールが自転しないように公転さ
せる連結部材とで構成し、この連結部材を介して前記第
１・第２のスクロールのラップを互いにかみ合わせ、前
記駆動軸に夫々の鏡板に嵌合わされて１８０°位相をず
らしたクランクを設け、かつ、前記連結部材を、一方の
スクロールの自転を規制する偏心コマと、この一方のス
クロールに対して他方のスクロールを自転させずに公転
させるオルダム継手とで構成したものである。
縮要素とこのスクロール圧縮要素を駆動する電動要素と
を備え、前記スクロール圧縮要素を、鏡板とこの鏡板に
立設される渦巻き状のラップとを有する第１のスクロー
ルと、鏡板とこの鏡板に立設される渦巻き状のラップと
を有する第２のスクロールと、これらのスクロールの鏡
板に嵌合わされて電動要素の回転力を伝える駆動軸と、
前記第１・第２のスクロールが自転しないように公転さ
せる連結部材とで構成し、この連結部材を介して前記第
１・第２のスクロールのラップを互いにかみ合わせ、前
記駆動軸に夫々の鏡板に嵌合わされて１８０°位相をず
らしたクランクを設け、かつ、前記連結部材を、一方の
スクロールの自転を規制する偏心コマと、この一方のス
クロールに対して他方のスクロールを自転させずに公転
させるオルダム継手とで構成したものである。
【０００８】また、この発明は駆動軸に夫々の鏡板に嵌
合わされて１８０°位相をずらしたクランクを設け、か
つ、前記連結部材に夫々の鏡板に嵌合される偏心部を設
けたものである。
合わされて１８０°位相をずらしたクランクを設け、か
つ、前記連結部材に夫々の鏡板に嵌合される偏心部を設
けたものである。
【０００９】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
第１・第２のスクロールを１８０°位相をずらして駆動
する駆動軸の駆動力を自転しないように公転運動に変え
る連結部材で前記第１・第２のスクロールを旋回させ、
夫々のスクロールの公転半径を小さくさせるとともに、
互いに作用する遠心力を相殺してバランサを不要にした
ものである。
第１・第２のスクロールを１８０°位相をずらして駆動
する駆動軸の駆動力を自転しないように公転運動に変え
る連結部材で前記第１・第２のスクロールを旋回させ、
夫々のスクロールの公転半径を小さくさせるとともに、
互いに作用する遠心力を相殺してバランサを不要にした
ものである。
【００１０】
【実施例】以下この発明を図に基づいて説明する。
【００１１】図１はこの発明の一実施例を示すスクロー
ル圧縮機の断面図である。図２はスクロール圧縮要素の
横断面図である。
ル圧縮機の断面図である。図２はスクロール圧縮要素の
横断面図である。
【００１２】１は密閉容器で、この容器内にはフレーム
２と、スクロール圧縮要素３と、このスクロール圧縮要
素を駆動させる電動要素４とが収納されている。
２と、スクロール圧縮要素３と、このスクロール圧縮要
素を駆動させる電動要素４とが収納されている。
【００１３】フレーム２は密閉容器１内を仕切る主フレ
ーム５と、この主フレームにボルト６で固定して内部に
中空室７を形成する補助フレーム８と、主フレーム５の
上で密閉容器１の内壁に取付けられて内側に電動要素４
を配置する円筒フレーム９とで構成されている。主フレ
ーム５には電動要素４の駆動軸１０を軸支する主軸受１
１が中央に設けられ、補助フレーム６には駆動軸１０を
軸支する補助軸受１２が中央に設けられている。
ーム５と、この主フレームにボルト６で固定して内部に
中空室７を形成する補助フレーム８と、主フレーム５の
上で密閉容器１の内壁に取付けられて内側に電動要素４
を配置する円筒フレーム９とで構成されている。主フレ
ーム５には電動要素４の駆動軸１０を軸支する主軸受１
１が中央に設けられ、補助フレーム６には駆動軸１０を
軸支する補助軸受１２が中央に設けられている。
【００１４】スクロール圧縮要素３は鏡板１３とこの鏡
板に立設された渦巻き状のラップ１４とを有する第１の
スクロール１５と、鏡板１６とこの鏡板に立設された渦
巻き状のラップ１７とを有する第２のスクロール１８と
で構成され、これらのスクロールは互いにラップ１４，
１７同志をかみ合わせて中央部に駆動軸１０の１８０°
位相をずらしたクランク１９，２０を夫々嵌合わせると
ともに、主フレーム５の内方に突出した環状の突出壁２
１と補助フレーム８の内方に突出した環状の突出壁２２
とで挟まれて組立てられている。
板に立設された渦巻き状のラップ１４とを有する第１の
スクロール１５と、鏡板１６とこの鏡板に立設された渦
巻き状のラップ１７とを有する第２のスクロール１８と
で構成され、これらのスクロールは互いにラップ１４，
１７同志をかみ合わせて中央部に駆動軸１０の１８０°
位相をずらしたクランク１９，２０を夫々嵌合わせると
ともに、主フレーム５の内方に突出した環状の突出壁２
１と補助フレーム８の内方に突出した環状の突出壁２２
とで挟まれて組立てられている。
【００１５】２３は第１・第２のスクロール１５，１８
を自転させずに公転させる連結部材で、この連結部材は
偏心コマ２４とオルダム継手２５とで構成されている。
偏心コマ２４は主フレーム５に駆動軸１０と平行に軸支
される円柱状本体２６と、第１のスクロール１５の鏡板
１３に嵌合わされる偏心部２７とで形成されている。こ
の偏心部は駆動軸１０のクランク１９と同じ偏心量にさ
れている。オルダム継手２５は第１・第２のスクロール
１５，１８の鏡板１３，１６の間に配置されるリング２
８と、このリングに取付けられて第１のスクロール１５
の鏡板１３の溝２９内を摺動する第１のキー３０と、同
様にリング２８に取付けられて第２のスクロール１８の
鏡板１６の溝３１内を摺動する第２のキー３２とで形成
されている。
を自転させずに公転させる連結部材で、この連結部材は
偏心コマ２４とオルダム継手２５とで構成されている。
偏心コマ２４は主フレーム５に駆動軸１０と平行に軸支
される円柱状本体２６と、第１のスクロール１５の鏡板
１３に嵌合わされる偏心部２７とで形成されている。こ
の偏心部は駆動軸１０のクランク１９と同じ偏心量にさ
れている。オルダム継手２５は第１・第２のスクロール
１５，１８の鏡板１３，１６の間に配置されるリング２
８と、このリングに取付けられて第１のスクロール１５
の鏡板１３の溝２９内を摺動する第１のキー３０と、同
様にリング２８に取付けられて第２のスクロール１８の
鏡板１６の溝３１内を摺動する第２のキー３２とで形成
されている。
【００１６】第１・第２のスクロール１５，１８はラッ
プ１０，１３で形成される複数の圧縮空間３３を連結部
材２３によって外方から内方へ向かって次第に縮小する
ようにしている。
プ１０，１３で形成される複数の圧縮空間３３を連結部
材２３によって外方から内方へ向かって次第に縮小する
ようにしている。
【００１７】駆動軸１０には中央の圧縮空間３３に連通
する吐出孔３４が設けられ、この吐出孔は主フレーム５
の上側の密閉容器１内の空間３５に連通している。この
空間は高圧室を形成している。
する吐出孔３４が設けられ、この吐出孔は主フレーム５
の上側の密閉容器１内の空間３５に連通している。この
空間は高圧室を形成している。
【００１８】３６は主フレーム５の主軸受１１と駆動軸
１０との摺動面にこの主フレームの上に貯溜されたオイ
ルを供給するオイル孔である。
１０との摺動面にこの主フレームの上に貯溜されたオイ
ルを供給するオイル孔である。
【００１９】３７は密閉容器に取付けられた吸込管でこ
の吸込管は中空室７に連通している。また、３８は密閉
容器の上壁に取付けられた吐出管である。
の吸込管は中空室７に連通している。また、３８は密閉
容器の上壁に取付けられた吐出管である。
【００２０】このように構成されたスクロール圧縮機に
おいて、電動要素４を回転させると、その回転力が駆動
軸１０のクランク１９，２０を介して第１のスクロール
１５と第２のスクロール１８とに伝えられる。そして、
第１のスクロール１５と第２のスクロール１８とは連結
部材２３によって自転しないように公転させられる。し
かも、第１のスクロール１５と第２のスクロール１８と
は連結部材２３で同一の円軌道上を１８０°位相がずれ
て公転している。そして、この公転によってラップ１
４，１７で形成された圧縮空間３３は外方から内方へ向
かって次第に縮小し、吸込管３７から中空室７内に流入
したガスを圧縮し、駆動軸１０の吐出孔３４から密閉容
器１内の空間３５へ吐出される。この吐出されたガスは
電動要素４を通って吐出管３８から外部に吐出される。
おいて、電動要素４を回転させると、その回転力が駆動
軸１０のクランク１９，２０を介して第１のスクロール
１５と第２のスクロール１８とに伝えられる。そして、
第１のスクロール１５と第２のスクロール１８とは連結
部材２３によって自転しないように公転させられる。し
かも、第１のスクロール１５と第２のスクロール１８と
は連結部材２３で同一の円軌道上を１８０°位相がずれ
て公転している。そして、この公転によってラップ１
４，１７で形成された圧縮空間３３は外方から内方へ向
かって次第に縮小し、吸込管３７から中空室７内に流入
したガスを圧縮し、駆動軸１０の吐出孔３４から密閉容
器１内の空間３５へ吐出される。この吐出されたガスは
電動要素４を通って吐出管３８から外部に吐出される。
【００２１】連結部材２３の偏心コマ２４は主フレーム
５に嵌合わされる円柱状本体２６と第１のスクロール１
５の鏡板１３に嵌合わされる偏心部２７とで駆動軸１０
のクランク１９によって駆動される第１のスクロール１
５が自転しないように公転させている。また、偏心コマ
２４は円柱状本体２６を高圧室の形成される空間３５内
に臨ませているため、高圧圧力で第１のスクロール１３
側に押されており、運転時に外れるのを防止されてい
る。
５に嵌合わされる円柱状本体２６と第１のスクロール１
５の鏡板１３に嵌合わされる偏心部２７とで駆動軸１０
のクランク１９によって駆動される第１のスクロール１
５が自転しないように公転させている。また、偏心コマ
２４は円柱状本体２６を高圧室の形成される空間３５内
に臨ませているため、高圧圧力で第１のスクロール１３
側に押されており、運転時に外れるのを防止されてい
る。
【００２２】連結部材２３のオルダム継手２５は第１の
キー３０を鏡板１３の溝２９内で、第２のキー３２を鏡
板１６の溝３１内で夫々十字方向に摺動させることによ
り、駆動軸１０のクランク２０によって駆動される第２
のスクロール１８が第１のスクロール１５に対して自転
しないで公転するようにしている。
キー３０を鏡板１３の溝２９内で、第２のキー３２を鏡
板１６の溝３１内で夫々十字方向に摺動させることによ
り、駆動軸１０のクランク２０によって駆動される第２
のスクロール１８が第１のスクロール１５に対して自転
しないで公転するようにしている。
【００２３】そして、第１のスクロール１５と第２のス
クロール１８とは連結部材２３の偏心コマ２４とオルダ
ム継手２５とにより、駆動軸１０のクランク１９，２０
での回転を公転運動に変換し、両スクロール１５，１８
の公転半径が小さくされ、公転による振動を小さくして
いる。
クロール１８とは連結部材２３の偏心コマ２４とオルダ
ム継手２５とにより、駆動軸１０のクランク１９，２０
での回転を公転運動に変換し、両スクロール１５，１８
の公転半径が小さくされ、公転による振動を小さくして
いる。
【００２４】第１のスクロール１１と第２のスクロール
１４とは１８０°ずれて公転することにより、公転時の
遠心力による不平衡力が互いに相殺され、この不平衡力
による振動を小さく抑えられ、バランサを不要にさせら
れる。
１４とは１８０°ずれて公転することにより、公転時の
遠心力による不平衡力が互いに相殺され、この不平衡力
による振動を小さく抑えられ、バランサを不要にさせら
れる。
【００２５】また、第１のスクロール１１と第２のスク
ロール１４とは公転半径を小さくすることにより、旋回
スペーサを小さくさせられ、スクロール圧縮機を小型化
できるようにしている。
ロール１４とは公転半径を小さくすることにより、旋回
スペーサを小さくさせられ、スクロール圧縮機を小型化
できるようにしている。
【００２６】図３はこの発明の他の実施例を示すもの
で、第１のスクロール１５を自転しないで公転させる偏
心コマ３９，３９，３９を１２０°づつずらして配置
し、駆動軸１０のクランク１９による駆動力を公転運動
に変える偏心コマ３９，３９，３９の背面に作用する押
圧力が鏡板１３に均等に作用するようにし、第１のスク
ロール１３に転覆モーメントが作用しないようにしてい
る。
で、第１のスクロール１５を自転しないで公転させる偏
心コマ３９，３９，３９を１２０°づつずらして配置
し、駆動軸１０のクランク１９による駆動力を公転運動
に変える偏心コマ３９，３９，３９の背面に作用する押
圧力が鏡板１３に均等に作用するようにし、第１のスク
ロール１３に転覆モーメントが作用しないようにしてい
る。
【００２７】図４はこの発明のその他の実施例を示すも
ので、第１のスクロール１５と第２のスクロール１８と
の鏡板１３，１６の外周に偏心コマ４０の１８０°位相
をずらした偏心部４１，４２を嵌合わせても同様に駆動
軸１０による駆動力を公転運動に変換させられ、しか
も、部品の共通化を図れる。
ので、第１のスクロール１５と第２のスクロール１８と
の鏡板１３，１６の外周に偏心コマ４０の１８０°位相
をずらした偏心部４１，４２を嵌合わせても同様に駆動
軸１０による駆動力を公転運動に変換させられ、しか
も、部品の共通化を図れる。
【００２８】また、図５及び第６はこの発明のその他の
実施例を示すもので、駆動軸４３のクランク４４，４５
を第１・第２のスクロール１５，１８の鏡板１３，１６
の外周に嵌合わせても同様な効果を有し、しかも、駆動
源を任意に変えられるとともに、無給油タイプのスクロ
ール圧縮機に好適である。
実施例を示すもので、駆動軸４３のクランク４４，４５
を第１・第２のスクロール１５，１８の鏡板１３，１６
の外周に嵌合わせても同様な効果を有し、しかも、駆動
源を任意に変えられるとともに、無給油タイプのスクロ
ール圧縮機に好適である。
【００２９】図７及び図８はこの発明のその他の実施例
を示すもので、駆動軸４３を鏡板１３，１６の外周に配
置するとともに、図１と同様に連結部材２３を偏心コマ
４６とオルダム継手２５とで構成しても同様な効果を有
するものである。
を示すもので、駆動軸４３を鏡板１３，１６の外周に配
置するとともに、図１と同様に連結部材２３を偏心コマ
４６とオルダム継手２５とで構成しても同様な効果を有
するものである。
【００３０】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、スクロ
ール圧縮要素とこのスクロール圧縮要素を駆動する電動
要素とを備え、前記スクロール圧縮要素を、鏡板とこの
鏡板に立設される渦巻き状のラップとを有する第１のス
クロールと、鏡板とこの鏡板に立設される渦巻き状のラ
ップとを有する第２のスクロールと、これらのスクロー
ルの鏡板に嵌合わされて電動要素の回転力を伝える駆動
軸と、前記第１・第２のスクロールが自転しないように
公転させる連結部材とで構成し、この連結部材を介して
前記第１・第２のスクロールのラップを互いにかみ合わ
せ、前記駆動軸に夫々の鏡板に嵌合わされて１８０°位
相をずらしたクランクを設け、かつ、前記連結部材を、
一方のスクロールの自転を規制する偏心コマと、一方の
スクロールに対して他方のスクロールを自転させずに公
転させるオルダム継手とで構成したので、前記駆動軸の
クランクで第１のスクロールと第２のスクロールとを１
８０°ずらして駆動したときにこれらのスクロールを連
結部材によって同一軌道上を１８０°ずらして旋回させ
られ、前記両スクロールの遠心力による不平衡力を相殺
してバランサを不要にできるとともに、公転半径を小さ
くして旋回速度を遅くさせ高速回転時の振動を低減でき
る。
ール圧縮要素とこのスクロール圧縮要素を駆動する電動
要素とを備え、前記スクロール圧縮要素を、鏡板とこの
鏡板に立設される渦巻き状のラップとを有する第１のス
クロールと、鏡板とこの鏡板に立設される渦巻き状のラ
ップとを有する第２のスクロールと、これらのスクロー
ルの鏡板に嵌合わされて電動要素の回転力を伝える駆動
軸と、前記第１・第２のスクロールが自転しないように
公転させる連結部材とで構成し、この連結部材を介して
前記第１・第２のスクロールのラップを互いにかみ合わ
せ、前記駆動軸に夫々の鏡板に嵌合わされて１８０°位
相をずらしたクランクを設け、かつ、前記連結部材を、
一方のスクロールの自転を規制する偏心コマと、一方の
スクロールに対して他方のスクロールを自転させずに公
転させるオルダム継手とで構成したので、前記駆動軸の
クランクで第１のスクロールと第２のスクロールとを１
８０°ずらして駆動したときにこれらのスクロールを連
結部材によって同一軌道上を１８０°ずらして旋回させ
られ、前記両スクロールの遠心力による不平衡力を相殺
してバランサを不要にできるとともに、公転半径を小さ
くして旋回速度を遅くさせ高速回転時の振動を低減でき
る。
【００３１】また、この発明は駆動軸に夫々の鏡板に嵌
合わされて１８０°位相をずらしたクランクを設け、か
つ、連結部材に夫々の鏡板に嵌合される偏心部を設けた
ので、前記連結部材を共通にできるものである。
合わされて１８０°位相をずらしたクランクを設け、か
つ、連結部材に夫々の鏡板に嵌合される偏心部を設けた
ので、前記連結部材を共通にできるものである。
【図１】この発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の
断面図である。
断面図である。
【図２】この発明のスクロール圧縮要素の横断面図であ
る。
る。
【図３】この発明の他の実施例を示すスクロール圧縮要
素の横断面図である。
素の横断面図である。
【図４】この発明のその他の実施例を示すスクロール圧
縮機の断面図である。
縮機の断面図である。
【図５】この発明のその他の実施例を示すスクロール圧
縮機の断面図である。
縮機の断面図である。
【図６】この発明のその他の実施例を示すスクロール圧
縮要素の横断面図である。
縮要素の横断面図である。
【図７】この発明のその他の実施例を示すスクロール圧
縮機の断面図である。
縮機の断面図である。
【図８】この発明のその他の実施例を示すスクロール圧
縮要素の横断面図である。
縮要素の横断面図である。
３ スクロール圧縮要素 ４ 電動要素 １０，４３ 駆動軸 １３，１６ 鏡板 １４，１７ ラップ １５ 第１のスクロール １８ 第２のスクロール １９，２０，４４，４５ クランク ２３ 連結部材 ２４，４６ 偏心コマ ２５ オルダム継手
Claims (2)
- 【請求項１】 スクロール圧縮要素とこのスクロール圧
縮要素を駆動する電動要素とを備え、前記スクロール圧
縮要素は鏡板とこの鏡板に立設される渦巻き状のラップ
とを有する第１のスクロールと、鏡板とこの鏡板に立設
される渦巻き状のラップとを有する第２のスクロール
と、これらのスクロールの鏡板に嵌合わされて電動要素
の回転力を伝える駆動軸と、前記第１・第２のスクロー
ルが自転しないで公転させる連結部材とを有し、この連
結部材を介して前記第１・第２のスクロールのラップが
互いにかみ合わされてなるスクロール圧縮機において、
前記駆動軸には夫々の鏡板に嵌合わされて１８０°位相
をずらしたクランクが設けられ、かつ、前記連結部材は
一方のスクロールの自転を規制する偏心コマと、この一
方のスクロールに対して他方のスクロールを自転させず
に公転させるオルダム継手とで構成されていることを特
徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項２】 スクロール圧縮要素とこのスクロール圧
縮要素を駆動する電動要素とを備え、前記スクロール圧
縮要素は鏡板とこの鏡板に立設される渦巻き状のラップ
とを有する第１のスクロールと、鏡板とこの鏡板に立設
される渦巻き状のラップとを有する第２のスクロール
と、これらのスクロールの鏡板に嵌合わされて電動要素
の回転力を伝える駆動軸と、前記第１・第２のスクロー
ルが自転しないで公転させる連結部材とを有し、この連
結部材を介して前記第１・第２のスクロールのラップが
互いにかみ合わされてなるスクロール圧縮機において、
前記駆動軸には夫々の鏡板に嵌合わされて１８０°位相
をずらしたクランクが設けられ、かつ、前記連結部材に
は夫々の鏡板に嵌合される偏心部が設けられていること
を特徴とするスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4048588A JP3066171B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4048588A JP3066171B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | スクロール圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05248369A true JPH05248369A (ja) | 1993-09-24 |
| JP3066171B2 JP3066171B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=12807564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4048588A Expired - Lifetime JP3066171B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3066171B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ITRN20090011A1 (it) * | 2009-03-06 | 2010-09-07 | Leonardo Battistelli | Spirale rotante |
| US7976294B2 (en) * | 2007-03-30 | 2011-07-12 | Anest Iwata Corporation | Scroll fluid machine having stationary and orbiting scrolls having a coupling mechanism to allow the orbiting scroll to orbit relative to the second scroll |
| US8007260B2 (en) * | 2007-03-30 | 2011-08-30 | Anest Iwata Corporation | Scroll fluid machine having a coupling mechanism to allow relative orbiting movement of scrolls |
| US20160131133A1 (en) * | 2014-11-07 | 2016-05-12 | Anest Iwata Corporation | Scroll fluid machine |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP4048588A patent/JP3066171B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7976294B2 (en) * | 2007-03-30 | 2011-07-12 | Anest Iwata Corporation | Scroll fluid machine having stationary and orbiting scrolls having a coupling mechanism to allow the orbiting scroll to orbit relative to the second scroll |
| US8007260B2 (en) * | 2007-03-30 | 2011-08-30 | Anest Iwata Corporation | Scroll fluid machine having a coupling mechanism to allow relative orbiting movement of scrolls |
| ITRN20090011A1 (it) * | 2009-03-06 | 2010-09-07 | Leonardo Battistelli | Spirale rotante |
| US20160131133A1 (en) * | 2014-11-07 | 2016-05-12 | Anest Iwata Corporation | Scroll fluid machine |
| US9719510B2 (en) * | 2014-11-07 | 2017-08-01 | Anest Iwata Corporation | Scroll fluid machine including pins and guide rings |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3066171B2 (ja) | 2000-07-17 |
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Legal Events
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