JPH05248224A - 消音器 - Google Patents

消音器

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Publication number
JPH05248224A
JPH05248224A JP4048923A JP4892392A JPH05248224A JP H05248224 A JPH05248224 A JP H05248224A JP 4048923 A JP4048923 A JP 4048923A JP 4892392 A JP4892392 A JP 4892392A JP H05248224 A JPH05248224 A JP H05248224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
gas expansion
silencer
expansion section
branch pipes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4048923A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeji Shigeizumi
竹治 繁泉
Rikutarou Takizawa
陸太郎 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP4048923A priority Critical patent/JPH05248224A/ja
Publication of JPH05248224A publication Critical patent/JPH05248224A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスを排出するに当たって、ガスの排出速度
を制限することなく高い消音効果が得られ、かつ移設が
容易である消音器を得る。 【構成】 ガスを膨張させるためのガス膨張部3及び吸
音材充填部5を有する消音器において、ガス膨張部3に
ガスを導くための導管7が分岐して複数の分岐管9及び
10を構成し、それぞれの分岐管のガス膨張部3への開
口部11及び12が、それぞれの開口部からガス膨張部
内に放出されるガスが互いに接触するように配置されて
なる消音器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は消音器に関するもので
あり、特に高圧ガスを大気中に排出するとき等に発生す
る排気音を減衰させるための消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加圧されたガス等の排出に伴って
発生する排気音を減衰させる消音器としては、ダクト内
面に配置された吸音材によって音エネルギーを吸収する
吸音ダクト形、ダクト断面の不連続部における音エネル
ギーの反射を利用してその伝播を防ぐ膨張形、例えば音
の通路を二つに分けた後ふたたび合わせ、干渉によって
音エネルギーを減衰させる干渉形、共鳴器による共鳴吸
収によって音エネルギーを減衰させる共鳴形等が知られ
ている。また、ガス吹き出し口に多孔板や金網等を設け
て拡散抵抗によって排気音を減衰させる吹き出し口消音
器等も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に消音器は対象と
する騒音の種類、効果等を勘案して上記各種の消音器を
選択して使用しているが、従来の消音器では、高圧に圧
縮されたガスを大気中に排出するときのようにガスの流
出速度がきわめて大きい場合は充分な消音効果が得られ
なかった。例えば、圧力20気圧の高圧ガスを口径10
mm程度の排気弁を用いて短い配管から排出すると、排
出されるガスの流速は音速に達し、120デシベル以上
の排気音が発生する。これを公知の消音器で減衰しよう
としても、有効と認められる音圧例えば75デシベル以
下に減衰させるためには大規模な消音設備を必要とす
る。また、高圧ガスを取り扱う業界ではガス貯蔵タン
ク、容器等の気密試験あるいは残留ガスの放出等、一時
的なガスの排出を必要とする場合が多いが、その都度大
規模な消音設備を移設せねばならない等の不都合があっ
た。このため通常は消音設備によらず、排出弁を1/4
程度の開度とし、放出速度を極度に制限する方法によっ
ており作業性が悪かった。そこで、ガスを排出するに当
たって、ガスの排出速度を制限することなく高い消音効
果が得られ、かつ容易に移設できる消音器が求められて
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための手段としてこの発明は、一端が開放された有底
筒体の底側にガス膨張部を、開放側に吸音材充填部を設
け、前記ガス膨張部にガスを導くための導管を複数の分
岐管で構成すると共に、それぞれの分岐管のガス膨張部
への開口部をガス膨張部内に放出されるガスが互いに接
触するように配置してなる消音器を提供する。上記の消
音器において、それぞれの分岐管のガス膨張部への開口
部を、ガス膨張部内に放出されるガスが互いにほぼ直角
に接触するように配置することが好ましい。上記の消音
器において、それぞれの分岐管のガス膨張部への開口面
積に差が設けられていることが好ましい。
【0005】
【作用】この発明の消音器では、一端が開放された有底
筒体の底側にガス膨張部が、また開放側に吸音材充填部
が設けられ、ガス膨張部にガスを導くための導管が分岐
して複数の分岐管で構成されている。そして、それぞれ
の分岐管のガス膨張部への開口部が、それぞれの開口部
からガス膨張部内に放出される膨張ガスが互いに接触す
るように配置されている。その構成によって、それぞれ
の開口部から放出されるガスがガス膨張部内で膨張する
に際して発生する音波が互いに干渉し合った後、吸音材
充填部を介して放出されるのできわめて有効に排気音を
減衰させることができる。特に、それぞれの分岐管のガ
ス膨張部への開口部が、それぞれの開口部からガス膨張
部内に放出されるガスが互いにほぼ直角に接触するよう
に配置されている場合には、音波の干渉が一層強まるの
で、さらに有効な消音効果が得られる。また、上記にお
いて、それぞれの分岐管のガス膨張部への開口面積に差
が設けられている場合には、それぞれの開口部からガス
膨張部内に放出されるガスの容積速度に差が生じ、一層
有効な消音効果が得られる。
【0006】以下、この発明の実施例を図によって説明
する。図1において、1は一端が閉塞され他端が開放さ
れた有底筒体であり、底部2側にガス膨張部3が、また
開放部4側に吸音材充填部5が設けられている。吸音材
充填部5は金網等の多孔板6a,6bで間仕切りされた
中にフエルト質あるいはグラスウール等の吸音材を充填
して構成されている。つぎに7はガスを放出する例えば
ガス容器(図示せず)の配管と接続する連結管であり、
接続のためのフランジ8が設けられる。連結管7は放出
ガスを前記ガス膨張部へ導く管と連結されており、該管
は分岐され、図では分岐管9及び10に構成される。こ
のうち分岐管9はガス膨張部3の頂部にその端部が開口
され、分岐管10は吸音材充填部5の頂部を貫通した
後、有底筒体1のほぼ中心部をガス膨張部3の方向に屈
曲し端部が該ガス膨張部3に突出して開口される。この
とき分岐管9、10それぞれの開口部11、12は放出
ガスがガス膨張部3に膨張排出される際、互いにほぼ直
角状に接触するよう位置決めされる。この発明は以上の
ごとく構成され、連結管7のフランジ8で連結されたガ
ス放出源、例えば気密試験のための貯槽からの放出ガス
は、連結管7からそれぞれ分岐管9、10を流れてガス
膨張部3に噴出する。このとき、放出ガスは互いにほぼ
直角状に接触し、ガス膨張及び音の干渉によって消音効
果を得る。このように分岐して膨張され、再び合流した
ガス流はガス膨張部3内を反転し、吸音材充填部5でさ
らに消音効果を得た後、開放部4より排出される。
【0007】図2はこの発明を利用してさらに消音効果
を高めることのできる例を示したもので、21は有底筒
体1の外周を間隙をもって外装してなる外筒であり、一
端を閉塞し他端を開放とした有底筒状体である。そして
外筒21と有底筒体1とは互いに底部と開放部とを相反
する関係に配設され、有底筒体1の開放部4は外筒21
によって構成される第2ガス膨張部22に開口される。
次に23は有底筒体1と外筒21との間隙部に設けられ
た第2吸音材充填部であり、多孔板24a,24bによ
って間仕切りされて吸音材が充填される。なお、分岐管
9は外筒21を気密に貫通し、有底筒体1の頂部よりガ
ス膨張部2に開口され、分岐管10は同じく外筒21壁
を気密に貫通し、第2吸音材充填部23、有底筒体1の
壁部を貫通した後、吸音材充填部5内で屈曲し、ガス膨
張部2に適宜突出して開口される。このように構成され
た消音器にあっては、連結管7より流れてくる放出ガス
は前記図1の実施例で説明したごとく、ガス膨張部2、
吸音材充填部5を経て流れるが、開放部4は外筒21が
構成する第2ガス膨張部22に開口しているので、該部
22で膨張される。ついで第2ガス膨張部22内を反転
し、第2吸音材充填部23を流れ、外筒21の外筒開放
部25より排出される。以上の構成において、分岐管
9、10の開口部11、12はガス膨張部3に放出され
るガスが互いにほぼ直角に接触するよう配設することが
望ましい。また前記開口部11、12の開口面積に差を
設けることの望ましいことが知見されている。
【0008】なお、前記実施例においては分岐管を2系
統としているが、これは3〜4系統に構成することもで
きるし、有底筒体を有底方形状に変更することも可能で
ある。また、分岐管それぞれの開口面積に差を設ける手
段は任意である。さらには、有底筒体の開放部を図示の
ごとく直管状とせず、ラッパ管状とすることもできる。
【0009】この発明による消音器によると、120デ
シベル以上の排気音を80デシベル程度にまで減衰させ
ることができた。例えば圧力14kg/cm2で12m3
のガスを貯槽から放出する場合、80デシベル程度に維
持するには排出弁を約1/4の開度とせねばならず、全
量放出するまでには2時間以上の作業時間が必要であっ
た。一方、本発明の消音器を使用した場合は、排出弁を
全開した状態でも80デシベル程度に抑えることが可能
なので、作業時間を約半分の1時間程度に短縮すること
ができた。また図2のごとき構成にすると、排気音はさ
らに減衰でき、75デシベル以下にすることのできるこ
とが確かめられた。
【0010】
【発明の効果】この発明の消音器は、放出ガスを膨張さ
せる際、放出ガスを分岐して膨張させると共に分岐され
た放出ガスが互いに干渉し合うようにし、かつ膨張ガス
を吸音材によって消音する構成としたので、それらの要
素が相乗して高い消音効果が得られる。その結果、従来
放出速度の制限を必要としていたために生じた作業性の
不都合を著しく改善することが可能になる。また、放出
ガスの膨張、分岐ガス流の干渉及び吸音材を有底筒体に
内蔵した構成となっているので、小型軽量であり、移設
が容易であるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の消音器の一具体例を示す縦断面
図。
【図2】 この発明の消音器の別の具体例を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1…有底筒体、2…底部、3…ガス膨張部、4…開放
部、5…吸音材充填部、6a,6b…多孔板、7…連結
管、8…フランジ、9,10…分岐管、11,12…開
口部、21…外筒、22…第2ガス膨張部、23…第2
吸音材充填部、24a,24b…多孔板、25…外筒開
放部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が開放された有底筒体の底側にガス
    膨張部を、開放側に吸音材充填部を設け、前記ガス膨張
    部にガスを導くための導管を複数の分岐管で構成すると
    共に、それぞれの分岐管のガス膨張部への開口部をガス
    膨張部内に放出されるガスが互いに接触するように配置
    してなることを特徴とする消音器。
  2. 【請求項2】 上記の消音器において、それぞれの分岐
    管のガス膨張部への開口部を、ガス膨張部内に放出され
    るガスが互いにほぼ直角に接触するように配置してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の消音器。
  3. 【請求項3】 上記の消音器において、それぞれの分岐
    管のガス膨張部への開口面積に差が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の消音器。
JP4048923A 1992-03-05 1992-03-05 消音器 Pending JPH05248224A (ja)

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JP4048923A JPH05248224A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 消音器

Applications Claiming Priority (1)

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JP4048923A JPH05248224A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 消音器

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JPH05248224A true JPH05248224A (ja) 1993-09-24

Family

ID=12816779

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JP4048923A Pending JPH05248224A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 消音器

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JP (1) JPH05248224A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018132286A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 ホシザキ株式会社 蒸気発生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000411