JPH0524791B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0524791B2 JPH0524791B2 JP60100126A JP10012685A JPH0524791B2 JP H0524791 B2 JPH0524791 B2 JP H0524791B2 JP 60100126 A JP60100126 A JP 60100126A JP 10012685 A JP10012685 A JP 10012685A JP H0524791 B2 JPH0524791 B2 JP H0524791B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow needle
- needle
- syringe
- vial
- transfer device
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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- 229940079593 drug Drugs 0.000 claims description 34
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Landscapes
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、粉末薬剤の入つたバイアル瓶に溶解
液を注入したり、薬液をバイアル瓶より採取した
りする際に使用する薬液移注具に関する。
液を注入したり、薬液をバイアル瓶より採取した
りする際に使用する薬液移注具に関する。
近年、治療や診断などのために種々の薬剤が使
用されているが、これらの薬剤は凍結乾燥した粉
末の形でバイアル瓶内に保存されている。そして
使用前にバイアル瓶内に溶解液を注入して溶解し
一定量を採取して輸液セツトなどにより非経口的
に投与する。このような操作を行うために従来は
針付のシリンジを使用したり、連通する中空針が
両端についた両頭針と呼ばれる器具が使用されて
きた。
用されているが、これらの薬剤は凍結乾燥した粉
末の形でバイアル瓶内に保存されている。そして
使用前にバイアル瓶内に溶解液を注入して溶解し
一定量を採取して輸液セツトなどにより非経口的
に投与する。このような操作を行うために従来は
針付のシリンジを使用したり、連通する中空針が
両端についた両頭針と呼ばれる器具が使用されて
きた。
すなわち、針付シリンジを使用する場合には、
一定量の溶解液をシリンジに採取し、薬剤の入つ
たバイアル瓶の口部ゴム栓に針を刺入して溶解液
を注入する。そしてバイアル瓶を振とうして溶解
し再び針をゴム栓に刺入してシリンジに一定量を
採取し、これをブドウ糖液や生理食塩液などの入
つた輸液瓶に注入して輸液器具を用いて静脈内へ
投与していた。また、両頭針を使用する場合に
は、薬剤の入つたバイアル瓶のゴム栓に両頭針の
一方の針を刺入し、溶解液の入つたバイアル瓶の
ゴム栓に他方の針を刺入して両者を連通させ、次
いで溶解液を薬剤の入つた瓶に移送して溶解す
る。そして薬剤を溶解した後はシリンジを用いて
上記と同様に一定量を採取して静脈内へ投与して
いた。
一定量の溶解液をシリンジに採取し、薬剤の入つ
たバイアル瓶の口部ゴム栓に針を刺入して溶解液
を注入する。そしてバイアル瓶を振とうして溶解
し再び針をゴム栓に刺入してシリンジに一定量を
採取し、これをブドウ糖液や生理食塩液などの入
つた輸液瓶に注入して輸液器具を用いて静脈内へ
投与していた。また、両頭針を使用する場合に
は、薬剤の入つたバイアル瓶のゴム栓に両頭針の
一方の針を刺入し、溶解液の入つたバイアル瓶の
ゴム栓に他方の針を刺入して両者を連通させ、次
いで溶解液を薬剤の入つた瓶に移送して溶解す
る。そして薬剤を溶解した後はシリンジを用いて
上記と同様に一定量を採取して静脈内へ投与して
いた。
シリンジを使用して薬剤の溶解・採取を行う場
合、バイアル瓶は密封されているので液の注入・
採取の度に瓶内の圧力が常圧よりも高くなつたり
低くなつたりする。その結果、液がゴム栓の針刺
入部から噴出したり浸出したりすることがしばし
ばあつた。このような現象は薬剤の損失になるの
で、高価な薬剤の場合には経済的に好ましくない
だけでなく、長期間吸入したり皮膚と接触すると
有害な薬剤もあり、安全性の点でも問題があつ
た。また、両頭針を使用する場合には薬液の採取
には別にシリンジを用いる必要があり、使用する
器具の種類が増加するので操作性及び経済性の点
で問題があつた。
合、バイアル瓶は密封されているので液の注入・
採取の度に瓶内の圧力が常圧よりも高くなつたり
低くなつたりする。その結果、液がゴム栓の針刺
入部から噴出したり浸出したりすることがしばし
ばあつた。このような現象は薬剤の損失になるの
で、高価な薬剤の場合には経済的に好ましくない
だけでなく、長期間吸入したり皮膚と接触すると
有害な薬剤もあり、安全性の点でも問題があつ
た。また、両頭針を使用する場合には薬液の採取
には別にシリンジを用いる必要があり、使用する
器具の種類が増加するので操作性及び経済性の点
で問題があつた。
本発明の目的は、薬液の噴出や浸出のおそれの
ない薬液移注具を提供することにある。また他の
目的は、薬液の注入及び採取のいずれの操作も行
うことのできる器具を提供することにある。
ない薬液移注具を提供することにある。また他の
目的は、薬液の注入及び採取のいずれの操作も行
うことのできる器具を提供することにある。
本発明は、特定の構造を有する針をシリンジに
取り付けることによつて上述した問題点を解決し
たものである。すなわち本発明は、シリンジと、
シリンジの先端部に取り付けられた針基と、針基
に基端部が固定され前記シリンジ内部に連通する
第1の中空針と、針基に基端部が外部に連通した
状態で固定されるとともに第1の中空針に平行に
設けられた第2の中空針より構成されてなること
を特徴とする薬液移注具である。
取り付けることによつて上述した問題点を解決し
たものである。すなわち本発明は、シリンジと、
シリンジの先端部に取り付けられた針基と、針基
に基端部が固定され前記シリンジ内部に連通する
第1の中空針と、針基に基端部が外部に連通した
状態で固定されるとともに第1の中空針に平行に
設けられた第2の中空針より構成されてなること
を特徴とする薬液移注具である。
本発明の薬液移注具の2本の中空針をバイアル
瓶に刺入してシリンジを吸引すると、シリンジと
連通している第1の中空針より薬液が吸入される
と同時に第2の中空針を通じてバイアル瓶内に空
気が流入するので、バイアル瓶内は常圧に保たれ
る。また、シリンジ内に吸入した薬液をバイアル
瓶あるいは輸液瓶に注入するときは、シリンジの
ピストンを押すと第1の中空針より薬液が瓶内に
注入されるとともに瓶内の空気が第2の中空針を
通じて大気中へ排出されるので、このときも瓶内
の圧力は常圧に維持される。
瓶に刺入してシリンジを吸引すると、シリンジと
連通している第1の中空針より薬液が吸入される
と同時に第2の中空針を通じてバイアル瓶内に空
気が流入するので、バイアル瓶内は常圧に保たれ
る。また、シリンジ内に吸入した薬液をバイアル
瓶あるいは輸液瓶に注入するときは、シリンジの
ピストンを押すと第1の中空針より薬液が瓶内に
注入されるとともに瓶内の空気が第2の中空針を
通じて大気中へ排出されるので、このときも瓶内
の圧力は常圧に維持される。
第1図は、本発明の薬液移注具の1実施例につ
いての部分断面図であり、シリンジ1と第1の中
空針3、第2の中空針4、針基5及び除菌フイル
ター6より構成された針部2とより構成されてい
る。そして、シリンジ1と第1の中空針3とは連
通しており、シリンジのピストンを操作すると中
空針3を通じて吸入あるいは排出が行われる。ま
た、中空針4の基端部は、フイルタ6を介して空
気中に連通している。本実施例においては中空針
4内に、細菌が侵入しないようにフイルタ6が設
けられているが、フイルターを設けずに直接外気
に連通するようにしてもよい。
いての部分断面図であり、シリンジ1と第1の中
空針3、第2の中空針4、針基5及び除菌フイル
ター6より構成された針部2とより構成されてい
る。そして、シリンジ1と第1の中空針3とは連
通しており、シリンジのピストンを操作すると中
空針3を通じて吸入あるいは排出が行われる。ま
た、中空針4の基端部は、フイルタ6を介して空
気中に連通している。本実施例においては中空針
4内に、細菌が侵入しないようにフイルタ6が設
けられているが、フイルターを設けずに直接外気
に連通するようにしてもよい。
第2図は、本発明の薬液移注具を用いて、薬剤
8を封入したバイアル瓶7内に溶解液を注入して
いる状態を示す正面図である。バイアル瓶口部の
ゴム栓に2本の中空針を刺入し、次いでシリンジ
のピストン9を押すと、シリンジ内に吸入されて
いる溶解液が第1の中空針よりバイアル瓶内に注
入される。そして、バイアル瓶内部と瓶外部とは
第2の中空針を通じて連通しているので、溶解液
の注入に応じて瓶内の空気は第2の中空針を通じ
て大気中に放出され、瓶内は常圧に保たれる。
8を封入したバイアル瓶7内に溶解液を注入して
いる状態を示す正面図である。バイアル瓶口部の
ゴム栓に2本の中空針を刺入し、次いでシリンジ
のピストン9を押すと、シリンジ内に吸入されて
いる溶解液が第1の中空針よりバイアル瓶内に注
入される。そして、バイアル瓶内部と瓶外部とは
第2の中空針を通じて連通しているので、溶解液
の注入に応じて瓶内の空気は第2の中空針を通じ
て大気中に放出され、瓶内は常圧に保たれる。
第3図は、溶解した薬剤を本発明の薬液移注具
へ採取している状態を示す正面図である。シリン
ジのピストン9を引くと第1の中空針より薬液が
吸入されると同時に第2の中空針よりバイアル瓶
内に空気が流入して瓶内は常圧に維持される。こ
のとき除菌フイルタ6(第1図参照)が設けられ
ていれば、外部よりバイアル瓶内に細菌が侵入す
るおそれがないので、より安全である。このよう
にして採取した薬液は、再び第2図に示すように
して輸液瓶に注入し、非経口的に投与する。
へ採取している状態を示す正面図である。シリン
ジのピストン9を引くと第1の中空針より薬液が
吸入されると同時に第2の中空針よりバイアル瓶
内に空気が流入して瓶内は常圧に維持される。こ
のとき除菌フイルタ6(第1図参照)が設けられ
ていれば、外部よりバイアル瓶内に細菌が侵入す
るおそれがないので、より安全である。このよう
にして採取した薬液は、再び第2図に示すように
して輸液瓶に注入し、非経口的に投与する。
上述の実施例において第1の中空針と第2の中
空針とは接合した状態で設けられているが、離間
した状態で設けられていてもよい。また、2つの
中空針の刃面の向きは特に限定されるものではな
いが、1図に示すように同方向に向いていれば、
ゴム栓への刺入が容易であるので好ましい。
空針とは接合した状態で設けられているが、離間
した状態で設けられていてもよい。また、2つの
中空針の刃面の向きは特に限定されるものではな
いが、1図に示すように同方向に向いていれば、
ゴム栓への刺入が容易であるので好ましい。
本発明の薬液移注具を用いれば、薬液瓶内は常
に常圧に維持されるので、ゴム栓の刺入部から内
部の液が漏洩することがなく、安全に薬液の移注
を行うことができる。
に常圧に維持されるので、ゴム栓の刺入部から内
部の液が漏洩することがなく、安全に薬液の移注
を行うことができる。
第1図は、本発明の薬液移注具の部分断面正面
図である。また、第2図は本発明の薬液移注具を
用いてバイアル瓶内に溶解液を注入している状態
を示す正面図であり、第3図はバイアル瓶内より
薬液を採取している状態を示す正面図である。 1…シリンジ、3…第1の中空針、4…第2の
中空針、5…針基、6…除菌フイルター。
図である。また、第2図は本発明の薬液移注具を
用いてバイアル瓶内に溶解液を注入している状態
を示す正面図であり、第3図はバイアル瓶内より
薬液を採取している状態を示す正面図である。 1…シリンジ、3…第1の中空針、4…第2の
中空針、5…針基、6…除菌フイルター。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シリンジと、シリンジの先端部に取り付けら
れた針基と、針基に基端部が固定され前記シリン
ジ内部に連通する第1の中空針と、針基に基端部
が外部に連通した状態で固定されるとともに第1
の中空針に平行に設けられた第2の中空針より構
成されてなることを特徴とする薬液移注具。 2 第1の中空針と第2の中空針とが接合して設
けられている特許請求の範囲第1項記載の薬液移
注具。 3 第1の中空針と第2の中空針とが離間して設
けられている特許請求の範囲第1項記載の薬液移
注具。 4 第1の中空針と第2の中空針との刃面が同一
方向に向いている特許請求の範囲第1項乃至第3
項のいずれかの項に記載の薬液移注具。 5 第2の中空針が除菌フイルタを介して外部に
連通している特許請求の範囲第1項乃至第4項の
いずれかの項に記載の薬液移注具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60100126A JPS61257654A (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 薬液移注具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60100126A JPS61257654A (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 薬液移注具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61257654A JPS61257654A (ja) | 1986-11-15 |
JPH0524791B2 true JPH0524791B2 (ja) | 1993-04-08 |
Family
ID=14265629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60100126A Granted JPS61257654A (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 薬液移注具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61257654A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103429215B (zh) | 2011-03-18 | 2015-04-22 | 泰尔茂株式会社 | 穿刺针一体型适配器 |
CN103458853A (zh) * | 2011-03-31 | 2013-12-18 | 松下电器产业株式会社 | 药剂移注针及药剂移注方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5150386U (ja) * | 1974-10-15 | 1976-04-16 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5837398Y2 (ja) * | 1979-04-27 | 1983-08-23 | 株式会社 ミドリ十字 | 医療用移注用具 |
-
1985
- 1985-05-10 JP JP60100126A patent/JPS61257654A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5150386U (ja) * | 1974-10-15 | 1976-04-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61257654A (ja) | 1986-11-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |