JPH052475A - 電子文書処理装置 - Google Patents

電子文書処理装置

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JPH052475A
JPH052475A JP3021051A JP2105191A JPH052475A JP H052475 A JPH052475 A JP H052475A JP 3021051 A JP3021051 A JP 3021051A JP 2105191 A JP2105191 A JP 2105191A JP H052475 A JPH052475 A JP H052475A
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JP3021051A
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English (en)
Inventor
Hitoki Kiyoujima
仁樹 京嶋
Koji Kusumoto
浩二 楠本
Makoto Takeoka
誠 竹岡
Noriyuki Kamibayashi
憲行 上林
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】既存の電子文書から、ユーザの要求に応じた新
しい電子文書を自動的に生成することのできる電子文書
処理装置を提供すること。 【構成】文書プログラム記述手段109によって記述さ
れた文書プログラムは、文書プログラム記憶手段105
に記憶された後、文書プログラム実行手段107によっ
て実行される。文書プログラムの実行により、既存の電
子文書の文書部品の集合と論理構造から、新しい電子文
書の文書部品の集合と論理構造が自動的に生成される。
その生成された新しい電子文書は、自動レイアウト処理
手段108によって、自動的に割り付け構造が生成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワープロ、あるいは
文書処理機能を持つワークステーション等に適用され
る、少なくとも、文書の内容の一部を保持する文書部品
の集合と、文書部品の論理的な関係を保持する論理構造
と、文書のレイアウトからみた文書部品間の関係を保持
する割り付け構造とを有する電子文書を対象とし、特
に、既存の電子文書から、新しい電子文書の一部、ある
いは全体を自動的に生成する機能を持つ電子文書処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子文書を自動的に生成する装置
として、 1):「山田:『帳票間データ処理の自動実行方式』、
情報処理学会第35回全国大会論文集、P.257
1」、 2):「浅見、山田:『帳票間データ処理のユーザイン
タフェース』、情報処理学会第36回全国大会論文集、
P.2213」、等に記載されているような、帳票の処
理を対象としたものが知られている。
【0003】帳票は、記入項目、各記入項目に記入され
るデータの型がほぼ決まっており、帳票のデータ構造を
定義することが容易である。従って、帳票のデータ構造
を定義し、帳票から帳票を自動的に生成するプログラム
を用意し、入力となる帳票に対してプログラムを実行す
ることにより帳票の自動処理を行う帳票自動処理装置を
構成することが容易であった。
【0004】近年においては、 3):「Furuta,R.:Concepts and Models for Structur
ed Documents,Structured Documents,Cambridge Univer
sity Press,pp.7-38(1988). 」、に記載されているよう
に、電子文書を文書の内容の一部を保持する文書部品の
集合として考え、その電子文書に、論理的な視点から見
た場合の文書部品間の関係を表現した論理構造や、レイ
アウトの視点から見た場合の文書部品間の関係を表現し
た割り付け構造といった文書構造を付与することが考え
られるようになってきた。これによって、電子文書のデ
ータ構造を表現することが比較的容易になってきた。
【0005】このような構造を持った電子文書の割り付
け構造生成方式としては、 4):「林、斉藤、石田、村田:『ODA文書処理シス
テムの試作(3)−割付け処理−』、情報処理学会第3
7回全国大会講演論文集(1988年9月12日)」、 5):「村上、山口、松平、上原、鍵政:『ODAに基
づいた文書割付け処理の実現方式(1)−再試行の課題
−』、情報処理学会第40回全国大会講演論文集(1990
年3月14日)」、 6):「松平、山口、上原:『ODAに基づいた文書割
付け処理の実現方式(2)−自動割付けにおける効率の
考察−』、情報処理学会第40回全国大会講演論文集
(1990年3月14日)」、 7):「山口、松平、上原、鍵政:『ODAに基づいた
文書割付け処理の実現方式(3)−繰り返し構造の処理
方式−』,情報処理学会第40回全国大会講演論文集
(1990年3月14日)」、 等に記載されているように、共通論理構造及び特定論理
構造からなる論理構造と、レイアウトに関する制約を記
述した共通割り付け構造とを基に、特定割り付け構造の
生成を自動的に行うものが知られている。この処理は割
り付け処理と呼ばれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記4〜7
で示される文献(講演論文集)に記載されている割り付
け処理方式において、自動化されるのは電子文書のレイ
アウトの作業であり、論理構造の生成や文書部品の生成
は手作業で行う必要があった。
【0007】従って、既存の電子文書の持つ情報をもと
に新しい電子文書を作る文書処理において、その作業が
定型的なものであっても、編集者(ユーザ)が手作業で
既存の電子文書の文書部品や論理構造を編集したり、既
存の電子文書の集合から必要な情報を取り出すことによ
って新しい電子文書の文書部品の集合や論理構造を生成
しなければならず、作業が煩雑となり作業効率が悪かっ
た。
【0008】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであり、既存の電子文書から、ユーザの要求に応じた
新しい電子文書を自動的に生成することのできる電子文
書処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る電子文書処理装置では、少なくと
も、文書を構成する文書部品の集合と、文書部品の論理
的な関係を表現した論理構造と、文書のレイアウトから
みた文書部品間の関係を表現した割り付け構造とを有す
る電子文書の文書処理を行う電子文書処理装置におい
て、既存の電子文書の文書部品の集合と論理構造から、
新しい電子文書の文書部品の集合と論理構造を生成する
プログラムを示す文書プログラムを記述する文書プログ
ラム記述手段と、この文書プログラム記述手段によって
記述された文書プログラムを記憶する文書プログラム記
憶手段と、この文書プログラム記憶手段内の文書プログ
ラムを実行して、特定の既存の電子文書の文書部品の集
合と論理構造から、新しい電子文書の文書部品の集合と
論理構造を生成する文書プログラム実行手段と、この文
書プログラム実行手段によって生成された新しい電子文
書の文書部品の集合と論理構造に対応する割り付け構造
を生成する自動レイアウト処理手段とを具えている。
【0010】
【作用】本発明に係る電子文書処理装置によれば、文書
プログラム記述手段によって記述された文書プログラム
は、文書プログラム記憶手段に記憶され、さらに文書プ
ログラム実行手段によって実行される。文書プログラム
の実行によって、既存の電子文書の文書部品の集合と論
理構造から、新しい電子文書の文書部品の集合と論理構
造を自動生成し、その後、自動レイアウト処理手段によ
って割り付け構造を生成するようにしたため、個々のユ
ーザの要求に応じた電子文書の自動生成が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0012】図1は本発明に係る電子文書処理装置の一
実施例をブロック図で示したものである。
【0013】同図において、入力部101は、キーボー
ド及びマウス等から構成されており、文書プログラムに
ついての編集項目や文書自動生成処理の開始等の指示、
及び、文書自動生成処理に必要な文書プログラムの識別
子や電子文書の識別子等の情報を入力するものである。
【0014】表示部102は、CRTディスプレイ等か
ら構成されており、文書プログラムの内容、ウィンド
ウ、メニュー等を表示する。
【0015】主処理部103は、入出力制御を行うとと
もに、入力部101からの指示に応じた処理を行う。
【0016】電子文書記憶部104は、ハードディスク
やフロッピーディスク等の2次記憶装置から構成されて
おり、電子文書の文書部品の集合、論理構造、割り付け
構造、文書属性、の一部又は全体を記憶する。
【0017】なお電子文書の持つ文書属性は、不可欠な
ものではなく、本実施例の電子文書処理装置の文書属性
に関する処理も不可欠なものではない。
【0018】文書プログラム記憶部105は、ハードデ
ィスクやフロッピーディスク等の2次記憶装置から構成
されており、既存の電子文書から新しい電子文書の文書
部品の集合、論理構造、割り付け構造、文書属性、の一
部又は全体を自動的に生成するための文書プログラムを
記憶する。
【0019】自動処理制御部106は、主処理部103
を経て入力された入力部101からの指示に従って、文
書プログラム実行部107に文書プログラムの実行を行
うよう指示したり、自動レイアウト処理部108に自動
レイアウト処理の実行を行うよう指示する。
【0020】文書プログラム実行部107は、自動処理
制御部106からの指示に従って、電子文書記憶部10
4から所定の電子文書を読み込むとともに、文書プログ
ラム記憶部105から所定の文書プログラムを読み込
む。さらに、読み込んだ文書プログラムを実行して、読
み込んだ電子文書から新しい電子文書の文書部品の集
合、論理構造、文書属性、の一部又は全体を自動生成す
る。
【0021】自動レイアウト処理部108は、自動処理
制御部106からの指示に従って、電子文書記憶部10
4から所定の電子文書を読み込み、自動レイアウト処理
を実行する。
【0022】文書プログラム記述部109は、主処理部
103を経て入力された、入力部101からの文書プロ
グラムを編集するための編集項目に従って、文書プログ
ラムの新規の作成や修正を行う。
【0023】なお、この実施例では、主処理部103は
プロセッサおよび主記憶で構成されている。また自動処
理制御部106、文書プログラム実行部107、自動レ
イアウト処理部108及び文書プログラム記述部109
は、各部の機能を遂行させるためのソフトウェア(プロ
グラム)をプロセッサが実行することにより実現するよ
うにしても良いし、プロセッサ等のハードウェアで実現
するようにしても良い。
【0024】次に、電子文書記憶部104に記憶されて
いる既存の電子文書の、電子文書データ、文書部品の集
合、論理構造、割り付け構造、文書属性を、図2乃至図
8に示している。
【0025】図2は、電子文書記憶部104に記憶され
ている電子文書のデータ構成を図示したものである。
【0026】同図において、電子文書データ201は、
電子文書の識別子を示す文書識別子202と、電子文書
データの一部である文書部品に関する情報を示す文書部
品情報部203と、電子文書データの一部である文書構
造に関する情報を示す文書構造情報部204と、電子文
書データの一部である文書属性に関する情報を示す文書
属性情報部205とを有して構成されている。
【0027】なお、図2において、206は文書部品情
報部203に含まれる文書部品データ、207は文書構
造情報部204に含まれる論理構造データ、208は文
書構造情報部204に含まれる割り付け構造データ、2
09は文書属性情報部205の一部である編集者属性情
報、210は文書属性情報部205の一部である編集日
属性情報である。
【0028】図3は、電子文書記憶部104に格納され
ている”論文A”という識別子を持つ電子文書を、紙の
上に印字するのと同じ状態で表示部102に表示したも
のである。また、同図において、301は論文A全体を
指し、302〜309は論文Aを構成する文書部品を指
す。
【0029】図4は、論文Aの文書属性を表す属性テー
ブルの一部を示したものである。同図において、401
は文書の編集者を表す属性の属性名であり、402は属
性名401で指定される属性の属性値であり、403は
編集した日を表す属性の属性名であり、404は属性名
403で指定される属性の属性値である。
【0030】図5は、論文Aの論理構造を示したもので
ある。その論理構造は包含関係を示す木構造で表現され
ている。同図において、501〜511は文書部品の論
理的なまとまりを示す矩形であり、また512〜519
は論文Aを構成する文書部品を表す矩形である。
【0031】このように表現された論理構造において
は、図5に示されるように、例えば、ヘッダ502は表
題505、著者名506、所属507から構成され、表
題505にはテキスト512が繋がることを意味してい
る。
【0032】ここで、図5に示した文書部品を表す矩形
512〜519と、図3に示した”論文A”という識別
子を持つ電子文書を構成する文書部品302〜309と
の対応関係を説明すると、512は302、513は3
03、514は304、515は305、516は30
6、517は307、518は308、519は30
9、にそれぞれ対応する。
【0033】図6は、論文Aの割り付け構造を示したも
のである。同図において、601〜613はレイアウト
から見た文書部品のまとまりを示す矩形であり、また6
14〜621が論文Aを構成する文書部品を表す矩形で
ある。
【0034】このように表現された割り付け構造におい
ては、図6に示されるように、例えば、ページ602は
フレーム603、フレーム604、フレーム605から
構成され、またブロック606にはテキスト614が割
り付けされることを意味している。
【0035】ここで、図6に示した文書部品を表す矩形
614〜621と、第3図に示した”論文A”という識
別子を持つ電子文書を構成する文書部品302〜309
との対応関係を説明すると、614は302、615は
303、616は304、617は305、618は3
06、619は307、620は308、621は30
9、にそれぞれ対応する。
【0036】図7は、電子文書記憶部104に格納され
ている”論文B”という識別子を持つ電子文書である。
同図において、701は論文B全体を指し、702〜7
09は論文Bを構成する文書部品を指す。なお、論文B
も論文Aと同様に、図4、図5、図6に示されるような
文書属性、論理構造、割り付け構造を持っている。
【0037】図8は、電子文書記憶部104に格納され
ている”論文C”という識別子を持つ電子文書である。
同図において、801は論文C全体を指し、802〜8
08は論文Cを構成する文書部品を指す。なお、論文C
も論文Aと同様に、図4、図5、図6に示されるような
文書属性、論理構造、割り付け構造を持っている。
【0038】次に、既存の電子文書から新しい電子文書
を生成するに際し、所定の情報を入力するためのメニュ
ー及びウィンドウの一例を、図9乃至図17に示す。
【0039】最初に、ユーザが文書自動生成の実行、文
書プログラムの編集を指示するために、表示部102に
表示されるメニューの一例を、図9及び図10に示す。
【0040】図9に示される901はウィンドウ内に表
示されたメニューであり、図10に示される902はメ
ニューの項目を選択するためのカーソルである。
【0041】次に、ユーザが編集したい文書プログラム
を指定するために、表示部102に表示される文書プロ
グラム名入力ウィンドウを、図11に示す。
【0042】図11において、1001は文書プログラ
ム名入力ウィンドウ、1002は入力の終了を指示する
ための終了ボタン、1003はユーザが編集したい文書
プログラムの識別子を記述するためのプログラム名フィ
ールドである。文書プログラム名入力ウィンドウ100
1への記入例を、図12に示す。
【0043】さらに、ユーザが文書プログラムを編集す
るために、表示部102に表示される文書プログラム記
述ウィンドウを、図13に示す。
【0044】図13において、1101は文書プログラ
ム記述ウィンドウ、1102は入力の終了を指示するた
めの終了ボタン、1103は文書プログラムの識別子と
なるプログラム名が表示されるプログラム名フィール
ド、1104は文書プログラムの本体を編集するための
プログラムフィールドである。
【0045】文書プログラム記述ウィンドウ1101へ
の記入例を、図14及び図15に示す。これらの各図に
示したフィールド1104に記述されている文書プログ
ラムは、共に、図3で示される論文Aと、図7で示され
る論文Bと、図8で示される論文Cとから、”論文抄
録”という識別子を持つ文書の文書部品の集合、論理構
造、文書属性を自動生成するためのものであり、”論文
抄録作成”という識別子を持つ。なお、文書プログラム
記述ウィンドウ1101の内容は、文書プログラム名入
力ウィンドウ1001に対する入力によって指定された
文書プログラムである。
【0046】最後に、表示部102に表示される文書自
動生成処理のための情報を入力する文書自動生成処理ウ
ィンドウを、図16に示す。
【0047】図16において、1201は文書自動生成
処理ウィンドウ、1202は入力の終了を指示するため
の終了ホダン、1203は実行される文書プログラムの
識別子が記述される文書プログラム識別子フィールド、
1204は文書プログラムの入力となる電子文書の識別
子を記述する入力文書識別子フィールドである。文書プ
ログラム識別子フィールド1203、及び入力文書識別
子フィールド1204への情報の入力の一例を、図17
に示す。
【0048】次に、文書プログラム記憶部105に記憶
されている(あるいは新たに記憶される)、既存の電子
文書の文書部品の集合と論理構造および文書属性から、
新しい電子文書の文書部品の集合と論理構造および文書
属性を自動的に生成するための文書プログラムのデータ
の構成を、図18に示す。
【0049】図18において、1301は文書プログラ
ム記憶部105に記憶されているデータ全体、1302
は個々の文書プログラム、1303は個々の文書プログ
ラムの識別子を示す文書プログラム識別子、1304は
個々の文書プログラムの本体を示す文書プログラム本体
部である。
【0050】また、既存の電子文書から新しい電子文書
を生成する際に、自動処理制御部106と文書プログラ
ム実行部107間で送受されるデータのデータ構造を、
図19乃至図22に示し、また自動処理制御部106と
自動レイアウト処理部108間で送受されるデータのデ
ータ構造を、図23乃至図26に示している。
【0051】最初に、自動処理制御部106が、主処理
部103を経て入力された入力部101からの指示に基
づき、文書プログラム実行部107に送信する文書プロ
グラム実行データのデータ構造を、図19に示す。
【0052】図19において、1401は文書プログラ
ム実行データ、1402は文書プログラム実行データの
識別子を示す文書プログラム実行データ識別子、140
3は実行したい文書プログラムの識別子を示す文書プロ
グラム識別子、1404は文書プログラムの入力となる
複数の電子文書の識別子が記載される文書識別子集合、
1405は文書プログラムの入力となる個々の電子文書
の識別子である。文書プログラム実行データ1401の
一例を、図20に示す。
【0053】一方、文書プログラム実行部107では、
図20に示されるような文書プログラム実行データを受
け取ると、その内容に従って文書プログラムを実行す
る。その文書プログラムの実行を終了した場合に、文書
プログラム実行部107から自動処理制御部106に送
信される文書プログラム実行結果データのデータ構造
を、図21に示す。
【0054】図21において、1501は文書プログラ
ム実行結果データ、1502は文書プログラム実行結果
データの識別子を示す文書プログラム実行結果データ識
別子、1503は文書プログラムの実行の結果生成され
た文書部品の集合、論理構造、文書属性を持つ電子文書
の識別子が記述される文書識別子集合、1504は文書
プログラムの実行の結果生成された文書部品の集合、論
理構造、文書属性を持つ個々の電子文書の識別子であ
る。文書プログラム実行結果データ1501の一例を、
図22に示す。
【0055】次に、自動処理制御部106が、自動レイ
アウト処理の実行の際に、自動レイアウト処理部108
に送信する自動レイアウト処理実行データのデータ構造
を、図23に示す。
【0056】図23において、1601は自動レイアウ
ト処理実行データ、1602は自動レイアウト処理実行
データの識別子を示す自動レイアウト処理実行データ識
別子、1603は自動レイアウト処理が行われる電子文
書の識別子が記載される文書識別子集合、1604は自
動レイアウト処理が行われる個々の電子文書の識別子で
ある。自動レイアウト処理実行データ1601の一例
を、図24に示す。
【0057】一方、自動レイアウト処理部108では、
図24に示されるような自動レイアウト処理実行データ
を受け取ると、その内容に従って自動レイアウト処理を
実行する。その自動レイアウト処理の実行を終了した場
合に、自動レイアウト処理部108から自動処理制御部
106に送信される自動レイアウト処理実行結果データ
のデータ構造を、図25に示す。
【0058】図25において、1701は自動レイアウ
ト処理実行結果データ、1702は自動レイアウト処理
実行結果データの識別子を示す自動レイアウト処理実行
結果データ識別子、1703は自動レイアウト処理の実
行の結果生成された割り付け構造を有する電子文書の持
つ識別子が記載される文書識別子集合、1704は自動
レイアウト処理の実行の結果生成された割り付け構造を
有する個々の電子文書の識別子である。自動レイアウト
処理実行結果データ1701の一例を、図26に示す。
【0059】ところで、文書プログラム実行部107
が”論文抄録作成”という識別子を持つ文書プログラム
(図15参照)を実行することにより、図3で示される
論文Aと、図7で示される論文Bと、図8で示される論
文Cとの各既存の電子文書から、新しく生成される電子
文書(論文抄録)の論理構造の生成過程を木構造の形に
図示化したものを、図27乃至図29に示し、また最終
的に生成される新たな電子文書(論文抄録)の論理構造
を、図30に示している。さらに、その新しい電子文書
に、自動レイアウト処理を施した結果生成される割り付
け構造を、図31に示している。
【0060】なお、図30において、2101〜211
6は文書部品の論理的なまとまりを示す矩形であり、2
117〜2128は論文抄録を構成する文書部品を表す
矩形である。また図31において、2201〜2217
はレイアウトから見た文書部品のまとまりを示す矩形で
あり、2218〜2229は論文抄録を構成する文書部
品を表す矩形である。
【0061】次に、論文A、論文B、論文Cの3つの電
子文書から、“論文抄録作成”という識別子を持つ文書
プログラムの実行および自動レイアウト処理の結果生成
された電子文書を、紙の上に印字するのと同じ状態で表
示部102に表示した図を、図32に示す。
【0062】図32において、2301は論文抄録全体
を指す。また2302〜2313は論文抄録を構成する
文書部品を指す。この電子文書の識別子は”論文抄録”
である。
【0063】なお、図30に示した論理構造における矩
形2105〜2116に繋がる文書部品2117〜21
28と、図31に示した割り付け構造における矩形22
06〜2217に割り付けされる文書部品2218〜2
229と、図32に示した論文抄録を構成する文書部品
2302〜2313とは、それぞれ対応しており、例え
ば、2117と2218と2302とはそれぞれ対応し
ており、また2121と2222と2306とはそれぞ
れ対応している。
【0064】次に、自動的に生成された論文抄録の文書
属性を表す属性テーブルの一部を、図33に示す。同図
において、2401は文書の編集者を表す属性の属性名
であり、2402は属性名2401で指定される属性の
属性値であり、2403は編集した日を表す属性の属性
名であり、2404は属性名2403で指定される属性
値である。
【0065】最後に、文書プログラム実行部107
が、”論文抄録作成”という識別子を持つ文書プログラ
ム(図15参照)を実行することにより、論文A(図3
参照)、論文B(図7参照)、論文C(図8参照)か
ら、論文抄録の文書部品の集合(図32参照)、論理構
造(図30参照)、文書属性(図33参照)が生成され
る生成過程を、図15に示した文書プログラムを参照し
ながら、詳細に説明する。
【0066】最初に、この実施例の説明で使用する用語
を定義する。ノードとは、文書部品の論理的なまとまり
を表す矩形をいう。末っ子ノードとは、あるノードの子
ノードであり、同じ親ノードを持つ子ノード内で最後尾
のものをいう。
【0067】さて、図15において、L1は、新しく生
成する文書の識別子を決定する記述である。L1の記述
により、新しく生成する文書の識別子は”論文抄録”と
なる。
【0068】L2は、”論文抄録”の論理構造のルート
ノードを生成する記述である。
【0069】すなわち、(MakeNewNode ”論文抄
録”)で、論文抄録という名前を持つノードを生成し、
(MakeRoot …)で、生成したノードをルートノードと
する。
【0070】L3は、文献1という名前のノードをL2
で生成したルートノードの末っ子ノードとする記述であ
る。
【0071】すなわち、(MakeNewNode ”文献1”)
で、文献1という名前を持つノードを生成し、(AddChi
ld 論文抄録 …)で、生成したノードを論文抄録とい
う名前を持つノードの末っ子ノードとする。
【0072】L4は、文献2という名前のノードをL2
で生成したルートノードの末っ子ノードとする記述であ
る。
【0073】すなわち、(MakeNewNode ”文献2”)
で、文献2という名前を持つノードを生成し、(AddChi
ld ”論文抄録”…)で、生成したノードを論文抄録と
いう名前を持つノードの末っ子ノードとする。
【0074】L5は、文献3という名前のノードをL2
で生成したルートノードの末っ子ノードとする記述であ
る。
【0075】すなわち、(MakeNewNode ”文献3”)
で、文献3という名前を持つノードを生成し、(AddChi
ld ”論文抄録”…)で、生成したノードを論文抄録と
いう名前を持つノードの末っ子ノードとする。
【0076】このL5まで実行した場合の論文抄録の論
理構造は、図27に示した内容になる。
【0077】L6は、論文Aの論理構造の内で表題とい
う名前を持つノード(図5に示される矩形505)で始
まるサブツリーのコピーを、論文抄録の論理構造の文献
1という名前を持つノードのサブツリーとすることを示
す。コピーされたサブツリーのルートノードは、文献1
のノードの末っ子ノードである。また後述するL7から
L9についても同様である。サブツリーに含まれる文書
部品512(図5参照)で示される文書部品もコピーさ
れ、論文抄録の文書部品の一部となる。
【0078】このL6まで実行した場合の論文抄録の論
理構造は、図28に示した内容になる。
【0079】L7は、論文Aの論理構造の内で著者名と
いう名前を持つノード(図5に示される矩形506)で
始まるサブツリーのコピーを、論文抄録の論理構造の文
献1という名前を持つノードのサブツリーとすることを
示す。
【0080】L8は、論文Aの論理構造の内で所属とい
う名前を持つノード(図5に示される矩形507)で始
まるサブツリーのコピーを、論文抄録の論理構造の文献
1という名前を持つノードのサブツリーとすることを示
す。
【0081】L9は、論文Aの論理構造の内で要約とい
う名前を持つノード(図5に示される矩形503)で始
まるサブツリーのコピーを、論文抄録の論理構造の文献
1という名前を持つノードのサブツリーとすることを示
す。
【0082】このL9まで実行した場合の論文抄録の論
理構造は、図29に示した内容になる。
【0083】L10は、論文Bの論理構造の内で表題と
いう名前を持つノードで始まるサブツリーのコピーを、
論文抄録の論理構造の文献2という名前を持つノードの
サブツリーとすることを示す。コピーされたサブツリー
のルートノードは、文献2のノードの末っ子ノードであ
る。また後述するL11からL13についても同様であ
る。
【0084】L11は、論文Bの論理構造の内で著者名
という名前を持つノードで始まるサブツリーのコピー
を、論文抄録の論理構造の文献2という名前を持つノー
ドのサブツリーとすることを示す。
【0085】L12は、論文Bの論理構造の内で所属と
いう名前を持つノードで始まるサブツリーのコピーを、
論文抄録の論理構造の文献2という名前を持つノードの
サブツリーとすることを示す。
【0086】L13は、論文Bの論理構造の内で要約と
いう名前を持つノードで始まるサブツリーのコピーを、
論文抄録の論理構造の文献2という名前を持つノードの
サブツリーとすることを示す。
【0087】L14は、論文Cの論理構造の内で表題と
いう名前を持つノードで始まるサブツリーのコピーを、
論文抄録の論理構造の文献3という名前を持つノードの
サブツリーとすることを示す。コピーされたサブツリー
のルートノードは、文献3のノードの末っ子ノードであ
る。また後述するL15からL17についても同様であ
る。
【0088】L15は、論文Cの論理構造の内で著者名
という名前を持つノードで始まるサブツリーのコピー
を、論文抄録の論理構造の文献3という名前を持つノー
ドのサブツリーとすることを示す。
【0089】L16は、論文Cの論理構造の内で所属と
いう名前を持つノードで始まるサブツリーのコピーを、
論文抄録の論理構造の文献3という名前を持つノードの
サブツリーとすることを示す。
【0090】L17は、論文Cの論理構造の内で要約と
いう名前を持つノードで始まるサブツリーのコピーを、
論文抄録の論理構造の文献3という名前を持つノードの
サブツリーとすることを示す。
【0091】このL17まで実行した場合の論文抄録の
論理構造は、図30に示した内容になる。
【0092】L18は、論文抄録の論理構造に含まれる
文書部品中で、その文書部品が保持する文書内容が”ぜ
ろっくす研究所”というテキストであるものを”OutLab
oratory ”に変更することを示している。
【0093】これにより、図30に示される文書部品2
123(つまり、図7に示される文書部品704のコピ
ー)の保持する文書内容が”ぜろっくす研究所”という
テキストであるので、”OutLaboratory ”に変更され
る。
【0094】L19は、論文抄録の文書属性のうち編集
者という属性名を持つ文書属性の属性値を”Auto”にす
ることを示す。
【0095】L20は、論文抄録の文書属性のうち編集
日という属性名を持つ文書属性の属性値を自動編集した
編集日にすることを示している。
【0096】すなわち、(Date)で、この文書プロ
グラムが実行される日の日付が出力され、(SetAttribu
te ”編集日” …)で、出力された日付が、編集日と
いう属性名を持つ文書属性の属性値となる。
【0097】このL19及びL20の実行により、図3
3で示される属性テーブルが生成される。
【0098】次に、既存の電子文書から新しい電子文書
を生成するための、電子文書処理装置の処理動作を、図
34乃至図38を参照して説明する。
【0099】最初に、図9で示されるメニューに対する
処理項目の選択によって実際に処理が行われるプロセス
の流れを、図34のフローチャートを参照して説明す
る。
【0100】ユーザが、入力部101を操作して、表示
部102にメニュー901を表示し、さらに所望の処理
項目にカーソル902を移動させて、その処理項目を指
示すると、主制御部103は、メニュー901の中から
処理項目が選択されたか否かを判断する(ステップ25
01)。
【0101】ここで、処理項目が選択された場合は、
『文書自動生成』が選択されたか否かを判断し(ステッ
プ2502)、選択された場合には、自動処理制御部1
06を呼び出して、文書自動生成処理の実行ルーチンを
実行させ(ステップ2503)、一方、選択されなかっ
た場合は、『文書プログラムの編集』が選択されたか否
かを判断する(ステップ2504)。
【0102】上記ステップ2504で『文書プログラム
の編集』が選択されたのであれば、文書プログラム記述
部109を呼び出して、文書プログラムの編集ルーチン
を実行させ(ステップ2505)、一方、そうでなけれ
ば処理を終了する。
【0103】また、上記ステップ2501でメニューが
選択されなかった場合は、処理を終了する。
【0104】次に、『文書プログラムの編集』の処理項
目が選択された場合の、文書プログラム記述部109に
よる文書プログラムの編集ルーチンの実行処理を、図3
5のフローチャートを参照して説明する。
【0105】最初に、図9に示したメニュー901にお
いて『文書プロクラムの編集』の項目が選択されると、
文書プログラム記述部109は、文書プログラムの編集
ルーチンを起動し実行する。その編集ルーチンでは、ま
ず文書プログラム名入力ウィンドウ1001(図11参
照)が、文書プログラム記述部109から主処理部10
3を通して表示部102に表示される(ステップ260
1)。次に、その文書プログラム名入力ウィンドウ10
01への所定の情報が入力され、入力終了の指示がある
か否かが判断される(ステップ2602)。
【0106】ここで、入力終了の指示がない場合には指
示があるまで待機し、一方、ユーザが、入力部101を
操作して、図12に示すように、編集する文書プログラ
ムの識別子をプログラム名フィールド1003に入力
し、さらに終了ボタン1002を指示した場合は、プロ
グラム名フィールド1003に入力されたものと同じ識
別子を持つ文書プログラムが、文書プログラム記憶部1
05に記憶されているかどうかが調べられる(ステップ
2603)。
【0107】この結果、該当するプログラムが記憶され
ていた場合には、その文書プログラムが、文書プログラ
ム記述部109に読み込まれるとともに(ステップ26
04)、文書プログラム記述ウィンドウ1101(図1
3参照)が、文書プログラム記述部109から主処理部
103を通して表示部102に表示される(ステップ2
605)。そのとき、プログラム名フィールド1103
には読み込まれた文書プログラムの識別子が、プログラ
ムフィールド1104にはその文書プログラムの本体が
表示される。そして、その表示された文書プログラムの
本体が編集対象となる。
【0108】一方、上記ステップ2603で、プログラ
ム名フィールド1003に入力されたものと同じ識別子
を持つ文書プログラムが、文書プログラム記憶部105
に記憶されていなかった場合は、上記ステップ2605
に進む。なお、この場合は、プログラム名フィールド1
103には、プログラム名フィールド1003に入力さ
れたものと同じ識別子が表示されるが、プログラムフィ
ールド1104には何も表示されない。従って、ユーザ
は、そのプログラムフィールド1104に所望の文書プ
ログラムを記述することになる。
【0109】ところで、上記ステップ2605を終了し
た後、ユーザの入力部101の操作によって、文書プロ
グラム本体の生成あるいは編集が行われ、編集の入力終
了の指示があるか否かが判断される(ステップ260
6)ここで、入力終了の指示がない場合には指示がある
まで待機し、一方、指示があった場合は、生成あるいは
編集された文書プログラムが、文書プログラム記憶部1
05に記憶された後(ステップ2607)、文書の編集
ルーチンの実行を終了する。
【0110】次に、上述した文書プログラムの編集処理
を、具体例を挙げて説明する。
【0111】今、文書プログラム記憶部105には、図
14に示した内容に対応する文書プログラム(”論文抄
録作成”という識別子を持つ文書プログラム)のみが格
納されているとする。
【0112】ユーザは、例えば、”論文抄録作成”とい
う識別子を持つ文書プログラムを編集したい場合は、図
12に示すように、プログラム名フィールド1003
に、その文書プログラムの識別子である”論文抄録作
成”を入力する。すると、この場合は、その識別子を持
つ文書プログラムが、文書プログラム記憶部105に既
に記憶されているので、図14に示されるように、プロ
グラムフィールド1104に、該当する文書プログラム
が表示される。そして、ユーザが図15のプログラムフ
ィールド1104に表示されている文書プログラムを所
望しているのであれば、図14に示される文書プログラ
ムを必要に応じて編集し、図15に示される所望の文書
プログラムに変更することになる。
【0113】なお、文書プログラム記憶部105に”論
文抄録作成”という識別子を持つ文書プログラムが格納
されていなかった場合は、図15に示される所望の文書
プログラムを最初から記述することになる。
【0114】このようにして編集あるいは生成された文
書プログラムは文書プログラム記憶部105に格納され
る。このとき”論文抄録作成”という識別子を持つ文書
プログラムが既に格納されている場合は、その文書プロ
グラム内容は更新される。
【0115】次に、図9に示したメニュー901におい
て、『文書自動生成』の処理項目が選択された場合の、
自動処理制御部106による文書自動生成処理の実行ル
ーチンの実行処理を、図36のフローチャートを参照し
て説明する。
【0116】ここでは、図15に示した”論文抄録作
成”という識別子を持った文書プログラムを実行するこ
とにより、図3に示した論文A、図7に示した論文B、
図8に示した論文Cから、図32に示した論文抄録を自
動生成する場合の処理について説明する。
【0117】最初に、図9に示したメニュー901にお
いて『文書自動生成』の項目が選択されると、文書自動
生成処理ウィンドウ1201(図16参照)が、自動処
理制御部106、主処理部103を通して表示部102
に表示される(ステップ2701)。
【0118】次に、その表示された文書自動生成処理ウ
ィンドウ1201への所定の情報が入力され、入力終了
の指示があるか否かが判断される(ステップ270
2)。ここで、入力終了の指示がなかった場合には指示
があるまで待機し、一方、ユーザの入力部101の操作
によって文書自動生成処理ウィンドウ1201に、例え
ば図17に示される内容が入力され、さらに、入力の終
了指示が行われた場合は、文書自動生成処理ウィンドウ
1201の内容に従って、図20に示される文書プログ
ラム実行データが生成され、文書プログラム107に送
信される(ステップ2703)。
【0119】その文書プログラム実行データの送信を終
了した後は、文書プログラム実行部107からの文書プ
ログラム実行結果データを受理したか否かを調べる(ス
テップ2704)。ここで、受理していない場合には受
理するまで待機し、一方、文書プログラム実行部107
からの例えば図22に示される文書プログラム実行結果
データを受理した場合は、図24に示される自動レイア
ウト処理実行データが生成され、自動レイアウト処理部
108に送信される(ステップ2705)。
【0120】その自動レイアウト処理実行データの送信
後は、自動レイアウト処理部108からの自動レイアウ
ト処理実行結果データを受理したか否かを判断する(ス
テップ2706)。ここで、受理していない場合には受
理するまで待機し、一方、自動レイアウト処理部108
からの例えば図26に示される自動レイアウト処理実行
結果データを受理した場合は、文書自動生成処理の実行
ルーチンの実行を終了する。
【0121】さらに、文書プログラム実行部107によ
る文書プログラムの実行処理を、図37のフローチャー
トを参照して説明する。
【0122】最初に、文書プログラム実行部107は、
自動処理制御部106からの文書プログラム実行データ
を受理したか否かを判断する(ステップ2801)。こ
こで、受理していない場合には受理するまで待機し、一
方、例えば、図20に示される文書プログラム実行デー
タを受理した場合は、電子文書記憶部104から、文書
プログラムの実行に必要な入力となる電子文書、すなわ
ち、この例では論文A”、”論文B”、”論文C”とい
う識別子を持つ電子文書、つまり、図3、図7、図8に
示した電子文書を読み込む(ステップ2802)。
【0123】次に、文書プログラム実行部107は、図
20に示される文書プログラム実行データで指定された
文書プログラムを、文書プログラム記憶部105から読
み込んだ後(ステップ2803)、その文書プログラム
を実行する(ステップ2804)。この場合には、図1
5に示される”論文抄録作成”という識別子を持つ文書
プログラムが読み込まれ実行される。この文書プログラ
ムの実行の結果、”論文抄録”という識別子を持つ電子
文書の文書部品の集合、論理構造、文書属性が生成され
る。
【0124】このように既存の電子文書から新しい電子
文書が生成されると、新しく生成された電子文書は、電
子文書記憶部104に記憶される(ステップ280
5)。さらに、例えば図22に示される文書プログラム
実行結果データが生成され、自動処理制御部106に送
信される(ステップ2806)。
【0125】最後に、自動レイアウト処理部108によ
る自動レイアウト処理の実行処理を、図38のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0126】まず、自動レイアウト処理部108は、自
動処理制御部106からの自動レイアウト処理実行デー
タを受理したか否かを判断する。(ステップ290
1)。ここで、受理していない場合には受理するまで待
機し、一方、例えば、図24に示される自動レイアウト
処理実行データを受理した場合は、電子文書記憶部10
4から、自動レイアウト処理の対象となる電子文書、す
なわち、”論文抄録”という識別子を持つ電子文書を読
み込んだ後(ステップ2902)、自動レイアウト処理
を実行する(ステップ2903)。
【0127】自動レイアウト処理の実行の結果、自動レ
イアウト処理部108が読み込んだ電子文書の割り付け
構造として、図31に示される割り付け構造が生成され
る。このときの割り付け処理の結果、論文抄録は、例え
ば図32のようにレイアウトされる。その割り付け構造
が生成された電子文書は電子文書記憶部104に記憶さ
れる(ステップ2904)。そして、最後に、図26に
示される自動レイアウト処理実行結果データが生成さ
れ、自動処理制御部106に送信され(ステップ290
5)、自動レイアウト処理が終了される。
【0128】以上説明したように本実施例では、既存の
電子文書から新しい電子文書の文書部品の集合、論理構
造、文書属性を自動的に生成するための文書プログラム
を、ユーザの編集によって生成・変更することが可能で
ある。さらに、ユーザの編集した文書プログラムを、既
に用意されている文書プログラムと同様に、文書プログ
ラム記憶部に記憶しておくことにより、既に用意されて
いる文書プログラムとユーザの編集した文書プログラム
との区別なく利用することが可能となる。
【0129】このことは、既存の電子文書から所望する
電子文書を生成するための文書プログラムを記述するこ
とで、所望の電子文書を容易に得ることができることを
意味する。従って、ユーザに与えられている文書処理業
務において自動化される割合が向上し、ユーザの文書処
理業務の負担を著しく軽減することができる。
【0130】また本実施例では、図1に示した電子文書
記憶部104、文書プログラム記憶部105としてハー
ドディスク、フロッピーディスク等の2次記憶装置を利
用して実現しているが、これに限らず、電子文書処理装
置とネットワークを介して連結されているファイルサー
バ等によって実現することも可能である。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
書プログラム記述手段によって記述された文書プログラ
ムを、文書プログラム実行手段によって実行することに
より、既存の電子文書の文書部品の集合と論理構造か
ら、新しい電子文書の文書部品の集合と論理構造を生成
し、その後に、自動レイアウト処理手段によって、電子
文書の割り付け構造を生成するようにしたため、ユーザ
は、既存の電子文書から所望する電子文書を生成するた
めの文書プログラムを記述することで、所望の電子文書
を容易に得ることが可能となる。従って、電子文書作成
効率を大幅に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子文書処理装置の一実施例を示
すブロック図。
【図2】電子文書記憶部に格納される電子文書のデータ
構造の一例を示す図。
【図3】電子文書記憶部に格納される電子文書の一例を
表示部に表示した状態を示す図。
【図4】電子文書記憶部に格納される電子文書の文書属
性を表す属性テーブルの一例を示す図。
【図5】電子文書記憶部に格納される電子文書の論理構
造の一例を示す図。
【図6】図5に示した論理構造に対応する電子文書の割
り付け構造の一例を示す図。
【図7】電子文書記憶部に格納される電子文書の一例を
表示部に表示した状態を示す図。
【図8】電子文書記憶部に格納される電子文書の一例を
表示部に表示した状態を示す図。
【図9】表示部に表示されるメニューの一例を示す図。
【図10】表示部に表示されるメニューの一例を示す
図。
【図11】表示部に表示される文書プログラム名入力ウ
ィンドウを図示化した図。
【図12】文書プログラム名入力ウィンドウの各フィー
ルドに情報が入力された状態の一例を示す図。
【図13】表示部に表示される文書プログラム記述ウィ
ンドウを図示化した図。
【図14】文書プログラム記述ウィンドウの各フィール
ドに情報が表示された状態の一例を示す図。
【図15】文書プログラム記述ウィンドウの各フィール
ドに情報が表示された状態の一例を示す図。
【図16】表示部に表示される文書自動生成処理ウィン
ドウを図示化した図。
【図17】文書自動生成処理ウィンドウの各フィールド
に、情報が入力された状態を示す図。
【図18】文書プログラム記憶部に記憶されているデー
タの、データ構成の一例を示す図。
【図19】自動処理制御部から文書プログラム実行部に
送信される文書プログラム実行データのデータ構造を図
示化した図。
【図20】文書プログラム実行データの一例を示す図。
【図21】文書プログラム実行部から自動処理制御部に
送信される文書プログラム実行結果データのデータ構造
を図示化した図。
【図22】文書プログラム実行結果データの一例を示す
図。
【図23】自動処理制御部から自動レイアウト処理部に
送信される自動レイアウト処理実行データのデータ構造
を図示化した図。
【図24】自動レイアウト処理実行データの一例を示す
図。
【図25】自動レイアウト処理部から自動処理制御部に
送信される自動レイアウト処理実行結果データのデータ
構造を図示化した図。
【図26】自動レイアウト処理実行結果データの一例を
示す図。
【図27】論理構造の自動生成の生成経過を説明するた
めの説明図。
【図28】論理構造の自動生成の生成経過を説明するた
めの説明図。
【図29】論理構造の自動生成の生成経過を説明するた
めの説明図。
【図30】既存の電子文書から生成された新しい電子文
書の論理構造の一例を示す図。
【図31】図30に示した論理構造に対応する電子文書
の、割り付け構造の一例を示す図。
【図32】新しく生成された電子文書の一例を示す図。
【図33】新しく生成された電子文書の文書属性を表す
属性テーブルの一例を示す図。
【図34】処理項目の選択によって実際の処理が行われ
るプロセスの流れを示すフローチャート。
【図35】文書プログラム編集部が実行する文書プログ
ラムの編集ルーチンを示すフローチャート。
【図36】自動処理制御部が実行する文書自動生成処理
の実行ルーチンを示すフローチャート。
【図37】文書プログラム実行部が実行する文書プログ
ラムの実行ルーチンを示すフローチャート。
【図38】自動レイアウト処理部が実行する自動レイア
ウト処理の実行ルーチンを示すフローチャート。
【符号の説明】
101…入力部 102…表示部 103…主処理部 104…電子文書記憶部 105…文書プログラム記憶部 106…自動処理制御部、 107…文書プログラム実行部 108…自動レイアウト処理部 109…文書プログラム記述部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上林 憲行 東京都渋谷区代々木3丁目57番6号 グラ ンフオーレ 富士ゼロツクス株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】少なくとも、文書を構成する文書部品の集
    合と、文書部品の論理的な関係を表現した論理構造と、
    文書のレイアウトからみた文書部品間の関係を表現した
    割り付け構造とを有する電子文書の文書処理を行う電子
    文書処理装置において、既存の電子文書の文書部品の集
    合と論理構造から、新しい電子文書の文書部品の集合と
    論理構造を生成するプログラムを示す文書プログラムを
    記述する文書プログラム記述手段と、この文書プログラ
    ム記述手段によって記述された文書プログラムを記憶す
    る文書プログラム記憶手段と、この文書プログラム記憶
    手段内の文書プログラムを実行して、特定の既存の電子
    文書の文書部品の集合と論理構造から、新しい電子文書
    の文書部品の集合と論理構造を生成する文書プログラム
    実行手段と、この文書プログラム実行手段によって生成
    された新しい電子文書の文書部品の集合と論理構造に対
    応する割り付け構造を生成する自動レイアウト処理手段
    とを具えたことを特徴とする電子文書処理装置。
JP3021051A 1991-02-14 1991-02-14 電子文書処理装置 Pending JPH052475A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002055818A (ja) * 2000-08-10 2002-02-20 N K Ekusa:Kk アプリケーション構築方法及び実行方法並びにアプリケーション構築装置及びアプリケーション実行システム並びにアプリケーション構築方法を記録した記録媒体及びアプリケーション実行方法を記録した記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002055818A (ja) * 2000-08-10 2002-02-20 N K Ekusa:Kk アプリケーション構築方法及び実行方法並びにアプリケーション構築装置及びアプリケーション実行システム並びにアプリケーション構築方法を記録した記録媒体及びアプリケーション実行方法を記録した記録媒体

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