JPH05120363A - 機能図エデイタのユーザインタフエース変換方法および変換装置 - Google Patents

機能図エデイタのユーザインタフエース変換方法および変換装置

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JPH05120363A
JPH05120363A JP3279967A JP27996791A JPH05120363A JP H05120363 A JPH05120363 A JP H05120363A JP 3279967 A JP3279967 A JP 3279967A JP 27996791 A JP27996791 A JP 27996791A JP H05120363 A JPH05120363 A JP H05120363A
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JP3279967A
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Kazuo Kobayashi
一夫 小林
Haruo Wakabayashi
春夫 若林
Toshiaki Miyazaki
敏明 宮崎
Tamio Hoshino
民夫 星野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 論理ゲートレベルより記述の抽象度の高い機
能仕様を機能図によって編集管理する場合にこれらの指
示を計算機のディスプレイ上のカーソル移動操作で行う
ディジタル論理装置の自動設計システムにおいて異なる
記法の機能図の設計オブジェクトに対する編集指示を統
一した操作で行う機能図エディタのユーザインタフェー
ス変換方法および変換装置を提供する。 【構成】 機能図を構成する論理構成部品を表す設計オ
ブジェクトを複数の機能図記法に共通な部分と各記法に
固有な部分とに分けて記述し、該当の設計オブジェクト
に適用する編集、管理指示を記述内容の変更として記述
する手段を有し、該当の設計オブジェクトの記述内容を
組み合わせて特定の記法の情報を作成し、該情報をもと
に設計オブジェクトが表す論理部品の形状をディスプレ
イ上に表示し、この表示に対するカーソル移動操作とそ
の取り出された情報に属する編集、管理指示と対応付
け、その編集、管理指示を実行して該当の設計オブジェ
クトの情報を加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、論理ゲートレベルより
記述の抽象度の高い機能仕様の記述を機能図の形式で記
述して記憶し、それを入力とするディジタル論理装置の
自動設計システムにおいて、該当の機能図の編集指示を
おこなう際の、編集指示と編集対象の設計オブジェクト
との相互作用を規定する機能図エディタのユーザインタ
フェース変換方法および変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル論理装置の設計において、論
理回路図の作成・編集・管理を支援する自動設計システ
ムが用いられている。この自動設計システムを用いてデ
ィジタル論理装置を設計する設計者にとって、論理図の
論理構成要素(AND,OR等の機能の論理素子、信号
線等の部品)を表す設計情報(機能図のものと区別する
ため以降は論理図用設計オブジェクトと呼ぶ)は、編集
・管理する対象であり、また、この自動設計システム用
論理図エディタのソフトウェア設計者にとっては、設計
するデータ処理方法の対象であった。このように、ハー
ドウェア設計者、ソフトウェア設計者の両者が論理図用
設計オブジェクトを扱うため、両設計者に統一的に扱え
るような論理図用設計オブジェクトの構成方法が種々提
案されている。そのなかの代表的なものには、例えば、
「IBM AIX 統合化 VLSI 設計システム CADEONTM/6000
回路図エディタ・ユーザーズ・ガイド:日本 IBM(199
1)」に示されるものがある。この方法は、図14に示
すように、論理図を表す論理図用設計オブジェクト(部
品)について、その規定項目(図面上に配置されるとき
の形状、固有名・論理名などの修飾属性、他の論理図用
設計オブジェクトとの依存関係など)とその記憶構造を
予めシステムで決めて部品ライブラリファイル91に登
録して置く。その際、一部の規定項目の値(例えば、形
状を表すディスプレイ上の座標値)を必要に応じて後か
ら設定可能として置く。これらの予め記憶構造とその規
定項目の値が既定の部品をディスプレイ93の上でカー
ソル移動操作によって編集(配置・削除)して論理図を
作成していく。その際に、論理図エディタ92では、編
集制御部92aが働いて、カーソル操作盤94を通して
指示されるカーソルの移動を編集指示に変換する。その
編集指示が部品の配置を意味するならば、その指示に基
づいて部品ライブラリファイル91をアクセスして、目
的の部品の形状をディスプレイ93上に表示する。同時
に、記憶管理部92bを用いて、論理図用設計オブジェ
クトの記憶域95に、該当の部品に対応する設計オブジ
ェクトを追加して、座標値などを設定する。編集指示が
部品の削除を意味するならば、逆に、論理図設計オブジ
ェクトの記憶域から、該当の部品に対応する設計オブジ
ェクトを削除する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法で
は、論理図より設計の抽象度の高い機能図の編集・管理
には次のような困難が伴う。すなわち、論理回路図の場
合、記法は一種類の接続図であったため、論理図用設計
オブジェクトの規定項目とその記憶構造を固定して、編
集指示と編集対象との相互作用を設計することができ
た。機能図には、接続図の一種である機能ブロック図の
他に、流れ図に属する状態遷移図、動作フローチャー
ト、それらのいずれにも属さないタイムチャートなど種
々の記法が存在する。そのため、従来の方法のように各
記法毎に設計オブジェクトの規定項目とその記憶構造を
用意すると、記憶構造毎のアクセス機構が必要となり、
機能図エディタの構成が極めて複雑になるとともに、そ
の開発工数が膨大になるという欠点がある。
【0004】さらに、機能図の場合、計算機入力の為の
記述だけでなく、設計者間の情報交換、仕様の解説書の
基礎資料など多様な用途に使われる。そのため、機能ブ
ロック図の中に状態遷移図の一部を参照するなどの異な
る記法間での設計オブジェクトの参照を可能とする必要
がある。従来の単一の記法を前提とした記憶構造のアク
セス方法では、このような設計オブジェクトの参照を考
慮していないのでそのままでは適用が困難である。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、論理ゲートレベルより記述の
抽象度の高い機能仕様を機能図によって編集管理する場
合にこれらの指示を計算機のディスプレイ上のカーソル
移動操作で行うディジタル論理装置の自動設計システム
において異なる記法の機能図の設計オブジェクトに対す
る編集指示を統一した操作で行う機能図エディタのユー
ザインタフェース変換方法および変換装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の機能図エディタのユーザインタフェース変
換方法は、ディジタル論理装置の機能仕様を図式に表現
する機能図の編集、管理指示を計算機のディスプレイ上
のカーソル移動操作で行う設計自動化システムにおい
て、前記機能図を構成する論理構成部品を表す設計情報
である設計オブジェクトを複数の機能図記法に共通な部
分と各記法に固有な部分とに分けて記述するとともに、
該当の設計オブジェクトに適用する編集、管理指示を前
記記述内容の変更として記述する手段を有し、該当の設
計オブジェクトの記述内容を組み合わせて特定の記法の
情報を作成し、該情報をもとに設計オブジェクトが表す
論理部品の形状をディスプレイ上に表示し、この表示に
対するカーソル移動操作とその取り出された情報に属す
る編集、管理指示と対応付け、その編集、管理指示を実
行して該当の設計オブジェクトの情報を加工することを
要旨とする。
【0007】また、本発明の機能図エディタのユーザイ
ンタフェース変換装置は、ディスプレイ、ディスプレイ
上のカーソルを操作するカーソル操作盤、データを格納
するファイル、これらの間の信号を制御するCPU、信
号を制御するプログラムモジュールを格納する主記憶装
置を有する自動設計システムにおいて、前記ファイルに
格納される設計オブジェクトを取り出して特定の記法の
情報を作成する手段と、その表示に対するカーソル移動
操作とその取り出された情報に属する編集、管理指示と
対応付け、その編集、管理操作を実行して該当の設計オ
ブジェクトの情報を加工する手段とを有することを要旨
とする。
【0008】
【作用】本発明の機能図エディタのユーザインタフェー
ス変換方法および変換装置では、機能図の設計オブジェ
クトの構成、内容および編集指示を定義する定義言語と
その定義言語を解釈し、データ構造を生成し、データベ
ースを構築する手段と、編集指示を機能図の設計オブジ
ェクトの構成や内容を変更したり、上記データ構造を変
更したり、データを追加するなどの具体的な処理の手順
に変更する手段を設け、機能図の設計オブジェクトの編
集、管理をカーソル移動等の簡易な編集指示により行え
る。すなわち、前記定義言語を用いて、設計オブジェク
トが有する形状、修飾属性、依存関係等の規定項目と各
記憶域および設計オブジェクトに適用可能な編集指示を
記述し、定義ファイルに予め格納する。この定義内容は
定義言語の解釈機構を用いて、機能図の部品毎の内部記
憶構造にマッピングされるとともに、データベース上の
記憶構造生成手段を用いて、データベース上に記憶域が
確保される。内部記憶構造の一部である形状の記憶内容
をもとにディスプレイ上に部品が表示され、その部品に
対する編集指示を前記変換手段を用いて部品の規定項目
の値の変更に変換してその値を書き換える。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0010】図1は、設計オブジェクトを機能図の記法
に依存せずに編集・管理する本発明の一実施例のディジ
タル論理装置の自動設計システムの構成を示す図であ
る。
【0011】図1中、記述モデル定義ファイル1には、
設計オブジェクトの構成を定義する言語を用いて、設計
オブジェクトが持つ形状、修飾属性、依存関係等の規定
項目と各記憶域および設計オブジェクトに適用可能な編
集指示(設計オブジェクト編集指示)を定義した記述が
格納される。機能図エディタ2は、4種類の主要な機能
モジュールより構成される。すなわちそれらは、前記定
義ファイル1を読み込んで、その記述内容を解釈してエ
ディタの処理向きの内部記憶構造にマッピングする定義
解釈部3と、その内部記憶構造をデータベースの記憶構
造に変換するDB管理部4と、内部記憶構造に記憶され
るデータの一部である部品の形状を表すデータを元にデ
ィスプレイ上に部品を表示する表示制御部5と、カーソ
ル操作盤7を通して指示されるカーソルの移動を内部記
憶構造の記憶データの一部である設計オブジェクトと編
集指示との対応を元に目的の部品の編集指示に変換し
て、編集操作を行う編集制御部6である。ディスプレイ
8は、表示制御部5の制御の元で機能ブロック図、状態
遷移図などの機能図を表示し、カーソルの位置情報を編
集制御部6に伝える。
【0012】図2は、上記設計オブジェクトの構成の定
義言語で記述する際の前提となる設計オブジェクトの記
述モデルを表す図である。この記述モデルでは、機能図
は記法に存在しない抽象的な部品(抽象化した設計オブ
ジェクト)を組み合わせて構成される。それらの抽象的
な部品には次のようなものがある。すなわち、プロセス
は、機能ブロック図の機能ブロックや状態遷移図の状態
などの機能を実現する処理の実行単位を表す。データフ
ローは、プロセスや後述のポート間のイベントを伝達す
る通路を表す。ここで、イベントとは、プロセスで作ら
れる情報や後述のポートを介して外部と入出力されるデ
ータなどの総称である。ポートは、後述のモジュールの
外部と内部とのイベントの出入り口を表す。モジュール
は、上述の部品を集合として扱うための管理単位を表
す。階層的に機能図を表すには、1つのプロセスの詳細
な仕様を1つのモジュール内の部品に対応付けることに
よって行われる。
【0013】図3は、上記記述モデルを構成する部品の
記憶構造を示す図である。1つの部品を定義する情報
は、ノードと呼ぶ記憶構造体に記憶される。このノード
は、ノードを他のノードから識別するための識別名の記
憶域と複数の規定項目およびノードが表す設計オブジェ
クトに対する設計オブジェクト編集指示の値を格納する
記憶域とから構成される。規定項目と設計オブジェクト
編集指示には、該当の部品が特定の記法の部品(具象部
品)に固有の情報と、具象部品に依存しない共通の情報
とがある。後者の共通の情報は、該当のノード内の記憶
域に共通規定項目ないし共通設計オブジェクト編集指示
として値が格納される。前者の固有の情報は、別のノー
ド(固有規定項目ないし固有設計オブジェクト編集指示
の記憶構造体)の記憶域に値が格納され、元の部品のノ
ードとはポインタ(リンク)で関連付けられる。
【0014】図4は、上記の部品の記憶構造を記述する
定義言語の構文を説明する図である。1つのノードは、
次の構文で記述される。
【0015】 このノードは、図3に示すように、ノード間をリンクで
結ぶことによって共通な項目のノード、その固有な項目
のノード、さらに固有な項目のノードというように無限
の階層構成をとれる。ノードのクラス名は、この階層上
の位置関係を示すものである。すなわち、ノードはクラ
ス名の他に修飾属性の1つとしてタイプ名を持つ。図4
の例では、共通のノードの定義文の上から2行目の”is
type process ”に示される”process ”がタイプ名で
ある。図5にノード名とタイプ名の関係の例を示す。図
中、4つのノードは、それぞれクラス名とタイプ名を持
つ。タイプ名”B”のノードとクラス名”B”を持つノ
ードとは、階層上、前者のノードの直下に後者のノード
が位置することを意味する。この場合、タイプ名”B”
のノードをタイプ名”C,D”のノード、逆にタイプ
名”C,D”のノードをタイプ名”B”のノードの子ノ
ードと呼ぶ。タイプ名”C”のノードとクラス名”C”
のノードに付いても同様である。ここでタイプ名は、該
当のノードの持つ情報の種類によってノードを区別する
修飾属性である。
【0016】ノードの識別名は、同一タイプ名のノード
の中から唯一のノードを識別する名称である。1つのノ
ードは、複数の関係名と値の対を持つ。この対を使っ
て、自ノードが表す設計オブジェクトの修飾属性(タイ
プ名も修飾属性の一種)、他の設計オブジェクトとの依
存関係および自ノードに適用可能な編集指示を定義す
る。このうち関係名は、それと対をなす値が、ノードの
何を規定するかを指定するものであり、2種類のキーワ
ードより構成される。第一のキーワードは、図4におい
て”is,Consists of,hold,is a part of,cont
ains”にあたるのものあり、値の記憶域が該当のノード
内にあるか、他のノードにあるかなど、ノードと値との
関係を表す。第二のキーワードは、図4において”typ
e,label ,Point ,nodule,operation ,shape ,lin
e”にあたるのものあり、値の記憶上の型を指定するも
のである。例えば、”Point”は、値が1対の整数値で
あることを指定する。値は、ノードを規定する属性値の
ことであり、必要に応じて<値名>=<属性値>の形式
を取る。
【0017】このノードの構成を使って、抽象部品と具
象部品を表す。すなわち、抽象部品は、共通のノード
(すべての抽象部品に共通な情報を持つノード)と一部
の固有のノード(各抽象ノード毎に固有な情報を持つノ
ード。図4では省略。)とで表す。図4の例では、共通
のノードにタイプ名以外に3種類の修飾属性と依存関係
と設計オブジェクト編集指示が定義されていることを示
している。このうち、3種類の修飾属性は、どの抽象部
品も持つ情報としてノードの固有名(aName として示さ
れている。実際にはその記憶域に格納する値が固有名を
示す。以下同様。)、コメント(aComment)および図面
上の位置({NULL,NULL})を指定している。依存関係
は、該当のノードが配置される図面を指定している。
【0018】さらに、設計オブジェクトの編集指示で
は、関数名Browsing()によって、該当ノードの表す部
品の詳細仕様を規定する図面が存在する場合、その図面
を表示する操作を指示できることを定義している。この
関数の実体は、プログラム言語で記述された手続きであ
って、ノードに値を設定したり削除したりするコマンド
列で構成される。このとき、ノード内の特定の値を指定
するには、ノード内の位置の変わりに関係名を用いる。
例えば、図4の例の共通のノード内の5行目の図面内の
位置に値を設定する場合、setAtr(aProcess,holds ,
Point {100 ,50})のように指定する。ここで、setA
tr(…)は、設計オブジェクトの編集指示を指定する関
数に用いられるユーティティ関数(機能図エディタで予
め用意する機能)の1つであり、ノード内に値を設定す
る役割を持つ。その引き数は、左から順番に、ノードの
固有名、関係名の第一のキーワード、関係名の第二のキ
ーワードと設定する値とからなる。この例では、固有名
aProcessのノードの関係名is a part ofの位置に値
{100 ,50}(その型は Point)を設定することを意味
している。なお、この図面内の位置の上の行の部品の固
有名とコメントの値を設定する場合、そのノード内の位
置を特定するには、関係名が同一で区別できない。そこ
で、このような場合には、予めノードの定義時に各値に
値名を付与しておく。
【0019】一方、記法に依存する具象部品は、前記の
抽象部品のノードにさらに具象部品固有のノードを付加
して表す。図4の真ん中の点線の矩形で表された固有の
ノードは、具象部品を構成するため付加されるノードで
ある。このノードは、上記の共通のノードに機能ブロッ
ク図を構成する部品(この例では機能ブロック:タイプ
名 block)に必要な情報、すなわち、部品の機能名(修
飾属性aFunction で指定されている)を定義している。
図4の形状のノードは、具象部品固有のノードにさらに
付加されるノードの一例である。それは、抽象部品(識
別名”aProcess”)に機能ブロック図の記法にかなった
形状を持たせることによって、機能ブロック図向きの部
品を定義している。この図4の例のノード間の付属関係
(あるノードに別のノードを付属させる関係)は、識別
名”aBlock”のノード内の関係名”consists of shap
e”と値”aBlockShape ”と、それに対応する形状のノ
ードの識別名”aBlockShape ”とで指定されている。
【0020】図6は、前記機能図エディタ2のブロック
構成図である。この機能図エディタは、前記4種類の機
能モジュール(定義解釈部3、DB管理部4、表示制御
部5及び編集制御部6)とそれらの実行を制御する実行
制御部10とから構成される。
【0021】図7は、上記実行制御部10の処理手順を
示すフローチャートである。この手順を以下の(1)〜
(6)のステップで説明する。
【0022】(1)実行制御部10は、定義解釈部3を
用いて、記述モデル定義ファイル1に格納されている具
象部品の定義記述を読みだし、その記述内容を解釈して
エディタの処理向きの内部記憶構造にマッピングすると
ともに、DB管理部4を用いて該当の記述内容に対応す
るデータがDB9上になければ、それをDB9に格納す
る。すでにDB上に該当のデータが存在すれば格納は行
われない(ステップ110)。
【0023】(2)実行制御部10は、内部記憶構造に
記憶された部品データを元に表示制御部5を使って編集
に必要な情報をディスプレイ上に表示する(ステップ1
20)。
【0024】(3)実行制御部10は、編集制御部6を
用いてカーソル操作盤7を通して指示されるカーソルの
移動を内部記憶構造に記憶されているデータの一部であ
る設計オブジェクトと編集指示との対応を元に目的の部
品の編集指示に変換する(ステップ130)。
【0025】(4)上記の編集指示が編集の終了ならば
処理を終了し、さもなければ次のステップを実行する
(ステップ140)。
【0026】(5)実行制御部10は、編集指示に対応
するデータの変更を内部記憶構造上のデータに行うとと
もに、表示制御部5を用いて、変更結果を反映した表示
をディスプレイ8上に表示する(ステップ150)。
【0027】(6)実行制御部10は、DB管理部4を
用いて上記の編集指示に対応するデータの変更をDB9
上のデータに行い、ステップ140に戻る。
【0028】図8は、上記実行制御部10から起動され
る定義解釈部3の処理手順を示すフローチャートであ
る。この手順を以下の(1)〜(6)のステップで説明
する。
【0029】(1)定義解釈部3は、記述モデル定義フ
ァイル1から未処理のノード1つ分の定義文を取り出
し、該当のノードの固有名を処理済みノードテーブルに
登録する。このとき、未処理のノードがなければ処理を
終了する(ステップ210,220)。
【0030】(2)読みだしたノードの定義文を元に、
図9に示すような内部記憶構造(ノードテーブル)を作
成する(ステップ230)。
【0031】この内部記憶構造は3種類の記憶域よりな
る。図9(a)では、そのうちのエレメントリストテー
ブルと値格納エリアを示す。エレメントリストテーブル
は、トップに元のノードの固有名が記憶されたテーブル
構造を取り、以下、ノードの定義文ではノードのクラス
名として定義された上位のノードへのポインタが格納さ
れる記憶域(この時点ではまだ値は入っていない)への
ポインタ、タイプ名、ノードごとに異なる数分の修飾属
性、依存関係ポインタ、編集指示のポインタ等の記憶域
へのポインタから構成される。ここで、ノードに規定さ
れる値を記憶する場所(値格納エリア)がエレメントリ
ストテーブルとポインタでつながれるのは、元のノード
(定義言語で記述されたノード)において値の記憶域が
関係名で指定される(値と関係名の対をスロットと呼
ぶ)ようになっていることに対応する。すなわち、元の
ノードにスロットを追加ないし削除する場合、該当の関
係名と値の追加ないし削除の指定によって行われ、ノー
ド内の他のスロットの記憶場所には影響しない。上述の
ように実際の記憶域(値格納エリア)をテーブルから分
離し、そのポインタだけをエレメントリストテーブルで
持つことにより、前記の追加削除はテーブル上でポイン
タの追加削除を行うことに相当し、記憶域には影響にな
い構造を実現している。図9(b)は、図9(a)の構
造を表記する際の省略記法で以降の説明にはこの構造を
使う。図9(c)は、内部記憶構造の第3の記憶域であ
る関係名対応テーブルを示す。このテーブルは、後述の
操作指示関数がノード内をアクセスするときに使い、関
係名と上記の値格納エリアへのポインタとの対応が格納
される。
【0032】次に、処理中のノードが固有データを持つ
か否かをチェックし(ステップ240)、持てば、ステ
ップ250に、さもなければステップ260に進む。
【0033】(3)固有データの内、元の定義文で”is
type ”の関係名で指定される下位のノードと、それ以
外の関係名(”is a part of module”,”consis
ts of shape ”など)で指定される下位のノードとを区
別して記述モデル定義ファイルから取り出してステップ
13へ進む(ステップ250)。
【0034】(4)”is type ”の関係名で指定される
下位のノードならば、親のノードに続けて記憶域を増設
し、さもなければノードの固有名を持つ独立した記憶域
を新設する(ステップ270)。図10(a)は、図9
の内部記憶構造に上記2種類の下位ノードを追加した例
である。元のノードの内部記憶構造に、その下位のノー
ドを増設したものと独立した内部記憶構造とが示されて
いる。増設した場合には、増設に使われたノードが持つ
ノードの固有名、上位ノードへのポインタ及びタイプ名
は除かれる。
【0035】着目する下位のノードにさらに下位のノー
ドが有ればステップ250に戻り、さもなければステッ
プ260に進む。
【0036】(5)変換された内部記憶構造間をポイン
タでつないでリンクを張る(ステップ260)。図10
(b)は、前記の増設した部分の下位のノードとして独
立した記憶構造をリンクした例を示している。
【0037】着目しているノード(リンクされているも
のを含む)が、関係名”contains operation”とその値
を持つならば、ステップ290に進み、さもなければス
テップ210に戻り次のノードの処理をおこなう(ステ
ップ280)。
【0038】(6)記述モデル定義ファイル以外のファ
イルに格納される操作指示用の関数へのポインタを設定
する(ステップ290)。
【0039】図11は、上記実行制御部10から起動さ
れる表示制御部5の処理手順を示すフローチャートであ
る。この手順を以下の(1)〜(4)のステップで説明
する。
【0040】(1)実行制御部10からノードの固有名
を受け取り、該当のノードの内部記憶構造を取り出す。
このときに複数のノードの固有名が受け渡された場合
は、以下の手順を各ノードごとに行う(ステップ31
0)。
【0041】該当のノードがディスプレイ上に表示中か
否かを調べ(ステップ320)、表示中ならステップ3
30に進む。さもなければ、ステップ340に進む。
【0042】(2)該当のノードをディスプレイ上から
消去する(ステップ330)。
【0043】(3)該当のノードの関係名対応テーブル
を参照して関係名”consists of shape ”から、形状の
格納先の内部記憶構造を知る(ステップ340)。
【0044】(4)その記憶構造から形状データを得て
ディスプレイ上に表示する(ステップ350)。
【0045】図12は、前記実行制御部10から起動さ
れる編集制御部6の処理手順を示すフローチャートであ
る。この手順を以下の(1)〜(4)のステップで説明
する。
【0046】(1)実行制御部10から起動されてディ
スプレイ上のカーソル操作を待つ。カーソル操作が発生
したならばその発生位置(ディスプレイ上の座標)とイ
ベント種別(カーソル操作がマウスで行われている場
合、マウス上のボタン操作の区別)を受け取る(ステッ
プ410)。
【0047】(2)ディスプレイ上の座標をもとに、現
在表示中のノード(部品)の内部記憶構造を探索して該
当の座標を包囲する表示値の部品を知る。その後、イベ
ント種別が部品の操作を指示するもの(機能図エディタ
で固定的に決めて置く)ならば、該当の部品の持つ操作
関数をその格納場所から呼び出す(ステップ420)。
【0048】(3)呼びだした関数を構成するコマンド
を1つ取り出し、そこで指示される内部記憶構造の変更
指令を実行して内部記憶構造を変更(値の設定、スロッ
トの追加・削除など)する(ステップ430)。
【0049】(4)未処理のコマンドが有ればステップ
430に戻り、さもなければ処理を終了する(ステップ
440)。
【0050】図13は、前記実行制御部10から起動さ
れるDB管理部4の処理手順を示すフローチャートであ
る。この手順を以下の(1)〜(6)のステップで説明
する。
【0051】(1)実行制御部10から起動されるとき
に、対象とするノードの固有名とDBへの書き込み
(W)か読み出し(R)かの区別を受け取る(ステップ
510)。
【0052】(2)書き込みならステップ530へ、読
み出しならステップ540へ進む(ステップ520)。
【0053】(3)指定されたノードが既にデータベー
ス上に格納されているか否かをデータベース管理システ
ムに問い合わせ、未格納ならステップ550に、格納済
みならステップ560に進む(ステップ530)。
【0054】(4)指定されたノードの内部記憶構造を
取り出し、各スロットごとにデータベースに格納する
(ステップ550)。
【0055】(5)指定されたノードの内部記憶構造の
内変更のあったスロットのみデータベースに格納する
(ステップ560)。
【0056】(6)データベースから指定されたノード
を読み出し、内部記憶構造の形式を作る(ステップ54
0)。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機能図の設計オブジェクトの形状、修飾属性、依存関係
等の規定項目と各記憶域および設計オブジェクトに適用
可能な編集指示を、定義言語を用いて記述し、定義ファ
イルに予め格納する。その定義内容は、定義言語の解釈
機構を用いて、機能図の部品毎の内部記憶構造にマッピ
ングされるとともに、データベース上の記憶構造生成手
段を用いて、データベース上に記憶域を確保される。そ
して、内部記憶構造の一部である形状の記憶内容を元に
ディスプレイ上に部品が表示され、その部品に対する編
集指示を前記の変換手段を用いて部品の規定項目の値の
変更に変換してその値を書き換える。これらによって、
異なる記法の機能図の設計オブジェクトに対する編集指
示を統一した操作で行う簡便なユーザインタフェース変
換ができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる機能図エディタのユ
ーザインタフェース変換方法を実施するディジタル論理
装置の自動設計システムの構成図である。
【図2】設計オブジェクトの記述モデルを表す図であ
る。
【図3】抽象的な部品の記憶構造を示す説明図である。
【図4】抽象化された部品の構造を定義する言語の記述
例を示す図である。
【図5】抽象的な部品の記憶構造を表すノードのノード
名とタイプ名の関係を示す説明図である。
【図6】機能図エディタの構成を示すブロック図であ
る。
【図7】機能図エディタの実行制御部の処理手順を示す
フローチャートである。
【図8】定義解釈部の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】定義解釈部の内部記憶構造を示す説明図であ
る。
【図10】内部構造間のリンクを示す説明図である。
【図11】表示制御部の処理手順を示すフローチャート
である。
【図12】編集制御部の処理手順を示すフローチャート
である。
【図13】DB管理部の処理手順を示すフローチャート
である。
【図14】従来の自動設計システムの構成図である。
【符号の説明】
1 記述元定義ファイル 2 機能図エディタ 3 編集制御部 4 DB管理部 5 表示制御部 6 編集制御部 7 カーソル操作盤 8 ディスプレイ 9 データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 民夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル論理装置の機能仕様を図式に
    表現する機能図の編集、管理指示を計算機のディスプレ
    イ上のカーソル移動操作で行う設計自動化システムにお
    いて、前記機能図を構成する論理構成部品を表す設計情
    報である設計オブジェクトを複数の機能図記法に共通な
    部分と各記法に固有な部分とに分けて記述するととも
    に、該当の設計オブジェクトに適用する編集、管理指示
    を前記記述内容の変更として記述する手段を有し、該当
    の設計オブジェクトの記述内容を組み合わせて特定の記
    法の情報を作成し、該情報をもとに設計オブジェクトが
    表す論理部品の形状をディスプレイ上に表示し、この表
    示に対するカーソル移動操作とその取り出された情報に
    属する編集、管理指示と対応付け、その編集、管理指示
    を実行して該当の設計オブジェクトの情報を加工するこ
    とを特徴とする機能図エディタのユーザインタフェース
    変換方法。
  2. 【請求項2】 ディスプレイ、ディスプレイ上のカーソ
    ルを操作するカーソル操作盤、データを格納するファイ
    ル、これらの間の信号を制御するCPU、信号を制御す
    るプログラムモジュールを格納する主記憶装置を有する
    自動設計システムにおいて、前記ファイルに格納される
    設計オブジェクトを取り出して特定の記法の情報を作成
    する手段と、その表示に対するカーソル移動操作とその
    取り出された情報に属する編集、管理指示と対応付け、
    その編集、管理操作を実行して該当の設計オブジェクト
    の情報を加工する手段とを有することを特徴とする機能
    図エディタのユーザインタフェースの変換装置。
JP3279967A 1991-10-25 1991-10-25 機能図エデイタのユーザインタフエース変換方法および変換装置 Pending JPH05120363A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08129585A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Nec Corp スケジューリングシステムにおけるガントチャート処理システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08129585A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Nec Corp スケジューリングシステムにおけるガントチャート処理システム

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