JPH05246642A - 油圧エレベータ - Google Patents

油圧エレベータ

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Publication number
JPH05246642A
JPH05246642A JP4048977A JP4897792A JPH05246642A JP H05246642 A JPH05246642 A JP H05246642A JP 4048977 A JP4048977 A JP 4048977A JP 4897792 A JP4897792 A JP 4897792A JP H05246642 A JPH05246642 A JP H05246642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
elevator
oil
hydraulic jack
car
Prior art date
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Pending
Application number
JP4048977A
Other languages
English (en)
Inventor
Hifumi Fujita
一二三 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4048977A priority Critical patent/JPH05246642A/ja
Publication of JPH05246642A publication Critical patent/JPH05246642A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明の目的は、油圧エレベータの油洩れの
進行を防止し、油洩れ状態での運転の継続を防止するこ
とのできる油圧エレベータを提供することにある。 【構成】 本発明は、エレベータが運行指令を与えられ
ていないにもかかわらず下降したときには、この動作を
検出し、この検出結果に基づいて、開閉制御部10は流
量制御装置6と油圧ジャッキ1とを連結する配管を開閉
制御するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧エレベータに関
し、特に油洩れによるかごの下降を防止する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧エレベータは、乗客を乗せる
乗りかごと、乗りかごを昇降させるための油圧ジャッキ
と、油圧ジャッキへの供給油量を制御する流量制御装置
により概略構成される。この油圧ジャッキと流量制御装
置は、鋼管により配管されていて、その途中には各種の
油圧機器が設置されている。例えば油圧ジャッキ内のご
みや鋼管中のごみを流量制御装置へ送り込まないように
するためのフィルタや、油圧ジャッキと流量制御装置の
油の流れを遮断するためのストップバルブ、流量制御装
置から供給される油の吐出圧による脈動音を除去するた
めの消音器などが設置されている。そして、これらの油
圧機器は、鋼管にネジ継手、溶接継手、フランジ継手な
どの各種継手で連結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
油圧エレベータにおいて、乗りかごが停止中に何らかの
原因により前述した各種油圧機器と鋼管との継手部分か
ら油洩れが発生すると、エレベータの走行信号が出てい
ないにもかかわらず、エレベータが下降することがあ
り、安全上好ましいことではなかった。又、油洩れが進
行し、エレベータ昇降路に油が流れ出し、火災予防上か
ら見ても好ましいことではなかった。そこで本発明の目
的は、油圧エレベータの油洩れの進行を防止し、油洩れ
状態での運転の継続を防止することのできる油圧エレベ
ータを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために昇降路下部に設置される油圧ジャッキ
と、この油圧ジャッキの昇降動作により昇降する乗りか
ごと、前記油圧ジャッキへ供給する油を溜めるタンク
と、このタンクの油を吸入し、油圧ジャッキへの油の流
量制御を行う流量制御装置と、この流量制御装置と前記
油圧ジャッキとを連結させる配管と、前記乗りかごに対
し運行指令が無い状態でかごが下降したことを検出する
手段と、この手段の動作に基づいて前記配管の開閉制御
を行う開閉制御部とを備えた油圧エレベータを提供す
る。
【0005】
【作用】以上の様な構成により、エレベータが運行指令
を与えられていないにもかかわらず下降したときには、
この動作を検出し、この検出結果に基づいて、開閉制御
部は流量制御装置と油圧ジャッキとを連結する配管を開
閉制御するようにする。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0007】図1において、油圧エレベータは、油圧ジ
ャッキ1と、油圧ジャッキ1の上部に載置し固定された
乗りかご2と、油圧ジャッキ1へ供給する油を溜めるタ
ンク3と、タンク3の油を電動機4の駆動により油圧ポ
ンプ5を用いて吸入し、油圧ジャッキへの油の流量制御
を行う流量制御装置6と、油圧ジャッキ1と、流量制御
装置6との間を配管する鋼管7と、昇降路に設けられ、
各階床のかご2の着床位置より若干低い位置(約30mm程
低い位置)にかご2が位置したことを検出するリミット
スイッチ8と、かご2に設けられリミットスイッチ8と
係合して動作させるプレート9と、鋼管7に設けられた
前述の各種油圧機器(図示せず)よりも油圧ジャッキ1
側の鋼管7に設けられ、エレベータの異常走行の検出動
作に基づいて油の流路を開閉する開閉制御部10とから構
成されている。
【0008】ここで流量制御装置6は、油圧ポンプ5
と、油圧ポンプ5を駆動させる電動機4と、油圧ジャッ
キ1からの油の逆流を防ぐための逆止弁11と、逆止弁11
と油圧ポンプ5との間の流路に一次側を接続し、二次側
をタンク3へ接続されて、かごが上昇する際には、油圧
ポンプ5からタンク3へ還流する油の流量を制限する上
昇弁12と、上昇弁12の開閉制御を司る上昇制御回路13
と、逆止弁11と鋼管7との間の流路に一次側を接続し、
二次側をタンク3へ接続されて、かごが下降する際に
は、油圧ジャッキ1からの油をタンク3へ戻すための流
量制御を行う下降弁14と、下降弁14の開閉制御を司る下
降制御回路15とから構成されている。また開閉制御部10
は、鋼管7の流路をスプール弁16の動作により開閉する
開閉弁17と、開閉弁17の油圧ジャッキ1側の鋼管7に一
次側が接続され、二次側が開閉弁17の背圧側18に接続さ
れて、励磁されていないときには閉状態となる電磁切換
弁19と、開閉弁17の背圧側18に一次側が接続され、二次
側がタンク3に接続されて、励磁されていないときには
開状態となる電磁切換弁20とから構成されている。次に
本発明の油圧エレベータの動作について説明する。ま
ず、流量制御装置6の動作について説明する。
【0009】乗りかご2の上昇時については、電動機4
が起動すると、油圧ポンプ5が回転し、油圧ポンプ5か
らの吐出油は上昇弁12を通ってタンク3へ還流する。次
に上昇制御回路13の作用により上昇弁12が徐々に閉じ、
これにより油圧ポンプの吐出圧が上がり、ポンプ吐出圧
が逆止弁11の油圧ジャッキ1側の油圧を越えると逆止弁
11が開いて油圧ジャッキ1に圧油が流れ、乗りかご2が
上昇走行する。そして乗りかご2が予め決められた位置
に到着すると、上昇制御回路13の作用により上昇弁12が
徐々に開き、油圧ポンプの吐出油がタンク3に戻ること
により乗りかご2は停止し、電動機4も停止する。
【0010】乗りかご2の下降時については、下降が指
令されると下降制御回路15の作用により下降弁14が徐々
に開き、油圧ジャッキ1内の圧油がタンク3へ流れ込
み、乗りかご2は徐々に下方に加速され、最大下降速度
に達する。又、乗りかご2が下降走行中に予め決められ
た位置に到着すると、下降制御回路15の作用により下降
弁14を徐々に閉じ、乗りかご2は徐々に減速され、下降
弁14が完全に閉じると乗りかご2は停止する。次に、開
閉制御部10の動作について説明する。
【0011】通常運転の場合、電磁切換弁19,20は励磁
されていないため、電磁切換弁19は閉、20は開の状態に
あり、スプール弁16の背圧側18はタンク3と貫通状態に
なり、スプール弁16の背圧側18の圧力がゼロとなり、ス
プール弁16の鋼管7側には圧力が作用しているため、ス
プール弁16は背圧側18に押されて、ストッパー21に当た
り、停止し、鋼管7は開の状態になる。反対に何らかの
原因により油洩れが検出されると、電磁切換弁19,20が
励磁され19は開、20は閉の状態になり、スプール弁16の
背圧側18に圧力が作用し、スプール弁16の背圧側18と鋼
管7側の受圧面積比により、スプール弁16は鋼管7側に
押されて、鋼管7を閉にする。この状態を解除するに
は、電磁切換弁19,20の励磁をしゃ断すれば、開閉弁17
は開の状態になる。
【0012】上述した様な動作を図2に示した電気回路
を用いて説明する。図2においてP,Nは電源で、D1
はドアインターロックスイッチの接点でドア閉でオン、
ドア開でOFFになる。22は通常のエレベータの運行制
御を司る制御回路を示す。D1 がオン、つまりドアが閉
状態にあれば、リレーAが励磁され、接点A1 は閉とな
り制御回路22に通電され通常の運転ができる。又、23は
異常下降停止回路であり、LS2 は乗りかご2のかご位
置を検出するリミットスイッチ8の接点である。通常、
接点D1 がオフ、つまりドア開の状態では制御回路22に
は通電されず乗りかご2は動かないようになっている
が、何らかの原因により例えば油圧機器(図示せず)か
ら油洩れが発生した場合、運行指令とは関係なく乗りか
ご2が下降することがある。この時、昇降路に設けられ
たリミットスイッチ8が動作するとLS2 の接点がオン
となり、リレーCが励磁され接点C1 がオンになり、D
1 接点がOFF状態であるため、接点A3 はオンとな
り、異常下降停止回路23に通電される。異常下降停止回
路23が通電されると、まず電磁切換弁19,20を励磁する
指令を出力し、開閉弁17を閉じ、油圧機器(図示せず)
や流量制御装置6への油の流入をストップさせる。異常
下降停止回路23に警報回路等を設置しておけば、警報を
発して油洩れの発生を迅速に係員へ知らせることができ
る。
【0013】この様に本実施例によれば、乗りかごの異
常下降を検知し、油圧機器や流量制御装置への油の流入
をストップさせ、かつ警報により係員へ異状を知らせる
ことできるので、異常状態での油圧エレベータの継続運
転を最少限にとどめることができる。
【0014】
【発明の効果】以上本発明によれば、油圧エレベータの
油洩れの進行を防止し、油洩れ状態での運転の継続を防
止することのできる油圧エレベータを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧エレベータのシステム構成図であ
る。
【図2】本発明の油圧エレベータの制御動作を説明する
電気回路図である。
【符号の説明】
1…油圧ジャッキ、2…乗りかご、3…タンク、6…流
量制御装置、7…鋼管、8…リミットスイッチ、9…プ
レート、10…開閉制御部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路下部に設置される油圧ジャッキ
    と、この油圧ジャッキの昇降動作により昇降する乗りか
    ごと、前記油圧ジャッキへ供給する油を溜めるタンク
    と、このタンクの油を吸入し、油圧ジャッキへの油の流
    量制御を行う流量制御装置と、この流量制御装置と前記
    油圧ジャッキとを連結させる配管と、前記乗りかごに対
    し運行指令が無い状態でかごが下降したことを検出する
    手段と、この手段の動作に基づいて前記配管の開閉制御
    を行う開閉制御部とを備えた油圧エレベータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、前記開閉
    制御部を前記油圧ジャッキより最も近い位置の前記配管
    に設けるようにして、少なくとも、前記配管に設けられ
    る各種油圧機器よりも前記油圧ジャッキ側の前記配管に
    設けるようにしたことを特徴とする油圧エレベータ。
JP4048977A 1992-03-06 1992-03-06 油圧エレベータ Pending JPH05246642A (ja)

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JP4048977A JPH05246642A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 油圧エレベータ

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JP4048977A JPH05246642A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 油圧エレベータ

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JPH05246642A true JPH05246642A (ja) 1993-09-24

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JP4048977A Pending JPH05246642A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 油圧エレベータ

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