JPH0524609A - チーズストツカと、それに使用するチーズ搬送コンベヤ - Google Patents

チーズストツカと、それに使用するチーズ搬送コンベヤ

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JPH0524609A
JPH0524609A JP18135391A JP18135391A JPH0524609A JP H0524609 A JPH0524609 A JP H0524609A JP 18135391 A JP18135391 A JP 18135391A JP 18135391 A JP18135391 A JP 18135391A JP H0524609 A JPH0524609 A JP H0524609A
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JP
Japan
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cheese
conveyor
storage rack
storage
tray
Prior art date
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Application number
JP18135391A
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English (en)
Inventor
Susumu Sakurai
享 桜井
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Murao and Co Ltd
Original Assignee
Murao and Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チーズ収納ラック10を固定構造とし、全体
構造を簡単にする。 【構成】 チーズ供給コンベヤ50とチーズ収納ラック
10との間に、チーズ搬送コンベヤ40を搭載した移載
ロボット30を設置するとともに、チーズ収納ラック1
0の各チーズ収納室Rにチーズ搬送コンベヤ20を設け
る。チーズ供給コンベヤ50からチーズCS、CS…を
受け取ったチーズ搬送コンベヤ40は、移載ロボット3
0によって任意のチーズ収納室Rのチーズ搬送コンベヤ
20と縦列接続し、チーズCS、CS…をチーズ収納室
Rに収納することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紡績工場において、
玉揚げ完了したチーズを一時的に貯留するために用いら
れるチーズストッカに関する。
【0002】
【従来の技術】紡績工場においては、ワインダによって
巻き上げられる、いわゆるチーズが最終製品であり、玉
揚げが完了したチーズは、一定個数ごとに梱包されて搬
出される。ワインダによるチーズの形成は、通常、昼夜
を通じて連続的に行なわれるのに対し、梱包作業等は、
完了したチーズの一定量毎に間欠的に行なわれる。そこ
で、順次に玉揚げされるチーズを一時的に貯留するチー
ズストッカが用いられている。
【0003】チーズストッカは、一般に、上下多段に形
成したチーズ収納棚に、チーズ供給コンベヤを介して搬
送されて来るチーズを順次受け入れることによって、一
定のスペース内にできるだけ多数のチーズを収納するこ
とができるように工夫されている。すなわち、チーズの
収納量を増大することにより、後続の梱包作業等の作業
頻度を下げることができ、作業全般について効率のよい
時間配分ができるからである。
【0004】一方、チーズ収納棚を上下多段に形成した
場合には、同じ位置に搬送されてくるチーズをどのよう
にして異なる高さのチーズ収納棚に収納するかという棚
換えの問題が生じる。これに対しては、従来、チーズ収
納棚自体を上下動自在とし、チーズの搬送位置に対して
各収納棚を上下動して棚換えをする方法や、固定のチー
ズ収納棚に沿って蹴込み装置付きの仲介コンベヤを上下
動自在に設置し、定位置に送られてくるチーズを一旦仲
介コンベヤ上に受け入れ、仲介コンベヤを上下動して任
意の高さのチーズ収納棚に横付けした上、蹴込み装置に
よって、仲介コンベヤ上のチーズをチーズ収納棚に移す
方法等が採られている。なお、仲介コンベヤは、チーズ
収納棚の上下一列毎に必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術によれ
ば、チーズ収納棚の棚換えに際しては、チーズ収納棚を
上下動したり、複数基の仲介コンベヤを必要としたりす
るので、全体構造が極めて複雑になるという問題があっ
た。また、チーズ収納棚の上下動に際しても、仲介コン
ベヤの上下動に際しても、そのための余分なスペースを
必要とするため、チーズの収納効率が悪いという問題も
あった。
【0006】そこで、この発明の目的は、チーズ収納室
ごとにチーズ搬送コンベヤを内装するチーズ収納ラック
と移載ロボットとを組み合わせることによって、チーズ
収納ラックを簡易な固定構造とすることができ、また、
チーズの収納効率が高いチーズストッカと、それに使用
するチーズ搬送コンベヤとを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、チーズ供給コン
ベヤに面して設置し、両端開放の多数のチーズ収納室を
形成してなるチーズ収納ラックと、チーズ収納ラックの
前面に設置する移載ロボットとを備えてなり、チーズ収
納室は、それぞれチーズ搬送コンベヤを内装する一方、
移載ロボットは、任意のチーズ収納室のチーズ搬送コン
ベヤに対し、縦列接続可能なチーズ搬送コンベヤを搭載
することをその要旨とする。
【0008】第2発明の構成は、コンベヤフレームと、
コンベヤフレームの両端部に軸着する駆動プーリと、駆
動プーリに巻き掛けるベルトと、コンベヤフレームに列
設するフリーローラとを備え、フリーローラは、チーズ
を積載するトレーを走行自在に支承し、ベルトは、上側
走行部分を上方に付勢し、トレーを駆動することをその
要旨とする。
【0009】
【作用】かかる第1発明の構成によれば、移載ロボット
に搭載するチーズ搬送コンベヤは、移載ロボットの動作
によって、任意の位置において、任意の方向に向けて作
動させることが可能であり、したがって、チーズ供給コ
ンベヤに沿ってチーズを受け取り、その後、チーズ収納
ラック内の任意のチーズ収納室のチーズ搬送コンベヤに
対して縦列接続させることができる。
【0010】縦列接続した2基のチーズ搬送コンベヤ
は、同時に同方向に正逆運転することにより、移載ロボ
ット側からチーズ収納室側にチーズを送り込み、また、
チーズ収納室側から移載ロボット側に、空のトレーを送
り出すことができる。
【0011】第2発明の構成によれば、トレーの重量
は、これを走行自在に支承するフリーローラを介してコ
ンベヤフレームに負荷されており、また、ベルトの上側
走行部分は、上方に付勢されている。そこで、ベルト
は、接触摩擦によってトレーを駆動することができる一
方、トレーの荷重が加わらないので、極く軽荷重用のも
ので足りる。
【0012】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0013】チーズストッカは、チーズ収納ラック10
と、移載ロボット30と、チーズ搬送コンベヤ20、4
0とを主要部材としてなる(図1)。
【0014】チーズ収納ラック10は、チーズ供給コン
ベヤ50に沿って設置する前後開放の箱形のキャビネッ
ト11の内部に、多数のチーズ収納室R、R…を形成し
てなる。チーズ収納室R、R…は、キャビネット11内
に格子状に組み込んだセパレータによって区画され、各
チーズ収納室Rには、それぞれ、正逆運転可能なチーズ
搬送コンベヤ20が内装されている。
【0015】移載ロボット30は、床下に図示しない駆
動機構を設置した回転ベース31と、その中心位置に立
設する支柱32と、昇降アーム33とからなり、支柱3
2は、チーズ収納ラック10の前面中央部において、チ
ーズ収納ラック10とチーズ供給コンベヤ50との間に
設置されている。支柱32は、チーズ供給コンベヤ50
側を正面とし、左右に約90度、全体として約180度
回転駆動することができる。なお、支柱32の高さは、
チーズ収納ラック10の高さ相当になっている。
【0016】支柱32には、水平方向に昇降アーム33
が取り付けられている。昇降アーム33は、支柱32に
内蔵する図示しない上下動機構を介し、片持ち状態で支
持されており、支柱32に沿って自在に昇降することが
できる。昇降アーム33は、チーズ収納ラック10の全
幅の1/2相当の長さであり、支柱32を左右に回転駆
動したときに、それぞれ、チーズ収納ラック10の左右
端にまで到達することができる。
【0017】昇降アーム33には、チーズ搬送コンベヤ
40が搭載されている。チーズ搬送コンベヤ40は、昇
降アーム33に対して直交するようにして取り付けら
れ、昇降アーム33に内蔵する水平動機構を介し、昇降
アーム33に沿って、任意の位置に水平移動することが
できる。なお、チーズ供給コンベヤ50は、チーズ収納
ラック10の前面を横切るようにして設置されており、
チーズ搬送コンベヤ40は、昇降アーム33を左右に旋
回したときに、チーズ収納ラック10とチーズ供給コン
ベヤ50との間を上下方向に通過することができる長さ
に設定されている。
【0018】チーズ搬送コンベヤ40は、コンベヤフレ
ーム41の両端部に一対の駆動プーリ43、43を配設
してなる(図2)。
【0019】コンベヤフレーム41は、両側の一対のガ
イド板41a、41aと、底板41bとからなるチャン
ネル状となっており(図2、図3)、ガイド板41a、
41aの内側対向面には、長手方向にそって多数のフリ
ーローラ42、42が列設されるとともに、両端部に
は、駆動プーリ43、43が軸着されている。駆動プー
リ43、43は、両端をガイド板41a、41aによっ
て支持する軸43a、43aの中間部に固定され、駆動
プーリ43、43には、丸ベルト45が巻き掛けられて
いる。また、一方の駆動プーリ43は、モータM1 によ
って回転駆動されている。
【0020】丸ベルト45の上側走行部分は、板ばね4
5b、45bを介して上方へ付勢されるガイドレール4
5aによって均一に支持され、下側走行部分は、駆動プ
ーリ43、43に近接して設けるガイドローラ44、4
4を介して屈曲され、底板41b上に設けるガイドレー
ル45c内を走行するようになっている。なお、上側の
ガイドレール45aは、無負荷時には、左右のフリーロ
ーラ42、42と同レベルに位置し、丸ベルト45の上
側走行部分は、フリーローラ42、42より僅かに高く
なるように位置決めされているものとする(図3)。
【0021】チーズ搬送コンベヤ40上には、チーズC
Sを載せるためのトレーT、T…が置かれている(図
1)。各トレーTは、上面にV字形の斜面T1 、T1 を
形成し、底面に凸部T2 を形成したブロック体であり
(図3)、凸部T2 をコンベヤフレーム41のガイド板
41a、41a間に落し込んだ状態で、フリーローラ4
2、42上に置かれている(同図2点鎖線)。このと
き、丸ベルト45は、板ばね45bの変形によって、ト
レーTの底面に弾性的に接触しながらフリーローラ4
2、42のレベルに押し下げられている。したがって、
フリーローラ42、42は、トレーTをコンベヤフレー
ム41に沿って走行自在に支承する一方、丸ベルト45
は、接触摩擦によってトレーTを駆動することができ
る。
【0022】なお、チーズ収納ラック10の各チーズ収
納室R内に設けられているチーズ搬送コンベヤ20は、
チーズ収納室Rの長さに合せて、その全長が設定されて
いる点、丸ベルト45を圧縮スプリング45c、45c
…によって付勢する点を除き、チーズ搬送コンベヤ40
とほぼ同等の構造となっている(図2、図7)。
【0023】チーズ供給コンベヤ50は、循環運転され
る架空の走行チェーン51に対し、一定間隔毎にチーズ
ホルダ53、53…を吊下してなる(図1、図4)。各
チーズホルダ53は、棒状部材を屈曲成形してなり、進
行方向(図1の矢印A方向)に向けて平行に突出する一
対の先端部53a、53a上にチーズCSを載せて搬送
することができる。なお、各チーズホルダ53は、笠状
の吊金具52を介して走行チェーン51に連結されてい
る。また、チーズホルダ53の先端部53a、53aの
間隔は、チーズCSの径より小さく、トレーTの幅より
大きく設定されている(図4)。
【0024】このようなチーズストッカは、所要チーズ
貯留量に応じて複数基を並設して用いる(図5)。ただ
し、チーズ収納ラック10、10の後面側、すなわち、
チーズCSの搬出側には、チーズ収納ラック10、10
に沿って、上下動自在な共通の排出コンベヤ60を設置
し、チーズ収納室R、R…は、空室になっているもの
と、空のトレーT、T…を収納したものとが混在してい
るものとする。また、チーズ供給コンベヤ50は、同図
の矢印A方向に運転されるものとする。
【0025】チーズ供給コンベヤ50の運転に伴い、一
方の移載ロボット30の支柱32を回転し、昇降アーム
33をチーズ供給コンベヤ50の下方に差し出すととも
に、チーズ搬送コンベヤ40が昇降アーム33上を水平
方向に移動し、チーズ供給コンベヤ50の直下に停止し
て待機する。
【0026】矢印A方向に搬送されてくるチーズCS、
CS…は、チーズホルダ53がチーズ搬送コンベヤ40
上を通過する際に、チーズ搬送コンベヤ40上のトレー
T、T…に移載される(図6)。ただし、チーズCS、
CS…は、チーズホルダ53の進行方向に対し、前方に
位置するトレーTから優先的に移載されるものとする。
【0027】まず、チーズホルダ53が最前方のトレー
T上に到達すると、昇降アーム33が上方へ寸動し、ト
レーTを介して、チーズホルダ53の先端部53a、5
3a上に載っているチーズCSを押し上げる(図4の二
点鎖線)。したがって、チーズホルダ53は、トレーT
上にチーズCSを残して通過することができ、チーズホ
ルダ53の通過後、昇降アーム33は、元の待機位置ま
で下降する。
【0028】昇降アーム33は、次のチーズホルダ53
が、最前方の次ぎのトレーT上に到達すると同時に、上
方へ第2回目の寸動動作をし、同様にしてチーズCSを
受け取る(図4、図6)。昇降アーム33の上昇に際し
ては、先に受け取ったチーズCSも同時に上昇している
ため、チーズホルダ53は、先のチーズCSに衝突する
ことなく、チーズ搬送コンベヤ40上を通過することが
できる。以後、昇降アーム33は、チーズホルダ53の
到着の都度、上昇下降動作を繰り返し、全部のトレー
T、T…上にチーズCSを受け取ることができる。
【0029】このようにして、すべてのトレーT、T…
上にチーズCSを移載すると、移載ロボット30は、支
柱32を任意の方向へ90度回転し(図1の二点鎖
線)、この結果、昇降アーム33は、チーズ収納ラック
10の前面に平行となり、チーズ搬送コンベヤ40は、
各チーズ収納室Rと同方向を向く。したがって、チーズ
搬送コンベヤ40は、昇降アーム33の上下動と、チー
ズ搬送コンベヤ40自体の水平動とを組み合わせること
によって、チーズ収納ラック10内の任意の位置のチー
ズ収納室Rに対して、縦列姿勢をとることが可能であ
る。
【0030】そこで、チーズ搬送コンベヤ40は、チー
ズ収納室R内のチーズ搬送コンベヤ20を基準に位置決
めすることにより、そのチーズ搬送コンベヤ20に対し
縦列接続し、チーズ搬送コンベヤ40、20間に、チー
ズCS、CS…を連続的に移送することができる(図
2、図7)。すなわち、空のチーズ収納室Rのチーズ搬
送コンベヤ20と接続したチーズ搬送コンベヤ40は、
積載しているチーズCS、CS…をチーズ収納室Rへ送
り込む向きに運転するとともに、チーズ搬送コンベヤ2
0も、同方向へ同速度で運転すれば、チーズ搬送コンベ
ヤ40上のチーズCS、CS…は、トレーT、T…とと
もに、順次、チーズ搬送コンベヤ20へと乗り移り、チ
ーズ収納室R内に搬入することができる。なお、支柱3
2を逆回転し、昇降アーム33を逆方向に振った場合に
おけるチーズ搬送コンベヤ20、40の関係についても
同様である。ただし、このときのチーズ搬送コンベヤ4
0は、先きの場合と逆の方向に運転しなければならな
い。
【0031】なお、チーズ収納室Rの長さが十分に長
く、チーズCS、CS…の収納個数が多い場合には、以
上の搬入動作を数回繰り返すものとし、この際、チーズ
搬送コンベヤ20は、任意回目の最後のチーズCSが乗
り移ると同時に停止し、チーズ供給コンベヤ50からチ
ーズCS、CS…を受け取ったチーズ搬送コンベヤ40
が再度接続したときに運転を再開するものとする。
【0032】また、搬入動作の繰返しに必要な空のトレ
ーT、T…は、空のトレーT、T…を収納してある最寄
りのチーズ収納室Rのチーズ搬送コンベヤ20に対して
チーズ搬送コンベヤ40を縦列接続し、チーズ搬送コン
ベヤ20、40を同時に逆運転することにより、移載ロ
ボット30側に移送すればよい。
【0033】一方の移載ロボット30のチーズ搬送コン
ベヤ40が、チーズ収納室Rに対して縦列姿勢をとって
搬入動作をしている間に搬送されてくるチーズCSは、
他方の移載ロボット30のチーズ搬送コンベヤ40によ
って受領することができる(図5)。
【0034】チーズ収納室Rに収納されたチーズCS、
CS…は、排出コンベヤ60を介して一挙に搬出するこ
とができる(図7)。搬出動作に際しては、排出コンベ
ヤ60がガイドレール61に沿って任意のチーズ収納室
Rの高さに移動して停止する。ここで、チーズ搬送コン
ベヤ20を運転することにより、チーズCS、CS…
は、トレーT、T…とともに、順次に排出コンベヤ60
上に移載される。ただし、チーズCS、CS…は、チー
ズ収納室Rから排出するとき、各トレーTの片隅を一時
的に拘束する簡単な方向転換装置により、水平方向に9
0度回転して排出コンベヤ60上に移載するものとす
る。
【0035】なお、次工程において用済みとなった空の
トレーT、T…は、排出コンベヤ60を逆行運転するこ
とにより、チーズ収納ラック10へ返送し、各チーズ収
納室R、R…に収納することができる。ただし、排出コ
ンベヤ60とは別に、専用の返送コンベヤ70を設置し
(同図の二点鎖線)、チーズCS、CS…の搬出動作と
空トレーT、T…の返送動作とを同時に行なうこともで
きるものとする。この際、返送コンベヤ70は、排出コ
ンベヤ60とガイドレール61を共用して上下動するも
のであってもよく、排出コンベヤ60の動作に支障ない
位置に固定するものであってもよい。
【0036】
【他の実施例】チーズ搬送コンベヤ20、40は、丸ベ
ルト45に代えて、マグネットチップ46b、46b…
を全長に亘って付設した平ベルト46を用いることがで
きる(図8)。マグネットチップ46b、46b…は、
トレーTの長さより短い間隔で、平ベルト46に対し、
等ピッチに付設されている。ただし、各マグネットチッ
プ46bは、平ベルト46の外周面側に突出しているも
のとし、非磁性材料のトレーTを用いる場合には、少な
くともトレーTの底面に磁性材料からなるプレート等を
付設するものとする。
【0037】平ベルト46上にトレーT、T…が載る
と、マグネットチップ46b、46b…によって平ベル
ト46がトレーT、T…の底面に吸着される。したがっ
て、平ベルト46を上方に付勢するための板ばね45b
やガイドレール45aを省略することができる。
【0038】以上の説明において、丸ベルト45、平ベ
ルト46は、Vベルトを含む他の任意のベルトであって
もよい。
【0039】また、チーズ収納室Rに内装するチーズ搬
送コンベヤ20は、移載ロボット30に搭載するチーズ
搬送コンベヤ40と縦列接続するとき、たとえば、自動
連結形のカップリング等を介し、チーズ搬送コンベヤ4
0と機械的に連結し、チーズ搬送コンベヤ40によって
駆動するようにしてもよい。チーズ収納ラック10内に
動力源を導入する必要がないから、全体構成を一層簡略
化することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、チーズ収納ラックの前面に、チーズ搬
送コンベヤを搭載した移載ロボットを設置するととも
に、各チーズ収納室にもチーズ搬送コンベヤを内装し、
移載ロボット側のチーズ搬送コンベヤは、チーズ収納室
側のチーズ搬送コンベヤと縦列接続可能とすることによ
って、チーズは、移載ロボットと、縦列接続されたチー
ズ搬送コンベヤとを介し、チーズ供給コンベヤから任意
のチーズ収納室に移送し、収納することができるので、
チーズ収納ラックを簡易な固定構造にすることができる
とともに、チーズ搬入に際し、外部のチーズ搬送コンベ
ヤをチーズ収納ラック内に侵入させる必要がないので、
チーズ収納ラック内のほぼ全スペースをチーズ収納室と
して有効利用することができ、高いチーズ収納効率を実
現することができるという優れた効果がある。
【0041】また、第2発明によれば、コンベヤフレー
ムに、チーズを積載するトレーを支承するフリーローラ
と、チーズを駆動するベルトとを個別に設けることによ
って、ベルトは、チーズの駆動のみを分担すればよいの
で、軽荷重用のもので足り、全体構造も、極めて小形、
軽量にすることができ、第1発明をよく実施することが
できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成斜視説明図
【図2】 要部斜視説明図
【図3】 図2のW−W線矢視断面説明図
【図4】 図1のX矢視相当動作説明図
【図5】 平面配置説明図
【図6】 図1のY矢視相当動作説明図
【図7】 図5のZ−Z線矢視相当断面図
【図8】 他の実施例を示す模式説明図
【符号の説明】
CS…チーズ T…トレー R…チーズ収納室 10…チーズ収納ラック 20、40…チーズ搬送コンベヤ 30…移載ロボット 41…コンベヤフレーム 42…フリーローラ 43…駆動プーリ 50…チーズ供給コンベヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チーズ供給コンベヤに面して設置し、両
    端開放の多数のチーズ収納室を形成してなるチーズ収納
    ラックと、該チーズ収納ラックの前面に設置する移載ロ
    ボットとを備えてなり、前記チーズ収納室は、それぞれ
    チーズ搬送コンベヤを内装する一方、前記移載ロボット
    は、任意の前記チーズ収納室のチーズ搬送コンベヤに対
    し、縦列接続可能なチーズ搬送コンベヤを搭載すること
    を特徴とするチーズストッカ。
  2. 【請求項2】 コンベヤフレームと、該コンベヤフレー
    ムの両端部に軸着する駆動プーリと、該駆動プーリに巻
    き掛けるベルトと、前記コンベヤフレームに列設するフ
    リーローラとを備え、該フリーローラは、チーズを積載
    するトレーを走行自在に支承し、前記ベルトは、上側走
    行部分を上方に付勢し、トレーを駆動することを特徴と
    するチーズ搬送コンベヤ。
JP18135391A 1991-07-22 1991-07-22 チーズストツカと、それに使用するチーズ搬送コンベヤ Pending JPH0524609A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999023023A1 (de) * 1997-10-30 1999-05-14 Certus Maschinenbau Gmbh Verfahren zum lagern von spulen und lagereinrichtung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999023023A1 (de) * 1997-10-30 1999-05-14 Certus Maschinenbau Gmbh Verfahren zum lagern von spulen und lagereinrichtung

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