JPH05245873A - 樹脂製品の製造方法 - Google Patents

樹脂製品の製造方法

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JPH05245873A
JPH05245873A JP660693A JP660693A JPH05245873A JP H05245873 A JPH05245873 A JP H05245873A JP 660693 A JP660693 A JP 660693A JP 660693 A JP660693 A JP 660693A JP H05245873 A JPH05245873 A JP H05245873A
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浩一 小木曽
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泰久 葛谷
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卓二 永田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14336Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
    • B29C45/14409Coating profiles or strips by injecting end or corner or intermediate parts

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体が閉じられたり、一部が開口している中
空の樹脂成形品の端部を効率良く、また、仕上り外観が
良好なように製造すること。 【構成】 押出成形で中空状態に成形された樹脂本体1
の端部に、射出成形によりエンドキャップ5を一体成形
する際、エンドキャップ成形時の射出圧力によって、樹
脂本体1の端部に位置し、エンドキャップ5を成形する
下部金型3に設けられたリーク溝3bから樹脂本体1の
中空部1aに至る樹脂を食出させ、そのエンドキャップ
成形樹脂が食出して形成された余剰樹脂部6は、エンド
キャップ5から樹脂本体1の中空部1aに至り、かつ、
樹脂本体1の中空部1aの内壁面に一体化させたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状に閉じた空間を有
する中空状態に成形された車輌用部品、筒状の一部に開
放部分を有する中空状態に成形された車輌用部品等の樹
脂成形品の端部の構造に関するもので、特に、断面略
O、U、C字状等の中空状態に押出成形された樹脂成形
品の端部の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の中空状態に押出成形された車輌
用部品の樹脂成形品の端部は、一般に、エンドキャップ
をインジェクション金型で一体成形されていた。
【0003】図5は従来のエンドキャップの形成状態を
示す側面の断面図である。
【0004】例えば、車輌用のモールMのように長手方
向に中空Sを有するものでは、中空部に詰め物Iを配置
すると共に、金型内のエンドキャップ形成空間に突設し
た突起PにモールMの端面を当接し、中空S内にエンド
キャップ成形樹脂が流入しないようにして一体成形して
いる。
【0005】比較的中空Sの幅が大きい場合には、イン
ジェクション金型内に極めて高い圧力で射出される樹脂
Eで、モールMの上側フランジmが押し下げられ、突起
Pとの間に生じる隙間から、詰め物Iを押し込みながら
樹脂Eが中空S内に流入する場合があった。このような
樹脂漏れが生ずると、エンドキャップが不良品となるば
かりでなく、モールMの表面にもエンドキャップ成形樹
脂が食出し、その外観が極めてみぐるしい形状になって
しまう問題点があった。
【0006】例えば、特開昭55−074850号公
報、実開昭59−132452号公報に掲載の技術は、
この種の技術を開示したものである。
【0007】この点を改良した技術に、特開昭58−1
88640号公報に記載の技術がある。
【0008】上記技術は、図6の上記公報に記載された
エンドキャップの形成状態を示す側面の断面図のよう
に、樹脂成形品からなるモールMの端末にインジェクシ
ョン金型でエンドキャップが形成されるものである。
【0009】金型内にはエンドキャップを形成する空間
の片面を規制するように、突起Pが設けられている。こ
のインジェクション金型に対し、モールMは側方から差
込み、中空Sを遮蔽するべく端末を突起Pに突き当てる
ように挿着する。また、突起P上にはモールMの上側フ
ランジmを当てがって載置し、インジェクション金型に
対する差込み位置決めを行うと共に上側フランジmを支
持する。
【0010】上記のように上側フランジmを突起P上に
当てがい載置可能にするには、樹脂成形品の端末を上側
フランジmが突出するように斜めに予め截断すればよ
い。このとき、モールMの下側フランジnが突起Pに突
当たって位置決めすることができ、また、下側フランジ
nより突出した上側フランジmを突起P上に当てがい載
置できる。
【0011】このようにして、モールMをインジェクシ
ョン金型内に挿着した後、樹脂を射出してエンドキャッ
プCを形成する。
【0012】このとき、樹脂の射出時には金型内に所定
の圧力が加わるが、モールMの上側フランジmは突起P
上に当てがい載置されているため、下方に落込まず、し
かも、射出樹脂も中空内に流入することがない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、インジ
ェクション金型内のエンドキャップCの形成面に挿着し
た突起Pで中空を遮蔽すると共に、中空Sの上側フラン
ジm部を突起P上に当てがい載置した状態でエンドキャ
ップCの成形樹脂を射出するようにしたものでは、樹脂
の射出時に金型内の圧力が所定の圧力よりも高いと、突
起P上に当てがい載置されているモールMの上側フラン
ジmは、樹脂射出時の圧力によって下方に落込む逃げに
より、射出樹脂が中空内に流入し、エンドキャップCの
表面の仕上り外観が良くないという問題があった。
【0014】また、樹脂射出時の金型内の圧力が所定の
圧力よりも低い場合にも、同様の問題があった。
【0015】しかし、実際の射出成形においては、樹脂
射出時の圧力変動は技術的に回避するには困難に近いも
のがあり、上記構成による製品の歩留りが問題であっ
た。
【0016】そこで、本発明は上記問題点を解決すべく
なされたもので、全体が閉じられたり、一部が開口して
いる中空を有する樹脂成形品の端部を、効率良く、か
つ、仕上り外観を良好とする樹脂製品の製造方法の提供
を課題とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる樹脂製品
の製造方法は、成形された樹脂本体の端部に一体に樹脂
で形成されたエンドキャップと、前記エンドキャップ成
形時の射出圧力によって前記樹脂本体の端部に位置する
金型に設けられたリーク溝から、エンドキャップ成形樹
脂が食出して形成されたエンドキャップから樹脂本体の
内壁面に至る余剰樹脂部からなるものである。
【0018】
【作用】本発明においては、成形された樹脂本体に対し
て、エンドキャップを前記樹脂本体の端部に一体に形成
する場合、エンドキャップを成形する樹脂本体の端部に
位置する金型に設けられたリーク溝が、エンドキャップ
成形樹脂の射出圧力が高いときには、その射出圧力の高
さに応じて金型に設けられたリーク溝から、樹脂本体の
内壁面に食出し余剰樹脂部となるから、エンドキャップ
部分の射出圧力を略均一化することができる。したがっ
て、成形後のエンドキャップの仕上り外観が良くなり、
また、樹脂本体の端部の逃げによる成形不良がなくな
り、歩留りを良くすることができる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の樹脂製品の製造方法の第一実
施例で、樹脂製品を車輌用のサイドモールとした場合の
成形状態を示す断面図、図2は同じく本発明の樹脂製品
の製造方法の第二実施例で、図3は同じく本発明の樹脂
製品の製造方法の第三実施例で、樹脂製品を車輌用のサ
イドモールとした場合の成形状態を示す断面図である。
また、図4は本発明の樹脂製品の製造方法の実施例で使
用する下部金型の要部斜視図である。
【0020】図において、樹脂本体1は車輌用のサイド
モールで、その長手方向に沿って中空部1aを有するも
のであり、通常、押出成形によって形成されている。前
記樹脂本体1はその配設箇所の条件により一端または両
端が処理される。上部金型2及び下部金型3は金型4を
構成し、前記下部金型3には、図4に示すように、エン
ドキャップ5の内壁側を成形する樹脂本体1の中空部1
aに突出する突状部3aを有している。更に、前記下部
金型3の突状部3aの上端部には所定の深さの溝からな
るリーク溝3bが任意の本数設けられている。前記リー
ク溝3bの本数及び断面積の大きさは、エンドキャップ
5の大きさ及びエンドキャップ成形樹脂の射出圧力、及
び樹脂本体1の厚み等によって決定される。そして、好
ましくは、下部金型3の突状部3aの上端部のリーク溝
3bは、エンドキャップ成形樹脂を供給するゲートよ
り、最も離れた位置、或いはできるだけ離れた位置に設
定する。したがって、本実施例の下部金型3の突状部3
aの上端部のリーク溝3bは、その成形条件によっては
突状部3aの側面に設けられる場合も生じる。
【0021】また、樹脂本体1の端部と前記下部金型3
の突状部3aの上端部との位置関係は、樹脂本体1の端
部が突状部3aの一部の上面を覆うように位置決めされ
る。ここで、エンドキャップ5を形成する場合の成形方
法について説明する。
【0022】まず、上部金型2で樹脂本体1の上面側を
密接させるように配置し、下部金型3で樹脂本体1の下
面側を密接させるように配置し、このとき、樹脂本体1
の端部と下部金型3の突状部3aの上端部とは、樹脂本
体1の端部が突状部3aの一部の上面を覆う位置にあ
る。このように、上部金型2と下部金型3との間に樹脂
本体1を挿着し、主に、上部金型2と下部金型3の突状
部3aとの間に、エンドキャップ5の空間を形成する。
そして、上部金型2と下部金型3の突状部3aとの間の
エンドキャップ5の空間に、図示しないゲートからエン
ドキャップ成形樹脂を射出する。射出されたエンドキャ
ップ成形樹脂は上部金型2と下部金型3の突状部3aと
の間のエンドキャップ5の空間に充填されると共に、エ
ンドキャップ成形樹脂の射出圧力に応じて、下部金型3
の突状部3aの上端部のリーク溝3bと樹脂本体1の内
壁との隙間から、余剰エンドキャップ成形樹脂が樹脂本
体1の中空部1a側に食出す。この食出し量はエンドキ
ャップ成形樹脂の射出圧力、下部金型3の突状部3aの
上端部のリーク溝3bと樹脂本体1の中空部1aの内壁
との隙間によって決定され、冷却により、所定の余剰樹
脂部6を形成する。したがって、前記余剰樹脂部6はエ
ンドキャップ5から下部金型3の突状部3aの上端部の
リーク溝3bと樹脂本体1の内壁との隙間の形状に沿っ
て、樹脂本体1の中空部1aに至る形状となる。
【0023】このように形成されたエンドキャップ5
は、樹脂本体1の端部で一体化されるばかりでなく、エ
ンドキャップ5から下部金型3の突状部3aの上端部の
リーク溝3bと樹脂本体1の内壁との隙間の形状に沿っ
て樹脂本体1の中空部1aに至る余剰樹脂部6により、
エンドキャップ5と樹脂本体1の中空部1aの上壁面と
が一体化される。
【0024】したがって、射出されたエンドキャップ成
形樹脂は上部金型2と下部金型3の突状部3aとの間の
エンドキャップ5の空間に充填され、更に、余剰エンド
キャップ成形樹脂は射出圧力に応じて、下部金型3の突
状部3aの上端部のリーク溝3bと樹脂本体1の内壁と
の隙間から、余剰エンドキャップ成形樹脂が樹脂本体1
の中空部1a側に食出すことができるから、エンドキャ
ップ成形樹脂の射出圧力の変動を余剰樹脂部6によって
吸収でき、エンドキャップ5の充填圧力を均一化できる
からエンドキャップ5の外観を綺麗に仕上げることがで
きる。しかも、エンドキャップ5と樹脂本体1とは、下
部金型3の突状部3aの上端部のリーク溝3bと樹脂本
体1の内壁との隙間の形状に沿って樹脂本体1の中空部
1aに至る余剰樹脂部6により、エンドキャップ5と樹
脂本体1の中空部1aの上壁面とが一体化されているか
ら堅固に一体化することができる。
【0025】上記のように成形した本実施例の樹脂製品
の製造方法は、中空状態に押出成形された樹脂本体1
と、樹脂本体1の端部に一体に樹脂で形成されたエンド
キャップ5と、エンドキャップ5の成形時の射出圧力に
よって樹脂本体1の端部に位置する下部金型3に設けら
れたリーク溝3bから、エンドキャップ成形樹脂が食出
して形成されたエンドキャップ5から樹脂本体1の中空
部1aに至る余剰樹脂部6とからなる中空を有する樹脂
製品を製造する際、エンドキャップ成形時の射出圧力に
よって、樹脂本体1の端部に位置し、エンドキャップ5
を成形する下部金型3に設けられたリーク溝3bから樹
脂本体1の中空部1aに至る樹脂を食出させ、そのエン
ドキャップ成形樹脂が食出して形成された余剰樹脂部6
は、エンドキャップ5から樹脂本体1の中空部1aに至
り、かつ、樹脂本体1の中空部1aの内壁面に一体化さ
せたものである。
【0026】したがって、中空状態に成形された樹脂本
体1に対して、エンドキャップ5を樹脂本体1の端部に
一体に形成する場合、エンドキャップ5を成形する樹脂
本体1の端部に位置する下部金型3に設けられたリーク
溝3bが、エンドキャップ形成樹脂の射出圧力が高いと
きには、その射出圧力の高さに応じて下部金型3に設け
られたリーク溝3bから、樹脂本体1の中空部1aに食
出し余剰樹脂部6となるから、エンドキャップ部分の射
出圧力を略均一化することができる。故に、エンドキャ
ップ5と樹脂本体1との接合部にバリが発生しなくな
り、成形後のエンドキャップ5の仕上り外観が良くな
り、また、樹脂本体1の端部の逃げによる成形不良がな
くなり、歩留りを良くすることができることになる。
【0027】しかし、本発明を実施する場合には、次の
ように、対応することができる。
【0028】中空状態に成形された樹脂本体は、上記実
施例では、車輌用のサイドモール用に押出成形された樹
脂本体を用いているが、このように、後からエンドキャ
ップを形成する可能性からすると、樹脂本体は車輌用サ
イドモールのように押出成形された樹脂本体となる場合
が多いが、本発明を実施する場合には、必ずしも、上記
実施例のように押出成形された樹脂本体に限定されるも
のではなく、中空部が成形された樹脂本体であればよ
い。
【0029】また、その、樹脂本体の中空部とは、樹脂
本体の下部が開放になったもの、或いは、全周を所定の
肉厚以上に形成されたもの、複数の中空部分からなるも
のを含むものであり、具体的には断面が略O字形状、略
U字形状、略C字形状のもの等があり、何れにせよ、内
部に空間を形成できるものであればよい。また、前記樹
脂本体の内部の空間とは、成形時に樹脂本体と金型とに
よって形成される中空部となる。
【0030】樹脂本体の端部に一体に樹脂で形成された
エンドキャップは、図示では、樹脂本体の一端部に配設
した場合の例で示しているが、樹脂本体の両端部に配設
してもよい。
【0031】エンドキャップ成形時の射出圧力によって
前記樹脂本体の端部に位置する金型に設けられたリーク
溝からエンドキャップ成形樹脂が食出して形成された、
エンドキャップから樹脂本体の中空部に至る余剰樹脂部
は、樹脂本体の端部及び金型に設けられたリーク溝、及
び両者の間隔、及びエンドキャップ成形樹脂の射出圧力
によって概略的に決定されるものである。
【0032】したがって、例えば、上記実施例では、図
1のように、樹脂本体1の端部と前記下部金型3の突状
部3aの上端部との位置関係は、樹脂本体1の端部が突
状部3aの一部の上面を覆うように位置決めされてお
り、突状部3aの一部の上面を覆っている樹脂本体1の
上部により、エンドキャップ成形樹脂の射出圧力が高い
場合に好適であるが、本発明を実施する場合は、図2の
ように、樹脂本体1の端部と前記下部金型3の突状部3
aの上端部との位置関係を、樹脂本体1の端部が突状部
3aの上面に当接するように配設してもよい。このと
き、樹脂本体1の端部の上部には樹脂本体1の長さ方向
に縮む逃げが生ずる場合があるので、樹脂本体1の肉厚
が厚いものに使用するのが好ましい。或いは、図3のよ
うに、樹脂本体1の端部と前記下部金型3の突状部3a
の上端部との位置関係を、樹脂本体1の端部より内側に
突状部3aが位置するように配設してもよい。
【0033】また、金型に設けられたリーク溝は、エン
ドキャップ5と樹脂本体1との一体化及び金型の性状か
ら、その断面形状がV字状に開口しているのが望まし
い。したがって、エンドキャップから樹脂本体の中空部
に至る余剰樹脂部は、上面から下になるほど肉厚が薄く
なる形状が好ましい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の樹脂製品の製造
方法は、成形された樹脂本体の端部に射出成形によりエ
ンドキャップを一体に樹脂成形してなる樹脂製品を製造
する際、エンドキャップ成形時の射出圧力によって、樹
脂本体の端部に位置し、エンドキャップを成形する金型
に設けられたリーク溝から中空部に至る樹脂を食出さ
せ、そのエンドキャップ成形樹脂が食出して形成された
余剰樹脂部は、エンドキャップから樹脂本体の内壁面に
至り、しかも、前記樹脂本体の内壁面に一体化させたも
のである。
【0035】したがって、エンドキャップ形成樹脂の射
出圧力が変動しても、エンドキャップを成形する樹脂本
体の端部に位置する金型に設けられたリーク溝から、中
空部に食出す余剰樹脂部の大きさの変化となって対応で
き、エンドキャップ部分の射出圧力を略均一化すること
ができる。故に、エンドキャップと樹脂本体との接合部
にバリが発生しなくなり、成形後のエンドキャップの仕
上り外観が良くなり、また、樹脂本体の端部の逃げによ
る成形不良がなくなり、歩留りを良くすることができる
ことになる。また、エンドキャップと樹脂本体の接合強
度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の樹脂製品の製造方法の第一実施
例で樹脂製品を車輌用のサイドモールとした場合の成形
状態を示す断面図である。
【図2】図2は本発明の樹脂製品の製造方法の第二実施
例で樹脂製品を車輌用のサイドモールとした場合の成形
状態を示す断面図である。
【図3】図3は本発明の樹脂製品の製造方法の第三実施
例で樹脂製品を車輌用のサイドモールとした場合の成形
状態を示す断面図である。
【図4】図4は本発明の樹脂製品の製造方法の実施例で
使用する下部金型の要部斜視図である。
【図5】図5は従来のエンドキャップの形成状態を示す
側面の断面図である。
【図6】図6は他の従来のエンドキャップの形成状態を
示す側面の断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂本体 1a 中空部 2 上部金型 3 下部金型 3b リーク溝 5 エンドキャップ 6 余剰樹脂部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形された樹脂本体の端部に対して、射
    出成形によりエンドキャップを一体に樹脂成形してなる
    樹脂製品の製造方法において、 前記エンドキャップ成形時の射出圧力によって、前記樹
    脂本体の端部に位置し、エンドキャップを成形する金型
    に設けられたリーク溝から中空部に至る樹脂を食出さ
    せ、 そのエンドキャップ成形樹脂が食出して形成された余剰
    樹脂部は、エンドキャップから中空部に至り、かつ、前
    記樹脂本体の内壁面に一体化させたことを特徴とする樹
    脂製品の製造方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5574850A (en) * 1978-11-30 1980-06-05 Toyoda Gosei Co Ltd Treating process for ornamental braid end part
JPS5826959A (ja) * 1981-08-08 1983-02-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式電気湯沸器の温度制御装置
JPS58188640A (ja) * 1982-04-30 1983-11-04 Hashimoto Forming Co Ltd 空洞を有する樹脂成形品の端末処理方法

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