JPH05245723A - ワーク搬送装置 - Google Patents
ワーク搬送装置Info
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- JPH05245723A JPH05245723A JP3246240A JP24624091A JPH05245723A JP H05245723 A JPH05245723 A JP H05245723A JP 3246240 A JP3246240 A JP 3246240A JP 24624091 A JP24624091 A JP 24624091A JP H05245723 A JPH05245723 A JP H05245723A
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- workpiece
- moving member
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- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体等の特殊なワークの搬送に限定される
ことなく、一般的なワークへの対応を可能にし、しか
も、優れた作業能率を確保する。 【構成】 ガイド部材9に沿って移動可能な移動部材1
と、移動部材1に取付けられ、その取付軸部33を中心
として旋回可能なワーク保持部材11と、前記ワーク保
持部材11の保持部13を常に下向きの状態で旋回運動
を与える伝導制御機構49と、ワーク保持部材11の旋
回最下降位置の周期と、最下降時に、ワークの保持及び
ワークを離すワーク解除時とを制御する制御部SLとを
備えたことを特徴とする。
ことなく、一般的なワークへの対応を可能にし、しか
も、優れた作業能率を確保する。 【構成】 ガイド部材9に沿って移動可能な移動部材1
と、移動部材1に取付けられ、その取付軸部33を中心
として旋回可能なワーク保持部材11と、前記ワーク保
持部材11の保持部13を常に下向きの状態で旋回運動
を与える伝導制御機構49と、ワーク保持部材11の旋
回最下降位置の周期と、最下降時に、ワークの保持及び
ワークを離すワーク解除時とを制御する制御部SLとを
備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋回運動しながらワ
ークの保持及び解除を可能にしたワーク搬送装置に関す
る。
ークの保持及び解除を可能にしたワーク搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、比較的小さな物品、例えば半導体
チップ,成型製剤等のワークを供給部からピックアップ
し、所定位置まで搬送して、次工程に送る種々の装置が
案出されている。
チップ,成型製剤等のワークを供給部からピックアップ
し、所定位置まで搬送して、次工程に送る種々の装置が
案出されている。
【0003】例えば、移動部材としての回転可能なテー
ブルの周縁に配置された上下動可能な吸着ヘッドを吸着
ステーションの位置においてテーブルを停止した後に下
降させ、チップ等のワークを吸着した後、再び上昇させ
る。次にテーブルを所定量回転させワークを保持した吸
着ヘッドを装着ステーションまで搬送して停止させ、再
度吸着ヘッドを下降させてプリント基板上に装着する実
装運動を繰返す構造となっている。
ブルの周縁に配置された上下動可能な吸着ヘッドを吸着
ステーションの位置においてテーブルを停止した後に下
降させ、チップ等のワークを吸着した後、再び上昇させ
る。次にテーブルを所定量回転させワークを保持した吸
着ヘッドを装着ステーションまで搬送して停止させ、再
度吸着ヘッドを下降させてプリント基板上に装着する実
装運動を繰返す構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した如く従来手段
にあっては、吸着ヘッドによるワークの吸着時、及びそ
の吸着解除時においてテーブルの回転を一時停止させる
間欠運動を繰返すため、テーブルが停止している間、ロ
ス時間につながる等作業能率の面で望ましくない。ま
た、搬送も回転テーブル上に限定された専用の装置とな
っている。
にあっては、吸着ヘッドによるワークの吸着時、及びそ
の吸着解除時においてテーブルの回転を一時停止させる
間欠運動を繰返すため、テーブルが停止している間、ロ
ス時間につながる等作業能率の面で望ましくない。ま
た、搬送も回転テーブル上に限定された専用の装置とな
っている。
【0005】そこで、この発明にあっては、チップ等の
特殊なワークの搬送に限定されることなく、一般的なワ
ークへの対応を可能にすると共に、しかも、作業能率の
面でも優れたワーク搬送装置を提供することを目的とし
ている。
特殊なワークの搬送に限定されることなく、一般的なワ
ークへの対応を可能にすると共に、しかも、作業能率の
面でも優れたワーク搬送装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明にあっては、移動部材に取付けられ、その
取付軸部を中心として旋回可能なワーク保持部材と、前
記ワーク保持部材の保持部を常に下向きの状態で旋回運
動を与える伝導制御機構と、ワーク保持部材の旋回最下
降位置の周期と、最下降時に、ワークの保持及びワーク
を離すワーク解除時とを制御する制御部とを備えてい
る。
に、この発明にあっては、移動部材に取付けられ、その
取付軸部を中心として旋回可能なワーク保持部材と、前
記ワーク保持部材の保持部を常に下向きの状態で旋回運
動を与える伝導制御機構と、ワーク保持部材の旋回最下
降位置の周期と、最下降時に、ワークの保持及びワーク
を離すワーク解除時とを制御する制御部とを備えてい
る。
【0007】
【作用】かかる搬送装置によれば、ワーク保持部材は、
移動部材と共に移動しながら旋回運動するようになる。
この旋回運動時において、制御部によりワーク保持部材
の最下降位置から最下降位置までの周期をコントロール
することで、保持したワークを所定の位置へ搬送し、正
しく置くことができるようになる。したがって、搬送の
自由度が得られると共に、しかも、ワークの保持及びそ
の保持の解除は連続移動しながら行なえるようになる。
移動部材と共に移動しながら旋回運動するようになる。
この旋回運動時において、制御部によりワーク保持部材
の最下降位置から最下降位置までの周期をコントロール
することで、保持したワークを所定の位置へ搬送し、正
しく置くことができるようになる。したがって、搬送の
自由度が得られると共に、しかも、ワークの保持及びそ
の保持の解除は連続移動しながら行なえるようになる。
【0008】
【実施例】以下、図1乃至図6の図面を参照しながらこ
の発明の一実施例を詳細に説明する。
の発明の一実施例を詳細に説明する。
【0009】図1において、1はチェーン3により牽引
制御される搬送装置5の移動部材を示しており、所定の
間隔で配置されている。
制御される搬送装置5の移動部材を示しており、所定の
間隔で配置されている。
【0010】移動部材1は、プレート状に形成され、ロ
ーラ7を介して前後に長い上下のガイドレール9,9に
沿って走行自在に装着支持されると共に、移動部材1に
は、ワーク保持部材11が装着されている。
ーラ7を介して前後に長い上下のガイドレール9,9に
沿って走行自在に装着支持されると共に、移動部材1に
は、ワーク保持部材11が装着されている。
【0011】ワーク保持部材11は、保持部となる大き
さの異なる吸着ノズル13が放射方向に90度の間隔を
有して4箇所に設けられた回転ヘッド15を有し、後述
する伝導制御機構19によって同一姿勢のまま旋回運動
が与えられるようになっている。
さの異なる吸着ノズル13が放射方向に90度の間隔を
有して4箇所に設けられた回転ヘッド15を有し、後述
する伝導制御機構19によって同一姿勢のまま旋回運動
が与えられるようになっている。
【0012】吸着ノズル13は、図2に示す如く真空ポ
ンプ21とパイプ23を介して連通し、パイプ23に設
けられた開閉弁25を開閉制御することで吸着ノズル1
3の真空圧により吸着及び吸着解除が可能となってい
る。
ンプ21とパイプ23を介して連通し、パイプ23に設
けられた開閉弁25を開閉制御することで吸着ノズル1
3の真空圧により吸着及び吸着解除が可能となってい
る。
【0013】パイプ23は開閉弁25と共に前記移動部
材1と一緒に移動可能となっており、一端は、前記回転
ヘッド15の背面側に接触し合う円板体27の連通孔2
9と接続している。この連通孔29は前記円板体27が
ばね30等の付勢手段によって付勢されることで、回転
ヘッド15を、例えば、90度回転させた時に、吸着ノ
ズル13側に設けられた通路31と常に対向し合う位置
に設けられている。
材1と一緒に移動可能となっており、一端は、前記回転
ヘッド15の背面側に接触し合う円板体27の連通孔2
9と接続している。この連通孔29は前記円板体27が
ばね30等の付勢手段によって付勢されることで、回転
ヘッド15を、例えば、90度回転させた時に、吸着ノ
ズル13側に設けられた通路31と常に対向し合う位置
に設けられている。
【0014】伝導制御機構19は、スリーブ軸33に固
定されたリンク35と、同リンク35によりスリーブ軸
33のまわりを公転する第1軸37、第2軸39、第3
軸41を有する。第1軸37は、吸着ノズル回転制御機
構42の伝導系となっていて、第2軸39の内側に回転
自在に配置されており、その一端は、吸着ノズル駆動プ
ーリ43が、他端にはサイドギヤ45がそれぞれ装着さ
れ、サイドギヤ45には前記吸着ノズル13の基部に装
着されたピニオンギヤ47が噛み合っている。
定されたリンク35と、同リンク35によりスリーブ軸
33のまわりを公転する第1軸37、第2軸39、第3
軸41を有する。第1軸37は、吸着ノズル回転制御機
構42の伝導系となっていて、第2軸39の内側に回転
自在に配置されており、その一端は、吸着ノズル駆動プ
ーリ43が、他端にはサイドギヤ45がそれぞれ装着さ
れ、サイドギヤ45には前記吸着ノズル13の基部に装
着されたピニオンギヤ47が噛み合っている。
【0015】したがって、吸着ノズル駆動プーリ43に
回転動力が与えられて、サイドギヤ45、ピニオンギヤ
47を介して吸着ノズル11が自転することで図5に示
す如く吸着ノズル11のθ角補正、即ち、基準線Wに対
し正しい向きのワークPの吸着姿勢が確保されるように
なる。
回転動力が与えられて、サイドギヤ45、ピニオンギヤ
47を介して吸着ノズル11が自転することで図5に示
す如く吸着ノズル11のθ角補正、即ち、基準線Wに対
し正しい向きのワークPの吸着姿勢が確保されるように
なる。
【0016】第2軸39は、吸着ノズル選択制御機構4
9の伝導系となっていて、第3軸41の内側に回転自在
に配置されると共に一端には、前記回転ヘッド15が、
他端には回転ヘッド駆動プーリ51がそれぞれ装着して
いる。したがって、回転ヘッド駆動プーリ51に回転動
力が入力されることで、回転ヘッド15が回転し、4箇
所にある吸着ノズル11の選択が可能となる。
9の伝導系となっていて、第3軸41の内側に回転自在
に配置されると共に一端には、前記回転ヘッド15が、
他端には回転ヘッド駆動プーリ51がそれぞれ装着して
いる。したがって、回転ヘッド駆動プーリ51に回転動
力が入力されることで、回転ヘッド15が回転し、4箇
所にある吸着ノズル11の選択が可能となる。
【0017】第3軸41は前記伝導制御機構19の伝導
系となっていて、一端には前記リンク35が嵌挿固着さ
れている。
系となっていて、一端には前記リンク35が嵌挿固着さ
れている。
【0018】第3軸41の他方には、前記円板体27の
胴部が回転可能に装着されており、円板体27の胴部に
はプーリ53が設けられている。このプーリ53は前記
スリーブ軸33を貫通した中心の固定軸55に固着され
た最終プーリ57とベルト59を介して伝導状態が確保
されている。なお、固定軸55の他方は、前記移動部材
1から延長されたブラケット61に固定支持されてい
る。
胴部が回転可能に装着されており、円板体27の胴部に
はプーリ53が設けられている。このプーリ53は前記
スリーブ軸33を貫通した中心の固定軸55に固着され
た最終プーリ57とベルト59を介して伝導状態が確保
されている。なお、固定軸55の他方は、前記移動部材
1から延長されたブラケット61に固定支持されてい
る。
【0019】吸着ノズル駆動プーリ43及び回転ヘッド
駆動プーリ51は、後述する第2、第3の伝導経路7
0,71を構成する最終プーリ63,65とそれぞれベ
ルト67を介して伝導状態が確保されている。したがっ
て、最終プーリ63,65が停止した状態において後述
する第1の伝導経路69からの動力によりリンク35が
回転することで回転ヘッド25が自転しながら公転する
遊星機構が構成されるようになる。
駆動プーリ51は、後述する第2、第3の伝導経路7
0,71を構成する最終プーリ63,65とそれぞれベ
ルト67を介して伝導状態が確保されている。したがっ
て、最終プーリ63,65が停止した状態において後述
する第1の伝導経路69からの動力によりリンク35が
回転することで回転ヘッド25が自転しながら公転する
遊星機構が構成されるようになる。
【0020】この場合、各プーリ57,63,65及び
43,51,53を、図6に示すようにベルトにかえて
ギヤ伝導とし、ギヤ伝導による遊星歯車機構とすること
も可能である。
43,51,53を、図6に示すようにベルトにかえて
ギヤ伝導とし、ギヤ伝導による遊星歯車機構とすること
も可能である。
【0021】なお、回転ヘッド駆動プーリ51、吸着ノ
ズル駆動プーリ43及び円板体27のプーリ53と、前
記各最終プーリ57,63,65のプーリ比は1:1の
関係にそれぞれ設定されている。
ズル駆動プーリ43及び円板体27のプーリ53と、前
記各最終プーリ57,63,65のプーリ比は1:1の
関係にそれぞれ設定されている。
【0022】これにより、前記遊星機構の働きによって
回転ヘッド15は、スリーブ軸33を中心として吸着作
動用の吸着ノズル13が常に下を向いた同一姿勢の回転
運動が得られるようになっている。
回転ヘッド15は、スリーブ軸33を中心として吸着作
動用の吸着ノズル13が常に下を向いた同一姿勢の回転
運動が得られるようになっている。
【0023】第1の伝導経路69は、図3に示す如く移
動部材1に装着された第1のモータM1からの動力と、
ガイドレール9に沿って固定されたラック73からの動
力が差動装置75を介して同時に入力される伝導系とな
っている。
動部材1に装着された第1のモータM1からの動力と、
ガイドレール9に沿って固定されたラック73からの動
力が差動装置75を介して同時に入力される伝導系とな
っている。
【0024】差動装置75は、一般にハーモニック装置
と呼ばれており、第1のモータM1の動力を出力用のプ
ーリ77に伝達するモータ伝達系と、前記ラック73と
伝達ギヤ79が噛み合い、移動部材1が移動することで
伝達ギヤ79がラック73によって自転することでラッ
ク73からの動力が差動装置75を介してスリーブ軸3
3に伝達されるラック伝達系の2つの伝達機構を有する
構造となっている。
と呼ばれており、第1のモータM1の動力を出力用のプ
ーリ77に伝達するモータ伝達系と、前記ラック73と
伝達ギヤ79が噛み合い、移動部材1が移動することで
伝達ギヤ79がラック73によって自転することでラッ
ク73からの動力が差動装置75を介してスリーブ軸3
3に伝達されるラック伝達系の2つの伝達機構を有する
構造となっている。
【0025】出力用のプーリ77は、前記差動装置75
を構成する太陽ギア81の周囲を自転しながら公転する
遊星ギヤ83に装着されている。なお、遊星ギヤ83
は、伝達ギヤ79と一体に固定されたリングギヤ84と
噛み合っている。
を構成する太陽ギア81の周囲を自転しながら公転する
遊星ギヤ83に装着されている。なお、遊星ギヤ83
は、伝達ギヤ79と一体に固定されたリングギヤ84と
噛み合っている。
【0026】したがって、第1のモータM1のオフ時に
おいて、移動部材1が矢印(図3イ方向)に移動するこ
とで、伝達ギヤ79がラック73と噛み合いながら自転
すると、その回転動力は差動装置75を介して前記スリ
ーブ軸33に反時計方向の回転動力として伝達されるよ
うになる。この結果、回転ヘッド15の吸着ノズル13
は図5に示すサイクロイド曲線Nを描いて上下動するピ
ックアップ運動を繰返すようになる。
おいて、移動部材1が矢印(図3イ方向)に移動するこ
とで、伝達ギヤ79がラック73と噛み合いながら自転
すると、その回転動力は差動装置75を介して前記スリ
ーブ軸33に反時計方向の回転動力として伝達されるよ
うになる。この結果、回転ヘッド15の吸着ノズル13
は図5に示すサイクロイド曲線Nを描いて上下動するピ
ックアップ運動を繰返すようになる。
【0027】一方、ピックアップ運動時において、第1
のモータM1の作動制御により移動部材1の移動方向と
同じ向きに出力用のプーリ77を回転させることで、前
記のピックアップ運動の周期を長くしたり、短くするこ
とができる。
のモータM1の作動制御により移動部材1の移動方向と
同じ向きに出力用のプーリ77を回転させることで、前
記のピックアップ運動の周期を長くしたり、短くするこ
とができる。
【0028】この点についてさらに具体的に説明する
と、出力用のプーリ77が、停止している時、伝達ギヤ
79が一回転すると、その回転は、遊星ギヤ83を介し
て太陽ギヤ81に逆向きの回転として伝達される。この
時に、伝達ギヤ79の回転と同方向に遊星ギヤ81を第
1のモータM1の作動制御を行なうことで図4に示す如
く吸着ノズル13は伝達ギヤ79のギヤ比に対応した1
サイクルLのサイクロイド曲線Nを描くピックアップ運
動が得られるようになる。このピックアップ運動は、移
動部材1の矢印イ方向の回転による吸着ノズル13先端
の速度と、吸着ノズル11先端の速度とが一致するよう
回転比が設定されているため、吸着ノズル11はほぼ零
に近い対地速度となり支障のない吸着動作が可能とな
る。したがって、遊星ギヤ83の公転を第1のモータM
1によって制御することでサイクロイド曲線Nのサイク
ルLを長くしたり短くすることが可能となる。
と、出力用のプーリ77が、停止している時、伝達ギヤ
79が一回転すると、その回転は、遊星ギヤ83を介し
て太陽ギヤ81に逆向きの回転として伝達される。この
時に、伝達ギヤ79の回転と同方向に遊星ギヤ81を第
1のモータM1の作動制御を行なうことで図4に示す如
く吸着ノズル13は伝達ギヤ79のギヤ比に対応した1
サイクルLのサイクロイド曲線Nを描くピックアップ運
動が得られるようになる。このピックアップ運動は、移
動部材1の矢印イ方向の回転による吸着ノズル13先端
の速度と、吸着ノズル11先端の速度とが一致するよう
回転比が設定されているため、吸着ノズル11はほぼ零
に近い対地速度となり支障のない吸着動作が可能とな
る。したがって、遊星ギヤ83の公転を第1のモータM
1によって制御することでサイクロイド曲線Nのサイク
ルLを長くしたり短くすることが可能となる。
【0029】この場合、遊星ギヤ83の、回転制御をさ
らに発展させて、遊星ギヤ83の公転を伝達ギヤ79の
回転に同期させることで、回転ヘッド15は自転せず同
一姿勢のまま公転することが可能となり、例えば、回転
ヘッド15が最上昇位置のまま停止させた状態の連続移
動が行なえるようになる。
らに発展させて、遊星ギヤ83の公転を伝達ギヤ79の
回転に同期させることで、回転ヘッド15は自転せず同
一姿勢のまま公転することが可能となり、例えば、回転
ヘッド15が最上昇位置のまま停止させた状態の連続移
動が行なえるようになる。
【0030】第2の伝導経路70は、移動部材1に支持
された第2のモータM2の動力が入力プーリ85を介し
て吸着ノズル駆動プーリ43に入力される吸着ノズル1
3のθ角補正用の伝導系となっている。入力プーリ85
は、第4の軸となる前記最終プーリ65の胴部に固着さ
れ、第2のモータM2のモータプーリ87と伝導ベルト
を介して伝導状態が確保されている。
された第2のモータM2の動力が入力プーリ85を介し
て吸着ノズル駆動プーリ43に入力される吸着ノズル1
3のθ角補正用の伝導系となっている。入力プーリ85
は、第4の軸となる前記最終プーリ65の胴部に固着さ
れ、第2のモータM2のモータプーリ87と伝導ベルト
を介して伝導状態が確保されている。
【0031】第3の伝導経路71は、移動部材1に支持
された第3のモータM3の動力が、入力プーリ89を介
して回転ヘッド駆動プーリ51に入力される吸着ノズル
13の選択用の伝導系となっている。入力プーリ89
は、第3の軸となる前記最終プーリ63のスリーブ軸9
1に固着されると共に第3のモータM3のモータプーリ
92と伝導ベルトを介して伝導している。
された第3のモータM3の動力が、入力プーリ89を介
して回転ヘッド駆動プーリ51に入力される吸着ノズル
13の選択用の伝導系となっている。入力プーリ89
は、第3の軸となる前記最終プーリ63のスリーブ軸9
1に固着されると共に第3のモータM3のモータプーリ
92と伝導ベルトを介して伝導している。
【0032】したがって、第3のモータM3の作動制御
により、回転ヘッド15を約90度回転させることで吸
着ノズル13の選択が可能となる。
により、回転ヘッド15を約90度回転させることで吸
着ノズル13の選択が可能となる。
【0033】一方、図1においてSLは制御部を示して
いる。制御部SLには、入力側に、ワークの保持状態を
確認する画像認識装置等の視覚センサあるいは、移動距
離センサ等各種情報が入力され、出力側からは入力され
た情報に基づき指令信号を出力し、前記開閉弁25の開
閉時間や第1から第3のモータM1…M3のオン、オフ
時間を作動制御する機能を有している。
いる。制御部SLには、入力側に、ワークの保持状態を
確認する画像認識装置等の視覚センサあるいは、移動距
離センサ等各種情報が入力され、出力側からは入力され
た情報に基づき指令信号を出力し、前記開閉弁25の開
閉時間や第1から第3のモータM1…M3のオン、オフ
時間を作動制御する機能を有している。
【0034】次に動作について説明する。
【0035】移動部材1の移動に対して下向きの吸着ノ
ズル13は同一姿勢のまま旋回を続ける。この時、制御
部SLからの指令信号に基づいて吸着ノズル13は最下
降位置から最下降位置までの周期Lの長いサイクロイド
曲線Nを描いて上下動する。この時、最下降時において
吸着ノズル13はほぼ零に近い対地速度となるためワー
クPを支障なく吸着し、サイクロイド軌跡を描いて設置
場所まで移動した後、ワークPの保持を解除する運動を
繰返す。これら一連の動作において、吸着ノズル13は
連続移動しながら吸着,解除作動となるためロス時間は
発生しない。
ズル13は同一姿勢のまま旋回を続ける。この時、制御
部SLからの指令信号に基づいて吸着ノズル13は最下
降位置から最下降位置までの周期Lの長いサイクロイド
曲線Nを描いて上下動する。この時、最下降時において
吸着ノズル13はほぼ零に近い対地速度となるためワー
クPを支障なく吸着し、サイクロイド軌跡を描いて設置
場所まで移動した後、ワークPの保持を解除する運動を
繰返す。これら一連の動作において、吸着ノズル13は
連続移動しながら吸着,解除作動となるためロス時間は
発生しない。
【0036】また、サイクロイド曲線Nの周期Lの長さ
を制御すれば、組立ラインの供給場所へ正しくワークを
置けるようになる。この結果、タクトタイムが短縮し稼
働率が向上する。
を制御すれば、組立ラインの供給場所へ正しくワークを
置けるようになる。この結果、タクトタイムが短縮し稼
働率が向上する。
【0037】なお、これら一連の実施例ではワークの保
持に真空圧の吸着手段を用いているが、この手段に限定
されるものではなく、電磁石,チャック等の他の手段を
利用しても可能である。
持に真空圧の吸着手段を用いているが、この手段に限定
されるものではなく、電磁石,チャック等の他の手段を
利用しても可能である。
【0038】また、上述した実施例では、移動部材がチ
ェーン3により案内される例を示しているが、移動部材
に独自の方向制御,速度制御の手段を配設してもよい。
これによりさらに搬送装置としての自由度を増すことが
できる。
ェーン3により案内される例を示しているが、移動部材
に独自の方向制御,速度制御の手段を配設してもよい。
これによりさらに搬送装置としての自由度を増すことが
できる。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明のワー
ク搬送装置によれば、ガイド部材に沿って移動可能な移
動部材により、吸着位置,設置位置の自由度が可能とな
り、各種ワークの搬送ができる。また、連続移動しなが
らサイクロイド曲線を描いて上下動するワーク保持部材
によってワークの保持とワークの装着解除ができるため
ロス時間がなくなり、作業能率の向上が図れる。
ク搬送装置によれば、ガイド部材に沿って移動可能な移
動部材により、吸着位置,設置位置の自由度が可能とな
り、各種ワークの搬送ができる。また、連続移動しなが
らサイクロイド曲線を描いて上下動するワーク保持部材
によってワークの保持とワークの装着解除ができるため
ロス時間がなくなり、作業能率の向上が図れる。
【図1】この発明のワーク搬送装置の概要側面図。
【図2】図1の概要切断図。
【図3】ワーク搬送装置の全体の概要側面図。
【図4】サイクロイド曲線を描いた説明図。
【図5】回転ヘッドの取付状態を示した概略平面図。
【図6】ギヤ伝導とした図2と同様の切断面図。
1 移動部材 9 ガイドレール(ガイド部材) 11 ワーク保持部材 13 保持部(吸着ノズル) 19 伝導制御機構 33 スリーブ軸(取付軸部) P ワーク SL 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宗像 正 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 石川 佳延 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 氏家 康晴 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内
Claims (1)
- 【請求項1】 移動部材に取付けられ、その取付軸部を
中心として旋回可能なワーク保持部材と、前記ワーク保
持部材の保持部を常に下向きの状態で旋回運動を与える
伝導制御機構と、ワーク保持部材の旋回最下降位置の周
期と、最下降時に、ワークの保持及びワークを離すワー
ク解除時とを制御する制御部とを備えたワーク搬送装
置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3246240A JPH05245723A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ワーク搬送装置 |
TW081107600A TW201290B (ja) | 1991-09-25 | 1992-09-25 | |
KR1019920017474A KR950011672B1 (ko) | 1991-09-25 | 1992-09-25 | 연속식 워크피이스 운반조작에 의해서 워크피이스를 운반하는 방법 및 장치 |
DE69206932T DE69206932T2 (de) | 1991-09-25 | 1992-09-25 | Verfahren und Vorrichtung zum Transportieren eines Werkstückes in kontinuierlichem Betrieb |
EP92116430A EP0534453B1 (en) | 1991-09-25 | 1992-09-25 | Method and apparatus for carrying workpiece in a continuous operation |
US07/950,715 US5417542A (en) | 1991-09-25 | 1992-09-25 | Method and apparatus for carrying workpiece by continuous workpiece carrying operation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3246240A JPH05245723A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ワーク搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05245723A true JPH05245723A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=17145596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3246240A Pending JPH05245723A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ワーク搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05245723A (ja) |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP3246240A patent/JPH05245723A/ja active Pending
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