JPH0524526Y2 - - Google Patents
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- JPH0524526Y2 JPH0524526Y2 JP1988082170U JP8217088U JPH0524526Y2 JP H0524526 Y2 JPH0524526 Y2 JP H0524526Y2 JP 1988082170 U JP1988082170 U JP 1988082170U JP 8217088 U JP8217088 U JP 8217088U JP H0524526 Y2 JPH0524526 Y2 JP H0524526Y2
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- fibers
- sheet
- fiber
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、熱融着性繊維を含むフエルト製のイ
ンキングロールに関し、含有繊維間を絡合すると
ともに部分的に溶融接合させたフエルト製のイン
キングロールに関する。
ンキングロールに関し、含有繊維間を絡合すると
ともに部分的に溶融接合させたフエルト製のイン
キングロールに関する。
(従来の技術)
従来、印刷機器分野で用いるインキングロール
は、保液性と通液性の点で合成ゴム又はスポンジ
製であるのが普通である。また、近年では一部の
分野において、樹脂加工のフエルトシートから打
ち抜いたインキングロールを用いる場合もある。
は、保液性と通液性の点で合成ゴム又はスポンジ
製であるのが普通である。また、近年では一部の
分野において、樹脂加工のフエルトシートから打
ち抜いたインキングロールを用いる場合もある。
(考案が解決しようとする課題)
合成ゴム又はスポンジ製のインキングロール
は、所望の保液性は通液性に正確に設定しにくい
うえに、使用中に形崩れしやすく耐久性の体で劣
つている。一方、樹脂加工フエルト製のインキン
グロールは、フエルトシートの製造時に、使用樹
脂の価格に加えて所定の樹脂加工工程が必要にな
つて製造コストが上昇しやすく、しかもフエルト
の硬度が厚さ方向において異なるうえに低密度の
ものが製造しにくいため、インキングロールとし
ての用途が限定されてしまう。
は、所望の保液性は通液性に正確に設定しにくい
うえに、使用中に形崩れしやすく耐久性の体で劣
つている。一方、樹脂加工フエルト製のインキン
グロールは、フエルトシートの製造時に、使用樹
脂の価格に加えて所定の樹脂加工工程が必要にな
つて製造コストが上昇しやすく、しかもフエルト
の硬度が厚さ方向において異なるうえに低密度の
ものが製造しにくいため、インキングロールとし
ての用途が限定されてしまう。
本考案は、従来のインキングロールに関する前
記の問題点を改善するために提案されたものであ
り、耐久性が優れ且つ所望の保液性と保液性に設
定しやすいフエルト製のインキングロールを提供
することを目的としている。
記の問題点を改善するために提案されたものであ
り、耐久性が優れ且つ所望の保液性と保液性に設
定しやすいフエルト製のインキングロールを提供
することを目的としている。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本考案に係るイン
キングロール1は、熱融着性繊維2と他の含有繊
維3とをほぼ均一に混綿したフエルトシートから
製造する。熱融着性繊維2は、通常、融点80〜
180℃であつた他の含有繊維3に比べて低融点で
あり、この熱融着性繊維は例えばポリエチレン繊
維、ポリプロピレン繊維、塩化ビニル/酢酸ビニ
ルの共重合繊維、未延伸ポリエステル繊維、高融
点ポリエステル/低融点ポリエステルのコンジユ
ゲート繊維、ポリプロピレン/ポリエチレンのコ
ンジユゲート繊維などが例示できる。熱融着性繊
維2の含有量は一般に約35〜70重量%である。他
の含有繊維3としては、各種の天然又は合成繊維
が使用できる。このフエルトシートは、例えばヒ
ータ付設のプレス機又は高温の熱風装置に用い
て、熱融着性繊維の融点よりも高温であつて他の
含有繊維の融点よりも低温で熱処理することによ
り、含有繊維をランダムに絡合するとともに適宜
の溶融交点で接合する。
キングロール1は、熱融着性繊維2と他の含有繊
維3とをほぼ均一に混綿したフエルトシートから
製造する。熱融着性繊維2は、通常、融点80〜
180℃であつた他の含有繊維3に比べて低融点で
あり、この熱融着性繊維は例えばポリエチレン繊
維、ポリプロピレン繊維、塩化ビニル/酢酸ビニ
ルの共重合繊維、未延伸ポリエステル繊維、高融
点ポリエステル/低融点ポリエステルのコンジユ
ゲート繊維、ポリプロピレン/ポリエチレンのコ
ンジユゲート繊維などが例示できる。熱融着性繊
維2の含有量は一般に約35〜70重量%である。他
の含有繊維3としては、各種の天然又は合成繊維
が使用できる。このフエルトシートは、例えばヒ
ータ付設のプレス機又は高温の熱風装置に用い
て、熱融着性繊維の融点よりも高温であつて他の
含有繊維の融点よりも低温で熱処理することによ
り、含有繊維をランダムに絡合するとともに適宜
の溶融交点で接合する。
好ましくは第2図に示すように、熱融着性繊維
2は、融点の異なる2種のポリオレフイン系部分
を有し、低融点部分4例えばポリエチレン部分と
高融点部分5例えばポリプロピレン部分からなる
複合繊維、又は高融点ポリプロピレン部分7をコ
アとして低融点ポリエチレン部分6で被覆したコ
ンジユゲート繊維が例示できる。一方、他の含有
繊維3は、引裂強度が低くて比較的粘りの少ない
天然又は合成繊維が好ましく、アセテート繊維、
レーヨン、アクリル繊維などが例示でき、ポリエ
ステル繊維を一部含有していてもよい。得たフエ
ルトシート8は、熱融着性繊維2の低融点部分4
の融点よりも高温であつて高融点部分5及び他の
含有繊維3の融点よりも低温で熱処理する。
2は、融点の異なる2種のポリオレフイン系部分
を有し、低融点部分4例えばポリエチレン部分と
高融点部分5例えばポリプロピレン部分からなる
複合繊維、又は高融点ポリプロピレン部分7をコ
アとして低融点ポリエチレン部分6で被覆したコ
ンジユゲート繊維が例示できる。一方、他の含有
繊維3は、引裂強度が低くて比較的粘りの少ない
天然又は合成繊維が好ましく、アセテート繊維、
レーヨン、アクリル繊維などが例示でき、ポリエ
ステル繊維を一部含有していてもよい。得たフエ
ルトシート8は、熱融着性繊維2の低融点部分4
の融点よりも高温であつて高融点部分5及び他の
含有繊維3の融点よりも低温で熱処理する。
本考案に係るインキングロール1は、通常の印
刷分野において使用するほかに、公知のプリンタ
用インクを含浸させて、ドツトインパクトプリン
タや熱転写プリンタのカートリツジ内などに設置
することができる。例えば、第6図に示すよう
に、プリンタ用インクを含浸したロール11を、
カートリツジ10内に設置して常にエンドレステ
ープ12に接触させると、該テープを多数回使用
して印字でき、カートリツジ10の交換回数を減
らすことが可能である。
刷分野において使用するほかに、公知のプリンタ
用インクを含浸させて、ドツトインパクトプリン
タや熱転写プリンタのカートリツジ内などに設置
することができる。例えば、第6図に示すよう
に、プリンタ用インクを含浸したロール11を、
カートリツジ10内に設置して常にエンドレステ
ープ12に接触させると、該テープを多数回使用
して印字でき、カートリツジ10の交換回数を減
らすことが可能である。
(作用)
本考案のインキングロール1は、フエルトシー
ト全体に含有繊維の熱収縮が生じてランダムに絡
合されるとともに、全体に分散した溶融交点で接
合することにより、繊維間に交絡した多数の毛細
管が形成され、約30〜70%の気孔率に定めるとイ
ンクの流通が可能である。好ましくは、熱融着性
繊維2が第2図に示すような2成分であると、加
熱工程において繊維損傷が少なく、所望の気孔率
に設定するのが容易である。このインキングロー
ルでは、2種のポリオレフイン系部分を有する熱
融着性繊維と、比較的粘りの少ない他の含有繊維
とを混綿するために、表面及び裁断面が比較的平
滑でいつそう毛羽立ちや毛抜けが少なくなる。
ト全体に含有繊維の熱収縮が生じてランダムに絡
合されるとともに、全体に分散した溶融交点で接
合することにより、繊維間に交絡した多数の毛細
管が形成され、約30〜70%の気孔率に定めるとイ
ンクの流通が可能である。好ましくは、熱融着性
繊維2が第2図に示すような2成分であると、加
熱工程において繊維損傷が少なく、所望の気孔率
に設定するのが容易である。このインキングロー
ルでは、2種のポリオレフイン系部分を有する熱
融着性繊維と、比較的粘りの少ない他の含有繊維
とを混綿するために、表面及び裁断面が比較的平
滑でいつそう毛羽立ちや毛抜けが少なくなる。
(実施例)
実施例 1
第5図に示す通常のインキングロール構造体を
製造するため、熱融着性繊維2として、単一成分
のポリプロピレン繊維を用いる。この熱融着性繊
維70重量%、アクリル繊維15重量%、レーヨン15
重量%をカード機によつてランダムに絡合させ、
ほぼ均一に混綿してラツプ状にする。このラツプ
を所定の厚みになるように重ね合わせてから、ニ
ードルパンチングを行つて厚さ10〜12mmにし、さ
らにヒータを付設したプレス機で160〜170℃で加
熱加工する。得たフエルトシートは、厚さ7mm、
密度約0.3g/cm3である。このシートは、適宜のト
ムソンカツタ(図示しない)によつて円筒形に裁
断して、多数のロールを得る。
製造するため、熱融着性繊維2として、単一成分
のポリプロピレン繊維を用いる。この熱融着性繊
維70重量%、アクリル繊維15重量%、レーヨン15
重量%をカード機によつてランダムに絡合させ、
ほぼ均一に混綿してラツプ状にする。このラツプ
を所定の厚みになるように重ね合わせてから、ニ
ードルパンチングを行つて厚さ10〜12mmにし、さ
らにヒータを付設したプレス機で160〜170℃で加
熱加工する。得たフエルトシートは、厚さ7mm、
密度約0.3g/cm3である。このシートは、適宜のト
ムソンカツタ(図示しない)によつて円筒形に裁
断して、多数のロールを得る。
得たロールは、厚さ方向においてほぼ均一な密
度を有し且つ所定の気孔率を有し、該ロールに印
刷インクを含浸・保持できる。このロールを多数
枚重ね、軸9に通して第5図に示すようなインキ
ングロール構造体を製造する。このロール構造体
は、通常の印刷分野において使用できる。
度を有し且つ所定の気孔率を有し、該ロールに印
刷インクを含浸・保持できる。このロールを多数
枚重ね、軸9に通して第5図に示すようなインキ
ングロール構造体を製造する。このロール構造体
は、通常の印刷分野において使用できる。
実施例 2
熱融着性繊維2として、単一成分の低融点ポリ
エステル繊維(商品名ベルコンビ40000、鐘紡社
製)を用いる。この熱融着性繊維60重量%と通常
のポリエステル繊維40重量%をカード機によつて
ランダム絡合させ、ほぼ均一に混綿してラツプ状
にする。このラツプを所定の厚みになるように重
ね合わせ、ニードルパンチング後にヒータを付設
したプレス機で150〜160℃で加熱加工して、厚さ
7mmのシートを得る。
エステル繊維(商品名ベルコンビ40000、鐘紡社
製)を用いる。この熱融着性繊維60重量%と通常
のポリエステル繊維40重量%をカード機によつて
ランダム絡合させ、ほぼ均一に混綿してラツプ状
にする。このラツプを所定の厚みになるように重
ね合わせ、ニードルパンチング後にヒータを付設
したプレス機で150〜160℃で加熱加工して、厚さ
7mmのシートを得る。
このシートから裁断したロールは、実施例1と
同様のロール構造体として使用可能である。
同様のロール構造体として使用可能である。
実施例 3
熱融着性繊維2として、第2図2に示すよう
に、高融点ポリエステル部分7をコアとして低融
点ポリエステル部分6で被覆したコンジユゲート
繊維(商品名メルテイ4080、ユニチカ社製)を用
いる。この熱融着性繊維60重量%、アクリル繊維
20重量%、レーヨン20重量%をカード機によつて
ランダムに絡合させ、ほぼ均一に混綿してラツプ
状にする。このラツプを所定の厚みになるように
重ね合わせ、ニードルパンチング後にヒータを付
設したプレス機で115〜125℃で加熱加工して、厚
さ7mmのシートを得る。
に、高融点ポリエステル部分7をコアとして低融
点ポリエステル部分6で被覆したコンジユゲート
繊維(商品名メルテイ4080、ユニチカ社製)を用
いる。この熱融着性繊維60重量%、アクリル繊維
20重量%、レーヨン20重量%をカード機によつて
ランダムに絡合させ、ほぼ均一に混綿してラツプ
状にする。このラツプを所定の厚みになるように
重ね合わせ、ニードルパンチング後にヒータを付
設したプレス機で115〜125℃で加熱加工して、厚
さ7mmのシートを得る。
このシートから裁断したロールは、実施例1と
同様のロール構造体として使用可能である。
同様のロール構造体として使用可能である。
実施例 4
熱融着性繊維2として、第2図1に示すよう
に、低融点(融点100〜110℃)のポリエチレン部
分4と高融点(融点約160℃)のポリプロピレン
部分5からなる複合繊維(商品名ES繊維、チツ
ソ社製)を用いる。この熱融着性繊維65重量%、
アクリル繊維20重量%、レーヨン15重量%をカー
ド機によつてランダムに絡合させ、ほぼ均一に混
綿してラツプ状にする。このラツプを所定の厚み
になるように重ね合わせてから、ニードルパンチ
ングを行つて厚さ10〜12mm、密度約0.18g/cm3と
し、さらにヒータを付設したプレス機で130〜140
℃で加熱加工する。得たシート8は、厚さ7mm、
密度0.26g/cm3である。シート8は、適宜のトム
ソンカツタ(図示しない)によつて例えば内径
4.5mm、外径28mmの円筒形に裁断して、多数のイ
ンキングロール1を得る。
に、低融点(融点100〜110℃)のポリエチレン部
分4と高融点(融点約160℃)のポリプロピレン
部分5からなる複合繊維(商品名ES繊維、チツ
ソ社製)を用いる。この熱融着性繊維65重量%、
アクリル繊維20重量%、レーヨン15重量%をカー
ド機によつてランダムに絡合させ、ほぼ均一に混
綿してラツプ状にする。このラツプを所定の厚み
になるように重ね合わせてから、ニードルパンチ
ングを行つて厚さ10〜12mm、密度約0.18g/cm3と
し、さらにヒータを付設したプレス機で130〜140
℃で加熱加工する。得たシート8は、厚さ7mm、
密度0.26g/cm3である。シート8は、適宜のトム
ソンカツタ(図示しない)によつて例えば内径
4.5mm、外径28mmの円筒形に裁断して、多数のイ
ンキングロール1を得る。
得たロール1、は厚さ方向においてほぼ均一な
密度を有し、裁断面の毛羽立ち及び毛抜けがいつ
そう少なく且つ所定の気孔率を有するため。該ロ
ールに黒色の熱溶融インクを含浸できる。ロール
1は、第6図に例示するようなリボンカートリツ
ジ10内において、テープ駆動ロール11に付勢
させながら回転自在に設置する。ロール1,11
によつて、布製のエンドレステープ12を走行さ
せるとともに、ドツトインパクトプリンタの印字
ヘツド13で用紙14に印字する。テープ12の
走行の際に、ロール1の熱溶融インクをテープ表
面に常に塗布することになり、このドツトインパ
クトプリンタは熱転写プリンタと同様にテープ1
2を多数印字でき、カートリツジ10の交換回数
を減らしてコストダウンを達成する。前記のカー
トリツジ構成は、ロール含浸のインクの種類さえ
代えれば、ドツトインパクトプリンタ用及び熱転
写プリンタ用カートリツジとして適用することも
可能である。
密度を有し、裁断面の毛羽立ち及び毛抜けがいつ
そう少なく且つ所定の気孔率を有するため。該ロ
ールに黒色の熱溶融インクを含浸できる。ロール
1は、第6図に例示するようなリボンカートリツ
ジ10内において、テープ駆動ロール11に付勢
させながら回転自在に設置する。ロール1,11
によつて、布製のエンドレステープ12を走行さ
せるとともに、ドツトインパクトプリンタの印字
ヘツド13で用紙14に印字する。テープ12の
走行の際に、ロール1の熱溶融インクをテープ表
面に常に塗布することになり、このドツトインパ
クトプリンタは熱転写プリンタと同様にテープ1
2を多数印字でき、カートリツジ10の交換回数
を減らしてコストダウンを達成する。前記のカー
トリツジ構成は、ロール含浸のインクの種類さえ
代えれば、ドツトインパクトプリンタ用及び熱転
写プリンタ用カートリツジとして適用することも
可能である。
実施例 5
熱融着性繊維2として、低融点(融点100〜110
℃)のポリエチレン部分4と高融点(融点約160
℃)のポリプロピレン部分5からなる複合繊維
(商品名ES繊維)を用いる。この熱融着性繊維40
重量%、アクリル繊維30重量%、ポリエステル繊
維30重量%をカード機によつてランダムに絡合さ
せ、ほぼ均一に混綿してラツプ状にする。このラ
ツプを所定の厚みになるように重ね合わせてか
ら、ニードルパンチング後にヒータを付設したプ
レス機で約140℃で加熱加工する。得たシート8
は、厚さ30mm、密度約0.26g/cm3である。シート
8は、適宜のトムソンカツタ(図示しない)で円
筒形に裁断してインキングロール15を得る。
℃)のポリエチレン部分4と高融点(融点約160
℃)のポリプロピレン部分5からなる複合繊維
(商品名ES繊維)を用いる。この熱融着性繊維40
重量%、アクリル繊維30重量%、ポリエステル繊
維30重量%をカード機によつてランダムに絡合さ
せ、ほぼ均一に混綿してラツプ状にする。このラ
ツプを所定の厚みになるように重ね合わせてか
ら、ニードルパンチング後にヒータを付設したプ
レス機で約140℃で加熱加工する。得たシート8
は、厚さ30mm、密度約0.26g/cm3である。シート
8は、適宜のトムソンカツタ(図示しない)で円
筒形に裁断してインキングロール15を得る。
インキングロール15は、裁断面の毛羽立ち及
び毛抜けがいつそう少ない。ロール15に印字用
インクを含浸し、第6図に例示するような活字プ
リンタのキヤリツジ16内において表面に文字も
刻設した円筒形の活字担体17に付勢させる。活
字担体17が回転してハンマ18で用紙19に印
字するともに、キヤリツジ16が横方向(紙面か
ら垂直方向)に走行する。活字担体17の回転の
際に、ロール15の印字用インクを活字担体17
の文字面に塗布することになる。
び毛抜けがいつそう少ない。ロール15に印字用
インクを含浸し、第6図に例示するような活字プ
リンタのキヤリツジ16内において表面に文字も
刻設した円筒形の活字担体17に付勢させる。活
字担体17が回転してハンマ18で用紙19に印
字するともに、キヤリツジ16が横方向(紙面か
ら垂直方向)に走行する。活字担体17の回転の
際に、ロール15の印字用インクを活字担体17
の文字面に塗布することになる。
実施例 6
熱融着性繊維2として、第2図2に示すよう
に、高融点ポリプロピレン部分6をコアとして低
融点ポリエチレン部分7で被覆したコンジユゲー
ト繊維を用いる。この複合繊維60重量%、アクリ
ル繊維20重量%、レーヨン20重量%をカード機に
よつてランダムに絡合させ、ほぼ均一に混綿して
ラツプ状にする。このラツプを所定の厚みになる
ように重ね合わせてから、ニードルパンチング後
にヒータを付設したプレス機で130〜140℃で加熱
加工して、厚さ7mmのシートを得る。
に、高融点ポリプロピレン部分6をコアとして低
融点ポリエチレン部分7で被覆したコンジユゲー
ト繊維を用いる。この複合繊維60重量%、アクリ
ル繊維20重量%、レーヨン20重量%をカード機に
よつてランダムに絡合させ、ほぼ均一に混綿して
ラツプ状にする。このラツプを所定の厚みになる
ように重ね合わせてから、ニードルパンチング後
にヒータを付設したプレス機で130〜140℃で加熱
加工して、厚さ7mmのシートを得る。
このシートは、実施例4に示すロール1と同様
の分野で使用可能である。
の分野で使用可能である。
(考案の効果)
本考案に係るフエルト製のインキングロール
は、合成ゴムやスポンジ製に比べて耐久性に優
れ、且つ樹脂加工フエルト製に比べて製造コスト
を抑制することが可能である。本考案のインキン
グロールは、厚さ方向に密度がほぼ均一であつて
比較的低密度のものも可能であり、所望の保液性
と通液性に設定して各種の印刷機器に使用でき
る。また、本考案のインキングロールは、裁断面
及び外観においてピリングや毛抜けをいつそう少
なくすることが可能であり、ワープロやパソコン
のプリンタ用途にも適用できる。
は、合成ゴムやスポンジ製に比べて耐久性に優
れ、且つ樹脂加工フエルト製に比べて製造コスト
を抑制することが可能である。本考案のインキン
グロールは、厚さ方向に密度がほぼ均一であつて
比較的低密度のものも可能であり、所望の保液性
と通液性に設定して各種の印刷機器に使用でき
る。また、本考案のインキングロールは、裁断面
及び外観においてピリングや毛抜けをいつそう少
なくすることが可能であり、ワープロやパソコン
のプリンタ用途にも適用できる。
第1図は本考案に係るインキングロールを拡大
して示す部分断面図、第2図1及び2は好適な熱
融着性繊維を例示する拡大断面図、第3図は本考
案で用いるフエルトシートの平面図、第4図は第
3図のフエルトシートから得たインキングロール
の斜視図、第5図から第7図はそれぞれ本考案の
インキングロールの使用例を示す斜視図、平面図
及び部分側面図である。 1……インキングロール、2……熱融着性繊
維、3……他の含有繊維、4……低融点部分、5
……高融点部分、8……フエルトシート。
して示す部分断面図、第2図1及び2は好適な熱
融着性繊維を例示する拡大断面図、第3図は本考
案で用いるフエルトシートの平面図、第4図は第
3図のフエルトシートから得たインキングロール
の斜視図、第5図から第7図はそれぞれ本考案の
インキングロールの使用例を示す斜視図、平面図
及び部分側面図である。 1……インキングロール、2……熱融着性繊
維、3……他の含有繊維、4……低融点部分、5
……高融点部分、8……フエルトシート。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 比較的低融点である熱融着性繊維と、少なく
とも1種の他の含有繊維とをほぼ均一に混綿
し、ニードルパンチングの後に熱融着性繊維の
融点よりも高温であつて他の含有繊維の融点よ
りも低温で加熱プレス処理することにより、シ
ート全体に熱収縮を生じさせて繊維間を絡合し
且つ熱融着性繊維を完全又は部分的に溶融接合
させて、厚さ方向の密度がほぼ均一であるフエ
ルトシートを形成し、該シートから所望の円筒
形状に打ち抜くインキングロール。 2 融点の異なる2種のポリオレフイン系部分を
有する熱融着性繊維と、比較的粘りの少ない少
なくとも1種の他の含有繊維とをほぼ均一に混
綿し、ニードルパンチングの後に熱融着性繊維
の低融点部の融点よりも高温であつて熱融着性
繊維の高融点部及び他の含有繊維の融点よりも
低温で加熱プレス処理することにより、シート
全体に熱収縮を生じさせて繊維間を絡合し且つ
熱融着性繊維を部分的に溶融接合させて、厚さ
方向の密度がほぼ均一であるフエルトシートを
形成し、該シートから所望の円筒形状に打ち抜
くインキングロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988082170U JPH0524526Y2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988082170U JPH0524526Y2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH029560U JPH029560U (ja) | 1990-01-22 |
JPH0524526Y2 true JPH0524526Y2 (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=31306935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988082170U Expired - Lifetime JPH0524526Y2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524526Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5444773A (en) * | 1977-09-16 | 1979-04-09 | Nippon Cetu Kk | Method of mounting electronic parts to printed board |
JPS57128584A (en) * | 1981-02-02 | 1982-08-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Ink ribbon device |
-
1988
- 1988-06-21 JP JP1988082170U patent/JPH0524526Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5444773A (en) * | 1977-09-16 | 1979-04-09 | Nippon Cetu Kk | Method of mounting electronic parts to printed board |
JPS57128584A (en) * | 1981-02-02 | 1982-08-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Ink ribbon device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH029560U (ja) | 1990-01-22 |
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