JPH05245027A - 収納型ベッド装置 - Google Patents

収納型ベッド装置

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JPH05245027A
JPH05245027A JP8482392A JP8482392A JPH05245027A JP H05245027 A JPH05245027 A JP H05245027A JP 8482392 A JP8482392 A JP 8482392A JP 8482392 A JP8482392 A JP 8482392A JP H05245027 A JPH05245027 A JP H05245027A
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JP
Japan
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bed
storage
room
stored
bedroom
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JP8482392A
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English (en)
Inventor
Toyoshige Matsumoto
豊重 松本
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MATSUMOTO KOGEI SANGYO KK
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MATSUMOTO KOGEI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高齢者や子供、更に身体障害者等
の力の弱い人でも簡単にベッドを収納でき、しかも、そ
の収納の際に寝具類が滑落しないので当該寝具類を敷い
た状態でベッドの収納、使用状態にすることが至極容易
である上、寝具が傷み難く、長期間使用できるようにし
た収納型ベッド装置を提供することを目的とするもので
ある。 【構成】 本発明は、室内の側方に、ベッドを使用状態
で出納できる収納部を設け、該収納部の床面を室内の床
面と同じ高さ或いはほぼ同じ高さに設け、且つ上記ベッ
ドの下部に移動用車輪を設けたことを特徴とするもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納型ベッド装置に関
し、特に、例えばワンルームマンション等の比較的部屋
数の少ない住居で昼間に使用する部屋を寝室に兼用する
場合に特に好適に利用され、しかも子供や老人更に身体
障害者なども至極簡便に使用し得る収納型ベッド装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、部屋数の少ない住居、例えば
ワンルームマンション等の生活空間をいかに有効に利用
するか、が検討されている。
【0003】又、核家族化及び高齢化が進み、しかも住
宅事情が悪化して生活空間が徐々に狭小になりつつある
今日では、いかに生活空間を一層有効に利用して快適な
生活を実現するか、が重要である。
【0004】このため、生活空間を有効に利用するため
のベッド装置として、以下のものが提案されている。即
ち、ベッド装置として、 実開昭60−48854号
公報に開示されているように、ベッドを床面に沿って寝
かされる使用位置とベッドが壁面に沿って立ち上がる収
納位置との間を跳ね上げ収納可能に構成したものが提案
されている。
【0005】又、 コ型枠の縦軸に沿って、ドア裏面
の縦中心線部を回転可能に取り付けると共にコ型枠の両
端を上下に屈曲延長して、枢支部を設け、該枢支部をそ
れぞれ鴨居部と敷居部とに枢着し、ドア裏面の下端両側
に突設したブラケットにベッドフレームの短片側一端を
枢軸によって枢支し、ベッドフレームが水平位置からド
ア裏面に立て掛ける位置まで略90度に亘って回動した
とき長さが短くなる如く引張コイルスプリングをベッド
フレームと左右のブラケット間に横架した水平棒との間
に張架したことを特徴とする回転ドア型収納ベッドが提
案されている(特開昭61ー187816号公報)。
【0006】つまり、この回転ドア型収納ベッドは、ド
ア裏面の下端両側に突設したブラケットにベッドフレー
ムの短片側一端を枢軸によって枢支し、ベッドフレーム
が水平位置からドア裏面に立て掛ける位置まで略90度
に亘って回動可能にして立て掛けた状態で収納するよう
にしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】上記のベッドの収
納装置及び上記の回転ドア型収納ベッドはいずれも壁
等に立て掛けて収納するものであるが、このように、壁
等に立て掛けて収納されるベッド装置や回転ドア型収納
ベッドの場合には、ベッドを壁等に立て掛けた時に寝具
類が滑り落ち、寝具が傷み易くなるとともに、滑り落ち
た寝具が邪魔になって上手にベッドを跳ね上げたり、立
て掛けたりすることができなくなることがある。
【0008】このため、ベッドを収納する状態では寝具
類を取り外し、ベッドを倒して床面に沿って寝かせ、ベ
ッドを使用可能状態にした後、寝具類を敷くようにしな
ければならない。
【0009】ところで、マンションは、従来、親許を離
れて勤労する若い独身者や学生が下宿代わりに賃借する
ことが多かったのであるが、いわゆる、核家族化及び高
齢化が進んでいる今日では、一人暮らしの高齢者がワン
ルームマンション等を利用することも珍しくなくなって
いる。
【0010】若い独身者や学生等にとっては、ベッドを
壁に向かって跳ね上げたり、壁から降ろしたりすること
はそれほど苦にはならないが、身体障害者や子供、更に
力が弱くなっている高齢者にとっては、布団等の寝具類
の上げ下げすら至極重労働であり、まして、べっどを壁
に向かって跳ね上げることは極めて困難である。
【0011】このため、この種、ベッド装置は不要時に
は壁等に立て掛けて収納し、これによって、生活空間を
広くして有効に利用できるにも拘わらず、さほど、利用
されていないのが実情である。
【0012】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、高齢者や子供、更に身体障害者等の力の弱い
人でも簡単にベッドを収納でき、しかも、その収納の際
に寝具類が滑落しないので当該寝具類を敷いた状態でベ
ッドの収納、使用状態にすることが至極容易である上、
寝具が傷み難く、長期間使用できるようにした収納型ベ
ッド装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る収納型ベッ
ド装置は、上記の目的を達成するために、室内の側方
に、ベッドを使用状態で出納できる収納部を設け、該収
納部の床面を室内の床面と同じ高さ或いはほぼ同じ高さ
に設け、且つ上記ベッドの下部に移動用車輪を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0014】本発明を更に詳細に説明すれば、以下の通
りである。本発明のベッドの構成は特に限定されず、寝
具を広げた状態で、人がその上で寝られるように構成し
てあればよい。
【0015】本発明においては、寝室等の室内の側方に
ベッドの収納部が設けられるが、この収納部としてはベ
ッドを使用できる状態で出納できるものであれば特に限
定されるものではなく、具体的には、例えば押し入れ等
を利用することにより、特別な施工や増築工事等を行う
事なく、既存の建物についても有効に利用できる。
【0016】また、本発明のベッドは、ベッドの端縁部
に立設される壁或いは柵が着脱自在に構成されても良い
が、取扱性を向上し、しかも収納時にその高さを低くす
るために、ベッドの端縁部に立設される壁或いは柵がそ
の端縁部内に収納可能に構成されたものが至極有益であ
る。
【0017】この場合、ベッドを室内の側方、例えば押
し入れに、ベッドを収納したとき、このベッドの収納部
における開口部を覆うように、ベッドの側端縁部つまり
ベッドの長手方向端縁部に設ける柵、やベッドの厚み更
に後述する引き出しなどの全体が戸としての機能を発揮
するように構成するのが望ましい。
【0018】本発明においては、ベッドの床板の下側の
スペースを有効に利用するため、ベッドの床板の下側に
引き出しを設け、寝間着類などを収納し得るようにする
のが望ましい。
【0019】本発明においては、収納部に複数のベッド
を上下に重ねて収納させることが可能である。
【0020】このように構成することにより、上下のベ
ッドを2段重ねにしたまま寝室の床面上を自由に移動で
きる結果、寝室等の部屋の所要箇所にベットを移動し、
使用できるのである。
【0021】ところで、本発明においては、収納部に複
数のベッドを上下に重ねて出納して使用するにあたり、
下側のベッドの下部に移動用車輪を設け、この下側のベ
ッドを寝室の床面との間で側方に受け渡しする受部を設
け、且つ上側のベッドを下側のベッドとの間で昇降させ
る昇降装置を設けることにより、下側のベッドが寝室の
床面上を自由に移動できるようにする一方、上側のベッ
ドを昇降装置で下降させ、上下の複数のベッドをそれぞ
れ一段ベッドとして利用できるのであり、この結果、老
人や身体障害者更に子供等も安全に、且つ至極簡便に使
用できるのである。
【0022】この場合には、収納部の深さを浅くするた
め、昇降装置を利用して、上側に収納されるベッドを下
側に収納されるベッドに対して下降させることにより、
収納時ににおける上下のベッドの間隔を狭められるよう
にすることが好ましい。
【0023】本発明においては、下側のベッドの下部に
移動用車輪を設け、この下側のベッドを寝室の床面との
間で側方に受け渡すように構成しても良いが、部屋の畳
やカッーペット等の敷物を痛めないように、下側のベッ
ドを寝室の床面との間で側方に受け渡しする受部を設け
るのが望ましい。
【0024】この受部は、例えば移動用車輪が乗る程度
の幅を有するレール状に形成してもよいが、ベッドを収
納部上から移動させた時に収納部上の空間を有効に利用
できるようにするため、収納部の上面全体を覆う板状に
形成することが好ましい。勿論、この板状の受部に例え
ば浅い溝を形成して移動車輪が受部の所定の位置に導か
れるように形成することは妨げない。
【0025】上記昇降装置は、上側のベッドを下側のベ
ッドとの間で昇降できるように構成してあれば特に限定
されるものではなく、具体的には、例えば伸縮型昇降装
置、登攀型昇降装置、吊持型昇降装置等を用いることが
できる。
【0026】上記伸縮型昇降装置とは、上下に伸縮する
伸縮機構とこれを駆動する駆動装置とを備えるものであ
る。この伸縮機構としては、例えばスクリージャッキ機
構、昇降揺動する揺動アーム、パンタグラフ機構、互い
に摺動案内するように連結された多重管、互い摺動案内
するように連結された多連柱等が含まれる。また、駆動
装置としては油圧シリンダ、エアシリンダ、電動シリン
ダ等のシリンダや油圧モータ、エアモータ、電動モータ
等が含まれ、直線的に伸縮するシリンダを用いる場合に
は、これを伸縮機構に兼用して直接にシリンダでベッド
を昇降駆動することが可能になる。
【0027】上記登攀型昇降装置は、更にねじ軸型とラ
ック型とに分類することが可能であり、このねじ軸型
は、縦軸のねじ軸とこれに螺合されたナットと、これら
のうちの一方を回転駆動する駆動装置とで構成されるも
のである。
【0028】ねじ軸とナットとは何れか一方がベッドに
支持され、他方が収納部内または寝室内の所定の位置に
配置される。
【0029】また、駆動装置はねじ軸或いはナットのう
ち回転可能に設けられたものを回転駆動するように構成
してあればよく、例えば、ねじ軸或いはナットに固定さ
れたピニオンに噛み合うラックを進退駆動するエアシリ
ンダ、油圧シリンダ、電動シリンダ等の直線駆動装置や
ねじ軸或いはナットに歯車、チェーン、ベルト等の回転
伝動機構を介して連動連結される油圧モータ、エアモー
タ、電動モータ等の回転駆動装置等が用いられる。
【0030】上記ラック型は、縦に多段に並べられた歯
を有するラックとこれに噛み合うピニオンと、ピニオン
を駆動する駆動装置とを備え、ラックとピニオン及び駆
動装置との何れか一方がベッドに支持され、他方は収納
室内或いは寝室内の所定の位置に配置される。
【0031】上記吊持型昇降装置はベッドを吊持するチ
ェーン、ベルト、ロープ等を備えるものであり、無端状
のチェーン、ベルト、ロープ等を用いるエンドレス型
と、そうでないウィンチ型とに分けることができる。
【0032】エンドレス型は、そのチェーン、ベルト、
ロープ等を巻回するためのスプロケット、プーリ、シー
ブ等が設けられると共に、そのチェーン、ベルト、ロー
プ等を回動させるための駆動装置が設けられる。
【0033】また、ウィンチ型は、一端が連結されたチ
ェーン、ベルト、ロープ等を巻回するためのスプロケッ
ト、プーリ、シーブ等が設けられると共に、そのチェー
ン、ベルト、ロープ等の他端を巻き上げたり巻き出した
りする巻取り装置と、巻取り装置を駆動する駆動装置が
設けられる。
【0034】上記駆動装置は、その全部或いは一部分が
寝室の床面よりも高い位置に設けられてもよいが、ベッ
ドが収納部に収納されている時に収納部の上側の室内空
間をフリースペースにするため、収納時にその全部が寝
室の床面よりも下側に収まるように設けることが好まし
い。
【0035】
【作用】本発明の収納型ベッド装置においては、室内の
側方に、ベッドを使用状態で出納できるように構成し、
しかもベッドの収納部の床面を室内の床面と同じ高さ或
いはほぼ同じ高さに設け、且つ上記ベッドの下部に移動
用車輪を設けているので、使用時にはベッドを引っ張り
出せば良く、ベッドの収納や取出に特に力を使う必要が
なくなる。
【0036】又、ベッドを跳ね上げたり、立て掛けたり
しないので、寝具がベッドから滑り落ちることがなく、
従って、ベッドに寝具を敷いたままで収納や取り出しが
できるので、ベッドを取り出した後、寝具をベッドに敷
く必要がなく、子供や老人更に身体障害者等も簡便に使
用できる作用を有するのである。
【0037】
【実施例】本発明の実施例に係る収納型ベッド装置を図
面に基づき具体的に説明すれば、以下の通りである。図
1は本発明の一実施例に係る一段ベッドの収納型ベッド
装置の出納状態を示す側面図であり、図2は2段の収納
型ベッド装置の出納状態を示す側面図であり、図3はそ
の使用状態を示す側面図であり、図4はその収納状態を
示す正面図であり、図5はその収納状態を示す側面図で
ある。
【0038】この収納型ベッド装置は、ベッド1と、寝
室等の室内の側方に形成された収納部2からなり、該収
納部2の床面3は室内の床面4と同じ高さ或いはほぼ同
じ高さ、この場合、同じ高さに設け、且つ上記ベッド1
の下部に移動用車輪5を設け、この移動用車輪5によっ
て、ベッド1を、押し引きすることにより、使用状態で
出納できるように構成されている。
【0039】この場合、収納部2として、室内の押し入
れが利用され、押し入れ開口部6は襖7によって開閉さ
れる。この襖7はその上縁部を中心に室内側に跳ね上げ
て開かれ、水平になるまで跳ね上げた後、収納部2の上
面に沿って収納部2内にA方向に押し込めるように構成
してある。
【0040】このように、襖7を構成するのに代えて、
上下方向に取り出し、収納できる、シャッター方式(図
示せず)にしても良いのである。この場合、このシャッ
ターの室内側の表面には室内に合わせて洋風或いは和風
の絵や模様を施すのが望ましい。
【0041】この実施例においては、使用者はベッド1
を移動させるためにはベッド1を押し引きしなければな
らないが、ベッド1の重量に比べるとはるかに小さい移
動用車輪5の転がり摩擦抵抗に打ち勝つ程度の弱い力を
加えることによりベッド1を移動させることができる。
従って、力の弱い老人、子供、身体障害者等でも楽にベ
ッド1を収納部2に出し入れすることができる。
【0042】この場合、ベッド1を従来のように跳ね上
げる必要が全くないので、ベッド1の収納に際して寝具
8がベッド1から滑り落ちる恐れがなく、ベッド1を、
押し引きすることにより、使用状態で出納できる。
【0043】このベッド1の構成は特に限定されず、寝
具8を広げた状態で乗せ、人がその上で寝られるように
構成してあればよい。
【0044】又、このベッド1は、図3に示すように、
床頭部と床足部との両端縁部に壁1aを備え、左右両側
にサイドレール1bを備えているが、収納時にベッド1
の全高を低くするため、これら壁1a及びサイドレール
1bを端縁部1c内に押し込まれるように構成されてい
る。
【0045】また、この場合、これら壁1a及びサイド
レール1bはそれぞれ端縁部1cの上方の所定の高さに
引き上げた時に、ドッグラッチ(図示せず)を突出させ
ることにより、ベッド1の側枠にその高さで係止される
ように構成されている。このドッグラッチは、壁1a或
いはサイドレール1bを下降させる際に指で押さえるこ
とにより、壁1a又はサイドレール1bは端縁部1c内
に押し込まれる。
【0046】ところで、本発明においては、ベッド1を
室内の側方、例えば押し入れに、ベッド1を収納したと
き、このベッド1の収納部における開口部6を覆うよう
に、ベッド1の側端縁部つまりベッドの長手方向端縁部
に設ける柵を化粧板で形成し、この柵やベッドの厚み更
に後述する引き出しなどの全体が開口部6を覆う戸とし
ての機能を発揮するように構成するのが、ベッドを収納
すると自動的に開口部6が覆われるので一層取扱性が向
上するので最も望ましい。
【0047】このベッド1には、特に限定されないが、
図4に示すように、床板の下側のスペースを有効に利用
するため、床板の下側に引き出し1dが設けられる。
【0048】このベッド1は、図3に示すように、使用
位置に持ち上げられた時にその場から移動しないように
してもよいが、ここでは、ベッド1を寝室内で自由に移
動できるようにするため、ベッド1の下部に移動用車輪
5が設けられ、昇降装置9に、ベッド1を室内の床面4
との間で受け渡しする受部4aが設けられる。
【0049】この受部4aは、例えば移動用車輪5が乗
る程度の幅を有するレール状に形成してもよいが、ここ
では、ベッド1を収納部2から室内の床面4上に移動さ
せた時に収納部2上の空間を有効に利用できるようにす
るために、収納部2の上面全体を覆うように板状に形成
されている。
【0050】また、この受部4aの上面には、図示しな
いが、移動用車輪5を乗せられるべき位置に案内する浅
い溝が形成され、また移動用車輪5を乗せるべき位置に
は移動用車輪5が嵌まり込む凹部が溝よりも少し深く形
成されている。
【0051】上記収納部2は押し入れが用いられてお
り、平面投影はベッド1のそれとほぼ同じ長方形に形成
され、内部にベッド1を収納できる大きさに形成され
る。
【0052】図2ないし図5に示す収納型ベッド装置で
は、上下2段のベッド1がその4隅部に組み込まれたシ
リンダ型昇降装置9によって昇降駆動される。
【0053】この昇降装置9は、上段のベッド1と下段
のベッド1との間に組み込まれた有蓋筒状の第1シリン
ダ9a、第1シリンダ9a内に摺動可能に内嵌された第
1ピストン9bを備え、図3に示すように、所望によ
り、上下のベッド1、1を2段重ねにしたまま寝室の床
面上を自由に移動できる結果、寝室等の部屋の所要箇所
にベット1、1を移動し、使用しても良いのである。
【0054】ところで、本発明においては、収納部2に
複数のベッド1を上下に重ねて出納して使用するにあた
り、図2に示すように、下側のベッド1の下部に移動用
車輪5を設け、この下側のベッド1を寝室の床面4との
間で側方に受け渡しする受部4aを設け、且つ上側のベ
ッド1を下側のベッド1との間で昇降させる昇降装置9
を設けることにより、下側のベッド1が寝室の床面4上
を自由に移動できるようにする一方、上側のベッド1を
昇降装置9で下降させ、上下の複数のベッド1をそれぞ
れ一段ベッド1として利用できるのであり、この結果、
老人や身体障害者更に子供等も安全に、且つ至極簡便に
使用できるのである。
【0055】この場合には、図4及び図5に示すよう
に、収納部2の深さを浅くするため、壁1a又はサイド
レール1bは端縁部1c内に押し込んで収納した後、昇
降装置9を利用して、上側に収納されるベッド1を下側
に収納されるベッド1に対して下降させることにより、
収納時ににおける上下のベッド1、1の間隔を狭められ
るようにすることが好ましい。
【0056】この収納型ベッド装置では、上側のベッド
1が昇降装置9によって昇降されるので、使用者は操作
シバー10を操作するだけでベッド1を昇降することが
できる。従って、力の弱い高齢者、幼児、身体障害者で
も簡単にベッド1の操作ができる。
【0057】又、ベッド1を跳ね上げないので、寝具8
をベッド1の上に広げたまま乗せて収納部2に出し入れ
することができ、寝具8がベッド1から滑り落ちて傷ん
だり、ベッド1の収納の障害になったりする恐れがなく
なる。
【0058】なお、シリンダとしては、エアシリンダ、
油圧シリンダ或いは電動シリンダを用いることができ
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の収納型ベ
ッド装置によれば、室内の側方に、ベッドを使用状態で
出納できるように構成し、しかもベッドの収納部の床面
を室内の床面と同じ高さ或いはほぼ同じ高さに設け、且
つ上記ベッドの下部に移動用車輪を設けているので、使
用時にはベッドを横に押し引きすることにより収納部に
出し入れでき、老人、子供、身体障害者等の力の弱い者
でも楽に収納部にベッドを出し入れできる効果を有する
のである。
【0060】また、ベッドを従来のように跳ね上げない
ので、寝具がベッドから滑り落ちることはなく、寝具に
よってベッドの収納が妨げられたり、寝具が傷むことを
防止できる。
【0061】また、本発明においては、特に、ベッドが
収納位置に位置する時にベッドが完全に室内の側方に完
全に収納されるので、収納状態で収納部の空間を自由に
使用して、寝室の利用スペースを広げることができる。
【0062】本発明において、特にベッドの端部に立設
される壁或いは柵が端縁部に収納可能に設けられる場合
には、収納時にベッドの端縁部に立設される壁或いは柵
を端縁部に下げて収納できるので、ベッドの全高を低く
することができ、収納部を小さくすることができる。
【0063】また、本発明において、特にベッドの床板
の下側に引き出しを設けられる場合には、床板の下側の
空間を寝間着、着替え等の物品の収納スペースとして有
効利用でき、寝室内に寝間着、着替え等の物品等が散ら
かされることを防止できる。
【0064】また、本発明において、特に、収納部に複
数のベッドが上下に重ねて収納される場合には、1台の
ベッドを収納する平面内に複数台のベッドを収納するこ
とができ、寝室の床を他の用途に広く利用できることに
なる。
【0065】更に加えて、本発明において、収納部に複
数のベッドが上下に重ねて収納され、下側に収納される
ベッドの下部に移動用車輪を設けるとともに、昇降装置
に寝室の床面との間で該移動用車輪を受け渡しする受部
を設ける場合には、上側のベッドと下側のベッドとを上
下に積み重ねたまま寝室内の任意の位置に移動して使用
することができ、寝室の利用の自由度を高めることがで
きる。
【0066】また更に加えて、本発明において、特に収
納部に複数のベッドが上下に重ねて収納され、上側に収
納されるベッドを下側に収納されるベッドに対して昇降
させる昇降装置を備える場合には、上下多段のベッドを
一段ベッドとして利用することができ、一層老人、子
供、身体障害者等の力の弱い者でも楽に使用できる効果
を有するのである
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る一段ベッドの収
納型ベッド装置の出納状態を示す側面図である。
【図2】図2は2段の収納型ベッド装置の出納状態を示
す側面図である。
【図3】図3はその使用状態を示す側面図である。
【図4】図4はその収納状態を示す正面図である。
【図5】図5はその収納状態を示す側面図である。
【0068】
【符号の説明】
1 ベッド 1a 端壁 1b 柵 1c 端縁部 1d 引き出し 2 収納部 3 収納部の床面 4 室内の床面 5 移動用車輪 6 開口部 7 襖 8 寝具 9 昇降装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の側方に、ベッドを使用状態で出納
    できる収納部を設け、該収納部の床面を室内の床面と同
    じ高さ或いはほぼ同じ高さに設け、且つ上記ベッドの下
    部に移動用車輪を設けたことを特徴とする収納型ベッド
    装置。
  2. 【請求項2】 収納部が押し入れである請求項1に記載
    の収納型ベッド装置。
  3. 【請求項3】 ベッドの端縁部に立設される壁或いは柵
    がその端縁部内に収納可能に構成されている請求項1又
    は2に記載の収納型ベッド装置。
  4. 【請求項4】 ベッドの床板の下側に引き出しを設けて
    いる請求項1ないし3のいずれかに記載の収納型ベッド
    装置。
  5. 【請求項5】 収納部に複数のベッドが上下に重ねて収
    納されるように構成されている請求項1ないし4のいず
    れかに記載の収納型ベッド装置。
  6. 【請求項6】 下側のベッドの下部に移動用車輪を設
    け、この下側のベッドを寝室の床面との間で側方に受け
    渡しする受部を設け、且つ上側のベッドを下側のベッド
    との間で昇降させる昇降装置を備えている請求項5に記
    載の収納型ベッド装置。
JP8482392A 1992-03-06 1992-03-06 収納型ベッド装置 Pending JPH05245027A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8482392A JPH05245027A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 収納型ベッド装置

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JP8482392A Pending JPH05245027A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 収納型ベッド装置

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