JPH05244834A - 植物保育シートおよび植物の栽培方法 - Google Patents

植物保育シートおよび植物の栽培方法

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JPH05244834A
JPH05244834A JP4734692A JP4734692A JPH05244834A JP H05244834 A JPH05244834 A JP H05244834A JP 4734692 A JP4734692 A JP 4734692A JP 4734692 A JP4734692 A JP 4734692A JP H05244834 A JPH05244834 A JP H05244834A
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sheet
plant
soil
holes
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武彦 高砂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、雑草の繁殖、繁茂防止性に優れるば
かりでなく、植付け作業がし易く、植物が赤枯れない植
物保育シートを提供せんとするものであり、さらに、林
木苗木および樹木の植付け、床替え、さし木などの作業
が迅速に行なえるのみならず、雑草を完全に排除し、目
標植物を健康な状態で、健全な成長を促進させることが
できる。 【構成】本発明の植物保育シートは、少なくとも80%
の遮光率と、5×10-2〜1×10-3の範囲の透水係
数、少なくとも10cc/cm2 /sec.の通気量とを有する
合成繊維不織布の長手方向に植え穴が設けられ、該植え
穴に放射状の切れ目が設けられていることを特徴とする
ものである。また、本発明の苗木の栽培方法は、合成繊
維不織布の長手方向に、植え穴または切れ目またはこれ
らの組合せからなる植えつけ部が設けられてなる植物保
育シートの該植えつけ部に苗木を植えつけた後、該植え
つけ部表面に粘土質土または山土心土を付与することを
特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雑草繁殖防止性、植付
け作業性ならびに敷設性に優れた植物保育シートに関
し、さらにより確実に雑草の繁殖、繁茂を抑制して苗木
を健全に育成する苗木の栽培方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、雑草の繁殖を防止するため
に、農業用ポリビニールマルチシートで種子や苗木を植
えつけるための穴を設けたもの、または、切れ目を設け
たもの、さらには、敷き藁等を敷設するなどの方法が一
般的に実施されており、近年では、不織布シートを土壌
表面に敷設して防草することが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、農業用ポリビ
ニールマルチシートは遮光性には極めて優れた効果を発
揮するが、通気性も透水性もないシートであり、土壌中
の水分分布を適正に維持することができない欠点があっ
た。これに対し、敷き藁は、通気性ならびに透水性には
優れているが、遮光性がなく、さらに雑草の種子が侵入
し易いという欠点を有し、結局、雑草の繁殖を助長する
結果を招いていた。
【0004】従来の防草用の不織布シートは、防草が目
的であるためか、遮光性に特にすぐれたものが使用され
ており、したがって、透水性や通気性に劣るものが使用
されていた。
【0005】農業用ポリビニールマルチシートには、上
述のように、植えつけ穴を設けたり、または、プラス型
切れ目を入れたものが使用されているが、かかる穴は、
雑草に繁殖面積を与えないためにできるだけ小さくし、
指が入る程度の面積の小さいものであった。しかし、こ
れでは、植えつけ作業がしづらく、植えつけに非常に時
間を要する欠点があり、また、プラス型の切れ目をつけ
たものは、植物の根元に近い幹部分が、該切れ目の先端
部で傷付けられ赤枯れる欠点があった。また一般にかか
る切れ目は同じ長さに形成され、開口したときの平面形
状が正方形であるために必要以上に開口面積が大きくな
り、それが雑草に繁茂面積を与える欠点があった。
【0006】また、従来の不織布シートは、該シートの
どの方向にも硬さがほぼ同じものが使用されており、し
たがって、かかるシートを畝に沿って敷設する際には、
法面を被覆する該シート上に錘を載せたり、杭を打ち込
んだりする必要があった。
【0007】本発明は、かかる従来技術の欠点に鑑み、
雑草の繁殖防止性に優れるばかりでなく、植えつけ作業
がし易く、植物が赤枯れる心配がなく、かつ畝にフィッ
トし易い優れた敷設性を有する植物保育シートを提供せ
んとするものである。
【0008】また、本発明は、林木苗木および樹木の植
えつけ、床替え、さし木などの作業が迅速に行なえるの
みならず、雑草の繁殖、繁茂を抑制、防止し、目標植物
を健康な状態で、その成長を健全に促進させることがで
きる植物の栽培方法を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、次のような構成を採用する。すなわ
ち、本発明の植物保育シートは、少なくとも80%の遮
光率と、5×10-2〜1×10-3の範囲の透水係数、少
なくとも10cc/cm2 /sec.の通気量とを有する合成繊
維不織布の長手方向に植え穴が設けられ、該植え穴に放
射状の切れ目が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0010】また、本発明の植物の栽培方法は、合成繊
維不織布の長手方向に、植え穴または切れ目またはこれ
らの組合せからなる植えつけ部が設けられてなる植物保
育シートの該植えつけ部に、種子または苗木を植えつけ
た後、該植えつけ部表面を粘土質土または山土心土で被
覆することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】従来から、防草シートは雑草の繁殖、繁茂を防
止する点のみに目が向けられ、そのため遮光性のやたら
に高い素材が使用されていた。しかし、目標植物は、生
き物であり、水分、空気および温度に依存して成長する
もので、これらの条件によっては、その成長を著しく損
う結果を招いていた。
【0012】本発明者らは、水分、空気および温度を充
分に確保しながら、雑草の繁殖、繁茂を適確に防止する
ことに着目して検討したところ、遮光率を100%にす
る必要はなく、少なくとも80%であればよく、また通
気量も最低限10cc/cm2 /sec.で、透水係数は少なく
とも略10-3オーダーにあれば、上述目的が達成される
ことを究明した。
【0013】すなわち、本発明は、防草性にも優れた効
果を有するが、特に目標植物を保護育成する機能に優れ
ている点に特徴を有する。そのために透水性と通気量が
充分に高いシートを使用する。
【0014】遮光率と、透水性や通気量は相反する性質
を有するものであり、遮光率を高めると透水性や通気性
を犠牲にせざるを得なかったものである。本発明は、不
織布として暗色に着色したものを採用し、さらに圧接接
着したものを採用することによって、透水性ならびに通
気性をそれほど低下させることなく遮光率のみを大幅に
向上させることができることを究明し、かかる手段によ
って、上述のような遮光率、透水係数、通気量において
バランスのとれた性質を有するシートを提供し得たもの
である。
【0015】本発明でいう合成繊維とは、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリ
ルなど、それらの共重合体など、繊維形成性合成樹脂か
らなる繊維をいう。不織布の構成繊維としては長繊維、
短繊維のいずれでもよいが、長繊維不織布が雑草に対す
る物理的シート特性の点で好ましい。かかる繊維として
は、単繊維繊度1〜10dのものが好ましく採用され
る。
【0016】本発明でいう不織布とは、上述合成繊維か
らなるウェッブで構成されたものであり、たとえば、
(1) 溶融紡糸−延伸−油剤付与−捲縮付与して得られた
トウを短繊維化しローラカードに通して開繊しウェッブ
としたものをニードルパンチ処理またはウォータージェ
ットパンチして絡合した不織布、また、(2) 溶融紡糸−
空気エジェクタ引取−金網上捕集によりランダム配列の
ウェッブを上述のいずれかのパンチング処理を施して絡
合させて得た不織布か、(3) 溶融紡糸−空気引取方式に
より金網コンベア上に長繊維ウェッブとして捕集する際
に、低融点繊維を混合して捕集し、熱彫刻ロール(エン
ボスロール)を用いて圧接接着させた不織布など、いず
れの不織布を使用することもできる。これらの不織布の
なかでも、特に(3) のスパンボンド不織布が本発明に好
適である。
【0017】すなわち、スパンボンド不織布は、ささ
類、すすき類などの、かなり貫通力のある雑草に対して
優れた抵抗力を発揮し、さらに圧接の程度によって、容
易に遮光率、透水性、通気量を調整することができる利
点がある。
【0018】かかる不織布は、好ましくは目付100〜
500 g/ m2 、さらに好ましくは200〜300 g/
m2 のものが、上述の各種機能を付与し易い利点を有す
るので好ましく使用される。
【0019】本発明の植物保育シートとしては、少なく
とも80%、好ましくは90%以上の遮光率と、5×1
-2〜1×10-3、好ましくは1×10-2〜3×10-2
の範囲の透水係数、少なくとも10cc/cm2 /sec.好ま
しくは15〜25cc/cm2 /sec.の通気量を満足するも
のが使用される。
【0020】遮光率は、従来100%でないと雑草は繁
殖、繁茂するものと考えられていたが、それほど遮光率
にこだわらずとも、せいぜい80〜90%もあればほと
んどの雑草の繁殖を阻止することができることを究明し
た。したがって、それだけ透水性ならびに通気性を改善
することができ、これによって雑草の繁殖、繁茂防止性
と目標植物の健全育成性に優れた、よりバランスのとれ
た不織布を提供することができたものである。
【0021】本発明の植物保育シートにおいて、透水係
数が上述範囲から外れて、小さすぎると、水や肥料の供
給ができにくくなり、大きすぎると遮光率に劣ることと
なり、また、通気量が小さすぎると、シート内の湿度コ
ントロールができなくなり、目標植物にムレを生じた
り、空気の供給が不足するために植物の成育環境を悪化
する欠点が出てくる。
【0022】目標植物を最も好適に成育させ、かつ雑草
繁殖、繁茂防止性に優れた植物保育シートは、90〜9
5%の遮光率と、1×10-2〜3×10-2の範囲の透水
係数、15〜25cc/cm2 /sec.の通気量を有するもの
である。
【0023】本発明の植物保育シートは、土壌表面に敷
設し、該シートを介して、さらに目標植物の種子や苗木
を植えつけて使用されるところに特徴を有するものであ
り、さらに植えつけ作業がし易く、植物の赤枯れを防止
する特徴を有する。
【0024】そのために本発明では、特定な植え穴と切
れ目を有する。かかる植え穴ならびに切れ目は、単に適
宜の穴または切れ目を設けておけばよいというものでは
なく、その穴や切れ目によって、植物の赤枯れならびに
成育性、さらには植えつけ作業性を大きく左右するもの
である。
【0025】該植え穴の大きさは、大きすぎては雑草の
繁殖、繁茂面積を与えるし、小さすぎても作業効率なら
びに植物の成育性が悪くなり、特に赤枯れの原因になる
ので、好ましくは直径3〜20mm、さらに好ましくは5
〜10mmの穴を設ける。この穴の大きさは、たとえば1
年生苗木を植えつけてから3カ月程度成育したときの、
根元近くの幹を取り囲める大きさであればよい。その理
由は前述したように、充分に成育していない植物の幹は
極めて傷つき易く、該シートとの摩擦で簡単に重傷を負
ってしまい、赤枯れるものである。
【0026】また、かかる穴のみでは、該穴の直径より
も幹が太く成長すると、敷設シートが盛上がってしま
い、雑草が繁茂してくるため、本発明の目的、効果が達
成されなくなる。すなわち、該穴に放射状の切れ目を設
けることが重要である。この切れ目によって植物が成長
しても、該シートは土壌表面に敷設されたまま保持さ
れ、植物は切れ目を押し開きながら成長する。
【0027】かかる切れ目は、該切れ目の外周を結ぶ仮
想多角形が略長方形または菱形である平面形状を形成す
るものが好ましく、さらに好ましくは、一方向に長く、
他方向に短い多角形状を形成するものが好ましい。
【0028】たとえば、該多角形が矩形である場合につ
いて説明すると、畝との関係から、切れ目を開口したと
きに該シートの長手方向に短く幅方向に長い矩形がよ
い。すなわち、植えつけ作業者は谷側に入って植えつけ
作業をするが、植え穴が谷側、つまり作業者の方向に大
きく開く形状が作業効率が極めてよいので好ましい。し
かも本発明の植物保育シートは、ヨコ方向がタテ方向に
比して柔らかいので、開口し易い特徴がある。
【0029】かかる長方形を形成する方法は、該植え穴
を取り囲む形の長方形を該シート上に描き、これに対角
線を引くように切れ目を入れればよい。かかる長方形の
長辺の長さは、好ましくは5〜20cm、さらに好ましく
は10〜15cm、短辺の長さは、長辺の好ましくは2/
10〜9/10、さらに好ましくは5/10〜8/10
である。
【0030】以上、放射状切れ目が4本の場合に代表さ
せて説明したが、かかる切れ目はさらに多数本入れても
よく、開口形状も矩形に限らず、多角形状でも楕円状で
もよいが、切れ目を入れる際の作業の煩雑さ、植えつけ
作業性、雑草繁茂防止性の上から、長方形または菱形の
開口平面形状を形成する切れ目が最も好ましい。
【0031】本発明の植物保育シートは、植物の赤枯れ
を防止する機能に優れた効果を有する。すなわち、該植
え穴付近の不織布をソフト化することによって、かかる
赤枯れ防止効果は達成される。
【0032】かかるソフト化の一つの構造は、植え穴付
近に折り目を設けるものである。すなわち、切れ目の端
部の外周を結ぶ仮想多角形の内側に不織布に多角形状の
折り目を有するものを使用すると、植え穴部分をソフト
化することができ、その結果、赤枯れを効果的に防止す
ることができる。赤枯れは、植物の根元部の幹を傷つけ
ることによって発生するものである。したがって、植え
穴付近の不織布を柔らかく改善し、幹を傷つけないよう
にソフト化構造にするのが好ましい。かかる折り目の本
数は多いほどソフト化効果が高いので、必要に応じて設
けることができる。
【0033】また、かかるソフト化の他の構造として
は、該植え穴の周辺部に、前記放射状の切れ目より短い
放射状の切れ目を設ける。この放射状の切れ目も、本数
が多いほどソフト化効果が高い。
【0034】さらに、また、該植え穴付近を、他の部分
より目付の小さい不織布で構成したり、柔軟化加工(脱
樹脂加工を含む)したり、膨潤加工(膨潤性付与)した
りすることによっても、上述のソフト化を達成すること
ができる。
【0035】これらのソフト化構造は、植え穴付近の不
織布を柔らかく改善するものであり、それによって、植
物の根元部の幹を傷つけないようにし、その結果、赤枯
れを防止するものである。上述のソフト化構造を組合せ
れば、さらにソフト化を促進することができ、赤枯れ防
止効果も促進させることができる。
【0036】本発明の植物保育シートは、敷設性に極め
て優れている。これは、上述のように該シートがヨコ方
向よりもタテ方向の剛軟度が大きいことで好ましく達成
されるものである。かかるシートは、畝すじ方向に該シ
ートのタテ方向を合せて敷設されるが、このとき該シー
トのヨコ方向は法面を被覆する態様をとる。この場合、
該シートは、ヨコ方向の剛軟度が小さく柔らかいこと
で、畝の形状に極めて好都合にフィットする性能を示
す。該シートのタテ、ヨコの剛軟度の平均値は、ガーレ
法によれば、好ましくは1000〜5000mg、さらに
好ましくは3000〜4500mgのものがシートの剛性
のバランスがよく使いよい。本発明では、さらに該シー
トのタテ方向の剛軟度が、好ましくは3000〜650
0mg、さらに好ましくは5000〜6000mgのものが
本発明の植物保育シートに好適である。さらに、本発明
に好適なシートとしては、上述のタテ方向の剛軟度がヨ
コ方向の剛軟度より好ましくは1.5〜4倍、さらに好
ましくは2〜3倍であるものが、作業性ならびに敷設性
がよい。
【0037】かかる剛軟度を有するシートは、熱彫刻ロ
ール(エンボスロール)で圧接処理することにより得ら
れる。すなわち、本発明の植物保育シートは、少なくと
も片面に長手方向にすじ状のエンボスパターンを有する
ところに特徴を有する。
【0038】かかるエンボス処理は、不織布シートを構
成する繊維素材の種類や該シートの目付にもよるが、1
00〜280℃の加熱ロールで線圧10〜30Kg/cm程
度の条件が使用される。繊維がポリエステルの場合は、
200〜250℃の加熱ロールが使用される。かかる圧
接処理はスパンボンド不織布の場合も同様の条件が使用
される。
【0039】スパンボンド不織布は、溶融温度の高い繊
維とこの繊維より溶融温度の低い繊維を混合したウェッ
ブを上述の圧接処理して形成するが、ここでいう溶融温
度の低い繊維としては、該高溶融温度繊維より好ましく
は10〜50℃、さらに好ましくは20〜40℃低い溶
融温度を有する繊維が使用される。かかる繊維として
は、別に制約されないが、高溶融温度繊維を構成するポ
リマを主体とする共重合ポリマが好ましく使用される。
【0040】本発明の植物保育シートは、暗色に着色さ
れた繊維で構成されているのが、遮光率の上から好まし
い。色相は暗色であれば何でもよいが、好ましくは黒色
である。着色方法は染色でも原着でもさしつかえない。
たとえば黒色顔料を溶融ポリマに混合して製糸したもの
が耐光性にすぐれていて好ましい。
【0041】かかる植物保育シートは、たとえば、雑草
が繁茂していない4月上旬に、林業用苗畑の苗床土壌面
に接地固定するように配置敷設されて使用される。その
後に敷設したシート苗床に目標の植物を植えつける。
【0042】敷設後、植物が成育を開始する時期には気
温が上昇し、それにしたがって該シートの表面が暖めら
れ、土壌中の温度が上昇し、植物の成長に最適な土壌温
度が昼夜にわたり維持される。このような状態が植物の
成長期間を通じて維持され、土壌中の温度変化に大きな
変動はなく、その期間中はほぼ一定である。そのため、
植物の成長も著しく促進される。したがって、土壌に施
用する肥料等の養分施用量が少量でも規格の苗木が養成
できる。
【0043】本発明の植物保育シートの敷設された土壌
中の水分は、適度にシートを通過して蒸発し、植栽苗木
の地上部に常に適度の湿度が与えられ苗木の同化、蒸散
作用を著しく旺盛にし、植物の成長を著しく促進する特
徴を発揮する。
【0044】さらに、植付け後の初期の段階では、春先
特有の乾燥条件の気象等のため、土壌中の水分が減少す
る傾向がみられ、植栽した苗木が枯損しやすくなるが、
植物保育シートを敷設した場合には、苗床の土壌水分が
地中からも旺盛に供給される結果、植栽苗木の枯損は大
幅に減少できる。また夏期には、該シートのもつ遮光作
用が敷設苗床の土壌温度を適度に低下させる効果を有す
る。さらに夏期に、かなり乾燥した場合にも、敷設土壌
中の温度を徐々に上昇させながら該シートのもつ高い通
気量のためムレが生じず、乾燥による植栽苗木の枯死、
枯損等を防止する機能を有する。
【0045】本発明の植物保育シートは、高い遮光作用
を有するので、雑草種子の発芽をほぼ完全に抑制し、さ
らに、スパンボンド不織布のように圧接処理をしたもの
は表面の繊維隙間が極めて小さく、敷設後に飛来した雑
草種子が定着、固定しにくい表面構造を有している。
【0046】かかる植物保育シートとして、合成繊維不
織布の片面または両面に金属光沢を付与すると、表面側
では太陽熱を反射し、さらに、雑草の種子を定着させる
ことがなく、これらによる被害を排除することができ、
また、金属光沢を有するために、苗木に加害を与える病
害虫の寄生や飛来を防止することができる。また裏面側
では地熱の放射を防止し、土壌を適度の温度に維持する
機能を付与することができる特徴を付与することができ
る。
【0047】かかる金属光沢を該不織布の表裏面に付与
するには、たとえば金属粉を繊維に付着させるか、金属
繊維または金属被覆繊維が配されたものとするかまたは
スパッタリング、蒸着、メッキなど繊維表面に金属薄膜
を形成させるか、さらに金属箔を接着させるなどの方法
を使用することができる。金属箔、金属薄膜を付与する
場合には、不織布の通気量ならびに透水係数を低下させ
ないように、多孔性を維持できる構造にすることが好ま
しい。
【0048】次に本発明の苗木の栽培方法について説明
する。
【0049】まず、林業苗畑に苗木を植えつけるための
畝を形成し、その畝に上述の植物保育シートを敷設す
る。敷設に際しては該シートの長手方向を該畝の向きに
沿わせる。次に、該シートに設けられた植え穴または切
れ目またはこれらの組合せからなる植えつけ部を開口
し、畝の土壌を掘り起こして形成された穴の中に苗木を
植えつける。苗木の植えつけ方は通常の方法であり、植
えつけ完了後、肥料を施用し、水を与えた後、該シート
の開口を閉じる。
【0050】本発明の栽培方法において、上述の作業で
閉じられた該シートの植えつけ部を粘土質土または山土
心土で封じるために盛り込むことが極めて重要である。
この場合、粘土質土または山土心土は、植え穴または切
れ目からなる該植えつけ部のみを被覆すればよいが、作
業上該植えつけ部全体を被覆するように盛り込むのが、
簡単容易で作業能率の上から好ましい。すなわち、この
粘土質土で該シートの開口部を封鎖することによって、
雑草または雑草種子の侵入を完全に防止するとともに、
苗木の根元部への過剰の滞水、水たまりによる根腐れ防
止、さらに該シートの錘ならびに苗木の支えなどの作用
をもたせたものである。かかる封鎖機能は、粘土質の土
以外の土では、雨水などにより簡単に流失してしまって
達成できない。ここでいう粘土質土または山土心土とし
ては、粘土または粘土に通常の畑土や肥沃土を約30〜
70%混合したもの、特に山土、その中でも赤土を使用
するのが好ましい。
【0051】次に本発明を図面により説明する。
【0052】図1は、本発明の植物保育シートの平面図
である。このシートは、不織布1製で、片面にタテスジ
のエンボスパターン2があり、その反対面には斜のエン
ボスパターン(図示せず)があり、さらに中央部に植え
穴3と放射状の切れ目4が設けられている。この切れ目
4は、開口すると長方形の開口形状5を示すように形成
されている。
【0053】図2は、本発明の植物保育シートを林業用
苗床に用いたときの状態を示す断面図である。該シート
は、該苗床の畝部6を被覆しており、苗木7を植えつけ
た後に粘土質土8を盛り込む。この粘土質土8は、植え
穴や切れ目を含む開口部を好ましくは完全に被覆するよ
うに盛り込む。
【0054】図3〜5は、本発明の植物保育シートの植
え穴付近のソフト化構造を示すものである。図3は、折
り目9を入れたもの、図4は、前記切れ目4より短い放
射状の切れ目4′を入れたもの、図5は、目付を小さく
したものをそれぞれ示す。
【0055】かかる構造にすることにより、さらに赤枯
れを防止することができる。かかる構造は1種以上組合
せることにより、さらに効果的に優れたものを提供する
ことができる。
【0056】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳述す
る。実施例において示されるデータはつぎの測定方法に
よった。 [遮光率]:JIS L-1055(A法)で照度10万ルックス
で測定した。 [透水係数]:JIS A-1218による。 [通気量]:JIS L-1096-6.27 (A法)による。 [剛軟度]:JIS L-1096-6.19 のガーレ法による。 実施例1 ポリエチレンテレフタレートにカーボンブラックを0.
5%含有させたポリマを285℃で溶融し、口金から単
孔当り2.7 g/分で紡出し、エアエジェクタで500
0 m/分で引取り、金網製のネットコンベア上に吹きつ
け捕集してウェッブを形成した。該ウェッブ形成時にお
いて、該エアエジェクタ中で230℃の融点をもつ共重
合ポリエステル繊維を混合した。
【0057】形成されたウェッブを235℃に加熱され
たエンボスロールに導き、線圧30Kg/cmで圧接接着
し、片面が斜のスジで、他面にタテスジのエンボスパタ
ーンを有する目付300 g/ m2 でシート幅120cmの
黒色長繊維不織布を形成した。この不織布の遮光率は、
98%であった。また、通気量は、20cc/cm2 /sec.
で、剛軟度はタテ5800mg、ヨコ2000mgで、透水
係数は1.9×10-3であった。
【0058】この黒色シートの中央部に直径10mmの植
え穴を、長手方向に1 m間隔に開け、さらに該植え穴を
取り囲む開口形状が10×8(cm)の長方形を形成する
ように斜に切れ目を入れて、植物保育シートをつくっ
た。
【0059】このシートを、底辺1 m、高さ20cmの畝
を2 m間隔に形成してつくった林業用苗床に被覆した
(実施例1)。比較として、該シートを被覆しない苗床
(比較例1)を設け、同時に植栽した。さらに、該不織
布に開口形状が10×8(cm)の長方形を形成するよう
に斜に切れ目を入れたものを被覆した苗床(比較例2)
を設け、同時に植栽した。
【0060】各苗床の設定条件および調査方法は次のと
おりである。各苗床は、1 m×2 mの3区3回繰返しと
し、ヒノキ、ケヤキ、の1年生苗木を床替した。ヒノキ
苗木は、植栽間隔が15cm×15cmで、1 m2 当りの植
栽本数は30本とし、ケヤキ苗木は、植栽間隔が30cm
×30cmで1 m2 当りの植栽本数は9本とした。床替は
4月の中旬に実施し、苗床の間には、それぞれ20cmの
緩衝地帯を設けた。
【0061】施肥は、推肥を1 m2 当り2Kg、窒素25
g、リン酸35 g、カリ25 gを施用した。苗木の掘り
取り調査は、成長休止期の12月に行い、残存苗木本
数、苗高、根元直径、地上部重量、地下部重量を調査し
た。さらに、発生した雑草量も調査した。その結果、植
栽苗木の生存率は、スギは、実施例1も比較例1もほぼ
100%の生存率を示し、ヒノキは、比較例1が80%
程度の生存率を示したのに対して、実施例1は100%
に近い生存率を示した。また、ケヤキは、比較例1も実
施例1も90%程度の生存率を示した。これに対し、比
較例2の生存率は、スギが80%、ヒノキ75%、ケヤ
キ80%であった。比較例2の植栽苗木の損失はほとん
ど赤枯れによるものであった。
【0062】すなわち、苗木のように根元幹の傷によっ
て赤枯れる性質を有する植物には、植え穴付近の構造が
大きく収穫に影響を与えることがわかった。
【0063】以下、比較例1との比較で実施例を説明す
る。生存した苗木について、平均苗高および平均根元直
径の状況を観察したところ、比較例1に比較して実施例
1の苗木の苗高、根元直径は、ともに成長量が著しく増
加していた。すなわち、苗高、根元直径の双方ともに実
施例1が比較例1と比較して、スギでは平均1.5〜
2.5倍増加し、ヒノキの場合は平均1.4〜2.3倍
増加し、ケヤキの場合は平均1.3倍それぞれ増加して
いた。
【0064】その結果、本発明の植物保育シートは、苗
床の土壌温度を上昇せしめ、植物の同化作用や土壌微生
物の活動を著しく活性化させる作用があり、そのために
苗木の成長が著しく促進され、その成長量が増大してい
ることがわかる。かかる傾向は、地下部の成長の様子に
おいても認められ、実施例1のものが比較例1のものに
比較して、いずれも成長量が著しく増加していた。すな
わち、スギでは平均2.2〜3.5倍、ヒノキは平均
3.0〜5.4倍増加しており、概して実施例の苗木
は、特に形態に偏りを生じさせないでバランスのとれた
成長の経過をたどっていた。
【0065】次に、発生した雑草量について観察した結
果、実施例においては、雑草は植え穴の部分のみであっ
た。
【0066】この植え穴部分には、本発明の植物保育シ
ートを敷設した後、その部分に植物を植付け、雑草種子
や病原菌等をほとんど含まない山土心土で植え穴部分を
完全に被覆した。
【0067】測定方法は、試験の全期間中に、1 m2
りの苗木に発生、繁茂した雑草を抜き取った直後に重量
測定した雑草の生重量で示した。
【0068】その結果、実施例が1,830 gであった
のに対して、比較例1は11,640 gで、実に比較例
の86%も雑草繁茂防止効果が達成された。
【0069】この結果、実施例では、植え穴を被覆した
山土心土に雑草の種子が飛来定着し、発芽伸長生長した
雑草が若干量測定されたが、ほぼ確実な防草ができ、比
較例1に比べて著しい防草効果があることが検証され
た。
【0070】
【発明の効果】本発明の植物保育シートは、雑草の繁
殖、繁茂防止性に優れるばかりでなく、植付け作業がし
易く、植物が赤枯れしないシートで、かつ畝にフィット
し易い優れた敷設性を有する植物保育シートを提供せん
とするものである。
【0071】本発明の栽培方法によれば、林木苗木およ
び樹木の植付け、床替え、さし木などの作業が迅速に行
なえるのみならず、雑草の繁殖を完全に防止し、目標植
物を健康な状態で、その成長を著しく促進させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この図は、本発明の植物保育シートの平面図
である。
【図2】 この図は、本発明の植物保育シートを用いて
苗木を植栽した際の断面図である。
【図3】 この図は、本発明の植物保育シートの植え穴
付近をソフト化構造にした一例を示す平面図である。
【図4】 この図は、本発明の植物保育シートの植え穴
付近をソフト化構造にした他の一例を示す平面図であ
る。
【図5】 この図は、本発明の植物保育シートの植え穴
付近をソフト化構造にした他の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1:不織布 2:エンボスパターン 3:植え穴 4:放射状切れ目 4′:植え穴周辺部の放射状の短い切れ目 5:開口形状 6:畝 7:苗木 8:粘土質土(または山土心土) 9:折り目

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも80%の遮光率と、5×10
    -2〜1×10-3の範囲の透水係数、少なくとも10cc/
    cm2 /sec.の通気量とを有する合成繊維不織布の長手方
    向に植え穴が設けられ、該植え穴に放射状の切れ目が設
    けられていることを特徴とする植物保育シート。
  2. 【請求項2】 切れ目の外周を結ぶ仮想多角形が、略長
    方形または菱形である請求項1記載の植物保育シート。
  3. 【請求項3】 該植え穴付近の合成繊維不織布がソフト
    化されている請求項1記載の植物保育シート。
  4. 【請求項4】 ソフト化が、植え穴付近で、切れ目の端
    部の外周を結ぶ仮想多角形の内側に不織布に多角形状の
    折り目を設けてなるものものである請求項3記載の植物
    保育シート。
  5. 【請求項5】 ソフト化が、該植え穴の周辺部に、前記
    放射状の切れ目より短い放射状の切れ目を設けてなるも
    のである請求項3記載の植物保育シート。
  6. 【請求項6】 合成繊維不織布の長手方向に、植え穴ま
    たは切れ目またはこれらの組合せからなる植えつけ部が
    設けられてなる植物保育シートの該植えつけ部に、種子
    または苗木を植えつけた後、該植えつけ部表面を粘土質
    土または山土心土で被覆することを特徴とする植物の栽
    培方法。
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