JPH0524319B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0524319B2 JPH0524319B2 JP25731387A JP25731387A JPH0524319B2 JP H0524319 B2 JPH0524319 B2 JP H0524319B2 JP 25731387 A JP25731387 A JP 25731387A JP 25731387 A JP25731387 A JP 25731387A JP H0524319 B2 JPH0524319 B2 JP H0524319B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hood
- cutter wheel
- shield
- outer shell
- support structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 claims description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 18
- 238000003032 molecular docking Methods 0.000 claims description 16
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 12
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 12
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims description 7
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 6
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 5
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 4
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 4
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 4
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 3
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 3
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 3
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003673 groundwater Substances 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
- 238000010257 thawing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はシールドトンネルの地中ドツキング工
法及びそれに使用するシールド掘進機の改良に関
し、より詳しくは滞水砂礫層の如き軟弱な地盤に
長大なトンネルを構築する場合に好適な2点発進
によるシールド掘進機によるシールドトンネル地
中ドツキング工法、及びこの工法に使用するシー
ルド掘進機に関するものである。
法及びそれに使用するシールド掘進機の改良に関
し、より詳しくは滞水砂礫層の如き軟弱な地盤に
長大なトンネルを構築する場合に好適な2点発進
によるシールド掘進機によるシールドトンネル地
中ドツキング工法、及びこの工法に使用するシー
ルド掘進機に関するものである。
一般にシールド掘進機は滞水砂礫層の如き軟弱
な地盤にトンネルを構築する場合に最適な掘進機
として広く使用されているもので、その掘削の進
行につれて後方においてセグメントを裏張りして
トンネルを構築するものである。
な地盤にトンネルを構築する場合に最適な掘進機
として広く使用されているもので、その掘削の進
行につれて後方においてセグメントを裏張りして
トンネルを構築するものである。
この工法に使用されるシールド掘進機の概略
は、第6図に示すように筒状の外殻7の前方に多
数のカツタービツト2を植立し、かつ外殻7より
も僅かに大なる径を有するカツターホイール3を
取付け、このカツターホイール3をカツターモー
タ4により回転させて地山を掘削し、掘削された
土砂を取出口5から外部へ取り出しながら前進す
るようになつている。なお、6は土砂が流入する
のを防止するために設けられたバルクヘツドであ
り、切削部分と作業室との区画壁である。
は、第6図に示すように筒状の外殻7の前方に多
数のカツタービツト2を植立し、かつ外殻7より
も僅かに大なる径を有するカツターホイール3を
取付け、このカツターホイール3をカツターモー
タ4により回転させて地山を掘削し、掘削された
土砂を取出口5から外部へ取り出しながら前進す
るようになつている。なお、6は土砂が流入する
のを防止するために設けられたバルクヘツドであ
り、切削部分と作業室との区画壁である。
ところで、構築するトンネルが長大なものとな
る場合、工期短縮を計るためトンネルの両端より
掘削し、トンネルのほゞ中央部でドツキングする
ことが考えられるが、この場合、ドツキングした
後、ドツキング位置でのシールを完全に行い掘削
した土砂や水等がシールド掘進機内に流入するの
を防止したのち、各シールド掘進機を解体しトン
ネル外に取り出す必要がある。
る場合、工期短縮を計るためトンネルの両端より
掘削し、トンネルのほゞ中央部でドツキングする
ことが考えられるが、この場合、ドツキングした
後、ドツキング位置でのシールを完全に行い掘削
した土砂や水等がシールド掘進機内に流入するの
を防止したのち、各シールド掘進機を解体しトン
ネル外に取り出す必要がある。
従来、このドツキング位置でのシール方法とし
て「薬液注入工法」と「凍結工法」が知られてい
る。前者は、ドツキング後周囲の地山に特殊な薬
液を注入してこれを固化する方法であるが、薬液
注入後の土質改良度合の不均一性から強度上、信
頼性に欠ける点があり、実用上問題がある。
て「薬液注入工法」と「凍結工法」が知られてい
る。前者は、ドツキング後周囲の地山に特殊な薬
液を注入してこれを固化する方法であるが、薬液
注入後の土質改良度合の不均一性から強度上、信
頼性に欠ける点があり、実用上問題がある。
一方、後者は、地山中に凍結管を伸長させ、こ
の凍結管から地山中に冷媒を供給して地山中の水
を凍結固化するものであるが、この工法において
は凍結せるために数ケ月ないし1年程度の長期間
を必要とするばかりでなく、解凍に際して周囲の
土砂が緩み、トンネル接合部に変形が生じる等の
問題があつた。
の凍結管から地山中に冷媒を供給して地山中の水
を凍結固化するものであるが、この工法において
は凍結せるために数ケ月ないし1年程度の長期間
を必要とするばかりでなく、解凍に際して周囲の
土砂が緩み、トンネル接合部に変形が生じる等の
問題があつた。
かかることから、本発明者は一方のシールド掘
進機のカツターホイールの前方にフードで囲まれ
た区画を形成し、この区画内に充填物を充填して
これを固化し、この充填物を他方のシールド掘進
機によつて掘削して2台の掘進機をドツキングす
るとともに、その接合部周囲の地山に薬液を注入
して固化して接合部のシールを行なうことを先に
提案した。
進機のカツターホイールの前方にフードで囲まれ
た区画を形成し、この区画内に充填物を充填して
これを固化し、この充填物を他方のシールド掘進
機によつて掘削して2台の掘進機をドツキングす
るとともに、その接合部周囲の地山に薬液を注入
して固化して接合部のシールを行なうことを先に
提案した。
しかしながら、かかる方法においては接合部の
シールに薬液注入方式を用いているため、そのシ
ールに時間がかかり工期がそれだけ長くかかると
いう問題がある。
シールに薬液注入方式を用いているため、そのシ
ールに時間がかかり工期がそれだけ長くかかると
いう問題がある。
本発明は前記した従来のシールドトンネル地中
ドツキング工法の問題点を解決するためになされ
たものであつて、その目的とするところは、2点
から各1台のシールド掘進機をそれぞれ発進さ
せ、定点でドツキングさせるようにしたシールド
トンネル掘進法において、その工期の短縮を計ら
んとする点にある。
ドツキング工法の問題点を解決するためになされ
たものであつて、その目的とするところは、2点
から各1台のシールド掘進機をそれぞれ発進さ
せ、定点でドツキングさせるようにしたシールド
トンネル掘進法において、その工期の短縮を計ら
んとする点にある。
本発明は前記した目的を達成するためになされ
たものであつて、2点から第1のシールド掘進機
と第2のシールド掘進機をそれぞれ発進させ、定
点でドツキングさせるようにしたシールドトンネ
ル掘進方法において、第1のシールド掘進機の外
殻と第1のカツターホイールを支持する支持構造
体との間に介在させた作動機構によつて、第1の
カツターホイールと共に前記支持構造体に着脱自
在に取り付けられた第1のフードを前方に延伸し
た後、第1のカツターホイールを後退させて、第
1のカツターホイールの前方に第1のフードで囲
まれた区画を形成し、この区画内に充填物を充填
してこれを固化し、第2のシールド掘進機の外殻
と第2のカツターホイールを支持する支持体との
間に介在させた作動機構によつて、第2のカツタ
ーホイールと共に前記支持体に取り付けられた第
2のフードを前方に延伸して、第2のフードを第
1のフード内に挿入させるように前記充填物の一
部を掘削した後、第1のフードと第2のフードと
の間をシールし、その後前記両シールド掘進機間
を貫通させるように残りの充填物を掘削すること
を特徴とするシールドトンネル地中ドツキング工
法である。
たものであつて、2点から第1のシールド掘進機
と第2のシールド掘進機をそれぞれ発進させ、定
点でドツキングさせるようにしたシールドトンネ
ル掘進方法において、第1のシールド掘進機の外
殻と第1のカツターホイールを支持する支持構造
体との間に介在させた作動機構によつて、第1の
カツターホイールと共に前記支持構造体に着脱自
在に取り付けられた第1のフードを前方に延伸し
た後、第1のカツターホイールを後退させて、第
1のカツターホイールの前方に第1のフードで囲
まれた区画を形成し、この区画内に充填物を充填
してこれを固化し、第2のシールド掘進機の外殻
と第2のカツターホイールを支持する支持体との
間に介在させた作動機構によつて、第2のカツタ
ーホイールと共に前記支持体に取り付けられた第
2のフードを前方に延伸して、第2のフードを第
1のフード内に挿入させるように前記充填物の一
部を掘削した後、第1のフードと第2のフードと
の間をシールし、その後前記両シールド掘進機間
を貫通させるように残りの充填物を掘削すること
を特徴とするシールドトンネル地中ドツキング工
法である。
具体的なドツキング工法を説明すれば次のとお
りである。
りである。
(1) 一方(第1)のシールド掘進機の外殻前方に
前後方向に移動可能な第1のフードを設けると
ともに、他方(第2)のシールド掘進機の外殻
前方に前記第1のフードより小なる径を有する
第2のフードを取付け、この第2のフードは外
殻の前後方向に移動可能な外部フードと、この
外部フードと一体で前進する内部フードとより
なり、後進時には外部フードのみが後進するよ
うに構成される。
前後方向に移動可能な第1のフードを設けると
ともに、他方(第2)のシールド掘進機の外殻
前方に前記第1のフードより小なる径を有する
第2のフードを取付け、この第2のフードは外
殻の前後方向に移動可能な外部フードと、この
外部フードと一体で前進する内部フードとより
なり、後進時には外部フードのみが後進するよ
うに構成される。
(2) そして、定点において第1のシールド掘進機
1を第1のフードとカツターとを前進させた
後、第1のフードを定置してカツターを後進さ
せて第1のフード内に空間を形成させる。
1を第1のフードとカツターとを前進させた
後、第1のフードを定置してカツターを後進さ
せて第1のフード内に空間を形成させる。
(3) この空間内に充填物を充填固化する。
(4) 前記第1のフード内の充填物の先方の一部を
第2のシールド掘進機で切削するように前進さ
せ、第2のフードの先端を第1のフードの先端
内に嵌合させる。
第2のシールド掘進機で切削するように前進さ
せ、第2のフードの先端を第1のフードの先端
内に嵌合させる。
(5) 第2のフードを形成する外部フードを後進さ
せ、内部フードと第1のフードとの間に間隙を
設ける。
せ、内部フードと第1のフードとの間に間隙を
設ける。
(6) 内部フードの先端に設けられたシール機構を
作用させて内部フードと第1のフードとの間隙
をシールした後第1フード内の充填物を取り除
き仕上げを行なう。
作用させて内部フードと第1のフードとの間隙
をシールした後第1フード内の充填物を取り除
き仕上げを行なう。
そして、本発明は前記地中ドンキング工法に
適してシールド掘進機を同時に提供するもので
ある。
適してシールド掘進機を同時に提供するもので
ある。
本発明において重要な点は、ドツキングの定点
において、一方(第1)のシールド掘進機の第1
のフード内に充填物を充填して、一方のシールド
掘進機側のシールを保持し、そして他方(第2)
のシールド掘進機によつて前記第1のフード内充
填物の前方部を切削して、その第2のフードを嵌
合させ、そして第1のフードと第2のフードとの
間に間隙を作り、この間隙をシールした後に前記
充填物を掘削してドツキングするものである。
において、一方(第1)のシールド掘進機の第1
のフード内に充填物を充填して、一方のシールド
掘進機側のシールを保持し、そして他方(第2)
のシールド掘進機によつて前記第1のフード内充
填物の前方部を切削して、その第2のフードを嵌
合させ、そして第1のフードと第2のフードとの
間に間隙を作り、この間隙をシールした後に前記
充填物を掘削してドツキングするものである。
即ち、両シールド掘進機のドツキング位置にお
いて、機械的な防護壁であるフードでドツキング
位置の地盤を保護した後、この両シールド掘進機
のフード接合部を機械的なシール機構によりシー
ルするため薬液注入工法による欠点が改善された
工期の短縮を計ることができる。
いて、機械的な防護壁であるフードでドツキング
位置の地盤を保護した後、この両シールド掘進機
のフード接合部を機械的なシール機構によりシー
ルするため薬液注入工法による欠点が改善された
工期の短縮を計ることができる。
以下第1図ないし第5図にもとづき本発明によ
るシールドトンネル地中ドツキング工法及びシー
ルド掘進機の実施例を説明する。
るシールドトンネル地中ドツキング工法及びシー
ルド掘進機の実施例を説明する。
なお、これらの図において第6図と同一符号は
同一名称を示している。
同一名称を示している。
第1図は、一方(第1)のシールド掘進機1の
側面図であつて、この第1のシールド掘進機1の
主要部は、外殻7とこの外殻7の前方に、前後方
向に摺動可能な如く取付けられた第1のフード8
と、第1のカツターホイール3と、このカツター
ホイール3を駆動する駆動装置としてモータ4を
支持する支持構造体9と、この支持構造体9を作
動させる作動装置としての油圧シリンダ10とに
より構成される。
側面図であつて、この第1のシールド掘進機1の
主要部は、外殻7とこの外殻7の前方に、前後方
向に摺動可能な如く取付けられた第1のフード8
と、第1のカツターホイール3と、このカツター
ホイール3を駆動する駆動装置としてモータ4を
支持する支持構造体9と、この支持構造体9を作
動させる作動装置としての油圧シリンダ10とに
より構成される。
詳述すれば、外殻7には、この外殻7の径に近
似する径を有する外殻7aがカツターホイールの
方向に向かつて延設され、この外殻7aの外周に
シール部材11を介して第1のフード8が配置さ
れている。この第1のフード8は、ドツキング位
置における機械的な防護壁を構成するものであつ
て、カツターホイール3の外径よりも大きな外径
を有している。
似する径を有する外殻7aがカツターホイールの
方向に向かつて延設され、この外殻7aの外周に
シール部材11を介して第1のフード8が配置さ
れている。この第1のフード8は、ドツキング位
置における機械的な防護壁を構成するものであつ
て、カツターホイール3の外径よりも大きな外径
を有している。
そしてこの第1のフード8は、円周方向に配置
された多数のボルト12により支持構造体9に着
脱可能に取付けられており、油圧シリンダ10を
作動させることにより前後方向に移動するように
なつている。
された多数のボルト12により支持構造体9に着
脱可能に取付けられており、油圧シリンダ10を
作動させることにより前後方向に移動するように
なつている。
支持構造体9の前方にはオーバカツタ13を有
するカツターホイール3が設けられるとともに駆
動装置としてのモータ4が取付けられている。そ
してこの支持構造体9の一部を構成するバルクヘ
ツド6には後述する充填物注入口14が取付けら
れている。
するカツターホイール3が設けられるとともに駆
動装置としてのモータ4が取付けられている。そ
してこの支持構造体9の一部を構成するバルクヘ
ツド6には後述する充填物注入口14が取付けら
れている。
第3図は他方の(第2)シールド掘進機1′の
断面図であつて、この第2のシールド掘進機1′
の外殻25の前方は小径の外殻25aに形成さ
れ、この外殻25aの外部に嵌合して前方に延長
された前記第1のフード8より小なる径を有する
第2のフード26が設けられている。
断面図であつて、この第2のシールド掘進機1′
の外殻25の前方は小径の外殻25aに形成さ
れ、この外殻25aの外部に嵌合して前方に延長
された前記第1のフード8より小なる径を有する
第2のフード26が設けられている。
この第2のフード26は、外殻25aに沿つて
油圧シリンダ27によつて前後方向に移動可能な
外部フード28と、この外部フード28内に嵌合
され、かつ後端部29′を外部フード28に取付
けた支持体30に当接している内部フード29と
により構成されている。
油圧シリンダ27によつて前後方向に移動可能な
外部フード28と、この外部フード28内に嵌合
され、かつ後端部29′を外部フード28に取付
けた支持体30に当接している内部フード29と
により構成されている。
この外部フード28と内部フード29との間に
は第4図に示すようにシール機構31が設けられ
ており、このシール機構31は外部フード28の
先端外周にリング状の溝32が設けられ、この溝
32内にゴム系材料よりなるパツキン34が配置
され、このパツキン34内に図示しない空気供給
源から供給管35を経て圧力空気が供給されるよ
うになつている。なお、36は外部フード28と
内部フード29を固定するボルトであり37はシ
ール部材である。
は第4図に示すようにシール機構31が設けられ
ており、このシール機構31は外部フード28の
先端外周にリング状の溝32が設けられ、この溝
32内にゴム系材料よりなるパツキン34が配置
され、このパツキン34内に図示しない空気供給
源から供給管35を経て圧力空気が供給されるよ
うになつている。なお、36は外部フード28と
内部フード29を固定するボルトであり37はシ
ール部材である。
次に以上に述べた第1のシールド掘進機1と第
2のシールド掘進機1′をそれぞれ2点から発進
させて定点でドツキングする場合について説明す
る。
2のシールド掘進機1′をそれぞれ2点から発進
させて定点でドツキングする場合について説明す
る。
A 先ず第1のシールド掘進機1が定点近傍に達
すると第5図aに示すように、カツターホイー
ル3を回転させながらシールド掘進機1の油圧
シリンダ10を作動させると外殻7は停止した
状態で支持構造体9に支持されているカツター
ホイール3と第1のフード8とが前進する。
すると第5図aに示すように、カツターホイー
ル3を回転させながらシールド掘進機1の油圧
シリンダ10を作動させると外殻7は停止した
状態で支持構造体9に支持されているカツター
ホイール3と第1のフード8とが前進する。
B ついでカツターホイール3が定点に達すると
第5図bに示すように、第1のフード8の内方
にストツパ16を取付けて第1のフード8を固
定するとともにボルト12(第5図a)を取外
し、オーバカツタ13を引つ込める。
第5図bに示すように、第1のフード8の内方
にストツパ16を取付けて第1のフード8を固
定するとともにボルト12(第5図a)を取外
し、オーバカツタ13を引つ込める。
C そして油圧シリンダ10を作動させカツター
ホイール3を支持構造体9と共に外殻7側へ後
退させ、第5図bに示すように第1のフード8
内に区画17を形成させる。この場合、区画1
7内には地下水等が流入するので第1のフード
8は内外より圧力が作用することとなり地山等
の外圧に耐えることができる。
ホイール3を支持構造体9と共に外殻7側へ後
退させ、第5図bに示すように第1のフード8
内に区画17を形成させる。この場合、区画1
7内には地下水等が流入するので第1のフード
8は内外より圧力が作用することとなり地山等
の外圧に耐えることができる。
D 前記のようにして形成された区画17内に第
5図cに示すように、モルタル等の充填物でこ
れを固化して固化帯域18が形成される。この
場合、バルクヘツド6に予め設けられた充填物
注入口14に供給管20を接続し、図示しない
供給源から区画17内に充填物が送給されて固
化帯域18が形成される。
5図cに示すように、モルタル等の充填物でこ
れを固化して固化帯域18が形成される。この
場合、バルクヘツド6に予め設けられた充填物
注入口14に供給管20を接続し、図示しない
供給源から区画17内に充填物が送給されて固
化帯域18が形成される。
E 前記のようにして区画17内に充填物が充填
されると、第2のシールド掘進機1′の外殻2
5(第3図)を停止し、油圧シリンダ27を作
動させ、かつ第2のカツターホイール3′を回
転させる。すると第2のフード26とカツター
ホイール3′とは第1のシールド掘進機1の前
方に接近し、そのカツターホイール3′により
先に設けた充填物である固化帯域18の前方の
一部を掘削し、第5図dに示すように第2のフ
ード26の先端部が第1のフード8の内方に達
すると、この掘削を停止する。
されると、第2のシールド掘進機1′の外殻2
5(第3図)を停止し、油圧シリンダ27を作
動させ、かつ第2のカツターホイール3′を回
転させる。すると第2のフード26とカツター
ホイール3′とは第1のシールド掘進機1の前
方に接近し、そのカツターホイール3′により
先に設けた充填物である固化帯域18の前方の
一部を掘削し、第5図dに示すように第2のフ
ード26の先端部が第1のフード8の内方に達
すると、この掘削を停止する。
F 然る後、内部フード29と外部フード28を
固定しているボルト36を外して第5図eに示
すように、油圧シリンダ27を作動させ、第2
のフード26を構成している外部フード28の
みを後退させると、内部フード29と第1のフ
ード8との間に間隙lが生ずる。
固定しているボルト36を外して第5図eに示
すように、油圧シリンダ27を作動させ、第2
のフード26を構成している外部フード28の
みを後退させると、内部フード29と第1のフ
ード8との間に間隙lが生ずる。
この間隙lをパツキン34(第4図)内に圧
力空気を供給してシールし、その後充填物であ
る固化帯域18を適宜な手段で取り除き貫通さ
せるのである。
力空気を供給してシールし、その後充填物であ
る固化帯域18を適宜な手段で取り除き貫通さ
せるのである。
以上の説明から明らかなように、本発明による
シールドトンネル地中ドツキング工法及びシール
ド掘進機によれば、そのドツキング部を予め機械
的な強度で保持するとともに、その接合部を機械
的手段によりシールするため完全なシールが可能
であるばかりでなく強度上の信頼性を失うことな
くかつ工期を大幅に短縮することができるという
効果がある。
シールドトンネル地中ドツキング工法及びシール
ド掘進機によれば、そのドツキング部を予め機械
的な強度で保持するとともに、その接合部を機械
的手段によりシールするため完全なシールが可能
であるばかりでなく強度上の信頼性を失うことな
くかつ工期を大幅に短縮することができるという
効果がある。
第1図乃至第5図は本発明によるシールドトン
ネル地中ドツキング工法及びシールド掘進機の一
実施例を説明するものであつて、第1図は第1の
シールド掘進機の概略側面図、第2図は第1図の
−矢視図である。第3図は第2のシールド掘
進機の概略側面図、第4図は第3図の部拡大図
である。第5図a〜eはドツキング工法説明図で
ある。第6図は従来のシールド掘進機の概略側面
図である。 1,1′……シールド掘進機、2……カツター
ビツト、3,3′……カツターホイール、4……
モータ、5……取出口、6……バルクヘツド、8
……第1のフード、9……支持構造体、10……
油圧シリンダ、11,37……シール部材、1
2,36……ボルト、13……オーバカツタ、1
4……充填物注入口、16……ストツパ、17…
…区画、18……固化帯域、20……供給管、2
5……外殻、26……第2のフード、27……油
圧シリンダ、28……外部フード、29……内部
フード、30……支持体、31……シール機構、
32……溝、34……パツキン、35……供給
管。
ネル地中ドツキング工法及びシールド掘進機の一
実施例を説明するものであつて、第1図は第1の
シールド掘進機の概略側面図、第2図は第1図の
−矢視図である。第3図は第2のシールド掘
進機の概略側面図、第4図は第3図の部拡大図
である。第5図a〜eはドツキング工法説明図で
ある。第6図は従来のシールド掘進機の概略側面
図である。 1,1′……シールド掘進機、2……カツター
ビツト、3,3′……カツターホイール、4……
モータ、5……取出口、6……バルクヘツド、8
……第1のフード、9……支持構造体、10……
油圧シリンダ、11,37……シール部材、1
2,36……ボルト、13……オーバカツタ、1
4……充填物注入口、16……ストツパ、17…
…区画、18……固化帯域、20……供給管、2
5……外殻、26……第2のフード、27……油
圧シリンダ、28……外部フード、29……内部
フード、30……支持体、31……シール機構、
32……溝、34……パツキン、35……供給
管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2点から第1のシールド掘進機1と第2のシ
ールド掘進機1′をそれぞれ発進させ、定点でド
ツキングさせるようにしたシールドトンネル掘進
方法において、第1のシールド掘進機1の外殻7
と第1のカツターホイール3を支持する支持構造
体9との間に介在させた作動機構10によつて、
第1のカツターホイール3と共に前記支持構造体
9に着脱自在に取り付けられた第1のフード8を
前方に延伸した後、第1のカツターホイール3を
後退させて、第1のカツターホイール3の前方に
第1のフード8で囲まれた区画17を形成し、こ
の区画17内に充填物18を充填してこれを固化
し、第2のシールド掘進機1′の外殻25と第2
のカツターホイール3′を支持する支持体30と
の間に介在させた作動機構27によつて、第2の
カツターホイール3′と共に前記支持体30に取
り付けられた第2のフード26を前方に延伸し
て、第2のフード26を第1のフード8内に挿入
させるように前記充填物18の一部を掘削した
後、第1のフード8と第2のフード26との間を
シールし、その後前記両シールド掘進機1,1′
間を貫通させるように残りの充填物18を掘削す
ることを特徴とするシールドトンネル地中ドツキ
ング工法。 2 掘進機本体の外殻7の前方に、第1のカツタ
ーホイール3とこの第1のカツターホイール3を
駆動する駆動装置4とを支持する支持構造体9を
設けると共に、前記外殻7と支持構造体9との間
にこの支持構造体9を前後進させる作動機構10
を設けた掘進機において、前記外殻7の前方に、
前後方向に移動可能な第1のフード8を前記支持
構造体9に着脱可能に設けた第1のシールド掘進
機1と、掘進機本体の外殻25の前方に、第2の
カツターホイール3′とこの第2のカツターホイ
ール3′を駆動する駆動装置4とを支持する支持
体30を設けると共に、前記外殻25と支持体3
0との間にこの支持体30を前後進させる作動機
構27を設けた掘進機において、前記外殻25の
前方に、前記第1のフード8内に挿入可能となる
ように前後方向に移動可能な外部フード28と、
この外部フード28に着脱可能に設けられ、前記
第1のフード8との間をシール可能なシール機構
31を有する内部フード29とから成る第2のフ
ード26を前記支持体30に設けた第2のシール
ド掘進機1′との組み合わせから成ることを特徴
とするシールド掘進機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25731387A JPH01102198A (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | シールドトンネル地中ドツキング工法及びシールド掘進機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25731387A JPH01102198A (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | シールドトンネル地中ドツキング工法及びシールド掘進機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01102198A JPH01102198A (ja) | 1989-04-19 |
JPH0524319B2 true JPH0524319B2 (ja) | 1993-04-07 |
Family
ID=17304625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25731387A Granted JPH01102198A (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | シールドトンネル地中ドツキング工法及びシールド掘進機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01102198A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2763046B2 (ja) * | 1989-10-16 | 1998-06-11 | 中部電力株式会社 | 地中ドッキング可能なシールド掘進機および地中接合シールド工法 |
JP2597412Y2 (ja) * | 1991-10-18 | 1999-07-05 | 三菱重工業株式会社 | 地中ドッキング可能なシールド掘進装置 |
-
1987
- 1987-10-14 JP JP25731387A patent/JPH01102198A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01102198A (ja) | 1989-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07107359B2 (ja) | 地下空洞施工法及びトンネル掘削機 | |
JP4471521B2 (ja) | シールド工法、大断面トンネルおよびその施工方法並びにシールド掘進機 | |
JPH0524319B2 (ja) | ||
JP3970133B2 (ja) | トンネル掘削機 | |
JP2764802B2 (ja) | トンネル掘削における坑壁補強方法 | |
JPH0774588B2 (ja) | 地下坑道の地中接合方法 | |
JP2780777B2 (ja) | シールド工法およびシールド掘進機 | |
JPH10331593A (ja) | シールド掘進機の裏込剤注入管用先行カッター | |
JPH0658035B2 (ja) | シ−ルド掘進におけるトンネル接合工法 | |
JPH0369439B2 (ja) | ||
JP2637160B2 (ja) | シールド工法 | |
JPH0423994Y2 (ja) | ||
JPH03140595A (ja) | シールドトンネル地中ドッキング工法及びシールド掘進機 | |
JPH08189290A (ja) | 地中接合用シールド掘進機およびトンネルの地中接合方法 | |
JPH02229395A (ja) | シールド掘進機を利用する地盤改良方法 | |
JPS6126461Y2 (ja) | ||
JP3640499B2 (ja) | シールド掘進機における裏込剤注入管用先行カッター装置 | |
JPS63118493A (ja) | シ−ルドトンネル地中ドツキング工法 | |
JP2576946B2 (ja) | トンネル接合工法 | |
JPH02285198A (ja) | シールドトンネル地中ドツキング工法及びシールド掘進機 | |
JP4762641B2 (ja) | トンネル掘削機 | |
JP2002106282A (ja) | 拡幅トンネルの構築方法 | |
JP3811482B2 (ja) | シールドトンネルの接合方法 | |
JPH0791941B2 (ja) | シールドトンネルの地中接合工法及びそのシールド掘進機 | |
JP4211362B2 (ja) | シールド掘進機の立坑接続方法 |