JPH05242994A - X線制御装置 - Google Patents
X線制御装置Info
- Publication number
- JPH05242994A JPH05242994A JP7572692A JP7572692A JPH05242994A JP H05242994 A JPH05242994 A JP H05242994A JP 7572692 A JP7572692 A JP 7572692A JP 7572692 A JP7572692 A JP 7572692A JP H05242994 A JPH05242994 A JP H05242994A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- fluoroscope
- circuit
- filament heating
- heating voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- X-Ray Techniques (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】透視管電流の設定を迅速に無駄なくさらに正確
に行うことにある。 【構成】比較回路6により透視管電流の設定値と検出回
路4からの測定値を比較し、この時の差分を制御回路8
に入力しフィラメント加熱電圧を補正し、X線管球1の
フィラメントに補正した電圧を加える。また、この設定
値に合ったときのフィラメント加熱電圧を記憶回路9で
記憶したおく。 【効果】透視管電流の差分からフィラメント加熱電圧を
調整するため、透視管電流を設定値に合わせることがで
きる。また、設定値に対応するフィラメント加熱電圧を
記憶するため、容易に適正値にすることができる。これ
らにより、設定値に調整するための時間の短縮や調整ミ
スを防ぐことができ、迅速で正確な設定をすることがで
きる
に行うことにある。 【構成】比較回路6により透視管電流の設定値と検出回
路4からの測定値を比較し、この時の差分を制御回路8
に入力しフィラメント加熱電圧を補正し、X線管球1の
フィラメントに補正した電圧を加える。また、この設定
値に合ったときのフィラメント加熱電圧を記憶回路9で
記憶したおく。 【効果】透視管電流の差分からフィラメント加熱電圧を
調整するため、透視管電流を設定値に合わせることがで
きる。また、設定値に対応するフィラメント加熱電圧を
記憶するため、容易に適正値にすることができる。これ
らにより、設定値に調整するための時間の短縮や調整ミ
スを防ぐことができ、迅速で正確な設定をすることがで
きる
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線制御装置に係り、特
にX線管球に流れる透視管電流の制御に関する。
にX線管球に流れる透視管電流の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】X線撮影装置では、X線管球よりX線を
照射してX線フィルムにX線像を撮影したり、あるいは
I.I.によりX線像を光学像に変換してTVモニタで
透視画像を観察していた。そして、X線撮影装置は個々
の病院などで装置設置条件や電源事情が異なり、据付時
に撮影条件や透視条件に係る装置の設定値を調整する必
要がある。このため透視管電流を例にとると従来、装置
での設定値と実際の透視管電流とを整合するために装置
の据付時に、X線管球のフィラメント加熱電圧を調整し
ながら実際の透視管電流を測定し、その測定値が設定値
となるように調整する方法がとられていた。
照射してX線フィルムにX線像を撮影したり、あるいは
I.I.によりX線像を光学像に変換してTVモニタで
透視画像を観察していた。そして、X線撮影装置は個々
の病院などで装置設置条件や電源事情が異なり、据付時
に撮影条件や透視条件に係る装置の設定値を調整する必
要がある。このため透視管電流を例にとると従来、装置
での設定値と実際の透視管電流とを整合するために装置
の据付時に、X線管球のフィラメント加熱電圧を調整し
ながら実際の透視管電流を測定し、その測定値が設定値
となるように調整する方法がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフィラメン
ト加熱電圧を調整しながら透視管電流を設定値に調整す
る方法では、調整のために時間及び工程がかかってい
た。また、設定値が複数個存在する場合にはさらに多く
の時間、工程がかかり調整が大変なものとなっていた。
ト加熱電圧を調整しながら透視管電流を設定値に調整す
る方法では、調整のために時間及び工程がかかってい
た。また、設定値が複数個存在する場合にはさらに多く
の時間、工程がかかり調整が大変なものとなっていた。
【0004】そこで本発明の目的は、据付時に行う透視
管電流の設定を迅速に無駄なくさらに正確に行うことに
ある。
管電流の設定を迅速に無駄なくさらに正確に行うことに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、X線管球のフィラメント加熱電圧を制御する制御回
路と、X線管球に流れる透視管電流を検出する検出回路
とを備えたX線制御装置において、上記透視管電流を設
定する設定回路と、透視管電流の設定値と前記検出回路
からの測定値を比較する比較回路と、この比較回路で生
じる差により上記フィラメント加熱電圧を調整制御する
自動調整制御手段とを設けたものである。
に、X線管球のフィラメント加熱電圧を制御する制御回
路と、X線管球に流れる透視管電流を検出する検出回路
とを備えたX線制御装置において、上記透視管電流を設
定する設定回路と、透視管電流の設定値と前記検出回路
からの測定値を比較する比較回路と、この比較回路で生
じる差により上記フィラメント加熱電圧を調整制御する
自動調整制御手段とを設けたものである。
【0006】
【作用】設定回路により透視に最適な透視管電流を設定
し、比較回路により設定値と検出回路からの測定値とを
比較する。そして、この比較した差に応じて自動調整制
御手段がフィラメント加熱電圧を調整し、設定された透
視管電流に相当するフィラメント加熱電圧にする。これ
により、透視管電流の設定がすばやくさらに簡単に行え
る。
し、比較回路により設定値と検出回路からの測定値とを
比較する。そして、この比較した差に応じて自動調整制
御手段がフィラメント加熱電圧を調整し、設定された透
視管電流に相当するフィラメント加熱電圧にする。これ
により、透視管電流の設定がすばやくさらに簡単に行え
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2によ
り説明する。図1は本発明の構成を示すブロック図、図
2は透視管電流の測定によりフィラメント加熱電圧の変
化を示す図である。1はX線管球、2はX線管球1に高
電圧を印加する高圧トランス、3はX線管球1にフィラ
メント加熱電圧を印加するフィラメント加熱回路、4は
X線管球1に流れる透視管電流等の電流を検出する検出
回路である。このフィラメント加熱回路3及び検出回路
4を有して高圧トランス2を構成する。
り説明する。図1は本発明の構成を示すブロック図、図
2は透視管電流の測定によりフィラメント加熱電圧の変
化を示す図である。1はX線管球、2はX線管球1に高
電圧を印加する高圧トランス、3はX線管球1にフィラ
メント加熱電圧を印加するフィラメント加熱回路、4は
X線管球1に流れる透視管電流等の電流を検出する検出
回路である。このフィラメント加熱回路3及び検出回路
4を有して高圧トランス2を構成する。
【0008】5は撮影条件の設定、制御をするX線制御
装置であり、透視管電流を設定する設定回路7と、設定
回路7で設定した設定値と測定値とを比較する比較回路
6と、比較回路6によって生じる差に応じてフィラメン
ト加熱電圧を制御する制御回路8と、透視管電流が適正
値となったときのフィラメント加熱電圧を記憶する記憶
回路9とで構成される。
装置であり、透視管電流を設定する設定回路7と、設定
回路7で設定した設定値と測定値とを比較する比較回路
6と、比較回路6によって生じる差に応じてフィラメン
ト加熱電圧を制御する制御回路8と、透視管電流が適正
値となったときのフィラメント加熱電圧を記憶する記憶
回路9とで構成される。
【0009】次に、透視管電流の制御動作について説明
する。検出回路4によりX線管球1に流れる電流Itを
検出して、この電流Itと設定回路7により設定した透
視管電流Ibを比較回路6により比較する。そして、測
定値と設定値の差電流をIsとすると次式となる。
する。検出回路4によりX線管球1に流れる電流Itを
検出して、この電流Itと設定回路7により設定した透
視管電流Ibを比較回路6により比較する。そして、測
定値と設定値の差電流をIsとすると次式となる。
【0010】Is=It−Ib
【0011】この時、設定値電流Ibより測定値電流I
tが低い場合にはIs<0となり、設定値よりも低いと
判断される。このため、制御回路8によりフィラメント
加熱電圧Vfを高くする。さらに、この差電流Isの大
きさによりフィラメント加熱電圧Vfに加える電圧の大
きさも変化する。つまり、差電流Isが大きい場合(I
sl)には、これに対応した補正加熱電圧Vflを加え
る。
tが低い場合にはIs<0となり、設定値よりも低いと
判断される。このため、制御回路8によりフィラメント
加熱電圧Vfを高くする。さらに、この差電流Isの大
きさによりフィラメント加熱電圧Vfに加える電圧の大
きさも変化する。つまり、差電流Isが大きい場合(I
sl)には、これに対応した補正加熱電圧Vflを加え
る。
【0012】Vf=Vf+Vfl
【0013】また、差電流Isが中位(Ism)及び小
さい(Iss)ときにも同様に対応する補正加熱電圧V
fm、Vfsを加える。
さい(Iss)ときにも同様に対応する補正加熱電圧V
fm、Vfsを加える。
【0014】Vf=Vf+Vfm Vf=Vf+Vfs
【0015】次に、設定値電流Ibより測定値電流It
が高い場合にはIs>0となり、設定値よりも高いと判
断し、制御回路8によりフィラメント加熱電圧Vfを低
くする。さらに、前述と同様に差電流Isの大きさによ
りフィラメント加熱電圧Vfから引かれる電圧の大きさ
も変化する。つまり、差電流IsがIsl、Ism、I
ssの場合に対応するように、補正加熱電圧Vfl、V
fm、Vfsと変化する。
が高い場合にはIs>0となり、設定値よりも高いと判
断し、制御回路8によりフィラメント加熱電圧Vfを低
くする。さらに、前述と同様に差電流Isの大きさによ
りフィラメント加熱電圧Vfから引かれる電圧の大きさ
も変化する。つまり、差電流IsがIsl、Ism、I
ssの場合に対応するように、補正加熱電圧Vfl、V
fm、Vfsと変化する。
【0016】Vf=Vf+Vfl Vf=Vf+Vfm Vf=Vf+Vfs
【0017】以上のように、比較回路6で設定値と測定
値を比較し、この比較した差分を制御回路8によりフィ
ラメント加熱電圧に対応づけて変化させる。つまりフィ
ラメント加熱電圧を補正して、フィラメント加熱回路3
にフィードバックさせる。これにより、透視管電流が設
定値つまり適正値に制御される。
値を比較し、この比較した差分を制御回路8によりフィ
ラメント加熱電圧に対応づけて変化させる。つまりフィ
ラメント加熱電圧を補正して、フィラメント加熱回路3
にフィードバックさせる。これにより、透視管電流が設
定値つまり適正値に制御される。
【0018】また、透視管電流が適正値になったとき、
記憶回路9は適正値の透視管電流におけるフィラメント
加熱電圧を記憶する。すると、次回の透視時にはフィラ
メントにこの適正時のフィラメント加熱電圧を加える。
これにより、透視管電流を容易に適正値とすることがで
きる。
記憶回路9は適正値の透視管電流におけるフィラメント
加熱電圧を記憶する。すると、次回の透視時にはフィラ
メントにこの適正時のフィラメント加熱電圧を加える。
これにより、透視管電流を容易に適正値とすることがで
きる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、比較回路により透視管
電流の設定値と測定値を比較し、この時の差分を制御回
路に入力しフィラメント加熱電圧を補正し、X線管球の
フィラメントに補正した電圧を加えるため、透視管電流
を設定値に合わせることができる。また、この設定値に
合ったときのフィラメント加熱電圧を記憶回路で記憶し
たおくため、次回透視時にはフィラメント加熱電圧を適
正値に合ったときの値にするため、容易に適正値にする
ことができる。これらにより、設定値に調整するための
時間の短縮や調整ミスを防ぐことができ、迅速で正確な
設定をすることができる。
電流の設定値と測定値を比較し、この時の差分を制御回
路に入力しフィラメント加熱電圧を補正し、X線管球の
フィラメントに補正した電圧を加えるため、透視管電流
を設定値に合わせることができる。また、この設定値に
合ったときのフィラメント加熱電圧を記憶回路で記憶し
たおくため、次回透視時にはフィラメント加熱電圧を適
正値に合ったときの値にするため、容易に適正値にする
ことができる。これらにより、設定値に調整するための
時間の短縮や調整ミスを防ぐことができ、迅速で正確な
設定をすることができる。
【図1】本発明の構成を示すブロック図
【図2】透視管電流の測定によりフィラメント加熱電圧
の変化を示す図
の変化を示す図
1 X線管球 2 高圧トランス 3 フィラメント加熱回路 4 検出回路 5 X線制御回路 6 比較回路 7 設定回路 8 制御回路 9 記憶回路
Claims (1)
- 【請求項1】X線管球のフィラメント加熱電圧を制御す
る制御回路と、X線管球に流れる透視管電流を検出する
検出回路とを備えたX線制御装置において、上記透視管
電流を設定する設定回路と、透視管電流の設定値と前記
検出回路からの測定値とを比較する比較回路と、この比
較回路で生じる差により上記フィラメント加熱電圧を調
整制御する自動調整制御手段とを設けたことを特徴とす
るX線制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7572692A JPH05242994A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | X線制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7572692A JPH05242994A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | X線制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05242994A true JPH05242994A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13584566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7572692A Pending JPH05242994A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | X線制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05242994A (ja) |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP7572692A patent/JPH05242994A/ja active Pending
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