JPH0529092A - X線高電圧装置 - Google Patents

X線高電圧装置

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JPH0529092A
JPH0529092A JP20221991A JP20221991A JPH0529092A JP H0529092 A JPH0529092 A JP H0529092A JP 20221991 A JP20221991 A JP 20221991A JP 20221991 A JP20221991 A JP 20221991A JP H0529092 A JPH0529092 A JP H0529092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
voltage
time
tube
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP20221991A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Kobayashi
一郎 小林
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
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Publication of JPH0529092A publication Critical patent/JPH0529092A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】X線量が十分に立ち上がらない部分を撮影時間
にカウントすることを止め、撮影時間とX線量との関係
のリニアリティを良くする。 【構成】X線管11へ印加された電圧(管電圧)を分圧
器12で検出し、その検出信号を比較器15へ入力す
る。撮影条件設定器13で設定された撮影管電圧(K
V),撮影管電流(mA),撮影時間(S)のうち、K
V信号をトリガー値発生回路14へ入力し、0.75×
KV なる信号を作成し、それを比較器15へ出力す
る。比較器15へ入力する2つの信号が一致した時にト
リガー信号がタイマー回路16へ出力され、タイマー回
路16でトリガー信号入力時点から撮影時間(S)を限
時する。 【効果】従来は、撮影スイッチを操作すると、直ちに撮
影時間を限時していたので、放射されるX線量が十分に
立ち上がらない部分をもカウントしていたが、本発明で
は、X線量が立ち上がった時点から限時するので、上記
リニアリティが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線高電圧装置の中で、
とくに高圧出力を検出する回路を有する、定電圧式X線
高電圧装置や、インバータ式X線高電圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線高電圧装置は、3相12ピーク式X
線高圧装置,定電圧式X線高電圧装置,インバータ式X
線高電圧装置の発達に伴い、出力(管電流)が大容量化
してきている。すなわち単位時間当たりの線量が増加し
てきている。これにより、短時間撮影が可能となって運
動ぼけが少なく、鮮鋭度の高い写真が得られるため、撮
影の現場では、大電流,短時間撮影が一般化してきてい
る。これに伴って、X線高電圧装置としては、大出力を
短時間に制御しなければならないため、精度と再現性の
向上が求められることになる。特に、単位時間当たりの
線量の直線性(単位時間当たりの線量の一様性)が重量
になって来ている。しかし、短時間撮影では、管電圧の
立ち上がり、立ち下がりの影響が大きくなり、曝射時間
とX線量との直線性が保たれなくなる傾向にある。これ
は撮影時間を決定するタイマー回路が、プリセット(実
際の出力線量を監視してタイマーを動作させていない)
方式であるため、X線量が十分に立ち上がらない、管電
圧の立ち上がり部分をも撮影時間としてカウントしてい
ることによる。
【0003】一方、この管電圧の立ち上がり部分の時間
を、あらかじめ撮影タイマーに加算しておいて補償する
方法もあるが、撮影条件(管電流)を変えたり、高圧ケ
ーブル長を変えたりすると、管電圧の立ち上がり時間が
変化する。このため加算して補償しなければならない時
間も変わるため、全ての条件に適合させることは困難で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、X線
量が十分に立ち上がらない、管電圧の立ち上がり部分の
時間を補償でき、撮影条件(管電流)を変えたり、高圧
ケーブル長を変えたりしても、曝射時間とX線量との直
線性(単位時間当たりの線量の一様性)を保つことがで
きる、撮影タイマー回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、高電圧発生装置とX線管装置と高電圧出
力を検出する回路とを備えたX線高電圧装置において、
分圧器の出力電圧を監視して、高電圧が所定の値に達し
たことを検出する回路と、所定の値に達したことをトリ
ガーとして、限時動作を開始する、撮影タイマー回路
と、限時動作が完了したことによりX線を遮断する回路
とを具備したものである。
【0006】
【作用】高圧出力を検出する分圧器の出力電圧から、高
電圧が所定の値(例えば設定管電圧の75%等)に達し
たことを検出する回路により、トリガーが出力され、撮
影タイマー回路を限時動作を開始する。撮影タイマー回
路は、あらかじめ設定してある時間だけ動作を行ない、
限時動作が完了するとX線を遮断する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3によ
り説明する。図1は、本発明を謂ゆるインバータ式X線
装置へ適用した場合の回路構成を示している。図1にお
いて、1は商用電源、2は商用電源の出力を直流電圧に
変換して出力する第1の整流回路、3は平滑用コンデン
サ、4はトランジスタ5〜8をフルブリッジ型に接続し
たインバータで、整流回路2の出力を商用電源よりも高
い周波数の交流電圧に変換して出力するもの、9は高圧
変圧器でインバータ4が出力する高周波電圧を所定比ま
で昇圧するもの、10は第2の整流回路で、高圧変圧器
9の出力を直流電圧に変換するものである。以上の構成
により得られた直流高電圧はX線管11のアノードとカ
ソード間に印加される。なお、上記構成において、X線
管11への印加電圧の可変制御は、インバータ4のトラ
ンジスタ5と8及び6と7を対としてオン/オフする駆
動周波数、またはトランジスタ5と8及び6と7とが対
としてオン/オフする際のトランジスタ5と8及び6と
7との動作位相差を適宜制御することで行われている。
【0008】以下、本発明の特徴点について説明する。
図1において、12はX線管11へ印加された電圧(以
下、管電圧と称す。)を検出し、管電圧に対応した信号
を出力する管電圧検出器で、本実施例では分圧器より成
る。13は撮影条件設定器で、撮影管電圧(KV),撮
影管電流(mA),撮影時間(S)を設定するもの、1
4は撮影条件設定器13へ設定された撮影管電圧(K
V)信号を入力し、入力信号に対し所定の割合の大きさ
の信号、例えば撮影管電圧の75%に対応する信号を出
力するトリガー値設定回路、15は分圧器12の出力信
号とトリガー値設定回路14の出力信号とを比較し、両
者が一致したときに信号(トリガー信号)を出力する比
較器、16はタイマー回路で、撮影条件設定器13へ設
定された撮影時間(S)信号を入力し、前記トリガー信
号が入力した時点から限時を開始し、設定された撮影時
間(S)後にX線放射を停止する信号、即ちインバータ
4の動作を停止させる信号をインバータ駆動回路17へ
出力するものである。
【0009】以下、図1に示す装置の動作を図2及び図
3を交えて説明する。撮影条件設定器13へ、被検体の
体厚、撮影部位,使用するフィルム及び増感紙の感度等
を加味して、撮影管電圧(KV),撮影管電流(mA)
及び撮影時間(S)を所望値にセットして、撮影開始指
令(X−ray ON)を入力する。この撮影開始指令は、
図示を省略されたハンドスイッチや操作盤上の押釦スイ
ッチより入力される。撮影開始指令が入力されると、イ
ンバータ4が動作を開始する。商用電源1,第1の整流
回路2,平滑用コンデンサ3を介してインバータ4へ入
力された電圧は、インバータ4のトランジスタ5と8,
6と7を対として交互にオン/オフを繰り返す動作によ
って商用電源周波数よりも高い周波数の交流電圧となっ
て、高圧変圧器9の一次巻線へ入力す。このとき、イン
バータ4は、管電圧が設定された値となるように、撮影
条件設定器13で設定された撮影管電圧信号を入力した
インバータ駆動回路17によって駆動制御されている。
【0010】高圧変圧器9の二次巻線の出力は、一次巻
線への入力を所定比に昇圧した値となっており、その電
圧は第2の整流回路10で直流電圧に変換され、高圧ケ
ーブルを介してX線管11へ印加される。X線管11へ
印加される電圧、即ち管電圧は、インバータ4が動作を
開始した時刻t0 から図2に示すように上昇する。管電
圧は分圧器12で検出され、分圧器12からは管電圧に
対応した信号が比較器15へ出力されている。比較器1
5へは、もう1つの信号として、撮影条件設定器13で
設定された撮影管電圧信号の75%の値の信号がトリガ
ー値設定回路14から入力している。いま、管電圧が図
2に示すように時刻t1 において、設定値の75%とな
っとすると、この時、分圧器12の出力信号とトリガー
値設定回路14の出力信号とが一致し、比較器15から
トリガー信号がタイマー回路16へ出力する。そして、
タイマー回路16はこの時刻t1 から撮影時間(S)の
限時を開始する。
【0011】管電圧はその後も上昇を続け、設定値とな
ったところで安定する。ただし、管電圧はピークKVp
を上限とし、所定周期で振動した波形を描くものとなっ
ている。図2の管電圧波形に対し、図3はX線管11よ
り放射されるX線量波形を示している。対射線量(放射
線量率に同義)は管電圧の上昇カーブに対し時遅れを有
しており、インバータ4が動作を開始して、X線管11
へ電圧が印加されても、すぐにはX線量は直ちにそれに
は追従せず、管電圧が設定値の75%となる時刻t1
おいては、X線量もフィルムへ黒化度を与える領域まで
上昇している。したがって、時刻t1 から撮影時間
(S)を限時すると、時刻t0 からt1 までの、ほぼフ
ィルム不感領域を撮影時間としてカウントしなくなる。
【0012】タイマー回路16は、時刻t1 から時間S
だけ経過した時刻t3 において、X線放射線了信号を出
力し、これによりインバータ駆動回路17は、インバー
タ4の駆動を停止させ、撮影は終了する。なお、上記実
施例では、トリガー値を設定管電圧の75%としたがこ
の値は、撮影に用いるフィルムや増感紙の感度によっ
て、多少の変動を見込んで実施しなければならない場合
もあり得る。以上、本発明をインバータ式のX線高電圧
装置を一例とした説明したが、本発明はそれに限定され
るものではない。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、X線量が十分に立ち上
がらない、管電圧の立ち上がり部分の時間を補償でき、
撮影条件(管電流)を変えたり、高圧ケーブル長を変え
たりしても、曝射時間とX線管との直線性(単位時間当
たりの線量の一様式)を保つことができる。従って、大
電流,短時間撮影を行ない、運動ぼけが少なく、鮮鋭度
の高い写真を得るための、X線高電圧装置に必要な精度
と再現性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のX線高電圧装置の要部構成
を示すブロック図。
【図2】本発明における撮影時間の限時と管電圧波形と
の関係を示す図。
【図3】図2に示す管電圧波形に対する放射線量波形を
示す図。
【符号の説明】
11 X線管 12 分圧器 13 撮影条件設定器 14 トリガー値設定回路 15 比較器 16 タイマー回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】高電圧発生装置と、X線管装置と、X線管
    へ印加される管電圧を検出する回路とを備えたX線高電
    圧装置において、管電圧が所定の値に達したことを検出
    する回路と、管電圧が所定の値に達したことをトリガー
    として限時動作を開始するタイマー回路と、このタイマ
    ー回路による限時動作が完了したことによりX線を遮断
    する回路とを具備したことを特徴とするX線高電圧装
    置。
JP20221991A 1991-07-18 1991-07-18 X線高電圧装置 Pending JPH0529092A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0667711A2 (en) * 1994-02-09 1995-08-16 Minnesota Mining And Manufacturing Company X-Ray machine, solid state radiation detector and method for reading radiation detection information
JP2007207542A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Toshiba Corp X線照射装置及びx線診断装置の照射制御方法
JP2013048777A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Toshiba Corp X線診断装置及び電圧生成装置

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