JPH0524284U - ワーク搬送ロボツト - Google Patents

ワーク搬送ロボツト

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JPH0524284U
JPH0524284U JP7089291U JP7089291U JPH0524284U JP H0524284 U JPH0524284 U JP H0524284U JP 7089291 U JP7089291 U JP 7089291U JP 7089291 U JP7089291 U JP 7089291U JP H0524284 U JPH0524284 U JP H0524284U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィードバーガイドの共通化により生産コスト
を低減させるとともに、省スペースで剛性の向上を実現
する。 【構成】フィードバーガイド本体14の長さが一定の1
種類のワーク搬送ロボット1およびサイドガイド16を
生産するだけでよく、あとは機種に応じた長さのサブガ
イド15およびフィードバー17を生産すればよい。こ
れにより量産効果が向上し、生産コストが低減される。
また、フィードバー17の断面上部が上に凸のV形状
で、断面下部が下に凸のV形状の6角形にするととも
に、フィードバーガイド14、15の上下にフィードバ
ー17を支承する1対のVガイドローラを回動自在に配
設するよう構成することで、省スペースを達成しつつ剛
性が飛躍的に向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、加工ラインにおいてワークを後段の加工機械に順次搬送するワーク 搬送ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークを後段のプレスに順次搬送してプレス加工を行い所定の製品を搬出する プレスラインにおいては、後段のプレスにワークを搬送するワーク搬送ロボット が複数のプレスに各対応して設けられている。
【0003】 ワーク搬送ロボットは、基台に対してリフト(上下)方向に移動自在に配設さ れたフィードバーガイドと、このフィードバーガイドに対してフィード(左右) 方向に移動自在に配設されたフィードバーと、このフィードバーに配設され、ワ ークをクランプするクランパとで構成されており、プレス機械で加工が終了した ワークをクランパでクランプするとともにフィードバーガイドをリフト方向およ びフィードバーをフィード方向に移動させてつぎのプレスにワークを搬送するよ うにしている。内設型のロボットでは上記基台がプレスのフレームに配設される ことになる。
【0004】 ところでプレス機械としては、その扱うワークの大きさ等の違いによって多種 類の機種があり、これに応じてワーク搬送ロボットの種類も異なっている。特に プレスの機種が異なれば、最大フィードストロークが異なり、これに応じて上記 フィードバーガイドの長さおよびフィードバーの長さが異なることになる。
【0005】 そこで、従来はプレスの機種に応じた長さのフィードバーガイドを具えたワー ク搬送ロボットを機種ごとに生産するようにしていた。
【0006】 また、従来のワーク搬送ロボットでは、上記フィードバーの断面形状が長方形 のものが一般的である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、機種別に異なる長さのフィードバーガイドのものを生産することは高 コストを招来することが明かである。また、フィードバーに配設されたクランパ でワークをクランプするときフィードバーおよびフィードバーガイドには荷重が かかるが、フィードモーションが高速で行われるときにはそれが甚大なものとな り、ワーク搬送ロボットの耐久性の面からみてこれら部材の剛性の向上が望まれ る。しかもワーク搬送ロボットがプレスに内設される場合には剛性の向上が省ス ペースで実現されることが望まれる。
【0008】 本考案はこうした実状に鑑みてなされたものであり、生産コストを低減させる ことができるとともに、省スペースかつ高剛性のワーク搬送ロボットを提供する ことをその目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、この考案では、基台に対して上下方向に移動自在に配設されたフィー ドバーガイドと、このフィードバーガイドに対して左右方向に移動自在に配設さ れたフィードバーと、このフィードバーに配設され、ワークをクランプするクラ ンパとを有し、加工機械で加工が終了したワークを前記クランパでクランプする とともに前記フィードバーガイドおよび前記フィードバーを移動させてつぎの加 工機械にワークを搬送するワーク搬送ロボットにおいて、 前記フィードバーガイドの左右両端面にそれぞれ取り付けられ、前記ワーク搬 送ロボットのフィードストロークに応じて前記フィードバーガイドを延長するサ ブガイドを具え、 前記フィードストロークに応じた長さのサブガイドを前記フィードバーガイド の左右両端面にそれぞれ取り付けるとともに前記フィードストロークに応じた長 さのフィードバーを前記フィードバーガイドおよび前記サブガイドにそれぞれ装 着するようにしている。
【0010】 また、この考案では、前記フィードバーの断面上部を、上に凸のV形状に、か つ断面下部を、下に凸のV形状にするとともに、前記フィードバーガイドの上下 に前記フィードバーを支承する1対のVガイドローラを回動自在に配設するよう にしている。
【0011】
【作用】
すなわち、かかる構成によれば、フィードバーガイドの長さが一定の1種類の ワーク搬送ロボットを生産するだけでよく、あとは機種に応じた長さのサブガイ ドおよびフィードバーを生産すればよい。すなわち、部品(フィードバーガイド )共通化により量産効果が向上し、生産コストが低減される。
【0012】 また、フィードバーの断面上部を上に凸のV形状に、かつ断面下部を下に凸の V形状にするとともに、フィードバーガイドの上下にフィードバーを支承する1 対のVガイドローラを回動自在に配設するよう構成することで、省スペースを達 成しつつ剛性が飛躍的に向上する。
【0013】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案に係るワーク搬送ロボットの実施例について説明 する。
【0014】 図1は、実施例のワーク搬送ロボット1の構成を示す斜視図であり、同図に示 すように、大きくは、図示せぬプレス機械のフレームに固定される基台2と、該 基台2に対してリフト方向(上昇・下降方向)に移動自在に配設されたフィード バーガイド14、15、16と、該ガイド14、15、16に対してフィード方 向(左右方向)に移動自在に配設されたフィードバー17と、該フィードバー1 7の左右両端部においてブラケット18を介して接続され、プレス前面に向け水 平方向に延設されたフィンガ19に配設されたバキュームパッド20とから構成 されている。
【0015】 基台2には、リフトフレーム5を上下方向に案内するガイド部材3が固着され ており、このガイド部材3には上下方向に摺動自在にガイドバー4、4が貫通さ れている。ガイドバー4、4の上下端部はそれぞれリフトフレーム5の上下に配 設されたブラケット6、6により固着されている。シリンダ10は基台2に配設 されており、このシリンダ10のロッド10aの先端はリフトフレーム5下方の ブラケット6の下面に当接されている。よってシリンダ10で発生する推力によ りリフトフレーム5が上方向に付勢されており、そのロッド10aのストローク 上限によりリフトフレーム5のリフト方向上限が設定されている。
【0016】 リフトフレーム5には、その上下長手方向に沿ってラック7が固着されており 、このラック7には、基台2の背面に配設されたリフト用サーボモータ8の回転 軸8aに固着されたピニオン9が噛合されている。したがって、リフト用サーボ モータ8が駆動されると、その駆動力がピニオン9、ラック7に伝達され、ガイ ドバー4、4を介しガイド部材3に案内されて、リフトフレーム5が上下動され る。
【0017】 リフトフレーム5の上部には、上記フィードバーガイド14、15、16を構 成するガイド本体14が水平方向左右に延設されている。このガイド本体14の 左右両端面にはそれぞれフィードバーガイド14、15、16を構成する延長部 材たるサブガイド15、15が配設され、さらにサブガイド15、15の端面に はフィードバーガイド14、15、16を構成する端部材たるサイドガイド16 、16が配設されている。
【0018】 すなわち、ガイド本体14の左右両端面には4つのボルト穴21…が形成され ているとともに、サブガイド15の対応する位置にも4つのボルト穴23…がガ イド本体14側へ貫通するよう形成されている。そこで、サブガイド15の開口 部22から4つのボルト24…をボルト穴23…に挿通してボルト穴21…に螺 合させ締め付けることで、ガイド本体14とサブガイド15とを固着することが できる。同様に、サブガイド15の反対側の端面にも、4つのボルト穴25…が 形成されている。そしてサイドガイド16の対応する位置にも4つのボルト穴2 6…が貫通するよう形成されている。そこで、サイドガイド16の端面から4つ のボルト27…をボルト穴26…に挿通してボルト穴25…に螺合させ締め付け ることで、サブガイド15とサイドガイド16とを固着することができる。なお 、ボルト穴21、23、25、26については共通の径のボルトが使用され、サ イドガイド16を直接ガイド本体14にボルト締めすることができる。
【0019】 フィードバー17は、たとえばアルミ材で形成された、断面形状が6角形の部 材であり、上記ガイド本体14、サブガイド15、サイドガイド16内に配設さ れた後述するガイド機構により支承されて、フィード方向へ案内移動される。フ ィードバー17の背面には長手方向に沿ってラック13が固着されており、この ラック13にはガイド本体14の背面に取り付けられたフィード用サーボモータ 11の回転軸11aに固着されたピニオン12が噛合されている。したがって、 フィード用サーボモータ11が駆動され、この駆動力がピニオン12、ラック1 3に伝達されると、フィードバー17はガイド14、15、16に案内されて左 右に移動する。
【0020】 バキュームパッド20は図示せぬ真空ポンプから負圧を供給することによって 、ワークWKを吸着して、クランプするとともに、真空ポンプからの負圧を遮断 することによってワークWKを離脱させ、アンクランプする。
【0021】 上記サーボモータ8、11の駆動および上記真空ポンプによる負圧の供給、遮 断の切り換えは、図示せぬ制御装置から出力される駆動信号に応じて行われると ともに、図示せぬプレス機械も上記制御装置から出力される駆動信号に応じてパ ンチが駆動されて動作する。
【0022】 ここで、図2を用いて、かかる駆動信号に応じて行われるワーク搬送ロボット 1のフィードモーションについて説明する。
【0023】 同図2に示すように、まず、フィードバー17が待機位置P0 からフィード方 向へ左行する。そして所定位置に達した時点でリフト方向へ下降開始して、やが て吸着位置P1 に達する。この吸着位置P1 において、バキュームパッド20が 作動され、ワークWKがクランプされる。そしてワークWKをクランプした状態 でリフト方向へ上昇し始め、所定位置に達した時点でフィード方向へ右行開始す る。さらに所定位置に達した時点でリフト方向へ下降開始し、やがて開放位置P 2 に到達する。開放位置P2 においてバキュームパッド20をオフして、ワーク WKをアンクランプして金型にセットする。そしてリフト方向へ上昇して、所定 位置に達した時点でフィード方向へ左行する。位置P3 においてプレスが起動さ れ、ワークWKの加工が行われ、待機位置P0 に達して1サイクル終了する。
【0024】 さて、図3は、図1におけるガイド本体14の中心断面たるAーA断面を示す ものであり、同図に示すように、ガイド本体14のハウジングの上下には1対の Vガイド28、29がそれぞれボルト30…によりボルト締めされ固着されてお り、フィードバー17を上下で支承している。上側のVガイド28は、フィード バー17の上部のV形状に応じたV形状の摺動面28aを有しており、また同様 に下側のVガイド29も、フィードバー17の下部のV形状に応じた摺動面29 aを有している。Vガイド28、29はたとえば樹脂で形成されており、アルミ 材で形成されたフィードバー17がフィード方向に移動してフィードバー17の 摺動面28a、29aと摺動する際、摩耗が発生するのを防止し耐久性の向上を 図っている。
【0025】 図4は、図1におけるガイド本体14のBーB断面を示すものであり、同図に 示すように、ガイド本体14のハウジング下側にはシャフト32が固着され、シ ャフト32にはベアリング33が周設され、ベアリング33にはVガイドローラ 31が周設されているので、Vガイドローラ31はシャフト32に対して回動自 在となっている。Vガイドローラ31はフィードバー17の下部のV形状に応じ たV形状の転動面31aを有しており、該転動面31aがフィードバー17の下 面に接触している。同様な構造のVガイドローラ31がハウジングの上部にも配 設されており、このVガイドローラ31の転動面31aがフィードバー17の上 面に接触しているので、フィードバー17のフィード方向の移動に伴いこれら上 下1対のVガイドローラ31、31は転動してフィードバー17を上下で支承し つつ滑らかに移動させる作用をなす。
【0026】 ガイド本体14の上記AーA部位と上記BーB部位との間の所定部位にも同様 な上下1対のVガイドローラ31、31が配設されており、また、サブガイド1 5の所定部位にも上下1対の同様なVガイドローラ31、31が配設されている 。Vガイドローラ31はたとえば樹脂で形成されており、アルミ材で形成された フィードバー17がフィード方向に移動してフィードバー17が転動面31aに 対して滑動する際、摩耗が発生するのを防止し耐久性の向上を図っている。
【0027】 図5は、図1におけるサイドガイド16のCーC断面を示すものであり、同図 に示すように、図3に示すVガイドと同様な、フィードバー17を上下で支承す る1対のVガイド34、35が配設されている。
【0028】 下側のVガイド35は、その下方のホルダ36にボルト締めされ固着されてお り、ホルダ36はハウジング16aにガイドブッシュ37を介して上下に摺動自 在に配設されている。ホルダ36の下部にはシャフト38の一端が嵌装されてお り、シャフト38の他端はハウジング16aの外側に突設され、ナット40がダ ブルナットされて固着されている。シャフト38にはバネ39が周設され、この バネ39の上端はホルダ36の下面に当接されるとともに、バネ39の下端はハ ウジング16a内壁に当接されている。
【0029】 ホルダ36は、プレート16bにボルト締めされて固着されており、このプレ ート16bは上部のハウジング16cに同様にボルト締めされて固着されている 。ハウジング16cにも上記と同様にガイドブッシュ37を介してホルダ36が 配設されており、このホルダ36にもVガイド35と同様なVガイド34が配設 されている。Vガイド34、35はそれぞれフィードバー17の上部、下部のV 形状に応じたV形状の摺動面34a、35aを有しており、これら面34a、3 5aによりフィードバー17の上下を支承している。
【0030】 したがって、Vガイド35の接触面35aにフィードバー17による下向きの 荷重がかかると、荷重はバネ39の付勢力に打ち勝ち、ホルダ36とともにVガ イド35が下降する。プレート16bおよび上側のホルダ36は下側のホルダ3 6と一体に形成されているので、上記下降に応じてVガイド34も同様に下降す る。よって、Vガイド34、35が下降してもこれらは一体であるのでフィード バー17が確実に支承されたままとなる。なお、フィードバー17による荷重が 大きくなくなると、バネ39の付勢力が荷重に打ち勝ちVガイド34、35が上 昇する。バネ39の付勢力を変更するには、ナット40の固着位置を変更すれば よい。
【0031】 かかる構成のワーク搬送ロボット1では、フィードバー17が6角形状であり 、これを上下1対のV形状のガイドで保持するようにしたので、フィードバー1 7が高速で移動したとしても、これを確実に保持することができるのがわかる。 そして、スペースを取ることなく剛性が飛躍的に向上する。ここで、剛性はVガ イドローラ31のみを使用するだけでも従来より向上するが、Vガイドローラ3 1にかかる負担が大きいので耐久性の面で考慮する必要がある。
【0032】 すなわち、図5に示すように、フィンガ19はフィードバー17に対して直角 水平方向に長く、その先端にクランプしたワークWKによる荷重がかかるので、 大きなモーメントM1が発生する。このためモーメントM1に応じたねじれ荷重 がVガイドローラ31にかかり、ガイドローラ31の面圧が大きくなり、疲労が 大となる。
【0033】 そこで、Vガイド28、29および34、35を設けることにより上記ねじれ 荷重をこれらVガイドで受けるようにしてガイドローラ31の耐久性向上を図っ ている。
【0034】 また、フィードバーガイド14、15、16の左右両端に配設されたVガイド 34、35は上述するように上下動する構造であるため、よりVガイドローラ3 1の耐久性向上に寄与している。
【0035】 すなわち、図7は前述したものと異なりVガイド34、35がサイドガイド1 6に固設された場合を想定して、ロボット前面右方を示している。
【0036】 いま、クランプしたワークWKに応じてフィードバー17にはモーメントM´ 2が発生している。すると、Vガイド35は固設されているので、モーメントM ´2による荷重RA´をVガイド35で受けるとともに、サブガイド15の上側 のVガイドローラ31で受けることになる。このときのVガイドローラ31にか かる荷重RA´は、Vガイド35とサブガイド15のVガイドローラ31との距 離をL1とすると。モーメントの釣合の式から明らかに、 RA´=M´2/L1 …(1) となる。
【0037】 ここで、距離L1は、フィードバー17がVガイド35に侵入する際の衝撃音 を小さくするために小さな値となっている。よって、荷重RA´は大きく、Vガ イドローラ31の疲労が大となる。
【0038】 一方、図6は前述した上下動する構造のVガイド34、35の力学的関係を示 すものであり、同様にモーメントM2が発生するが、このモーメントM2による ねじれ荷重に応じてVガイド35は下降するので、直接荷重を受けることなく、 その隣のサブガイド15の下側のVガイドローラ31でモーメントM2に応じた 荷重RAを受けることになる。そして、その隣のガイド本体14の上側のVガイ ドローラ31で荷重RAを受けることとなり、結局、荷重RAは、サブガイド1 5のVガイドローラ31とガイド本体14のVガイドローラ31との距離をL2 として、 RA=M2/L2 …(2) となる。ここで、距離L2は上記距離L1に較べてはるかに大きいので、荷重R AはVガイド34、35が固定の場合に較べてはるかに小さくなり、Vガイドロ ーラ31の耐久性の向上が図られているのがわかる。
【0039】 さて、前述するようにワーク搬送ロボット1は図2に示すようなフィードモー ションで動作するが、プレス機械の機種に応じてその最大フィードストローク( 図2参照)は異なっている。したがって、プレスの機種に応じて最大フィードス トロークが異なるワーク搬送ロボット1を作成する必要がある。
【0040】 ここで、実施例によれば、フィードバーガイド本体14の長さが一定の1種類 のワーク搬送ロボット1および共通のサイドガイド16を生産するだけでよく、 あとは機種に応じた長さのサブガイド15およびフィードバー17を別途生産す ればよいのがわかる。
【0041】 フィードストロークが小さい機種の場合には、ガイド本体14にサイドガイド 16を固着して、これらガイド14、16の長さに応じたフィードバー17をガ イド14、16に装着する。また、フィードストロークが大きい機種の場合には 、ガイド本体14にフィードストロークに応じた長さのサブガイド15を固着し て、サブガイド15にサイドガイド16を固着するとともに、これらガイド14 、15、16の長さに応じたフィードバー17をガイド14、15、16に装着 する。このように、部品(ガイド本体14、サイドガイド16)の共通化により 量産効果が向上し、生産コストが低減される。
【0042】 なお、実施例では、フィードバー17として断面を6角形にしているが、これ に限定されることなく、断面の上部が上に凸のV形状であり、断面の下部が下に 凸のV形状となっている形状であれば任意である。
【0043】 また、実施例では、プレス加工ラインを想定しているが、これに限定されるこ となく、あらゆる機械加工ラインにおけるワーク搬送ロボットに適用することが できる。
【0044】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、フィードバーガイドが共通のものを量産 することができ生産コストが大幅に低減される。また、省スペースかつ高剛性の ワーク搬送ロボットを市場に提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係るワーク搬送ロボットの実施
例の構成を示す斜視図である。
【図2】図2は図1に示すワーク搬送ロボットのフィー
ドモーションを説明するために用いた図である。
【図3】図3は図1に示すフィードバーガイドの中心A
ーA断面を示す断面図である。
【図4】図4は図1に示すフィードバーガイドのBーB
断面を示す断面図である。
【図5】図5は図1に示すフィードバーガイドのCーC
断面示す断面図である。
【図6】図6は図1に示すフィードバーガイドの前面の
右方を示す図である。
【図7】図7は図6と同様の図であり、フィードバーガ
イドの左右両端部に設けられたVガイドの作用を説明す
るために用いた図である。
【符号の説明】
1 ワーク搬送ロボット 14 フィードバーガイド本体 15 サブガイド 16 サイドガイド 17 フィードバー 28 Vガイド 29 Vガイド 31 Vガイドローラ 34 Vガイド 35 Vガイド 39 バネ

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に対して上下方向に移動自在に
    配設されたフィードバーガイドと、このフィードバーガ
    イドに対して左右方向に移動自在に配設されたフィード
    バーと、このフィードバーに配設され、ワークをクラン
    プするクランパとを有し、加工機械で加工が終了したワ
    ークを前記クランパでクランプするとともに前記フィー
    ドバーガイドおよび前記フィードバーを移動させてつぎ
    の加工機械にワークを搬送するワーク搬送ロボットにお
    いて、 前記フィードバーガイドの左右両端面にそれぞれ取り付
    けられ、前記ワーク搬送ロボットのフィードストローク
    に応じて前記フィードバーガイドを延長するサブガイド
    を具え、 前記フィードストロークに応じた長さのサブガイドを前
    記フィードバーガイドの左右両端面にそれぞれ取り付け
    るとともに前記フィードストロークに応じた長さのフィ
    ードバーを前記フィードバーガイドおよび前記サブガイ
    ドにそれぞれ装着するようにしたワーク搬送ロボット。
  2. 【請求項2】 基台に対して上下方向に移動自在に
    配設されたフィードバーガイドと、このフィードバーガ
    イドに対して左右方向に移動自在に配設されたフィード
    バーと、このフィードバーに配設され、ワークをクラン
    プするクランパとを有し、加工機械で加工が終了したワ
    ークを前記クランパでクランプするとともに前記フィー
    ドバーガイドおよび前記フィードバーを移動させてつぎ
    の加工機械にワークを搬送するワーク搬送ロボットにお
    いて、 前記フィードバーの断面上部を、上に凸のV形状に、か
    つ断面下部を、下に凸のV形状にするとともに、前記フ
    ィードバーガイドの上下に前記フィードバーを支承する
    1対のVガイドローラを回動自在に配設するようにした
    ワーク搬送ロボット。
  3. 【請求項3】 前記フィードバーの断面は6角形で
    ある請求項2記載のワーク搬送ロボット。
  4. 【請求項4】 基台に対して上下方向に移動自在に
    配設されたフィードバーガイドと、このフィードバーガ
    イドに対して左右方向に移動自在に配設されたフィード
    バーと、このフィードバーに配設され、ワークをクラン
    プするクランパとを有し、加工機械で加工が終了したワ
    ークを前記クランパでクランプするとともに前記フィー
    ドバーガイドおよび前記フィードバーを移動させてつぎ
    の加工機械にワークを搬送するワーク搬送ロボットにお
    いて、 前記フィードバーの断面上部を、上に凸のV形状に、か
    つ断面下部を、下に凸のV形状にするとともに、前記フ
    ィードバーガイドの上下に前記フィードバーを支承する
    1対のVガイドローラを回動自在に配設し、さらに前記
    フィードバーガイドの左右両端部の上下に前記フィード
    バーを支承する1対のVガイドを配設するようにしたワ
    ーク搬送ロボット。
  5. 【請求項5】 前記1対のVガイドは、前記フィー
    ドバーによる荷重に応じて上下動するようバネを介して
    前記フィードバーガイドに配設されている請求項4記載
    のワーク搬送ロボット。
  6. 【請求項6】 基台に対して上下方向に移動自在に
    配設されたフィードバーガイドと、このフィードバーガ
    イドに対して左右方向に移動自在に配設されたフィード
    バーと、このフィードバーに配設され、ワークをクラン
    プするクランパとを有し、加工機械で加工が終了したワ
    ークを前記クランパでクランプするとともに前記フィー
    ドバーガイドおよび前記フィードバーを移動させてつぎ
    の加工機械にワークを搬送するワーク搬送ロボットにお
    いて、 前記フィードバーガイドの左右両端面にそれぞれ取り付
    けられ、前記ワーク搬送ロボットのフィードストローク
    に応じて前記フィードバーガイドを延長するサブガイド
    と、前記フィードバーガイドの左右両端面および前記サ
    ブガイドが前記フィードバーガイドの左右両端面に取り
    付けられた際の両サブガイド端面に取り付けられるサイ
    ドガイドとを具え、 前記フィードバーの断面上部を、上に凸のV形状に、か
    つ断面下部を、下に凸のV形状にするとともに前記フィ
    ードバーガイドおよび前記サブガイドの上下に前記フィ
    ードバーを支承する1対のVガイドローラを回動自在に
    配設し、さらに前記サイドガイドの上下に前記フィード
    バーを支承する1対のVガイドを配設し、 前記フィードストロークに応じた長さのサブガイドを前
    記フィードバーガイドの左右両端面にそれぞれ取り付
    け、これら取り付けられた両サブガイド端面に前記サイ
    ドガイドをそれぞれ取り付けるとともに、前記フィード
    ストロークに応じた長さのフィードバーを前記フィード
    バーガイド、前記サブガイドおよび前記サイドガイドに
    装着するようにしたワーク搬送ロボット。
  7. 【請求項7】 前記1対のVガイドは、前記フィー
    ドバーによる荷重に応じて上下動するようバネを介して
    前記サイドガイドに配設されている請求項6記載のワー
    ク搬送ロボット。
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