JPH0524248U - 工作機械のカバー装置 - Google Patents

工作機械のカバー装置

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JPH0524248U
JPH0524248U JP6597791U JP6597791U JPH0524248U JP H0524248 U JPH0524248 U JP H0524248U JP 6597791 U JP6597791 U JP 6597791U JP 6597791 U JP6597791 U JP 6597791U JP H0524248 U JPH0524248 U JP H0524248U
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JP
Japan
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cover
fixed
jig base
opening
fixed cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP6597791U
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English (en)
Inventor
悟 植村
英士 中村
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、工作機械の加工ユニット並びに治具
の前周囲を覆うカバー内において、切粉やクーラントの
飛散を加工位置の周囲で受け止め、カバー内や加工ユニ
ットをクーラントや切粉による汚損防止したカバー装置
を提供する。 【構成】前面の開口部を開閉する開閉扉6を有し、加工
ユニット2と治具ベース3の周囲全体を覆う外側カバー
5内で、治具ベース3上の両側並びに上面を包囲する固
定カバー10を治具ベース3に固定し、この固定カバー
10内にクーラント供給ノズル19を配置し、固定カバ
ー10の外側に両側面壁と天板とからなる可動カバー1
3を進退作動用駆動装置14によって前記加工ユニット
2の進退移動方向と同方向に進退移動可能に設け、前記
固定カバー10の天板前端に前記治具ベース3の直上近
傍まで開口する切欠凹部11を設けたことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機械において、ワーク加工時のクーラントや切粉の飛散防止並 びに作業者に対する安全性を確保するためのカバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マシニングセンタ等のNC工作機械においては、ワーク加工時のクーラントや 切粉の飛散防止並びに作業者に対する安全性を確保するために、図4で示すよう に、前面のの開口部を開閉する開閉扉6を有し、天板と両側面壁とによって加工 テーブル1上の加工ユニット2とワークWを保持する治具4を載置した治具ベー ス3周囲全体を覆うカバー5を備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
マシニングセンタ等のNC工作機械のように加工位置が自由に変えられ、加工 ユニットが進退移動するものにあっては、加工位置や加工ユニットに近接した位 置にカバーを配置することができないので、カバー5は前記の通り加工テーブル 1上の加工ユニット2並びに治具ベース3の周囲全体を大きく包囲している。そ のため、クーラントや切粉がカバー5内の全体の広範囲に飛散付着し、これを清 掃する作業が甚だ面倒である。
【0004】 本考案の目的は、前記従来の広範囲を覆うカバーの他に、加工位置の変更並び に加工ユニットが進退移動に支障なく加工位置や加工ユニットに近接した位置に 設置してクーラントや切粉カバーの飛散範囲を縮小したカバー装置を提供するこ とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の要旨は、前面に開口部と、この開口部を 開閉する開閉扉を有し、天板と両側面壁とによって加工ユニットと治具ベースの 周囲全体を覆う外側カバーを備えた工作機械において、前記外側カバー内で前記 治具ベースに固定され治具ベース上の両側並びに上面を包囲する両側面壁と天板 とからなる固定カバーと、この固定カバー内に設置されたクーラント供給装置と 、前記固定カバーの外側に前記加工ユニットの進退移動方向と同方向に進退移動 可能に設けられた両側面壁と天板とからなる可動カバーと、前記固定カバーに設 置された可動カバー進退作動用駆動装置とを備えたものである。
【0006】
【作用】
上記の構成により、外側カバー内で加工ユニットと治具ベースに近接して配置 された固定カバーに対し、加工位置の変更並びに加工ユニットが進退移動に対応 して可動カバーを可動カバー進退作動用駆動装置により伸縮移動させ、クーラン トや切粉カバーの飛散を固定カバーと可動カバーで受け止めを可能にした。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1は 加工テーブル、2は前記加工テーブル1上にY軸線方向に進退移動並びにX軸線 方向に移動可能に載置されている加工ユニットであり、Z軸線方向に昇降動可能 な主軸頭2aを備えている。2bは前記主軸頭2aに装着された工具である。
【0008】 3は前記加工ユニット2の前方の加工テーブル1上に固定された治具ベースで あり、この治具ベース3上には水平面内でモータ3bによって割出し回転するタ ーンテーブル3a有し、このターンテーブル3a上にはワークWを保持する治具 4が固設されている。また、この治具側部にはワークWを固定するワーク固定装 置22と、加工されたワークWを治具から取り外すワーク取出装置21が設置さ れている。
【0009】 図1において、5は従来より装備されている外側カバーを示し、6は前面の開 口部を開閉する開閉扉を示す。
【0010】 本考案は上記の構成において、前記治具ベース3上の両側並びに上面を包囲す る両側面壁と天板とからなる固定カバー10を治具ベース3に固設し、この固定 カバー10の外側に両側面壁と天板とからなる可動カバー13を前記加工ユニッ ト2の進退移動方向と同方向に進退移動可能に設ける。
【0011】 この可動カバー13の進退移動可能な設置構造としては、図2で示すように、 固定カバー10の天板上にガイドレール20を配置し、このガイドレール20に 可動カバー13を案内支持した構造である。また、可動カバー13の進退作動用 駆動装置は、固定カバー10の天板上にシリンダ14を可動カバー13の進退移 動軸方向に軸線を向けて配置し、このシリンダ14の作動ロッド15端と可動カ バー13に固定された結合部材16とを連結した構造である。
【0012】 前記固定カバー10の天板の前端には図3で示すように、治具4の直上近傍ま で開口する切欠凹部11が設けられ、両側壁の下端部には図1及び図3で示すよ うに、クーラント等の排出用のシュート12が設けられている。
【0013】 前記可動カバー13の天板の前端にも図3で示すように、切欠凹部17が設け られている。この切欠凹部17の空間面積は前記固定カバー10の切欠凹部11 の空間面積より小さくてよい。尚、可動カバー13の切欠凹部17は省略しても よい。
【0014】 さらに、前記固定カバー10の天板の下面奥端にクーラント供給管18が設置 され、このクーラント供給管18にはワークWの加工位置に向かってクーラント を散布する複数個のノズル19が設けられている。
【0015】 本考案は上記の通りの構造であるから、外側カバー5内において、固定カバー 10は治具4に極力近接して治具4の両側並びに上面を包囲し、可動カバ−13 はシリンダ14によって前記固定カバー10に対して主軸頭2aの進退方向と同 じ方向に進退移動して伸縮される。
【0016】 従って、主軸頭2aの工具を交換する時、または比較的長い工具で外側カバー 5に近い位置で加工を行う場合等は、シリンダ14を縮めて固定カバー10と可 動カバー13を重ね合せて、工具交換マガジン24が可動カバー13と干渉する ことを防止すると共に、クーラントや切粉が固定カバー10の切欠凹部11から 飛散するのを防止する。
【0017】 また、通常の加工時にはシリンダ14を伸ばして固定カバー10と可動カバー 13とで治具ベース3から加工ユニット2までの全域を覆うことによりクーラン トや切粉が飛散することを防止する。このようにワークWの加工位置の変更並び に加工ユニット2の進退移動に応じて可動カバー13を進退移動させることによ り、飛散するクーラントや切粉等は固定カバー10と可動カバー13とが受け止 めるため、外側カバー5への飛散付着が極度に低減する。
【0018】 また、固定カバー10と可動カバー13とが受け止めたクーラントや切粉等は 両側壁を伝って流下し、固定カバー10の両側下端のシュート12で捕集排出さ れる。
【0019】 さらに、治具4上のワークWの取り出し並びにセット作業に当たっては、固定 カバー10の天板の前端の切欠凹部11は勿論のこと、可動カバー13の天板の 前端にも切欠凹部17が設けられている場合、可動カバー13を図3の実線で示 すように、後退端に位置した状態でも両方の切欠凹部11、17がラップ空間を 形成しているため、作業者は固定カバー10並びに可動カバー13による頭上の 圧迫感なく外側カバー5の開口部から治具4への接近性が確保される。
【0020】 前記可動カバー13の天板の前端切欠凹部17が設けられていない場合には、 可動カバー13を前進端まで移動させることにより、固定カバー10の切欠凹部 11が全開され、前記と同様に作業者の頭上の圧迫感なく外側カバー5の開口部 から治具4への接近性の確保が得られる。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案は、前面の開口部を開閉する開閉扉を有し、加工ユニット と治具ベースの周囲全体を覆う外側カバー内で、治具ベース上の両側並びに上面 を包囲する固定カバーを治具ベースに固定し、この固定カバー内にクーラント供 給ノズルを配置し、前記固定カバーの外側に両側面壁と天板とからなる可動カバ ーを進退作動用駆動装置によって前記加工ユニットの進退移動方向と同方向に進 退移動可能に設けた構成であるから、飛散するクーラントや切粉は固定カバー並 びに可動カバーで受け止められ、外側カバーへの飛散付着が極度に低減すると共 に、加工ユニットをクーラントや切粉による汚損が防止される。従って、カバー 内や加工ユニットの清掃作業範囲が縮減するので短時間で清掃することができる
【提出日】平成4年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案は、前面の開口部を開閉する開閉扉を有し、加工ユニット と治具ベースの周囲全体を覆う外側カバー内で、治具ベース上の両側並びに上面 を包囲する固定カバーを治具ベースに固定し、この固定カバー内にクーラント供 給ノズルを配置し、前記固定カバーの外側に両側面壁と天板とからなる可動カバ ーを進退作動用駆動装置によって前記加工ユニットの進退移動方向と同方向に進 退移動可能に設けた構成であるから、飛散するクーラントや切粉は固定カバー並 びに可動カバーで受け止められ、外側カバーへの飛散付着が極度に低減すると共 に、加工ユニットをクーラントや切粉による汚損が防止される。従って、カバー 内や加工ユニットの清掃作業範囲が縮減するので短時間で清掃することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の断面側面図
【図2】同正面図
【図3】同平面図
【図4】従来のカバー装置の側面図
【符号の説明】
2 加工ユニット 3 治具ベース 4 治具 5 外側カバー 6 開閉扉 10 固定カバー 11 切欠凹部 13 可動カバー 14 シリンダ 18 クーラント供給管 19 ノズル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月14日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の断面側面図
【図2】同正面図
【図3】同平面図
【図4】従来のカバー装置の側面図
【符号の説明】 2 加工ユニット 3 治具ベース 4 治具 5 外側カバー 6 開閉扉 10 固定カバー 11 切欠凹部 13 可動カバー 14 シリンダ 18 クーラント供給管 19 ノズル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口部と、この開口部を開閉する
    開閉扉を有し、天板と両側面壁とによって加工ユニット
    と治具ベースの周囲全体を覆う外側カバーを備えた工作
    機械において、前記外側カバー内で前記治具ベースに固
    定され治具ベース上の両側並びに上面を包囲する両側面
    壁と天板とからなる固定カバーと、この固定カバー内に
    設置されたクーラント供給装置と、前記固定カバーの外
    側に前記加工ユニットの進退移動方向と同方向に進退移
    動可能に設けられた両側面壁と天板とからなる可動カバ
    ーと、前記固定カバーに設置された可動カバー進退作動
    用駆動装置とを備えたことを特徴とする工作機械のカバ
    ー装置。
JP6597791U 1991-07-26 1991-07-26 工作機械のカバー装置 Pending JPH0524248U (ja)

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JP6597791U JPH0524248U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 工作機械のカバー装置

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JPH0524248U true JPH0524248U (ja) 1993-03-30

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ID=13302575

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JP6597791U Pending JPH0524248U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 工作機械のカバー装置

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JP (1) JPH0524248U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60160396A (ja) * 1984-01-27 1985-08-21 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd 電流形インバ−タの制御装置
JPS6184466A (ja) * 1984-10-01 1986-04-30 Mazda Motor Corp 自動変速機の制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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